JP6343133B2 - ガバナー - Google Patents

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Description

本発明は、直動式ガバナー(調圧器)に関する。
都市ガス等のガスを供給する供給路上には、上流側のガスの一次圧を減圧して、一次圧よりも低い二次圧を下流側に供給するガバナーが配設されている。そうしたガバナーの一例として、特許文献1には、二次圧を検出して、弁体を作動させる、直動式ガバナーが記載されている。
図11は、直動式ガバナー200の一般的な構成を示した断面図である。ガバナー200の弁箱101内には、上流側(一次圧側)の供給路102から、下流側(二次圧側)の供給路103に流れるガスの流量を調整する弁体107が配設されている。また、ダイヤフラムケース104内には、第1の室114と第2の室115とを区画するダイヤフラム105が配設されている。ダイヤフラム105は、連動子111、レバー110、及び弁棒109を介して、弁体107に連結している。第1の室114は、連通孔113を介して、弁体107の二次圧側の供給路103に連通しており、圧力感知室を構成している。一方、第2の室115は、弁体107を開弁方向に付勢するバネ112を備え、開口部116を通じて、大気に連通しており、開放室を構成している。
下流側の二次圧Pが上昇すると、連通孔113を介して、第1の室(圧力感知室)114の圧力が上昇し、これにより、ダイヤフラム105は、バネ112の付勢力に抗して、第2の室(開放室)115側に変位する。それに伴い、ダイヤフラム5に連結された弁体107が、閉弁方向に移動することによって、供給路を流れるガスの流量が制限される。なお、弁体107が、弁座108に当接したとき、ガスの供給は遮断される。一方、二次圧Pが低下すると、連通孔113を介して、第1の室114の圧力が低下し、これにより、ダイヤフラム105は、バネ112の付勢力によって、第1の室114側に変位する。それに伴い、弁体107が開弁方向に移動することによって、供給路を流れるガスの流量が増加する。このような動作により、下流側の二次圧Pが、所定の大きさに維持される。
特開平9−265323号公報
直動式ガバナーは、二次圧Pの変化を連通孔113を介して、第1の室(圧力感知室)114で検出し、これに基づいて、弁体107を作動させて二次圧Pを制御するが、通常は、一次圧側の供給圧力や、二次圧側の負荷条件に合った最適なガバナーが選定される。
図12は、一次圧側の供給圧力(一次圧)Pを広範囲(0.3〜0.9MPa)に変えたときの、供給路を流れるガスの流量に対する二次圧Pの変化を示したグラフである。ここで、図中の(a)、(b)、(c)、(d)で示す曲線は、一次圧Pが、それぞれ0.3MPa、0.5MPa、0.7MPa、0.9MPaのときの二次圧Pの変化を示したグラフである。
図12に示すように、一次圧側の供給圧力(一次圧)Pが大きく変わったり、二次圧側の負荷条件(例えば、燃焼器の増設)が大きく変わったりした場合、広範囲な一次圧P、及び流量に亘って、二次圧Pを所定の大きさに維持することは難しい。なお、一次圧Pが高い場合(0.7MPa、0.9MPa)に、流量が増加していくと二次圧Pが吊り上がる現象は、ベンチュリ効果によるものである。
このように、直動式ガバナーは、圧力調整範囲が狭く、一次圧側の供給圧力(一次圧)Pが大きく変わったり、二次圧側の負荷条件が大きく変わったりした場合、現場での圧力調整だけでは対応できず、ガバナーの入れ替えや、ガバナーを分解して、ノズルを交換する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その主な目的は、一次圧側の供給圧力が大きく変わったり、二次圧側の負荷条件が大きく変わったりした場合でも、現場で圧力調整をすることが可能なガバナーを提供することにある。
すなわち、本発明に係るガバナーは、ガスの供給路上に配設され、上流側のガスの一次圧を減圧して、一次圧よりも低い二次圧を下流側に供給するガバナーであって、供給路を流れるガスの流量を調整する弁体と、弁体に連結され、第1の室と第2の室とを区画するダイヤフラムとを有し、第1の室は、第1の連通孔を介して、弁体の二次圧側の供給路に連通しており、第2の室は、弁体を開弁方向に付勢するバネを備え、第1の連通孔は、上流側のガスの一次圧の変動に合わせて、第1の連通孔の流路面積を調整できる調整機構を有し、第1の室は、第2の連通孔を介して、弁体の二次圧側の供給路に連通しており、第2の連通孔は、第1の連通孔よりも弁体側であって、かつ、ベンチュリ効果を受ける前の弁体近傍に配置されている。
ある好適な実施形態において、第2の連通孔の径は、第1の連通孔の径よりも小さいことが好ましい。
ある好適な実施形態において、第1の室は、第2の連通孔を介して、弁体の二次圧側の供給路に連通しており、第2の連通孔は、第1の連通孔よりも前記弁体側に配置されている。このとき、第2の連通孔の径は、第1の連通孔の径よりも小さいことが好ましい。
ある好適な実施形態において、第2の室は、大気に連通する開口部を有しており、開口部は、開口部の開口面積を可変できる可変機構を有している。
本発明によれば、ダイヤフラムの圧力感知室に連通する連通孔に設けた調整機構によって、連通孔の流路面積を調整できるため、一次圧側の供給圧力が大きく変わったり、二次圧側の負荷条件が大きく変わったりした場合でも、二次圧Pが、所定の大きさに維持されるよう、現場で、圧力調整を行うことができる。
本発明の一実施形態におけるガバナーの構成を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態における調整機構の構成を示した断面図である。 本発明の一実施形態における調整機構を設けたときの二次圧Pの流量特性を示したグラフである。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態における調整機構の他の構成を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態における調整機構の他の構成を示した断面図である。 二次圧Pの流量特性の吊り上がり現象を示したグラフである。 本発明の他の実施形態におけるガバナーの構成を示した部分断面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態における第2の連通孔を設けたときの二次圧Pの流量特性を示したグラフである。 本発明の他の実施形態におけるガバナーの構成を示した部分断面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態における開口部の開口面積を可変できる可変機構の構成を示した図である。 従来の直動式ガバナーの一般的な構成を示した断面図である。 従来の二次圧Pの流量特性を示したグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。
図1は、本発明の一実施形態におけるガバナー100の構成を示した断面図である。図1に示すように、ガバナー100の弁箱1内には、上流側(一次圧側)の供給路2から、下流側(二次圧側)の供給路3に流れるガスの流量を調整する弁体7が配設されている。また、ダイヤフラムケース4内には、第1の室(圧力感知室)14と第2の室(開放室)15とを区画するダイヤフラム5が配設されている。ダイヤフラム5は、連動子11、レバー10、及び弁棒9を介して、弁体7に連結している。第1の室(圧力感知室)14は、第1の連通孔13を介して、弁体7の二次圧側の供給路3に連通している。一方、第2の室(開放室)15は、弁体7を開弁方向に付勢するバネ12を備え、開口部16を通じて、大気に連通している。
下流側の二次圧Pが上昇すると、第1の連通孔13を介して、第1の室14の圧力が上昇し、これにより、ダイヤフラム5は、バネ12の付勢力に抗して、第2の室15側に変位する。それに伴い、ダイヤフラム5に連結された弁体7が閉弁方向に移動することによって、供給路を流れるガスの流量が制限される。なお、弁体7が、弁座8に当接したとき、ガスの供給は遮断される。一方、二次圧Pが低下すると、第1の連通孔13を介して、第1の室14の圧力が低下し、これにより、ダイヤフラム5は、バネ12の付勢力によって、第1の室14側に変位する。それに伴い、弁体7が開弁方向に移動することによって、供給路を流れるガスの流量が増加する。このような動作により、二次圧Pが、所定の大きさに維持される。
以上の構成は、従来のガバナーの構成と同じであるが、本発明は、第1の連通孔13に、第1の連通孔13の流路面積を調整できる調整機構20を設けた構成を採用する。なお、調整機構20は、第1の連通孔13の管抵抗を変える機能を有すればよく、ダイヤフラム5の第1の室(圧力感知室)14に至るまでの第1の連通孔13の経路において、どの位置に配設してもよい。
図2(a)、(b)は、調整機構20の具体的な構成を示した断面図である。図2(a)に示すように、ダイヤフラムケース4の側壁において、第1の連通孔13の経路の一部をなす部位に、第1の連通孔13の流路面積を調整できる調整機構20が取り付けられている。ここで、調整機構20は、弁座21、弁体22、及び弁体22に連結した弁軸24で構成されている。そして、弁軸24は、ダイヤフラムケース4の側壁に形成された開口部に取り付けられた支持部23によって、軸方向に移動可能に支持されている。
図2(a)は、第1の連通孔13の流路面積が最大になった状態、すなわち、調整機構20が全開の状態を示す。このとき、弁体22は、弁軸24が後退することによって、弁座21から離れ、弁体22と弁座21との間に、ガスの流路が形成される。これにより、第1の連通孔13の流路面積が拡大することによって、第1の連通孔13の管抵抗を小さくすることができる。
図2(b)は、第1の連通孔13の流路面積が最小になった状態、すなわち、調整機構20が全閉の状態を示す。このとき、弁体22は、弁軸24が前進することによって、弁座21に当接し、弁体22と弁座21との間のガスの流路は閉鎖される。これにより、第1の連通孔13の流路面積が減少することによって、第1の連通孔13の管抵抗を大きくすることができる。
このように、第1の連通孔13に、第1の連通孔13の流路面積を調整できる調整機構20を設けることによって、第1の連通孔13の管抵抗を変化させることができる。これにより、一次圧側の供給圧力が大きく変化したり、二次圧側の負荷条件が大きく変化したりした場合でも、調整機構20で、第1の連通孔13の流路面積を調整することによって、二次圧Pが、所定の大きさに維持されるよう、現場で圧力調整を行うことができる。
なお、上記調整機構20において、第1の連通孔13の流路面積を調整する際、移動させた弁体22の位置がずれないように、弁体22の位置を固定するロック機構を設けておいてもよい。
図3は、図12に示した二次圧Pの流量特性を有するガバナーに対して、図1に示すように、第1の連通孔13の流路面積を調整できる調整機構20を設けたときの、二次圧Pの流量特性を示したグラフである。ここで、図中の(a)、(b)、(c)、(d)で示した曲線は、一次圧Pが、それぞれ0.3MPa、0.5MPa、0.7MPa、0.9MPaのときの二次圧Pの変化を示したグラフである。一次圧Pの変動に合わせて、第1の連通孔13の流路面積を調整することによって、広範囲な一次圧P、及び流量に亘って、二次圧Pを所定の大きさに維持することができる。
本発明において、第1の連通孔13の流路面積を調整できる調整機構20の構成は、特に限定されない。図4及び図5は、調整機構20の他の構成を示した断面図である。
図4(a)、(b)に示す調整機構20は、弁体30、及び弁体30に連結したハンドル31で構成されている。弁体30には、筒状の開口部32が形成されており、弁体30及びハンドル31は、ダイヤフラムケース4の側壁に取り付けられた支持部33によって、回転可能に支持されている。
図4(a)は、筒状の開口部32が、第1の連通孔13の経路に対して直角の方向になった状態、すなわち、調整機構20が全閉の状態を示す。また、図4(b)は、ハンドル31を90度回転させて、筒状の開口部32が、第1の連通孔13の経路に対して平行になった状態、すなわち、調整機構20が全開の状態を示す。このように、ハンドル31を回転させることによって、第1の連通孔13の流路面積を調整することができる。
図5(a)、(b)に示す調整機構20は、弁体40、及び弁体40に連結した弁棒41で構成されている。弁棒41は、ダイヤフラムケース4の側壁に取り付けられた支持部42によって、軸方向に移動可能に支持されている。
図5(a)は、弁棒41を後退させて、弁体40の先端部を、第1の連通孔13の経路を形成する内壁から離した状態、すなわち、調整機構20が全開の状態を示す。また、図5(b)は、弁棒41を前進させて、弁体40の先端部を、第1の連通孔13の経路を形成する内壁に当接させた状態、すなわち、調整機構20が全閉の状態を示す。このように、弁棒41を、前進または後退させることによって、第1の連通孔13の流路面積を調整することができる。
ところで、直動式ガバナーにおいては、下流側(二次圧側)に接続された燃料器の圧力を正確に制御するために、ダイヤフラムの圧力感知室に連通する連通孔は、できるだけ燃料器側に近い位置、すなわち、ガバナーの二次圧側の供給路の出口近傍に設けられている。
しかしながら、ガスの流量が増加して、ガスの流速が大きくななると、ベンチュリ効果により、ガバナーの二次圧側の供給路の圧力が低下する。これにより、連通孔を介してダイヤフラムの圧力感知室の圧力も低下し、その結果、弁体の開度が必要以上に大きくなるため、図6に示すように、二次圧Pが吊り上がる現象を示す。このような現象は、第1の連通孔13の流路面積を調整しただけでは、十分に改善できない場合がある。
図7は、本発明の他の実施形態におけるガバナー100の構成を示した部分断面図である。図7に示すように、ダイヤフラム5の第1の室(圧力感知室)14は、第1の連通孔13とは別に、第2の連通孔17を介して、弁体7の二次圧側の供給路3に連通している。そして、第2の連通孔17は、第1の連通孔13よりも弁体7側に配置されている、
第2の連通孔17は、弁体7に対して、ベンチュリ効果を受ける前の位置に設けられているため、図7に示すように、第2の連通孔17近傍の二次圧Pbは、第1の連通孔13近傍の二次圧Paよりも大きい。そのため、第1の連通孔13近傍の二次圧Paが低下しても、第2の連通孔17を介して、ダイヤフラム5の第1の室(圧力感知室)14の圧力が低下するのを抑制することができるため、弁体7が必要以上に開弁するのを抑制することができる。その結果、図8(a)に示すように、ガスの流量が増加したときでも、二次圧Pの吊り上がり現象を抑制することができる。さらに、第1の連通孔13の流路面積を調整することによって、図8(b)に示すように、二次圧Pの吊り上がり現象をさらに抑制することができる。
ここで、第2の連通孔17は、ベンチュリ効果により低下した第1の連通孔13近傍の二次圧Paよりも大きな圧力Pbを、ダイヤフラム5の圧力感知室14に導入する機能を有すればよいため、第1の連通孔13に較べて、応答性はそれほど要求されない。従って、第2の連通孔17の径は、第1の連通孔13の径よりも小さくてよい。そのため、比較的小さなスペースに、第2の連通孔17を配設することができる。勿論、要求される仕様により、第2の連通孔17の径は、第1の連通孔13の径と同じ、あるいは、第1の連通孔13の径よりも大きくても構わない。
ところで、直動式ガバナーは、二次圧Pの変化を第1の連通孔13(及び、第2の連通孔17)を介して、ダイヤフラム5の圧力感知室14で検出し、これに基づいて、弁体7を作動させて二次圧Pを、所定の大きさに維持するが、ガバナーの二次圧側の負荷条件が急激に変化した場合、二次圧Pも過渡的に変動する。特に、ガバナーに接続された燃焼器の弁を開けた瞬間、あるいは、閉じた瞬間は、流量が急激に変化する。そのため、ガバナーの応答性が悪く、二次圧Pの過渡的な変動が、燃焼器で設定された許容値を超えてしまうと、燃焼器に何らかの支障が生じるおそれがある。一方、ガバナーの応答性が良すぎると、過度に応答して、二次圧Pが異常振動(バイブレーション)を起こすおそれがある。
本発明における第1の連通孔13の流路面積を調整する調整機構20は、ガバナーの応答性も調整することができるが、これだけで、二次圧Pの過渡的な変動を十分に抑制できない場合もある。
図9は、本発明の他の実施形態におけるガバナー100の構成を示した部分断面図である。本実施形態は、ダイヤフラム5の第2の室(開放室)15に、ガバナーの応答性を調整する手段を設けたもので、大気に連通する開口部16に、開口部16の開口面積を可変できる可変機構を備えた構成からなる。
図9に示すように、ダイヤフラム5の第2の室(開放室)15を区画するダイヤフラムケース6の開放側に、筒状のカバー18が取り付けられている。また、筒状のキャップ19が、カバー18を覆うように、カバー18に対して回転可能に取り付けられている。カバー18の側面には、大気に連通する開口部16が形成されており、キャップ19には、カバー18の内側面に当接しない凹部19aが形成されている。
図10(a)は、キャップ19の凹部19aが、カバー18の開口部16と重なった状態を示す。このとき、図9の矢印で示すように、ダイヤフラム5の第2の室(開放室)15は、開口部16、及びカバー18とキャップ19との隙間を介して、大気に連通している。また、図10(b)は、キャップ19を矢印の方向に回転させて、キャップ19の凹部19aが、カバー18の開口部16の一部と重なった状態を示す。このとき、開口部16の一部は、キャップ19の内側面によって閉鎖されるため、開口部16の開口面積が減少している。このように、キャップ19を回転させることによって、開口部16の開口面積を可変することができる。
第1の連通孔13に連通した第1の室(圧力感知室)15の圧力が変動することによって、ダイヤフラム5は、第2の室(開放室)15側、あるいは、第1の室(圧力感知室)15側に変位する。このとき、第2の室(開放室)15内の空気は、開口部16を介して、外部に流出、または外部から流入する。すなわち、開口部16の開口面積を可変することによって、ダイヤフラム5の変位、すなわち、二次圧Pの圧力変化に対する応答性を調整することができる。
従って、第1の連通孔13の流路面積を調整する調整機構20によって、二次圧Pの過渡的な変動を十分に抑制できない場合には、ダイヤフラム5の第2の室(開放室)15に設けた開口部16の開口面積を可変できる可変機構をさらに用いて、二次圧Pの過渡的な変動を抑制することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。
1 弁箱
2 上流側(一次圧側)の供給路
3 下流側(二次圧側)の供給路
4、6 ダイヤフラムケース
5 ダイヤフラム
7 弁体
8 弁座
9 弁棒
10 レバー
11 連動子
12 バネ
13 第1の連通孔
14 第1の室(圧力感知室)
15 第2の室(開放室)
16 開口部
17 第2の連通孔
18 カバー
19 キャップ
19a 凹部
20 調整機構
21 弁座
22 弁体
23 支持部
24 弁軸
30 弁体
31 ハンドル
32 開口部
33 支持部
40 弁体
41 弁棒
42 支持部
100 ガバナー

Claims (3)

  1. ガスの供給路上に配設され、上流側のガスの一次圧を減圧して、一次圧よりも低い二次圧を下流側に供給するガバナーであって、
    前記供給路を流れるガスの流量を調整する弁体と、
    前記弁体に連結され、第1の室と第2の室とを区画するダイヤフラムと
    を有し、
    前記第1の室は、第1の連通孔を介して、前記弁体の二次圧側の供給路に連通しており、
    前記第2の室は、前記弁体を開弁方向に付勢するバネを備え、
    前記第1の連通孔は、上流側のガスの一次圧の変動に合わせて、前記第1の連通孔の流路面積を調整できる調整機構を有し、
    前記第1の室は、第2の連通孔を介して、前記弁体の二次圧側の供給路に連通しており、
    前記第2の連通孔は、前記第1の連通孔よりも前記弁体側であって、かつ、ベンチュリ効果を受ける前の前記弁体近傍に配置されている、ガバナー。
  2. 前記第2の連通孔の径は、前記第1の連通孔の径よりも小さい、請求項1に記載のガバナー。
  3. 前記第2の室は、大気に連通する開口部を有しており、
    前記開口部は、該開口部の開口面積を可変できる可変機構を有している、請求項1または2に記載のガバナー。
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