JP6348301B2 - 薄葉紙包装体ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、薄葉紙包装体ホルダに関する。
従来、キッチンペーパー等の薄葉紙を積層した積層体を可撓性フィルムによって包装し、取出し口から薄葉紙をポップアップ式で取り出すことができる薄葉紙包装体が知られている。しかし、かかる薄葉紙包装体の場合、薄葉紙の残量が少なくなると自重が軽くなって、取出し時に全体が浮き上がったり、シートがポップアップしなかったり等、薄葉紙がスムーズに取り出しにくくなる。
また、取出し口から埃や水滴が入って薄葉紙が汚損しないようにするという衛生面の問題などから、取出し口を上面ではなく側面に向けて使用できる構成が望まれることがある。
しかし、上述した薄葉紙包装体は、取出し口を上面に設け、薄葉紙の積層方向が上下方向となるように収納することを前提としており、取出し口を側面に向けて用いると、積層体がずり落ちたりしわが寄るなど、取出し性が悪いという問題がある。
そこで、ペーパタオルなどの薄葉紙を前後方向に積層した状態で収納し、取出し口を前面部に有する収納部を備え、収納部内に、一端が背面部上端に取り付けられ、他端が底面部前端に取り付けられた弾性部材を有する薄葉紙ホルダ(ペーパタオルホルダ)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この薄葉紙ホルダによれば、弾性部材上に積層された薄葉紙が載置され、薄葉紙の積層数に応じた弾性部材の復元力によって、薄葉紙が取出し口の方向に押圧される。
特開2013−034803号公報
しかし、上記特許文献1に記載の発明は、収納している薄葉紙の残量が減少するにつれて、薄葉紙の背面部の下方から前方及び上方に向けた押圧力がかかるため、薄葉紙が収納部の上面部に押し付けられてしわが寄り、薄葉紙を一枚ずつスムーズに取り出しにくくなる場合があるという問題点があった。
本発明の主たる課題は、薄葉紙の残量が少なくなっても包装体内の薄葉紙を安定して保持でき、最後の一枚までスムーズに取出しやすい薄葉紙包装体ホルダを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数の薄葉紙が積層されて収納され、一面部に薄葉紙を取り出すための取出し口が設けられた薄葉紙包装体を支持する薄葉紙包装体ホルダにおいて、
前記薄葉紙包装体を前記一面部が正面を向くように載置する本体部を備え、
前記本体部は、前記本体部に載置された前記薄葉紙包装体を前記薄葉紙の積層方向に挟持する挟持部を備え、
前記挟持部は、前記一面部及び/又は当該一面部と反対側の他面部に当接して前記薄葉紙包装体を挟持するように付勢する付勢部を備え、
前記付勢部は、前記薄葉紙包装体の前記一面部から前記他面部に向けて付勢する第1付勢部材と、前記薄葉紙包装体の前記他面部から前記一面部に向けて付勢する第2付勢部材と、を備え、
前記挟持部の少なくとも一部は、前記薄葉紙包装体の前記取出し口より上部を挟持することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
複数の薄葉紙が積層されて収納され、一面部に薄葉紙を取り出すための取出し口が設けられた薄葉紙包装体を支持する薄葉紙包装体ホルダにおいて、
前記薄葉紙包装体を前記一面部が正面を向くように載置する本体部を備え、
前記本体部は、前記本体部に載置された前記薄葉紙包装体を前記薄葉紙の積層方向に挟持する挟持部と、前記薄葉紙包装体を載置する載置面と、を備え、
前記挟持部は、前記一面部及び/又は当該一面部と反対側の他面部に当接して前記薄葉紙包装体を挟持するように付勢する付勢部と、前記薄葉紙包装体の前記他面部に当接して支持する支持壁部と、を備え、
前記付勢部は、前記積層方向にスライド移動自在に前記載置面に対して立設された押圧板と、前記押圧板を後方向に付勢する付勢部材と、を備え、
前記押圧板には、前記薄葉紙包装体の前記取出し口に対応する位置に、開口部が設けられており、
前記挟持部の少なくとも一部は、前記薄葉紙包装体の前記取出し口より上部を挟持することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の薄葉紙包装体ホルダにおいて、
前記挟持部は、前記薄葉紙包装体と当接する部分に滑り止め部材を備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の薄葉紙包装体ホルダにおいて、
前記本体部を壁に固定するための取付部を備えることを特徴とする。
本発明に係る薄葉紙包装体ホルダによれば、薄葉紙包装体の取出し口よりも上部が常に付勢された状態で支持されているので、薄葉紙の残量が少なくなっても薄葉紙包装体を安定して保持することができる。これにより、取出し時に薄葉紙がポップアップしない、積層体全体がずり落ちる、といった問題が解消され、最後の一枚までスムーズに取り出すことができる。
本発明の薄葉紙包装体ホルダに収納される薄葉紙包装体の例を示す斜視図である。 図1の薄葉紙包装体II−II線における断面図である。 本発明の薄葉紙包装体ホルダの第一実施形態を示す斜視図である。 図3の薄葉紙包装体ホルダの使用状態を示す側面図である。 本発明の薄葉紙包装体ホルダの第二実施形態を示す斜視図である。 図5の薄葉紙包装体ホルダの使用状態を示す側面図である。 本発明の薄葉紙包装体ホルダの第三実施形態を示す斜視図((a)、(b))及び、ガイド溝224を上から見た拡大図(c)である。 図7の薄葉紙包装体ホルダの使用状態を示す側面図である。
以下、図を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
<薄葉紙及び包装体>
本発明の薄葉紙包装体ホルダに支持される薄葉紙包装体としての包装体1は、例えば、図1及び図2に示すように、筒状に形成された可撓性フィルムからなる包装袋11の内部に複数の薄葉紙Pを積層した積層体10を収納した状態で、幅方向端部を熱シール等によりシールして、左右方向に長尺な略直方体形状に形成される。
包装袋11には取出し口12が形成されており、内部に収納された薄葉紙Pを取出し口12に指先を入れて摘まむことで、一枚ずつポップアップ式に引き出すことができる。取出し口12は、例えば、長方形状をなす包装体1の一面部1aにおいて、短手方向略中央部に、長手方向両端部に亘って設けられたミシン目を破ることによって形成されるスリットである。
例えば、薄葉紙Pとしてキッチンペーパーを包装した包装体1の一般的な寸法としては、取出し口12が形成された一面部の長手方向の長さが180〜300mm、短手方向の長さが80〜130mm、積層方向の長さが30〜110mm程度である。
<薄葉紙包装体ホルダ>
(第一実施形態)
図3及び図4は、本発明の第一実施形態を示す図である。
本発明の第一実施形態による薄葉紙包装体ホルダ100Aは、図3(a)、(b)に示すように、包装体1の一面部1aを正面に向けて載置する本体部2Aと、本体部2Aを壁面等に固定するための取付部3Aと、を備えている。
本体部2Aは、例えば、板状ステンレス素材を折り曲げ加工で形成したものである。
なお、以下の説明では、図3(b)に示すように、包装体1の取出し口12を正面に向け、取出し口12の長手方向を本体部2Aの底面と平行に載置した状態を説明するものとし、正面方向を前方、背面方向を後方、高さ方向を上下方向、取出し口12の長手方向を左右方向、とする。
本体部2Aは、包装体1が載置される載置面を有する底面部20と、この底面部20に載置された包装体1を薄葉紙Pの積層方向に挟持する挟持部21Aと、を備える。挟持部21Aは、図3(b)に示すように、包装体1の一面部1aである前面に当接する付勢部22A及び一面部1aの反対側の他面部1bである後面に当接する支持壁部23を備える。
支持壁部23は、底面部20の後端部から上方向に立設し、包装体1の他面部1bに当接する固定された板状の構造である。底面部20と支持壁部23は、一体的に形成され、図4に示すように、左右方向から見てL字状となっている。
付勢部22Aは、例えば、包装体1の前面の左右両端部付近に設けられた二つの付勢部材221Aを備えている。付勢部材221Aは、例えば、金属又は樹脂等からなる板ばねからなり、その基端部22aAは底面部20の前端部に固定され、先端部22bAは自由端とされている。
付勢部材221Aの先端部22bAには、滑り止め部材24が設けられている。滑り止め部材24は、挟持部21Aと包装体1の間の摩擦係数を高めて滑り止めするものであり、例えば、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム、樹脂等によって形成される。
取付部3Aは、例えば、吸盤により形成され、本体部2Aの後端かつ上端の左右両端部付近に設けられている。この取付部3Aにより、本体部2Aを平滑な壁面等に固定できる。
付勢部22Aは、図4(a)に示すように、包装体1が無い状態では、先端部22bAが支持壁部23に当接するように後側に傾斜しており、図4(b)に示すように、包装体1が支持壁部23と付勢部22Aとで挟持された状態となると、付勢部材221Aが弾性変形して先端部22bAが前側に移動することで先端部22bAに支持壁部23に向かう付勢力が付与される。
第一実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Aにおいて、図4(a)に示すように包装体1が無い状態から、支持壁部23と付勢部22Aとで包装体1を挟持した状態で収納すると、付勢部材221Aは前方に撓み(図3(b)、図4(b))、付勢部材221Aのばね力により付勢部22Aが包装体1を後方に向けて付勢する(図4(b))。そして、包装体1内の薄葉紙Pが少なくなるにつれて先端部22bAは後下側に移動して、付勢力を弱めながらも挟持状態を維持する(図4(c)、(d))。
ここで、付勢部材221Aの先端部22bAは、包装体1内の薄葉紙Pの枚数によらず、取出し口12よりも常に上部に位置するようになっている。
第一実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Aによれば、包装体1が付勢部22Aにより常に付勢された状態で挟持されているので、薄葉紙Pの残量が少なくなっても包装体1を安定して保持することができる。特に、挟持部21Aが取出し口12よりも上部において包装体1を挟持しているため、薄葉紙Pの残量に関わらず、薄葉紙Pの取出し時に包装体1がずり落ち難い。これにより、取出し時に薄葉紙Pがポップアップしない、積層体10の全体がずり落ちる、といった問題が解消され、最後の一枚までスムーズに取り出すことができる。
付勢部材221Aの先端部22bAには、滑り止め部材24が設けられているため、付勢部材221Aのばね力を包装体1に確実に作用させることができ、挟持部21Aにより包装体1を前後方向に挟持することができる。
また、取付部3Aにより、当該薄葉紙包装体ホルダ100Aを壁面等に容易に固定することができる。
本体部は、ステンレスからできているため、衛生状態の維持のしやすさ等の観点から好適である。
なお、本体部は、ステンレス以外の他の金属、合成樹脂、木材等から形成されてもよく、周知の方法で成型することが可能である。
挟持部21Aは、薄葉紙Pの取出しを妨げずに包装体1を前後方向に挟持できるものであればよく、付勢部22Aは前面又は後面の何れか一方のみに設けられても良いし、両方に設けられても良い。
収納する包装体1の形状や取出し口12の位置等に応じて、包装体1を挟持する位置や可動範囲を調整可能に形成しても良い。
また、支持壁部23は、包装体1の略全面を一枚の壁状体で押さえるものに限定されず、例えば、前面の付勢部22Aと対向する位置にのみ部分的に設けられても良い。
また、取付部3Aの構造は任意であるが、吸盤、フック、磁石等、壁面や扉への設置及び取り外しが容易なものが好適であり、本体部2Aから着脱可能であっても良い。
(第二実施形態)
図5及び図6は、本発明の第二実施形態を示す図である。
以下、第二実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Bが、上述した第一実施形態のものと異なる構成を中心に説明し、共通する構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本発明の第二実施形態による薄葉紙包装体ホルダ100Bにおいて、本体部2Bは、包装体1が載置される載置面を有する底面部20と、この底面部20に載置された包装体1を薄葉紙Pの積層方向に挟持する挟持部21Bと、を備える。挟持部21Bは、図5に示すように、包装体1の前面に当接する第一付勢部22B1と、包装体1の後面に当接する第二付勢部22B2と、を備えている。
第一付勢部22B1は、包装体1の前面の左右両端部付近に設けられた二つの長付勢部材221B1と、この二つの長付勢部材221B1の間(左右方向中央)に設けられ、長付勢部材221B1よりも短い1つの短付勢部材221B1’と、を備えている。第二付勢部22B2は、包装体1の後面の左右両端部付近に、長付勢部材221B1に対向して設けられた二つの長付勢部材221B2と、この二つの長付勢部材221B2の間(左右方向中央)に短付勢部材221B1’に対向して設けられ、長付勢部材221B2よりも短い1つの短付勢部材221B2’と、を備えている。
長付勢部材221B1、221B2及び短付勢部材221B1’、221B2’は、例えば、金属又は樹脂等からなる板ばねにより形成されている。第一付勢部22B1に設けられた長付勢部材221B1及び短付勢部材221B1’の基端部22aBは底面部20の前端部に固定され、第二付勢部22B2に設けられた長付勢部材221B2及び短付勢部材221B2’の基端部22aBは底面部20の後端部に固定され、各々の先端部22bBは自由端とされており、先端部22bBには滑り止め部材24が設けられている。
取付部3Bは、例えば、フックにより形成され、本体部2Bの後端かつ上端の左右両端部付近に設けられる。この取付部3Bにより、本体部2Bを扉の上部等に引っ掛けて使用できる。
図6(a)に示すように、包装体1が無い状態では、第一付勢部22B1に設けられた長付勢部材221B1及び短付勢部材221B1’の先端部22bBは後側に傾斜し、第二付勢部22B2に設けられた長付勢部材221B2及び短付勢部材221B2’の先端部22bBは前側に傾斜し、先端部22bB同士が接触している。
図6(b)に示すように、包装体1が第一付勢部22B1と第二付勢部22B2とで挟持された状態となると、第一付勢部22B1に設けられた長付勢部材221B1及び短付勢部材221B1’が弾性変形して、長付勢部材221B1及び短付勢部材221B1’の先端部22bBが前側に移動し、後方に向かう付勢力が付与される。同様に、第二付勢部22B2に設けられた長付勢部材221B2、短付勢部材221B2’ が弾性変形して、長付勢部材221B2、短付勢部材221B2’の先端部22bBが後側に移動し、前方に向かう付勢力が付与される。
第二実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Bにおいて、図6(a)に示すように包装体1が無い状態から、第一付勢部22B1と第二付勢部22B2とで包装体1を挟持した状態で収納すると、第一付勢部22B1は前方に突出するように撓み、(図5(b)、(c)、図6(b))、長付勢部材221B1及び短付勢部材221B1’のばね力によって、包装体1を後方に向けて付勢する(図6(b))。第二付勢部22B2は後方に突出するように撓み(図5(b)、図6(b))、長付勢部材221B2及び短付勢部材221B2’のばね力によって包装体1を前方に向けて付勢する(図6(c)、(d))。
ここで、包装体1内の薄葉紙Pの枚数によらず、長付勢部材221B1、221B2の先端部22bBは常に取出し口12よりも上部に位置し、短付勢部材221B1’、221B2’の先端部22bBは、常に取出し口12よりも下部に位置するようになっている。
第二実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Bによれば、包装体1が第一付勢部22B1と第二付勢部22B2により常に付勢された状態で挟持されているので、第一実施形態と同様に、薄葉紙Pの残量が少なくなっても包装体1を安定して保持することができる。
特に、挟持部21Bが取出し口12の上部と下部の両側において包装体1を挟持しているため、第一実施形態よりもさらに安定した状態で包装体1を挟持することができ、積層体10の残量に関わらず、薄葉紙Pの取出し時に包装体1がずり落ち難い。これにより、取出し時に薄葉紙Pがポップアップしない、積層体10全体がずり落ちる、といった問題が解消され、最後の一枚までスムーズに取り出すことができる。
(第三実施形態)
図7及び図8は、本発明の第三実施形態を示す図である。
以下、第三実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Cが、上述した第一実施形態及び第二実施形態のものと異なる構成を中心に説明し、共通する構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本発明の第三実施形態による薄葉紙包装体ホルダ100Cにおいて、本体部2Cは、包装体1が載置される載置面を有する底面部20と、この底面部20に載置された包装体1を薄葉紙Pの積層方向に挟持する挟持部21Cと、を備える。挟持部21Cは、図7に示すように、包装体1の一面部1aである前面に当接する付勢部22C及び一面部1aの反対側の他面部1bである後面に当接する支持壁部23を備える。
支持壁部23は、第一実施形態と同様に、底面部20の後端部から上方向に立設し、包装体1の後面である他面部1bに当接する壁状体である。底面部20と支持壁部23は、一体的に形成され、図8に示すように、左右方向から見てL字状となっている。
付勢部22Cは、底面部20から上方向に立設して前後方向にスライド移動自在に設けられた、包装体1の一面部1aに当接する押圧板222と、押圧板222の左右両端部付近に設けられ、押圧板222を後方に向けて付勢する付勢部材221Cを備える。付勢部材221Cは、例えば、金属又は樹脂等からなる板ばねにより形成され、その基端部22aCは底面部20の前端部に固定される。図7(a)に示すように、押圧板222の左右両端部にはガイド溝224が設けられ、付勢部材221Cの先端部22bCが、ガイド溝224に沿って上下にスライド移動可能となるように嵌め込まれる(図7(c))。
図7(b)に示すように、押圧板222の略中央には、薄葉紙Pを取出す開口部223が設けられる。なお、押圧板222及び/又は支持壁部23は、包装体1と当接する面に、滑り止め部材24を備えても良い。
取付部3Cは、例えば、フックにより形成され、本体部2Cの後部かつ上端部の左右両端部付近に設けられる。この取付部3Cにより、本体部2Cを扉の上部等に引っ掛けて使用できる。
付勢部22Cは、図8(a)に示すように、包装体1が無い状態では、押圧板222が支持壁部23の近傍に来るように後側に傾斜しており、図8(b)に示すように、包装体1が支持壁部23と押圧板222とで挟持された状態となると、付勢部材221Cが弾性変形して先端部22bCが前側に移動することで先端部22bCに支持壁部23に向かう付勢力が付与される。
第三実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Cにおいて、図8(a)に示すように包装体1が無い状態から、支持壁部23と押圧板222とで包装体1を挟持した状態で収納すると、包装体1によって押圧板222が前方に押されて付勢部材221Cは前方に突出するように撓み(図7(b)、図8(b))、付勢部材221Cのばね力により付勢部材221Cが押圧板222を後方に付勢し、押圧板222は包装体1を後方に向けて付勢する(図8(b))。そして、包装体1内の薄葉紙Pが少なくなるにつれて、先端部22bCが後下側に移動して付勢力を弱めながらも挟持状態を維持する(図8(c)、(d))。
第三実施形態の薄葉紙包装体ホルダ100Cによれば、包装体1が付勢部22Cにより常に付勢された状態で挟持されているので、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、薄葉紙Pの残量が少なくなっても包装体1を安定して保持することができる。
特に、挟持部21Cが包装体1の前面と後面の略全体を挟持しているため、第二実施形態よりもさらに安定した状態で包装体1を挟持することができ、積層体10の残量に関わらず、薄葉紙Pの取出し時に包装体1がずり落ち難い。
また、積層体10の残量に応じて、ガイド溝224に嵌め込まれた付勢部材221Cの先端位置は上下動するが、押圧板222の上下位置は変化しないため、挟持された部分が上下方向に引っ張られることがないという観点からも、包装体1を安定して保持することができる。これにより、取出し時に薄葉紙がポップアップしない、積層体10全体がずり落ちる、といった問題が解消され、最後の一枚までスムーズに取り出すことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記三実施形態においては、底面部20に結合した付勢部材が前後方向に撓むことにより包装体1を挟持するとしたが、例えば、底面部20が付勢部材を備えて伸縮することによって、包装体1の前面に当接する支持壁部と後面に当接する支持壁部とが包装体1を前後方向に挟持するような構成でも良い。
また、付勢部の端部は底面部20に結合される形状に限られるものではなく、本体部2の上方や左右に結合されても良い。
いずれの形状においても、挟持部が取出し口12の上部を挟持するように形成されていると、薄葉紙を取り出す際にも包装体がずり落ちにくく、安定して支持することができて好適である。
100A、100B、100C 薄葉紙包装体ホルダ
P 薄葉紙
1 包装体
1a 一面部
1b 他面部
10 積層体
11 包装袋
12 取出し口
2A、2B、2C 本体部
20 底面部
21A、21B、21C 挟持部
22A、22B、22C 付勢部
22B1 第一付勢部
22B2 第二付勢部
221A、221C 付勢部材
221B1、221B2 長付勢部材
221B1’、221B2’ 短付勢部材
22aA、22aB、22aC 基端部
22bA、22bB、22bC 先端部
222 押圧板
223 開口部
224 ガイド溝
23 支持壁部
24 滑り止め部材
3A、3B、3C 取付部

Claims (4)

  1. 複数の薄葉紙が積層されて収納され、一面部に薄葉紙を取り出すための取出し口が設けられた薄葉紙包装体を支持する薄葉紙包装体ホルダにおいて、
    前記薄葉紙包装体を前記一面部が正面を向くように載置する本体部を備え、
    前記本体部は、前記本体部に載置された前記薄葉紙包装体を前記薄葉紙の積層方向に挟持する挟持部を備え、
    前記挟持部は、前記一面部及び/又は当該一面部と反対側の他面部に当接して前記薄葉紙包装体を挟持するように付勢する付勢部を備え、
    前記付勢部は、前記薄葉紙包装体の前記一面部から前記他面部に向けて付勢する第1付勢部材と、前記薄葉紙包装体の前記他面部から前記一面部に向けて付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記挟持部の少なくとも一部は、前記薄葉紙包装体の前記取出し口より上部を挟持することを特徴とする薄葉紙包装体ホルダ。
  2. 複数の薄葉紙が積層されて収納され、一面部に薄葉紙を取り出すための取出し口が設けられた薄葉紙包装体を支持する薄葉紙包装体ホルダにおいて、
    前記薄葉紙包装体を前記一面部が正面を向くように載置する本体部を備え、
    前記本体部は、前記本体部に載置された前記薄葉紙包装体を前記薄葉紙の積層方向に挟持する挟持部と、前記薄葉紙包装体を載置する載置面と、を備え、
    前記挟持部は、前記一面部及び/又は当該一面部と反対側の他面部に当接して前記薄葉紙包装体を挟持するように付勢する付勢部と、前記薄葉紙包装体の前記他面部に当接して支持する支持壁部と、を備え、
    前記付勢部は、前記積層方向にスライド移動自在に前記載置面に対して立設された押圧板と、前記押圧板を後方向に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記押圧板には、前記薄葉紙包装体の前記取出し口に対応する位置に、開口部が設けられており、
    前記挟持部の少なくとも一部は、前記薄葉紙包装体の前記取出し口より上部を挟持することを特徴とする薄葉紙包装体ホルダ。
  3. 前記付勢部は、前記薄葉紙包装体と当接する部分に滑り止め部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の薄葉紙包装体ホルダ。
  4. 前記本体部を壁に固定するための取付部を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の薄葉紙包装体ホルダ。
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