JP7193542B2 - 帯状ガラスを分離するためのガラス製造装置および方法 - Google Patents

帯状ガラスを分離するためのガラス製造装置および方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、合衆国法典第35巻第119条に基づき、2017年9月26日に出願された米国仮特許出願第62/563,287号による優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に、その全体を参照して本明細書に組み込む。
本開示は、一般的に、ガラス製造装置および方法に関し、より具体的には、帯状ガラスを分離するためのガラス製造装置および方法に関する。
帯状ガラスをスコアリングし、次に、別のハンドリング装置を用いて帯状ガラスを曲げることによって、帯状ガラスを分離することが知られている。典型的には、ハンドリング装置を用いて帯状ガラスを曲げると、帯状ガラス内に、不要な過剰な曲げ応力、および/または、不均一な曲げ応力が生じる。分離の際、そのような過剰な、および/または、不均一な曲げ応力は、帯状ガラスの振動、反り、および/または捩れを生じ、それが帯状ガラスの上に向かって伝搬して、帯状ガラスが形成される際に帯状ガラス内に欠陥を生じさせ得る。従来の分離技術は、帯状ガラスに振動、反り、および/または捩れを生じ得るものであり、それが帯状ガラスの上に向かって粘性ゾーンおよび/または硬化ゾーンまで伝搬して、それによって生じた欠陥が弾性ゾーン内において帯状ガラス内に凍結され得る。
以下、詳細な説明に記載されている幾つかの実施形態の基本的な理解を提供するために、本開示の簡単な概要を提示する。
幾つかの実施形態において、本開示のガラス分離装置は、スコアラインの下で分離されるガラスシート全体の典型的な曲げ操作を必要とせずに、細長いアンビルを用いてスコアラインに沿って均一な応力を集中させることによって、分離を達成し得る。幾つかの実施形態では、係合装置と細長いアンビル部材との間の比較的小さい動きのみによって、スコアラインにおける帯状ガラスからのガラスシートの分離を生じるスコアラインに沿った応力を達成できる。従って、本開示の細長いアンビルを用いて、スコアラインに沿って応力を加えることで、別様では典型的な曲げ操作中に生じ得る過剰な応力を回避でき、それにより、帯状ガラスの振動、反り、および/または捩れが上に向かって粘性ゾーンおよび/または硬化ゾーンまで伝搬して、それによって生じた欠陥が弾性ゾーン内において帯状ガラス内に凍結され得ることよって生じ得る欠陥を回避できる。
幾つかの実施形態によれば、ガラス製造装置は係合装置を含み得るものであり、係合装置は、第1の細長い軸に沿って延びる第1の細長い部材であって、第1の細長い軸の方向に対して第1の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第1の回転軸周りに回転可能な第1の細長い部材を含む。係合装置は、第2の細長い軸に沿って延在する第2の細長い部材であって、第2の細長い軸の方向に対して第2の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第2の回転軸周りに回転可能な第2の細長い部材を更に含み得る。第2の細長い部材は、第1の細長い部材から離間され得る。ガラス製造装置は、第1の細長い部材と第2の細長い部材との間に設けられた空間と位置合わせされた細長いアンビル部材を更に含み得る。係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方は、係合装置および細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動可能であり得る。
一実施形態において、係合装置および細長いアンビル部材は、キャリッジに取り付けられ得る。
別の実施形態において、第1の回転軸は、第2の回転軸と一致し得る。
別の実施形態において、第1の非ゼロの角度は90度であり得、第2の非ゼロの角度は90度であり得る。
別の実施形態において、第1の細長い軸の方向、第2の細長い軸の方向、第1の回転軸の方向、および第2の回転軸の方向に沿って、共通の平面が延びている。
別の実施形態において、ガラス製造装置は、細長いアンビル部材に対して相対的に移動可能なスコアリング要素を更に含み得る。
別の実施形態において、スコアリング要素は、第1の細長い部材と第2の細長い部材との間に設けられた空間内において移動可能であり得る。
別の実施形態において、ガラス製造装置は、第1の細長い部材と第2の細長い部材との間に設けられた空間に対して相対的に細長いアンビル部材を移動させるためのアクチュエータを更に含み得る。
別の実施形態において、係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方には真空ポートが設けられる。
別の実施形態において、ガラス製造装置を用いて帯状ガラスを分離する方法が提供され得る。この方法は、帯状ガラスの第1の主要な面を細長いアンビル部材と接触させる工程と、帯状ガラスの第2の主要な面の一部を第1の細長い部材および第2の細長い部材と接触させる工程とを含み得る。この方法は、帯状ガラスを少なくとも部分的に平坦にしながら、細長いアンビル部材が帯状ガラスの第1の主要な面に接触している間に、第1の細長い部材を第1の回転軸周りに回転させると共に第2の細長い部材を第2の回転軸周りに回転させる工程を更に含み得る。この方法は、細長いアンビル部材と位置合わせされた分離経路に沿って、帯状ガラスの第2の主要な面にスコアラインを生成するために、帯状ガラスの第2の主要な面をスコアリングする工程を更に含み得る。この方法は、その後、係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を、係合装置および細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離する工程を含み得る。
別の実施形態において、係合装置および細長いアンビル部材の各々はキャリッジに取り付けられ得るものであり、この方法は、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離している間、帯状ガラスが進行方向に移動する速度と一致する進行方向における速度でキャリッジを移動させる工程を含み得る。
別の実施形態において、帯状ガラスの第2の主要な面のスコアリングの少なくとも一部は、帯状ガラスを細長いアンビル部材に対して少なくとも部分的に平坦にしながら行われ得る。
別の実施形態において、この方法は、帯状ガラスの第2の主要な面をスコアリングしている間、および、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離している間のうちの少なくとも一方において、デブリを真空吸引する工程を含み得る。
別の実施形態において、ガラス製造装置は係合装置を含み得るものであり、係合装置は、第1の細長い軸に沿って延びる吸引カップの第1の列、および、第2の細長い軸に沿って延びる吸引カップの第2の列を含み、吸引カップの第1の列および吸引カップの第2の列のうちの各吸引カップは、第1の方向を向いている。ガラス製造装置は、第1の方向を向いた細長いアンビル部材を更に含み得るものであり、係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方は、係合装置および細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動可能である。
別の実施形態において、吸引カップの第1の列、吸引カップの第2の列、および細長いアンビル部材は、キャリッジに取り付けられ得る。
別の実施形態において、ガラス製造装置は、細長いアンビル部材に対して相対的に移動可能なスコアリング要素を更に含み得る。
別の実施形態において、ガラス製造装置は、細長いアンビル部材を第1の方向に移動させるためのアクチュエータを更に含み得る。
別の実施形態において、少なくとも細長いアンビル部材には、吸引カップの第1の列および吸引カップの第2の列のうちの各吸引カップが帯状ガラスの主要な面に取り付けられている間にデブリを除去するよう構成された少なくとも1つの真空ポートが設けられ得る。
別の実施形態において、吸引カップの第1の列および吸引カップの第2の列のうちの少なくとも一方の複数の吸引カップは、少なくとも第1のゾーンの吸引カップおよび第2のゾーンの吸引カップ内において構成され得るものであり、第1のゾーンの吸引カップは、第2のゾーンの吸引カップから独立して動作するよう構成される。
別の実施形態において、ガラス製造装置を用いて帯状ガラスを分離する方法は、吸引カップの第1の列のうちの各吸引カップを帯状ガラスの第1の主要な面の第1の領域に取り付ける工程と、吸引カップの第2の列のうちの各吸引カップを帯状ガラスの第1の主要な面の第2の領域に取り付ける工程とを含み得る。この方法は、帯状ガラスの第1の主要な面の第1の領域と第2の領域との間に位置する第3の領域に沿って細長いアンビル部材を係合させる工程を更に含み得る。この方法は、細長いアンビル部材と位置合わせされた分離経路に沿って、帯状ガラスの第2の主要な面にスコアラインを生成する工程を更に含み得る。この方法は、その後、係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を、係合装置および細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離する工程を含み得る。
別の実施形態において、帯状ガラスを分離する工程は、帯状ガラスから分離されたガラスシートを生成し得るものであり、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離した後、ガラスシートは吸引カップの第2の列から懸架される。
別の実施形態において、係合装置および細長いアンビル部材はキャリッジに取り付けられ得るものであり、この方法は、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離している間、帯状ガラスを進行方向に沿って移動させると共に、帯状ガラスが進行方向に移動する速度と一致する進行方向における速度でキャリッジを移動させる工程を含み得る。
別の実施形態において、吸引カップの第1の列および吸引カップの第2の列のうちの少なくとも一方の複数の吸引カップは、少なくとも第1のゾーンの吸引カップおよび第2のゾーンの吸引カップ内において構成され得る。この方法は、第1のゾーンの吸引カップを、第2のゾーンの吸引カップから独立して操作する工程を含み得る。
別の実施形態において、この方法は、第1のゾーンの吸引カップを、第2のゾーンの吸引カップとは異なる圧力で操作する工程を更に含み得る。
別の実施形態において、スコアラインを生成する工程は、少なくとも部分的に、帯状ガラスを細長いアンビル部材に対して平坦にしながら行われ得る。
別の実施形態において、この方法は、帯状ガラスの第2の主要な面にスコアラインを生成する間、および、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離する間のうちの少なくとも一方において、デブリを真空吸引する工程を含み得る。
上記および他の特徴、態様、および長所は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、より良好に理解される。
本開示による、ガラス製造装置の例示的な実施形態の模式図を示す 図1の線2-2に沿ったガラス製造装置の断面図を示す 図1の線3-3に沿ったガラス製造装置の第1の実施形態の断面図を示す 図3の線4-4に沿ったガラス分離装置の断面図 帯状ガラスを分離する方法に従って、第1の細長い部材および第2の細長い部材を回転させることを示す 帯状ガラスを分離する工程中に、第1の細長い部材および第2の細長い部材を更に回転させて、帯状ガラスをスコアリングすることを示す 帯状ガラスのスコアリングを示す、図6の線7-7に沿ったガラス分離装置の断面図 スコアリング後のガラス分離装置の断面図を示す 係合装置および細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させることによる帯状ガラスの分離を示す 図1の線3-3に沿ったガラス製造装置の第2の実施形態の断面図を示す 図10の線11-11に沿ったガラス分離装置の第2の実施形態の断面図 帯状ガラスの第1の主要な面の第1の領域に取り付けられた吸引カップの第1の列のうちの複数の吸引カップと、帯状ガラスの第1の主要な面の第2の領域に取り付けられた吸引カップの第2の列のうちの複数の吸引カップとを示す、図11の12におけるガラス分離装置の第2の実施形態の拡大図 帯状ガラスの第1の主要な面の第1の領域と第2の領域との間に位置する第3の領域と係合する細長いアンビル部材を示す、図12と類似のガラス分離装置の第2の実施形態の拡大図 帯状ガラスの第2の主要な面におけるスコアラインの生成を示す、図13と類似のガラス分離装置の第2の実施形態の拡大図 細長いアンビル部材を更に延出させて、帯状ガラスをスコアラインに沿って分離することを示す、図14と類似のガラス分離装置の第2の実施形態の拡大図 それぞれ独立して操作される複数のゾーン内において構成される少なくとも1列の吸引カップを帯状ガラスに取り付ける方法を示す 帯状ガラスを平坦にしながら、スコアラインを生成する間、帯状ガラスに吸引カップを取り付けるために、複数のゾーンの吸引カップがそれぞれ異なる圧力で独立して操作される、図16の方法を更に示す
以下、例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、実施形態をより完全に説明する。可能な場合には常に、同じまたは類似の部分を参照するために、図面を通して同じ参照番号が用いられる。しかし、本開示は、多くの異なる形態で具現化されて得るものであり、本明細書に述べられている実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている特定の実施形態は、例示を意図したものであり、従って限定するものではないことが理解されるべきである。本開示の目的のために、ガラス製造装置は、必須ではないが、必要に応じて、或る量の溶融材料からガラスシートおよび/または帯状ガラスを形成するガラス形成装置を含み得る。例えば、ガラス製造装置は、必要に応じて、スロットドロー装置、フロートバス装置、ダウンドロー装置、アップドロー装置、圧延装置、または他のガラス成形装置等のガラス成形装置を含み得る。以下に述べる図1に示されている実施形態では、ガラス製造装置は、フュージョンダウンドロー装置を含むガラス成形装置を含み得るが、更なる実施形態では、他のガラス成形装置が設けられてもよい。
更に、本開示の目的のために、ガラス製造装置は、必須ではないが、以前に形成された帯状ガラスおよび/またはガラスシートを格納するための格納装置を含み得る。例えば、図示しないが、ガラス製造装置は、必要に応じて、或る長さの帯状ガラスが巻きつけられた格納スプールを含み得る。幾つかの実施形態において、ガラス製造装置は、帯状ガラスを製造する方法の間に、格納スプールから帯状ガラスの一部を巻き出し得る。
更なる実施形態では、以下において述べるように、複数の異なるガラス製造ステーションにおいてガラスを連続的に製造するための様々な装置がインラインで設けられ得る。例えば、説明の目的で、図1は、帯状ガラス103を形成するよう設計されたガラス成形装置101a、帯状ガラス103をスコアリングして帯状ガラス103からガラスシート104を分離するためのガラス分離装置101b、1001b、並びに、ガラスハンドリング装置101c等の、インラインで設けられ得る様々な装置を含むガラス製造装置101を示している。開示の目的で、ガラス製造装置101は、図示されているガラス形成装置101a、ガラス分離装置101b、1001b、およびガラスハンドリング装置101c等の、1以上の構成要素のうちの任意の1つまたは任意の組み合わせを含み得る。そのような構成要素は、帯状ガラスおよびガラスシートの連続製造のためのインライン構成として示されているが、これらの構成要素は、ライン外に別々に設けられてもよい。
フュージョンダウンドローによって形成される帯状ガラス103は、帯状ガラス103の第1の縁部153および第2の縁部155に沿って形成された互いに反対側にある比較的厚い縁部ビードの間に設けられた高品質の中心部分151を含み得る。図1に示されているように、幾つかの実施形態において、ガラスシート104は、ガラス分離装置101b、1001bによって帯状ガラス103から分離され得る。図示しないが、ガラスシート104の分離の前または後に、高品質の中心部分151を帯状ガラス103から解放するために、第1の縁部153および第2の縁部155に沿って形成された厚い縁部ビードは除去され得る。得られた高品質の中心部分151は、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)等を含む、様々な所望のディスプレイ用途で用いられ得る。
図1は、或る量の溶融材料121から帯状ガラス103を延伸するためのガラス成形装置101aを含む例示的なガラス製造装置101を模式的に示す。図示されているように、ガラス製造装置101は、格納ビン109からバッチ材料107を受け取るように配向された溶融容器105を含み得る。バッチ材料107は、モーター113によって動力供給されるバッチ送出装置111によって導入され得る。矢印117によって示されているように、所望の量のバッチ材料107を溶融容器105に導入するために、モーター113を作動させるために、必要に応じて設けられるコントローラ115が操作され得る。溶融ガラスプローブ119を用いて、スタンドパイプ123内の溶融材料121の液位が測定され、測定された情報が通信回線125を介してコントローラ115に通信され得る。
ガラス製造装置101は、第1の接続導管129を介して溶融容器105に結合された、溶融容器105の下流に位置する清澄容器127も含み得る。幾つかの実施形態において、溶融材料121は、溶融容器105から第1の接続導管129を介して清澄容器127へと重力によって供給され得る。例えば、重力は、溶融材料121を、溶融容器105から第1の接続導管129の内部経路を通って清澄容器127へと駆動するよう作用し得る。清澄容器127内では、様々な技術によって溶融材料121から気泡が除去され得る。
ガラス製造装置101は、清澄容器127の下流に配置され得る混合チャンバ131を更に含み得る。混合チャンバ131は、溶融材料121の均質な組成物を提供するために用いられ得るものであり、それにより、別様では清澄容器127から出る溶融材料121内に存在し得る不均質性の筋を低減または解消し得る。図示されているように、清澄容器127は、第2の接続導管135を介して混合チャンバ131に結合され得る。幾つかの実施形態において、溶融材料121は、清澄容器から第2の接続導管135を介して混合チャンバ131へと重力によって供給され得る。例えば、重力は、溶融材料121を、清澄容器127から第2の接続導管135の内部経路を通って混合チャンバ131へと駆動し得る。
ガラス製造装置101は、混合チャンバ131の下流に配置され得る送出容器133を更に含み得る。送出容器133は、導入管141に供給される溶融材料121をコンディショニングし得る。例えば、送出容器133は、溶融材料121の一貫した流れを調節して導入管141に供給するためのアキュムレータおよび/または流量コントローラとして機能し得る。図示されているように、混合チャンバ131は、第3の接続導管137を介して送出容器133に結合され得る。幾つかの実施形態において、溶融材料121は、混合チャンバ131から第3の接続導管137を介して送出容器133へと重力によって供給され得る。例えば、重力は、溶融材料121を、混合チャンバ131から第3の接続導管137の内部経路を通って送達容器133へと駆動し得る。
更に図示されているように、溶融材料121を導入管141へと送出するための送出管139が配置され得る。次に、溶融材料121は、導入管141から送出されて、形成容器140のトラフ147によって受け取られる。形成容器140は、溶融材料121を延伸して帯状ガラス103にし得る。例えば、図示されているように、溶融材料121は、ガラス製造装置101の延伸方向211に沿って、形成容器140のルート部142から離れる方向に延伸され得る。帯状ガラス103の幅「W」は、帯状ガラス103の第1の垂直方向の縁部153と帯状ガラス103の第2の垂直方向の縁部155との間に延び得る。
図2は、図1の線2-2に沿ったガラス製造装置101の断面斜視図である。図示されているように、形成容器140は、導入管141から溶融材料121を受け取るよう配向されたトラフ147を含み得る。形成容器140は形成ウェッジ209を更に含み得るものであり、形成ウェッジ209は、形成ウェッジ209の両端部間に延在する一対の下向きに傾斜した収束する表面部分207a、207bを有する。形成ウェッジ209の一対の下向きに傾斜した収束する表面部分207a、207bは、延伸方向211に沿って収束し、底縁部に沿って交わってルート部142を画成する。ガラス製造装置101の延伸平面213は、ルート部142を通過して延び、帯状ガラス103は、延伸平面213に沿って延伸方向211に延伸され得る。図示されているように、延伸平面213はルート部142を二分し得るものであるが、延伸平面213はルート部142に対して他の向きで延びていてもよい。
図2を参照すると、一実施形態において、溶融材料121は、形成容器140のトラフ147内へと方向159に流れ得る。次に、溶融材料121は、対応する堰203a、203bを同時に越えて流れることによって、トラフ147から越流し、対応する堰203a、203bの外面205a、205b上を下に向かって流れる。次に、溶融材料121のそれぞれの流れは、形成ウェッジ209の下向きに傾斜した収束する表面部分207a、207bに沿って流れ、それらの流れは形成容器140のルート部142において収束して帯状ガラス103として融合し、ルート部142から離れる方向に延伸される。次に、帯状ガラス103は、延伸方向211に沿った延伸平面213内においてルート部142から離れる方向にフュージョンドローされ、幾つかの実施形態では、次に、帯状ガラス103からガラスシート104(図1参照)が順次分離され得る。
図2に示されているように、帯状ガラス103は、帯状ガラス103の第1の主要な面215aおよび帯状ガラス103の第2の主要な面215bが互いに反対方向を向いて帯状ガラス103の厚さ「T」を画成する状態で、ルート部142から延伸され得る。帯状ガラス103の厚さ「T」は、例えば、約2ミリメートル(mm)以下、約1ミリメートル以下、約0.5ミリメートル以下、約500マイクロメートル(μm)以下、例えば約300マイクロメートル以下、例えば約200マイクロメートル以下、または例えば約100マイクロメートル以下等であり得るが、更なる実施形態では他の厚さが設けられ得る。更に、帯状ガラス103は、ソーダライムガラス、ボロシリケートガラス、アルミノボロシリケートガラス、アルカリ含有ガラス、または無アルカリガラスを含むがこれらに限定されない様々な組成物を含み得る。
次に、例示的なガラス分離装置101b、1001bの特徴について説明する。記載されている実施形態は、例示として開示されるものであり、本開示を限定することは意図しない。更に、以下において説明するガラス分離装置101b、1001bおよび方法は、一般的に、帯状ガラスからガラスシートを分離することを参照しているが、これらの装置および方法は、形成中の帯状ガラスの一部からスプールに巻き付けられ得る帯状ガラスを分離すること、以前に形成された帯状ガラスのスプールから巻き出されている帯状ガラスからガラスシートを分離すること、別のガラスシートからガラスシートを分離すること、および、ガラスシートまたは帯状ガラスからおよび縁部ビードを分離することを含むがそれらに限定されない他の目的でも用いられ得ることが当業者には自明であろう。
図3~図9は、係合装置301を含み得るガラス分離装置101bの例示的な実施形態を示す。図3~図4に示されているように、係合装置は、第1の細長い軸403aに沿って延びる第1の細長い部材401aと、第2の細長い軸403bに沿って延びる第2の細長い部材401bとを含み得る。幾つかの実施形態において、第1の細長い軸403aおよび第2の細長い軸403bは、真っ直ぐであり且つ互いに平行であり得、共通の方向303a、303b(図3参照)に沿って延び得るが、更なる実施形態では他の構成も可能であり得る。別の実施形態では、図示しないが、第1の細長い軸403aの方向303aは、第2の細長い軸403bの方向303bに対して非ゼロの角度で延び得る。
第1の細長い部材401aは、第1の細長い軸403aの方向303aに対して第1の非ゼロの角度(例えば、90°)で方向407aに沿って延びる第1の回転軸405a周りに回転可能であり得る。同様に、第2の細長い部材401bは、第2の細長い軸403bの方向303bに対して第2の非ゼロの角度(例えば、90°)で方向407bに沿って延びる第2の回転軸405b周りに回転可能であり得る。図示されているように、幾つかの実施形態において、第1の細長い部材401aは第2の細長い部材401bに対してしっかりと結合されて、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの両方が、互いに一致して同じ方向407a、407bに伸びるそれぞれの軸405a、405b周りに回転するようになっていてもよい。図示されているように、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは共通のベース409に取り付けられて、共通のベース409が回転軸405a、405b周りに回転することにより、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bが回転軸405a、405b周りに同時に回転するようになっていてもよい。図3および図4からわかるように、幾つかの実施形態において、第1の細長い軸403aの方向303a、第2の細長い軸403bの方向303b、第1の回転軸405aの方向407a、および第2の回転軸405bの方向407bに沿って、共通の平面が延在している。そのような構成は、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bが回転軸405a、405b周りに回転する際の、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bと帯状ガラス103の第2の主要な面215bとの適正な係合を可能にし得る。
図示しないが、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、互いに一致しない軸周りに回転するように設計されてもよい。幾つかの実施形態において、回転軸405a、405bは、図示されているように互いに一致するのではなく、互いに離間されていてもよい。それに加えて、またはその代わりに、回転軸405a、405bは、互いに対して或る角度で配置されてもよく、この場合、第1の回転軸405aの方向407aは、第2の回転軸405bの方向407bに対して非ゼロの角度で延びる。
互いに一致しているか否かにかかわらず、回転軸405a、405bは、対応する第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの回転中に静止したままであり得る。幾つかの実施形態において、1以上のアクチュエータ305は、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bをそれぞれの回転軸405a、405b周りに、例えば図3に示されているように軸の位置が変化しないように、回転させ得る。幾つかの実施形態において、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、静止した回転軸405a、405bを有する固定された回動軸周りに回動し得る。或いは、回転軸405a、405bは、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの回転中に移動し得る。そのような実施形態では、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bを回転させる工程中に移動する軸周りに回転する。第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、特定の用途に応じて、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼)、エラストマー材料(例えば、ゴム)、セラミック材料、樹脂材料、または他の材料等の広範囲の材料で構成され得る。
図4に示されているように、幾つかの実施形態において、第2の細長い部材401bは、第1の細長い部材401aから離間している。このような配向では、第1の細長い部材401aと第2の細長い部材401bとの間に空間411が設けられる。図4に更に示されているように、ガラス分離装置101bは、細長いアンビル部材413を含むアンビル装置412を更に含み得る。細長いアンビル部材413は、第1の細長い部材401aと第2の細長い部材401bとの間に設けられた空間411と位置合わせされ得る細長い軸414に沿って延び得る。図4に示されているように、細長いアンビル部材413は、空間411に対して、ガラス製造装置101の延伸平面213に沿って、垂直方向に位置合わせされ得る。位置合わせされたら、細長いアンビル部材413の接触平面415は空間411を通って延び得るものであり、幾つかの実施形態では、空間411を二等分し得る。そのような実施形態では、接触平面415は、ガラス製造装置101の延伸平面213に最も近い細長いアンビル部材413の点417を通って延びる、延伸平面213に対して垂直な軸であると見なすことができる。図4に示されているように、幾つかの実施形態において、接触平面415は、重力に対して垂直であり且つ図示されている「X方向」を含む水平面に沿って配向され得る。
係合装置301および細長いアンビル部材413のうちの少なくとも一方は、係合装置301および細長いアンビル部材413のうちの他方に対して相対的に移動可能であり得る。例えば、図4を参照すると、アクチュエータ305が、係合装置301を、細長いアンビル部材413および帯状ガラス103の第2の主要な面215bに向かう方向418aに移動させ得る。それに加えて、またはその代わりに、1以上のアクチュエータ419が、細長いアンビル部材413を、係合装置301および帯状ガラス103の第1の主要な面215aに向かう方向418bに移動させ得る。図4に示されているように、方向418aは方向418bの反対であり得る。図8に示されているように、係合装置301と細長いアンビル部材413との間の相対移動は、最終的に、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bを、帯状ガラス103の第2の主要な面215bと係合させると共に、細長いアンビル部材413を、帯状ガラス103の第1の主要な面215aと係合させ得る。
再び図3を参照すると、幾つかの実施形態において、係合装置301および細長いアンビル部材413は、キャリッジ307に取り付けられる。図示されているように、一実施形態において、アンビル装置412の細長いアンビル部材413は、アクチュエータ419を介して、キャリッジ307の第1の部分309に取り付けられ得る。更に、図示されている実施形態では、係合装置301は、アクチュエータ305を介して、キャリッジ307の第2の部分311に取り付けられ得る。係合装置301および細長いアンビル部材413の両方を同じキャリッジ307に取り付けることにより、アンビル装置412および係合装置301を同時に移動させることが可能になり、それにより、別様でアンビル装置412および係合装置301が同じキャリアに取り付けられていない場合に生じ得るアンビル装置412と係合装置301との間の位置合わせの誤差を回避できる。更に、後述するように、スコアラインに沿って帯状ガラスからガラスシートを分離することは、共に同じキャリッジ307に取り付けられたアンビル装置412と係合装置301との間の相対移動によって達成できる。アクチュエータ312は、キャリッジを、進行方向に移動する帯状ガラス103の速度と一致する速度で、進行方向(例えば、延伸方向211)に移動させ得る。アンビル装置412および係合装置301の両方が同じキャリッジ307に取り付けられており、同じキャリッジ307と共に移動するので、キャリッジではなく地面165によって直接的または間接的に支持され得るガラスシートハンドリング装置163の把持ヘッド161(図1参照)を用いて帯状ガラスの下部をスコアライン周りに回動させる従来の設計と比較して、力のスパイクを最小限にできる。
図4に示されているように、ガラス製造装置101は、細長いアンビル部材413に向かう方向418aに移動可能であり得るスコアリング要素421を更に含み得る。幾つかの実施形態では、図示されているように、スコアリング要素421は、第1の細長い部材401aと第2の細長い部材401bとの間に設けられた空間411内において移動され得る。幾つかの実施形態において、スコアリング要素421は、先の尖ったスクライバー、スコアリングホイール、またはレーザー装置を含み得る。ガラス製造装置101は、スコアリング要素421を図4に示されている引込位置と図7に示されている延出位置との間で移動させ得るアクチュエータ423を含み得る。更なる実施形態では、スコアリング要素421は、軌道425に対して相対的に取り付けられ得るものであり、スコアリング要素421は、スコアリング要素421のスコアリング動作中に、第1の細長い軸403aの方向303aおよび第2の細長い軸403bの方向303bに移動し得る。
更なる実施形態において、係合装置301および細長いアンビル部材413のうちの少なくとも一方には、真空ポートが設けられ得る。例えば、図4に示されているように、係合装置301には、第1の細長い部材401aと第2の細長い部材401bとの間に垂直方向に配設された1以上の内側真空ポート427a、427bが設けられ得る。そのような内側真空ポート427a、427bは、それらが設けられる場合には、スコアリング作業中および/または分離作業中に空間411の近傍からデブリを除去するのを補助し得る。それに加えて、またはその代わりに、係合装置301には、スコアリング作業中および/または分離作業中に空間411の近傍から逃れ得るデブリを除去するために、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの外側にそれぞれ配設された1以上の外側真空ポート429a、429bが設けられ得る。
図4に更に示されているように、細長いアンビル部材413には、分離作業中にデブリを除去するのを補助し得る1以上の真空ポート431a、431bも設けられ得る。図3に示されているように、導管313は、真空源315と連通した真空ポート427a~427b、429a~429b、431a~431bを配置し得る。
次に、ガラス分離装置101bを用いて帯状ガラス103を分離する例示的な方法について説明する。図7に示されているように、この方法は、帯状ガラス103の第1の主要な面215aを細長いアンビル部材413と接触させることを含み得る。幾つかの実施形態において、アクチュエータ419は、細長いアンビル部材413を有するアンビル装置412を、帯状ガラス103の第1の主要な面215aと係合するよう方向418bに移動させ得る。
図5に示されているように、この方法は、帯状ガラス103の第2の主要な面215bの部分501を、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bと接触させることを更に含み得る。例えば、アクチュエータ305は、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bが第2の主要な面215bの部分501と接触するように、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの少なくとも一部を方向418aに移動させ得る。図5に示されているように、最初の接触の時点で、対応する第1の細長い軸403aの方向303aおよび第2の細長い軸403bの方向303bは、細長いアンビル部材413の細長い軸414の方向416に対して接触角度503で配置され得る。幾つかの実施形態において、接触角度503は、0°より大きく且つ60°までの範囲内(例えば、0°より大きく且つ45°までの範囲内、例えば0°より大きく且つ30°までの範囲内等)であり得るが、更なる実施形態では、他の初期接触角度が設けられてもよい。
図5および図6に示されているように、この方法は、帯状ガラス103を細長いアンビル部材413に対して少なくとも部分的に平坦にしながら、細長いアンビル部材413が帯状ガラス103の第1の主要な面215aに接触している間に、接触角度503を減少させるために、第1の細長い部材401aを第1の回転軸405a周りに回転させると共に、第2の細長い部材401bを第2の回転軸405b周りに回転させることを更に含み得る。幾つかの実施形態において、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、帯状ガラス103の第2の主要な面215bを押すことにより、帯状ガラス103を少なくとも部分的に平坦にすることを容易にする。そのような実施形態では、接触角度503を減少させると、帯状ガラス103のスコアリングが開始される側において、帯状ガラス103が平坦になり始め、それにより、スコアラインを生成するのに必要な時間を低減することによって、および、スコアリング要素を有する細長いアンビル部材413に帯状ガラスの一部を押し付ける際に生じ得るスコアリング要素と帯状ガラス103との間における過度の相互作用を低減することによって、スコアリング機能を高めることができる。
第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの回転および移動は、接触角度503が約0°まで減少するまで継続し得るものであり、図8に示されているように、細長いアンビル部材413の全長が第1の主要な面215aと接触している間に、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの全長を帯状ガラス103の第2の主要な面215bと係合させることを更に含み得る。接触角度503が約0°まで減少するような位置においては、帯状ガラス103は、スコアライン801に沿って略平坦な向きで保持され得る。スコアライン801に沿った帯状ガラス103の略平坦な向きは、接触角度503が約0°まで減少したときに生じ得る。或いは、帯状ガラス103は、接触角度503が約0°に達したときに部分的に平坦になり得、次に、例えば、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bを細長いアンビル部材413に向かう方向418aに非回転で平行移動させる間に、帯状ガラス103はスコアライン801に沿って完全に平坦にされ得る。
帯状ガラス103を少なくとも部分的に平坦にする間、または帯状ガラス103をスコアライン801に沿って完全に平坦にした後、この方法は、帯状ガラス103の第2の主要な面215bをスコアリングして、細長いアンビル部材413と位置合わせされた分離経路に沿って、帯状ガラス103の第2の主要な面215b内にスコアライン801を生成することを更に含み得る(図8を参照)。第2の主要な面215bのスコアリングは、帯状ガラス103を少なくとも部分的に平坦にしながら、第1の細長い部材401aを第1の回転軸405a周りに回転させると共に第2の細長い部材401bを第2の回転軸405b周りに回転させている間に行われ得る。一実施形態において、図5~図7からわかるように、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bの外縁部は、第2の主要な面215bの部分501と係合して、その位置にある帯状ガラスを、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bとアンビル部材413との間に挟持し得る。図示されているように、部分501の位置は、帯状ガラス103の比較的厚い第1の縁部153から内側にオフセットされ得る。図7に示されているように、スコアリング要素421は、アクチュエータ423によって、細長いアンビル部材413に向かう方向418aに移動され得る。従って、幾つかの実施形態では、細長いアンビル部材413が、スコアリング要素421によって加えられる力に対抗するために第1の主要な面215aに対して力を加えている間に、スコアリング要素421が第2の主要な面215bに押し付けられて、スコアライン801を生成し得る。
アクチュエータ(図示せず)は、スコアリング要素421が第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bに対して相対的に方向601(図6参照)に移動して、細長いアンビル部材413に沿ったスコアライン801の生成を続けるように、スコアリング要素421を軌道425に沿って移動させ得る。図5および図6からわかるように、幾つかの実施形態において、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bが、帯状ガラス103を細長いアンビル部材413に対して部分的に平坦にし、次に、スコアリング要素421が、帯状ガラスがスコアリングされている位置において、帯状ガラス103を細長いアンビル部材413に対して完全に平坦にする。従って、幾つかの実施形態では、帯状ガラス103を細長いアンビル部材413に対して少なくとも部分的に平坦にしながら、帯状ガラス103の第2の主要な面215bのスコアリングが少なくとも部分的に行われ得る。
図示されているように、幾つかの実施形態において、この方法は、帯状ガラス103の第2の主要な面215bをスコアリングしている間、デブリを真空吸引することを含み得る。図7に示されているように、デブリ701は、内側真空ポート427a~427bおよび/または外側真空ポート429a~429bによって真空吸引され得るものであり、この場合、真空源315(図3を参照)が、デブリ701を同伴する空気流を促進し得るものであり、この空気流は真空ポートによって収集されて、導管313によって帯状ガラス103から離れる方向に輸送される。幾つかの実施形態において、デブリの真空吸引は、ガラス粒子、スコアリング要素からの粒子、またはスコアリング中に生じた他のデブリが帯状ガラス103の清浄なガラス表面に移る際に生じ得る表面の汚染を防止することにより、帯状ガラス103の清浄な表面を保つのを補助するために設けられ得る。
スコアリング要素421が帯状ガラスのスコアリングされた部分上を通過した後、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bは、帯状ガラス103の少なくとも部分的に潰された向きを維持するのを補助し得るものであり、それにより、帯状ガラス103が付勢力により元の湾曲した構成(図3に示されている)に完全に戻ることを防止するのが補助される。
スコアリングの工程の後、幾つかの実施形態において、スコアリング要素421は、図8に示されている位置に引き込まれ得るものであり、帯状ガラス103は、第1の細長い部材401aおよび第2の細長い部材401bと帯状ガラス103の第2の主要な面215bとの係合、および細長いアンビル部材413と帯状ガラス103の第1の主要な面215aとの係合によって水平方向に捕捉され得る。図8に示されているように、帯状ガラス103は、細長いアンビル部材413と位置合わせされたスコアライン801に沿って、細長いアンビル部材413に対して完全に平坦にされ得る。
図9は、係合装置301および細長いアンビル部材413のうちの少なくとも一方を、係合装置および細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、帯状ガラス103をスコアライン801に沿って分離することを示す。図8に示されているように、分離の際にガラスシートが落下することを防止するために、幾つかの実施形態において、ガラスシートハンドリング装置163の把持ヘッド161が、スコアライン801の下方において帯状ガラス103に取り外し可能に取り付けられ得る。幾つかの実施形態において、把持ヘッド161は、帯状ガラス103の第1の縁部153および第2の縁部155にある拡大されたビードと共に後で除去される非品質領域と見なされる外縁部に向かって、帯状ガラス103と接触する吸引カップ162または他の装置を含み得る。一実施形態において、図9に示されているように、細長いアンビル部材413は、アクチュエータ419によって方向901に移動され得るものであり、ガラスシート104は、スコアライン801に沿って帯状ガラス103から完全に分離されて、ガラスシートハンドリング装置163の把持ヘッド161によって支持され得る。別の実施形態では、アクチュエータ305は、係合装置301を方向903に移動させてもよく、この場合も同様に、ガラスシート104はスコアライン801に沿って帯状ガラス103から完全に分離され得る。
図示されているように、幾つかの実施形態において、この方法は、ガラスシート104を帯状ガラス103から分離している間、デブリを真空吸引することを含み得る。図9に示されているように、デブリ905は、内側真空ポート427a~427b、外側真空ポート429a~429b、および/または431a、431bによって真空吸引され得るものであり、真空源315(図3参照)は、デブリ905を同伴する空気流を促進し得るものであり、この空気流は真空ポートによって収集されて、導管313によって帯状ガラス103から離れる方向に輸送される。デブリを真空吸引することで、ガラスシート104を帯状ガラス103の帯状ガラス表面から分離する際に生じ得るガラスシート104および/または帯状ガラス103の表面の汚染を防止することにより、帯状ガラス103の清浄な表面を維持することが補助され得る。
図10~図17は、ガラス製造装置101のガラス分離装置1001bの更なる例示的な実施形態を示す。ガラス分離装置1001bは、図11に示されているように、第1の細長い軸1009aに沿って延びる吸引カップ1007の第1の列1005aを含み得る係合装置1003を含み得る。ガラス分離装置1001bは、第2の細長い軸1009bに沿って延びる吸引カップ1007の第2の列1005bも含み得る。吸引カップ1007の第1の列1005aおよび第2の列1005bのうちの各吸引カップ1007は、第1の方向1011を向いている。幾つかの実施形態において、図示されているように、第1の方向1011は、帯状ガラス103の第1の主要な面215aおよび/または延伸平面213に対して垂直であり得る。図示されているように、各吸引カップ1007は、吸引カップ1007を帯状ガラス103の第1の主要な面215aに取り付ける際に帯状ガラス103の第1の主要な面215aと最初に係合するように設計された円周方向遠位端部まで、第1の方向1011において外向きに広がり得る。吸引カップ1007は、ゴム等の弾性材料を含み得るが、更なる実施形態では非弾性材料が設けられてもよい。
図示されているように、第1の細長い軸1009aおよび第2の細長い軸1009bは、それぞれ直線状の軸であり得るが、更なる実施形態では非直線状の軸が設けられてもよい。更に、図示されているように、第1の細長い軸1009aは、第2の細長い軸1009bと平行であり得るが、更なる実施形態では非平行な構成が設けられてもよい。更に、図示されているように、吸引カップ1007の各列1005a、1005bの吸引カップのうちの各吸引カップ1007は、同じ高さにおいて直線状の軸に沿って直列に(例えば、等間隔で)離間され得る。吸引カップの列を、同じ高さにおいて直線状の軸に沿って設けることで、帯状ガラスの垂直方向の接触面積を最小化でき、それにより、吸引カップと帯状ガラス103との接触に起因する、分離されたガラスシート104の長さに沿った損傷を最小化できる。或いは、吸引カップ1007の一方または両方の列1005a、1005bの吸引カップは、第1の細長い軸1009aおよび第2の細長い軸1009bにそれぞれ沿って垂直方向に互い違いに配置された吸引カップの列を含み得る。互い違いの配向を設けることは、吸引カップが帯状ガラス103に取り付けられている位置における剛性を高めて曲がりを低減することが所望される用途において設けられ得る。
図11に示されているように、吸引カップ1007の第1の列1005aの各吸引カップ1007は、細長いアンビル部材1013よりも高い高さにおいて、細長いアンビル部材1013の垂直方向上方に配置され得るものであり、吸引カップ1007の第2の列1005bの各吸引カップ1007は、細長いアンビル部材1013よりも低い高さにおいて、細長いアンビル部材1013の垂直方向下方に配置され得る。更に、図11に示されているように、細長いアンビル部材1013は、垂直方向において吸引カップ1007の第1の列1005aと第2の列1005bとの間に配設され得る。吸引カップ1007の列のそのような配置は、細長いアンビル部材1013に対して帯状ガラス103をしっかりと保持すること、並びに/または、帯状ガラス103に対してスコアリングおよび/もしくは分離を行う工程中に、帯状ガラス103を細長いアンビル部材1013に当たるよう引っ張ることを補助し得る。
幾つかの実施形態において、特に明記しない限り、ガラス分離装置1001bの細長いアンビル部材1013は、ガラス分離装置101bの細長いアンビル部材413と類似または同一であり得る。図11に示されているように、細長いアンビル部材1013は、第1の方向1011を向いたものであり得る。従って、吸引カップ1007および細長いアンビル部材1013は両方とも第1の方向1011を向いており、帯状ガラス103をスコアリングして帯状ガラス103からガラスシート104を分離する工程中に、同時に帯状ガラス103の第1の主要な面215aと係合し得る。
幾つかの実施形態において、係合装置1003および細長いアンビル部材1013のうちの少なくとも一方は、係合装置1003および細長いアンビル部材1013の他方に対して相対的に移動可能であり得る。一実施形態において、係合装置1003は、細長いアンビル部材1013を吸引カップ1007に対して相対的に第1の方向1011に移動させて、細長いアンビル部材1013を帯状ガラス103の第1の主要な面215aと係合させるためのアクチュエータ1015を含み得る。或いは、アクチュエータ1015は、細長いアンビル部材1013を帯状ガラス103の第1の主要な面215aとの係合から外れるように引き込むために、細長いアンビル部材を、第1の方向1011とは反対の第2の方向1012に移動させ得る。
図11に示されているように、ガラス分離装置1001bは、スコアリング要素1019を含むスコアリング装置1017を含み得る。特に明記しない限り、スコアリング装置1017のスコアリング要素1019は、係合装置301のスコアリング要素421と類似または同一であり得る。図11および図14に模式的に示されているように、スコアリング要素1019は、スコアリング要素1019が帯状ガラス103の第2の主要な面215bと係合して第2の主要な面215bをスコアリングするように、細長いアンビル部材1013に向かって第2の方向1012に移動され得る。
少なくとも細長いアンビル部材1013には、吸引カップ1007の第1の列1005aおよび第2の列1005bの各吸引カップ1007が帯状ガラスの主要な面に取り付けられている間に、デブリを除去するよう構成された少なくとも1つの真空ポートが設けられ得る。例えば、図11に示されているように、細長いアンビル部材1013には、垂直方向において吸引カップ1007の第1の列1005aと第2の列1005bとの間に配設された1以上の内側真空ポート1021a、1021bが設けられ得る。図15に示されているように、そのような内側真空ポート1021a、1021bが設けられる場合には、内側真空ポート1021a、1021bは、帯状ガラス103からガラスシート104を分離する間に、空間1503の近傍からデブリ1501を除去することを補助し得る。それに加えて、またはその代わりに、細長いアンビル部材1013には、帯状ガラス103からのガラスシート104の分離中に空間1503の近傍から逃れ得るデブリ1501を除去するために、吸引カップ1007の第1の列1005aおよび第2の列1005bの外側にそれぞれ配設された1以上の外側真空ポート1023a、1023bが設けられ得る。
更なる実施形態では、スコアリング要素1019には、少なくとも1つの真空ポートが設けられ得る。例えば、図11に示されているように、一実施形態において、スコアリング要素1019は、真空ポート1025の開口部内に取り付けられ得る。幾つかの実施形態において、開口部は、スコアリング要素1019がスコアリング装置1017の長さ「L」に沿って図17に示されている方向1702に移動するのを可能にする水平方向のスロットを含み得る。図14に示されているように、そのような真空ポート1025が設けられる場合には、真空ポート1025は、スコアリング要素1019がスコアリング装置1017の長さ「L」に沿って方向1702に移動するにつれて帯状ガラス103の第2の主要な面215bをスコアリングする際に、スコアリング要素1019の近傍からデブリ1402を除去することを補助し得る。
図11を参照すると、幾つかの実施形態において、吸引カップ1007の第1の列1005aおよび第2の列1005bの全ての吸引カップ1007は、圧力源1027(例えば、圧縮流体源、真空源)下で一緒に動作し得る。圧力源1027は、圧力源1027を操作するようプログラムされたコントローラ1031によって直接制御され得る。それに加えて、またはその代わりに、コントローラ1031は、圧力の大きさ、および/または、吸引カップ1007が正圧で動作するか(例えば圧縮空気)もしくは負圧で動作するか(例えば真空)を制御するために、流体マニホールド1029を操作し得る。或いは、吸引カップ1007の第1の列1005aおよび吸引カップ1007の第2の列1005bのうちの少なくとも一方の複数の吸引カップ1007は、少なくとも第1のゾーンの吸引カップおよび第2のゾーンの吸引カップ内において構成され得る。そのような実施形態では、第1のゾーンの吸引カップは、第2のゾーンの吸引カップから独立して動作するよう構成され得る。図16~17は、導管1701a~1701gのそれぞれ1つによって流体マニホールド1029と連通するよう対応して配置され得る複数のゾーン1006a~1006gを含む、吸引カップ1007の第1の列1005aを示す。コントローラ1031は、圧力源1027が、各ゾーン内の各吸引カップ1007をそれぞれ異なる圧力下に配置するように、流体マニホールドを操作し得る。また、コントローラ1031は、1以上の近接センサ1703からの情報を考慮し得る。1つの近接センサ1703が図示されているが、更なる実施形態では、複数の近接センサが設けられ得る。例えば、幾つかの実施形態では、吸引カップ1007の各ゾーン1006a~1006gには、少なくとも1つの近接センサが設けられ得る。更に、各ゾーン1006a~1006gは、ガラス分離装置1001bの操作を補助するために通信回線1704を介してコントローラ1031に情報を提供し得る圧力センサ1705a~1705gを含み得る。従って、吸引カップのゾーン1006a~1006gのうちの少なくとも1つは、吸引カップのゾーン1006a~1006gのうちの他のゾーン1006a~1006gから独立して操作され得る。幾つかの実施形態では、吸引カップの全てのゾーン1006a~1006gが、互いから独立して操作され得る。
幾つかの実施形態において、各圧力ゾーンは、吸引カップ1007の第1の列1005aまたは吸引カップ1007の第2の列1005bのうちの共通の一方からの吸引カップのみを含み得る。或いは、図11に示されているように、ベース1035内の流体導管1033が、共通領域内において、吸引カップの第1の列1005aの複数の吸引カップ1007を、吸引カップの第2の列1005bの複数の吸引カップ1007と連結させ得る。
ここで、ガラス分離装置1001bを用いて帯状ガラス103を分離する方法について、図10~図17を参照して説明する。図11に示されているように、アクチュエータ305は、ベース1035を、吸引カップ1007の第1の列1005aおよび第2の列1005bと共に、第1の方向1011に、帯状ガラス103の第1の主要な面215aに向かって、図11~図12に示されているように吸引カップの外側遠位端部が帯状ガラスの第1の主要な面215aと係合するまで、移動させるように動作し得る。図12に示されているように、この方法は更に、吸引カップ1007の第1の列1005aの各吸引カップ1007を、帯状ガラスの第1の主要な面215aの第1の領域1201に取り付け得る。この方法は更に、吸引カップ1007の第2の列1005bの各吸引カップ1007を、帯状ガラス103の第1の主要な面215aの第2の領域1203に取り付けることを含み得る。図示されているように、第1の領域1201は、第2の領域1203の垂直方向上方に位置し得る。
幾つかの実施形態において、圧力源1027は、流体導管1033内に真空を生じることにより、帯状ガラス103の第1の主要な面215aへの吸引カップ1007の真空取り付けを生じさせ得る。図16~図17に示されているように、幾つかの実施形態において、ゾーン1006a~1006gは、コントローラ1031を用いて流体マニホールド1029を介して圧力源1027と選択的に連通するように配置され得る。例えば、近接センサ1703は、有線または無線通信回線1704を介してコントローラ1031に近接情報を送信し得る。各ゾーン1006a~1006gの吸引カップ1007の対応する動作圧力は、吸引カップ1007と帯状ガラス103の第1の主要な面215aとの間の距離を示す近接情報に基づいて、所定の圧力に調整され得る。従って、より制御された、湾曲した帯状ガラスプロファイルの取り付けおよび平坦化(例えば、図16を参照)、または、平坦な帯状ガラスまたは別様の形状の帯状ガラスの取り付けを達成でき、それにより、別様では帯状ガラスが吸着カップと係合する際に軽い衝撃が伴う場合に生じ得る、帯状ガラスの破損につながる応力集中の可能性を回避できる。
例えば、図16において圧力計1705a~1705gによって示されているように、各ゾーン1006a~1006gと関連付けられた近接センサ1703(明確のために、図16~17には1つの近接センサ1703のみを示す)は、対応する近接信号をコントローラ1031に送信し得る。ゾーン1006a~1006cと関連付けられた近接センサは、第1の主要な面215aが、コントローラ1031にプログラムされた位置における所定の距離よりも大きい距離にあることを示しているので、コントローラは、図16において圧力計1705a~1705cによって示されているように、最大真空圧を提供するようにプログラムされ得る。矢印1601によって示されているように、最大真空圧力は、帯状ガラス103をゾーン1006a~1006c内の吸引カップに向かって引っ張るように動作し得る。図16に更に示されているように、残りのゾーン1006d~1006gは、矢印1603によって示されているように、ゾーン1006d~1006gにおいて、帯状ガラスを吸引カップから離れる方向に押すためのエアジェットを設けるために、正圧で操作され得る。そのようにして、図16に示されている帯状ガラスの湾曲したプロファイルとの組み合わせにおいては、第1のゾーン1006aの吸引カップ1007が、その位置にある帯状ガラス103と最初に係合する。帯状ガラスが後続の各ゾーン内の吸引カップ1007に近づくと、圧力は、帯状ガラスの第1の縁部153から第2の縁部155への方向における制御された取り付けを提供するよう制御され得る。帯状ガラスが取り付けられたら、吸引および/または必要に応じて真空装置スコアリング要素1019と関連付けられ得るローラ1707(図17参照)のいずれかを用いて、取り付けられたゾーン1006a~1006dは、図17の圧力計1705a~1705dによって示されているように、真空状態に維持され得る。更に、取り付けられていないゾーン1006e~1006gは、圧力計1705e~1705gによって示されているように、正圧で操作され得る。従って、列1005a~1005bに当たる帯状ガラスの軽い衝撃を回避でき、それにより、応力による破損もしくは振動、捩れ、または他の乱れが、帯状ガラス103の上に向かって硬化ゾーンまで伝搬して弾性ゾーン内において帯状ガラス103内に欠陥が凍結され得ることが防止される。
図面には近接センサ1703が示されているが、ゾーン内の圧力の制御は、他の方法で達成されてもよい。例えば、近接センサではなく、圧力計1705a~1705g自体からの情報、並びに/または、スコアリング要素1019およびローラ1707を含むキャリッジの位置を用いて、ゾーン1006a~1006gの圧力を調整してもよい。例えば、吸引カップ1007の第1のゾーン1006aが帯状ガラス103の第1の主要な面215aに取り付けられていることを示す圧力スパイクがモニタリングされて、コントローラ1031に送られ得る。残りの圧力ゾーン1006b~1006gと関連付けられた圧力は、第2のゾーン1006bの吸引カップの制御された取り付けを提供するために(例えば、減圧または正圧により)調整され得る。次に、吸引カップの全てのゾーンが帯状ガラスに取り付けられるまで、関連付けられた圧力ゾーン1006c~1006gに基づく吸引カップ1007の制御された順次の取り付けを提供するために、残りの圧力ゾーン1006c~1006gの圧力が調整されて、これが順番に続けられる。これらのゾーンの順に、吸引カップ1007の制御された取り付けを順番に直列で提供することで、吸引カップに当たる帯状ガラスの軽い衝撃を防止でき、それにより、応力による破損もしくは振動、捩れ、または他の乱れが、帯状ガラス103の上に向かって硬化ゾーンまで伝搬して弾性ゾーン内において帯状ガラス103内に欠陥が凍結し得ることが回避される。
同様にして、圧力ゾーン1006a~1006gで圧力を制御することは、帯状ガラス103からガラスシート104が分離されてからの、帯状ガラス103の制御された解放を容易にし得る。分離されたら、圧力ゾーン1006gは真空圧から正圧へと変えられて、帯状ガラス103はそのゾーン内の吸引カップから解放される。連続する各ゾーンは、真空圧から正圧へと順番に変更され、それにより、吸引カップからの帯状ガラスの制御された開放が提供されて、帯状ガラスは、図16に示されている元の湾曲した形状に戻り得る。帯状ガラスの制御された開放を提供することで、帯状ガラスが軽い衝撃を伴って元の形状(例えば、図16に示されている湾曲した形状)に戻ることを防止でき、それにより、振動または他の乱れが帯状ガラス103の上流へとガラス硬化ゾーンまで進んで帯状ガラス103内に欠陥が凍結され得ることが回避される。
図13に示されているように、帯状ガラス103を分離する方法は、細長いアンビル部材1013を、帯状ガラス103の第1の主要な面215aの第3の領域1205に沿って係合させることを更に含み得る。図13に示されているように、第3の領域1205は、第1の領域1201の高さより低く、且つ、第2の領域1203の高さより高い高さに位置し、第3の領域1205は、垂直方向において第1の領域1201と第2の領域との間に位置する。そのようにして、帯状ガラスは、図14に示されているスコアライン1401を生成するために、帯状ガラス103の第2の主要な面215bの分離経路1301が細長いアンビル部材1013と位置合わせされた状態で安定化される。図示しないが、一実施形態において、カップ内の真空1403(図14参照)が吸引カップ1007の壁1405を潰れさせ得ることにより、細長いアンビル部材1013を第1の主要な面215aに向かって移動させ、更には、細長いアンビル部材1013を第1の主要な面215aと係合させ得る。それに加えて、またはその代わりに、アクチュエータ1015が設けられる場合には、アクチュエータ1015が、細長いアンビル部材1013を移動させて、ベース1035に対して外側に、および/または、吸引カップ1007に対して外側に延出させ、第1の主要な面215aに向かって移動させ、更には、細長いアンビル部材1013を第1の主要な面215aと係合させ得る。
帯状ガラス103を分離する方法は、細長いアンビル部材1013と位置合わせされた分離経路1301に沿って、帯状ガラス103の第2の主要な面215bにスコアライン1401を生成することを更に含み得る。図14に示されているように、スコアリング要素1019は、帯状ガラス103の第2の主要な面215bをスコアリングするために、アクチュエータ(図示せず)によって、真空ポート1025の開口部から延出され得る。図17に示されているように、幾つかの実施形態において、スコアリング要素1019は、第1の縁部153から第2の縁部155に向かって延びている方向1702に移動し得る。幾つかの実施形態において、スコアリング要素はキャリッジに取り付けられ得るものであり、キャリッジは、帯状ガラスを細長いアンビル部材1013に対して平坦な配向に伸ばすことを補助するためのローラ1707を含む。従って、幾つかの実施形態において、この方法は、スコアライン1401を、少なくとも部分的に、帯状ガラス103を細長いアンビル部材1013に対して平坦にしながら生成することを含み得るものであり、それにより、帯状ガラス103のスコアリングの処理時間を短縮する。図示されているように、幾つかの実施形態において、スコアライン1401は、帯状ガラス103の幅「W」よりも小さい。幅「W」よりも小さいスコアライン1401を設けることで、第1の縁部153および第2の縁部155にある比較的厚い縁部部分が、細長いアンビル部材1013全体に沿った連続的な接触と干渉するのを防止することが補助され、アンビル部材1013の比較的小さい動きによる迅速な分離が促進され得る。分離中の比較的小さい動きは、分離中に帯状ガラスを撓ませる際に帯状ガラスに蓄積されるエネルギー量を減少させ、それにより、分離中に放出されるエネルギーの量を減少させることにより、帯状ガラスを損傷し得る応力、および/または、帯状ガラスの上に向かって硬化ゾーンまで伝搬して弾性ゾーン内において帯状ガラス内に欠陥が凍結されることになり得る帯状ガラスの振動、捩れ、もしくは他の動きを促進し得る応力を最小化する。
スコアリング動作中、真空ポート1025を用いて、スコアリング工程中に生じるデブリ1402を収集して、デブリが帯状ガラスの主要な面を汚染することが防止され得る。帯状ガラスがスコアリングされる際に、スコアリング要素1019の周囲に流体流を生じるために、真空源が導管313(図16~図17を参照)と連通して配置され得る。図示されているように、流体流がスコアリング要素1019の全ての領域を囲むことを可能にすることによってデブリ収集効率を高めるために、スコアリング要素1019は、真空ポート1025の中心部分内に引き込まれるように、および中心部分から出るように、取り付けられ得る。
図15に示されているように、方法は、係合装置1003および細長いアンビル部材1013のうちの少なくとも一方を、係合装置1003および細長いアンビル部材1013のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、帯状ガラス103をスコアライン1401に沿って分離することを更に含み得る。例えば、図15に示されているように、細長いアンビル部材1013は、係合装置1003に対して相対的に外に向かって延出されて、帯状ガラスの第1の主要な面215aに押し込まれることにより、ガラスシート104をスコアライン1401に沿って帯状ガラス103から分離する。図示しないが、別の実施形態では、係合装置1003は、帯状ガラス103に取り付けられた吸引カップ1007と共に、細長いアンビル部材1013に対して相対的に引き込まれることにより、帯状ガラス103を細長いアンビル部材1013に当たるように引っ張って、ガラスシート104をスコアライン1401に沿って帯状ガラス103から分離し得る。
分離操作中に、デブリが帯状ガラスの主要な面を汚染することを防止するために、真空ポート1025を用いて、分離工程中に生じたデブリ1501が収集され得る。同様に、デブリが帯状ガラスの主要な面を汚染することを更に防止するために、内側真空ポート1021a、1021bおよび外側真空ポート1023a、1023bが、分離工程中に生じたデブリ1501を収集し得る。真空ポート1025、1021a~b、1023a~bに流れ込む流体流を生じて、流体流が分離の全ての領域を囲むことを可能にすることにより、デブリの収集効率を高めるために、真空源が導管313(図16~図17を参照)と連通して配置され得る。図15に示されているように、分離経路から外に向かって散る傾向があるデブリを捕捉するために、真空ポート1025の開口部は分離経路に近接して配置され得る。
分離後、図示され得るように、帯状ガラス103からガラスシート104を分離した後に、力の乱れを帯状ガラスの上に向かって硬化ゾーンまで進ませて帯状ガラス103内に欠陥が凍結されることになり得るハンドリング装置を必要とせずに、分離されたガラスシートは吸引カップ1007の第2の列1005bから懸架され得る。更に、分離中、吸引カップ1007の第1の列1005aも、帯状ガラスの分離された下側の部分に取り付けられたままであることにより、安定性を提供すると共に、損傷を促進し得る力の乱れ、または、帯状ガラス103の上に向かって硬化ゾーンまで至り弾性ゾーン内において帯状ガラス103内に欠陥が凍結されことになり得る振動、捩れ、座屈、もしくは他の動きを生じ得る力の乱れから、帯状ガラスを隔離することを補助する。
本開示の幾つかの実施形態では、ガラス分離装置101b、1001bは、同じキャリッジ307に取り付けられた係合装置301、1003および細長いアンビル部材413、1013の両方を設け得る。更に図示されているように、ガラス分離装置101b、1001bは、同様に同じキャリッジ307に取り付けられたスコアリング要素421、1019を設け得る。従って、図示されているように、キャリッジ307は、係合装置301、1003、細長いアンビル部材413、1013、およびスコアリング要素421、1019と一緒に移動され得る。幾つかの実施形態において、本開示の方法は、帯状ガラスをスコアライン801、1401に沿って分離している間、帯状ガラス103が進行方向(例えば、延伸方向211)に移動する速度と一致する進行方向(例えば、延伸方向211)における速度でキャリッジ307を(例えば、アクチュエータ312を用いて)移動させることを含み得る。キャリッジを係合装置および細長いアンビル部材と共に移動させることは、別様で分離装置の一部を地面に対して取り付けた場合に生じ得る、(この場合、速度の不一致によって、帯状ガラスを損傷し得る力のスパイク、または、帯状ガラスの上に向かって硬化ゾーンまで至り弾性ゾーン内において帯状ガラス103内に欠陥が凍結されることになり得る振動、捩れ、座屈、もしくは他の動きの伝搬を促進し得る、力のスパイクを生じ得る)力の乱れを最小化することを補助し得る。係合装置301、1003および細長いアンビル部材413、1013は、キャリッジ307と一緒に移動するよう取り付けられ、この場合、係合装置と細長いアンビル部材との間におけるそのような速度の不一致が回避される。
更に、スコアライン801、1401に沿って集中的に力を加えることに起因して、細長いアンビル部材413、1013と係合装置301、1003との間の比較的小さい動きが、帯状ガラス103からのガラスシート104の効果的な分離を生じる。曲げ応力を生じるのに十分な動きの範囲は、例えば、0.25mm~1.5mmであり得るが、更なる実施形態では他の距離が設けられてもよい。係合装置および細長いアンビル部材によって支持された状態でのスコアラインに沿った応力の集中は、低いエネルギーの入力で帯状ガラスを確実に分離し、それにより、分離中に帯状ガラスを安定させることができる。従って、より低いエネルギー入力は、帯状ガラスの上に向かって硬化ゾーンまで至り弾性ゾーン内において帯状ガラス内に欠陥が凍結されることになり得る振動および動きを回避できる。
幾つかの実施形態において、上述のように、本開示のガラス分離装置101b、1001bは、少なくとも部分的に、湾曲したまたは他の形状の帯状ガラス103を細長いアンビル部材413、1013に対して平坦にしながら、スコアライン801、1401を生成することを含み得る。平坦にしながらスコアリングを行うことで、スコアリングの前に平坦にすることを必要とする湾曲したまたは他の形状の帯状ガラスのスコアリングに必要な時間を短縮できる。
分離されたら、図1に示されているように、幾つかの実施形態において、分離されたガラスシート104は、ガラスシートハンドリング装置163によって、更なる処理のためにガラスハンドリング装置101cへと移動され得る。幾つかの実施形態において、更なる処理は、帯状ガラスの縁部部分の除去、帯状ガラスの更なる分離、または他の処理工程を含み得る。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス製造装置において、
係合装置であって、第1の細長い軸に沿って延びる第1の細長い部材であって、前記第1の細長い軸の方向に対して第1の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第1の回転軸周りに回転可能な第1の細長い部材、および、第2の細長い軸に沿って延在する第2の細長い部材であって、前記第2の細長い軸の方向に対して第2の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第2の回転軸周りに回転可能な第2の細長い部材であって、前記第1の細長い部材から離間された第2の細長い部材を含む係合装置と、
前記第1の細長い部材と前記第2の細長い部材との間に設けられた空間と位置合わせされた細長いアンビル部材と、
を含み、
前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方が、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動可能である
ことを特徴とするガラス製造装置。
実施形態2
前記係合装置および前記細長いアンビル部材がキャリッジに取り付けられた、実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態3
前記第1の回転軸が前記第2の回転軸と一致する、実施形態1~2のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態4
前記第1の非ゼロの角度が90度であり、前記第2の非ゼロの角度が90度である、実施形態1~3のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態5
前記第1の細長い軸の前記方向、前記第2の細長い軸の前記方向、前記第1の回転軸の前記方向、および前記第2の回転軸の前記方向に沿って、共通の平面が延びている、実施形態1~4のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態6
前記細長いアンビル部材に対して相対的に移動可能なスコアリング要素を更に含む、実施形態1~5のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態7
前記スコアリング要素が、前記第1の細長い部材と前記第2の細長い部材との間に設けられた前記空間内において移動可能である、実施形態6記載のガラス製造装置。
実施形態8
前記第1の細長い部材と前記第2の細長い部材との間に設けられた前記空間に対して相対的に前記細長いアンビル部材を移動させるためのアクチュエータを更に含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態9
前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方に真空ポートが設けられた、実施形態1~8のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態10
実施形態1記載のガラス製造装置を用いて帯状ガラスを分離する方法において、
前記帯状ガラスの第1の主要な面を前記細長いアンビル部材と接触させる工程と、
前記帯状ガラスの第2の主要な面の一部を前記第1の細長い部材および前記第2の細長い部材と接触させる工程と、
前記帯状ガラスを少なくとも部分的に平坦にしながら、前記細長いアンビル部材が前記帯状ガラスの前記第1の主要な面に接触している間に、前記第1の細長い部材を前記第1の回転軸周りに回転させると共に前記第2の細長い部材を前記第2の回転軸周りに回転させる工程と、
前記細長いアンビル部材と位置合わせされた分離経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第2の主要な面にスコアラインを生成するために、前記帯状ガラスの前記第2の主要な面をスコアリングする工程と、
その後、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離する工程と
を含むことを特徴とする方法。
実施形態11
前記係合装置および前記細長いアンビル部材の各々がキャリッジに取り付けられ、前記方法が、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離している間、前記帯状ガラスが進行方向に移動する速度と一致する前記進行方向における速度で前記キャリッジを移動させる工程を含む、実施形態10記載の方法。
実施形態12
前記帯状ガラスの前記第2の主要な面のスコアリングの少なくとも一部が、前記帯状ガラスを前記細長いアンビル部材に対して少なくとも部分的に平坦にしながら行われる、実施形態10~11のいずれか1つに記載の方法。
実施形態13
前記帯状ガラスの前記第2の主要な面をスコアリングしている間、および前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離している間のうちの少なくとも一方において、デブリを真空吸引する工程を更に含む、実施形態10~12のいずれか1つに記載の方法。
実施形態14
ガラス製造装置において、
係合装置であって、第1の細長い軸に沿って延びる吸引カップの第1の列、および、第2の細長い軸に沿って延びる吸引カップの第2の列を含み、前記吸引カップの前記第1の列および前記吸引カップの前記第2の列のうちの各吸引カップが第1の方向を向いた、係合装置と、
前記第1の方向を向いた細長いアンビル部材と
を含み、
前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方が、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動可能である
ことを特徴とするガラス製造装置。
実施形態15
前記吸引カップの前記第1の列、前記吸引カップの前記第2の列、および前記細長いアンビル部材が、キャリッジに取り付けられた、実施形態14記載のガラス製造装置。
実施形態16
前記細長いアンビル部材に対して相対的に移動可能なスコアリング要素を更に含む、実施形態14~15のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態17
前記細長いアンビル部材を前記第1の方向に移動させるためのアクチュエータを更に含む、実施形態14~16のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態18
少なくとも前記細長いアンビル部材に、前記吸引カップの前記第1の列および前記吸引カップの前記第2の列のうちの各吸引カップが前記帯状ガラスの主要な面に取り付けられている間にデブリを除去するよう構成された少なくとも1つの真空ポートが設けられた、実施形態14~17のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態19
前記吸引カップの前記第1の列および前記吸引カップの前記第2の列のうちの少なくとも一方の複数の吸引カップが、少なくとも第1のゾーンの吸引カップおよび第2のゾーンの吸引カップ内において構成され、前記第1のゾーンの吸引カップが前記第2のゾーンの吸引カップから独立して動作するよう構成された、実施形態14~18のいずれか1つに記載のガラス製造装置。
実施形態20
実施形態14記載のガラス製造装置を用いて帯状ガラスを分離する方法において、
前記吸引カップの前記第1の列のうちの各吸引カップを前記帯状ガラスの第1の主要な面の第1の領域に取り付ける工程と、
前記吸引カップの前記第2の列のうちの各吸引カップを前記帯状ガラスの前記第1の主要な面の第2の領域に取り付ける工程と、
前記帯状ガラスの前記第1の主要な面の前記第1の領域と前記第2の領域との間に位置する第3の領域に沿って前記細長いアンビル部材を係合させる工程と、
前記細長いアンビル部材と位置合わせされた分離経路に沿って、前記帯状ガラスの第2の主要な面にスコアラインを生成する工程と、
その後、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離する工程と
を含むことを特徴とする方法。
実施形態21
前記帯状ガラスを分離する前記工程が、前記帯状ガラスから分離されたガラスシートを生成するものであり、前記帯状ガラスが前記スコアラインに沿って分離された後、前記ガラスシートが前記吸引カップの第2の列から懸架される、実施形態20に記載の方法。
実施形態22
前記係合装置および前記細長いアンビル部材がキャリッジに取り付けられ、前記方法が、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離している間、前記帯状ガラスを進行方向に沿って移動させると共に、前記帯状ガラスが前記進行方向に移動する速度と一致する前記進行方向における速度で前記キャリッジを移動させる工程を含む、実施形態20~21のいずれか1つに記載の方法。
実施形態23
前記吸引カップの前記第1の列および前記吸引カップの前記第2の列のうちの少なくとも一方の複数の吸引カップが、少なくとも第1のゾーンの吸引カップおよび第2のゾーンの吸引カップ内において構成され、前記方法が、前記第1のゾーンの吸引カップを前記第2のゾーンの吸引カップから独立して操作する工程を含む、実施形態20~22のいずれか1つに記載の方法。
実施形態24
前記第1のゾーンの吸引カップを前記第2のゾーンの吸引カップとは異なる圧力で操作する工程を更に含む、実施形態23記載の方法。
実施形態25
前記スコアラインを生成する前記工程が、少なくとも部分的に、前記帯状ガラスを前記細長いアンビル部材に対して平坦にしながら行われる、実施形態20~24のいずれか1つに記載の方法。
実施形態26
前記帯状ガラスの第2の主要な面にスコアラインを生成する間、および、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離する間のうちの少なくとも一方において、デブリを真空吸引する工程を更に含む、実施形態20~25のいずれか1つに記載の方法。
101 ガラス製造装置
101b、1001b ガラス分離装置
103 帯状ガラス
104 分離されたガラスシート
213 延伸平面
215a 第1の主要な面
215b 第2の主要な面
301、1003 係合装置
303a、303b 共通の方向
305、312、419、423、1015 アクチュエータ
307 キャリッジ
313、1701a~1701g 導管
315 真空源
401a 第1の細長い部材
401b 第2の細長い部材
403a、1009a 第1の細長い軸
403b、1009b 第2の細長い軸
405a 第1の回転軸
405b 第2の回転軸
407a 第1の回転軸の方向
407b 第2の回転軸の方向
409 共通のベース
411、1503 空間
412 アンビル装置
413、1013 細長いアンビル部材
415 接触平面
418a 第2の主要な面に向かう方向
418b 第1の主要な面に向かう方向
421 スコアリング要素
427a、427b、1021a、1021b 内側真空ポート
429a、429b 外側真空ポート
431a、431b、1025 真空ポート
801、1401 スコアライン
1005a 吸引カップの第1の列
1005b 吸引カップの第2の列
1006a~1006g 吸引カップのゾーン
1007 吸引カップ
1011 第1の方向
1017 スコアリング装置
1019 スコアリング要素
1027 圧力源
1029 流体マニホールド
1031 コントローラ
1033 流体導管
1201 第1の主要な面の第1の領域
1203 第1の主要な面の第2の領域
1703 近接センサ
1705a~1705g 圧力センサ
1707 ローラ

Claims (7)

  1. 互いに反対側となる第1の主要な面および第2の主要な面を有する帯状ガラスを製造するガラス製造装置において、
    前記第2の主要な面の側に配置される係合装置であって、第1の細長い軸に沿って延びる第1の細長い部材であって、前記第1の細長い軸の方向に対して第1の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第1の回転軸周りに回転して前記第2の主要な面に接触可能な第1の細長い部材、および、第2の細長い軸に沿って延在する第2の細長い部材であって、前記第2の細長い軸の方向に対して第2の非ゼロの角度の方向に沿って延びる第2の回転軸周りに回転して前記第2の主要な面に接触可能な第2の細長い部材であって、前記第1の細長い部材から離間された第2の細長い部材を含む係合装置と、
    前記帯状ガラスの前記第1の主要な面の側に位置し、前記第1の細長い部材と前記第2の細長い部材との間に設けられた空間と位置合わせされて配置され、前記第1の主要な面に接触可能な細長いアンビル部材と、
    を含み、
    前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方が、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動可能である
    ことを特徴とするガラス製造装置。
  2. 前記係合装置および前記細長いアンビル部材がキャリッジに取り付けられた、請求項1記載のガラス製造装置。
  3. 前記第1の回転軸が前記第2の回転軸と一致する、請求項1または2記載のガラス製造装置。
  4. 前記第1の細長い軸の前記方向、前記第2の細長い軸の前記方向、前記第1の回転軸の前記方向、および前記第2の回転軸の前記方向に沿って、共通の平面が延びている、請求項1~3のいずれか一項記載のガラス製造装置。
  5. 請求項1記載のガラス製造装置を用いて帯状ガラスを分離する方法において、
    前記帯状ガラスの前記第1の主要な面を前記細長いアンビル部材と接触させる工程と、
    前記帯状ガラスの第2の主要な面の一部を前記第1の細長い部材および前記第2の細長い部材と接触させる工程と、
    前記帯状ガラスを少なくとも部分的に平坦にしながら、前記細長いアンビル部材が前記帯状ガラスの前記第1の主要な面に接触している間に、前記帯状ガラスを前記細長いアンビル部材に対して少なくとも部分的に平坦にしながら前記第1の細長い部材を前記第1の回転軸周りに回転させると共に前記第2の細長い部材を前記第2の回転軸周りに回転させる工程と、
    前記細長いアンビル部材と位置合わせされた分離経路に沿って、前記帯状ガラスの前記第2の主要な面にスコアラインを生成するために、前記帯状ガラスの前記第2の主要な面をスコアリングする工程と、
    その後、前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの少なくとも一方を前記係合装置および前記細長いアンビル部材のうちの他方に対して相対的に移動させることにより、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 前記係合装置および前記細長いアンビル部材の各々がキャリッジに取り付けられ、前記方法が、前記帯状ガラスを前記スコアラインに沿って分離している間、前記帯状ガラスが進行方向に移動する速度と一致する前記進行方向における速度で前記キャリッジを移動させる工程を含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記帯状ガラスの前記第2の主要な面のスコアリングの少なくとも一部が、前記帯状ガラスを前記細長いアンビル部材に対して少なくとも部分的に平坦にしながら行われる、請求項5または6記載の方法。
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