JP6347196B6 - 携帯用クリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングに着脱されるダストケースを備えた携帯用クリーナに関する。
従来、モータの動力で集塵ファンを回転させる携帯用クリーナが知られており、その携帯用クリーナが特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された携帯用クリーナは、ハウジングと、ハウジングに着脱されるダストケースと、を備えている。ハウジング内に、モータと、モータの動力で駆動される集塵ファンと、が設けられている。ダストケースは、ハウジングに着脱可能であり、ハウジングは、ハウジング内とダストケース内とを仕切る隔壁を備えている。隔壁にフィルタ装置が取り付けられている。ハウジングは、ハウジングの内外をつなぐ排気口を備えている。また、ダストケースの内面に突起が設けられ、ダストケースにおいて隔壁とは反対側に吸い込みノズルが設けられている。
特許文献1に記載された携帯用クリーナは、モータの動力で集塵ファンが駆動されると、ダストケースの外部の空気が吸い込みノズルを通り、ダストケース内に吸い込まれる。ダストケース内に吸い込まれた空気はフィルタ装置を通り、排気口からハウジングの外に排出される。空気がフィルタ装置を通る際に、塵はフィルタ装置により捕捉される。また、ダストカバーを回転させてハウジングから取り外す際に、突起がフィルタ装置の外面を擦り、塵埃がフィルタから掻き落とされる。
特開2010−264408号公報
しかし、特許文献1に記載された携帯用クリーナは、ダストカバーに設けた突起でフィルタ装置の外面を擦った際に、フィルタ装置がハウジングから外れる問題があった。
本発明の目的は、ダストケースをハウジングに対して回転させた場合に、フィルタ装置がハウジングから外れることを抑制できる、携帯用クリーナを提供することにある。
本発明の携帯用クリーナは、ハウジングに取り付けられるダストケースと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、前記ダストケースの内部に設けられ、かつ、前記ダストケース内に吸い込まれる空気が通る経路に設けられたフィルタ装置と、を有する携帯用クリーナであって、前記ダストケースが前記ハウジングに対して第1の向きに回転されると、前記ダストケースが前記ハウジングから取り外されることを許容する一方、前記ダストケースが前記ハウジングに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに回転されると、前記ダストケースを前記ハウジングに固定するケース支持機構と、前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して前記第1の向きに回転されると、前記フィルタ装置を前記ハウジングに固定する一方、前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して前記第2の向きに回転されると、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外されることを許容するフィルタ支持機構と、前記フィルタ支持機構により前記ハウジングに取り付けられている前記フィルタ装置が、前記第1の向きでさらに回転されることを防止する回り止め機構と、が設けられている。
本発明では、ダストケースをハウジングから取り外す際に回転する向きと、フィルタ装置をハウジングから取り外す際に回転する向きとが逆であるため、ダストケースをハウジグから取り外す際に、フィルタ装置がハウジングから外れることを抑制できる。
本発明の携帯用クリーナを示す正面断面図である。 図1の携帯用クリーナを示す平面図である。 図1の携帯用クリーナのモータケースを分解した平面図である。 図1の携帯用クリーナの部分的な正面断面図である。 図1の携帯用クリーナに用いるフィルタ装置の斜視図である。 (A),(B)は、図1の携帯用クリーナに用いるモータケース及びフィルタ装置の側面図である。 図1の携帯用クリーナに用いるダストケースの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。本発明の一実施形態である携帯用クリーナ10は、クリーナ本体11を備えている。クリーナ本体11は、モータケース12と、モータケース12に対して着脱可能なダストケース13と、を備えている。モータケース12は、図2及び図3のように、第1ブロック14と第2ブロック15とを互いに固定して組み立てられている。第1ブロック14及び第2ブロック15は、共に合成樹脂で成形されている。第1ブロック14と第2ブロック15とは、分割された状態で製造され、第1ブロック14と第2ブロック15とが、ねじ部材等の固定要素により固定される。
モータケース12に着脱部19が設けられており、電池パック20は、着脱部19に着脱される。電池パック20は、電池セルを収容している。電池パック20は電池側端子を有し、着脱部19はハウジング側端子を有する。電池パック20が着脱部19に取り付けられると、電池側端子はハウジング側端子に接続される。
モータケース12内に電動モータ16が収容されている。電動モータ16は、ロータ及びステータを内蔵したモータ本体17と、ロータに接続された回転軸18と、を備えている。モータ本体17は、円筒形状のケーシングである。回転軸18は、軸線A1を中心として回転可能であり、回転軸18は、軸線A1に沿った方向で、着脱部19とは反対側に向けてモータ本体17から突出されている。
モータケース12にグリップ21が設けられており、グリップ21にトリガ22が設けられている。トリガ22は、作業者により操作される。また、グリップ21にトリガスイッチ23が設けられている。トリガスイッチ23は、トリガ22に操作力が加えられるとオンし、トリガ22に加えた操作力が低下するとオフする。また、電動モータ16を、ハウジング側端子及びトリガスイッチ23にそれぞれ接続する電力ケーブル24が設けられている。
モータケース12内に集塵ファン25が設けられている。図4のように、集塵ファン25は、軸線A1に沿った方向で、電動モータ16の配置位置とは異なる位置に配置されている。軸線A1に沿った方向で、電動モータ16は、着脱部19と集塵ファン25との間に配置されている。
集塵ファン25は回転軸18に固定されている。集塵ファン25は、回転軸18の動力で軸線A1を中心として回転する。集塵ファン25は遠心ファンであり、吸い込み口26と、吸い込み口26に接続された通気路27と、通気路27に接続された吐出口28と、を備えている。吐出口28は、軸線A1を中心とする径方向で、吸い込み口26よりも外側に配置されている。なお、モータケース12は、モータケース12の内部と外部とをつなぐ排気口29を備えている。排気口29は、第1ブロック14及び第2ブロック15の両方に設けられている。
次に、モータケース12が、電動モータ16を支持する構造を説明する。モータケース12内にモータホルダ46が設けられている。モータホルダ46は、合成樹脂製である。モータホルダ46は凹部47を備え、モータ本体17は凹部47に配置されている。そして、モータホルダ46に取り付けた複数のねじ部材53により、モータ本体17がモータホルダ46に固定されている。
一方、モータケース12の内面に支持部55が設けられており、支持部55に支持溝56が設けられている。支持部55及び支持溝56は、軸線A1を中心とする同一円周上に、それぞれ複数設けられている。支持部55及び支持溝56は、第1ブロック14及び第2ブロック15にそれぞれ設けられている。モータホルダ46の外周に複数の突出部54が設けられ、複数の突出部54は、ブッシュ57を介して支持溝56にそれぞれ配置されている。ブッシュ57は、ゴム状弾性体で一体成形されている。
モータホルダ46は、モータケース12の内部を軸線A1に沿った方向で、集塵ファン25が配置された第1空間B1と、電動モータ16が配置された第2空間B2と、に区画する。また、外筒部48の外周面に、円周方向に沿って複数のリブ61が設けられている。また、リブ61同士の間に通気路62が形成されている。通気路62は、第1空間B1と第2空間B2とをつなぐ。
モータケース12において、軸線A1に沿った方向で着脱部19とは反対の箇所に、円筒状のスリーブ31が設けられている。スリーブ31は、モータケース12の外部と第1空間B1とをつなぐ開口部30を形成する。スリーブ31の外周に、ガイド溝32及び突起33が設けられている。ガイド溝32は、軸線A1に沿った方向で突起33と電動モータ16との間に配置されている。スリーブ31、ガイド溝32、突起33は、第1ブロック14及び第2ブロック15の両方に亘って設けられている。
また、突起33及びガイド溝32は、スリーブ31の円周方向における所定の範囲に形成されている。ガイド溝32の円周方向の一端から、スリーブ31の先端に向けて延ばされた出入り口32Aが設けられている。出入り口32Aは、ガイド溝32からスリーブ31の先端まで到達する切り欠きである。ガイド溝32は、円周方向の端部に内壁32Bを有する。ガイド溝32、出入り口32A、突起33を1セットとして、スリーブ31の円周方向に2セット設けられている。
ダストケース13は、開口部30を塞ぐようにモータケース12に取り付けられている。ダストケース13は、合成樹脂を筒形状に一体成形した部材である。ダストケース13は、軸線A1に沿った方向の端部がモータケース12に接続される。ダストケース13の開口端45の内面に突起34が設けられている。突起34は、軸線A1を中心とする円周方向に2箇所設けられている。
ダストケース13は吸い込みノズル35を備えている。吸い込みノズル35は、軸線A1に沿った方向で、開口端45とは反対側に設けられている。吸い込みノズル35は、軸線A1と同心状に配置された筒体であり、吸い込みノズル35は吸気路36を形成する。吸気路36は、ダストケース13の内部と外部とをつなぐ。
ダストケース13の内部にフィルタ装置37が設けられている。フィルタ装置37は、ダストケース13内に吸い込まれた空気が通る経路に設けられている。フィルタ装置37は、プレフィルタ38と濾材39と補強部材40とを備えている。プレフィルタ38は、図5のように、合成樹脂製のホルダ38Aに、金属製のメッシュ38Bを筒状に配置したものであり、かつ、通気性を備えている。濾材39は、プレフィルタ38の内側に配置され、かつ、不織布を筒状に成形したものである。不織布に形成された通気孔の開口径は、メッシュ38Bに形成された通気孔の開口径よりも小さい。補強部材40は、濾材39の内側に配置され、かつ、濾材39が内側に潰れることを防止する。補強部材40は、合成樹脂製を骨格状に配置したものであり、骨格の隙間を空気が通る。補強部材40は、環状部40Aを備え、環状部40Aはスリーブ71の内周に嵌め込まれる。
ホルダ38Aは、軸線A1に沿った方向にける集塵ファン25に近い側の端に、環状部42を備えている。環状部42の外周面には、図6(A),(B)のように、円周方向に間隔をおいて係合部43が2つ設けられている。係合部43の外接円の直径は、スリーブ31の内径よりも小さい。軸線A1に対して垂直な平面でプレフィルタ38を側面視すると、係合部43は、環状部42の円周方向にアーチ状に設けられており、係合部43に突起43Aが設けられている。突起43Aは係合部43から、プレフィルタ38の径方向に突出されている。2つの係合部43にそれぞれ設けられた2つの突起43Aは、軸線A1を中心とする円周方向で、正反対の位置に配置されている。
一方、スリーブ31の内面に内向きフランジ70が設けられている。また、内向きフランジ70から軸線A1に沿った方向に延ばされたスリーブ71が設けられている。スリーブ71は、ダストケース13内に向けて延ばされており、スリーブ71は、軸線A1を中心とする径方向で、スリーブ31の内側に配置されている。環状部42は、スリーブ71の外周面に嵌め込まれる。
スリーブ31の内面に支持溝44及び係合部72が設けられている。軸線A1に沿った方向で、支持溝44は、係合部72と内向きフランジ70との間に配置されている。軸線A1を中心とするスリーブ31の径方向で、支持溝44及び係合部72は、スリーブ71よりも外側に配置されている。支持溝44及び係合部72は、スリーブ31の円周方向で同じ範囲に設けられている。さらに、支持溝44の深さを、局所的に外側に向けて増加した凹部73が設けられている。環状部42をスリーブ71の外周に嵌め込み、フィルタ装置37をモータケース12に対して回転すると、係合部43が支持溝44に出入りする。ダストケース13及びフィルタ装置37は、共通の軸線A1を中心としてモータケース12に対して回転可能である。
さらに、スリーブ31の内面に突起74が設けられている。突起74は、スリーブ31の内面から内側に向けて突出されている。突起74は、スリーブ31の円周方向で、2つの支持溝44の隣にそれぞれ配置されている。スリーブ31の円周方向における突起74の配置位置は、図6で対応する支持溝44の凹部73から、反時計回りに45度の範囲内に設けることが可能である。2つの突起74の内接円の直径は、2つの係合部43の外接円の直径よりも小さい。
さらに、図7のように、ダストケース13の内面に、円周方向に間隔をおいて3個のマウント75が設けられている。3個のマウント75はダストケース13と一体に設けられている。3個のマウント75は、軸線A1を中心とする円周方向に、120度の間隔で配置されている。また、マウント75は軸線A1に沿った方向で、所定の長さに配置されている。3個のマウント75の内接円の直径は、フィルタ装置37の外径よりも大きい。3個のマウント75は、ブレード76をそれぞれ支持している。3個のブレード76は、ゴム状弾性体によりそれぞれ成形されており、3個のブレード76は、3個のマウント75にそれぞれ固定されている。3個のブレード76は、軸線A1を中心として同一円周上に配置されている。3個のブレード76の内接円の直径は、フィルタ装置37の外径よりも小さい。さらに、軸線A1に沿った方向におけるマウント75及びブレード76の配置範囲は、軸線A1に沿った方向におけるフィルタ装置37の配置範囲と重なる。
フィルタ装置37は、モータケース12に対して次の手順で取り付けられる。まず、フィルタ装置37は、モータケース12と同心状に配置される。また、フィルタ装置37は、図6(B)のように、係合部43と係合部72とが円周方向で異なる位置となるように、モータケース12に対して保持される。そして、フィルタ装置37とモータケース12とを近づけ、環状部42をスリーブ71の外周に嵌め込み、かつ、補強部材40の環状部40Aを、スリーブ71の内周に嵌め込み、環状部42が内向きフランジ70に接触すると、フィルタ装置37が停止する。この時点で、突起43Aは、スリーブ31の内面に押し付けられている。
次いで、フィルタ装置37は、図6(B)で反時計回りに回転される。すると、突起43Aは、フィルタ装置37の回転中、スリーブ31の内面を擦る。そして、図6(A)のように、突起43Aが凹部73に進入すると、係合部43が突起74に接触し、フィルタ装置37が停止する。このため、フィルタ装置37を図6(A)の位置から、さらに反時計回りに回転させようとしても、フィルタ装置37は回転しない。フィルタ装置37がモータケース12に取り付けられて、スリーブ31の円周方向で、係合部72と係合部43との位置が重なると、係合部43と係合部72とが、軸線A1に沿った方向で係合するため、フィルタ装置37がモータケース12から外れることを防止できる。
次に、ダストケース13をモータケース12に取り付ける作業を説明する。モータケース12とダストケース13とを軸線A1を中心として同心状に配置し、かつ、モータケース12とダストケース13とを近づけ、突起34を出入り口32Aに挿入し、さらに、ダストケース13をモータケース12に対して軸線A1を中心として回転させる。具体的には、図2に示す向きD1でダストケース13が回転される。すると、突起34がガイド溝32内に挿入されて、突起33と突起34とが係合し、ダストケース13とモータケース12とが固定される。つまり、ダストケース13はモータケース12に対して、軸線A1に沿った方向に位置決め固定される。また、突起34が内壁32Bに接触すると、ダストケース13はモータケース12に対してそれ以上回転しない。
ダストケース13をモータケース12に対して、図6において向きD1で回転させる際、ブレード76の先端がフィルタ装置37の外周部を擦る。ここで、ブレード76の先端がフィルタ装置37の外周部を擦る際に生じる摩擦力は、2個の突起43Aが凹部73の内面に押し付けられて生じる係合力よりも小さい。このため、ダストケース13をモータケース12に対して向きD1で回転させる際、図6(A)に示すフィルタ装置37が、モータケース12に対して時計回り、つまり、向きD1で回転することを規制できる。
次に、携帯用クリーナ10の使用例を説明する。トリガ22に操作力が加えられてトリガスイッチ23がオンされると、電池パック20の電力が電動モータ16に供給され、回転軸18が回転する。回転軸18と共に集塵ファン25が回転すると、ダストケース13内が負圧となり、吸引力が発生する。このため、モータケース12の外部の空気及び異物は、吸い込みノズル35の吸気路36を通りダストケース13内に吸い込まれる。
ダストケース13内に吸い込まれた空気は、フィルタ装置37を通過し、かつ、集塵ファン25に吸い込まれる。ダストケース13内に吸い込まれた空気がフィルタ装置37を通過する際に、塵埃が捕捉される。集塵ファン25の吐出口28から吐出された空気は、通気路62を通り第2空間B2へ流れ込み、第2空間B2に流れ込んだ空気は、排気口29を経由してクリーナ本体11の外部に排出される。なお、トリガ22に加えた操作力が解除されると、トリガスイッチ23がオフされ、電池パック20の電力は電動モータ16に供給されず、回転軸18は停止する。
さらに、フィルタ装置37に付着した異物を除去する作業を説明する。ダストケース13を、図2の向きD2でモータケース12に対して所定量回転させて停止させる。そして、ダストケース13を軸線A1に沿って移動させて、突起34を出入り口32Aを通過させると、ダストケース13をモータケース12から取り外すことが許容される。
上記作業中、作業者がダストケース13をモータケース12に対して向きD2で回転させる際に、ブレード76がフィルタ装置37の外表面を擦り、フィルタ装置37の表面に付着している塵埃が掻き落とされる。ここで、フィルタ装置37の表面に塵埃が付着していると、ブレード76がフィルタ装置37を擦った場合に生じる摩擦力は、フィルタ装置37に異物が付着していない場合の摩擦力よりも大きい。しかし、本実施形態では、スリーブ31に突起74が設けられているため、フィルタ装置37に対して、図6(A)で反時計回り、つまり、向きD2で回転させようとする力が加わっても、フィルタ装置37が反時計回りに回転することを防止できる。
なお、作業者は、ダストケース13を、図2の向きD1及び向きD2でモータケース12に対して交互に回転させる動作を繰り返し、フィルタ装置37に付着している塵埃を除することも可能である。
上記のように、ダストケース13をモータケース12に対して、向きD1または向きD2の何れで回転させた場合でも、ブレード76とフィルタ装置37との摩擦力で、フィルタ装置37がモータケース12に対して回転することを防止できる。したがって、軸線A1に沿った方向において、フィルタ装置37の係合部43と、モータケース12の係合部72との係合力を確保できる。したがって、フィルタ装置37がモータケース12から外れることを防止できる。
一方、フィルタ装置37をモータケース12から取り外す場合は、作業者が、フィルタ装置37を図6(A)の向きD1で回転させる。ここで、フィルタ装置37に加える回転力は、突起43Aと凹部73の内面との係合力を超える値とする。したがって、フィルタ装置37は、図6(A)でモータケース12に対して時計回りに回転する。作業者は、図6(B)のように、係合部43と係合部72との円周方向の位置が異なる状態になった時点で、フィルタ装置37を停止させる。係合部43と係合部72との円周方向の位置が異なる状態になると、係合部43と係合部72との係合力は無くなる。このため、フィルタ装置37を軸線A1に沿って移動させて、フィルタ装置37をモータケース12から取り外すことができる。
上記のように、携帯用クリーナ10は、ダストケース13をモータケース12から取り外す場合に回転する向きD2と、フィルタ装置37をモータケース12から取り外す場合に回転する向きD1とが逆である。したがって、ダストケース13を回転させてモータケース12から取り外す場合に、フィルタ装置37がモータケース12から外れることを防止できる。
本実施形態において説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、モータケース12が、本発明のハウジングに相当し、ダストケース13が、本発明のダストケースに相当し、フィルタ装置37が、本発明のフィルタ装置に相当し、向きD2が、本発明における第1の向きに相当し、向きD1が、本発明における第2の向きに相当し、ガイド溝32、突起33,34、出入り口32Aが、本発明のケース支持機構に相当し、係合部43,72、支持溝44が、本発明のフィルタ支持機構に相当する。また、軸線A1が、本発明の軸線に相当し、ブレード76が、本発明の除塵機構に相当し、ブレード76の先端が、本発明における接触部に相当し、係合部43及び突起74が、本発明の回り止め機構に相当し、係合部43A及び凹部73が、本発明の位置保持機構に相当し、凹部73が、本発明の第1保持部に相当し、突起43Aが、本発明の第2保持部に相当し、係合部72が、本発明の第1係合部に相当し、係合部43が、本発明の第2係合部に相当する。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明は、ダストケースの先端部を、モータケースのスリーブの内周面に嵌合して、ダストケースをモータケースに着脱する携帯用クリーナを含む。また、本発明の携帯用クリーナは、第1係合部が突起であり、第2係合部が溝である構造を含む。つまり、第1係合部と第2係合部は、互いに係合して係合力を発生する構成であればよい。
また、本発明のダストケース13及びフィルタ装置37は、モータケース12に対して着脱する場合の回転の向きが、互いに逆であればよく、実施の形態に限定されない。つまり、ダストケースは、図6において反時計回りである向きD2で回転すると、モータケース12に取り付けられ、かつ、時計回りである向きD1で回転すると、モータケース12から取り外せる構成でもよい。この場合、フィルタ装置は、図6において時計回りである向きD1で回転すると、モータケース12に取り付けられ、かつ、反時計回りである向きD2で回転すると、モータケース12から取り外される。
本発明は、商用電源と電動モータとを接続する電力ケーブルが、ハウジングの外部に配索される携帯用クリーナを含む。本発明の携帯用クリーナにおける「携帯用」は、作業者がクリーナを持って移動可能であること、を意味する。さらに、ハウジングに設けられ、かつ、集塵ファンを駆動するモータは、電動モータ、油圧モータ、空気圧モータを含む。本発明の塵埃は、ゴミ、粒状物、異物を含む。
12…モータケース、13…ダストケース、32…ガイド溝、33,34…突起、32A…出入り口、37…フィルタ装置、43,72…係合部、44…支持溝、73…凹部、76…ブレード、A1…軸線、D1,D2…向き。

Claims (8)

  1. ハウジングに取り付けられるダストケースと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、前記ダストケースの内部に設けられ、かつ、前記ダストケース内に吸い込まれる空気が通る経路に設けられたフィルタ装置と、を有する携帯用クリーナであって、
    前記ダストケースが前記ハウジングに対して第1の向きに回転されると、前記ダストケースが前記ハウジングから取り外されることを許容する一方、前記ダストケースが前記ハウジングに対して前記第1の向きとは逆の第2の向きに回転されると、前記ダストケースを前記ハウジングに固定するケース支持機構と、
    前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して前記第1の向きに回転されると、前記フィルタ装置を前記ハウジングに固定する一方、前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して前記第2の向きに回転されると、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外されることを許容するフィルタ支持機構と、
    前記フィルタ支持機構により前記ハウジングに取り付けられている前記フィルタ装置が、前記第1の向きでさらに回転されることを防止する回り止め機構と、
    が設けられている、携帯用クリーナ。
  2. 前記ダストケース及び前記フィルタ装置は、共通の軸線を中心として回転されると前記ハウジングから取り外される、請求項1に記載の携帯用クリーナ。
  3. 前記ダストケースは、前記第1の向きに回転し、かつ、前記ハウジングから取り外される際に前記フィルタ装置に付着されている塵埃を取り除く除塵機構を備えている、請求項1または2に記載の携帯用クリーナ。
  4. 前記除塵機構は、前記ダストケースの内部に設けられ、かつ、前記フィルタ装置の外周部に接触される接触部を有する、請求項3に記載の携帯用クリーナ。
  5. 前記ハウジングに取り付けられている前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して前記第2の向きで回転されることを規制する位置保持機構が設けられている、請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯用クリーナ。
  6. ウジングに取り付けられるダストケースと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、前記ダストケースの内部に設けられ、かつ、前記ダストケース内に吸い込まれる空気が通る経路に設けられたフィルタ装置と、を有する携帯用クリーナであって、
    前記フィルタ装置が前記ハウジングに取り付けられている状態で、前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して回転されると、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外されることを許容するフィルタ支持機構と、
    前記フィルタ装置が前記ハウジングに取り付けられている状態で、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外される向きとは逆向きに回転されることを防止する回り止め機構と、
    前記フィルタ装置が前記ハウジングに取り付けられている状態で、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外される外される向きに回転されることを規制する位置保持機構と、
    が設けられ、
    前記ダストケースは、前記ハウジングに対して回転されると、前記フィルタ装置の外周部に接触して前記フィルタ装置に付着されている塵埃を取り除く除塵機構を備え、
    前記位置保持機構は、作業者によって前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して回転されて前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外されることを許容するとともに、前記除塵機構が前記フィルタ装置の外周部を擦る際の摩擦力で、前記フィルタ装置が前記ハウジングから取り外される方向に回転することを規制する、携帯用クリーナ。
  7. 前記フィルタ支持機構は、
    前記ハウジングに設けられた第1係合部と、
    前記フィルタ装置に設けられ、かつ、前記第1係合部と係合して前記フィルタ装置が前記ハウジングに取り付けられている状態に保持する第2係合部と、
    を有し、
    前記位置保持機構は、
    前記ハウジングに設けられた第1保持部と、
    前記フィルタ装置に設けられ、かつ、前記第1保持部と係合して前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して回転することを規制する第2保持部と、
    を備え、
    前記位置保持機構は、前記第1保持部と前記第2保持部との係合が解除されると、前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して回転されることを許容する、請求項6に記載の携帯用クリーナ。
  8. 前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記フィルタ装置を前記ハウジングに対して動かす回転力が互いの係合力を超えると、係合が解除されて前記フィルタ装置が前記ハウジングに対して回転されることを許容する、請求項7に記載の携帯用クリーナ。
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