JP2017083691A - 現像剤容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くする。【解決手段】本発明に係るプリンター1のトナーコンテナ10は、トナーを収容する筐体20と、筐体20内に回転可能に配置されてトナーを撹拌する撹拌スクリュー23及び24と、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端に取り付けられると共に、筐体20の外側に設けられた撹拌ギア38及び40と、後側で筐体20の外側に設けられると共に、撹拌ギア38及び40と噛合して撹拌ギア38及び40を回転駆動する駆動ギア36と、を更に備える。筐体20は、撹拌スクリュー23及び24を通常駆動させる際の駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との第1噛み合い周波数とは異なる第2噛み合い周波数と略一致する固有振動数を有して形成される。【選択図】図7

Description

本発明は、トナー等の現像剤を収容する現像剤容器及びこの現像剤容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラム等の表面に形成された静電潜像に現像器からトナー(現像剤)を供給することで、現像処理を行っている。また、このような現像処理に用いられるトナーは、トナーコンテナや中間ホッパー等のトナー容器(現像剤容器)から現像器に供給されている。また、トナー容器内のトナーの凝集を防ぐと共にトナーを搬送し易くするために、内部に撹拌スクリューを備えたトナー容器がある。しかしながら、撹拌スクリューでは、トナー容器の内壁面付近に集まるトナーを撹拌することができずに、トナー容器の内壁面付近に集まるトナーの凝集を防ぐことができない場合がある。
上記したような不具合を回避するために、例えば、特許文献1の画像形成装置では、トナー収容器として一側壁の端部寄りにトナー排出口が形成されているものを用いる。また、トナー収容器を、一側壁の端部と反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向に往復運動させる往復運動手段を設けている。更に、トナーが排出口に向かって移動しようする方向に対して、前進するトナー収容器に、逆方向に移動するおもりを繰り返し衝突させる衝突手段を設けている。そして、往復運動するトナー収容器と、トナー収容器と逆方向に移動するおもりとの衝突によって、トナー収容器内のトナーに生じる慣性力で、トナー収容器内のトナーを排出する。
また、例えば、特許文献2のトナー補給容器では、容器本体を柔軟なシートで構成し、この容器本体では、トナー補給口と対向する底壁にエアー放出口を形成し、ここに逆止弁と、この逆止弁のエアー流入側に固気分離用のフィルタとを設ける。トナー補給の際には、トナー補給容器を、電子写真装置に配備されたトナー吸引・供給機構に装着すると共に、トナー補給口を、2重管を介してエアー供給ポンプおよび粉体ポンプに接続する。そして、エアー供給ポンプからのエアーでトナー補給容器を膨張させた後、粉体ポンプにより容器内トナーを吸引して現像器に補給する。このトナー補給操作では、容器角部に塊となったトナーが容器の膨張・収縮により崩落する。
更に、例えば、特許文献3のトナーリサイクル装置では、モーターによりエアポンプを駆動して空気流により排気チューブを通して、トナー分級器で選別され連結チューブを介して供給される回収トナーをトナーホッパーに搬送する。このエアポンプを駆動するモーターの回転数と、トナーホッパーの固有振動数とが、所定の条件を満足するように設定されている。そして、モーターにより振動されるエアポンプの振動が加振源となってトナーホッパーが共振振動し、トナーホッパーの排気パイプ部分やトナーホッパー内部に付着している回収トナーが、落下して、回収トナーの詰まりを未然に防止する。
特開2002−99136号公報 特開2003−208003号公報 特開平11−52811号公報
しかしながら、上記したような構成では、現像剤容器全体を揺らす機構や、現像剤容器内部に空気を送り込む機構等の、大掛かりな構成が必要となる。
例えば、往復運動手段や衝突手段を備えて現像剤容器全体を揺らす機構では、現像剤容器を揺らすための空間が画像形成装置内に必要となり、装置全体の構成が大型化してしまう。また、現像剤容器を動かすカム等の往復運動手段には大きな力が掛かるため、現像剤容器や往復運動手段、並びにその周辺構造の強度を向上させる必要があり構造が複雑になってしまう。更に、現像剤容器を揺らすことで、現像剤容器と現像剤の補給先の現像装置との接続が外れて現像剤が現像剤容器や現像装置の外部に噴出するおそれがある。
また、現像剤容器内部に空気を送り込む機構では、空気を送り込むポンプやパイプ等の空気供給手段を備える必要があり、ポンプやパイプの取り回しが必要になるため、装置全体の構成が大型化してしまう。更に、空気を現像剤容器に送り込むことで、現像剤容器内部の圧力が高まり、現像剤が現像剤容器や現像装置の外部に噴出するおそれがある。この噴出を防ぐために液密性の高い容器を採用するとコストが増加してしまう。
また、現像剤容器全体を振動させるためには、現像剤容器全体を振動させる機構及びこの機構を駆動する現像剤容器の振動専用のモーター、並びに現像剤容器専用のモーターの駆動制御が必要になってしまう。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることを目的とする。
本発明の現像剤容器は、現像剤を収容する筐体と、前記筐体内に回転可能に配置され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材の回転軸の第1端に取り付けられると共に、前記筐体の外側に設けられた撹拌ギアと、前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記撹拌ギアと噛合して前記撹拌ギアを回転駆動する駆動ギアと、を備え、前記筐体は、前記撹拌部材を通常駆動させる際の前記駆動ギアと前記撹拌ギアとの第1噛み合い周波数とは異なる第2噛み合い周波数と略一致する所定の固有振動数を有することを特徴とする。
このような構成を採用することで、現像剤容器は、撹拌部材の通常駆動とは別のタイミングで生じる駆動ギアと撹拌ギアとの第2噛み合い周波数に共振する。このため、現像剤容器では、画像形成動作に影響を与えることなく、共振によって発生する大きな振動振幅を利用することができ、現像剤容器の内壁表面に凝集した現像剤をはがすことができる。従って、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤容器(筐体)の内壁面付近に集まる現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることができる。
上記の現像剤容器は、当該現像剤容器が画像形成装置における現像剤容器装着部に装着される際に前記現像剤容器装着部に対して固定され、前記撹拌部材の回転軸方向の第2端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記筐体を回転可能に支持する回転中心保持部を更に備え、前記筐体は、当該筐体の左右方向の動きを規制する第1規制部と、当該筐体の上下方向の動きを規制する第2規制部とを、前記回転軸方向の第1端側の外面に備えるとよい。
このような構成を採用することで、現像剤容器(筐体)を回転中心保持部と第1規制部及び第2規制部とで支持した状態で所定の固有振動数で共振させることにより、現像剤容器(筐体)の前部を回転中心保持部を中心として回転するような変形をさせることができる。
上記の現像剤容器は、前記筐体内の前記現像剤がエンプティ近傍にあるときの前記所定の固有振動数が、前記第2噛み合い周波数と略一致するように構成されるとよい。
このような構成を採用することで、現像剤容器内の現像剤が少なくなって、撹拌部材の撹拌範囲外の、筐体の内壁付近に現像剤が集まった場合に、現像剤容器を共振振動させることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記した現像剤容器を備えていることを特徴とする。
上記の画像形成装置は、記現像剤容器の前記撹拌部材の駆動を制御する駆動制御部を更に備え、前記駆動制御部は、通常の画像形成動作の際には、前記駆動ギアと前記撹拌ギアとに前記第1噛み合い周波数が生じるように前記撹拌部材の駆動を制御する一方、前記現像剤容器の振動動作の際には、前記駆動ギアと前記撹拌ギアとに前記第2噛み合い周波数が生じるように前記撹拌部材の駆動を制御する。
本発明によれば、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、現像剤の凝集を防ぐと共に現像剤を搬送し易くすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを前方から示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを示す背面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおけるトナーコンテナの後部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、上面を開口した状態のトナーコンテナの後部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、変形した状態のトナーコンテナを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、変形した状態のトナーコンテナを前方から示す斜視図である。
まず、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。以下、図1における紙面手前側を、プリンター1の正面側(前側)とする。
図1に示されるように、プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2の右上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が配置され、プリンター本体2の左側部には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、感光体ドラム7(像担持体)が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、トナー(現像剤)を収容するトナーコンテナ10(現像剤容器)に接続された現像器11と、転写ローラー12と、クリーニング装置13とが、感光体ドラム7の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置される。プリンター本体2には、コンテナ装着部2a(現像剤容器装着部)が設けられていて、トナーコンテナ10はコンテナ装着部2aに装着される。
プリンター本体2の左側部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路14が設けられる。搬送経路14の上流端には給紙部15が設けられ、搬送経路14の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラー12によって構成される転写部16が設けられ、搬送経路14の下流部には定着装置17が設けられる。搬送経路14の左側には、両面印刷用の反転経路18が設けられる。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光(図1の矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、トナーコンテナ10から供給されるトナーによって、現像器11が静電潜像をトナー像に現像する。
一方、給紙部15によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部16へと搬送され、転写部16において感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路14を下流側へと搬送されて定着装置17に進入し、この定着装置17において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、搬送経路14の下流端から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナーは、クリーニング装置13によって回収される。
次に、トナーコンテナ10について図2〜図9を参照して詳細に説明する。トナーコンテナ10は、プリンター本体2に対して着脱可能に設けられる。図2に示すように、トナーコンテナ10は、トナーを収容する空間を内部に有する筐体20を備え、筐体20は、その上面を覆う蓋体21を備える。筐体20は、前後方向に長い略箱型形状で形成され、筐体20の底面にはトナーの排出口22が形成されている(図9参照)。蓋体21は、例えば、超音波溶着や接着剤を用いた接合によって、筐体20に固定される。トナーコンテナ10(筐体20)は、所定の固有振動数を有して形成され、この所定の固有振動数と略一致する(完全一致しない)周波数等で共振することで図8や図9に示すように変形する。このとき、トナーコンテナ10は、下記の回転中心保持部28によって回転可能に支持されるので、回転中心保持部28を中心として変形しつつ揺動する。
なお、図8及び図9では、筐体20から蓋体21を取り外した状態を示していて、図示を省略するが、蓋体21は、筐体20との固定状態を維持したまま、筐体20と共に変形する。蓋体21は、筐体20と同様の材料(例えば、樹脂)で構成されていて、筐体20と同一の材質で構成されてもよいし、所望の固有振動数が得られるように、筐体20とは異なる材質で構成されてもよい。
また、トナーコンテナ10は、図1、図4や図7に示すように、2つの撹拌スクリュー23及び24(撹拌部材)を筐体20の内部に備える。撹拌スクリュー23及び24は、前後方向に長い回転軸25と、回転軸25の外周に螺旋状に取り付けられた撹拌羽根26とを備えて、筐体20の内部に回転可能に取り付けられている。なお、回転軸25の後端は、図6及び図7に示すように、筐体20の後部で外側まで突出している。
筐体20の前面には、図2及び図5に示すように、トナーの充填口27が略中央に形成されていて、筐体20の前側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第2端側)で且つ筐体20の外側には回転中心保持部28が充填口27を塞ぐように設けられている。
回転中心保持部28は、充填口27を塞ぐキャップ部30と、キャップ部30に対して回転可能に取り付けられた回転板部材31と、取付板部材32と、回転板部材31及び取付板部材32を連結するヒンジ33と、を備える。即ち、回転板部材31及び取付板部材32は、ヒンジ33を介して屈曲可能に連結されている。なお、回転中心保持部28は、トナーコンテナ10がプリンター本体2のコンテナ装着部2aに装着される際に、コンテナ装着部2aに対して固定される。
回転板部材31は、キャップ部30の前方に取り付けられ、前後方向(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向)に対して垂直に延びる形状を有する。ヒンジ33は、前後方向に対して垂直に軸方向を有するように、回転板部材31と取付板部材32との間に設けられる。取付板部材32は、ヒンジ33を軸にして回転板部材31の前方と後方との間で回動するように設けられ、一表面に円筒状又は円柱状の締結部34が突設される。締結部34は、取付板部材32が回転板部材31の前方で回転板部材31と垂直になるときに、取付板部材32の下面に位置するように設けられる。
トナーコンテナ10がプリンター本体2に装着される際には、ヒンジ33が上方に位置するように回転板部材31を回転させた状態で、取付板部材32がプリンター本体2に固定されて取り付けられ、回転板部材31がヒンジ33を介して取付板部材32から吊り下げられる。このとき、取付板部材32の締結部34は、例えば、プリンター本体2に形成された凹部(図示せず)に締結される。即ち、回転中心保持部28は、プリンター本体2に対してトナーコンテナ10を吊り下げると共に回転可能に支持する。
図3、図6及び図7に示すように、筐体20の後面には、前後方向を軸方向とする駆動軸35が略中央に形成され、駆動軸35に駆動ギア36が回転可能に取り付けられる。駆動ギア36は、筐体20の後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側)で且つ筐体20の外側に設けられ、後方に突出したカップリング37を有する。カップリング37は、プリンター1に備わるモーター等の駆動源50に連結される。この駆動源50からの駆動力をカップリング37を介して駆動ギア36に伝達することにより、駆動ギア36が回転する。例えば、駆動ギア36は、後方から見て反時計回りに回転するように構成される。
筐体20の後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側)には、駆動ギア36の左右両側に2つの撹拌ギア38及び40が回転可能に取り付けられる。
撹拌ギア38及び40は、それぞれ、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端(第1端)に取り付けられると共に、駆動ギア36と噛合している。撹拌ギア38及び40は、駆動ギア36の回転に従動して回転すると共に、撹拌スクリュー23及び24のそれぞれの回転軸25を回転させる。例えば、撹拌ギア38及び40は、後方から見て時計回りに回転するように構成される。
更に、筐体20の後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側の外面)には、第1ピン41(第1規制部)及び第2ピン42(第2規制部)が形成される。
第1ピン41及び第2ピン42は、撹拌ギア38及び40よりも左側で且つ撹拌ギア38及び40の回転軸25よりも下側に設けられ、筐体20の後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の軸方向の第1端側の外面)から後方へと突出して形成される。第1ピン41は、プリンター本体2に対するトナーコンテナ10(筐体20)の左右方向の動きを規制(固定)し、第2ピン42は、プリンター本体2に対するトナーコンテナ10(筐体20)の上下方向の動きを規制(固定)するように設けられる。例えば、プリンター本体2のコンテナ装着部2aには、上下方向に長い第1規制穴43と左右方向に長い第2規制穴44が設けられていて(図3参照)、トナーコンテナ10がプリンター本体2に装着される際に、第1ピン41及び第2ピン42は、それぞれプリンター本体2の第1規制穴43及び第2規制穴44に挿通される。
駆動源50は、プリンター1に備わるCPU等の制御部51(駆動制御部)によって制御される。制御部51は、駆動源50を制御することで、駆動源50に接続される駆動ギア35の回転速度を制御すると共に、駆動ギア35に噛合する撹拌ギア38及び40の回転速度を制御することができる。本実施形態では、制御部51は、画像形成動作時に撹拌ギア38及び40の回転速度を所定の通常駆動速度に制御することで、撹拌スクリュー23及び24を通常駆動し、例えば、トナーコンテナ10内のトナーを最適に撹拌することができる回転速度で撹拌スクリュー23及び24を回転させる。また、制御部51は、トナーコンテナ10の振動時(リフレッシュ時)に、撹拌ギア38及び40の回転速度を振動用駆動速度に制御することで、トナーコンテナ10内の現像剤を最適に撹拌してトナーコンテナ10内をリフレッシュすることができる回転速度で撹拌スクリュー23及び24を回転させる。
本実施形態では特に、撹拌ギア38及び40を上記の通常駆動速度で回転させるときに、駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との噛み合いにより生じる振動の周波数(振動数)、即ち、噛み合い周波数を、第1噛み合い周波数と称する。また、撹拌ギア38及び40を上記の振動用駆動速度で回転させるときに、駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との噛み合いにより生じる噛み合い周波数を、第2噛み合い周波数と称する。トナーコンテナ10(筐体20)は、このような第1噛み合い周波数とは異なる第2噛み合い周波数と略一致する所定の固有振動数を有して形成される。例えば、駆動ギア36と撹拌ギア38及び40は、歯数が30個であって、30RPMの回転数で回転させる場合、噛み合い周波数が約12.7Hzとなる。トナーコンテナ10の固有振動数は、21.54Hz、75Hz又は191Hz等に設定される。
また、トナーコンテナ10は、上記の振動用駆動速度時の第2噛み合い周波数で共振するときに、共振動作が最も大きくなる固有振動数を有して形成される。共振動作が最も大きくなる固有振動数とは、トナーコンテナ10(筐体20)が複数段階の固有振動数を有する場合に、複数段階の固有振動数の中でトナーコンテナ10が最も大きく共振動作(振動)する固有振動数であり、トナーコンテナ10が1つだけ固有振動数を有する場合には、その固有振動数である。トナーコンテナ10の固有振動数は、筐体20内のトナー量に応じて変わることがあるので、トナーコンテナ10は、筐体20内のトナーがエンプティ近傍にあるときの固有振動数が、第2噛み合い周波数と略一致するように設定される。
トナーコンテナ10(筐体20)は、例えば、回転中心保持部28と第1ピン41及び第2ピン42とで支持された状態で、上記の振動用駆動速度時の第2噛み合い周波数による振動がトナーコンテナ10の後部に加えられることにより、最も大きく共振動作して、図8及び図9に示すように、トナーコンテナ10の前部が回転中心保持部28を中心として回転して変形する。なお、通常駆動速度時の第1噛み合い周波数は、トナーコンテナ10の固有振動数から十分に離れて設定される。このため、トナーコンテナ10は、通常駆動速度時の第1噛み合い周波数が生じても、共振せずに変形しないので、安定した画像形成動作を行うことができる。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)のトナーコンテナ10(現像剤容器)は、トナー(現像剤)を収容する筐体20と、筐体20内に回転可能に配置されてトナーを撹拌する撹拌スクリュー23及び24(撹拌部材)と、撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の後端(第1端)に取り付けられると共に、筐体20の外側に設けられた撹拌ギア38及び40と、後側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第1端側)で筐体20の外側に設けられると共に、撹拌ギア38及び40と噛合して撹拌ギア38及び40を回転駆動する駆動ギア36と、を更に備える。筐体20は、撹拌スクリュー23及び24を通常駆動させる際の駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との第1噛み合い周波数とは異なる第1噛み合い周波数と略一致する所定の固有振動数を有する。
これにより、トナーコンテナ10は、撹拌スクリュー23及び24の通常駆動とは別のタイミングで生じる駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との第2噛み合い周波数に共振する。このため、トナーコンテナ10では、画像形成動作に影響を与えることなく、共振によって発生する大きな振動振幅を利用することができ、トナーコンテナ10の内壁表面に凝集したトナーをはがすことができる。従って、装置の大型化や現像剤の外部への噴出をすることなく、トナーコンテナ10(筐体20)の内壁面付近に集まるトナーの凝集を防ぐと共にトナーを搬送し易くすることができる。
なお、上記のような第2噛み合い周波数と、トナーコンテナ10(筐体20)の固有振動数とは、近いほどトナーコンテナ10を大きく振動させて大きく変形させることができる。ただし、これらの第2噛み合い周波数と固有振動数とを、完全に一致させたまま長時間維持すると、トナーコンテナ10の共振動作が過大となって、場合によってはトナーコンテナ10を破損させる可能性がある。そのため、これらの第2噛み合い周波数と固有振動数とをずらして、略一致する(完全一致でない)値に設定するとよく、所定の差異を有し、より好ましくは±5〜10%程度の差異を有して設定するとよい。例えば、第2噛み合い周波数を、トナーコンテナ10(筐体20)の固有振動数(例えば、21.54Hz、75Hz又は191Hz)からずらした略一致する値で維持するように、駆動ギア36の回転数を制御するとよい。
また、プリンター1は、トナーコンテナ10を振動させる機構及びこの機構を駆動するトナーコンテナ10の振動専用のモーターを備える必要がなく、トナーコンテナ10の振動専用のモーターの駆動制御を行う必要がない。即ち、プリンター1は、撹拌スクリュー23及び24を駆動する駆動ギア36のモーター等を制御するプログラム等を組み込むだけで実現可能となる。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10は、当該トナーコンテナ10がプリンター1(画像形成装置)におけるプリンター本体2のコンテナ装着部2a(現像剤容器装着部)に装着される際にコンテナ装着部2aに対して固定される回転中心保持部28を更に備える。回転中心保持部28は、前側(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第2端側)で筐体20の外側に設けられると共に、筐体20を回転可能に支持する。また、筐体20は、当該筐体20の左右方向の動きを規制する第1ピン41(第1規制部)と、当該筐体20の上下方向の動きを規制する第2ピン42(第2規制部)とを、後面(撹拌スクリュー23及び24の回転軸25の方向の第1端側の外面)に備える。
これにより、トナーコンテナ10(筐体20)を回転中心保持部28と第1ピン41及び第2ピン42とで支持した状態で所定の固有振動数で共振させることにより、トナーコンテナ10(筐体20)の前部を回転中心保持部28を中心として回転するような変形をさせることができる。
第1ピン41及び第2ピン42は、トナーコンテナ10がプリンター本体2のコンテナ装着部2aに装着される際に、コンテナ装着部2aに設けられた第1規制穴43及び第2規制穴44に挿通される。第1規制穴43は上下方向に長い形状を有するので、第1ピン41が設けられるトナーコンテナ10の後部右側は、上下の振動が許容され、一方、第2規制穴44は左右方向に長い形状を有するので、第2ピン42が設けられるトナーコンテナ10の後部左側は、左右の振動が許容される。このため、トナーコンテナ10の固有振動数での共振動作を大きくすることができる。また、第1規制穴43及び第2規制穴44が、それぞれ異なる方向に長い形状を有するので、第1規制穴43及び第2規制穴44を単なる丸穴に挿入する構造に比べて、トナーコンテナ10を容易に装着することが可能となる。
また、本実施形態によれば、トナーコンテナ10は、筐体20内のトナーがエンプティ近傍にあるときの所定の固有振動数が、第2噛み合い周波数と略一致するように構成される。
これにより、トナーコンテナ10(筐体20)内のトナーが少なくなって、撹拌スクリュー23及び24の撹拌範囲外の、筐体20の内壁付近にトナーが集まった場合に、トナーコンテナ10を共振振動させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、プリンター1の制御部51(駆動制御部)は、通常の画像形成動作の際には、駆動ギア36と撹拌ギア38及び40とに第1噛み合い周波数が生じるように撹拌スクリュー23及び24の駆動を制御する一方、トナーコンテナ10の振動動作の際には、駆動ギア36と撹拌ギア38及び40とに第2噛み合い周波数が生じるように撹拌スクリュー23及び24の駆動を制御する。
本実施形態では、撹拌ギア38及び40を振動用駆動速度で回転させるときの駆動ギア36と撹拌ギア38及び40との第2噛み合い周波数でトナーコンテナ10が共振するときに、最も大きく振動するトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ10は、振動用駆動速度時の第2噛み合い周波数での共振によって、比較的小さい振動を発生させるものでもよい。
また、本実施形態では、駆動ギア36がプリンター1に備わる駆動源50によって駆動され、駆動源50がプリンター1に備わる制御部51によって動作する構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、駆動ギア36は、トナーコンテナ10に備わる駆動源(図示せず)によって駆動され、駆動源がトナーコンテナ10に備わる制御部(図示せず)によって動作するように構成されてもよい。
更に、本実施形態では、トナーコンテナ10の左右方向の動きを規制する第1ピン41が撹拌ギア38の左下側に設けられ、トナーコンテナ10の上下方向の動きを規制する第2ピン42が撹拌ギア40の左下側に設けられるトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ10の左右方向の動きを規制する第1ピン41が撹拌ギア40の左下側に設けられ、トナーコンテナ10の上下方向の動きを規制する第2ピン42が撹拌ギア38の左下側に設けられてもよい。
また、本実施形態では、トナーコンテナ10(筐体20)が回転中心保持部28と第1ピン41及び第2ピン42とで支持された状態でトナーコンテナ10(筐体20)の後部に振動が加えられることで、トナーコンテナ10(筐体20)の前部が回転中心保持部28を中心として回転して変形するトナーコンテナ10の構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ10(筐体20)の側部や他の部分が変形するように構成されてもよい。
本実施形態では、トナーコンテナ10に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、中間ホッパー等の他の現像剤容器に本発明の構成を適用することも可能である。
また、本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
10 トナーコンテナ(現像剤容器)
20 筐体
23、24 撹拌スクリュー(撹拌部材)
25 回転軸
28 回転中心保持部
35 駆動軸
36 駆動ギア
38、40 撹拌ギア
41 第1ピン(第1規制部)
42 第2ピン(第2規制部)
43 第1規制穴
44 第2規制穴
50 駆動源
51 制御部

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体内に回転可能に配置され、前記現像剤を撹拌する撹拌部材と、
    前記撹拌部材の回転軸の第1端に取り付けられると共に、前記筐体の外側に設けられた撹拌ギアと、
    前記回転軸方向の第1端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記撹拌ギアと噛合して前記撹拌ギアを回転駆動する駆動ギアと、を備え、
    前記撹拌部材を通常駆動させる際の前記駆動ギアと前記撹拌ギアとの第1噛み合い周波数とは異なる第2噛み合い周波数と略一致する所定の固有振動数を有することを特徴とする現像剤容器。
  2. 当該現像剤容器が画像形成装置における現像剤容器装着部に装着される際に前記現像剤容器装着部に対して固定され、前記撹拌部材の回転軸方向の第2端側で前記筐体の外側に設けられると共に、前記筐体を回転可能に支持する回転中心保持部を更に備え、
    前記筐体は、当該筐体の左右方向の動きを規制する第1規制部と、当該筐体の上下方向の動きを規制する第2規制部とを、前記回転軸方向の第1端側の外面に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記筐体内の前記現像剤がエンプティ近傍にあるときの前記所定の固有振動数が、前記第2噛み合い周波数と略一致するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の現像剤容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記現像剤容器の前記撹拌部材の駆動を制御する駆動制御部を更に備え、
    前記駆動制御部は、通常の画像形成動作の際には、前記駆動ギアと前記撹拌ギアとに前記第1噛み合い周波数が生じるように前記撹拌部材の駆動を制御する一方、前記現像剤容器の振動動作の際には、前記駆動ギアと前記撹拌ギアとに前記第2噛み合い周波数が生じるように前記撹拌部材の駆動を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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