JP6348857B2 - 有害低密度廃棄物処理方法及び有害低密度廃棄物処理装置 - Google Patents
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Description
第一発明は、有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物をガス化改質溶融炉により無害化処理する有害低密度廃棄物処理方法において、有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮装置の圧縮空間で圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形する圧縮工程と、ブロックをガス化改質溶融炉へ向け前方に送る送り工程と、送られてきたブロックをガス化改質溶融炉で熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融工程とを備え、圧縮工程及び送り工程は、該送り工程で送られた複数のブロックから成るブロック列を有害低密度廃棄物ブロック及び他の廃棄物ブロックが混在するように形成することを特徴としている。本発明において、有害低密度廃棄物に対する他の廃棄物としては、例えば一般廃棄物や産業廃棄物をいう。
第二発明は、有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)〜(ホ)の一連の動作を繰り返した後、次の(イ)及び(ロ)の動作を行い、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴としている。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を開けて、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ホ)圧縮手段を後退させる。
第三発明は、有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)〜(へ)の一連の動作を繰り返した後、次の(イ)及び(ロ)の動作を行い、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴としている。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を開けて、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ホ)上記(ハ)及び上記(ニ)を複数回繰り返す。
(へ)圧縮手段を後退させる。
第四発明は、有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、有害低密度廃棄物及び有害物質を含まない他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)及び(ロ)の動作を行った後、次の(ハ)〜(ホ)の一連の動作を繰り返し、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴としている。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を閉じたまま、圧縮手段を後退させてから他の廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックとが一体をなす複合ブロックを成形する。
(ホ)圧縮支持盤を開けて、上記(ニ)で成形した複合ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
図1は、本実施形態に係る有害低密度廃棄物の処理装置の構成を示す。該処理装置の具体的な構成を説明する前に、まず、該処理装置による有害低密度廃棄物の処理の概略を説明する。
第一実施形態では、圧縮ヘッド22の前進により前方へ送られた複数の他の廃棄物ブロックP1、有害低密度廃棄物ブロックP2から成るブロック列は、図1に見られるように他の廃棄物ブロックP1と有害低密度廃棄物ブロックP2とが一つずつ交互に存在することにより形成されていたが、第二実施形態では、他の廃棄物ブロックP1同士間に複数の有害低密度廃棄物ブロックP2が連続して配されるようにしてブロック列が形成されており、この点で第一実施形態と異なっている。
第一及び第二実施形態では、有害低密度廃棄物及び他の廃棄物のいずれか一方のみを圧縮して別個のブロックが成形されていたが、第三実施形態では、有害低密度廃棄物と他の廃棄物とが一体をなす複合ブロックが成形されており、この点で第一実施形態と異なっている。
HBCD含有濃度が約4500mg/kgであり、嵩密度が28kg/m3である有害低密度廃棄物としてのHBCD含有発泡ポリスチレン材を、図1に示される処理装置で処理した。ガス化改質溶融炉内にてHBCDは約1200℃で分解された。その結果、ガス精製装置から排出された精製ガスのHBCD含有濃度は0.00000017mg/m3Nとなった。上記処理装置に供給したHBCD含有発泡ポリスチレン材のHBCD含有量と、排出される精製ガス、ガス洗浄水の処理水、スラグ等のHBCD含有量を測定、算出してHBCD分解率を算出したところ、HBCD分解率は99.99995%であり、ほぼ全てのHBCDが分解された。
11 ホッパ部
20 圧縮装置
21 筒状部
22 圧縮手段(圧縮ヘッド)
23 圧縮支持盤
30 加熱炉
50 ガス化改質溶融炉
P1 他の廃棄物ブロック
P2 有害低密度廃棄物ブロック
Claims (5)
- 有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物をガス化改質溶融炉により無害化処理する有害低密度廃棄物処理方法において、
有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮装置の圧縮空間で圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形する圧縮工程と、
ブロックをガス化改質溶融炉へ向け前方に送る送り工程と、
送られてきたブロックをガス化改質溶融炉で熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化溶融工程とを備え、
圧縮工程及び送り工程は、該送り工程で送られた複数のブロックから成るブロック列を有害低密度廃棄物ブロック及び他の廃棄物ブロックが混在するように形成することを特徴とする有害低密度廃棄物処理方法。 - 有害低密度廃棄物は、ヘキサブロモシクロドデカンを含有する発泡ポリスチレン材であることとする請求項1に記載の有害低密度廃棄物処理方法。
- 有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、
有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、
ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、
上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、
上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)〜(ホ)の一連の動作を繰り返した後、次の(イ)及び(ロ)の動作を行い、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴とする有害低密度廃棄物処理装置。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を開けて、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ホ)圧縮手段を後退させる。 - 有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、
有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、
ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、
上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、
上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)〜(へ)の一連の動作を繰り返した後、次の(イ)及び(ロ)の動作を行い、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴とする有害低密度廃棄物処理装置。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を開けて、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ホ)上記(ハ)及び上記(ニ)を複数回繰り返す。
(へ)圧縮手段を後退させる。 - 有害物質を含み嵩密度が50kg/m3以下である有害低密度廃棄物を無害化処理する有害低密度廃棄物処理装置において、
有害低密度廃棄物及び他の廃棄物をそれぞれ圧縮成形して有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックからなるブロックを成形するための圧縮空間として筒状部が形成された圧縮装置と、
ブロックを熱分解、ガス化、ガス改質し、熱分解残渣と不燃物を溶融し排出するガス化改質溶融炉と、
上記圧縮装置の筒状部からガス化改質溶融炉へのブロックの前進移動を可能とする空間を有していて該空間内のブロックを加熱する加熱炉とを備え、
上記圧縮装置は、有害低密度廃棄物の供給と及び他の廃棄物の供給とを別時期に受けるホッパ部がその下部で筒状部と連通可能に設けられ、筒状部内には、ホッパ部よりもガス化改質溶融炉へ向け前方位置で筒状部下流側開口を開閉自在に設けられた圧縮支持盤と、上記ホッパ部よりも後方から前方に駆動されて閉位置の圧縮支持盤との間で廃棄物を圧縮して押し固めてブロックを成形する圧縮手段とが設けられており、次の(イ)及び(ロ)の動作を行った後、次の(ハ)〜(ホ)の一連の動作を繰り返し、有害低密度廃棄物ブロックを前後の他の廃棄物ブロックで挟持した状態で一体的にガス化改質溶融炉に向け前方へ送ることを特徴とする有害低密度廃棄物処理装置。
(イ)圧縮支持盤を閉じてから圧縮空間へ他の廃棄物を供給し、圧縮手段で該他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで他の廃棄物ブロックを成形する。
(ロ)圧縮支持盤を開けて、上記(イ)で成形した他の廃棄物ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
(ハ)圧縮手段を圧縮支持盤の位置よりも後方へ後退させてから該圧縮支持盤を閉じ、有害低密度廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記有害低密度廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで有害低密度廃棄物ブロックを成形する。
(ニ)圧縮支持盤を閉じたまま、圧縮手段を後退させてから他の廃棄物を圧縮空間へ供給し、圧縮手段で上記他の廃棄物を圧縮支持盤に向け前方へ押し出して圧縮することで、上記(ハ)で成形した有害低密度廃棄物ブロックと他の廃棄物ブロックとが一体をなす複合ブロックを成形する。
(ホ)圧縮支持盤を開けて、上記(ニ)で成形した複合ブロックを圧縮手段で圧縮支持盤の位置よりも前方へ押し出す。
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