JP6350484B2 - 現像剤容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー等の現像剤を収容する現像剤容器及びこの現像剤容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラム等の表面に形成された静電潜像に現像器からトナー(現像剤)を供給することで、現像処理を行っている。また、このような現像処理に用いられるトナーは、トナーコンテナや中間ホッパー等のトナー容器(現像剤容器)から現像器に供給されている。また、トナー容器内のトナーの凝集を防ぐと共にトナーを搬送し易くするために、内部に撹拌スクリューを備えたトナー容器がある。しかしながら、撹拌スクリューでは、トナー容器の内壁面付近に集まるトナーを撹拌することができずに、トナー容器の内壁面付近に集まるトナーの凝集を防ぐことができない場合がある。
上記したような不具合を回避するために、例えば、特許文献1の画像形成装置では、トナー収容器として一側壁の端部寄りにトナー排出口が形成されているものを用いる。また、トナー収容器を、一側壁の端部と反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向に往復運動させる往復運動手段を設けている。更に、トナーが排出口に向かって移動しようする方向に対して、前進するトナー収容器に、逆方向に移動するおもりを繰り返し衝突させる衝突手段を設けている。そして、往復運動するトナー収容器と、トナー収容器と逆方向に移動するおもりとの衝突によって、トナー収容器内のトナーに生じる慣性力で、トナー収容器内のトナーを排出する。
また、例えば、特許文献2のトナー補給容器では、容器本体を柔軟なシートで構成し、この容器本体では、トナー補給口と対向する底壁にエアー放出口を形成し、ここに逆止弁と、この逆止弁のエアー流入側に固気分離用のフィルタとを設ける。トナー補給の際には、トナー補給容器を、電子写真装置に配備されたトナー吸引・供給機構に装着すると共に、トナー補給口を、2重管を介してエアー供給ポンプおよび粉体ポンプに接続する。そして、エアー供給ポンプからのエアーでトナー補給容器を膨張させた後、粉体ポンプにより容器内トナーを吸引して現像器に補給する。このトナー補給操作では、容器角部に塊となったトナーが容器の膨張・収縮により崩落する。
更に、例えば、特許文献3のトナーリサイクル装置では、モーターによりエアポンプを駆動して空気流により排気チューブを通して、トナー分級器で選別され連結チューブを介して供給される回収トナーをトナーホッパーに搬送する。このエアポンプを駆動するモーターの回転数と、トナーホッパーの固有振動数とが、所定の条件を満足するように設定されている。そして、モーターにより振動されるエアポンプの振動が加振源となってトナーホッパーが共振振動し、トナーホッパーの排気パイプ部分やトナーホッパー内部に付着している回収トナーが、落下して、回収トナーの詰まりを未然に防止する。
特開2002−99136号公報 特開2003−208003号公報 特開平11−52811号公報
しかしながら、上記したような構成では、現像剤容器全体を揺らす機構や、現像剤容器内部に空気を送り込む機構等の、大掛かりな構成が必要となる。
例えば、往復運動手段や衝突手段を備えて現像剤容器全体を揺らす機構では、現像剤容器を揺らすための空間が画像形成装置内に必要となり、装置全体の構成が大型化してしまう。また、現像剤容器を動かすカム等の往復運動手段には大きな力が掛かるため、現像剤容器や往復運動手段、並びにその周辺構造の強度を向上させる必要があり構造が複雑になってしまう。更に、現像剤容器を揺らすことで、現像剤容器と現像剤の補給先の現像装置との接続が外れて現像剤が現像剤容器や現像装置の外部に噴出するおそれがある。
また、現像剤容器内部に空気を送り込む機構では、空気を送り込むポンプやパイプ等の空気供給手段を備える必要があり、ポンプやパイプの取り回しが必要になるため、装置全体の構成が大型化してしまう。更に、空気を現像剤容器に送り込むことで、現像剤容器内部の圧力が高まり、現像剤が現像剤容器や現像装置の外部に噴出するおそれがある。この噴出を防ぐために液密性の高い容器を採用するとコストが増加してしまう。
また、現像剤容器全体を振動させるためには、現像剤容器全体を振動させる機構及びこの機構を駆動する現像剤容器の振動専用のモーター、並びに現像剤容器専用のモーターの駆動制御が必要になってしまう。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることを目的とする。
本発明の現像剤容器は、現像剤を収容する筐体と、前記筐体内に回転可能に配置され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材の回転軸の第1端に取り付けられると共に、前記筐体の外側に設けられた撹拌ギアと、前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記撹拌ギアを回転駆動する駆動ギアと、前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、径方向外側に突出するギア側突出部を有するギア側回転体と、を備え、前記筐体は、前記ギア側突出部の回転軌跡の一部と重なる位置で、前記回転軸方向の第1端側の外面から突出して形成された筐体側突出部を備え、前記ギア側回転体が所定の回転数で回転するときに前記ギア側突出部の前記筐体側突出部に対する当接によって振動するように構成されることを特徴とする。
このような構成を採用することで、現像剤容器は、ギア側突出部の筐体側突出部に対する当接により、現像剤容器を振動させることができるので、現像剤容器を所望の振動周波数で振動させることが容易になる。このため、現像剤容器を所定の固有振動数で共振する場合と同様に変形させることが容易になる。従って、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤容器(筐体)の内壁面付近に集まる現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることができる。
上記の現像剤容器は、前記ギア側回転体が前記駆動ギアからの駆動力を受けて回転駆動する第1状態と、前記ギア側回転体が前記駆動ギアからの駆動力に拘らず回転駆動しない第2状態とを切り換える回転規制部材を更に備えるとよい。
例えば、前記回転規制部材は、前記駆動ギアによって回転駆動されるように設けられた電磁クラッチでよく、前記ギア側回転体は、前記電磁クラッチで生じた回転力を受けて回転駆動するように構成される。
あるいは、前記回転規制部材は、前記回転軸に同軸に取り付けられ、前記回転軸の回転方向に応じて回転状態と空転状態とが切り換えられるワンウェイクラッチでよく、前記ギア側回転体は、前記ワンウェイクラッチを介して前記回転軸に取り付けられる。
これらのような構成を採用することで、回転規制部材によって、ギア側突出部と筐体側突出部とを当接させて現像剤容器を強制振動させる第1状態と、強制振動させない第2状態とを切り換えることができる。このため、ギア側回転体を第1状態にするだけで、現像剤容器を強制振動させて現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることができる一方、ギア側回転体を第2状態にするだけで、現像剤容器を強制振動させずに安定した画像形成動作を行う構成を実現することができる。
上記の現像剤容器は、当該現像剤容器が画像形成装置における現像剤容器装着部に装着される際に前記現像剤容器装着部に対して固定され、前記撹拌部材の回転軸方向の第2端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記筐体を回転可能に支持する回転中心保持部を更に備え、前記筐体は、当該筐体の左右方向の動きを規制する第1規制部と、当該筐体の上下方向の動きを規制する第2規制部とを、前記回転軸方向の第1端側の外面に備えるとよい。
このような構成を採用することで、現像剤容器(筐体)を回転中心保持部と第1規制部及び第2規制部とで支持した状態で所定の固有振動数で共振させることにより、現像剤容器(筐体)の前部を回転中心保持部を中心として回転するような変形をさせることができる。
前記撹拌部材、前記撹拌ギア、前記ギア側突出部及び前記筐体側突出部は、前記駆動ギアの左右両側にそれぞれ設けられ、前記筐体側突出部は、左右方向において前記撹拌ギアよりも外側に設けられるとよい。
このような構成を採用することで、ギア側突出部と筐体側突出部とは、現像剤容器(筐体)の左右方向外側近傍で当接するため、左右方向中央での当接に比べて、大きな振動を与えることができる。
前記筐体側突出部は、円弧形状の先端面を有するとよい。
このような構成を採用することで、撹拌部材や、撹拌ギアの回転を妨げることなく、ギア側突出部を筐体側突出部に当接させることができる。
本発明の画像形成装置は、上記した現像剤容器を備えていることを特徴とする。
上記の画像形成装置は、前記駆動ギアの回転を通常モードと振動モードとの何れかで制御する制御部を備え、前記回転規制部材は、前記通常モードの際には前記ギア側回転体を前記第2状態にする一方、前記振動モードの際には前記ギア側回転体を前記第1状態に切り替えてもよい。
本発明によれば、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを前方から示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを示す背面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの後部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、上面を開口した状態のトナーコンテナの後部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの後部を左側から示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの後部を右側から示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、変形した状態のトナーコンテナを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、変形した状態のトナーコンテナを前方から示す斜視図である。
まず、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。以下、図1における紙面手前側を、プリンター1の正面側(前側)とする。
図1に示されるように、プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2の右上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が配置され、プリンター本体2の左側部には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、感光体ドラム7(像担持体)が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、トナー(現像剤)を収容するトナーコンテナ10(現像剤容器)に接続された現像器11と、転写ローラー12と、クリーニング装置13とが、感光体ドラム7の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置される。プリンター本体2には、コンテナ装着部2a(現像剤容器装着部)が設けられていて、トナーコンテナ10はコンテナ装着部2aに装着される。
プリンター本体2の左側部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路14が設けられる。搬送経路14の上流端には給紙部15が設けられ、搬送経路14の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラー12によって構成される転写部16が設けられ、搬送経路14の下流部には定着装置17が設けられる。搬送経路14の左側には、両面印刷用の反転経路18が設けられる。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光(図1の矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、トナーコンテナ10から供給されるトナーによって、現像器11が静電潜像をトナー像に現像する。
一方、給紙部15によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部16へと搬送され、転写部16において感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路14を下流側へと搬送されて定着装置17に進入し、この定着装置17において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、搬送経路14の下流端から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナーは、クリーニング装置13によって回収される。
次に、トナーコンテナ10について図2〜図11を参照して詳細に説明する。トナーコンテナ10は、プリンター本体2に対して着脱可能に設けられる。図2に示すように、トナーコンテナ10は、トナーを収容する空間を内部に有する筐体20を備え、筐体20は、その上面を覆う蓋体21を備える。筐体20は、前後方向に長い略箱型形状で形成され、筐体20の底面にはトナーの排出口22が形成されている(図11参照)。蓋体21は、例えば、超音波溶着や接着剤を用いた接合によって、筐体20に固定される。トナーコンテナ10(筐体20)は、所定の固有振動数を有して形成され、この所定の固有振動数と略一致する(完全一致しない)周波数等で共振することで図10や図11に示すように変形する。このとき、トナーコンテナ10は、下記の回転中心保持部28によって回転可能に支持されるので、回転中心保持部28を中心として変形しつつ揺動する。なお、図10及び図11では、筐体20から蓋体21を取り外した状態を示していて、図示を省略するが、蓋体21は、筐体20との固定状態を維持したまま、筐体20と共に変形する。蓋体21は、筐体20と同様の材料(例えば、樹脂)で構成されていて、筐体20と同一の材質で構成されてもよいし、所望の固有振動数が得られるように、筐体20とは異なる材質で構成されてもよい。
また、トナーコンテナ10は、図1、図4や図7に示すように、2つの撹拌スクリュー23及び24(撹拌部材)を筐体20の内部に備える。撹拌スクリュー23及び24は、前後方向に長い回転軸25と、回転軸25の外周に螺旋状に取り付けられた撹拌羽根26とを備えて、筐体20の内部に回転可能に取り付けられている。なお、回転軸25の後端は、図6〜図9に示すように、筐体20の後部で外側まで突出している。
筐体20の前面には、図2や図5に示すように、トナーの充填口27が略中央に形成されていて、筐体20の前側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第2端側)で且つ筐体20の外側には回転中心保持部28が充填口27を塞ぐように設けられている。
回転中心保持部28は、充填口27を塞ぐキャップ部30と、キャップ部30に対して回転可能に取り付けられた回転板部材31と、取付板部材32と、回転板部材31及び取付板部材32を連結するヒンジ33と、を備える。即ち、回転板部材31及び取付板部材32は、ヒンジ33を介して屈曲可能に連結されている。なお、回転中心保持部28は、トナーコンテナ10がプリンター本体2のコンテナ装着部2aに装着される際に、コンテナ装着部2aに対して固定される。
回転板部材31は、キャップ部30の前方に取り付けられ、前後方向(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向)に対して垂直に延びる形状を有する。ヒンジ33は、前後方向に対して垂直に軸方向を有するように、回転板部材31と取付板部材32との間に設けられる。取付板部材32は、ヒンジ33を軸にして回転板部材31の前方と後方との間で回動するように設けられ、一表面に円筒状又は円柱状の締結部34が突設される。締結部34は、取付板部材32が回転板部材31の前方で回転板部材31と垂直になるときに、取付板部材32の下面に位置するように設けられる。
トナーコンテナ10がプリンター本体2に装着される際には、ヒンジ33が上方に位置するように回転板部材31を回転させた状態で、取付板部材32がプリンター本体2に固定されて取り付けられ、回転板部材31がヒンジ33を介して取付板部材32から吊り下げられる。このとき、取付板部材32の締結部34は、例えば、プリンター本体2に形成された凹部(図示せず)に締結される。即ち、回転中心保持部28は、プリンター本体2に対してトナーコンテナ10を吊り下げると共に回転可能に支持する。
図3や図6〜図9に示すように、筐体20の後面には、前後方向を軸方向とする駆動軸35が略中央に形成され、駆動軸35に駆動ギア36が回転可能に取り付けられる。駆動ギア36は、筐体20の後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側)で且つ筐体20の外側に設けられ、後方に突出したカップリング37を有する。カップリング37は、プリンター1に備わるモーター等の駆動源60に連結される。この駆動源60からの駆動力をカップリング37を介して駆動ギア36に伝達することにより、駆動ギア36が回転する。例えば、駆動ギア36は、後方から見て反時計回りに回転するように構成される。なお、駆動源60は、プリンター1に備わるCPU等の制御部61によって制御される。
制御部61は、駆動源60の回転を制御することにより、駆動源60に接続された駆動ギア36の回転数を制御する。特に、制御部61は、駆動ギア36の回転を通常モードと振動モードとの何れかで制御する。制御部61は、例えば、プリンター1の起動時に振動モードで動作するように駆動源60(駆動ギア36)を制御する。あるいは、制御部61は、数日置きに振動モードで動作するように駆動源60を制御してもよい。
筐体20の後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側)には、駆動ギア36の左右両側に2つの撹拌ギア38及び40が回転可能に取り付けられ、また、駆動ギア36の左右両側に2つのギア側回転体41及び42が回転可能に取り付けられる。なお、本実施形態では、2つのギア側回転体41及び42は、撹拌スクリュー23及び24のそれぞれの回転軸25に同軸に設けられるが、他の実施形態では、2つのギア側回転体41及び42は、回転軸25とは異なる位置で回転可能に設けられてもよい。2つのギア側回転体41及び42は、それぞれギア側突出部41A及び42Aを備える。更に、筐体20の後側には、ギア側回転体41及び42の回転を規制する回転規制部材41B及び42Bが設けられる。
撹拌ギア38及び40は、それぞれ、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端(第1端)に取り付けられると共に、駆動ギア36と噛合している。撹拌ギア38及び40は、駆動ギア36の回転に従動して回転すると共に、撹拌スクリュー23及び24のそれぞれの回転軸25を回転させる。例えば、撹拌ギア38及び40は、後方から見て時計回りに回転するように構成される。
ギア側回転体41及び42も、それぞれ、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端(第1端)に取り付けられる。特に、ギア側回転体41及び42は、回転軸25の軸方向において撹拌ギア38及び40とは異なる位置で、例えば、撹拌ギア38及び40よりも前側で回転軸25に取り付けられる。また、ギア側突出部41A及び42Aは、回転軸25から径方向外側に突出する形状を有し、例えば、撹拌ギア38及び40の外周面よりも外側に突出するように形成されてよい。なお、ギア側突出部41A及び42Aの先端部は、筐体20の後面から所定の間隔Dを空けて設けられている(図8や図9参照)。
ギア側回転体41及び42は、例えば、円筒形状を有し、その中空部分に回転軸25が挿通される。ギア側回転体41及び42は、回転軸25に直接固定されずに、回転規制部材41B及び42Bを介して回転軸25に取り付けられる。回転規制部材41B及び42Bは、ギア側回転体41及び42が駆動ギア36からの駆動力を受けて回転駆動する第1状態と、ギア側回転体41及び42が駆動ギア36からの駆動力に拘らず回転駆動しない第2状態とを切り換える。回転規制部材41B及び42Bは、通常モードの際にギア側回転体41及び42を第2状態にする一方、振動モードの際にギア側回転体41及び42を第1状態に切り替える。
例えば、回転規制部材41B及び42Bは、電磁クラッチで構成され、ギア側回転体41及び42よりも後方に配置される。回転規制部材41B及び42Bを構成する電磁クラッチのローター(図示せず)及びステーター(図示せず)は、回転軸25と同軸に配置される。上記のローターは、回転軸25に固定され、上記のステーターは、ギア側回転体41及び42の後面に固定される。そして、上記の電磁クラッチを通電させると、ローターとステーターとが連結されて、ギア側回転体41及び42が第1状態となる。他方、電磁クラッチの通電を切断させると、ローターとステーターとの連結が外れて、ギア側回転体41及び42が第2状態となる。
あるいは、回転規制部材41B及び42Bは、例えば、ワンウェイクラッチで構成されてもよい。回転規制部材41B及び42Bを構成するワンウェイクラッチは、駆動力入力部が撹拌スクリュー23及び24の回転軸25に同軸に取り付けられ、駆動力出力部がギア側回転体41及び42に取り付けられる。そして、駆動力入力部が取り付けられた回転軸25の回転方向に応じて、駆動力出力部の回転状態と空転状態とが切り換えられる。例えば、このワンウェイクラッチは、通常の画像形成動作において撹拌スクリュー23及び24の回転軸25を正転駆動させる場合には、空転状態となり、トナーコンテナ10を強制振動させる場合には、回転状態となる。
更に、筐体20の後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側の外面)には、2つの筐体側突出部43及び44と、第1ピン45(第1規制部)及び第2ピン46(第2規制部)とが形成される。
筐体側突出部43及び44は、それぞれ、ギア側突出部41A及び42Aの回転軌跡の一部と重なる位置で、筐体20の後面から後方へと突出して形成される。例えば、筐体側突出部43は、撹拌ギア38の外周面よりも左側(左右方向外側)で且つ撹拌ギア38の回転中心よりも下側に形成され、また、筐体側突出部44は、撹拌ギア40の外周面よりも右側(左右方向外側)で且つ撹拌ギア38の回転中心よりも上側に形成される。
本実施形態において、ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44とは、ギア側回転体41及び42の回転に伴ってギア側突出部41A及び42Aが回転しながら筐体側突出部43及び44と周期的に当接するように構成される。例えば、筐体側突出部43及び44は、それぞれ円弧形状の先端面47を有していている。このような先端面47によって、ギア側突出部41A及び42Aの回転方向において、筐体側突出部43及び44の両端の前後方向の長さが、ギア側突出部41A及び42Aの先端部と筐体20の後面との間隔Dよりも短くなるように形成される。
第1ピン45及び第2ピン46は、撹拌ギア38及び40よりも左側で且つ撹拌ギア38及び40の回転軸25よりも下側に設けられ、筐体20の後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側の外面)から後方へと突出して形成される。第1ピン45は、プリンター本体2に対するトナーコンテナ10(筐体20)の左右方向の動きを規制(固定)し、第2ピン46は、プリンター本体2に対するトナーコンテナ10(筐体20)の上下方向の動きを規制(固定)するように設けられる。例えば、プリンター本体2のコンテナ装着部2aには、上下方向に長い第1規制穴48と左右方向に長い第2規制穴50が設けられていて(図3参照)、トナーコンテナ10がプリンター本体2に装着される際に、第1ピン45及び第2ピン46は、それぞれプリンター本体2の第1規制穴48及び第2規制穴50に挿通される。
トナーコンテナ10(筐体20)は、回転中心保持部28と第1ピン45及び第2ピン46とで支持された状態で、ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44との当接によってトナーコンテナ10(筐体20)の後部に振動が加えられ、所定の振動数で振動することにより、図10や図11に示すように、トナーコンテナ10(筐体20)の前部が回転中心保持部28を中心として回転して変形するように設計される。
本実施形態において、トナーコンテナ10は、ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44との当接により生じる振動の振動数やその整数倍の振動数が、トナーコンテナ10が共振する固有振動数に略一致するように、上記の当接が調整されるとよい。ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44との当接により生じる振動数は、駆動ギア36の回転数が30RPMである場合、0.5Hzであり、即ち、駆動ギア36の回転数を60で割った値に設定される。トナーコンテナ10の固有振動数は、21.54Hz、75Hz又は191Hz等に設定される。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1のトナーコンテナ10(現像剤容器)は、トナー(現像剤)を収容する筐体20と、筐体20内に回転可能に配置され、トナーを撹拌する撹拌スクリュー23及び24(撹拌部材)と、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端(第1端)に取り付けられると共に、筐体20の外側に設けられた撹拌ギア38及び40と、後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第1端側)で筐体20の外側に設けられると共に、撹拌ギア38及び40を回転駆動する駆動ギア36と、後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第1端側)で筐体20の外側に設けられると共に、径方向外側に突出するギア側突出部41A及び42Aを有するギア側回転体41及び42と、を備える。筐体20は、ギア側突出部41A及び42Aの回転軌跡の一部と重なる位置で、後側の外面から突出して形成された筐体側突出部43及び44を備える。また、筐体20は、ギア側回転体41及び42が所定の回転数で回転するときに、ギア側突出部41A及び42Aの筐体側突出部43及び44に対する当接によって振動(強制振動)するように構成される。
これにより、トナーコンテナ10は、ギア側突出部41A及び42Aの筐体側突出部43及び44に対する当接により、トナーコンテナ10を振動させることができるので、トナーコンテナ10を所望の振動周波数で振動させることが容易になる。このため、トナーコンテナ10を所定の固有振動数で共振する場合と同様に変形させることが容易になる。従って、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、トナーコンテナ10(筐体20)の内壁面付近に集まるトナーの凝集を防ぐと共にトナーを搬送し易くすることができる。
なお、上記のような強制振動の振動周波数は、トナーコンテナ10(筐体20)の固有振動数に近いほど、トナーコンテナ10を大きく振動させて大きく変形させることができる。ただし、これらの振動周波数と固有振動数とを、完全に一致させたまま長時間維持すると、トナーコンテナ10の振動動作が過大となって、場合によってはトナーコンテナ10を破損させる可能性がある。そのため、これらの振動周波数と固有振動数とをずらして、略一致する(完全一致でない)値に設定するとよく、所定の差異を有し、より好ましくは±5〜10%程度の差異を有して設定するとよい。例えば、トナーコンテナ10(筐体20)の固有振動数を、強制振動の振動数0.5Hzによる振動周波数から少しずらした値、振動周波数の整数倍に一致する値(75Hz等)、あるいは振動周波数の整数倍からずらした略一致する値(21.54Hz、191Hz等)に設定するとよい。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10は、ギア側回転体41及び42が駆動ギア43からの駆動力を受けて回転駆動する第1状態と、ギア側回転体41及び42が駆動ギア43からの駆動力に拘らず回転駆動しない第2状態とを切り換える回転規制部材41B及び42Bを更に備える。
例えば、本実施形態によれば、回転規制部材41B及び42Bは、駆動ギア43によって回転駆動されるように設けられた電磁クラッチであり、ギア側回転体41及び42は、この電磁クラッチで生じた回転力を受けて回転駆動するように構成される。
あるいは、本実施形態によれば、回転規制部材41B及び42Bは、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25に同軸に取り付けられ、回転軸25の回転方向に応じて回転状態と空転状態とが切り換えられるワンウェイクラッチであり、ギア側回転体41及び42は、このワンウェイクラッチを介して回転軸25に取り付けられる。
これらのような構成により、回転規制部材41B及び42Bによって、ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44とを当接させてトナーコンテナ10を強制振動させる第1状態と、強制振動させない第2状態とを切り換えることができる。このため、ギア側回転体41及び42を第1状態にするだけで、トナーコンテナ10を強制振動させて現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることができる一方、ギア側回転体41及び42を第2状態にするだけで、トナーコンテナ10を強制振動させずに安定した画像形成動作を行う構成を実現することができる。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10は、当該トナーコンテナ10がプリンター1(画像形成装置)におけるプリンター本体2のコンテナ装着部2a(現像剤容器装着部)に装着される際にコンテナ装着部2aに対して固定される回転中心保持部28を更に備える。回転中心保持部28は、前側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第2端側)で筐体20の外側に設けられると共に、筐体20を回転可能に支持する。また、筐体20は、当該筐体20の左右方向の動きを規制する第1ピン45(第1規制部)と、当該筐体20の上下方向の動きを規制する第2ピン46(第2規制部)とを、後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第1端側の外面)に備える。
これにより、トナーコンテナ10(筐体20)を回転中心保持部28と第1ピン45及び第2ピン46とで支持した状態で所定の振動数で振動させることにより、トナーコンテナ10(筐体20)の前部を回転中心保持部28を中心として回転するような変形をさせることができる。
第1ピン45及び第2ピン46は、トナーコンテナ10がプリンター本体2のコンテナ装着部2aに装着される際に、コンテナ装着部2aに設けられた第1規制穴48及び第2規制穴50に挿通される。第1規制穴48は上下方向に長い形状を有するので、第1ピン45が設けられるトナーコンテナ10の後部右側は、上下の振動が許容され、一方、第2規制穴50は左右方向に長い形状を有するので、第2ピン46が設けられるトナーコンテナ10の後部左側は、左右の振動が許容される。このため、トナーコンテナ10の振動動作を大きくすることができる。また、第1規制穴48及び第2規制穴50が、それぞれ異なる方向に長い形状を有するので、第1規制穴48及び第2規制穴50を単なる丸穴に挿入する構造に比べて、トナーコンテナ10を容易に装着することが可能となる。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10において、撹拌スクリュー23及び24、撹拌ギア38及び40、ギア側突出部41A及び42A、並びに筐体側突出部43及び44は、駆動ギア36の左右両側にそれぞれ設けられ、筐体側突出部43及び44は、左右方向において撹拌ギア38及び40よりも外側に設けられる。
これにより、ギア側突出部41A及び42Aと筐体側突出部43及び44とは、トナーコンテナ10(筐体20)の左右方向外側近傍で当接するため、左右方向中央での当接に比べて、大きな振動を与えることができる。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10において、筐体側突出部43及び44は、円弧形状の先端面47を有する。
これにより、撹拌スクリュー23及び24や、撹拌ギア38及び40の回転を妨げることなく、ギア側突出部41A及び42Aを筐体側突出部43及び44に当接させることができる。
本実施形態では、ギア側回転体41及び42が、それぞれ駆動ギア36の左右両側に1つずつ取り付けられるトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、1つのギア側回転体41又は42が駆動ギア36の左右の何れか一方に取り付けられてもよい。また、本実施形態では、ギア側突出部41A及び42Aが、それぞれ、ギア側回転体41及び42に1つずつ取り付けられるトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、2つ以上のギア側突出部41A及び42Aが、それぞれ、ギア側回転体41及び42に取り付けられてもよい。
また、本実施形態では、トナーコンテナ10の左右方向の動きを規制する第1ピン45が撹拌ギア38の左下側に設けられ、トナーコンテナ10の上下方向の動きを規制する第2ピン46が撹拌ギア40の左下側に設けられるトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ10の左右方向の動きを規制する第1ピン45が撹拌ギア40の左下側に設けられ、トナーコンテナ10の上下方向の動きを規制する第2ピン46が撹拌ギア38の左下側に設けられてもよい。
更に、本実施形態では、回転中心保持部28がトナーの充填口27を塞ぐキャップの機能を有するトナーコンテナ10の構成を説明したが、が、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、回転中心保持部28は、充填口27を塞ぐキャップとは別個に、筐体20の後面の略中央に設けられてよく、トナーの充填口27は、筐体20の後面以外の位置に設けられてもよい。
また、本実施形態では、トナーコンテナ10(筐体20)が回転中心保持部28と第1ピン45及び第2ピン46とで支持された状態でトナーコンテナ10(筐体20)の後部に振動が加えられることで、トナーコンテナ10(筐体20)の前部が回転中心保持部28を中心として回転して変形するトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ10(筐体20)の側部や他の部分が変形するように構成されてもよい。
更に、本実施形態では、ギア側回転体41及び42を第1状態と第2状態とに切り換える構成として、電磁クラッチやワンウェイクラッチ等の回転規制部材41B及び42Bを例として説明したが、ギア側回転体41及び42を第1状態と第2状態とに切り換える構成はこれらに限定されない。例えば、他の実施形態では、ギア側回転体41及び42を第1状態と第2状態とに切り換える構成として、他の回転規制部材を備えてもよく、あるいは、ギア側回転体41及び42を直接駆動するための駆動源を別個に設けてもよい。
本実施形態では、トナーコンテナ10に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、中間ホッパー等の他の現像剤容器に本発明の構成を適用することも可能である。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
10 トナーコンテナ(現像剤容器)
20 筐体
23、24 撹拌スクリュー(撹拌部材)
25 回転軸
28 回転中心保持部
35 駆動軸
36 駆動ギア
38、40 撹拌ギア
41、42 ギア側回転体
41A、42A ギア側突出部
41B、42B 回転規制部材
43、44 筐体側突出部
45 第1ピン(第1規制部)
46 第2ピン(第2規制部)
47 先端面
48 第1規制穴
50 第2規制穴

Claims (9)

  1. 現像剤容器であって、
    現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体内に回転可能に配置され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記撹拌部材の回転軸の第1端に取り付けられると共に、前記筐体の外側に設けられた撹拌ギアと、
    前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記撹拌ギアを回転駆動する駆動ギアと、
    前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、径方向外側に突出するギア側突出部を有するギア側回転体と、
    を備え、
    前記筐体は、前記ギア側突出部の回転軌跡の一部と重なる位置で、前記回転軸方向の第1端側の外面から突出して形成された筐体側突出部を備え、前記ギア側回転体が所定の回転数で回転するときに前記ギア側突出部の前記筐体側突出部に対する当接によって振動するように構成され
    該現像剤容器の固有振動数を、前記ギア側突出部と前記筐体側突出部との当接により生じる振動の振動周波数の整数倍に一致する値、又は前記振動周波数の整数倍からずらした略一致する値に設定し、前記ギア側突出部の前記筐体側突出部に対する周期的な当接によって該現像剤容器を共振させることを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記ギア側回転体が前記駆動ギアからの駆動力を受けて回転駆動する第1状態と、前記ギア側回転体が前記駆動ギアからの駆動力に拘らず回転駆動しない第2状態とを切り換える回転規制部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記回転規制部材は、前記駆動ギアによって回転駆動されるように設けられた電磁クラッチであり、
    前記ギア側回転体は、前記電磁クラッチで生じた回転力を受けて回転駆動するように構成されることを特徴とする請求項2に記載の現像剤容器。
  4. 前記回転規制部材は、前記回転軸に同軸に取り付けられ、前記回転軸の回転方向に応じて回転状態と空転状態とが切り換えられるワンウェイクラッチであり、
    前記ギア側回転体は、前記ワンウェイクラッチを介して前記回転軸に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の現像剤容器。
  5. 当該現像剤容器が画像形成装置における現像剤容器装着部に装着される際に前記現像剤容器装着部に対して固定され、前記撹拌部材の回転軸方向の第2端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記筐体を回転可能に支持する回転中心保持部を更に備え、
    前記筐体は、当該筐体の左右方向の動きを規制する第1規制部と、当該筐体の上下方向の動きを規制する第2規制部とを、前記回転軸方向の第1端側の外面に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  6. 前記撹拌部材、前記撹拌ギア、前記ギア側突出部及び前記筐体側突出部は、前記駆動ギアの左右両側にそれぞれ設けられ、
    前記筐体側突出部は、左右方向において前記撹拌ギアよりも外側に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記筐体側突出部は、円弧形状の先端面を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像剤容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の現像剤容器を備え、
    前記駆動ギアの回転を通常モードと振動モードとの何れかで制御する制御部を備え、
    前記回転規制部材は、前記通常モードの際には前記ギア側回転体を前記第2状態にする一方、前記振動モードの際には前記ギア側回転体を前記第1状態に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
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