JP6341460B2 - 水洗大便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者が排泄した汚物を受け、水によってこの汚物を排出する水洗大便器装置に関する。
従来、汚物を受けた大便器に洗浄水を供給するための機構として、タンク式や直圧式の給水機構を用いた水洗大便器装置が広く普及している。
タンク式の給水機構は、タンク内に予め水を貯留しておき、当該水を洗浄水として大便器に供給するものである。このようなタンク式の給水機構においては、洗浄水として供給する水の全てをタンク内に貯留しておく必要があるため、水洗大便器装置に搭載するタンクが大型してしまうという課題があった。
また、大便器の洗浄が完了した後は、次回の洗浄のためにタンクを満水位としておく必要があるが、大型のタンクに水を注水して満水位とするには時間がかかってしまう。このため、タンク式の給水機構では連続的な(短時間毎の)洗浄を行うことが難しく、水洗大便器装置が高い頻度で使用されるような状況には適さないという課題があった。
直圧式の給水機構は、建物に配置された給水配管(水道管)内の水圧を利用して、給水配管から大便器に洗浄水を供給するものである。このような直圧式の給水機構においては、洗浄水の流量は給水配管内の水圧に依存するため、当該水圧が低い環境(例えば高層階)に水洗大便器装置が設置された場合には、洗浄性能が低下してしまうという課題があった。また、直圧式の給水機構によって大流量の水を供給可能とするには、水洗大便器装置に接続される給水配管を大口径とする必要がある。このため、大掛かりな工事を必要とするという課題があった。
以上のようなタンク式の給水機構における課題、及び直圧式の給水機構における課題の両方を、同時に解決することのできる給水機構として、ジェットポンプ式の給水機構が新たに提案されている(下記特許文献1を参照)。
下記特許文献1に記載されたジェットポンプ式の給水機構は、水を貯留したタンクを備えており、当該タンクの内部に、ジェットポンプユニットが水没した状態で配置されている。ジェットポンプユニットは管状のスロートを有しており、当該スロートの一端は大便器のボウル部に向かう流路に接続され、他端には開口が形成されている。噴射ノズルから、開口を通じてスロートの内部に向かうように水が噴射されると、ジェットポンプ作用が誘発されることによって、スロートの内部ではボウル部に向かって大流量の水が流れる。つまり、噴射ノズルから噴射された水のみならず、タンク内に貯留されていた水も引き込まれて(吸引されて)スロートの内部を流れるため、大便器には大流量の洗浄水が供給される。
ジェットポンプ式の給水機構においては、洗浄水として大便器に供給する水の全てをタンク内に貯留しておく必要がない。このため、タンク式の給水機構に比べてタンクを小型化することができる上、タンクを満水位にするために必要な時間を短くすることができるという利点がある。また、給水配管内の水圧が比較的低い環境に水洗大便器装置が設置された場合であっても、大流量の洗浄水を大便器に供給することができる。更に、給水配管を大口径とするような大掛かりな工事を必要としないという利点もある。
特許第3312625号明細書
上記特許文献1に記載されているようなジェットポンプ式の給水機構においては、ジェットポンプ作用の効率が低下することによってスロート内の水勢が低下し、大便器に供給される水の流量が低下してしまうことがある。その結果、大便器から汚物が排出されなかったり、大便器のボウル部が十分に洗浄されなかったりすることがある。
ジェットポンプ作用の効率の低下は、スロート内の水流において淀み渦が生じたり、スロートの内面が水流に干渉したりする結果、スロート内において水流が受ける抵抗が大きくなってしまうことによって生じるものと考えられる。従って、ジェットポンプ作用を効率よく誘発させるためには(タンク内の水を効率よくスロート内に引き込むためには)、上記のような淀み渦やスロート内面の干渉を抑制し、スロート内において水流が受ける抵抗を抑制する必要がある。
スロート内の水流における淀み渦は、スロート内の流路が直線状ではない部分(流路が屈曲している部分)にノズルからの高速の水流が到達し、当該水流がスロートの内面から剥離してしまうことによって主に生じる。特に、スロートの入口付近はノズルの噴射口に近いため、流路断面のうち一部の領域に高速の水流が偏在した状態となっており、上記のような剥離が生じやすくなっている。従って、スロート内の流路が入口近傍において屈曲しているような場合には、淀み渦が発生しやすいということができる。
そこで、淀み渦の発生を抑制するためには、スロートの形状を工夫することが考えられる。具体的には、スロートの入口からその下流側にかけて、噴射ノズルの噴射方向に沿って直線的に延びる直管部を形成することが考えられる。
流路断面における流速の分布は、水が直管部を流れている間に次第に均一化されていく。このため、直管部下流側の流路断面においては、高速の水流が殆ど偏在していない状態となっている。その結果、直管部よりも下流側の屈曲部分においては上記のような剥離が生じにくく、淀み渦も生じにくい。
更に、屈曲部分においては、水流の進行方向を変える(水流が衝突する)ようにスロート内面が水流に干渉する。仮に、スロート内の流路が入口近傍において屈曲している場合には、流路断面のうち一部の領域に高速の水流が偏在した状態でスロート内面の干渉を受けるため、スロート内部で逆流や淀み渦を生じやすく、ジェットポンプ作用が妨げられることになる。これに対し、上記のようにスロートに直管部が形成されていれば、高速水流の偏在状態は緩和され、(特に入口側において)スロートの内面の干渉による水流への影響は抑制される。
以上のように、スロート内において水流が受ける抵抗を抑制し、これによりジェットポンプ作用の効率の低下を抑制するためには、スロートの上流側(入口側)に十分な長さの直管部を形成することが有効である。
しかしながら、淀み渦やスロート内面の干渉が十分に抑制される程度の長さとなるように直管部を形成すると、それに伴ってスロートが大型化してしまい、これを内部に収納するタンクも大型化してしまう。つまり、ジェットポンプ式の給水機構を採用する利点はタンクを小型化できることであるのに、ジェットポンプ作用の効率の低下を抑制しようとするとタンクが大型化してしまい、上記利点が損なわれてしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンパクトに構成しながらも、確実に洗浄と汚物排出が可能な流量の水を大便器に供給することのできる水洗大便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る水洗大便器装置は、使用者が排泄した汚物を受け、その汚物を水によって排出する水洗大便器装置において、汚物を受けるボウル部を有し、該ボウル部に水を導くための導水路が内部に形成された大便器と、前記導水路に水を供給するための洗浄水供給装置と、を備え、前記洗浄水供給装置は、内部に水を貯留し、その水を前記導水路に供給するための供給口が形成されたタンクと、前記タンクの内部のうち下方側に配置され、水を噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルに水を供給するための噴射水供給配管と、前記タンクの内部に配置され、一端側が前記供給口に接続された管であるスロートと、を有しており、前記スロートは、前記噴射ノズルから噴射された水及び該噴射された水によって吸引される前記タンク内の水を内部に流入させる入口部と、前記入口部から、前記噴射ノズルの噴射方向に沿って直線状に延びるように形成された直管部と、前記直管部よりも下流側の部分であって、屈曲するように形成された屈曲部と、前記供給口に接続された部分であって、前記直管部及び前記屈曲部を通過した水を前記供給口に流出させる出口部と、を有するものであり、前記直管部は、上面視において、その中心軸が前記タンクの前後方向に対して傾斜した状態となるように配置されていることを特徴とする。
本発明に係る水洗大便器装置は、大便器と洗浄水供給装置とを備えている。大便器は、使用者が排泄した汚物を受ける部分であるボウル部を有している。また、当該ボウル部に水(洗浄水)を導くための導水路が内部に形成されている。
洗浄水供給装置は、大便器の導水路に水を供給するための装置である。洗浄水供給装置によって導水路に水が供給されると、当該水がボウル部に導かれて、ボウル部の洗浄及び汚物の排出が行われる。洗浄水供給装置は、タンクと、噴射ノズルと、噴射水供給配管と、スロートとを有している。
タンクは、内部に水を貯留するための容器である。タンクには、貯留している水を大便器の導水路に供給するための供給口が形成されている。つまり、供給口はタンク内の水を外部に排出するためのものであり、排出された水が導水路に供給されるように、供給口と導水路とが直接又は配管等を介して接続されている。
噴射ノズルは、水を噴射するノズルであって、タンク内の下方側に配置されている。また、噴射水供給配管は、噴射ノズルに接続された配管であり、噴射ノズルから噴射される水を噴射ノズルに供給するためのものである。つまり、噴射ノズルから噴射される水は、タンク内に貯留されている水ではなく、噴射水供給配管から噴射ノズルに供給される水である。
スロートは、タンクの内部に配置され、一端側(出口部側)がタンクの供給口に接続された管である。スロートは、噴射ノズルから噴射された水が流入する入口部を有している。当該入口部からスロートの内部に流入した水が、(管である)スロートの内部を流れて、供給口から導水路に供給されるような構成となっている。
噴射ノズルからスロートの入口部に向けて水が噴射されると、その水流によってジェットポンプ作用が誘発される。すなわち、噴射ノズルからの水流によって、タンクの内部に貯留されていた水がスロートの内部に向けて吸引(誘引)される。その結果、スロートの内部を供給口に向かって流れる水の流量は、噴射ノズルから噴射された水の流量に、タンク内からスロート管に吸引された水の流量を加えたものとなる。つまり、噴射ノズルから噴射された水の流量よりも増大した流量の水が、洗浄水として大便器に供給される。
スロートは、入口部から噴射ノズルの噴射方向に沿って直線状に延びるように形成された直管部と、直管部よりも下流側の部分であって、屈曲するように形成された屈曲部とを有している。スロートは更に、供給口に接続された部分であって、直管部及び屈曲部を通過した水を供給口に流出させる出口部を有している。入口部からスロート内に流入した水は、直管部及び屈曲部を通過した後、出口部から供給口に流出し、導水路を通って大便器に供給される。
スロートのうち上流側の部分に上記のような直管部が形成されているため、スロートの内部で渦が発生することや、スロートの内面が水流に干渉することが抑制される。その結果、スロート内において水流が受ける抵抗が抑制され、ジェットポンプ作用の効率の低下が抑制されるため、効率よく流量を増大させて導水路に水を供給することができる。
更に本発明では、スロートの直管部は、上面視において、その中心軸がタンクの前後方向に対して傾斜した状態となるように配置されている。つまり、上面視において直管部の中心軸がタンクの前後方向又は左右方向に沿っているのではなく、タンクの前後方向に対して斜め(左右方向に対して斜めともいえる)となっている。
スロート管の直管部がこのように配置されているため、タンクを大型化することなく、直管部の長さを十分に確保することができる。換言すれば、タンク内部の空間を効率よく使用して、スロートの直管部の長さを十分に確保することができる。その結果、水洗大便器装置全体をコンパクトに構成しながらも、ジェットポンプ作用の効率が低下してしまうことを抑制することができ、確実に洗浄と汚物排出が可能な流量の水を大便器に供給することができる。
また、本発明に係る水洗大便器装置では、前記タンクは、前記タンクの底面を形成する底壁と、前記底壁から上方に延び、前記タンクの左側の側面を形成する第一側壁と、前記底壁から上方に延び、前記タンクの右側の側面を形成する第二側壁と、を有しており、前記第一側壁及び前記第二側壁のうち前記出口部から遠い方、の近傍となる位置に、前記入口部が配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、タンクは、タンクの底面を形成する底壁と、底壁から上方に延び、タンクの左側の側面を形成する第一側壁と、底壁から上方に延び、タンクの右側の側面を形成する第二側壁と、を有している。また、これら第一側壁及び第二側壁のうち出口部から遠い方、の近傍となる位置に、スロートの入口部が配置されている。
つまり、出口部が第一側壁の近傍となる位置に配置されている場合には、入口部は第二側壁の近傍となる位置に配置されている。逆に、出口部が第二側壁の近傍となるい位置に配置されている場合には、入口部は第一側壁の近傍となる位置に配置されている。尚、タンクの左右方向において中央となる位置に出口部が配置されている場合には、入口部は、第一側壁の近傍となる位置、又は第二側壁の近傍となる位置のいずれに配置されていてもよい。
このような配置とすることによって、第一側壁と出口部との間の空間、及び第二側壁と出口部との間の空間のうち、広い方の空間を有効に利用して、スロートの直管部を配置することができる。タンクの左右方向において直管部の長さを可能な限り長く確保することができるため、ジェットポンプ作用を効率よく誘発させ、確実に洗浄と汚物排出が可能な流量の水を大便器に供給することができる。
また、本発明に係る水洗大便器装置では、前記タンクは、前記底壁から上方に延び、前記タンクの前側の側面を形成する第三側壁と、前記底壁から上方に延び、前記タンクの後側の側面を形成する第四側壁と、を更に有しており、前記第三側壁及び前記第四側壁のうち前記出口部から遠い方、の近傍となる位置に、前記入口部が配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、タンクは、底壁から上方に延び、タンクの前側の側面を形成する第三側壁と、底壁から上方に延び、タンクの後側の側面を形成する第四側壁と、を更に有している。また、これら第三側壁及び第四側壁のうち出口部から遠い方、の近傍となる位置に、スロートの入口部が配置されている。
つまり、出口部が第三側壁の近傍となる位置に配置されている場合には、入口部は第四側壁の近傍となる位置に配置されている。逆に、出口部が第四側壁の近傍となる位置に配置されている場合には、入口部は第三側壁寄りの位置に配置されている。尚、タンクの前後方向において中央となる位置に出口部が配置されている場合には、入口部は、第三側壁の近傍となる位置、又は第四側壁の近傍となる位置のいずれに配置されていてもよい。
このような配置とすることによって、第三側壁と出口部との間の空間、及び第四側壁と出口部との間の空間のうち、広い方の空間を有効に利用して、スロートの直管部を配置することができる。タンクの左右方向のみならず前後方向においても、直管部の長さを可能な限り長く確保することができるため、ジェットポンプ作用をより効率よく誘発させ、確実に洗浄と汚物排出が可能な流量の水を大便器に供給することができる。
また、本発明に係る水洗大便器装置では、前記供給口は前記底壁を貫くように形成され、前記タンクは前記大便器の上面のうち後方側の部分に設置されており、前記入口部は前記第三側壁の近傍に配置され、前記出口部は前記第四側壁の近傍に配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、供給口はタンクの底壁を貫くように形成されており、タンクは大便器の上面のうち後方側の部分に設置されている。このため、スロートの出口部はタンクの底壁に対して接続されている。
また、入口部は第三側壁の近傍に配置され、出口部は第四側壁の近傍に配置されている。タンク内においてスロートがこのように配置されているため、タンクの底壁に接続された出口部の位置よりも、入口部の位置が後方側となることはない。換言すれば、入口部を配置することを目的として、タンクの形状を後方側に向かって延ばす必要がない。その結果、前後方向における水洗大便器装置全体の寸法が大きくなってしまうことが抑制されるため、水洗大便器装置の設置の自由度を高めることができる。
本発明によれば、コンパクトに構成しながらも、確実に洗浄と汚物排出が可能な流量の水を大便器に供給することのできる水洗大便器装置が提供される。
本発明の第一実施形態である水洗大便器装置の概略側断面図である。 図1におけるA−A方向からの矢視図である。 図1におけるB−B方向からの矢視図である。 図1に示した水洗大便器装置が備える噴射ノズル及びスロートの内部形状を示す断面図である。 スロートの内部における水の流速の分布を模式的に示した図である。 本発明の第二実施形態である水洗大便器装置の概略側断面図である。 図6におけるC−C方向からの矢視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第一実施形態である水洗大便器装置の概略側断面図であり、図2は、図1におけるA−A方向からの矢視図であり、図3は、図1におけるB−B方向からの矢視図であり、図4は、図1に示した水洗大便器装置が備える噴射ノズル及びスロートの内部形状を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、水洗大便器装置WTは、水洗大便器1と、洗浄水供給装置10とを備えている。水洗大便器1は、表面に釉薬層が形成された陶器製であり、下部にスカート部2が形成され、上半分のうち前方にボウル部4が形成されている。また、水洗大便器1の後方上部(内部)には導水路6が形成されており、後方下部には汚物を排出するための排水トラップ部8が形成されている。洗浄水供給装置10は、水洗大便器1に洗浄用の水を供給する装置であって、水洗大便器1の後方に配置されている。
尚、以下の説明においては、特に断らない限り、水洗大便器1に着座した状態の使用者から見て右側(図1では紙面奥側)のことを「右側」と称し、水洗大便器1に着座した状態の使用者から見て左側(図1では紙面手前側)のことを「左側」と称することとする。また、水洗大便器1に着座した状態の使用者から見て前方側(図1では左側)のことを「前側」又は「前方側」と称し、水洗大便器1に着座した状態の使用者から見て後方側(図1では右側)のことを「後側」又は「後方側」と称することとする。
ボウル部4は、ボウル形状の汚物受け面14と、上縁部を構成するリム部16と、このリム部16の下端側に形成された棚部18と、汚物受け面14の下方に形成された溜水部19と、を備えている。ここで、リム部16の内周面161は、図1に示すように、内側に向かってオーバハングした形状となっており、後述する旋回する水が外部へ飛び出ないようになっている。また、棚部18は、図1に示すように、ほぼ水平に(又は少しだけ内側に傾斜して)形成され、ボウル部4の全周に環状に形成されている。
図2に示すように、リム部16(内周面161)のうち左側の部分には、水を吐出する吐水部20が形成されている。吐水部20は、吐出した水が時計回りの方向に旋回する旋回流を形成するように開口している。上述した導水路6は、水洗大便器1の内部に形成された水の流路であって、水洗大便器1の後方側端部から前方に向かって吐水部20まで延びるように形成されている。
図1に示すように、排水トラップ部8は、ボウル部4の底部の付近に開口する入口34と、この入口34から斜めに後方上方側に延びる上昇路36と、この上昇路36の下流側の後方上方側に形成された拡大部38と、この拡大部38から下方に延びる下降路40と、を備えている。拡大部38の流路断面は、入口34の流路断面よりも大きくなっている。
ここで、上昇路36は上端部361を有しており、この上端部361の位置で、ボウル部4の溜水部19の溜水面(初期溜水水位)L1の位置が決定されるようになっている。
また、所謂「洗落し式便器」の洗浄メカニズムである水の落差による流水作用によって、汚物を押し流すことができるように、拡大部38の容量及び高さが設定されている。
洗浄水供給装置10は、内部に洗浄水を貯留するタンク11を有する。図1に示すように、タンク11は、底壁110と、底壁110の前方側端部から上方に向けて延びる前方側壁113と、底壁110の後方側端部から上方に向けて延びる後方側壁114とを有している。底壁110はタンク11の底面を形成している。前方側壁113はタンク11の前側の側面を形成しており、後方側壁114はタンク11の後側の側面を形成している。前方側壁113にはタンク供給口THLが開設されている。
また、図2に示すように、タンク11は、底壁110の左側端部から上方に延びる左方側壁111と、底壁110の右側端部から上方に延びる右方側壁112とを有している。左方側壁111はタンク11の左側の側面を形成しており、右方側壁112はタンク11の右側の側面を形成している。
さらに、図1に示すように、タンク11の上部は蓋115で覆われている。タンク11の外形は、前後方向寸法が左右方向寸法に比べて小さい略直方体形状を呈している。
図3に示すように、タンク11の底壁110には、水道配管と接続される上流給水管13が貫通している。タンク11の内部にはフラッシュバルブ12が配置され、上流給水管13の上端と接続されている。フラッシュバルブ12は、水洗大便器1の洗浄時に使用者が操作レバー(図示せず)を操作することにより開閉する周知のバルブであり、開弁時にその下流側に通水するよう構成されている。
フラッシュバルブ12の下流にはバキュームブレーカ15が接続されている。バキュームブレーカ15は、タンク11の内部が満水となった際の水位(最高水位L2)よりも上方となる位置に配置されている。バキュームブレーカ15により、フラッシュバルブ12側から上流給水管13側に向かう水の流れ(逆流)が防止される。
バキュームブレーカ15の下流には、噴射水供給配管21、噴射ノズル22が順に接続されている。噴射水供給配管21は可撓性を有するホースである。上流給水管13からフラッシュバルブ12に供給され、バキュームブレーカ15を通過した水は、噴射水供給配管21によって噴射ノズル22まで導かれる。この噴射水供給配管21は、図3に示すように、バキュームブレーカ15側からタンク11の底壁110近傍まで下降して噴射ノズル22まで延びており、少なくとも噴射ノズル22側の部分がタンク11の内部の貯留水に水没した状態となっている。
図4に示すように、噴射ノズル22は、噴射水供給配管21から供給される水を内部に導入する導入口221と、導入口221から導入された水を外部に噴射する噴射口222と、導入口221と噴射口222とを連絡する流路である導入路223とからなる。噴射口222は断面が略円形に開口し、その中心線Jは上方に向いており、この中心軸Jに沿う方向(図4に矢印W1で示した方向)に水を噴射する。噴射口222周辺における外側面224はテーパ形状とされており、導入路223は、導入口221から導入された水を中心線Jに沿う方向に指向させるよう、略U字形状を呈している。
噴射ノズル22の下方には、固定穴231が開設された固定プレート23が配置されている。噴射ノズル22の下端に形成された突設部225がこの固定穴231と嵌合しており、これにより噴射ノズル22が固定されている。
噴射ノズル22の上方には管状のスロート24が配置されている。スロート24の下端部には、断面が円形状のスロート入口241が開口しており、スロート入口241の周縁には鍔状の入口フランジ242が外方に向けて突設されている。また、入口フランジ242と固定プレート23とが、噴射口222の周囲に配置された3本の支柱25によって連結されている。このような構成により、スロート入口241が噴射口222と対向した状態で、スロート24がタンク11内に固定されている。
スロート24は、断面が円形状の直管部243を有している。直管部243は、スロート入口241から直線的上に延びるように形成された部分であって、その中心軸が、噴射口222の中心軸Jと同軸となっている。換言すれば、直管部243は、噴射ノズル22の噴射方向(中心軸Jの方向)に沿って直線状に延びるように形成された部分である。
スロート24のうち直管部243の下流側には、内部の流路が水平方向に向かうように屈曲形成されたエルボ部244が設けられており、その下流側端部には鍔状の出口フランジ246が外方に向けて突設されている。スロート24のうち出口フランジ246よりもさらに下流側には接続部247が形成されており、接続部247の下流側端部には、開口であるスロート出口248が形成されている。この接続部247が図1に示すタンク供給口THLに嵌合しており、これによりスロート24の出口側が固定されている。つまり、管であるスロート24の一端側(スロート出口248側)がタンク供給口THLに接続されている。
図1及び図3に示すように、噴射ノズル22及びスロート入口241は、タンク11の底壁110の近傍において水没した状態で設置されている。さらに、図1乃至図3から明らかなように、スロート入口241は、底壁110と、後方側壁114と、右方側壁112とによって区画された隅部CN1の近傍に配置されている。噴射ノズル22は、隅部CN1とスロート入口241との間(スロート入口241の下方側)に配置されている。
直管部243は、スロート入口241から斜め上方に向けて延びるように形成されている。また、図2のように上面視した場合において、直管部243は、その中心軸がタンク11の前後方向に対して傾斜している(タンク11の左右方向に対して傾斜しているともいえる)。つまり、直管部243は、隅部CN1の近傍に配置されたスロート入口241から、前方側壁113側及び左方側壁111側に向かう方向に延びている。
図2及び3に示すように、噴射水供給配管21は、直管部243とタンク11の底壁110との間(直管部243の下方側)に配置されており、上面視において直管部243の一部と重なり合っている。さらに、図2に示すように、噴射水供給配管21に通じる流路の開閉を行うフラッシュバルブ12は、蓋115と、後方側壁114と、左方側壁111とによって区画された隅部CN2の近傍に配置されている。
ここで、本実施例に係る水洗大便器装置WTの動作について説明する。図1及び図3に示すように、水洗大便器1の洗浄前(用便前)にあっては、次回の用便・洗浄に備えて、溜水部19及びボウル部4、タンク11の内部に所定量の水が貯留されている。つまり、溜水部19では、上端部361で定まるL1の位置まで水が溜められている。また、タンク11内では、最高水位L2の位置まで水が溜められている。
水洗大便器1の洗浄時に使用者が操作レバー(図示せず)を操作すると、フラッシュバルブ12が開く。これにより、上流給水管13からの通水が開始される。この水は水道配管圧力によって上流給水管13に供給され、フラッシュバルブ12、バキュームブレーカ15、噴射水供給配管21を通過して噴射ノズル22へ供給される。つまり、水道配管からの水が噴射ノズル22へと供給される。
噴射ノズル22へ供給された水は、図4に矢印W1で示すように、噴射口222から円柱状の噴流となって中心軸Jに沿って噴出する。噴射ノズル22の導入路223は、噴射口222に向かって流路幅が狭小化されているので、円柱状の噴流は、その流速が増速された高速噴流となる。噴射口222とスロート入口241とが正対配置しているため、噴射ノズル22から噴射された水は減速することなくスロート24内に流入する。
噴射口222からの高速の噴流が、スロート入口241からスロート24の内部に流入すると、当該噴流の外側ではタンク11内の水が吸引(誘引)されて、スロート24の内部に流入する。このようにタンク11内から吸引される水の流れを、図4では矢印W2で示した。
噴射ノズル22の外面とスロート24の内面とは接触しておらず、噴射口222の周囲全体には隙間Sが形成されている。このため、タンク11内から吸引される水の流れは、噴射ノズル22の周囲全体において生じる。噴射ノズル22から噴射された水、及びタンク11内から吸引された水は、いずれもスロート入口241からスロート24の内部へと流入し、直管部243を流れる。
スロート24の内部では、噴射ノズル22から噴射された水に加えて、タンク11内から吸引された水も流れるため、大流量の水が流れる。換言すれば、噴射ノズル22から噴射された水の流量がジェットポンプ作用によって増幅されることにより、スロート24の内部を大流量の水が流れる。
スロート24内を流れた水は、図1の矢印W3で示すように、スロート出口248からタンク供給口THLを通り、タンク11の外部へと流出する。
図1に示したように、水洗大便器1の後方側端部には導水路6の入口が開口しており、当該入口とタンク供給口THLとが給水ソケット26を介して接続されている。このため、スロート24内を流れてタンク11の外部へと流出した水は、給水ソケット26を通って導水路6に供給される。導水路6に供給された当該水は、図2に示すように、吐水部20から棚部18上に吐出され、棚部18に沿ってリム部16を時計回りの方向に旋回しながら流れる(矢印W4で示した)。その後、水は棚部18から流下してボウル部4に供給され、ボウル部4の洗浄が行われる。ボウル部4に供給された水は、溜水部19、上昇路36、排水トラップ部8、下降路40を順に通過して、汚物とともに外部に下水管へと排出される。
フラッシュバルブ12は、所定量の水が流れると自動的に閉じた状態となり、これにより噴射ノズル22への水の供給が停止する。ボウル部4の洗浄及び汚物の排出が確実に行われた後のタイミングにおいて水の供給が停止するように、フラッシュバルブ12が設計又は調整されている。
フラッシュバルブ12から噴射ノズル22への水の供給が停止した時点、すなわち、水洗大便器1への水の供給が停止した時点においては、タンク11内の水位は低下している。水洗大便器装置WTでは、図示しない給水機構を備えている。水洗大便器1への水の供給が停止するのとほぼ同じタイミングで、給水機構によるタンク11への水の給水が開始される。これによりタンク11内の水位は上昇し、最終的には図1に示した水位(最高水位L2)に戻る。
ここで、水洗大便器1への水の供給が行われている際におけるスロート24内の水の流れについて、図5を参照しながら説明する。図5は、スロート24の内部における水の流速の分布を模式的に示した図である。図5は、図4と同様にスロート24の内部形状を示す断面図であるが、入口フランジ242や出口フランジ246等の図示が省略されており、スロート24の形状が簡略化されている。同様に、噴射ノズル22の形状も簡略化されている。
図5は、噴射ノズル22から水が噴射されており、スロート24の内部をスロート出口248に向かって水が流れている状態を示している。また、図5では、直管部243のうち5か所(上流側から順に、位置P1、位置P2、位置P3、位置P4、位置P5)の各流路断面における流速分布を、それぞれ矢印によって模式的に示している。
図5に示したように、直管部243のうちスロート入口241に近い位置P1における流路断面では、噴射ノズル22からの噴流の影響により、当該流路断面のうち中心軸Jの近傍の領域(噴流内部領域)で流速が大きくなっている。一方、当該流路断面のうち中心軸Jから遠い領域(スロート24の内壁に近い領域:噴流外部領域)では、噴射ノズル22からの噴流の影響が比較的小さいため、中心軸Jの近傍の領域に比べて流速が小さい。このように、流路断面のうち一部の領域(中心軸Jの近傍の領域)に高速の水流が偏在した状態となっている。
噴流外縁部(噴流内部領域と噴流外部領域との境界部分)では、噴流内外の速度差により生じる渦によって噴流内外の流体が混合される。これにより、下流に向かうにつれて、噴流が搬送する内部流体の流量は、外部流体を徐々に内部に取り込んで増大する(ジェットポンプ作用)。言い換えると、噴流外縁部では噴流内外の流体要素間で運動量の受け渡しが行われ、外部流体は内部流体から運動量を受け取って加速されて噴流内部に取り込まれ、内部流体は外部流体に運動量を渡して減速する。つまり、流路断面における水の流速分布は水が直管部243を流れている間に次第に均一化されていく。図5において位置P1乃至位置P5にそれぞれ矢印で示したように、中心軸Jの近傍の領域における水の流速(最高流速)と、スロート24の内壁に近い領域における水の流速(最低流速)との差は、下流側に行く程小さくなっている。その結果、エルボ部244に到達した水の流速分布は、流路断面の全体で略均一化された状態となっている。
以上の説明から理解されるように、仮に、直管部243の長さが十分ではない場合には、直管部243を流れる水は、その流速分布が均一化されないまま(一部の領域に高速の水流が偏在した状態のまま)エルボ部244に到達してしまうこととなる。この場合、エルボ部244に到達した高速の水流がエルボ部244の内周側の内壁から剥離することにより、水流が滞留する淀み渦が形成される。水流に淀み渦が生じると、淀み流域でエネルギーが無駄に消費されるため、水洗大便器1に供給される水の流量が低下してしまう。その結果、水洗大便器1から汚物が排出されなかったり、水洗大便器1のボウル部4が十分に洗浄されなかったりすることがある。
また、直管部243の長さが十分ではない場合には、噴射口222からエルボ部244までの距離が短くなるため、噴射ノズル22から噴射された水の流れ(高速の噴流)がエルボ部244の内面に当たる(水流に干渉する)ことで直管部243下流付近の圧力は高くなり、エルボ部244に近づくにつれて圧力が急激に上昇する(圧力勾配が急になる)ことになる。これにより、直管部243内部では逆流が生じ、ひいては直管部243で水流が滞留する淀み渦が形成される。直管部243に淀み渦が生じると、淀み流域でエネルギーが無駄に消費されるとともに、噴流内部に外部流体を引き込むジェットポンプ作用が抑制されて、水洗大便器1に供給される水の流量が更に低下してしまうこととなる。
そこで、本実施形態では、上記のように直管部243の長さを十分に確保することによって、スロート24内の水流において淀み渦の形成や、スロート24の内面の干渉を抑制しており、水洗大便器1に供給される水の流量が低下してしまうことを抑制している。
このように、ジェットポンプ作用を効率よく生じさせ、大流量の水を洗浄水供給装置10から水洗大便器1に供給するためには、直管部243の長さを十分に(淀み渦やスロート24の内面の干渉が十分に抑制される程度に)確保する必要がある。しかしながら、直管部243を長く形成すると、それに伴ってスロート24が大型化してしまい、これを内部に収納するタンク11も大型化してしまうことが考えられる。
そこで、本実施形態では、スロート24の直管部243を十分に長く形成した上で、タンク11内におけるスロート24の配置を工夫することによってタンク11の大型化を抑制している。具体的には、スロート入口241(直管部243の上流側端部)が隅部CN1の近傍に配置されており、直管部243の中心軸が、上面視においてタンクの前後方向に対し傾斜した状態となっている。
上面視において直管部243の中心軸がタンク11の前後方向又は左右方向に沿っているような場合と比較すると、本実施形態ではタンク11内の空間を有効に利用しながら直管部243を配置している。その結果、タンク11をコンパクトに構成しながらも、直管部243の長さを十分に確保している。
また、噴射ノズル22は、隅部CN1とスロート入口241との間に配置されている。このような噴射ノズル22の配置も、タンク11をコンパクトに構成することに寄与しており、直管部243の長さを確保することにも寄与している。
既に述べたように、噴射ノズル22の噴射口222から噴射された水により、噴射口222の周囲全体からタンク11内の水が吸引される。このとき、スロート入口241が隅部CN1の近傍に配置されていることにより、タンク11内からスロート入口241に向かって流れる水は、底壁110、後方側壁114、及び右方側壁112に沿って図3の矢印W5のように流れる。したがって、タンク11内から水洗大便器1への水の供給が開始され、タンク11内に貯留されている水がスロート入口241に向かって流れる際に変動や偏り(例えば、タンク11内における水面の波立ち、など)が生じた場合であっても、スロート入口241の近傍では壁(底壁110、後方側壁114、右方側壁112)に沿って水の流れが整えられる。その結果、タンク11内からスロート24に流入する水の流量が不安定になることはなく、安定的にジェットポンプ作用(流量の増幅作用)を発揮させることが可能となっている。
このように、本実施形態では、スロート入口241を隅部CN1の近傍へ配置することで、噴射ノズル22から噴射される水によってスロート24内に吸引される水の流れを整え、ジェットポンプ作用の効率を高めている。
また、スロート入口241が隅部CN1の近傍に配置されていることにより、図2に示すように、タンク11内のうち隅部CN2の近傍には、比較的大きな空間が形成されている。この隅部CN2の近傍に、噴射水供給配管21の開閉を行うフラッシュバルブ12を配置することでタンク11の内部のスペースを更に効率的に使用し、タンク11をコンパクトに構成している。ここで、底壁110と、前方側壁113と、右方側壁112とによって区画された隅部CN3の上方側にも比較的大きな空間が形成されているため、当該空間にフラッシュバルブ12を配置してもよい。
続いて、図6及び図7を参照しながら、本発明の第二実施形態である水洗大便器装置WTaについて説明する。図6は、水洗大便器装置WTaの概略側断面図である。図7は、図6におけるC−C方向からの矢視図である。以下では、水洗大便器装置WTaのうち水洗大便器装置WTと異なる点についてのみ説明し、既に説明した水洗大便器装置WTと共通する点については説明を適宜省略する。
水洗大便器装置WTaの水洗大便器1aは、内部に形成された導水路6aの形状において水洗大便器1と異なっている。導水路6aは、その一端が水洗大便器1aの上面101aに開口しており、当該開口がタンク11aから供給される水の入口61aとなっている。入口61aが形成されている位置は、水洗大便器1aの上面101aのうち後方側の部分であり、且つ左右方向における中央の部分である。
導水路6aは、その下流側において二つの流路(第一導水路62a、第二導水路64a)に分岐している。一方の流路である第一導水路62aは、その下流側の端部がリム部16aの内周面161aのうち右側の部分において開口しており、当該開口が水の出口(吐水部63a)となっている。タンク11aから入口61aに水が供給されると、その一部は第一導水路62aの内部を通り、吐水部63aから噴出してリム部16aに供給される。
他方の流路である第二導水路64aは、その下流側の端部がリム部16aの内周面161aのうち左側且つ後方寄りの部分において開口しており、当該開口が水の出口(吐水部65a)となっている。タンク11aから入口61aに水が供給されると、その一部は第二導水路64aの内部を通り、吐水部65aから噴出してリム部16aに供給される。
吐水部63aから水が噴出する方向は、略円形の流路として形成された内周面161aの円周に沿う方向であり、且つ上面視において反時計回りの方向となっている。吐水部65aから水が噴出する方向も、略円形の流路として形成された内周面161aの円周に沿う方向であり、且つ上面視において反時計回りの方向となっている。図7において矢印で示したように、吐水部63a及び吐水部65a噴出した水は、いずれも内周面161aに沿って反時計回りに旋回して流れながら、内周面161aの全体から汚物受け面14aに向けて流下する。
本実施形態では、タンク11aは、水洗大便器1aの上面101aのうち後方側の部分に設置されている。また、タンク11aに貯留された水の出口であるタンク供給口THLaは、前方側壁113aを前後方向に貫くのではなく、底壁110aを上下方向に貫くように形成されている。図7に示したように、タンク供給口THLaと入口61aとは上面視で互いに重なっており、両者が給水ソケット26aを介して接続されている。また、タンク供給口THLaは、底壁110aのうち左右方向において略中央となる位置、且つ、底壁110aのうち後方側(後方側壁114aの近傍)となる位置に形成されている。
スロート24aは、スロート入口241aからエルボ部244aまでの部分の形状においてはスロート24と略同一であるが、エルボ部244aから下流側の部分の形状においてはスロート24と異なっている。スロート24aのうちエルボ部244aよりも下流側には、鉛直方向に沿った円管である下降部245aが形成されている。このため、図6に示したように、スロート24aは側面視において逆U字形状となっている。下降部245aのうち下方側の部分は、タンク供給口THLa及び入口61aに接続されている。下降部245aの下端に形成された開口が、スロート出口248aとなっている。
スロート入口241aは、タンク11a内のうち、底壁110aと、前方側壁113aと、右方側壁112aとによって区画された隅部CN3aの近傍に配置されている。また、噴射ノズル22aも隅部CN3aの近傍に配置されており、噴射ノズル22と同様に、スロート入口241aの下方に配置されている。
尚、噴射ノズル22aとスロート入口241aとの相対的な位置関係や、直管部243aに対する噴射ノズル22aからの水の噴射方向等は、水洗大便器装置WTの場合と同様であるため具体的な説明を省略する。
以上のようにスロート24aを形成し配置したことにより、図7のように上面視した場合において、直管部243aは、その中心軸がタンク11aの前後方向に対して傾斜した状態(タンク11aの左右方向に対して傾斜した状態ともいえる)で配置されている。つまり、直管部243aは、隅部CN3aの近傍に配置されたスロート入口241aから、後方側壁114a側及び左方側壁111a側に向かう方向に延びている。
水洗大便器装置WTの場合と同様に、本実施形態においてもタンク11a内の空間を有効に利用しながら直管部243aを配置している。その結果、タンク11aをコンパクトに構成しながらも、直管部243aの長さを十分に確保している。
また、本実施形態においては、スロート入口241aは前方側壁113aの近傍に配置され、スロート出口248a(タンク供給口THLa)は後方側壁114aの近傍に配置されている。タンク11a内においてスロート24aがこのように配置されているため、底壁110aに接続されたスロート出口248aの位置よりも、スロート入口241aの位置が後方側となることはない。換言すれば、タンク11a内にスロート入口241aを配置することを目的として、タンク11aの形状を後方側に向かって延ばす必要がない。その結果、前後方向における水洗大便器装置WTa全体の寸法が大きくなってしまうことが抑制されており、水洗大便器装置WTaの設置の自由度が高くなっている。
本実施形態においては、底壁110aにおいてタンク供給口THLaが形成されている位置、すなわち、スロート出口248aの位置は、底壁110aのうち後方側(後方側壁114aの近傍)となる位置である。このため、タンク11a内の空間を有効に利用して直管部243aの長さを十分に確保するためには、図7に示したように、スロート入口241aを前方側壁113aの近傍となる位置に配置することが望ましい。すなわち、スロート入口241aは、前方側壁113a及び後方側壁114aのうちスロート出口248aから遠い方、の近傍となる位置に配置することが望ましい。
仮に、スロート出口248aの位置(タンク供給口THLaの位置)がタンク11aの前後方向において中央となる位置である場合には、スロート入口241aは、前方側壁113a寄りの位置又は後方側壁114a寄りの位置のいずれに配置されていてもよい。いずれに配置されても、タンク11a内の空間を有効に利用して直管部243aの長さを十分に確保することができる。
同様の理由により、スロート入口241aは、左方側壁111a及び右方側壁112aのうちスロート出口248aから遠い方、の近傍となる位置に配置することが望ましい。尚、本実施形態のように、スロート出口248aの位置(タンク供給口THLaの位置)がタンク11aの左右方向において中央となる位置である場合には、スロート入口241aは、左方側壁111aの近傍となる位置、又は右方側壁112aの近傍となる位置のいずれに配置されていてもよい。いずれに配置されても、タンク11a内の空間を有効に利用して直管部243aの長さを十分に確保することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
WT,WTa:水洗大便器装置
1,1a:水洗大便器
101a:上面
161,161a:内周面
2:スカート部
4:ボウル部
6,6a:導水路
61a:入口
62a:第一導水路
63a:吐水部
64a:第二導水路
65a:吐水部
8:排水トラップ部
10:洗浄水供給装置
11,11a:タンク
110,110a:底壁
111,111a:左方側壁
112,112a:右方側壁
112,112a:右方側壁
113,113a:前方側壁
114,114a:後方側壁
115,115a:蓋
THL,THLa:タンク供給口
CN1,CN2,CN3,CN3a:隅部
12,12a:フラッシュバルブ
13:上流給水管
14,14a:汚物受け面
15,15a:バキュームブレーカ
16,16a:リム部
18:棚部
19:溜水部
20:吐水部
21,21a:噴射水供給配管
22,22a:噴射ノズル
221:導入口
222:噴射口
223:導入路
224:外側面
225:突設部
23:固定プレート
231:固定穴
24,24a:スロート
241,241a:スロート入口
242:入口フランジ
243,243a:直管部
244,244a:エルボ部
245a:下降部
246:出口フランジ
247:接続部
248,248a:スロート出口
25:支柱
26,26a:給水ソケット
34:入口
36:上昇路
361:上端部
38:拡大部
40:下降路

Claims (4)

  1. 使用者が排泄した汚物を受け、その汚物を水によって排出する水洗大便器装置において、
    汚物を受けるボウル部を有し、該ボウル部に水を導くための導水路が内部に形成された大便器と、
    前記導水路に水を供給するための洗浄水供給装置と、を備え、
    前記洗浄水供給装置は、
    内部に水を貯留し、その水を前記導水路に供給するための供給口が形成されたタンクと、
    前記タンクの内部のうち下方側に配置され、水を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルに水を供給するための噴射水供給配管と、
    前記タンクの内部に配置され、一端側が前記供給口に接続された管であるスロートと、を有しており、
    前記スロートは、
    前記噴射ノズルから噴射された水及び該噴射された水によって吸引される前記タンク内の水を内部に流入させる入口部と、
    前記入口部から、前記噴射ノズルの噴射方向に沿って直線状に延びるように形成された直管部と、
    前記直管部よりも下流側の部分であって、屈曲するように形成された屈曲部と、
    前記供給口に接続された部分であって、前記直管部及び前記屈曲部を通過した水を前記供給口に流出させる出口部と、を有するものであり、
    前記直管部は、上面視において、その中心軸が前記タンクの前後方向に対して傾斜した状態となるように配置されており、
    前記直管部の左右方向寸法が、前記直管部の前後方向寸法よりも大きいことを特徴とする水洗大便器装置。
  2. 前記タンクは、
    前記タンクの底面を形成する底壁と、
    前記底壁から上方に延び、前記タンクの左側の側面を形成する第一側壁と、
    前記底壁から上方に延び、前記タンクの右側の側面を形成する第二側壁と、を有しており、
    前記第一側壁及び前記第二側壁のうち前記出口部から遠い方、の近傍となる位置に、前記入口部が配置されていることを特徴とする、請求項1記載の水洗大便器装置。
  3. 前記タンクは、
    前記底壁から上方に延び、前記タンクの前側の側面を形成する第三側壁と、
    前記底壁から上方に延び、前記タンクの後側の側面を形成する第四側壁と、を更に有しており、
    前記第三側壁及び前記第四側壁のうち前記出口部から遠い方、の近傍となる位置に、前記入口部が配置されていることを特徴とする、請求項2記載の水洗大便器装置。
  4. 前記供給口は前記底壁を貫くように形成され、前記タンクは前記大便器の上面のうち後方側の部分に設置されており、
    前記入口部は前記第三側壁の近傍に配置され、
    前記出口部は前記第四側壁の近傍に配置されていることを特徴とする、請求項3記載の水洗大便器装置。
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