JP6352327B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、採血管などにラベルを貼付するラベル貼付装置に関する。
病院や受診者数の比較的多い診療所などでは、血液検査のための採血作業を円滑に進められるよう、受診者ごとに採血に用いられる採血管を準備する採血管準備装置が使用されている。
採血管準備装置は、医師などが操作する端末と通信可能に接続されており、端末で受診者ID(識別番号)や検査項目などの採血情報が入力されると、その採血情報が端末から採血管準備装置に送信される。採血管準備装置では、受信した採血情報に基づいて、複数本の採血管を収容するストッカから採血に必要な採血管が取り出される。採血管準備装置には、ラベル貼付装置が備えられており、ストッカから取り出された採血管には、採血管を識別するための識別情報を印字したラベルが貼付される。
ラベル貼付装置には、ストッカから取り出された採血管が導入され、移送機構により、その採血管がラベル貼付位置まで移送される。採血管がラベル貼付位置に到達すると、複数のローラによって採血管の周面が挟持される。その一方で、採血情報から識別情報が取得され、識別情報が剥離紙上のラベルに印字される。そして、採血管がラベル貼付位置でローラにより回転されつつ、印字済みのラベルが剥離紙から剥離されて、そのラベルが採血管の周面とローラとの間に差し入れられることにより、採血管の回転に伴って、ラベルが採血管の周面に巻き付くように貼付される。
特許2871502号公報
ラベル貼付装置に導入される採血管をラベル貼付位置まで移送する移送機構としては、案内レールに沿って昇降可能な移送台に採血管を載せて搬送する形態のものや、搬送ベルト上に採血管を載せて搬送する形態のものなど、種々の形態のものが採用されている。しかしながら、いずれの移送機構も、構成が複雑かつモータなどの駆動源を必要とするものであり、ラベル貼付装置のサイズおよびコストの低減を妨げる要因となっている。
本発明の目的は、サイズおよびコストの低減を図ることができる、ラベル貼付装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るラベル貼付装置は、開口端にキャップが取り付けられた管状容器の周面にラベルを貼付するラベル貼付装置であって、水平方向および鉛直方向に対して傾斜する案内スロープを有し、管状容器が案内スロープに摺擦しつつ自重で落下することにより、管状容器をラベル貼付位置に案内する案内部材と、ラベル貼付位置に案内される管状容器のキャップを係止させて、管状容器をラベル貼付位置に停止させるストッパと、ラベル貼付位置に停止した管状容器の周面に当接し、ラベル貼付位置で管状容器を管状容器の中心線まわりに回転させるローラと、管状容器の周面とローラの周面との間に向けて、管状容器の周面側に粘着面を有するラベルを送り出すラベル送出機構とを含む。
この構成によれば、管状容器が案内部材の案内スロープに摺擦しつつ落下することにより、その管状容器がラベル貼付位置へ案内される。管状容器がラベル貼付位置に到着すると、管状容器のキャップがストッパに係止され、管状容器がラベル貼付位置で停止する。その後、管状容器の周面に当接するローラの回転により、ラベル貼付位置で管状容器がその中心線まわりに回転される。そして、管状容器の周面とローラの周面との間にラベルが送り出されることにより、ラベルが先端から順に管状容器の周面に巻き付くように貼付されていく。
本発明に係るラベル貼付装置には、管状容器のラベル貼付位置への移送に管状容器の自重が利用され、かつ、管状容器が案内部材の案内スロープに摺擦することによりラベル貼付位置へ案内される簡素な構成が採用されている。そのため、管状容器を移送するための駆動源および複雑な機構が不要であり、ラベル貼付装置のサイズおよびコストの低減を図ることができる。
ラベル貼付装置は、案内部材に案内される管状容器の移動方向の下流側に下り傾斜する支持スロープおよび移動方向の上流側の端部に支持スロープと交差する係止端面を有し、ラベル貼付位置で管状容器の周面を支持スロープによって下側から支持する支持部材をさらに含む構成であって、ストッパは、支持部材の係止端面であってもよい。
この構成を採用することにより、ストッパを簡素に構成することができ、ラベル貼付装置のサイズおよびコストを一層低減することができる。
支持スロープの移動方向の上流側の端縁は、案内スロープの移動方向の下流側の端縁に対して管状容器が通過する空間側にすれており、係止端面は、支持スロープと直交し、管状容器の開口端と反対側の底部は、半球状に形成されており、案内スロープと支持スロープとの間で係止端面と平行をなす方向に生じる段差は、管状容器の他端部の半径よりも小さいことが好ましい。
この構成では、案内スロープ上を管状容器がその底部を下側に向けて落下(滑落)する途中で、管状容器の底部が支持部材の係止端面と支持スロープとがなす角に当接した後、その角を底部が良好に乗り越えることができ、管状容器をラベル貼付位置(支持スロープ上)に良好に到達させることができる。
本発明によれば、管状容器を移送するための駆動源および複雑な機構が不要であり、ラベル貼付装置のサイズおよびコストの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置の外観構成を図解的に示す斜視図である。 ラベル貼付装置の内部構成を図解的に示す図であり、案内スロープの傾斜方向から見た図である。 ラベル貼付装置の内部構成を図解的に示す図であり、ラベル貼付装置の長手方向から見た図である。 ラベル貼付装置の電気的構成を示すブロック図である。 ラベル貼付処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<外観構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置1の外観構成を図解的に示す斜視図である。
ラベル貼付装置1は、受診者ごとに採血に用いられる採血管2を準備する採血管準備装置に組み込まれている。採血管準備装置では、医師などが操作する端末から受信した採血情報に基づいて、複数本の採血管2を収容するストッカから採血に必要な採血管2が取り出される。ラベル貼付装置1では、ストッカから取り出された採血管2に、その採血管2を識別するための識別情報(受診者ID(識別番号)、検査項目など)を印字したラベルが貼付される。
採血管2は、管本体21およびキャップ22を備えている。管本体21は、略円筒状の周面を有し、一端が開放された開口端として形成され、他端が半球状の底部23によって閉鎖されている。管本体21の周面には、図示されていないが、ラベル貼付装置1によって貼付されるラベルと別のラベル(既存ラベル)が既に貼付されている。キャップ22は、管本体21の開口端に取り付けられる。キャップ22は、管本体21の外周面よりも大径の外周面を有している。そのため、管本体21にキャップ22が取り付けられた状態で、管本体21の外周面とキャップ22の外周面との間には、段差が生じている。
また、ラベル貼付装置1は、装置本体3および案内部材4を備えている。
装置本体3は、略直方体状の外形を有している。装置本体3の長手方向の一方側の下端部は、略矩形状に切り欠かれており、これにより生じた空間31には、ラベル貼付後の採血管2を受けるためのトレイT(図3参照)を配置することができる。すなわち、装置本体3の長手方向の一方側の下端部には、トレイTを配置するためのトレイ配置部31が形成されている。また、トレイ配置部31の上方には、装置本体3の長手方向および上下方向の両方向と直交する方向(以下「幅方向」という。)の一方側の上端部を略矩形状に切り欠くことにより、案内部材4が配置される空間32が形成されている。
案内部材4は、採血管2を装置本体3内に設定されたラベル貼付位置P(図2および図3参照)に案内するための部材である。案内部材4の上端部および下端部は、それぞれ空間32の外部および装置本体3の内部に配置され、案内部材4は、空間32において上下方向および幅方向に対して傾斜状に延びている。案内部材4は、上下方向および幅方向に対して傾斜する案内スロープ41と、案内スロープ41の傾斜方向に延びる両端縁からそれぞれ上方に立ち上がる側面42とを有している。案内スロープ41は、平面または下側に凹む緩やかな円弧状面として形成されている。案内スロープ41の水平方向(幅方向)に対する傾斜角は、たとえば、20〜60°の範囲内に設定され、好ましくは、35〜45°の範囲内に設定される。
採血管準備装置では、ストッカから取り出された採血管2が自動的に案内スロープ(案内面)41上に配置される。このとき、採血管2は、キャップ22が上側に向けられる。案内スロープ41上に配置された採血管2は、その自重により、管本体21およびキャップ22が案内スロープ41に摺擦しつつ落下(滑落)し、装置本体3内のラベル貼付位置Pに向けて移動する。
なお、案内スロープ41の傾斜角は、案内スロープ41と採血管2の管本体21およびキャップ22の形状や摩擦係数などを考慮して、案内スロープ41上を滑落する採血管2の速度が適切な速度、すなわち、キャップ22が案内スロープ41上で止まらず、かつ、後述するように、キャップ22の端面が係止端面56に当接して係止される速度となるように設定(設計)されるとよい。
<内部構成>
図2は、ラベル貼付装置1の内部構成を図解的に示す図であり、案内スロープ41の傾斜方向から見た図である。図3は、ラベル貼付装置1の内部構成を図解的に示す図であり、ラベル貼付装置1の長手方向から見た図である。
ラベル貼付装置1は、支持部材51、主ローラ52、副ローラ53および押さえローラ54を備えている。
支持部材51は、初期位置において、案内部材4に対して採血管2の移動方向の下流側に配置されている。支持部材51は、板状をなし、採血管2の移動方向の下流側に下り傾斜するよう延在されている。支持部材51は、採血管2の移動方向の下流側に下り傾斜する支持スロープ55と、支持スロープ55の案内部材4側(採血管2の移動方向の上流側)の端縁の全幅から支持スロープ55と交差する方向に延びる係止端面56とを有している。支持スロープ55は、平面または下側に凹む緩やかな円弧状面として形成されている。支持スロープ55の水平方向に対する傾斜角は、たとえば、20〜60°の範囲内に設定され、好ましくは、35〜45°の範囲内であって、案内スロープ41よりも少し大きい傾斜角(たとえば、案内スロープ41よりも0〜5°大きい傾斜角)に設定される。
支持スロープ55の案内部材4側の端縁は、図3に示されるように、案内スロープ41の支持部材51側(採血管2の移動方向の下流側)の端縁に対して、案内スロープ41の傾斜方向と直交する方向における採血管2が通過する空間側にずれている。これにより、案内スロープ41と支持スロープ55との間では、支持部材51の係止端面56と平行をなす方向に段差が生じている。この段差は、管本体21の半球状の底部23の半径より小さく、管本体21の外周面とキャップ22の外周面との間に生じている段差以上であることが好ましい。
主ローラ52は、支持スロープ55に対して間隔を空けて対向配置されている。主ローラ52と支持スロープ55との間に、ラベル貼付位置Pが設定されている。主ローラ52は、円柱状のローラ本体57と、ローラ本体57の中心線上を延びるローラ軸58とを一体的に備えている。ローラ軸58は、装置本体3に固定的に設けられたブラケット59に回転可能に保持されて、支持スロープ55と同じ傾斜角で傾斜している。
ローラ軸58の一端部(たとえば、上端部)には、受動ギヤ61が固定されている。受動ギヤ61には、駆動ギヤ62が噛合している。駆動ギヤ62は、ローラ回転用モータ63の駆動軸に固定されている。なお、ローラ回転用モータ63の駆動軸からローラ軸58に駆動力を伝達する構成は、かかるギヤ機構に限らず、ローラ回転用モータ63の駆動軸とローラ軸とにベルトを巻き掛けた構成であってもよい。
副ローラ53は、図2に示されるように、ブラケット59に固定された1対の固定アーム64に回転可能に保持されている。1対の固定アーム64は、支持スロープ55の傾斜方向に間隔を空けて配置され、副ローラ53は、その1対の固定アーム64間に配置されている。副ローラ53の回転軸線は、主ローラ52のローラ軸58の回転軸線と同じ傾斜角、つまり支持スロープ55と同じ傾斜角で傾斜している。
押さえローラ54は、1対の揺動アーム65に回転可能に保持されている。1対の揺動アーム65は、それぞれ主ローラ52のローラ軸58に回動可能に支持され、支持スロープ55の傾斜方向に間隔を空けて配置されている。押さえローラ54は、1対の揺動アーム65間に配置されている。押さえローラ54の回転軸線は、主ローラ52のローラ軸58の回転軸線と同じ傾斜角、つまり支持スロープ55と同じ傾斜角で傾斜している。
一方の揺動アーム65には、ローラ軸58に外嵌されたトルクリミッタ66のアウタレース(外輪)が固定されている。トルクリミッタ66は、アウタレースに対してインナレース(内輪)が回転するときに一定のトルクまでは伝達する。そのため、揺動アーム65が揺動自在な状態では、ローラ軸58(主ローラ52)の正転回転により、揺動アーム65が正転方向に回動し、ローラ軸58の逆転回転により、揺動アーム65が逆転方向に回動する。
揺動アーム65の正転方向の回動により、ラベル貼付位置Pに配置される採血管2の管本体21の周面に押さえローラ54を押し付けることができ、揺動アーム65の逆転方向の回動により、その管本体21の周面から押さえローラ54を離間させることができる。揺動アーム65の正転方向の回動時に、押さえローラ54が管本体21の周面に当接し、揺動アーム65の回動が停止すると、トルクリミッタ66の働きにより、押さえローラ54が管本体21の周面にそれ以上の力で押し付けられることが抑制される。押さえローラ54が管本体21の周面に押し付けられることにより、管本体21の周面が主ローラ52(ローラ本体57)および副ローラ53に押し付けられ、採血管2が主ローラ52、副ローラ53および押さえローラ54に回転可能に保持される。
また、ラベル貼付装置1は、ラベルロールRを保持するロール保持部71と、ラベルロールRの剥離紙SからラベルLを剥離させるためのストリッパ72と、ラベルLが剥離された後の剥離紙Sを巻き取って回収する剥離紙回収軸73とを備えている。ラベルロールRは、長尺状の剥離紙Sの一方面上に多数のラベルLが等間隔を空けて貼着されて、剥離紙Sが円筒状のロール芯にラベルLが外側に向くように巻回されて構成されている。
ロール保持部71は、装置本体3内における長手方向の他方側、つまりトレイ配置部31側と反対側に配置されている。ロール保持部71は、ラベルロールRのロール芯に挿入されるロール保持軸74を備えている。ラベルロールRのロール芯がロール保持軸74に遊びを有して外嵌されることにより、ラベルロールRがロール保持軸74に回転可能に保持される。ロール保持軸74は、支持スロープ55と同じ傾斜角で傾斜している。
ストリッパ72は、ロール保持部71とラベル貼付位置Pとの間に配置され、装置本体3の長手方向に延びる略平板状をなしている。また、ストリッパ72は、支持スロープ55と同じ傾斜角で傾斜している。ストリッパ72のラベル貼付位置P側の端部は、主ローラ52(ローラ本体57)のラベル貼付位置P側の端と装置本体3の長手方向に対向している。
剥離紙回収軸73は、ロール保持部71とストリッパ72との間であって、ストリッパ72に対してロール保持軸74側に配置されている。剥離紙回収軸73には、印字用モータ75(図4参照)の駆動力が入力される。ロール保持部71に保持されたラベルロールRから引き出される剥離紙Sは、ストリッパ72に向けて延び、ストリッパ72のラベル貼付位置P側の端部で剥離紙回収軸73側に回り込むことにより、鋭角的に折り返されて、剥離紙回収軸73に接続される。
また、ラベル貼付装置1は、印字ユニット76を備えている。印字ユニット76は、ロール保持部71とストリッパ72との間に配置されている。印字ユニット76は、剥離紙SのラベルL側の面に対向する印字ヘッド(サーマルヘッド)77と、印字ヘッド77と剥離紙Sを挟んで対向するプラテンローラ78とを備えている。プラテンローラ78には、印字用モータ75の駆動力が入力される。
<電気的構成>
図4は、ラベル貼付装置1の電気的構成を示すブロック図である。
ラベル貼付装置1は、ローラ回転用モータ63、印字用モータ75および印字ヘッド77の駆動を制御するための制御部81を備えている。制御部81は、たとえば、CPUおよびメモリなどを含む構成のマイコン(マイクロコントローラ)からなる。
制御部81には、ラベルエッジセンサ82の検出信号が入力される。ラベルエッジセンサ82は、ラベル貼付位置Pに配置される採血管2の管本体21の周面と対向する位置に配置され、管本体21の周面を検出対象として、その周面の透明度に応じた検出信号を出力する。
また、ラベル貼付装置1が備えられる採血管準備装置は、医師などが操作する端末(図示せず)と通信可能に接続されている。端末で受診者ID(識別番号)や検査項目などの採血情報が入力されると、その採血情報が端末から採血管準備装置の制御部に送信される。そして、採血管準備装置の制御部により、端末から受信した採血情報に基づいて、ストッカから採血に必要な採血管2が取り出されるとともに、その採血管2の識別情報が制御部81に入力される。
<貼付動作>
図5は、ラベル貼付処理の流れを示すフローチャートである。
ラベル貼付装置1の電源が投入されている間、制御部81により、図5に示されるラベル貼付処理が繰り返し実行される。
ラベル貼付処理では、まず、制御部81により、採血管2がラベル貼付位置Pに到達したか否かが判断される(ステップS1)。採血管2がラベル貼付位置Pに到達すると、ラベルエッジセンサ82から出力される検出信号が変化するので、その変化に基づいて、採血管2がラベル貼付位置Pに到達したか否かを判断することができる。また、ラベル貼付位置Pにおける採血管2の有無に応じてオン/オフが切り替わるマイクロスイッチが設けられて、そのマイクロスイッチのオン/オフに基づいて、採血管2がラベル貼付位置Pに到達したか否かが判断されてもよい。
図3に示されるように、支持部材51が初期位置に位置する状態では、案内スロープ41と支持スロープ55との間に段差が生じており、その段差(案内スロープ41の支持部材51側の端縁に対する係止端面56の突出量)が採血管2の管本体21の底部23の半径より小さい。そのため、採血管2が案内スロープ41に摺擦しつつ落下する途中、底部23が支持スロープ55と係止端面56とがなす角に当接した後、その角を底部23が乗り越える。底部23が角を乗り越えた後は、キャップ22が案内スロープ41に摺擦し、管本体21が支持スロープ55に摺擦しつつ、採血管2がさらに移動する。そして、採血管2(管本体21)がラベル貼付位置Pに到着すると、キャップ22の端面が係止端面56に当接して係止され、採血管2がラベル貼付位置Pで停止する。
なお、指示スロープ55が案内スロープ41よりも少し大きい傾斜角に設計されている構成では、採血管2の管本体21の底部23付近にバリが生じていても、バリが係止端面56に引っ掛かることを抑制でき、底部23が支持スロープ55と係止端面56とがなす角を乗り越えられない不具合の発生を抑制することができる。
採血管2がラベル貼付位置Pに到達すると(ステップS1のYES)、次に、制御部81により、ローラ回転用モータ63が駆動されて、ローラ軸58(主ローラ52)が正転方向に回転される。ローラ軸58の正転回転により、揺動アーム65が正転方向に回動し、ラベル貼付位置Pに停止している採血管2の管本体21の周面に押さえローラ54が押し付けられる、これにより、管本体21の周面が主ローラ52(ローラ本体57)および副ローラ53に押し付けられ、採血管2が主ローラ52、副ローラ53および押さえローラ54に回転可能に保持される。また、主ローラ52の回転により、採血管2が中心線まわりに回転する。このとき、副ローラ53および押さえローラ54は、採血管2の回転に従動して回転する。
その一方で、制御部81により、ラベルエッジセンサ82の検出信号が参照されて、管本体21の周面に既に貼着されている既存ラベルにおける回転方向下流側のエッジが検出されたか否かが判断される(ステップS3)。既存ラベルの表面は管本体21の周面における既存ラベルが貼付されていない部分よりも透明度が低いので、採血管2を回転させつつ、ラベルエッジセンサ82の検出信号を参照し、透明度が急激に低下した場合に、既存ラベルにおける回転方向下流側のエッジを検出したと判断することができる。
既存ラベルのエッジが検出されると(ステップS3のYES)、制御部81により、印字処理が実行される(ステップS4)。印字処理では、印字用モータ75が駆動されて、プラテンローラ78が回転されつつ、印字ヘッド77が制御されて、印字ヘッド77とプラテンローラ78との間を通過するラベルLにラベル貼付位置Pで回転している採血管2の識別情報が印字される。また、それに並行して、印字用モータ75の駆動力が剥離紙回収軸73に伝達されて、剥離紙回収軸73が回転駆動され、剥離紙回収軸73に剥離紙Sが巻き取られていく。ストリッパ72のラベル貼付位置P側の端部では、剥離紙Sが鋭角的に折り返されることにより、剥離紙Sよりも腰が強いラベルLが剥離紙Sから剥離される。剥離紙Sから剥離したラベルLは、主ローラ52の周面に向けて進行し、主ローラ52と採血管2の管本体21の周面との間に進入する。
ラベルLが主ローラ52と管本体21の周面との間に差し入れられることにより、採血管2の回転に伴って、ラベルLが管本体21の周面に巻き付くように貼付される。印字処理の開始から管本体21がほぼ1回転すると、採血管2へのラベルLの貼付が完了する。ラベルLの貼付が完了すると、制御部81により、印字用モータ75の駆動が停止されて、印字処理が終了される。
その後、制御部81により、ローラ回転用モータ63が逆転駆動されて、ローラ軸58(主ローラ52)が逆転方向に所定の回転角だけ回転される(ステップS5)。ローラ軸58の逆転回転により、揺動アーム65が逆転方向に回動し、採血管2の管本体21の周面から押さえローラ54が離間する。これにより、主ローラ52、副ローラ53および押さえローラ54による採血管2の保持状態が解除される。そして、揺動アーム65の回動により支持部材51が持ち上がり、支持部材51上から採血管2が自重により落下し、採血管2がトレイTに収容される。
そして、制御部81により、ローラ回転用モータ63が再び正転駆動されて、ローラ軸58が正転方向に所定の回転角だけ回転された後(ステップS6)、ラベル貼付処理が終了される。ローラ軸58の回転により、支持部材51が初期位置に戻る。
<作用効果>
以上のように、採血管2が案内部材4の案内スロープ41に摺擦しつつ落下することにより、その採血管2がラベル貼付位置Pへ案内される。採血管2がラベル貼付位置Pに到着すると、採血管2のキャップ22が支持部材51の係止端面56に係止され、採血管2がラベル貼付位置Pで停止する。その後、採血管2の周面に当接する主ローラ52の回転により、ラベル貼付位置Pで採血管2がその中心線まわりに回転される。そして、採血管2(管本体21)の周面と主ローラ52の周面との間にラベルが送り出されることにより、ラベルLが先端から順に採血管2の周面に巻き付くように貼付されていく。
ラベル貼付装置1には、採血管2のラベル貼付位置Pへの移送に採血管2の自重が利用され、かつ、採血管2が案内部材4の案内スロープ41に摺擦することによりラベル貼付位置Pへ案内される簡素な構成が採用されている。そのため、採血管2を移送するための駆動源および複雑な機構が不要であり、ラベル貼付装置1のサイズおよびコストの低減を図ることができる。
また、採血管2のキャップ22が支持部材51の係止端面56に係止されて、採血管2がラベル貼付位置Pで停止されるので、採血管2をラベル貼付位置Pで停止させる構成が簡素である。そのため、ラベル貼付装置1のサイズおよびコストを一層低減することができる。
案内スロープ41と支持スロープ55との間には、支持部材51の係止端面56と平行をなす方向に段差が設けられており、その段差は、管本体21の半球状の底部23の半径より小さい。そのため、案内スロープ41上を採血管2がその底部23を下側に向けて落下(滑落)する途中で、採血管2の底部23が係止端面56と支持スロープ55とがなす角に当接した後、その角を底部23が良好に乗り越えることができ、採血管2をラベル貼付位置Pに良好に到達させることができる。
また、支持部材51、主ローラ52、副ローラ53、押さえローラ54、ロール保持部71、ストリッパ72および剥離紙回収軸73などの機械的構成部品が水平方向に対して傾斜して設けられている。これにより、ラベル貼付装置1の高さを低減することができる。そして、機械的構成部品が傾斜して設けられることにより、機械的構成部品の下方などにスペースが生じるので、そのスペースに電源基板や制御部81などの電気的構成部品を配置することができる。そのため、電気的構成部品を機械的構成部品の側方に配設する必要がなく、ラベル貼付装置1の平面サイズの増大を抑制しつつ、ラベル貼付装置1の高さを低減することができる。よって、ラベル貼付装置1のサイズを効果的に低減することができる。
さらにまた、採血管2に貼付されている既存ラベルのエッジが検出されると、印字処理が実行されて、採血管2へのラベルLの貼付が開始される。これにより、採血管2がラベル貼付位置Pに到達した後、採血管2が1回転するまでの間に、ラベルLの貼付が開始される。よって、採血管2を1回転以上させて既存ラベルのエッジを検出した後、その既存ラベルのエッジの位置に応じてラベルの貼付を開始させる構成と比較して、ラベルLの貼付に要する時間を短縮することができる。よって、ラベル貼付装置1の処理能力を向上させることができ、ひいては採血管準備装置の処理能力を向上させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、押さえローラ54を採血管2に押し付ける力を確保するため、押さえローラ54がスプリングによって弾性付勢されてもよい。
前述の実施形態では、ラベルロールRの剥離紙SからラベルLを剥離させて、その剥離したラベルLが採血管2に貼着される構成を取り上げた。これに限らず、たとえば、剥離紙Sを有していないラベルロール、つまり一方面に粘着面を有する長尺のテープを粘着面が内側に向くように巻回してなるラベルロールが用いられて、印字ユニット76による印字後、印字された部分が切り取られることによりラベルLが作成されて、そのラベルLが採血管2に貼付される構成が採用されてもよい。
また、前述の実施形態では、ラベル貼付装置1が採血管準備装置に組み込まれた構成を例にとったが、ラベル貼付装置1は、病院や診療所などの医療機関において、単独で使用されてもよい。ラベル貼付装置1が単独で使用される場合、作業者の手作業により、採血管2が案内スロープ41上に配置されるとよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 ラベル貼付装置
2 採血管(管状容器)
4 案内部材
22 キャップ
23 底部
41 案内スロープ
51 支持部材
52 主ローラ(ローラ)
55 支持スロープ
56 係止端面(ストッパ)
72 ストリッパ(ラベル送出機構)
75 印字用モータ(ラベル送出機構)
78 プラテンローラ(ラベル送出機構)
L ラベル
P ラベル貼付位置

Claims (3)

  1. 開口端にキャップが取り付けられた管状容器の周面にラベルを貼付するラベル貼付装置であって、
    水平方向および鉛直方向に対して傾斜する案内スロープを有し、前記管状容器が前記案内スロープに摺擦しつつ自重で落下することにより、前記管状容器をラベル貼付位置に案内する案内部材と、
    前記ラベル貼付位置に案内される前記管状容器の前記キャップを係止させて、前記管状容器を前記ラベル貼付位置に停止させるストッパと、
    前記ラベル貼付位置に停止した前記管状容器の周面に当接し、前記ラベル貼付位置で前記管状容器を前記管状容器の中心線まわりに回転させるローラと、
    前記管状容器の周面と前記ローラの周面との間に向けて、前記管状容器の周面側に粘着面を有するラベルを送り出すラベル送出機構とを含む、ラベル貼付装置。
  2. 前記案内部材に案内される前記管状容器の移動方向の下流側に下り傾斜する支持スロープおよび前記移動方向の上流側の端部に前記支持スロープと交差する係止端面を有し、前記ラベル貼付位置で前記管状容器の周面を前記支持スロープによって下側から支持する支持部材をさらに含み、
    前記ストッパは、前記係止端面である、請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記支持スロープの前記移動方向の上流側の端縁は、前記案内スロープの前記移動方向の下流側の端縁に対して前記管状容器が通過する空間側にずれており、
    前記係止端面は、前記支持スロープと直交し、
    前記管状容器の前記開口端と反対側の底部は、半球状に形成されており、
    前記案内スロープと前記支持スロープとの間で前記係止端面と平行をなす方向に生じる段差は、前記管状容器の前記底部の半径よりも小さい、請求項2に記載のラベル貼付装置。
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