JP6344911B2 - コンテンツ出力システム、及びコンテンツ出力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、音楽等のコンテンツを出力する技術に関する。
従来より、携帯端末と車載機とを有線又は無線で接続し、携帯端末に保存されている音楽等のコンテンツを車載機から出力する技術が知られている。車両内に複数の携帯端末が持ち込まれて、各々の携帯端末が車載機と無線で接続している場合には、いずれかの携帯端末に保存されている音楽等のコンテンツが車載機から出力される。また、この場合、ユーザが出力可能なコンテンツを把握するために、コンテンツのリストが車載機に表示されるようになっている。なお、本発明と関連する技術としては、例えば、特許文献1がある。
特開2008-21337号公報
しかしながら、複数の携帯端末と車載機とが接続した状態でコンテンツをリスト表示する場合、各携帯端末が有するコンテンツを全てリスト表示することになるため、いずれの携帯端末が有するコンテンツであるのかが把握できない。また、複数の携帯端末が同一のコンテンツを有している場合もあるが、このような場合に、複数の携帯端末が有するコンテンツを車載機にリスト表示すると、同一のコンテンツが複数表示されることとなり、ユーザにとって利便性が悪い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の携帯端末と車載機とが接続した状態でコンテンツのリスト表示をする場合であっても、コンテンツを保有する携帯端末の把握が容易であり、また、同一コンテンツの重複表示を防止する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、コンテンツデータを表示するコンテンツ出力システムであって、前記コンテンツデータを有する複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末と通信可能な状態で接続され、該携帯端末からコンテンツデータを取得して、当該コンテンツデータを表示するコンテンツ表示装置と、を備え、前記コンテンツ表示装置は、前記コンテンツデータと、該コンテンツデータを有する携帯端末とを対応付けてコンテンツデータを表示し、前記複数の携帯端末が同一のコンテンツデータを有している場合には、前記コンテンツ表示装置は、該コンテンツデータを表示する領域を分割して、領域毎に各携帯端末と対応付けて表示する。
また、請求項の発明は、請求項に記載のコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ表示装置と接続が切断された携帯端末がある場合、前記コンテンツ表示装置は、該接続が切断された携帯端末が有するコンテンツデータの表示を接続時の表示色と異なる色で表示する。
また、請求項の発明は、請求項に記載のコンテンツ出力システムにおいて、前記接続が切断された携帯端末が再度コンテンツ表示装置と接続された場合、前記コンテンツ表示装置は、該再接続された携帯端末が有するコンテンツデータを、接続が切断される前の接続時の表示色で表示する。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のコンテンツ出力システムにおいて、前記携帯端末側で自端末が有するコンテンツデータを非表示にする旨の設定をした場合には、前記コンテンツ表示装置は、非表示の設定をしたコンテンツデータを表示しない。
また、請求項の発明は、携帯端末から取得したコンテンツデータをコンテンツ表示装置に表示するコンテンツ出力方法であって、(a)前記コンテンツ表示装置と複数の携帯端末とを通信可能な状態で接続する工程と、(b)前記コンテンツデータと、該コンテンツデータを有する携帯端末とを対応付けてコンテンツデータを表示する工程と、を有し、前記工程(b)は、前記複数の携帯端末が同一のコンテンツデータを有している場合には、該コンテンツデータを表示する領域を分割して、領域毎に各携帯端末と対応付けて表示する。
請求項1ないし5の発明によれば、コンテンツデータとそのコンテンツデータを有する携帯端末とを対応付けて表示するため、複数の携帯端末が有するコンテンツデータを一画面に表示する場合であっても、いずれの携帯端末が有するコンテンツであるかの把握が容易になる。
また、請求項の発明によれば、複数の携帯端末が同一のコンテンツデータを有する場合に、携帯端末毎にコンテンツデータを表示するのではなく、1つのコンテンツデータの領域を分割することにより、重複表示を回避することができるとともに、そのコンテンツデータを有する携帯端末との対応付けも可能となる。
また、請求項又はの発明によれば、携帯端末がコンテンツ表示装置との接続が切断された場合であっても、切断された状態であることを把握することができる。また、再接続された場合であっても、切断前の状態と同じ表示をすることでコンテンツデータと携帯端末との対応付けを容易に把握することができる。
また、請求項の発明によれば、ユーザがコンテンツデータの表示及び非表示の設定を任意に行うことができる。
図1は、コンテンツ出力システムの概要を示す図である。 図2は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図3は、プレイリストの例を示す図である。 図4は、統合プレイリストの例を示す図である。 図5は、車載機の構成を示すブロック図である。 図6は、コンテンツ出力システムの処理を示すフローチャートである。 図7は、車載機の表示例を示す図である。 図8は、車載機の表示例を示す図である。 図9は、車載機の処理を示すフローチャートである。 図10は、車載機の表示例を示す図である。 図11は、車載機の表示例を示す図である。 図12は、車載機の表示例を示す図である。 図13は、携帯端末の表示例を示す図である。 図14は、予約リストメモリの例を示す図である。 図15は、予約リストの表示例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、本実施の形態のコンテンツ出力システム1の概要を示す図である。コンテンツ出力システム1は、複数の携帯端末2(2a、2b、2c・・・)と車載機3とを含んで構成されている。また、本実施の形態では、複数の携帯端末2(2a、2b、2c・・・)が車両内に持ち込まれた際に、各携帯端末2(2a、2b、2c・・・)と車載機3とが無線接続された状態を例に挙げて説明する。なお、以下においては、複数の携帯端末を一括して説明する際には「携帯端末2」と記載し、個別の携帯端末について説明する際には「携帯端末2a」などと記載する。
携帯端末2は、ユーザが所持する可搬型の電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話等である。携帯端末2は、音楽や動画等のコンテンツデータを保存しており、ユーザの操作によってコンテンツの再生や停止、曲送りなどの処理を行う。また、携帯端末2は、車載機3との通信が可能な構成を有しており、この車載機3との間でデータの送受信を行うようになっている。
車載機3は、各携帯端末2が保有するコンテンツのリストをディスプレイ等に表示する電子機器である。また、車載機3は、携帯端末2に保存されている音楽や動画等のコンテンツの内容を外部に出力する電子機器でもある。本実施の形態の車載機3は、各コンテンツとそれを保有する携帯端末とを対応付けた表示や、同一のコンテンツを複数の携帯端末が保有している場合にも重複しないリスト表示を可能としている。また、車載機3は、スピーカ等から音を出力したり、ディスプレイ等に映像を表示したりする。すなわち、本実施の形態においては、コンテンツデータの表示やコンテンツの再生等をコンテンツの出力と総称することとし、本実施の形態における車載機3は、コンテンツ表示装置でもありコンテンツ出力装置でもある。
また、車載機3は、車内に持ち込まれた携帯端末2との通信が可能な構成を有しており、接続された携帯端末2とデータの送受信を行うようになっている。なお、車載機3は、車両のダッシュボードの開口部に設置して使用する、いわゆる嵌め込み型の電子機器や、ダッシュボード上に設置部材を用いて設置して使用する電子機器等、車両に乗車しているユーザが、ディスプレイ等に表示された画像を視認可能な電子機器であればよい。
このように、本実施の形態におけるコンテンツ出力システム1は、車載機3と、車両内に持ち込まれた複数の携帯端末2とが無線又は有線で接続されており、各携帯端末2に保存されているコンテンツのリストを表示する際に、コンテンツの情報の把握が容易な表示を可能とするシステムである。以下、コンテンツ出力システム1の構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.携帯端末の構成>
まず、携帯端末2の構成について説明する。図2は、携帯端末2の概略構成を示す図である。携帯端末2は、通信部21と、記憶部22と、表示部23と、制御部24とを主に備えている。
通信部21は、Wi−Fi(ワイファイ:登録商標)等による無線通信により車載機3と通信可能な状態で接続され、かかる車載機3との間で各種データの送受信を行う。なお、通信部21は、Wi−Fiの他、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)やZigBee(ジグビー:登録商標)等の他の無線通信規格を用いてもよい。また、携帯端末2は、通信部21を介して無線ではなく有線で車載機3と接続されていてもよい。
記憶部22は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置であり、制御用のプログラム22aや、アプリケーション22b、コンテンツデータ22c、統合プレイリスト22dなどが記憶されている。ユーザがアプリケーション22bを操作して実行することにより、アプリケーション22bの有する機能が実現される。なお、このようなアプリケーション22bとしては、例えば音楽や動画の再生や停止などの処理を行うためのアプリケーションがある。
コンテンツデータ22cは、音楽や動画などの各コンテンツに関するデータである。つまり、コンテンツデータ22cは、音楽データや動画データともいえる。この音楽データや動画データは、曲や映像そのもののデータの他に、タイトルやアーティスト名のデータなども含む。なお、以下では、説明の便宜上、コンテンツデータ22cとして音楽データを用いた場合を例に挙げて説明する。
統合プレイリスト22dは、車載機3に接続している携帯端末2が有する全ての音楽データを統合したプレイリストである。すなわち、統合プレイリスト22dは、車載機3に複数の携帯端末2が接続されている場合に、各携帯端末2が有する音楽データの全プレイリストを一つにまとめたものである。したがって、統合プレイリスト22dは、音楽データとそれを保存している携帯端末2とが対応付けられた情報となっている。
ここで、統合プレイリスト22dについて図3及び図4を用いて具体的に説明する。図3は、各携帯端末2が有するプレイリストの例を示す図である。図3(a)は、携帯端末2aが保存している音楽データのプレイリストを示している。図3(b)は、携帯端末2bが保存している音楽データのプレイリストを示している。図3(c)は、携帯端末2cが保存している音楽データのプレイリストを示している。図3(a)〜図3(c)に示すように、各携帯端末2は、自端末が保有する音楽データのプレイリストを有している。
また、図4は、各携帯端末2及び車載機3が有する統合プレイリスト22dの例を示す図である。図4に示すように、統合プレイリストは、車載機3と接続している各携帯端末2が保有する音楽データを1つにまとめたプレイリストである。つまり、車載機3が、各携帯端末2の各プレイリストを統合して1つのプレイリストを作成している。作成された統合プレイリストは、各携帯端末2に送信され、その結果、車載機3及び全ての携帯端末2が同じ統合プレイリストを有することになる。
なお、統合プレイリストでは、音楽データのタイトルやアルバム名、アーティスト名、保有している携帯端末などが対応付けられている。例えば、図4に示す統合プレイリストでは、タイトルが「明日から」で、アルバム名が「AAA」で、アーティスト名が「ZZZ」の音楽データを携帯端末2aが保存していることを示している。このように、統合プレイリストは、その音楽データを保存している場所(保存している携帯端末)と対応付けられている。この保存場所は、音楽データが保存されている場所を特定できるものであればよく、その場所のURLなどを用いることもできる。また、統合プレイリストは、さらに、音楽データのファイル形式などのデータを含んでいてもよい。
図2に戻り、表示部23は、統合プレイリストに基づいて作成された表示用データなどを表示するディスプレイである。表示用データについて後述する。表示部23としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを用いることができる。
制御部24は、例えば、CPU、RAM、及び、ROMなどを備えるマイクロコンピュータであり、携帯端末2の全体を制御する。制御部24のCPUが記憶部22に記憶されたプログラム22aを実行する(プログラム22aに従った演算処理を行う)ことにより、制御部24として必要な各種の機能が実現される。
図2に示す通信制御部24a、表示制御部24b及び再生制御部24cは、プログラム22aの実行により実現される制御部24の機能のうちの一部である。
通信制御部24aは、携帯端末2と車載機3との間の通信を制御する。具体的には、通信制御部24aは、車載機3との間で行われるデータの送受信を制御する。例えば、通信制御部24aは、通信部21を制御して、自端末が保有するプレイリストのデータを車載機3に送信させる。
表示制御部24bは、画像や文字等のデータを表示部23に表示させる制御を行う。例えば、統合プレイリストを表示部23に表示する際に、表示制御部24bは、各音楽データとそれを保有しているユーザ(携帯端末2)との対応関係が把握できるような表示用データを作成して表示部23に表示させる制御を行う。
再生制御部24cは、音楽等のコンテンツの再生や停止などの処理を行う。具体的には、再生等の指示のあったコンテンツデータ22cを車載機から出力可能なフォーマットのデータ(出力用データ)に変換する。記憶部22に記憶されているコンテンツデータ22cは所定のフォーマットに圧縮されたデータであり、このままでは出力できないため、携帯端末2は、出力用データに変換するための信号処理を行っている。
<1−3.車載機の構成>
次に、車載機3について説明する。図5は、車載機3の概略構成を示す図である。車載機3は、通信部31と、音声出力部32と、表示部33と、記憶部34と、制御部35とを主に備えている。
通信部31は、Wi−Fi等による無線通信により携帯端末2と通信可能な状態で接続され、かかる携帯端末2との間で各種データの送受信を行う。また、通信部31は、Wi−Fi以外の他の無線通信規格や有線での接続を用いることもでき、この点は上述した携帯端末2の通信部21と同様である。
音声出力部32は、携帯端末2で音楽データを出力用データに変換した後の音声データ(アナログ音声波形信号)を外部に出力するスピーカである。このように、車載機3は、携帯端末2が音楽データから変換した出力用データのうちの音声データを、音声出力部32を通じて外部に出力することで、ユーザは音楽データに対応する楽曲を聴くことが可能になる。
表示部33は、携帯端末2で変換した出力用データのうちの映像データを出力するディスプレイである。また、表示部33は、統合プレイリスト34bに基づいて作成された表示用データなども表示する。表示用データについては後述する。表示部33としては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを用いることができる。
記憶部34は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置であり、制御用のプログラム34aや統合プレイリスト34bなどが記憶されている。統合プレイリスト34bは、上述したとおり、車載機3に複数の携帯端末2が接続している場合に、車載機3が、各携帯端末2が有する音楽データの各プレイリストを一つにまとめて作成したプレイリストである。記憶部34が有する統合プレイリスト34bも携帯端末2が有する統合プレイリスト22dと同様であり、全ての携帯端末2及び車載機3は、各々同じ統合プレイリストを有していることになる。
制御部35は、例えば、CPU、RAM、及び、ROMなどを備えるマイクロコンピュータであり、車載機3の全体を制御する。制御部35のCPUが記憶部34に記憶されたプログラム34aを実行する(プログラム34aに従った演算処理を行う)ことにより、制御部35として必要な各種の機能が実現される。
図5に示す通信制御部35a、表示制御部35b及び再生制御部35cは、プログラム34aの実行により実現される制御部36の機能のうちの一部である。
通信制御部35aは、携帯端末2と車載機3との間の通信を制御する。具体的には、通信制御部35aは、車載機3との間で行われるデータの送受信を制御する。例えば、通信制御部35aは、通信部31を制御して、統合プレイリストのデータを各携帯端末2に対して送信させる。また、通信制御部35aは、携帯端末2との通信が維持されているか又は解除されたかも判断するようになっている。
表示制御部35bは、画像や文字等のデータを表示部33に表示させる制御を行う。例えば、表示制御部24bは、統合プレイリストに基づいて作成された表示用データを表示部33に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部35bは、統合プレイリストを表示部33に表示する際には、各音楽データとそれを保有しているユーザ(携帯端末2)との対応関係が把握できるような表示用データを作成し、表示部33に表示させる。また、表示制御部35bは、複数の携帯端末2が同じ音楽データを保有している場合においても、その音楽データを重複表示することなく、しかも保有しているユーザの把握が容易に可能な表示用データを作成して表示部33に表示させる制御を行う。
再生制御部35cは、複数の携帯端末2が保有する全コンテンツの中から再生するコンテンツを決定する処理などを行う。具体的には、再生制御部35cは、音楽等のコンテンツを再生する際に、再生するコンテンツが特定の携帯端末が保有するコンテンツに偏ることの無いように決定する。
<1−4.システムの処理>
次に、コンテンツ出力システム1の処理について説明する。図6は、コンテンツ出力システム1の処理のフローチャートである。本実施の形態では、車載機3に3つの携帯端末(第1携帯端末2a、第2携帯端末2b及び第3携帯端末2c)が接続されている状態を例に挙げて説明する。ただし、いずれの携帯端末も同様の処理をするため、図6では第1携帯端末2aを代表例として説明する。
図6に示すフローチャートでは、車載機3の電源が投入されて起動している状態において、第1携帯端末2aが車両内に持ち込まれると処理が開始される。第1携帯端末2が車両内に持ち込まれると、第1携帯端末2aは車載機3と接続を確立する(ステップS10)。接続は、上述したように無線又は有線で行われる。第1携帯端末2aが車載機3と接続すると、第1携帯端末2aは、自端末が保存している音楽データのプレイリストを車載機3に送信する(ステップS11)。そして、車載機3は、第1携帯端末2aから送信されたプレイリストを受信する(ステップS12)。
車載機3は、第1携帯端末2aの他にも第2携帯端末2b及び第3携帯端末2cからも各携帯端末に保存されている音楽データのプレイリストを取得する。そして、車載機3は、接続されている全ての携帯端末2からプレイリストを取得すると、統合プレイリストを作成する(ステップS13)。つまり、車載機3は、各携帯端末2から取得した全てのプレイリストのデータをまとめ、かつ、各コンテンツデータ(音楽データ)と保存している携帯端末とを対応付けた統合プレイリストを作成する。
そして、車載機3は、作成した統合プレイリストのデータを各携帯端末2に送信し(ステップS14)、各携帯端末2は、車載機3から送信された統合プレイリストを受信する(ステップS15)。これにより、車載機3及び各携帯端末2が同じ統合プレイリストを共有することになる。
次いで、車載機3は、統合プレイリストの表示用データを作成する(ステップS16)。表示用データとは、統合プレイリストのデータを表示部に表示する際の画像データである。つまり、表示用データは、ユーザの見易さや情報の把握し易さを考慮してコンテンツ名やアーティスト名などのデータを加工した画像データである。そして、車載機3は、作成した表示用データを表示部に表示する(ステップS17)。
ここで、表示用データを表示部に表示する例について図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8は、表示用データの表示例を示す図である。図7及び図8に示すように、表示用データには、車載機3と接続している各携帯端末2のユーザがメンバーとして表示されている。具体的には、第1携帯端末2aのユーザを示すアイコン42aと、第2携帯端末2bのユーザを示すアイコン42bと、第3携帯端末2cのユーザを示すアイコン42cとが表示されている。
また、表示用データには、コンテンツデータ(音楽データ)のリストも表示されている。具体的には、音楽データのタイトルと、アルバム名と、アーティスト名とが表示されている。また、各携帯端末2に保存されている音楽データが表示されており、各音楽データと、それが保存されている携帯端末2とが対応付けられて表示されている。本実施の形態における対応付けの具体的な例として、図7では、第1携帯端末2aで保存している音楽データが「横線」で表示され、第2携帯端末2bで保存している音楽データが「縦線」で表示され、第3携帯端末2cで保存している音楽データが「斜線」で表示されている。そして、各携帯端末2のユーザを示すアイコン42a〜42cにも同様の表示がされており、これにより携帯端末と音楽データとが対応付けられている。
ただし、対応付けはこれに限定されるものではなく、色により対応付けてもよい。例えば、第1携帯端末2aで保存している音楽データを「赤色」で表示し、第2携帯端末2bで保存している音楽データを「青色」で表示し、第3携帯端末2cで保存している音楽データを「黄色」で表示するなどである。この場合には、各携帯端末2のユーザを示すアイコン42a〜42cも、各々「赤色」「青色」「黄色」で表示する(例えば、背景色や枠を当該色とする)。
このように、車両内に持ち込まれた携帯端末2(ユーザ)と音楽データとを対応付けて表示することにより、全ての携帯端末2の音楽データを統合した統合プレイリストのデータを表示する際に、いずれの携帯端末2に保存されている音楽データであるかを容易に把握することができる。
なお、複数の携帯端末が同じ音楽データを保存している場合もある。この場合、各携帯端末2に保存されている音楽データを全て表示すると、同じ音楽データを重複して表示することになる。このため、本実施の形態では、同じ音楽データを重複して表示することなく、かつ、保存している携帯端末を区別することができるように表示している。具体的な例を図8に示す。
図8では、タイトル「あの国まで」の音楽データが、第1携帯端末2a、第2携帯端末2b及び第3携帯端末2cに保存されている例を示している。図8に示すように、複数の携帯端末2が保存している音楽データであってもリストは1つだけ表示し、保存している携帯端末の対応付けを部分的に行っている。つまり、「あの国まで」を表示している部分を3分割し、第1携帯端末2aが保存していることを示す「横線」と、第2携帯端末2bが保存していることを示す「縦線」と、第3携帯端末2cが保存していることを示す「斜線」とを表示する。なお、保存している携帯端末を色で対応づける場合においても同様である。すなわち、3分割した各々の部分を「赤色」「青色」「黄色」で表示分けすればよい。このようにして、音楽データを重複して表示することなく保存している携帯端末を表示することが可能になる。
なお、表示用データを表示部に表示した後に、いずれかの携帯端末の接続が切断された場合には、表示用データで表示している音楽データのうち、切断された携帯端末が保存していた音楽データは再生できないものとなる。このため、携帯端末の接続が切断された際には、その携帯端末が保存している音楽データの表示をグレーアウト表示に変更する。これについて図9及び図10を用いて説明する。
図9は、車載機3と接続していたいずれかの携帯端末2の接続が切断された際の処理を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、携帯端末2と車載機3とが接続して、表示用データが表示部に表示されている状態で処理が開始される。
車載機3は、携帯端末2との接続が切断されたか否かを判断する(ステップS20)。いずれの携帯端末2の接続も切断されていない場合には(ステップS20でNo)、処理を終了する。なお、この場合、定期的に切断の有無を判断するようにしてもよい。一方、いずれかの携帯端末2の接続が切断された場合には(ステップS20でYes)、切断された携帯端末2の保有する音楽データの表示をグレーアウトする(ステップS21)。
ここで、音楽データをグレーアウト表示する処理について図10及び図11を用いて具体的に説明する。図10及び図11は、第1携帯端末2aの接続が切断された際の表示例を示す図である。図10に示すように、第1携帯端末2aの接続が切断された際には、車載機3は、第1携帯端末2aが保存している音楽データ(タイトル「明日から」「あの国まで」「おやすみ」)をグレーアウト表示する。これにより、これらの音楽データは、接続が切断された携帯端末が保存している音楽データであることが把握できる。また、第1携帯端末2aのユーザを示すアイコンもグレーアウトにすることで、切断された携帯端末と対応付けることができる。
また、図11に示すように、同じ音楽データを複数の携帯端末2が保存している場合には、接続が切断された携帯端末の部分のみグレーアウト表示させる。これにより、接続が切断された携帯端末と接続が維持されている携帯端末との把握が容易になる。
図9に戻り、車載機3は、携帯端末が切断されてから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS22)。そして、所定時間が経過している場合には(ステップS22でYes)、グレーアウトしていた音楽データを非表示にする(ステップS23)。これは、接続が切断された携帯端末が保有する音楽データを無期限にグレーアウト表示し続けると、再生できない音楽データをいつまでも表示することになるが、一定時間が経過した後には、グレーアウト表示していた音楽データを非表示にすることが好ましいためである。
一方、所定時間が経過していない場合には(ステップS22でNo)、車載機3は、接続が切断された携帯端末が再度接続されたか否かを判断する(ステップS24)。これは、携帯端末が一時的に切断されただけであって、短時間のうちに再接続される可能性があるため、それを監視している。携帯端末が再接続されていない場合には(ステップS24でNo)、所定時間が経過したか否かの監視を行う。
一方、接続が切断された携帯端末が再接続した場合には(ステップS24でYes)、車載機3は、元の表示を行う(ステップS25)。つまり、車載機3は、グレーアウトしていた音楽データを、携帯端末が切断される前の元の表示を再表示する。具体的には、図7に示すような表示を行う。
このように、携帯端末の接続が切断された際に、その携帯端末が保存している音楽データを直ぐに非表示にするのではなく、一定期間グレーアウト表示しておくことで、一時的に接続が切断された場合に、再度表示用データを作成することなく、元の表示に復帰することが可能になる。また、所定時間内に再接続しない場合には、非表示にすることで再生できない音楽データを長時間表示し続けることを回避することが可能になる。
なお、携帯端末の接続が切断された場合であっても、その携帯端末との対応付けを示していた表示形態は記憶しておくことが好ましい。例えば、第1携帯端末2aの接続が切断された場合に、第1携帯端末2aの音楽データであることを示す表示が「縦線」であることを記憶しておき、再接続された際には、再び「縦線」での表示に復帰させることが好ましい。
また、対応付けを示す表示を色で区別している場合にも同様である。第1携帯端末2aの音楽データであることを示す表示を「赤色」としている場合には、それを記憶しておき、再接続された際に「赤色」での表示に復帰させればよい。このように、携帯端末(ユーザ)毎に表示形態を記憶しておくことで、ユーザは、携帯端末と音楽データとの対応付けを容易に行うことが可能になる。
次に、統合プレイリストから表示用データを作成して表示する際に、各携帯端末2のユーザが自端末に保存されている音楽データを非表示に設定する構成について説明する。上記説明では、各携帯端末2に保存されている音楽データは全て表示用データに含まれて表示されていたが、各ユーザが自身の携帯端末が保存している音楽データの中で他のメンバーに対して非公開にしたいと考える音楽データについては、各ユーザが非公開の設定をすることができるような構成としてもよい。
例えば、第1携帯端末2aに「明日から」「あの国まで」「おやすみ」の音楽データが保存されているとする。この中から第1携帯端末2aのユーザが「あの国まで」の音楽データを非公開の設定にすると、車載機3に送信されるプレイリストの当該音楽データには非公開の条件が付与される。そして、車載機3は、表示用データを作成する際に、公開対象の音楽データの中にこの音楽データを含めずに作成することとなり、その結果この音楽データは非表示となる。具体的には、非公開の設定をしない場合には、図7の表示例のように表示されることになるが、非公開の設定をした場合には、図12のように「あの国まで」の音楽データが表示されない。
また、各携帯端末2が共有する統合プレイリストにも当該音楽データには非公開の条件が付与されている。このため、その音楽データを保存している携帯端末以外の他の携帯端末で統合プレイリストを表示する際にも、非公開の設定された音楽データは非表示となる。つまり、非公開の設定をした携帯端末(その音楽データを元々保存している携帯端末)では表示されるのに対して、それ以外の携帯端末では非表示となる。
これについて図13を用いて具体的に説明する。図13(a)は、第1携帯端末2aの表示画面例を示す図であり、図13(b)は、第1携帯端末2a以外の携帯端末の表示画面例を示す図である。これら各携帯端末2で統合プレイリストを表示する際にも、車載機3で表示する場合と同様に、各携帯端末2が表示用データを作成して表示する。
ただし、例えば、第1携帯端末2aのユーザが自端末で保存するタイトルが「あの国まで」という音楽データを非公開の設定にした場合には、図13(a)に示すように、第1携帯端末2aでは非公開に設定した「あの国まで」という音楽データも含めて表示されるのに対して、それ以外の携帯端末では、図13(b)に示すように、非公開にされた「あの国まで」という音楽データが非表示の状態で表示用データが作成及び表示される。これにより、他のメンバーに公開したくない音楽データがある場合であっても、非公開の設定をすることでその音楽データを非表示にすることができる。
なお、非公開の設定は、グループ毎に設定する構成としてもよい。例えば、車載機3に接続されている携帯端末が第1携帯端末2aと第2携帯端末2bと第2携帯端末2cである場合にのみ非公開にする等の設定である。つまり、第1携帯端末2aのユーザが、第2携帯端末2bのユーザ及び第3携帯端末2cのユーザと車両に同乗している場合には非公開にするといった設定である。したがって、第2及び第3携帯端末のユーザ以外の他のユーザと同乗している場合にはその音楽データは非公開の設定にはしないことになる。
これにより、特定のメンバーに対してのみ特定の音楽データを非公開にするといった設定が可能になる。また、一度ある音楽データについて非公開の設定をした場合に、その際に接続されている他の携帯端末を記憶しておき、同じ携帯端末(ユーザ)と同乗した際には、自動的に同じ音楽データについて非公開の設定をする等の構成としてもよい。また、ある音楽データを非公開に設定した場合には、他者の携帯端末では非表示となるものの、自端末には表示されるため、非公開の設定をした旨を示す表示を付加してもよい。これにより、自身が非公開に設定した音楽データを把握することが可能になる。
次に、車載機3に複数の携帯端末2が接続されている場合における音楽データの再生方法について説明する。本実施の形態では、上述のように、第1携帯端末2a〜第3携帯端末2cの3台の携帯端末が車載機3と接続されている。
車両内のユーザが車載機3又はいずれかの携帯端末2を操作して再生の指示を入力すると、車載機3及び各携帯端末2が再生処理を開始する。例えば、まず車載機3が第1携帯端末2aに対して再生の指示を出力すると、第1携帯端末2aは、自端末が有する音楽データの中からランダムに1曲選曲して再生処理を実行する。すなわち、第1携帯端末2aは、選曲した音楽データを所定方式のデジタルデータに符号化して車載機3に送信する。車載機3は、第1携帯端末2aから受信したデジタルデータを複合した後に、D/A等の処理を行うことでアナログ音声波形信号に変換することによって出力用データを生成する。そして、車載機3は、音声出力部32から出力用データを音声として出力する。これにより、ユーザは、第1携帯端末2aで選曲された楽曲を聴くことができる。
なお、音楽データの再生処理は他の方法でも実現可能である。例えば、車載機3が複数の圧縮方式に対応したデコーダを有している場合には、車載機3は、第1携帯端末2aに保存されている方式そのままの圧縮形式で第1携帯端末2aから送信された音楽データを受信すると、この受信した音楽データを伸長し、複合し、そしてD/A等の処理を行うことによって出力用データを生成することが可能となる。そして、車載機3が、上記と同様に、音声出力部32から出力用データを音声として出力することによって、ユーザは、第1携帯端末2aで選曲された楽曲を聴くことができる。
次に、車載機3は、第2携帯端末2bに対して再生の指示を出力する。第2携帯端末2bは、自端末が有する音楽データの中からランダムに1曲選曲して再生処理を実行する。すなわち、上記と同様に、車載機3は、出力用データを生成し、音声出力部32から出力用データを音声として出力する。これにより、ユーザは、第2携帯端末2bで選曲された楽曲を聴くことができる。
次いで、車載機3は、第3携帯端末2cに対して再生の指示を出力する。第3携帯端末2cは、自端末が有する音楽データの中からランダムに1曲選曲して再生処理を実行する。すなわち、上記と同様に、車載機3は、出力用データを生成し、音声出力部32から出力用データを音声として出力する。これにより、ユーザは、第3携帯端末2cで選曲された楽曲を聴くことができる。
そして、車載機3は、第1携帯端末2aに対して再生の指示を出力し、上記と同様の処理を繰り返す。このようにして、本実施の形態では、車載機3に接続されている携帯端末2を順番に選択し、選択された携帯端末に保存されている音楽データをランダムに再生する構成としている。これにより、複数の携帯端末が車両に持ち込まれて接続された場合であっても、特定の携帯端末に保存されている音楽データの再生が多くなるなどの偏った再生が行われることを回避して、均等に再生することが可能となる。
なお、車載機3に接続されている携帯端末が3台である場合に限定されるものではなく、2台であっても4台以上であっても同様である。また、本実施の形態での再生処理を実行中にいずれかの携帯端末の接続が切断された場合には、接続を維持している残りの携帯端末を用いて同様の再生処理を継続すればよい。また、再生する携帯端末の順序も特に限定されるものではなく、再生が均等になるような順番であれば任意に設定することができる。
以上のように、本実施の形態では、車載機3に複数の携帯端末2が接続されている場合において、各携帯端末2が保有する音楽データのリストを車載機3の表示部33に表示する際に、携帯端末と対応付けて表示することで、いずれの携帯端末に保存されている音楽データであるかを容易に把握することが可能になる。
また、同じ音楽データを複数の携帯端末が保有する場合には、1つのリストを複数に分割して、異なる表示形態(模様や色など)で表示することで、重複した表示を回避するとともに、携帯端末との対応付けも可能となる。
また、接続していた携帯端末の接続が切断された際に、その携帯端末が保有している音楽データのリストをグレーアウトすることで、切断された携帯端末に保存されている音楽データであることを容易に把握することができる。さらに、所定時間が経過した後に非表示することで、再生ができない音楽データをいつまでも表示し続けることを回避することができる。さらに、所定時間内に再接続された場合には、元の表示に復帰させることで、再度表示用データを作成することなく同じ表示が可能となるため、車載機3の処理負荷の軽減が可能になるとともに、ユーザにとってもわかり易い表示をすることができる。
また、ユーザが非公開にしたい音楽データを他のユーザに対しては非表示とすることができるため、利便性を向上させることができる。また、特定のグループの場合に非公開にする音楽データを記憶しておくことで、他の機会に同じグループが接続された際には自動で非公開に設定可能となり、さらなる利便性の向上を図ることができる。
また、車載機と複数の携帯端末とが接続されている場合に、各携帯端末を順番に選択して音楽データを再生するため、特定の携帯端末の音楽データを再生するといった偏りを回避することができる。その結果、均等な再生が可能となる。
<2.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、接続されていた携帯端末の接続が切断された際に、その携帯端末が保有する音楽データをグレーアウトする構成について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、携帯端末との対応付けを色で区別している場合に、その表示色の濃度を変化させる構成としてもよい。具体的には、第1携帯端末2aとの対応付けを赤色で示している場合に、第1携帯端末2aの接続が切断された際には、その赤色の濃度を薄くするなどである。この方法では、非接続状態にある音楽データ等の楽曲がどの携帯端末に記憶されているものかを把握することが可能となる。
また、上記実施の形態では、車載機3と接続されている複数の携帯端末が保有する音楽データの再生方法として、携帯端末を順番に選択し、選択された携帯端末が保存している音楽データをランダムに再生する構成について説明した。ただし、本発明は、これに限定されるものではなく、同じ携帯端末が連続して選択されない構成としてもよい。
具体的には、第1携帯端末2a〜第3携帯端末2cの3台の携帯端末が車載機3と接続されている場合において、第1携帯端末2aの保存している音楽データが再生されたとすると、次は、第1携帯端末2a以外の携帯端末、すなわち、第2携帯端末2b及び第3携帯端末2cのいずれかを選択する構成である。したがって、次の携帯端末として第2携帯端末2bが選択されたとすると、第2携帯端末2bの保存している音楽データの再生後は、第1携帯端末2a及び第3携帯端末2cのいずれかが選択されることになる。
このように、同じ携帯端末の保存する音楽データが連続して再生されないように携帯端末を選択する方法を採用しても、偏った再生を回避することが可能になる。
また、再生する携帯端末を選択する際に電池残量を考慮した構成としてもよい。具体的には、車載機3が、各携帯端末2の電池残量を確認し、電池残量が一定値以下の携帯端末は、選択対象から除外する構成である。つまり、各携帯端末2が、自端末の電池残量の情報を車載機3に送信することで、車載機3は各携帯端末2の電池残量を把握することができる。そして、車載機3は、音楽データの再生処理を実行する際に、各携帯端末2の電池残量が一定値以下であると判断した場合には、その携帯端末を選択対象から除外して、他の携帯端末を用いて上述した音楽データの再生処理を実行する。
この場合の一定値以下とは、携帯端末が音楽データの再生処理を実行した場合には、電池残量が略0%になってしまう程に電池残量が少ない状態などを示す。具体的には、3%以下、5%以下、10%以下などとすればよいが、その値は適宜設定可能である。これにより、音楽データの再生処理を実行したことによって電池残量がなくなってしまうなどの弊害を防止することが可能になる。
また、電池残量が一定値以下の場合に、その携帯端末を選択の対象から除外する構成ではなく、選択はするもののユーザにその旨を報知する構成としてもよい。例えば、電池残量が少ない携帯端末の音楽データを再生する際に、その携帯端末の電池残量が残り少ないことを表示部に表示(ポップアップ表示)するなどである。
また、電池残量を考慮した構成として、電池残量の割合に応じた頻度で選択する構成としてもよい。例えば、第1携帯端末2aの電池残量が80%で、第2携帯端末2bの電池残量が60%で、第3携帯端末2cの電池残量が40%である場合、音楽データを9曲再生する間に(携帯端末の選択を9回行う間に)、4回は第1携帯端末2aを選択し、3回は第2携帯端末2bを選択し、2回は第3携帯端末2cを選択する構成である。これにより、再生の偏りをなくすことができるとともに、いずれかの携帯端末の電池残量が直ぐになくなってしまうことを回避することができる。
また、携帯端末が車両の電源から充電している場合には、実際の電池残量よりも残量が多いとして扱う構成としてもよい。また、電池残量が100%として扱う構成としてもよい。充電中の携帯端末を優先的に使用することで、充電していない携帯端末の電池の消費をできるだけ抑制することができる。
また、ある音楽データの再生中において、次に再生する音楽データや次の次に再生する音楽データなど、これから再生する予定の音楽データを予め選曲していてもよい。この場合、車載機は、次曲以降に再生する音楽データを予約曲として登録しておく。さらに、車載機が、登録した予約曲をリスト表示した予約リストを表示部に表示する構成としてもよい。
ここで、予約リストの具体例について説明する。まず、車載機は、曲の再生中に次以降の再生曲を選曲すると、記憶部に予約リストメモリとして種々の情報を記憶する。図14は、予約リストメモリの例を示す図である。図14に示すように、予約リストメモリには、例えば、タイトル、アーティスト、保有端末、再生端末、接続フラグ、電池残量、切断経過、及び再生状態などを示す情報が記憶されている。
タイトル及びアーティストは、再生の予約がされた音楽データのタイトル及びアーティスト名である。保有端末は、予約された音楽データを保有している携帯端末を特定する情報である。その音楽データを保有する携帯端末が複数ある場合には、全ての携帯端末を特定する情報が記憶される。
再生端末は、予約された音楽データの再生を実行する携帯端末を特定する情報である。その音楽データを保有する携帯端末が1台の場合には、その携帯端末が必然的に再生実行端末になるが、音楽データを保有する携帯端末が複数ある場合には、そのうちのいずれかの携帯端末が再生実行端末となり、その携帯端末を特定する情報が記憶される。例えば、携帯端末を順番に選択していく方法を採用する場合には、当該曲の前の曲の再生端末の次の順番の携帯端末が再生実行端末となる。
接続フラグは、その音楽データを保有する携帯端末における車載機との接続状態を示すフラグである。このフラグが「接」の場合は接続を示し、「断」の場合は切断を示している。また、電池残量は、音楽データの再生を実行する携帯端末の電池残量を示す情報である。また、切断経過とは、車載機との接続が切断されている携帯端末がある場合に、その接続が切断されてからの経過時間を示す情報である。図14では、携帯端末2aが切断されており、接続が切断されてから5分が経過していることを示している。また、再生情報とは、予約された音楽データを再生するか又は保留するかを定めた情報である。再生端末の接続状態など、上述した種々の情報に基づいて定められる。
このように、予約リストメモリには、種々の情報が記憶されており、車載機は、その記憶されている情報の一部又は全部を予約リストとして表示部に表示する構成とすることができる。そこで、予約リストの表示例について図15を用いて説明する。
例えば、タイトル「明日から」アーティスト名「ZZZ」(以下「タイトル/アーティスト名」のように記載する。)の再生中に、車載機は、次に再生する曲として「イノセント/YYY」を選曲すると、予約処理を実行し、予約リストメモリに所定の情報を記憶した後に、図15(a)に示すように、予約リストを作成して表示部に表示する。この場合においても、上記実施の形態と同様に、予約された音楽データと、それを保有している携帯端末とを対応付けて表示させる。対応付けの表示は、縦線や横線といった表示形態によって区別をしてもよいし、赤色や青色といったように異なる色によって区別してもよい。
そして、車載機が、次の次に再生する曲として「アフターダーク/XXX」を選曲すると、予約処理を実行して「イノセント/YYY」の次に登録し、予約リストメモリを更新するとともに、更新した予約リストを表示する。車載機は、さらにその次に再生する曲として「おやすみ/ZZZ」を選曲すると、予約処理を実行して「アフターダーク/XXX」の次に登録し、予約リストを更新するとともに、図15(b)に示すように、更新した予約リストを表示する。この場合においても、予約された音楽データと、それを保有している携帯端末とを対応付けて表示している。また、図15(b)の例では、音楽データ「アフターダーク/XXX」については、複数の携帯端末が保有している。このため、このような場合には予約リストを複数の表示形態に分割して表示することで、複数の携帯端末が保有していることが把握できるようにしている。以降、これらが繰り返される。このようにして、再生する曲を予約しておくことで、次曲以降に再生する曲を事前に把握しておくことができる。
なお、予約処理を実行した後に、車載機との接続が切断された携帯端末がある場合、その携帯端末が保有する音楽データの表示は、グレーアウトにする等、接続時とは異なる表示形態にすることが好ましい。その音楽データを保有している携帯端末の接続が切断されていることや、その音楽データの再生ができないことなどを容易に把握することが可能になる。
また、上記各実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 コンテンツ出力システム
2 携帯端末
3 車載機

Claims (5)

  1. コンテンツデータを表示するコンテンツ出力システムであって、
    前記コンテンツデータを有する複数の携帯端末と、
    前記複数の携帯端末と通信可能な状態で接続され、該携帯端末からコンテンツデータを取得して、当該コンテンツデータを表示するコンテンツ表示装置と、を備え、
    前記コンテンツ表示装置は、前記コンテンツデータと、該コンテンツデータを有する携帯端末とを対応付けてコンテンツデータを表示し、
    前記複数の携帯端末が同一のコンテンツデータを有している場合には、
    前記コンテンツ表示装置は、該コンテンツデータを表示する領域を分割して、領域毎に各携帯端末と対応付けて表示することを特徴とするコンテンツ出力システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ出力システムにおいて、
    前記コンテンツ表示装置と接続が切断された携帯端末がある場合、前記コンテンツ表示装置は、該接続が切断された携帯端末が有するコンテンツデータの表示を接続時の表示色と異なる色で表示することを特徴とするコンテンツ出力システム。
  3. 請求項に記載のコンテンツ出力システムにおいて、
    前記接続が切断された携帯端末が再度コンテンツ表示装置と接続された場合、前記コンテンツ表示装置は、該再接続された携帯端末が有するコンテンツデータを、接続が切断される前の接続時の表示色で表示することを特徴とするコンテンツ出力システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコンテンツ出力システムにおいて、
    前記携帯端末側で自端末が有するコンテンツデータを非表示にする旨の設定をした場合には、
    前記コンテンツ表示装置は、非表示の設定をしたコンテンツデータを表示しないことを特徴とするコンテンツ出力システム。
  5. 携帯端末から取得したコンテンツデータをコンテンツ表示装置に表示するコンテンツ出力方法であって、
    (a)前記コンテンツ表示装置と複数の携帯端末とを通信可能な状態で接続する工程と、
    (b)前記コンテンツデータと、該コンテンツデータを有する携帯端末とを対応付けてコンテンツデータを表示する工程と、を有し、
    前記工程(b)は、前記複数の携帯端末が同一のコンテンツデータを有している場合には、該コンテンツデータを表示する領域を分割して、領域毎に各携帯端末と対応付けて表示することを特徴とするコンテンツ出力方法。
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