JP6341117B2 - ガイド装置、マンコンベア及びマンコンベアの改修方法 - Google Patents

ガイド装置、マンコンベア及びマンコンベアの改修方法 Download PDF

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Description

この発明は、マンコンベアで使用される移動手摺のガイド装置と、マンコンベア及びマンコンベアの改修方法とに関する。
特許文献1に、移動手摺のガイド装置が記載されている。特許文献1に記載されたガイド装置はガイド片を備える。ガイド片は、移動手摺の内側の表面に接触する。ガイド片は、プラスチック等の樹脂製の部材からなる。
特開2008−214025号公報
特許文献1に記載されたガイド装置では、樹脂製のガイド片が移動手摺に接触する。このため、ガイド片から磨耗粉が発生し、清掃を頻繁に行わなければならなかった。また、ガイド片を頻繁に交換しなければならなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、マンコンベアの保守作業を容易に行うことができるガイド装置を提供することである。この発明の他の目的は、そのようなガイド装置を備えたマンコンベアを提供することである。また、この発明の他の目的は、保守作業を容易に行うことができるように既設のマンコンベアを改修する方法を提供することである。
この発明に係るガイド装置は、横断面がC字状を呈する移動手摺の移動を案内するガイド装置である。ガイド装置は、移動手摺の一方の湾曲部の内側に形成された空間に樹脂製の一方の縁部が配置され、移動手摺の他方の湾曲部の内側に形成された空間に樹脂製の他方の縁部が配置されるガイド部材と、ガイド部材に設けられ、ガイド部材の一方の縁部の表面を覆い、移動手摺の一方の湾曲部の内側の表面に対向する金属製の第1被覆板と、ガイド部材に設けられ、ガイド部材の他方の縁部の表面を覆い、移動手摺の他方の湾曲部の内側の表面に対向する金属製の第2被覆板と、を備える。
この発明に係るマンコンベアは、横断面がC字状を呈する移動手摺と、上記ガイド装置と、を備える。移動手摺は、横断面がC字状を呈する本体樹脂部と、本体樹脂部の内側の表面に設けられ、少なくともその一部にフッ素樹脂繊維を用いて織られた帆布と、を備える。第1被覆板及び第2被覆板は、帆布のうちフッ素樹脂繊維を用いて織られた部分に対向する。
この発明に係るマンコンベアの改修方法は、移動手摺の移動を案内するガイド部材の樹脂製の一方の縁部に、一方の縁部の表面を覆うように金属製の第1被覆板を取り付ける工程と、第1被覆板の表面を加熱しながら加圧することにより、第1被覆板に第1貫通孔を形成するとともにガイド部材の一方の縁部に第1凹部を形成し、第1被覆板のうち第1貫通孔の周りの部分を第1凹部内に配置する工程と、ガイド部材の樹脂製の他方の縁部に、他方の縁部の表面を覆うように金属製の第2被覆板を取り付ける工程と、第2被覆板の表面を加熱しながら加圧することにより、第2被覆板に第2貫通孔を形成するとともにガイド部材の他方の縁部に第2凹部を形成し、第2被覆板のうち第2貫通孔の周りの部分を第2凹部内に配置する工程と、を備える。
この発明に係るマンコンベアの改修方法は、第1貫通孔が形成された金属製の第1被覆板を用意する工程と、移動手摺の移動を案内するガイド部材の樹脂製の一方の縁部に、一方の縁部の表面を覆うように第1被覆板を取り付ける工程と、第1被覆板の第1貫通孔が形成された部分の表面を加熱しながら加圧することにより、ガイド部材の一方の縁部に第1凹部を形成し、第1被覆板のうち第1貫通孔の周りの部分を第1凹部内に配置する工程と、第2貫通孔が形成された金属製の第2被覆板を用意する工程と、ガイド部材の樹脂製の他方の縁部に、他方の縁部の表面を覆うように第2被覆板を取り付ける工程と、第2被覆板の第2貫通孔が形成された部分の表面を加熱しながら加圧することにより、ガイド部材の他方の縁部に第2凹部を形成し、第2被覆板のうち第2貫通孔の周りの部分を第2凹部内に配置する工程と、を備える。
この発明によれば、マンコンベアの保守作業を容易に行うことができるようになる。
マンコンベアの全体構成を示す断面図である。 図1のA−A断面を示す図である。 図1のB−B断面を示す図である。 被覆板の取り付け方の例を示す図である。 被覆板の取り付け方の例を示す図である。 被覆板をレールクリップに固定する他の例を示す断面図である。 図6に示す被覆板の側面図である。 図6に示す被覆板の平面図である。 図6に示すレールクリップの断面図である。 被覆板をガイド部材に固定する他の例を示す断面図である。 図10に示す例の平面図である。 ガイド部材に被覆板を取り付ける方法の一例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、マンコンベアの全体構成を示す断面図である。図1は、マンコンベアの一例として、上下階床間の移動の際に利用されるエスカレータを示す。動く歩道といったマンコンベアの他の例については、具体的な説明を省略する。図2は図1のA−A断面を示す図である。図3は図1のB−B断面を示す図である。
エスカレータのトラス1は、建物の上下階床間に掛け渡される。トラス1は、エスカレータの自重及び積載荷重を支持する。エスカレータの乗客は、上下階床間を移動する際にステップ2に乗る。ステップ2は、ステップチェーン3に連結される。ステップチェーン3は、無端状に形成される。多数のステップ2がステップチェーン3に連結されることにより、上部の乗降口4から下部の乗降口5に渡ってステップ2が隙間無く配置される。
乗降口4の下方に、機械室6が設けられる。機械室6は、トラス1の端部に形成された空間である。機械室6に、例えば電動機7、減速機8及び制御装置9が備えられる。また、機械室6に設けられた軸にスプロケット10及び11が設けられる。
電動機7は、ステップ2及び移動手摺12を駆動するための駆動力を発生させる。減速機8は、電動機7の出力を減速し、チェーンを介してスプロケット10及び11が設けられた軸を回転させる。制御装置9は、エスカレータの運転を制御する。電動機7の制御は、制御装置9によって行われる。ステップチェーン3は、ステップ駆動用のスプロケット10に巻き掛けられる。スプロケット10が軸とともに回転することにより、ステップ2が乗降口4及び乗降口5間を循環移動する。
移動手摺12は、ステップ2に乗降する乗客及びステップ2に乗っている乗客が掴むものである。移動手摺12は無端状を呈する。ステップ2の両側に、欄干13が設けられる。欄干13は、例えばガラスパネルからなる。欄干13の縁部に、ガイド装置14が設けられる。ガイド装置14は、移動手摺12の移動(走行)を案内するための装置である。図2及び図3は、それぞれガイド装置14の一例を示す。図3に示すガイド装置14は、移動手摺12のうち直線状に配置された部分の移動を案内する。図2に示すガイド装置14は、移動手摺12のうち直線状に配置されていない部分の移動を案内する。ガイド装置14の詳細については後述する。
移動手摺12は、手摺駆動装置15によって駆動される。摩擦駆動方式を採用する手摺駆動装置15は、例えば駆動ローラ及び加圧ローラを備える。移動手摺12は、駆動ローラ及び加圧ローラによって上下(表裏)から挟み込まれる。手摺駆動装置15は、移動手摺12を挟み込んだ状態で駆動ローラを回転させることにより、移動手摺12との摩擦力を利用して移動手摺12を駆動する。手摺駆動装置15によって駆動された移動手摺12は、ステップ2と同期するように移動する。
手摺チェーン16は、手摺駆動用のスプロケット11と手摺駆動装置15に備えられたスプロケット17とに巻き掛けられる。手摺チェーン16により、スプロケット11の回転力が手摺駆動装置15に伝達される。即ち、スプロケット11が軸とともに回転することにより、移動手摺12が乗降口4及び乗降口5間を循環移動する。
移動手摺12は、横断面が略C字状を呈する。横断面とは、移動手摺12の長手方向に直交する方向の断面である。移動手摺12は、例えば本体樹脂部18、抗張体19及び帆布20を備える。
本体樹脂部18は、移動手摺12の要部を構成する。本体樹脂部18は、例えばゴム或いはポリウレタン等の樹脂部材からなる。本体樹脂部18は、全体として無端状に形成される。本体樹脂部18は、横断面が略C字状を呈する。図2及び図3は、本体樹脂部18が一種類の樹脂によって構成される例を示す。移動手摺12に付与する機能に合わせて、本体樹脂部18を複数の樹脂層で構成しても良い。
抗張体19は、移動手摺12に一定の引張強度を付与するためのものである。抗張体19は、例えば鋼製のワイヤが縒り合わされたものからなる。スチールテープ等によって抗張体19を構成しても良い。抗張体19は、本体樹脂部18の内部に設けられる。抗張体19は、本体樹脂部18の長手に沿って本体樹脂部18の全長に渡って配置される。
帆布20は、移動手摺12の走行抵抗を低減させるためのものである。帆布20は、本体樹脂部18の内側の表面に設けられる。帆布20は、本体樹脂部18の長手に沿って本体樹脂部18の全長に渡って配置される。図2及び図3は、帆布20が基布21と摺動布22とからなる二層構造を有する例を示す。基布21は、例えば縦糸及び横糸にポリエステル繊維を用いて織られた織物である。基布21は、本体樹脂部18の内側の表面の全体を覆うように本体樹脂部18に設けられる。摺動布22は、基布21に用いられている繊維より摩擦特性が低く且つ磨耗し易い繊維を一部に用いて織られた織物である。摺動布22を構成する繊維として、例えばフッ素樹脂繊維(PTFE材)が好適である。例えば、摺動布22の縦糸としてフッ素樹脂繊維が、横糸としてポリエステル繊維が用いられる。なお、帆布20の構成は図2及び図3に示す例に限定されない。
ガイド装置14は、例えばガイド部材23、支持部材24、被覆板25及び被覆板26を備える。
ガイド部材23は、ガイド装置14が移動手摺12を案内するための要部を構成する。図2及び図3に示すように、移動手摺12には湾曲部12a及び12bが形成される。移動手摺12を横断面で見ると、移動手摺12には両側にU字状に湾曲する部分がある。このU字状に湾曲する部分の一方が湾曲部12aであり、他方が湾曲部12bである。湾曲部12a及び湾曲部12bは、移動手摺12の長手に沿って配置される。
ガイド部材23は、両側の縁部が樹脂製である。ガイド部材23の一方の縁部は、湾曲部12aの内側に形成された空間に配置される。ガイド部材23の他方の縁部は、湾曲部12bの内側に形成された空間に配置される。支持部材24は、ガイド部材23を支持する。ガイド部材23は、支持部材24を介して欄干13に固定される。
例えば、図2に示すガイド部材23は、レール部材27、レールクリップ28a及び28bを備える。レール部材27は、例えば、金属製の板状の部材がコ字状に折り曲げられた後、その縁部が更に外側に折り曲げられることによって形成される。レールクリップ28a及び28bは、樹脂製の部材からなる。レールクリップ28aは、レール部材27の一方の縁部に設けられる。図2に示すガイド装置14では、レールクリップ28aの一部がガイド部材23の一方の縁部を形成する。湾曲部12aは、レールクリップ28aを図2の左側から覆うように、レールクリップ28aの上方、側方及び下方に配置される。レールクリップ28bは、レール部材27の他方の縁部に設けられる。レールクリップ28bの一部は、ガイド部材23の他方の縁部を形成する。湾曲部12bは、レールクリップ28bを図2の右側から覆うように、レールクリップ28bの上方、側方及び下方に配置される。
図3に示すガイド装置14は、ガイド部材23及び支持部材24が樹脂製の部材によって一体的に形成される例を示す。
被覆板25は、例えば金属製の薄い板状の部材からなる。被覆板25は、ガイド部材23に設けられる。被覆板25は、ガイド部材23の一方の縁部の表面を覆う。被覆板25は、湾曲部12aの内側の表面に対向する。具体的に、被覆板25は、フッ素樹脂繊維等の繊維が織り込まれた摺動布22に対向する。
図4及び図5は、被覆板25の取り付け方の例を示す図である。被覆板25は、例えば金属製の板状の部材がU字状に折り曲げられることによって形成される。図4は、被覆板25がレールクリップ28aに設けられる例を示す。被覆板25は、レールクリップ28aを上下から挟み込むことによってレールクリップ28aに固定される。また、図5は、被覆板25が図3に示すガイド部材23の一方の縁部に設けられる例を示す。被覆板25は、ガイド部材23の一方の縁部を上下から挟み込むことによってガイド部材23に固定される。
被覆板26は、被覆板25と同様の構成及び機能を有する。被覆板26は、例えば金属製の薄い板状の部材からなる。被覆板26は、ガイド部材23に設けられる。被覆板26は、ガイド部材23の他方の縁部の表面を覆う。被覆板26は、湾曲部12bの内側の表面に対向する。具体的に、被覆板26は、フッ素樹脂繊維等の繊維が織り込まれた摺動布22に対向する。
被覆板26は、例えば金属製の板状の部材がU字状に折り曲げられることによって形成される。図2に示すガイド装置14では、被覆板26は、レールクリップ28bを上下から挟み込むことによってレールクリップ28bに固定される。図3に示すガイド装置14では、被覆板26は、ガイド部材23の他方の縁部を上下から挟み込むことによってガイド部材23に固定される。
エスカレータが屋内に設置される場合、被覆板25及び26をアルミニウム材で形成することが好適である。エスカレータが屋外に設置される場合、被覆板25及び26をステンレス材で形成することが好適である。被覆板25及び26を他の種類の金属材料で形成しても良い。
上記構成を有するエスカレータでは、移動手摺12の走行が開始されると、摺動布22がガイド装置14に接触し、摺動布22を構成する繊維(例えば、フッ素樹脂繊維)が徐々に磨耗する。この繊維の磨耗粉(材料成分)は、被覆板25の表面及び被覆板26の表面に付着する。被覆板25の表面及び被覆板26の表面は、摺動布22を構成する繊維の材料成分によって満遍なくコーティングされる。これにより、移動手摺12の走行抵抗を低減させることができる。
上記構成を有するエスカレータでは、移動手摺12の走行抵抗を低減させるために、特許文献1に記載された装置のように樹脂製のガイド片を移動手摺12に接触させる必要がない。金属製の被覆板25及び26を用いたガイド装置14であれば、発生する磨耗粉を低減できる。このため、清掃或いは部品の交換を頻繁に行う必要がなく、保守作業を容易に行うことが可能となる。
上記構成のガイド装置14であれば、ガイド部材23の樹脂製の縁部に被覆板25及び26を被せることによって上記効果を実現できる。既設のマンコンベアへの適用が容易であり、改修に必要なコストを抑えることができる。
以下に、ガイド装置14が採用可能な他の構成例について説明する。
図6は被覆板25をレールクリップ28aに固定する他の例を示す断面図である。図7は図6に示す被覆板25の側面図である。図8は図6に示す被覆板25の平面図である。図9は図6に示すレールクリップ28aの断面図である。
図6から図8に示す例では、被覆板25に、貫通孔29a及び29bが形成される。貫通孔29aは、被覆板25のうちレールクリップ28aの上方に配置される部分に形成される。被覆板25のうち貫通孔29aの周りの部分(周縁部30a)は、レールクリップ28aが配置される側に突出する。貫通孔29bは、被覆板25のうちレールクリップ28aの下方に配置される部分に形成される。被覆板25のうち貫通孔29bの周りの部分(周縁部30b)は、レールクリップ28aが配置される側に突出する。例えば、板状の部材にバーリング加工を施すことにより、貫通孔29a及び周縁部30aと貫通孔29b及び周縁部30bとを形成する。その後、プレスによって曲げ加工を施すことにより、図7及び図8に示す形状の被覆板25を製作する。被覆板25に、貫通孔29a及び周縁部30aのみ或いは貫通孔29b及び周縁部30bのみを形成しても良い。
被覆板26は、被覆板25と同様の構成を有する。例えば、被覆板26に、貫通孔29aに相当する貫通孔(第2貫通孔)と貫通孔29bに相当する貫通孔(第2貫通孔)が形成される。被覆板26のうち貫通孔の周りの部分(周縁部)は、レールクリップ28bが配置される側に突出する。上記貫通孔及び周縁部は、例えば、板状の部材にバーリング加工が施されることによって形成される。
レールクリップ28aには、貫通孔29aに対向する位置に凹部31aが形成される。また、貫通孔29bに対向する位置に凹部31bが形成される。被覆板25がレールクリップ28aに被せられると、周縁部30aは凹部31a内に配置される。また、周縁部30bは凹部31b内に配置される。これにより、被覆板25がレールクリップ28aに対してずれてしまうことを防止する。
レールクリップ28bは、レールクリップ28aと同様の構成を有する。例えば、レールクリップ28bは、被覆板26の貫通孔に対向する位置に凹部(第2凹部)が形成される。被覆板26がレールクリップ28bに被せられると、被覆板26のうち貫通孔の周りの部分(周縁部)は、レールクリップ28bの凹部内に配置される。これにより、被覆板26がレールクリップ28bに対してずれてしまうことを防止する。
図6から図9に示す構成と同様の構成を図3に示すガイド装置14に適用しても良い。
図10は被覆板25及び26をガイド部材23に固定する他の例を示す断面図である。図11は図10に示す例の平面図である。
図10及び図11に示す例では、被覆板25に、貫通孔29a及び29bが形成される。貫通孔29aは、被覆板25のうちガイド部材23の上方に配置される部分に形成される。被覆板25のうち貫通孔29aの周りの部分(周縁部30a)は、ガイド部材23が配置される側に突出する。貫通孔29bは、被覆板25のうちガイド部材23の下方に配置される部分に形成される。被覆板25のうち貫通孔29bの周りの部分(周縁部30b)は、ガイド部材23が配置される側に突出する。被覆板25に、貫通孔29a及び周縁部30aのみ或いは貫通孔29b及び周縁部30bのみを形成しても良い。
被覆板26は、被覆板25と同様の構成を有する。例えば、被覆板26に貫通孔32a及び32bが形成される。被覆板26のうち貫通孔32aの周りの部分(周縁部33a)は、ガイド部材23が配置される側に突出する。被覆板26のうち貫通孔32bの周りの部分(周縁部33b)は、ガイド部材23が配置される側に突出する。
ガイド部材23は、一方の縁部に凹部34a及び34bが形成される。凹部34aは、貫通孔29aに対向する位置に形成される。凹部34bは、貫通孔29bに対向する位置に形成される。被覆板25がガイド部材23の一方の縁部に被せられると、周縁部30aは凹部34a内に配置される。また、周縁部30bは凹部34b内に配置される。これにより、被覆板25がガイド部材23に対してずれてしまうことを防止する。
また、ガイド部材23は、他方の縁部に凹部35a及び35bが形成される。凹部35aは、貫通孔32aに対向する位置に形成される。凹部35bは、貫通孔32bに対向する位置に形成される。被覆板26がガイド部材23の他方の縁部に被せられると、周縁部33aは凹部35a内に配置される。また、周縁部33bは凹部35b内に配置される。これにより、被覆板26がガイド部材23に対してずれてしまうことを防止する。
次に、既設のエスカレータを改修する方法について説明する。
既設のエスカレータのガイド装置は、被覆板25及び26を備えていない。被覆板25及び26として図4或いは図5に示す構成のものを採用する場合は、ガイド部材の一方の縁部に被覆板25を嵌め込み、ガイド部材の他方の縁部に被覆板26を嵌め込めば良い。また、必要に応じて既設の移動手摺を図2及び図3に示す構成の移動手摺12に交換する。
被覆板25及び26として図7或いは図10に示す構成のものを採用する場合は、以下に示す3つの方法が好適である。
・改修方法a(ガイド部材を交換する方法)
先ず、既設のエスカレータに備えられたガイド装置のガイド部材を取り外す。次に、被覆板25及び26が予め取り付けられているガイド部材23を欄干13に対して固定する。又は、予め凹部が形成された新規のガイド部材23を欄干13に対して固定した後、ガイド部材23の各縁部に被覆板25及び26を取り付ける。この時、被覆板25及び26に予め形成された周縁部をガイド部材23の凹部内に配置する。また、必要に応じて既設の移動手摺を図2及び図3に示す構成の移動手摺12に交換する。
・改修方法b(ガイド部材を交換しない方法1)
前提として、既設のガイド部材は、双方の縁部が樹脂製である。また、既設のガイド部材に凹部は形成されていない。
先ず、金属製の被覆板を用意する。この被覆板は、図4或いは図5に示す構成と同様の構成を有する。即ち、用意した被覆板に、貫通孔及び周縁部は形成されていない。この被覆板を、ガイド部材の一方の縁部にその表面を覆うように取り付ける。次に、ガイド部材の一方の縁部に取り付けられた被覆板を加熱しながら加圧する。図12は、ガイド部材に被覆板を取り付ける方法の一例を示す図である。
例えば、図12に示すように専用の取付工具36を用いて、被覆板を局所的に加熱しながら加圧する。取付工具36は、例えば、ヒータ付ダイチップ37を備える。ヒータ付ダイチップ37によって被覆板を局所的に加熱及び加圧することにより、ガイド部材の一方の縁部に取り付けられた被覆板に貫通孔を形成する。また、貫通孔の周りに、ガイド部材側に突出する周縁部を形成する。被覆板に貫通孔及び周縁部を形成することにより、ガイド部材の一方の縁部に凹部が形成される。被覆板に形成された周縁部は凹部内に配置される。
ガイド部材の他方の縁部に対しても上記と同様の作業を行う。即ち、用意した被覆板を、ガイド部材の他方の縁部にその表面を覆うように取り付ける。次に、ガイド部材の他方の縁部に取り付けられた被覆板を加熱しながら加圧する。これにより、ガイド部材の他方の縁部に取り付けられた被覆板に貫通孔を形成する。また、貫通孔の周りに、ガイド部材側に突出する周縁部を形成する。被覆板に貫通孔及び周縁部を形成することにより、ガイド部材の他方の縁部に凹部が形成される。被覆板に形成された周縁部は凹部内に配置される。
・改修方法c(ガイド部材を交換しない方法2)
前提として、既設のガイド部材は、双方の縁部が樹脂製である。また、既設のガイド部材に凹部は形成されていない。
改修方法cは、最初に用意する金属製の被覆板の構成が改修方法bと異なる。作業員が行う作業自体は、改修方法bで作業員が行う作業と同様である。
先ず、金属製の被覆板を用意する。この被覆板は、図4或いは図5に示す構成の被覆板に貫通孔が形成されたものに相当する。用意した被覆板に、周縁部は形成されていない。この被覆板を、ガイド部材の一方の縁部にその表面を覆うように取り付ける。次に、ガイド部材の一方の縁部に取り付けられた被覆板を局所的に加熱しながら加圧する。この時、加熱及び加圧する部分は、被覆板の貫通孔が形成された部分である。この作業は、例えば図12に示す取付工具36を用いて行う。ヒータ付ダイチップ37を被覆板の貫通孔の位置に合わせて加熱及び加圧を行えば良い。
これにより、ガイド部材の一方の縁部に取り付けられた被覆板の貫通孔の周りに、ガイド部材側に突出する周縁部を形成する。被覆板に周縁部を形成することにより、ガイド部材の一方の縁部に凹部が形成される。被覆板に形成された周縁部は凹部内に配置される。
ガイド部材の他方の縁部に対しても上記と同様の作業を行う。即ち、用意した被覆板を、ガイド部材の他方の縁部にその表面を覆うように取り付ける。次に、ガイド部材の他方の縁部に取り付けられた被覆板を局所的に加熱しながら加圧する。加熱及び加圧する部分は、被覆板の貫通孔が形成された部分である。これにより、ガイド部材の他方の縁部に取り付けられた被覆板の貫通孔の周りに、ガイド部材側に突出する周縁部を形成する。被覆板に周縁部を形成することにより、ガイド部材の他方の縁部に凹部が形成される。被覆板に形成された周縁部は凹部内に配置される。
1 トラス、 2 ステップ、 3 ステップチェーン、 4 乗降口、 5 乗降口、 6 機械室、 7 電動機、 8 減速機、 9 制御装置、 10 スプロケット、 11 スプロケット、 12 移動手摺、 12a 湾曲部、 12b 湾曲部、 13 欄干、 14 ガイド装置、 15 手摺駆動装置、 16 手摺チェーン、 17 スプロケット、 18 本体樹脂部、 19 抗張体、 20 帆布、 21 基布、 22 摺動布、 23 ガイド部材、 24 支持部材、 25 被覆板(第1被覆板)、 26 被覆板(第2被覆板)、 27 レール部材、 28a レールクリップ、 28b レールクリップ、 29a 貫通孔(第1貫通孔)、 29b 貫通孔(第1貫通孔)、 30a 周縁部、 30b 周縁部、 31a 凹部(第1凹部)、 31b 凹部(第1凹部)、 32a 貫通孔(第2貫通孔)、 32b 貫通孔(第2貫通孔)、 33a 周縁部、 33b 周縁部、 34a 凹部(第1凹部)、 34b 凹部(第1凹部)、 35a 凹部(第2凹部)、 35b 凹部(第2凹部)、 36 取付工具、 37 ヒータ付ダイチップ

Claims (6)

  1. 横断面がC字状を呈する移動手摺の移動を案内するガイド装置であって、
    前記移動手摺の一方の湾曲部の内側に形成された空間に樹脂製の一方の縁部が配置され、前記移動手摺の他方の湾曲部の内側に形成された空間に樹脂製の他方の縁部が配置されるガイド部材と、
    前記ガイド部材に設けられ、前記ガイド部材の前記一方の縁部の表面を覆い、前記移動手摺の前記一方の湾曲部の内側の表面に対向する金属製の第1被覆板と、
    前記ガイド部材に設けられ、前記ガイド部材の前記他方の縁部の表面を覆い、前記移動手摺の前記他方の湾曲部の内側の表面に対向する金属製の第2被覆板と、
    を備えたガイド装置。
  2. 前記第1被覆板に第1貫通孔が形成され、
    前記ガイド部材の前記一方の縁部に第1凹部が形成され、
    前記第1被覆板のうち前記第1貫通孔の周りの部分が前記第1凹部内に配置され、
    前記第2被覆板に第2貫通孔が形成され、
    前記ガイド部材の前記他方の縁部に第2凹部が形成され、
    前記第2被覆板のうち前記第2貫通孔の周りの部分が前記第2凹部内に配置された
    請求項1に記載のガイド装置。
  3. 前記第1被覆板及び前記第2被覆板は、アルミニウム材又はステンレス材からなる請求項1又は請求項2に記載のガイド装置。
  4. 横断面がC字状を呈する移動手摺と、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の前記ガイド装置と、
    を備え、
    前記移動手摺は、
    横断面がC字状を呈する本体樹脂部と、
    前記本体樹脂部の内側の表面に設けられ、少なくともその一部にフッ素樹脂繊維を用いて織られた帆布と、
    を備え、
    前記第1被覆板及び前記第2被覆板は、前記帆布のうちフッ素樹脂繊維を用いて織られた部分に対向する
    マンコンベア。
  5. 移動手摺の移動を案内するガイド部材の樹脂製の一方の縁部に、前記一方の縁部の表面を覆うように金属製の第1被覆板を取り付ける工程と、
    前記第1被覆板の表面を加熱しながら加圧することにより、前記第1被覆板に第1貫通孔を形成するとともに前記ガイド部材の前記一方の縁部に第1凹部を形成し、前記第1被覆板のうち前記第1貫通孔の周りの部分を前記第1凹部内に配置する工程と、
    前記ガイド部材の樹脂製の他方の縁部に、前記他方の縁部の表面を覆うように金属製の第2被覆板を取り付ける工程と、
    前記第2被覆板の表面を加熱しながら加圧することにより、前記第2被覆板に第2貫通孔を形成するとともに前記ガイド部材の前記他方の縁部に第2凹部を形成し、前記第2被覆板のうち前記第2貫通孔の周りの部分を前記第2凹部内に配置する工程と、
    を備えたマンコンベアの改修方法。
  6. 第1貫通孔が形成された金属製の第1被覆板を用意する工程と、
    移動手摺の移動を案内するガイド部材の樹脂製の一方の縁部に、前記一方の縁部の表面を覆うように前記第1被覆板を取り付ける工程と、
    前記第1被覆板の前記第1貫通孔が形成された部分の表面を加熱しながら加圧することにより、前記ガイド部材の前記一方の縁部に第1凹部を形成し、前記第1被覆板のうち前記第1貫通孔の周りの部分を前記第1凹部内に配置する工程と、
    第2貫通孔が形成された金属製の第2被覆板を用意する工程と、
    前記ガイド部材の樹脂製の他方の縁部に、前記他方の縁部の表面を覆うように前記第2被覆板を取り付ける工程と、
    前記第2被覆板の前記第2貫通孔が形成された部分の表面を加熱しながら加圧することにより、前記ガイド部材の前記他方の縁部に第2凹部を形成し、前記第2被覆板のうち前記第2貫通孔の周りの部分を前記第2凹部内に配置する工程と、
    を備えたマンコンベアの改修方法。
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