JP7306064B2 - 携帯用クリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、回転操作によってハウジングに着脱されるフィルタを有する携帯用クリーナに関する。
モータによって回転駆動されるファンによって空気流を発生させて塵や埃などを吸い込む携帯用クリーナが知られている。この種の携帯用クリーナは、空気流に含まれている塵埃を分離するためのフィルタを有する。携帯用クリーナが有するフィルタの多くはハウジングに着脱可能とされており、使用者は、フィルタをハウジングから取り外して清掃し、清掃済みのフィルタをハウジングに再び取り付けることができる。また、使用者は、使用済みのフィルタをハウジングから取り外し、未使用のフィルタをハウジングに取り付けることができる。つまり、フィルタを交換することができる。
清掃済みのフィルタや未使用のフィルタをハウジングに装着する際、これらフィルタがハウジングに正常に装着されないことがある。また、フィルタの装着が忘れられることがある。フィルタが正常に装着されていない状態やフィルタが装着されていない状態で携帯用クリーナが使用されると、モータなどが収容されているハウジング内に塵埃が侵入し、様々な不具合が発生する虞がある。
特開2016-67664号公報
フィルタが正常に装着されていない状態やフィルタが装着されていない状態で携帯用クリーナが使用されることを抑制するために、携帯用クリーナにおいて、ハウジングに対するフィルタの装着状態を検知するための検知手段を備えることや、ハウジングにフィルタが正常に装着されていない場合やハウジングにフィルタが装着されていない場合にファンの作動を禁止するインターロック手段を備えることが考えられる。
しかしながら、ハウジングに対するフィルタの正常な装着状態は、ハウジングとフィルタとの固定構造やフィルタの形状などによって異なる。よって、フィルタがハウジングに正常に装着されていることを検知するための構造や機構もハウジングとフィルタとの固定構造やフィルタの形状などに応じて検討する必要がある。
本発明の目的は、円筒形のフィルタをハウジングに対して回転させることによって、当該フィルタがハウジングに固定され、または当該フィルタのハウジングに対する固定が解除される携帯用クリーナであって、フィルタがハウジングに正常に装着されていることを容易かつ確実に検知することができるように改良された携帯用クリーナを提供することである。
本発明の携帯用クリーナは、モータおよび前記モータによって回転駆動されるファンを収容するハウジングと、前記ハウジングに装着されるダストケースと、前記ハウジングに装着され、かつ、前記ダストケースに覆われるフィルタと、を備え、前記フィルタを前記ハウジングに対して第1方向に回転させると、当該フィルタが前記ハウジングに固定され、前記フィルタを前記ハウジングに対して前記第1方向とは反対の第2方向に回転させると、当該フィルタの前記ハウジングに対する固定が解除される。前記フィルタは、一端に開口部が設けられ、他端が閉塞された筒形状を有する。前記フィルタの前記開口部の周囲には、前記開口部の周方向において互いに離間する複数の係合部が形成される。前記ハウジングには、複数の前記係合部がそれぞれ係合する複数の被係合部が形成される。前記ハウジングには、前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記係合部が前記被係合部に係合し、かつ、所定位置まで移動したことを検知するためのセンサが設けられる。
本発明によれば、円筒形のフィルタをハウジングに対して回転させることによって、当該フィルタがハウジングに固定され、または当該フィルタのハウジングに対する固定が解除される携帯用クリーナであって、フィルタがハウジングに正常に装着されていることを容易かつ確実に検知することができるように改良された携帯用クリーナが実現される。
本発明が適用された携帯用クリーナの断面図である。 本発明が適用された携帯用クリーナの平面図である。 ハウジングに対するダストケース及びフィルタの固定構造を示す部分拡大断面図である。 フィルタの一例を示す斜視図である。 フィルタの一例を示す正面図である。 ハウジングに図4,図5に示されるフィルタを装着する手順の1つを示す説明図である。 ハウジングに図4,図5に示されるフィルタを装着する手順の他の1つを示す説明図である。 ハウジングに図4,図5に示されるフィルタを装着する手順の他の1つを示す説明図である。 フィルタの他の一例を示す斜視図である。 フィルタの他の一例を示す正面図である。 ハウジングに図9,10に示されるフィルタを装着する手順の1つを示す説明図である。 ハウジングに図9,10に示されるフィルタを装着する手順の他の1つを示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。図1,図2に示される携帯用クリーナ1Aは、樹脂製のハウジング10と、ハウジング10に装着される樹脂製のダストケース20と、ハウジング10に装着され、かつ、ダストケース20に覆われるフィルタ30と、を備えている。図1に示されるように、ダストケース20およびフィルタ30はハウジング10に着脱可能であり、ハウジング10に装着されたダストケース20内にフィルタ30が収容されている。より具体的には、ハウジング10にフィルタ30を装着し、フィルタ30が装着されたハウジング10にダストケース20を装着すると、ハウジング10に装着されているフィルタ30がダストケース20内に収容され、ダストケース20によってフィルタ30が覆われる。
図1に示されるように、ハウジング10には、モータ40およびモータ40によって回転駆動されるファン41が収容されており、ハウジング10の上部にはグリップ11が一体成形されている。図2に示されるように、グリップ11には、ボタン12a,12b,12c及びLEDランプ12dを含む操作パネル12が設けられている。また、ハウジング10の後端には、電池パック42が装着される着脱部13が設けられている。電池パック42は給電端子を備えており、着脱部13には受電端子が設けられている。電池パック42が着脱部13に装着されると、電池パック42が備える給電端子が着脱部13に設けられている受電端子に接触し、両端子が電気的に接続される。そして、所定条件が満たされた状態で操作パネル12のボタン12a又はボタン12bが押されると、制御部43による制御の下で電池パック42からモータ40に電力が供給されてモータ40が作動し、ボタン12cが押されるとモータ40に対する電力供給が遮断されてモータ40が停止する。尚、ボタン12aが押された場合には、ボタン12bが押された場合に比べて、モータ40により大きな電力が供給される。つまり、ボタン12aが押されると、モータ40が「強モード」で作動し、ボタン12bが押されると、モータ40が「標準/弱モード」で作動する。また、電池残量が所定値よりも少なくとなると、LEDランプ12dが点灯する。
図1に示されるように、電池パック42が装着される着脱部13はハウジング10の後端側に設けられている一方、ファン41はハウジング10の先端側に設けられている。言い換えれば、着脱部13が設けられている側がハウジング10の後端側であり、ファン41が設けられている側がハウジング10の先端側である。
ファン41はモータ40の回転軸に固定されており、回転軸と一体的に回転する。本実施形態におけるファン41はターボ形の遠心ファンであって、中央に設けられた吸入口41aと、吸入口41aの周囲に設けられた複数の吐出口41bと、吸入口41aと各吐出口41bとの間に形成された複数枚のフィン41cと、を備えている。
ハウジング10の先端にはファン41の吸入口41aと連通する開口部が設けられており、その開口部には円筒形のスリーブ14が設けられている。図3に示されるように、スリーブ14の外周には、二組のガイド溝15aおよびガイド突起15bが設けられている。具体的には、スリーブ14の上下にガイド溝15aおよびガイド突起15bがそれぞれ設けられている。各組のガイド溝15aおよびガイド突起15bは、スリーブ14の周方向における所定範囲に亘って延在している。言い換えれば、ガイド溝15aおよびガイド突起15bは、スリーブ14の全周に亘って延在しているわけではなく、一方の組のガイド溝15aおよびガイド突起15bと、他方の組のガイド溝15aおよびガイド突起15bとは、スリーブ14の周方向において離間している。
図1に示されるように、ダストケース20は、長手方向両端に開口部が設けられた筒形状を有している。ダストケース20の先端側に設けられている開口部は、塵埃が吸い込まれる吸込み口20aを形成しており、ダストケース20の後端側の開口部は、ハウジング10の開口部と接続される接続口である。言い換えれば、吸込み口20aが設けられている側がダストケース20の先端側であり、接続口が設けられている側がダストケース20の後端側である。尚、吸込み口20aは接続口よりも径が小さい筒口である。
ダストケース20は、ハウジング10に当該ハウジング10の開口部を塞ぐように装着されている。具体的には、ダストケース20の後端がハウジング10の先端に装着され、ダストケース20の接続口がハウジング10の開口部に突き合わされている。
図3に示されるように、ダストケース20の接続口の内周には、スリーブ14の外周に設けられているガイド溝15aに嵌合する2つの係合突起21が設けられている。それぞれの係合突起21を対応するガイド突起15bよりも奥に差し入れた上でダストケース20を当該ダストケース20の中心軸を回転軸として回転させると、係合突起21がガイド突起15bの裏側に進入し(係合突起21がガイド溝15aに嵌合し、)、ダストケース20がハウジング10に固定される。
図1,図4,図5に示されるように、フィルタ30は、一端に開口部37が設けられ、他端が閉塞された筒形状を有する。以下の説明では、フィルタ30の一端に設けられている開口部37を「フィルタ開口部」と呼び、ハウジング10の先端に設けられている開口部を「ハウジング開口部」と呼ぶ場合がある。
図1に示されるように、フィルタ30は、プレフィルタ31およびメインフィルタ32(図1)から成る二重構造を有する。図4に示されるように、プレフィルタ31は、樹脂製のフレーム33と、フレーム33に設けられている複数の開口部を覆う金属製のメッシュ材34と、から構成されている。図1に示されているメインフィルタ32は、袋状に成形された不織布であって、プレフィルタ31の内側に挿入されている。尚、メインフィルタ32の内側に、当該メインフィルタ32の潰れを防止するための保持部材が配置されることもある。
図1に示されるファン41の回転に伴ってダストケース20の吸込み口20aからダストケース20内に吸い込まれた空気(塵埃を含む空気)は、プレフィルタ31,メインフィルタ32の順でフィルタ30を通過する。この際、空気中の塵埃がプレフィルタ31およびメインフィルタ32に捕捉される。つまり、ダストケース20に吸い込まれた空気に含まれる塵埃が分離される。
フィルタ30を通過した空気(塵埃が分離された空気)は、ハウジング開口部を通ってファン41の吸入口41aからファン41の内部に流入する。ファン41に流入した空気は、吐出口41bからファン41の外部に流出し、最終的にハウジング10の外に排気される。
再び図4,図5を参照する。フィルタ開口部の周囲には、当該フィルタ開口部の周方向において互いに離間する2つの係合部35が形成されている。具体的には、プレフィルタ31のフレーム33の長手方向一端には、フィルタ開口部を形成する環状部33aが設けられており、この環状部33aの外周に2つの係合部35(第1係合部35a,第2係合部35b)が一体成形されている。第1係合部35aと第2係合部35bとは、環状部33aの径方向において互いに正対する位置に形成されている。つまり、第1係合部35aと第2係合部35bとは、フィルタ開口部の周方向において互いに離間しており、かつ、フィルタ開口部の径方向において互いに正対している。言い換えれば、第1係合部35aと第2係合部35bとは、フィルタ開口部の周方向において180度異なる位置に配置されている。
図5に示されるように、第1係合部35aおよび第2係合部35bは、環状部33aの周方向に沿って延びるアーチ状に形成されている。この結果、第1係合部35aおよび第2係合部35bは、環状部33aの径方向(フィルタ開口部の径方向)に撓むことが可能な弾性を有する。また、第1係合部35aおよび第2係合部35bの長手方向中央には突起36がそれぞれ一体成形されている。
図3に示されるように、ハウジング10には、フィルタ30に形成されている係合部35が係合する被係合部としての係合溝16が形成されている。具体的には、スリーブ14の内周に、第1被係合部としての第1係合溝16aおよび第2被係合部としての第2係合溝16bが形成されている。第1係合溝16aと第2係合溝16bとは、ハウジング開口部の径方向において互いに正対する位置に形成されている。言い換えれば、第1係合溝16aと第2係合溝16bとは、ハウジング開口部の周方向において180度異なる位置に配置されている。さらに言い換えれば、ハウジング開口部を時計の文字盤に見立てた場合、第1係合溝16aは12時の位置に配置されており、第2係合溝16bは6時の位置に配置されている。
図3から理解できるように、第1係合溝16aおよび第2係合溝16bは、スリーブ14の内周面からハウジング開口部の径方向内側に向かって突出するリブ17と当該リブ17の後方に位置する環状の壁部18との間の隙間である。よって、フィルタ30の環状部33aの端面(フィルタ30の後端面)を壁部18に突き当てた状態で当該フィルタ30を当該フィルタ30の中心軸を回転軸として回転させると、第1係合部35aが第1係合溝16aに係合し、第2係合部35bが第2係合溝16bに係合する。具体的には、図6に示されるように、第1係合部35aが第1係合溝16aの側方に位置し、かつ、第2係合部35bが第2係合溝16bの側方に位置する状態でフィルタ30の後端面を壁部18に突き当てる。図6では、12時の位置にある第1係合溝16aに対して第1係合部35aが概ね2時の位置に配置され、かつ、6時の位置にある第2係合溝16bに対して第2係合部35bが概ね8時の位置に配置された状態でフィルタ30の後端面が壁部18に突き当てられている。次いで、図7に示されるように、フィルタ30を当該フィルタ30の中心軸を回転軸としてハウジング10に対して第1方向(図7中において反時計回り方向)に回転させると、第1係合部35aが第1係合溝16aの一端から当該第1係合溝16aに進入し、第2係合部35bが第2係合溝16bの一端から当該第2係合溝16bに進入する。フィルタ30をさらに第1方向へ回転させると、図8に示されるように、フィルタ30の回転に伴って第1係合部35aが第1係合溝16aに沿って移動し、第2係合部35bが第2係合溝16bに沿って移動する。第1係合部35aおよび第2係合部35bがそれぞれ所定位置まで移動すると、第1係合部35aに設けられている突起36が第1係合溝16aの底面に設けられている凹部19aに嵌合し、第2係合部35bに設けられている突起36が第2係合溝16bの底面に設けられている凹部19bに嵌合する。この場合、第1係合部35aに設けられている突起36が第1係合溝16aに設けられている凹部19aに嵌合する位置が、当該第1係合部35aの所定位置である。また、第2係合部35bに設けられている突起36が第2係合溝16bに設けられている凹部19bに嵌合する位置が、当該第2係合部35bの所定位置である。尚、それぞれの突起36が嵌合する凹部19a,19bは、各係合溝16の長手方向中央に形成されている。
上記のように、第1係合部35aおよび第2係合部35bが第1係合溝16aおよび第2係合溝16bにそれぞれ係合し、かつ、所定位置まで移動すると、第1係合部35aに設けられている突起36が第1係合溝16aに設けられている凹部19aに嵌合し、かつ、第2係合部35bに設けられている突起36が第2係合溝16bに設けられている凹部19bに嵌合し、フィルタ30がハウジング10に固定される。つまり、本実施形態では、すべての係合部35が対応する係合溝16に係合し、かつ、所定位置まで移動した状態が、ハウジング10に対するフィルタ30の正常な装着状態である。ここで、所定位置まで移動した各係合部35に設けられている突起36は、それぞれの係合部35の弾性復元力によって凹部19a,19bに押し込まれる。
尚、フィルタ30をハウジング10に対して第1方向とは反対の第2方向(図8中において時計回り方向)に所定角度以上回転させると、第1係合部35aが第1係合溝16aから離脱し、第2係合部35bが第2係合溝16bから離脱する。つまり、フィルタ30のハウジング10に対する固定が解除される。
ハウジング10には、上記のようにしてハウジング10に装着されるフィルタがハウジング10に正常に装着されていることを検知するためのセンサとしてのスイッチが設けられている。具体的には、図6に示されるように、ハウジング開口部の内側に、第1スイッチ51および第2スイッチ52が設けられている。第1スイッチ51は、フィルタ30の一部である第1係合部35aの移動経路上に配置されており、第2スイッチ52は、フィルタ30の他の一部である第2係合部35bの移動経路上に配置されている。言い換えれば、第1スイッチ51は、第1係合溝16aの延長線上に設けられており、第2スイッチ52は、第2係合溝16bの延長線上に設けられている。より具体的には、第1スイッチ51は、フィルタ30の第1方向への回転に伴って第1係合部35aが第1係合溝16aに沿って所定位置まで移動したとき、当該第1係合部35aが接触する位置に配置されている。また、第2スイッチ52は、フィルタ30の第1方向への回転に伴って第2係合部35bが第2係合溝16bに沿って所定位置まで移動したとき、当該第2係合部35bが接触する位置に配置されている。よって、図8に示されるように、第1係合部35aおよび第2係合部35bが所定位置まで移動すると、第1係合部35aによって第1スイッチ51が押され、第2係合部35bによって第2スイッチ52が押される。この結果、各係合溝16に係合した各係合部35がフィルタ30の第1方向への回転に伴って所定位置まで移動したこと、つまり、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されたことが検知される。
第1スイッチ51および第2スイッチ52が押されると、これらスイッチ51,52から所定の電気信号(電圧)が出力され、制御部43(図1)に入力される。以下の説明では、第1スイッチ51から出力される電気信号を「第1検知信号」と呼び、第2スイッチ52から出力される電気信号を「第2検知信号」と呼ぶ場合がある。
図1に示されている制御部43は、第1検知信号および第2検知信号の両方が入力されると、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていると判断する。さらに、制御部43は、第1検知信号および第2検知信号の両方が入力され、かつ、ボタン12a又はボタン12b(図2)が操作された場合に限ってモータ40に電力を供給し、モータ40を作動させる。
一方、第1検知信号と第2検知信号の少なくとも一方が入力されていない状態でボタン12a又はボタン12b(図2)が操作されると、制御部43は、音と光の少なくとも一方によって、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていないこと、或いはフィルタ30がそもそもハウジング10に装着されていないことを使用者に報知する。具体的には、制御部43は、第1検知信号と第2検知信号の少なくとも一方が入力されていない状態でボタン12a又はボタン12bが操作されると、報知部の一例であるLEDランプ12d(図2)を点灯させたり、点滅させたりする。尚、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されているときには、LEDランプ12dが所定色(例えば緑色)で点灯し、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていないときや、フィルタ30がハウジング10に装着されていないときには、LEDランプ12dが別の所定色(例えば赤色)で点灯する実施形態もある。また、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていないときや、フィルタ30がハウジング10に装着されていないときに、報知部の他の一例であるスピーカから警告音が発せられる実施形態もある。このようなLEDランプ12dの点灯色(発光色)の切り換えや、スピーカの作動も制御部43の制御に基づいて実行される。
尚、図5に示されるように、フィルタ30に設けられている第1係合部35aおよび第2係合部35bの形状は同一である。よって、図6中において12時の位置にある第1係合溝16aに対して第2係合部35bを概ね2時の位置に配置し、かつ、6時の位置にある第2係合溝16bに対して第1係合部35aを概ね8時の位置に配置した状態でフィルタ30をハウジング10に対して第1方向(図6中において反時計回り方向)に回転させることによっても、フィルタ30をハウジング10に装着することができる。この場合、フィルタ30の第1方向への回転に伴って第2係合部35bが第1係合溝16aに沿って移動し、第1係合部35aが第2係合溝16bに沿って移動する。さらに、第1係合部35aおよび第2係合部35bがそれぞれ所定位置まで移動すると、第1係合部35aに設けられている突起36が第2係合溝16bの底面に設けられている凹部19bに嵌合し、第2係合部35bに設けられている突起36が第1係合溝16aの底面に設けられている凹部19aに嵌合する。つまり、この場合には、第1係合部35aに設けられている突起36が第2係合溝16bに設けられている凹部19bに嵌合する位置が、当該第1係合部35aの所定位置である。また、第2係合部35bに設けられている突起36が第1係合溝16aに設けられている凹部19aに嵌合する位置が、当該第2係合部35bの所定位置である。
(第2実施形態)
以下、本発明の実施形態の他の一例について図面を参照しながら説明する。もっとも、本実施形態に係る携帯用クリーナは、第1実施形態に係る携帯用クリーナ1A(図1)と同一の基本構成を有している。そこで、第1実施形態に係る携帯用クリーナ1Aとの相違点についてのみ説明し、既に説明した構成と同一または実質的に同一の構成についての説明は省略する。また、既に説明した構成と同一または実質的に同一の構成については同一の符号を用いる。
図9,図10に示されるように、本実施形態に係る携帯用クリーナ1Bが備えるフィルタ30の開口部37の周囲には、係合部35に加えて複数の当接部65が突設されている。具体的には、フィルタ開口部の周囲に、第1当接部65aおよび第2当接部65bが突設されている。より具体的には、プレフィルタ31の環状部33aの外周に第1当接部65a,第2当接部65bが一体成形されている。第1当接部65aと第2当接部65bとは、環状部33aの径方向において互いに正対する位置に形成されている。つまり、第1当接部65aと第2当接部65bとは、フィルタ開口部の周方向において互いに離間している。言い換えれば、第1当接部65aと第2当接部65bとは、フィルタ開口部の周方向において180度異なる位置に配置されている。既述のとおり、フィルタ開口部の周囲には、当該フィルタ開口部の周方向において180度異なる位置に配置された第1係合部35aおよび第2係合部35bが設けられている。そして、第1係合部35aおよび第2係合部35bと、第1当接部65aおよび第2当接部65bとは、フィルタ開口部の周方向において90度異なる位置に配置されている。つまり、第1係合部35a,第2係合部35b,第1当接部65aおよび第2当接部65bは、フィルタ開口部の周方向に沿って等間隔(90度間隔)で配置されている。
本実施形態に係る携帯用クリーナ1Bが備えるハウジング10にも、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていることを検知するためのセンサとしてのスイッチが設けられている。もっとも、第1実施形態に係る携帯用クリーナ1Aが備えるハウジング10には2つのスイッチ(第1スイッチ51,第2スイッチ52)が設けられていたのに対し、本実施形態に係る携帯用クリーナ1Bが備えるハウジング10に設けられているスイッチは1つのみである。
具体的には、図11,図12に示されるように、ハウジング開口部の内側に、センサとしてのスイッチ50が設けられている。スイッチ50は、係合部35と同じくフィルタ30の一部である当接部65の移動経路上に配置されている。より具体的には、ハウジング開口部を時計の文字盤に見立てた場合、第1係合溝16aは12時の位置に配置されており、第2係合溝16bは6時の位置に配置されており、スイッチ50は3時の位置に配置されている。
上記と同様の手順によって、第1係合部35aおよび第2係合部35bを第1係合溝16aおよび第2係合溝16bにそれぞれ係合させ、かつ、所定位置に向けて移動させると、第1当接部65aおよび第2当接部65bもフィルタ30の第1方向への回転に伴って同方向に同距離だけ移動する。そして、第1係合部35aおよび第2係合部35bが所定位置まで移動すると、第1当接部65aがスイッチ50に接触し、当該スイッチ50が押される。言い換えれば、フィルタ30の第1方向への回転に伴って係合部35が所定位置まで移動すると、当接部65がスイッチ50に接触するように、これら係合部35、当接部65およびスイッチ50の周方向における位置関係が定められている。
本実施形態に係る携帯用クリーナ1Bにおいても、当接部65によってスイッチ50が押されると、当該スイッチ50から検知信号が出力され、制御部43に入力される。制御部43は、検知信号が入力されると、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていると判断する。一方、検知信号が入力されていない状態でボタン12aやボタン12bが操作されると、制御部43は、報知部を作動させて、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていないこと、或いはフィルタ30がそもそもハウジング10に装着されていないことを使用者に報知する。
尚、図11に示されている第2係合部35bを第1係合溝16aに係合させて所定位置まで移動させ、かつ、第1係合部35aを第2係合溝16bに係合させて所定位置まで移動させることによっても、フィルタ30をハウジング10に装着可能であることは第1実施形態と同様である。この場合、第1係合部35aおよび第2係合部35bが所定位置まで移動すると、第2当接部65bによってスイッチ50が押される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、複数の係合部の全てがハウジングに設けられている係合溝に係合し、かつ、所定位置まで移動した状態をフィルタのハウジングに対する正常な装着状態とした。しかし、フィルタに複数の係合部が設けられている場合、それら係合部の一部がハウジングに設けられている係合溝に係合し、かつ、所定位置まで移動していれば、フィルタの必要最低限の機能が発揮されることもある。よって、複数の係合部の一部が係合溝に係合し、かつ、所定位置まで移動した状態をフィルタのハウジングに対する正常な装着状態の1つに含めてもよい。例えば、図8等に示される第1スイッチ51と第2スイッチ52のいずれか一方が押されたときには、フィルタ30がハウジング10に正常に装着されていると判断してモータ40に電力を供給してもよい。
1A,1B…携帯用クリーナ、10…ハウジング、11…グリップ、12…操作パネル、12a,12b,12c…ボタン、12d…LEDランプ、13…着脱部、14…スリーブ、15a…ガイド溝、15b…ガイド突起、16…係合溝、16a…第1係合溝、16b…第2係合溝、17…リブ、18…壁部、19a,19b…凹部、20…ダストケース、20a…吸込み口、21…係合突起、30…フィルタ、31…プレフィルタ、32…メインフィルタ、33…フレーム、33a…環状部、34…メッシュ材、35…係合部、35a…第1係合部、35b…第2係合部、36…突起、37…開口部、40…モータ、41…ファン、41a…吸入口、41b…吐出口、41c…フィン、42…電池パック、43…制御部、50…スイッチ、51…第1スイッチ、52…第2スイッチ、65…当接部、65a…第1当接部、65b…第2当接部

Claims (9)

  1. モータおよび前記モータによって回転駆動されるファンを収容するハウジングと、前記ハウジングに装着されるダストケースと、前記ハウジングに装着され、かつ、前記ダストケースに覆われるフィルタと、を備え、前記フィルタを前記ハウジングに対して第1方向に回転させると、当該フィルタが前記ハウジングに固定され、前記フィルタを前記ハウジングに対して前記第1方向とは反対の第2方向に回転させると、当該フィルタの前記ハウジングに対する固定が解除される携帯用クリーナであって、
    前記フィルタは、一端に開口部が設けられ、他端が閉塞された筒形状を有し、
    前記フィルタの前記開口部を形成する環状部の外周に、前記開口部の周方向において互いに離間する複数の係合部が形成され、
    前記ハウジングに、前記ファンの吸入口を取り囲むように配置され、前記フィルタの前記環状部が突き当てられる壁部と、複数の前記係合部がそれぞれ係合する複数の被係合部と、が形成され、
    前記ハウジングに、前記フィルタの前記環状部が前記壁部に突き当てられるとともに、前記フィルタの前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、所定位置まで移動したことを検知するためのセンサが設けられている、
    携帯用クリーナ。
  2. 前記センサは、前記係合部の移動経路上に設けられたスイッチであり、
    前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動すると、前記係合部によって前記スイッチが押される、
    請求項1に記載の携帯用クリーナ。
  3. 前記係合部には、第1係合部および第2係合部が含まれ、
    前記被係合部には、第1被係合部および第2被係合部が含まれ、
    前記ハウジングに、前記第1被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動した前記第1係合部または前記第2係合部によって押される第1スイッチと、前記第2被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動した前記第2係合部または前記第1係合部によって押される第2スイッチと、が設けられている、
    請求項2に記載の携帯用クリーナ。
  4. 前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記開口部の径方向において互いに正対する位置に形成されている、
    請求項3に記載の携帯用クリーナ。
  5. 前記フィルタは、前記開口部の周囲に突設された複数の当接部を有し、
    前記センサは、前記当接部の移動経路上に設けられたスイッチであり、
    前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動すると、前記当接部によって前記スイッチが押される、
    請求項1に記載の携帯用クリーナ。
  6. 前記係合部には、第1係合部および第2係合部が含まれ、
    前記被係合部には、第1被係合部および第2被係合部が含まれ、
    前記当接部には、第1当接部および第2当接部が含まれ、
    前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動すると、前記第1当接部または前記第2当接部によって前記スイッチが押される、
    請求項5に記載の携帯用クリーナ。
  7. 前記第1係合部と前記第2係合部とは、前記開口部の径方向において互いに正対する位置に形成され、
    前記第1当接部と前記第2当接部とは、前記開口部の径方向において互いに正対する位置に形成され、
    前記第1係合部,第2係合部,第1当接部および第2当接部は、前記開口部の周方向に沿って等間隔で配置されている、
    請求項6に記載の携帯用クリーナ。
  8. 前記フィルタの前記環状部が前記壁部に突き当てられるとともに、前記フィルタの前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、所定位置まで移動したことが前記センサによって検知されたときにのみ前記モータを作動させる制御部を有する、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の携帯用クリーナ。
  9. 前記係合部が前記フィルタの前記第1方向への回転に伴って前記被係合部に係合し、かつ、前記所定位置まで移動したことが前記センサによって検知されないときに、音と光の少なくとも一方を発する報知部を有する、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の携帯用クリーナ。
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