JP2004088952A - 共振型スイッチング電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換用トランスの漏れインダクタンスによる共振電圧の影響をなくし、二次側出力電圧を精度良く検出する。
【解決手段】電力変換用トランスT1の一次側に、二次巻線L2を備えた共振用コイルL1を設け、二次巻線L2の両端子をトランスT1の一次巻線と整流器RC2に接続する。二次巻線L2は電力変換用トランスT1の一次側巻線と逆極性で接続する。電力変換用トランスT1の一次側巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。したがって、共振用コイルL1に二次巻線L2を設け、二次巻線L2に生じる共振電圧が一次側共振電圧と等しくなるように、二次巻線L2の巻数を定める。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高電圧を出力する共振型スイッチング電源において、電力変換用トランスの一次側回路を用いて出力電圧を検出するのに好適な共振型スイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の共振型スイッチング電源の一例を図7に示す。図7に示すように、電力変換用トランスT1の一次側に、入力電圧Vinを交流に変換するスイッチング部1と直列共振用コンデンサC1を設ける。直列共振用コンデンサC1は、電力変換用トランスT1の一次巻線と共に、直列共振回路を構成する。電力変換用トランスT1の二次側には、整流器RC1と平滑用コンデンサC2が設けられ、二次側回路に流れる電流を整流し、平滑された電圧が出力電圧として負荷R1に供給される。
【0003】
図7において、スイッチング部1を前記直列共振回路(直列共振用コンデンサC1と電力変換用トランスT1の一次巻線)の共振周波数とほぼ等しい駆動パルスでオン/オフ制御することにより、電力変換用トランスT1の一次側に共振電流が流れ、電力変換用トランスT1の二次側に二次電流が流れ、二次側に安定化した出力が得られる。
【0004】
また、二次側回路に流れる電流値がPFM(Pulse Frequency Modulation)制御回路2に取り込まれ、PFM制御回路2は二次側回路に流れる電流を一定にするように、スイッチング部1をPFM制御する。
また、二次側出力電圧は、電圧検出変換用トランスT2と整流器CR2と平滑用コンデンサC3と抵抗R2を介して検出され、メータ3に表示される。
【0005】
なお、この従来技術では、図示していないが、二次側出力電圧の調整に用いる基準電圧設定用のボリームをPFM制御回路2の前段に設けている。二次側出力電圧はメータ3に表示されるので、オペレータがメータ3を視認しつつ、前記ボリームを調整して基準電圧を調整することにより、二次側出力電圧を設定することが可能である。これは、例えば、複数台の共振型スイッチング電源をシリーズに接続して運転する場合、各共振型スイッチング電源の負荷に応じて電圧を設定するときに用いる。各負荷に流れる電流は、前記したようにPFM制御回路2によって適切に制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来技術には、次のような問題点がある。
第1に、電力変換用トランスT1の二次側回路の出力電圧が高いと、電力変換用トランスT1の一次側回路と二次側回路の絶縁耐圧が非常に高くなるという問題が生じる。同様に、電力変換用トランスT1の二次側回路と電圧検出変換用トランスT2、整流器RC2等の回路の絶縁耐圧が非常に高くなるという問題が生じる。その結果、電力変換用トランスT1の二次側回路の出力電圧を、電力変換用トランスT1の二次側に設けた電圧検出変換用トランスT2を用いて検出することが困難になる。
【0007】
第2に、電力変換用トランスT1の二次側回路の出力電圧を、電力変換用トランスT1の二次側に設けた電圧検出変換用トランスT2を用いて検出することが困難であるなら、電力変換用トランスT1の一次巻線の電圧から電力変換用トランスT1の二次側回路の出力電圧を求めればよい。しかし、電力変換用トランスT1の一次側回路に共振回路が設けられている共振型スイッチング電源の場合、一次側回路に共振電流が流れたとき、電力変換用トランスT1の漏れインダクタンスに起因して共振電圧が発生し、この共振電圧の影響で一次側電圧の電圧検出の精度が低下し、その結果、二次側出力電圧の検出の精度が低下する。
【0008】
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑み為されたもので、共振型スイッチング電源において、電力変換用トランスの一次側回路から電力変換用トランスの二次側回路の出力電圧を求める場合、前記共振電圧の影響をなくし、二次側出力電圧を精度良く検出することが可能な共振型スイッチング電源を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明によれば、電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻線と、前記電圧検出用巻線と前記電力変換用トランスの一次巻線とを、両巻線の起電力が逆極性になるように直列接続する構成とを含んでいることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の共振型スイッチング電源において、前記電圧検出用巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサに並列に接続された抵抗とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の共振型スイッチング電源において、前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻に生じる電圧を電力変換用トランスの一次側回路から電気的に絶縁する低耐圧トランスを設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の共振型スイッチング電源において、前記低耐圧トランスの二次巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサに並列に接続された抵抗とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、前記直列共振用インダクタンスの両端子に一次巻線が接続され、かつ前記電力変換用トランスの一次巻線と二次巻線とを逆極性で直列接続した電圧検出変換用トランスとを含んで構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明によれば、電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻線と、前記電力変換用トランスの一次巻線の両端子に一次巻線が逆極性で直列接続され、かつ前記電圧検出用巻線と二次巻線とが逆極性で直列接続された電圧検出変換用トランスとを含んで構成されることを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は請求項6記載の共振型スイッチング電源において、前記電圧検出変換用トランスの二次巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗とを備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、前記電力変換用トランスの一次側に設けられた電圧検出用巻線と、前記直列共振用インダクタンスの両端子と前記電圧検出用巻線の両端子とを逆極性で接続する構成を有することを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の共振型スイッチング電源において、前記直列共振用インダクタンスの両端子と前記電圧検出用巻線の両端子とを逆極性で接続した2つの接続線間に生じる電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の発明によれば、電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、前記直列共振用インダクタンスに付設された第1の電圧検出用巻線と、前記電力変換用トランスの一次側に設けられた第2の電圧検出用巻線と、前記第1の電圧検出用巻線と前記第2の電圧検出用巻線とを逆極性で接続する構成を有することを特徴とする。
【0016】
請求項11記載の発明によれば、請求項10記載の共振型スイッチング電源において、前記第1の電圧検出用巻線と前記第2の電圧検出用巻線とを逆極性で接続して得られる2つの接続線間に生じる電圧を整流する整流器と、前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗とを備えることを特徴とする。
【0017】
請求項1〜11に記載の発明によれば、共振型スイッチング電源において、一次側回路に共振電流が流れたとき、電力変換用トランスT1の漏れインダクタンスに起因して発生する共振電圧をキャンセルすることができる。その結果、一次側電圧の電圧検出を高精度で行なうことができ、かつ、二次側出力電圧の検出を高精度で行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す回路図である。図1に示す第1の実施の形態は、請求項1、2に記載する発明に対応する。図1において、図7に示す従来技術と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図1では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。図1に示す第1の実施の形態が図7に示す従来技術と異なるのは、次の点である。
【0019】
すなわち、電圧検出変換用トランスT2を設けることなく、電力変換用トランスT1の一次側に、二次巻線L2を備えた共振用コイルL1を設け、前記二次巻線L2の両端子をトランスT1の一次巻線と整流器RC2に接続したことである。ここで、前記二次巻線L2は電力変換用トランスT1の一次巻線と逆極性で接続する。
【0020】
また、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。したがって、共振用コイルL1に二次巻線L2を設け、前記二次巻線L2に生じる共振電圧が前記一次側共振電圧と等しくなるように、前記二次巻線L2の巻線を定める。
第1の実施の形態によれば、電力変換用トランスT1の一次側に生じる共振電圧と前記二次巻線L2に生じる共振電圧が逆極性で、かつ大きさが等しくなるため、共振電圧をキャンセルすることができる。
【0021】
その結果、抵抗R2の両端の電圧として出力される検出電圧は、高精度のものとなる。また、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。前記検出電圧は、電力変換用トランスT1の巻数比を考慮すれば、負荷R1に対する出力電圧になる。
【0022】
図2は、本発明の第2の実施の形態を示す回路図である。図2に示す第2の実施の形態は、請求項3、4に記載する発明に対応する。図2において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図2では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。第2の実施の形態において、電力変換用トランスT1の一次側に生じる共振電圧をキャンセルする原理は、第1の実施の形態と同様である。
【0023】
図2に示す第2の実施の形態が図1に示す第1の実施の形態と異なるのは、次の点である。
すなわち、第2の実施の形態においては、電力変換用トランスT1の一次側回路と出力電圧検出回路とを切り離すため、低耐圧絶縁トランスT3を設けている。これによって、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。
【0024】
図3は、本発明の第3の実施の形態を示す回路図である。図3に示す第3の実施の形態は、請求項5、7に記載する発明に対応する。図3において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図3では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。図3に示す第3の実施の形態が図1に示す第1の実施の形態と異なるのは、次の点である。
【0025】
すなわち、第3の実施の形態において、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。したがって、電圧検出変換用トランスT2の一次側共振電圧と等しくなるように、電圧検出変換用トランスT2の巻数比を決定し、電圧検出変換用トランスT2の二次巻線をトランスT1の一次巻線と逆極性で直列に接続する。これにより、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧をキャンセルすることができる。したがって、抵抗R2の両端の電圧として出力される検出電圧は、高精度のものとなる。また、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。さらに、前記検出電圧は、電力変換用トランスT1の巻数比と電圧検出変換用トランスT2の巻数比とを考慮すれば、負荷R1に対する出力電圧になる。
【0026】
図4は、本発明の第4の実施の形態を示す回路図である。図4に示す第4の実施の形態は、請求項6、7に記載する発明に対応する。図4において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図4では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。図4に示す第4の実施の形態が図1に示す第1の実施の形態と異なるのは、次の点である。
【0027】
すなわち、第4の実施の形態において、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。したがって、一次側共振電圧と等しくなるように電圧検出変換用トランスT2の巻線比を決定し、電圧検出変換用トランスT2の二次側をトランスT1の一次巻線と逆極性で直列に接続する。これにより、共振電圧がキャンセルできる。したがって、抵抗R2の両端の電圧として出力される検出電圧は、高精度のものとなる。また、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。前記検出電圧は、電力変換用トランスT1の巻数比と電圧検出変換用トランスT2の巻数比とを考慮すれば、負荷R1に対する出力電圧になる。
【0028】
図5は、本発明の第5の実施の形態を示す回路図である。図5に示す第5の実施の形態は、請求項8、9に記載する発明に対応する。図5において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図5では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。
図5に示す第5の実施の形態が図1に示す第1の実施の形態と異なるのは、次の点である。
【0029】
すなわち、第5の実施の形態において、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。したがって、共振用コイルL1と同等になるような電圧検出用巻線を電力変換用トランスT1の一次側に設けて、それぞれ逆極性で直列に接続することにより、共振電圧がキャンセルできる。したがって、抵抗R2の両端の電圧として出力される検出電圧は、高精度のものとなる。また、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。
【0030】
このように取り出した検出電圧は、トランスT1の二次側電圧と相似となり、電力変換用トランスT1の巻数比を考慮すれば、負荷R1に対する出力電圧を高精度で検出すること可能になる。
図6は、本発明の第6の実施の形態を示す回路図である。図6に示す第6の実施の形態は、請求項10、11に記載する発明に対応する。図6において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、図6では、従来技術で説明したPFM制御回路2(図7参照)を省略している。
【0031】
すなわち、第6の実施の形態において、電力変換用トランスT1の一次巻線に発生する共振電圧は、共振用コイルL1に発生する共振電圧と相似である。
したがって、前記共振電圧と同等な電圧を出力する電圧検出用巻線を電力変換用トランスT1の一次側に設け、共振用コイルL1の二次巻線L2に発生する電圧と相似になるように、それぞれ巻数を決定し、逆極性で直列に接続することにより、共振電圧がキャンセルできる。したがって、抵抗R2の両端の電圧として出力される検出電圧は、高精度のものとなる。また、検出電圧を電圧判別回路等の信号処理回路に容易に入力することができる。電圧判別回路等の信号処理回路としては、例えば、検出電圧が高すぎたり、逆に低すぎた場合、アラームを発生するものなどが考えられる。
【0032】
このように取り出した検出電圧は、トランスT1の二次側電圧と相似となり、電力変換用トランスT1の巻数比を考慮すれば、負荷R1に対する出力電圧を高精度で検出すること可能になる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、共振型スイッチング電源において、電力変換用トランスの一次側回路から電力変換用トランスT1の二次側回路の出力電圧を求める場合、電力変換用トランスの一次巻線の漏れインダクタンスにより生じる共振電圧の影響をなくし、二次側の出力電圧を精度良く検出することが可能な共振型スイッチング電源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す回路図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す回路図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す回路図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す回路図である。
【図7】従来の共振型スイッチング電源の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 スイッチング部
2 PFM(Pulse Frequency Modulation)制御回路
C1 直列共振用コンデンサ
C2,C3 平滑用コンデンサ
L1 共振用コイル
L2 二次巻線
T1 電力変換用トランス
T2 電圧検出変換用トランス
T3 低耐圧絶縁トランス
RC1,RC2 整流器
R1 負荷
R2 抵抗

Claims (11)

  1. 電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、
    前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、
    前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻線と、
    前記電圧検出用巻線と前記電力変換用トランスの一次巻線とを、両巻線の起電力が逆極性になるように直列接続した
    構成を有することを特徴とする共振型スイッチング電源。
  2. 請求項1記載の共振型スイッチング電源において、
    前記電圧検出用巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗と
    を備えることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  3. 請求項1記載の共振型スイッチング電源において、
    前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻線に生じる電圧を電力変換用トランスの一次側回路から電気的に絶縁する低耐圧トランスを設けたことを特徴とする共振型スイッチング電源。
  4. 請求項3記載の共振型スイッチング電源において、
    前記低耐圧トランスの二次巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗と
    を備えることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  5. 電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、
    前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、
    前記直列共振用インダクタンスの両端子に一次巻線が接続され、かつ前記電力変換用トランスの一次巻線と二次巻線とを逆極性で直列接続した電圧検出変換用トランスと
    を含んで構成されることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  6. 電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、
    前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、
    前記直列共振用インダクタンスに付設された電圧検出用巻線と、
    前記電力変換用トランスの一次巻線の両端子に一次巻線が逆極性で直列接続され、かつ前記電圧検出用巻線と二次巻線とが逆極性で直列接続された電圧検出変換用トランスと
    を含んで構成されることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  7. 請求項5又は請求項6記載の共振型スイッチング電源において、
    前記電圧検出変換用トランスの二次巻線の両端子に生じる電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサに並列と接続された抵抗と
    を備えることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  8. 電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、
    前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、
    前記電力変換用トランスの一次側に設けられた電圧検出用巻線と、
    前記直列共振用インダクタンスの両端子と前記電圧検出用巻線の両端子とを逆極性で接続する
    構成を有することを特徴とする共振型スイッチング電源。
  9. 請求項8記載の共振型スイッチング電源において、
    前記直列共振用インダクタンスの両端子と前記電圧検出用巻線の両端子とを逆極性で接続した2つの接続線間に生じる電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗と
    を備えることを特徴とする共振型スイッチング電源。
  10. 電力変換用トランスの一次側に直列共振回路を設け、前記電力変換用トランスの二次側出力電圧を電力変換用トランスの一次側回路を用いて検出する共振型スイッチング電源において、
    前記一次側回路に設けられた直列共振用インダクタンスと、
    前記直列共振用インダクタンスに付設された第1の電圧検出用巻線と、
    前記電力変換用トランスの一次側に設けられた第2の電圧検出用巻線と、
    前記第1の電圧検出用巻線と前記第2の電圧検出用巻線とを逆極性で接続する
    構成を有することを特徴とする共振型スイッチング電源。
  11. 請求項10記載の共振型スイッチング電源において、
    前記第1の電圧検出用巻線と前記第2の電圧検出用巻線とを逆極性で接続して得られる2つの接続線間に生じる電圧を整流する整流器と、
    前記整流器の出力を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサと並列に接続された抵抗と
    を備えることを特徴とする共振型スイッチング電源。
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