JP6350190B2 - ガラス物品の製造装置及びガラス物品の製造方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、切替装置の下方である第2経路の下流には、第1経路に案内できなかった管状又は棒状ガラスを回収する回収装置が備えられるため、回収装置にて回収したガラスをこの製造装置やその他のガラス製造にて再利用すれば、ガラスの無駄が生じることが極力抑えられる上、製造コスト低減に寄与できる。
この構成によれば、上記のガラス物品の製造装置と同様に、ガラスの移送経路が第1及び第2経路の何れかに切替可能なため、切替箇所よりも上流側の稼働を維持できる。そのため、ガラス物品の製造を中断する状況となっても、その後の復旧を早期に行うことが可能である。
図1(a)に示すように、本実施形態のガラス物品の製造装置10は、ダウンドロー法を用い、所望径及び所望長さの管状又は棒状をなすガラス物品G1を製造する装置である。本実施形態の製造装置10は、溶解窯11、垂直引き装置12、粗切装置13、切替装置14、案内装置15、水平引き装置16、切断装置17を備え、ガラス移送経路の上流から下流に向けてその順で配置されている。また、製造装置10は、これらの他にロールクラッシャ18、回収容器19を備え、更に、コントローラ20、感知センサ21、開始スイッチ22、停止スイッチ23を備えている。
図1に示すように、溶解窯11からガラスG0が流下している際に開始スイッチ22が作業者にてオン操作されると、垂直引き装置12及び水平引き装置16の駆動が開始される。この時、切替装置14の切替部材14aは、先端部が下方に向けられた退避位置にある。流下してきたガラスG0は、垂直引き装置12により、設定された引き速度にてガラスG0が縮径且つ伸長されて下流側に送られる。
(1)粗切装置13と案内装置15との間に切替装置14を設け、粗切装置13と協働した切替装置14の切替動作により、ガラス物品G1の製造を行う経路A(第1経路)と、製造を行わない経路B(第2経路)との何れかにガラスG0の移送経路が切り替えられるようにした。つまり、例えば経路Aにおいて製造装置の故障修理や定期メンテナンス、またガラスG0の移送の不具合が生じた場合等、ガラスG0の移送経路を経路Bに切り替えておけば切替装置14の上流側の稼働を維持可能なため、経路Aが正常となった時にガラスG0の移送経路を再び経路Aに切り替えれば、経路Aでのガラス物品G1の製造を即座に行うことができ、復旧を早期に行うことができる。また、切替装置14を備えることで、作業者の手に頼ることなく半自動又は自動で経路A側にガラスG0の移送が切替可能なため、作業者の手間が省け、また品質や安全性の向上にも貢献できる。
・凹溝形状の切替部材14aにおいて、開口部14xや溝底部14yの形状を適宜変更してもよい。また、凹溝形状以外で、例えば筒状、板状といった他の形状を採用してもよい。
・経路AへのガラスG0の移送が確立した後に切替部材14aを退避させたが、退避させずにそのまま切替部材14aの位置を保持させてもよい。この場合、切替部材14aを経路B側に切り替える必要が生じた場合等に退避させる。
・その他、ガラス物品の製造装置10(各種装置)の構成を適宜変更してもよい。
Claims (11)
- 管状又は棒状ガラスを下方向に牽引する縦引き装置と、前記管状又は棒状ガラスの移送方向を横方向に案内する案内装置と、横方向に案内された前記管状又は棒状ガラスを所定の長さに切断する切断装置とを備えるガラス物品の製造装置であって、
前記縦引き装置の下流側に前記管状又は棒状ガラスの粗切を行う粗切装置を備え、
前記粗切装置の下流側且つ前記案内装置の上流側に、前記粗切装置と協働し、横方向の第1経路及び下方向の第2経路の何れかに前記管状又は棒状ガラスの先端の移送方向を切り替える切替装置を備えることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項1に記載のガラス物品の製造装置において、
前記案内装置の下流側且つ前記切断装置の上流側に、前記管状又は棒状ガラスを前記横方向の第1経路に牽引する横引き装置を備えることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項1又は2に記載のガラス物品の製造装置において、
前記切替装置は、退避位置と切替位置の間を移動する切替部材を備えており、前記切替部材が退避位置にある時は前記管状又は棒状ガラスと接触せず、前記切替部材が切替位置に移動した時は前記管状又は棒状ガラスの先端の移送方向を前記下方向の第2経路から前記横方向の第1経路へ切り替え可能となるように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項3に記載のガラス物品の製造装置において、
前記切替部材は、拡開形状の凹溝形状をなしており、前記切替位置に移動することにより前記管状又は棒状ガラスの先端を凹溝内で溝方向に沿って移動させて、前記管状又は棒状ガラスを前記案内装置へ誘導可能なように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項3又は4に記載のガラス物品の製造装置において、
前記切替部材は、前記粗切装置が前記管状又は棒状ガラスの上流側と下流側を切断分離した後、上流側の前記管状又は棒状ガラスの先端の通過前に前記切替位置に移動するように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項3〜5の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置において、
前記切替装置は、前記管状又は棒状ガラスの移送を前記下方向の第2経路から前記横方向の第1経路への切替完了後に前記切替部材が前記退避位置に退避するように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項3〜6の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置において、
前記管状又は棒状ガラスの前記横方向の第1経路への移送中断時に、前記粗切装置は、前記管状又は棒状ガラスの上流側と下流側を切断分離し、前記切替部材は、前記退避位置での退避状態を維持し上流側の前記管状又は棒状ガラスの先端を前記案内装置に誘導しないように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項3〜7の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置において、
前記管状又は棒状ガラスの前記下方向の第2経路から前記横方向の第1経路への切替完了を判定する判定手段を備えてなり、前記切替装置は、前記判定手段により切り替えが完了したとみなす旨の判定に基づいて、前記切替部材が前記退避位置に退避するように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置において、
前記縦引き装置の上方に溶融窯が設置されており、前記溶融窯の底部から引き出されたガラスが前記縦引き装置にて縮径及び伸長されて管状又は棒状に成形されることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項1〜9の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置において、
前記切替装置の下方には、前記管状又は棒状ガラスを回収又は廃棄するための回収装置が設けられていることを特徴とするガラス物品の製造装置。 - 請求項1〜10の何れか1項に記載のガラス物品の製造装置を用いて管状又は棒状のガラス物品を製造することを特徴とするガラス物品の製造方法。
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