JP6342490B2 - 自動車用リアシート - Google Patents

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ミンホ ヤン
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昌彰 宮澤
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Description

本発明は、自動車用リアシートに関する。
従来の自動車用リアシートとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。この自動車用リアシートは、センターシートを挟んで左右にそれぞれ右側シート及び左側シートを配置したものである。センターシートは、単独で前方位置に移動可能とする一方、左側及び右側シートは、センターシートのあった余地である自動車の左右方向の中央側に相互に横移動可能とする。左側及び右側シートの側面同士が当接する位置に移動すると、自動車の左右中央側の反対側の左側及び右側シートの側面が車室内に突出したホイールハウスに干渉しない位置となる。したがって、左側及び右側シートを互いに当接する位置へ移動した後に左側及び右側シートを後側に移動しても、ホイールハウスの影響を受けないことになる。
特開2000−264109号公報
しかしながら、このような従来の技術の自動車用リアシートにあっては、左側及び右側シートそれぞれの横移動量は、センターシートの左右幅寸法の半分でしかない上、横移動装置の機構の開示がない、という課題を有する。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、リアシートを後側に移動させるだけで、簡易に自動車の左右中央側に移動することを可能にした自動車用リアシートを提供するものである。
本発明のアスペクトは、フロントシートの後側において、前記フロントシートの位置に移動可能なセンターシートを挟んで左右に配置された右側シート及び左側シートを有する自動車用リアシートであって、右側シート及び左側シートのそれぞれは横移動装置を有し、右側シート及び左側シートの一方の対象リアシートに設けられた対象横移動装置は、対象リアシートを後側に移動させる作動力によりロックが解除されることにより、対象リアシートを自動車の左右中央側の位置に移動可能であり、移動位置において対象横移動装置がロック可能であり、
対象横移動装置は、自動車の前後方向に延伸する固定レールの所定位置に固定された固定ストッパと、固定レール上を前後方向に移動可能な台座と、台座上に配置された横移動固定レール上で左右方向に移動可能な横移動可動レールと、固定ストッパの前方に離間して配置された移動自在な可動ストッパ、可動ストッパに一端が接続されたケーブル、ケーブルの他端が接続されたケーブルエンド、ケーブルエンドが配置され、台座に支持されたブラケット、ブラケットに設けられ、ケーブルエンドの移動により横移動固定レールの係合部に係合又は離脱して横移動可動レールのロック又はロック解除可能なツースを有し、台座と横移動可動レールとを連結する連結手段とを備える。対象リアシートを後側に移動させた場合、固定ストッパに可動ストッパがぶつかって止まる際に発生する後側への作動力がケーブルに伝達され、ケーブルエンドが移動し、ツースが係合部から離脱し、横移動可動レールが所定距離だけ自動車の左右中央側に移動し、所定位置でツースが係合部に再係合して移動が停止され、停止位置で、対象リアシートを前側に移動させると、ツースが係合部から離脱し、ケーブルエンドが移動し、前側への作動力により、固定ストッパから可動ストッパが離脱し、左右方向への移動前の位置でツースが係合部に再係合して移動が停止されることを要旨とする。
上記構成によれば、左側及び右側シートの一方を後側に移動させる作動力により横移動装置のロックが解除して、横移動装置を介して左側及び右側シートの一方を自動車の左右中央側に移動可能である。また、かかる移動位置にて横移動装置がロック可能である。このように、左側及び右側シートの一方を後側に移動させるだけで、横移動装置により簡易に自動車の左右中央側に移動することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係り、自動車用シートの平面図である。 図2は、図1のセンターシートのみを前方に移動した後の自動車用シートの平面図である。 図3は、図2のリアシートであるセカンドシートの左側及び右側シートそれぞれをセンターシートのあった跡地に横移動させた自動車用シートの平面図である。 図4は、図2のリアシートであるセカンドシートの右側シートのみをセンターシートのあった跡地までに横移動させて、後側に移動させた状態の自動車用シートの平面図である。 図5は、図4のセカンドシートのシートバックを後側に倒した状態の自動車用シートの平面図である。 図6は、図1乃至図5のリアシートであるセカンドシートの右側シートと横移動装置とを分解した斜視図である。 図7は、図6の矢視DAにかかる横移動装置の側面図である。 図8は、図7の固定ストッパに可動ストッパがぶつかった後に右側シートを後側に移動させた横移動装置の詳細説明図である。 図9は、図6の矢視DBにかかる横移動装置の正面図である。 図10は、図9の横移動装置を前斜め上側から見た斜視図である。 図11は、図10の横移動装置を後斜め上側から見た斜視図である。 図12は、図11の横移動装置を斜め上側から見た斜視図である。 図13は、図6の矢視DBにかかる横移動装置のケーブルエンドが15ミリメートル動いた後の正面図である。 図14は、図13の横移動装置を前斜め上側から見た斜視図である。 図15は、図14の横移動装置を後斜め上側から見た斜視図である。 図16は、図15の横移動装置を右側から見た斜視図である。 図17は、図15の横移動装置を斜め上側から見た斜視図である。 図18は、横移動装置のケーブルエンドが15〜25ミリメートル動いた後の図12相当斜視図である。 図19は、図6の矢視DBにかかる横移動装置のケーブルエンドが25〜115ミリメートル動いた後の正面図である。 図20は、図19の横移動装置の第1リンクの第6ピンからカムが外れた状態を示す図19相当図である。 図21は、図20の斜視図である。 図22は、図21の横移動装置を後斜め上側から見た斜視図である。 図23は、図22の横移動装置を斜め上側から見た斜視図である。
リアシートを後側に移動させるだけで、横移動装置により簡易に自動車の左右中央側に移動することを可能にした自動車用リアシートを提供する、という目的を、以下の構成により実現した。すなわち、フロントシートの後側において、フロントシートの位置に移動可能なセンターシートを挟んで左右に配置された右側シート及び左側シートを有する自動車用リアシートであって、右側シート及び左側シートのそれぞれは横移動装置を有し、右側シート及び左側シートの一方の対象リアシートに設けられた対象横移動装置は、対象リアシートを後側に移動させる作動力によりロックが解除されることにより、対象リアシートを自動車の左右中央側の位置に移動可能であり、移動位置において対象横移動装置がロック可能であるとしたことで、実現した。
以下、図1乃至図23を用いて、本発明の一実施形態に係る自動車用シート1を説明する。自動車用シート1は、自動車の右側RHに配される右側フロントシートAと、自動車の左側LHに配される左側フロントシートBと、自動車の左右中央に配されるセカンドセンターシートCと、右側RHに配される右側セカンドシートDと、左側LHに配される左側セカンドシートEと、右側RHに配される右側サードシートFと、左側LHに配される左側サードシートGとよりなる。右側フロントシートA及び左側フロントシートBの後側RRに配されるのが、セカンドセンターシートC、右側セカンドシートD、左側セカンドシートEである。セカンドセンターシートC、右側セカンドシートD、左側セカンドシートEの更に後側RRに配されるのが、右側サードシートF、左側サードシートGである。セカンドセンターシートC、右側セカンドシートD、左側セカンドシートEの横幅比は、2対4対4である。これらのシートA〜Gは、全てシートクッション2、シートバック3、ヘッドレスト4などを備える。これらのシートA〜Gには、安全ベルト、リクライニング装置など周知の機構部品が設けられているが、周知のため、説明を割愛する。右側セカンドシートDと、左側セカンドシートEとを総称して、「自動車用リアシート」というと共に、右側セカンドシートDを「右側シート」といい、左側セカンドシートEを、単に「左側シート」という場合がある。セカンドセンターシートCを、単に「センターシート」という場合がある。
右側フロントシートAと、左側フロントシートBと、セカンドセンターシートCと、右側セカンドシートDと、左側セカンドシートEとのシートクッション2それぞれには、前側FR及び後側RRに移動可能な可動レール11(図7参照)が設けられている。可動レール11は、居室床Haに並設された固定レールJ、K、L上を前後に移動自在である。更に、右側セカンドシートDのシートクッション2は、右側RHに移動可能な横移動装置P(図6参照)上に設けられている。左側セカンドシートEのシートクッション2は、左側LHに移動可能な横移動装置(図示省略)上に設けられている。固定レールJは、右側フロントシートA及び左側フロントシートBの配される位置から右側セカンドシートD及び左側セカンドシートEの配される位置まで延伸する。セカンドセンターシートCが固定レールJに対して移動自在である。固定レールKには、右側フロントシートAと、右側セカンドシートDとが配設される。固定レールLには、左側フロントシートBと、左側セカンドシートEとが配設される。右側セカンドシートD用の固定レールKが、右側フロントシートA用の固定レールと別部品でも良い。左側セカンドシートE用の固定レールLが、左側フロントシートB用の固定レールと別部品でも良い。
右側サードシートF及び左側サードシートGは、図1乃至図3に示すように、床Hbに保持されると共に、図4及び図5に示す右側サードシートFの例のように、図示しないヒンジにより横跳ね上げ収納が可能である。図4及び図5に示すように、横跳ね上げ後の右側サードシートFから露出した部分が荷室床Hcである。図4及び図5に示す例では、左側サードシートGは横跳ね上げしていないが、上記したように、左側サードシートGを横跳ね上げ可能とし、横跳ね上げ後の露出した部分が荷室床Hcである。ホイールハウスM、Mが居室床Hbから荷室床Hcにかけて車室内に突出している。図示しないスライドドアの下側には、乗員の出入り用のステップN、Nが形成されている。
セカンドセンターシートCは、図1に示すように、右側セカンドシートDと左側セカンドシートEとの間にあって、左右に連続するシートクッション2、2、2に着座する乗員をゆったり支持可能としている。図2に示すように、セカンドセンターシートCを、固定レールJ上を移動して右側フロントシートAと左側フロントシートBとの間に配すると、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’に空間が形成される。セカンドセンターシートCは、図1に示すように、着座可能なるような姿勢と、図2〜図5のように前倒しして、シートバック3の背面を上側にしてアームレスト或いは小物支持可能なる姿勢とを選択自在である。
右側セカンドシートDを支持する横移動装置Pと、左側セカンドシートEを支持する横移動装置(図示省略)とは、左右対称に形成されている。以下においては、代表して、右側セカンドシートDを支持するように設けられた横移動装置Pの構成を、図6以下に基づいて説明する。横移動装置Pは、固定レールKの所定位置に固定された固定ストッパ12と、上面視で井桁状に形成されて右側セカンドシートDの下に配置され、固定レールK、K上に適宜前後移動自在に配された台座35と、連結手段9と、右側セカンドシートDに支持された横移動可動レール37とよりなる。
台座35には、図7に示すように、第1ブラケット10が前後に延在して支持されている。また、第1ブラケット10は、可動レール11に支持されている。
連結手段9は、レール機構14と、可動ストッパ13と、ケーブル15と、第1滑車16と、第2滑車17と、第3滑車18と、ケーブルエンド19と、第2ブラケット24とより構成されている。レール機構14は、第1ブラケット10に前後に延在して支持されている。可動ストッパ13は、レール機構14に前後移動自在に支持されている。ケーブル15は、可動ストッパ13に一端部15aが連結され、後述するケーブルエンド19に他端部15bが連結されている。第1滑車16は、ケーブル15を前後方向から上下方向に転換させる。第2滑車17は、ケーブル15を上下方向から左右方向に転換させる。第3滑車18は、ケーブル15を張った状態に保持する。ケーブルエンド19は、ケーブル15の他端部15bに第1固定部19bが連結されている。第2ブラケット24は、台座35に支持され、且つ立ち上がり部24aを有する。
第2ブラケット24の立ち上がり部24aには、第2長孔25と、第3長孔26と、第4長孔31とが形成されると共に、第3ピン18aと、第4ピン22と、第7ピン29とが立設されている。第3ピン18aには、前記第3滑車18が回転自在に軸支されている。第4ピン22には、二又状の第1リンク21が回転自在に軸支されている。第7ピン29には、カム28と、第2リンク32とが前後に重なって回転自在に軸支されている。
第1リンク21の一方には、第5ピン23が軸支されていて、ケーブルエンド19の第1長孔19a中に移動自在に係合されている。ケーブルエンド19の第2固定部19cには、第1コイルスプリング20の一端部20aが支持されている。第1コイルスプリング20の他端部(図示省略)は、シートクッション2に支持されていることで、ケーブルエンド19は、常時図9の右側RHに付勢されている。ケーブルエンド19の第1長孔19aは、上側UPに中心点を有する大きな半径の円弧状に形成されてなる。第1リンク21の他方には、第6ピン27が軸支されていて、第6ピン27は、第3長孔26中に移動自在に係合されている。第3長孔26は、第4ピン22を中心とする円弧状に形成されている。第2リンク32の第7ピン29を中心として右側RHには、突起32aが形成されていて、突起32aの上側UPに解除レバー38が載っている。また、第7ピン29を中心として左側LHには、第8ピン30が立設されていて、左側LHの端部には、第9ピン33が立設されている。第8ピン30の上側UPには、カム28より突出した突起28aが係合している。
ストッパプレート34は、横移動装置Pの係止ロック36から張り出していて、動かない。解除レバー38を軸支するロッド38aは、横移動可動レール37の支持部材37aに回転自在に支持されている。解除レバー38には、横移動固定レール41に形成したロック穴(図示省略)に係合離脱自在なるツース39が配されている。第2コイルスプリング40によりツース39が横移動固定レール41に形成したロック穴(図示省略)に常時係合する方向にロッド38aを付勢している。
以上の構成よりなる本発明の一実施形態の作用を次に説明する。
右側セカンドシートDの可動ストッパ13が固定ストッパ12にぶつからない位置においては、横移動装置Pは、図9乃至図12に示す位置にある。即ち、第5ピン23は、ケーブルエンド19の第1長孔19a及び第2長孔25双方の最も右側RHにあると共に第8ピン30は、第4長孔31の最上側UPの位置にある。第1リンク21の第6ピン27が第3長孔26の最下端にあり、第2リンク32の突起32aも静止した位置にある。また、ツース39は、横移動固定レール41に形成したロック穴(図示省略)に係合した状態にある。そのため、右側セカンドシートDとしては、図1及び図2に示すように左右方向に全く移動していない状態に保持される。尚、第6ピン27は、カム28に係止したまま静止されている。
図1及び図2に示す右側セカンドシートDの周知の前後スライド装置を解除して、右側セカンドシートDを所定位置まで後進させると、固定ストッパ12に可動ストッパ13がぶつかる。乗員等が更に右側セカンドシートDを、図8の白抜き矢印で示すように後進させると、固定ストッパ12に可動ストッパ13がぶつかったまま、可動ストッパ13がレール機構14の前側FRに移動する。その結果、図8の黒矢印で示すように、可動ストッパ13に連結された一端部15aが前側FRに移動し、ケーブル15が下側LWRに移動する。
こうして、横移動装置Pのケーブル15が15ミリメートル移動すると、ケーブル15に連結されたケーブルエンド19が図13乃至図15に示すように、左側LHに移動することで、第5ピン23が移動し、第1リンク21が、図13に矢印で示すように反時計方向に回転する。第1リンク21の第6ピン27が、図15に矢印で示すようにカム28を反時計方向に回転させることで、カム28の突起28aが第8ピン30を押し下げ、第2リンク32の第9ピン33も押し下げられる。こうして、第9ピン33に設けたローラー33aも移動する。第2リンク32の突起32aは、解除レバー38を持ち上げ、ロッド38aを回転させる。図16に示すように、ツース39が横移動固定レール41に形成したロック穴(図示省略)から離脱することで、横移動装置Pの横移動可動レール37が移動して、自動車の左右中央側に右側セカンドシートDが移動することが出来る。やがて、第2リンク32の回転により、ローラー33aが、図17に示すように、ストッパプレート34上にぶつかり、第2リンク32の回転が停止される。第2リンク32の回転が停止されると、第1リンク21とカム28の回転も停止される。
右側セカンドシートDを更に後進させると、横移動装置Pのケーブル15が、例えば25〜115ミリメートル移動することで、右側セカンドシートDが自動車の中央側に、即ち、右側セカンドシートDにとっては、図18に示す矢印のように、左側LHに移動できる。すると、図19に示すように、第1リンク21とカム28の回転を停止させていた第2リンク32のローラー33aがストッパプレート34から離脱する。そのため、第1リンク21が更に回転することで、カム28も回転され、図20及び図21に示すように、第1リンク21の第6ピン27がカム28から離脱する。第6ピン27がカム28から離脱すると、カム28及び第1リンク21は、図示しないスプリングにより図9に示す初期位置まで戻る。第1リンク21が初期位置に戻ると、第2リンク32も戻るので、解除レバー38を持ち上げていた力が解除され、解除レバー38も元の位置に戻る。しかし、その位置の横移動固定レール41には、ツース39が噛み合うべきロック穴(図示省略)が設定されていないので、横移動装置Pはロックしない状態に保持される。この位置から更に右側セカンドシートDを左側LHに移動させる方向に乗員等が力を加えると、移動できてケーブル15はたるむが、第1コイルスプリング20により常時弛みを取るように付勢している。この第1コイルスプリング20は、右側セカンドシートDを、図1に示す元の位置に戻したときに、ケーブル15を元の張設した状態に復帰する機能を有する。
乗員等が右側セカンドシートDを最後側RRの位置(リアモストという。)までスライドさせると、ケーブル15がその間引っ張られたまま、横移動装置Pにより後側RR且つ左側LHに移動することで、斜め後ろ、換言すると、左側LH且つ後側RRに右側セカンドシートDが移動できることになる。そして、そのリアもストの位置には、ツース39が噛み合うべきロック穴(図示省略)が設定されているので、前後スライドがロックされると共に左右スライドもロックすることになる。
右側セカンドシートDを後側RRに移動させる乗員等による作動力により、横移動装置Pのロックが解除され、横移動装置Pを介して右側セカンドシートDを自動車の左右中央側に移動可能であり、且つ、かかる移動位置にて横移動装置Pがロック可能である。したがって、右側セカンドシートDを後側RRに移動させるだけで、横移動装置Pにより簡易に自動車の左右中央側に移動することができる。この左右中央側に移動した右側セカンドシートDに対して、前後移動用ロックを解除して、右側セカンドシートDを前側FRに移動させる作動力を加えると、上記説明の逆の動きにより、図1に示す初期位置に戻って、ロックすることが出来る。
例えば、右側セカンドシートDと左側セカンドシートEとを、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’を利用して、図3に示すように、横移動装置Pによりそれぞれ近づける。この場合、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’を埋めるように、ホイールハウスM、Mにぶつからない左右中央位置に右側セカンドシートD及び左側セカンドシートEが移動できる。それぞれの右側セカンドシートD及び左側セカンドシートEにとっての移動量は、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’の左右幅寸法の半分である。
また、図1及び図2に示す左側セカンドシートEの位置をそのままとどまらせて、図4に示すように、右側セカンドシートDを横移動装置PによりセカンドセンターシートCがあった跡地Ha’全てを埋めるように、横方向である左側LHに移動する。この場合、右側セカンドシートDと車体の室内側部であるホイールハウスMとの間には、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’の左右幅寸法全ての左右幅の通路が形成される。そのため、「リアシート」である右側セカンドシートD及び左側セカンドシートEの後側RRの荷室或いは「リアシート」である右側セカンドシートD及び左側セカンドシートEの後側RRの座席である右側サードシートF及び左側サードシートGへの出入りが容易である、という効果を有する。図4に示すのと違えて、右側セカンドシートDの位置を図1及び図2に示す位置に留めて、左側セカンドシートEを横移動装置PによりセカンドセンターシートCがあった跡地Ha’を埋めるように、横方向である右側RHに移動する。この場合、左側セカンドシートEと車体の室内側部であるホイールハウスMとの間に、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’の左右幅寸法全ての左右幅の通路が形成される。
右側セカンドシートDを図4に示す位置に移動することができるので、横跳ね上げシートである右側サードシートFは、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’の左右幅寸法分厚く出来る。そのため、乗り心地の良いシートとすることができる。その横跳ね上げシートである右側サードシートFに、右側セカンドシートDが干渉しない、という効果を有する。更に、右側セカンドシートDの前側FRの床Haに乳母車などを置けるスペースが確保でき、左側セカンドシートE及び左側サードシートGに乗員が着座できる、という効果を有する。図4に示すのと違えて、右側セカンドシートDの位置を図1及び図2に示す位置に留めて、左側セカンドシートEを横移動装置PによりセカンドセンターシートCがあった跡地Ha’を埋めるように、横方向である右側RHに移動後後側RRに移動可能である。したがって、横跳ね上げシートである左側サードシートGは、セカンドセンターシートCがあった跡地Ha’の左右幅寸法分厚く出来るので、乗り心地の良いシートとすることができる。その横跳ね上げシートである左側サードシートGに、左側セカンドシートEが干渉しない、という同様の効果を有する。
図4に示す右側セカンドシートDの位置で、図5に示すように、右側セカンドシートDのシートバック3を後側RRに倒しても、横跳ね上げた右側サードシートFに干渉しない。したがって、右側セカンドシートDに着座した乗員は、安眠できる、という効果を有する。図5に示すのと違えて、左側セカンドシートEを図4に示す右側セカンドシートDと左右対称の位置で、左側セカンドシートEのシートバック3を後側RRに倒しても、横跳ね上げた左側サードシートGに干渉しない。したがって、左側セカンドシートEに着座した乗員は、安眠できる、という同様の効果を有する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
1 自動車用シート
12 固定ストッパ
13 可動ストッパ
15 ケーブル
21 第1リンク(リンク)
37 横移動可動レール
38 解除レバー
39 ツース
C センターシート(セカンドセンターシート)
D 右側シート(右側セカンドシート)
E 左側シート(左側セカンドシート)
P 横移動装置

Claims (1)

  1. フロントシートの後側において、前記フロントシートの位置に移動可能なセンターシートを挟んで左右に配置された右側シート及び左側シートを有する自動車用リアシートであって、
    前記右側シート及び前記左側シートのそれぞれは横移動装置を有し、
    前記右側シート及び前記左側シートの一方の対象リアシートに設けられた対象横移動装置は、前記対象リアシートを後側に移動させる作動力によりロックが解除されることにより、前記対象リアシートを前記自動車の左右中央側の位置に移動可能であり、該移動位置において前記対象横移動装置がロック可能であり、
    前記対象横移動装置は、
    前記自動車の前後方向に延伸する固定レールの所定位置に固定された固定ストッパと、
    前記固定レール上を前記前後方向に移動可能な台座と、
    前記台座上に配置された横移動固定レール上で前記左右方向に移動可能な横移動可動レールと、
    前記固定ストッパの前方に離間して配置された前後移動自在な可動ストッパ、前記可動ストッパに一端が接続されたケーブル、前記ケーブルの他端が接続されたケーブルエンド、前記ケーブルエンドが配置され、前記台座に支持されたブラケット、前記ブラケットに設けられ、前記ケーブルエンドの移動により前記横移動固定レールの係合部に係合又は離脱して前記横移動可動レールのロック又はロック解除可能なツースを有し、前記台座と前記横移動可動レールとを連結する連結手段とを備え、
    前記対象リアシートを後側に移動させた場合、前記固定ストッパに前記可動ストッパがぶつかって止まる際に発生する後側への作動力が前記ケーブルに伝達され、前記ケーブルエンドが移動し、前記ツースが前記係合部から離脱し、横移動可動レールが所定距離だけ前記自動車の左右中央側に移動し、所定位置で前記ツースが前記係合部に再係合して移動が停止され、該停止位置で、前記対象リアシートを前側に移動させると、前記ツースが係合部から離脱し、前記ケーブルエンドが移動し、前側への作動力により、前記固定ストッパから前記可動ストッパが離脱し、前記左右方向への移動前の位置で前記ツースが前記係合部に再係合して移動が停止されることを特徴とする自動車用リアシート。
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