JP6339385B2 - 機器取付用チルト金具 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカー等の機器を電柱や支柱等の柱に対し仰俯角を調整して取付けるための機器取付用チルト金具に関する。
例えば、電柱や支柱等の柱に対しアンテナの仰角を調整して取付けるための機器取付用チルト金具として、柱の上部と下部に所定の間隔をあけて下部ブラケット及び上部ブラケットを取付け、下部ブラケットには回動支持機構を設けて、アンテナの下部側を回動可能に支持する一方、上部ブラケットには仰俯角調整機構を設けて、アンテナの仰俯角を調整するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−223106号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の機器取付用チルト金具では、下部ブラケットと上部ブラケットの構造が異なるため、下部ブラケットと上部ブラケットとを用意しなければならず、部品点数が増大するという問題があった。
また、仮に同じ機器取付用チルト金具を下部ブラケットと上部ブラケットとで共用できたとしても、作業性が劣っていては問題である。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、下部ブラケットおよび上部ブラケットとして共用できると共に、共用した上で機器を所望の仰俯角で柱に取り付ける際の作業性を向上させることができる機器取付用チルト金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る機器取付用チルト金具は、
電柱や支柱等の柱に所定間隔を空けた複数個所に取り付けられ、スピーカー等の機器を前記柱に対し仰俯角を調整して取付ける機器取付用チルト金具であって、
柱に取り付けられる柱側金具と、
機器に取り付けられる機器側金具とを有し、
前記柱側金具には、
前記柱に対する前記機器の仰俯角を調整するため仰俯角調整ボルトが挿入され、その仰俯角の大きさに応じた長さを有すると共に湾曲した仰俯角調整用長孔を設ける一方、
前記機器側金具には、
前記仰俯角調整ボルトが挿入される仰俯角調整ボルト孔が形成されており、
前記柱側金具における仰俯角調整用長孔の柱側となる基端部には、前記仰俯角調整ボルトが嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止させる仰俯角調整ボルト嵌合部が形成されており、
前記仰俯角調整ボルトは、
ボルト頭部と軸部との間に角根部を有する角根ボルトであり、
前記仰俯角調整用長孔の上下幅は、
ほぼ前記仰俯角調整ボルトが前記仰俯角調整用長孔の長手方向に移動できるように所定角度の前記角根部の高さとほぼ同じである一方、
前記仰俯角調整ボルト嵌合部は、
前記仰俯角調整ボルトの角根部が前記所定角度以外で嵌って前記仰俯角調整ボルトが回転せず、かつ、前記仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止できるように前記仰俯角調整ボルトの角根部の断面形状を前記所定角度以外に回転させた形状であって、前記仰俯角調整用長孔の上下方向にそれぞれ突出する角部を有する形状に形成されている、
ことを特徴とする。
ここで、
前記仰俯角調整ボルトは、
ボルト頭部と軸部との間に正方形状の角根部を有する角根ボルトであり、
前記仰俯角調整用長孔の上下幅は、
ほぼ前記仰俯角調整ボルトが前記仰俯角調整用長孔の長手方向に移動できるように正方形状の角根部の一辺の長さとほぼ同じが僅かだけ長く、
前記仰俯角調整ボルト嵌合部は、
前記仰俯角調整用長孔を通る前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部を90度または180度、270度および360度以外の回転角度で回転させた場合に前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部が嵌って前記仰俯角調整ボルト回転せずその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止できるように前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部の断面形状である正方形状を回転させた形状に形成されている、
と良い。
また、
前記機器側金具は、
前記機器に取り付けられる機器側第1金具と、
前記仰俯角調整ボルト孔が形成された機器側第2金具とから構成され、
前記機器側第1金具には、
方位角回転中心ボルトが挿入される方位角回転中心ボルト孔と、
その方位角回転中心ボルト孔に挿入された前記方位角回転中心ボルトを回転中心として所定方向に対し前記機器がなす方位角を設定するための方位角調整用長孔が形成されている、
とさらに良い。
本発明に係る機器取付用チルト金具では、柱に取り付けられる柱側金具と、機器に取り付けられる機器側金具とを有し、柱側金具には仰俯角調整用長孔が設けられている一方、機器側金具には前記仰俯角調整ボルトが挿入される仰俯角調整ボルト孔が形成されており、その仰俯角調整用長孔の柱側となる基端部には、仰俯角調整ボルトの角根部が嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止させる仰俯角調整ボルト嵌合部が形成されているため、柱側金具と機器側金具からなるこの機器取付用チルト金具を上部ブラケットと下部ブラケットとして共用できると共に、共用した上で機器を所望の仰俯角で柱に取り付ける際の作業性を向上させることができる機器を所望の仰俯角で柱に取り付けることができる。
本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に最大俯角を設定して取り付けた状態を示す正面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における柱側金具の正面図、右側面図、底面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における機器側金具の正面図、平面図、右側面図である。 本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角0度で連結した状態を示す斜視図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角0度で連結した状態を示す平面図、正面図である。 本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角0度で連結した状態を示す右側面図である。 本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角最大で連結した状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカーを支柱に最大俯角を設定して取り付けた状態を示す正面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における柱側金具の正面図、右側面図、底面図である。 (a)〜(c)それぞれ、本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における機器側第1金具の平面図、正面図、右側面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角0度で連結した状態を示す右側面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角0度で連結した状態を示す平面図、正面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角最大で連結した状態を示す正面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具によりスピーカーを柱を中心に時計回りと反時計周り回転させた状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態2の機器取付用チルト金具における柱側金具と機器側金具とを俯角最大で連結した状態を示す正面図である。
実施形態1.
以下、本発明に係る実施形態1の機器取付用チルト金具1について説明する。なお、実施形態1では、本発明に係る同一の機器取付用チルト金具1を2組利用し、上方の上部ブラケットおよび下方の下部ブラケットとして共用する場合について説明するが、本発明では、これに限らず、本発明に係る機器取付用チルト金具を、上部ブラケットまたは下部ブラケットのいずれか一方として使用し、それぞれ対応する下部ブラケットまたは上部ブラケットとして、本発明に係る機器取付用チルト金具ではなく、別の金具を使用してもよい。また、以下に説明する実施形態1,2の例では、柱2に対し取り付けるべき機器としてスピーカー3を一例に説明する。
図1〜図3は、それぞれ、実施形態1の機器取付用チルト金具1を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして共用してスピーカー3を支柱2に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す正面図、平面図、最大俯角を設定して取り付けた状態を示す正面図である。
図1〜図3に示すように、実施形態1の機器取付用チルト金具1は2組用意し、電柱や支柱等の柱2に所定間隔を空けた複数個所(ここでは、例えば、上下2箇所の位置とするが、3箇所以上でも勿論良い。)にそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして取り付けて、スピーカー3等の機器を柱2に対し俯角を調整して取付けるもので、柱2に取り付けられる柱側金具11と、スピーカー3等の機器に取り付けられる機器側金具12とを有する。
なお、柱側金具11は、図1〜図3に示すように、柱2に対し公知の締結バンド4と締結ボルト5aと締付ナット5bにより電柱や支柱等の柱2に固定される一方、機器側金具12は、締結ボルト6aと締付ナット6b等によりスピーカー3等の機器に取り付けられる。
図4(a)〜(c)は、それぞれ、実施形態1の機器取付用チルト金具1における柱側金具11の正面図、右側面図、底面図である。
柱側金具11は、図4(a)〜(c)に示すように、締結バンド4に固定される背板部11aと、その背板部11aの両側から起立した横側面部11b,11bとを有している。
柱側金具11の背板部11aには、締結バンド4に締結ボルト7aおよび締付ナット7b等により取り付けるためのボルト孔11a1が2箇所設けられている。
また、柱側金具11の横側面部11b,11bには、それぞれ、スピーカー3を柱2に対し仰俯角を調整するため仰俯角調整ボルト8aが挿入され,その仰俯角の大きさに応じた長さを有すると共に湾曲した仰俯角調整用長孔11b1,11b1が設けられている。
ここで、仰俯角調整ボルト8aとしては、後述する図7(a)等に示すようにボルト頭部8a1と軸部8a3との間に正方形状の角根部8a2を有する周知の角根ボルトを使用する。角根部8a2の一辺の長さは、軸部8a3の直径とほぼ等しいか、僅かに大きい。
そのため、仰俯角調整用長孔11b1,11b1の上下幅は、ほぼ仰俯角調整ボルト8aがその仰俯角調整用長孔11b1,11b1の長手方向に移動できるように仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2の一辺の長さとほぼ同じか僅かだけ大きく構成する。これにより、仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が挿入される仰俯角調整用長孔11b1とは対向する仰俯角調整用長孔11b1では、仰俯角調整ボルト8aの軸部8a3が挿入されて締付ナット8bにより締付けられた際にガタ付くことを防止できる。
そして、この仰俯角調整用長孔11b1,11b1の柱2側となる基端部には、図4(a)等に示すように仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿った移動を禁止させる仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2を設けている。
ここで、仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2の形状は、仰俯角調整用長孔11b1,11b1を通る仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2を、90度または180度、270度および360度以外の回転角度である例えば45度回転させた場合に仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿った移動を禁止できるように仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2の断面形状である正方形状をほぼ45度回転させた形状に形成している。
図5(a)〜(c)は、それぞれ、実施形態1の機器取付用チルト金具における機器側金具の正面図、平面図、右側面図である。
機器側金具12は、図5(a)〜(c)に示すように、柱2に取り付けられる金具で、上側面部121aと、その上側面部121aの両側から下方にほぼ90度折り曲げられた横側面部12b,12bと、その上側面部121aの後端部から上方にほぼ90度折り曲げた背板部12cとを有している。
機器側金具12の横側面部12b,12bには、それぞれ、仰俯角調整ボルト8aが挿入される仰俯角調整ボルト孔12b1,12b1が形成されている。
また、背板部12cには、締結ボルト6aと締付ナット6b等によりスピーカー3等の機器に取り付けるためのボルト孔12c1,12c1が設けられている。
次に、以上のように構成された実施形態1の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12との連結について説明する。
図6は、実施形態1の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12とを俯角0度で連結した状態を示す斜視図、図7(a),(b)は、それぞれ、その連結状態を示す平面図、正面図、図8は、その連結状態を示す右側面図である。
また、図9は、実施形態1の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12とを俯角最大で連結した状態を示す正面図である。
図6や図7(a),(b)、図8に示すように実施形態1の機器取付用チルト金具1を構成する柱側金具11と機器側金具12とを俯角0度で連結すると、仰俯角調整ボルト8aが柱側金具11の横側面部11b,11bにおける仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2に挿入され、仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2に嵌合する。
そのため、図6や図7(a),(b)、図8に示すように仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2を仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2のいずれか一方から引き出さない限り、その嵌合状態を解除できないので、仰俯角調整ボルト8aが仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿って移動できなくなる。
その一方、仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2のいずれか一方に角根部8a2が嵌合している仰俯角調整ボルト8aを引き出して、仰俯角調整ボルト8aを45度回転させると、仰俯角調整ボルト8aは仰俯角調整用長孔11b1,11b1にその角根部8a2と軸部8a3とを挿入した状態で仰俯角調整用長孔11b1,11b1内をその長手方向に移動可能になる。そして最大限、図9に示すように仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2とは反対側の仰俯角調整用長孔11b1,11b1の端部まで移動させることができる。
従って、実施形態1の機器取付用チルト金具1によれば、柱2に取り付けられる柱側金具11と、スピーカー3等の機器に取り付けられる機器側金具12とを有し、柱側金具11には仰俯角調整用長孔11b1,11b1が設けられている一方、機器側金具12には仰俯角調整ボルト8aが挿入される仰俯角調整ボルト孔12b1,12b1が形成されており、その仰俯角調整用長孔11b1,11b1の柱2側となる基端部には、仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿った移動を禁止させる仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2を形成したため、柱側金具11と機器側金具12からなる実施形態1の機器取付用チルト金具1を上部ブラケットと下部ブラケットとして共用できると共に、スピーカー3等の機器を所望の俯角で柱2に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
特に、この実施形態1の機器取付用チルト金具1では、仰俯角調整ボルト8aは、ボルト頭部8a1と軸部8a3との間に正方形状の角根部8a2を有する角根ボルトであり、仰俯角調整用長孔11b1,11b1の上下幅は、ほぼ仰俯角調整ボルト8aが仰俯角調整用長孔11b1,11b1の長手方向に移動できるように角根部8a2の一辺の長さとほぼ同じが僅かだけ長く、仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2は、仰俯角調整用長孔11b1,11b1を通る仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2を90度または180度、270度および360度以外の回転角度で回転させた場合に仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿った移動を禁止できるように角根部8a2の平面形状である正方形状をほぼ45度回転させた形状に構成したため、確実に仰俯角調整ボルト8aを仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2に位置させることが可能となり、作業性を向上させることができる。
なお、上記実施形態1の機器取付用チルト金具1では、スピーカー2の仰俯角を水平方向に対し下方の俯角のみ設定するように説明したが、本発明では、これに限らず、水平方向に対し上方の仰角のみ、あるいは仰角および俯角の双方を設定できるように構成しても勿論良い。なお、このことは後述する実施形態2の機器取付用チルト金具1でも同様である。
また、上記実施形態1の機器取付用チルト金具1では、仰俯角調整用長孔11b1,11b1の基端部に設ける仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2の形状は、仰俯角調整用長孔11b1,11b1に対し仰俯角調整ボルト8の角根部8a2をほぼ45度回転させた形状に構成して説明したが、本発明では、これに限らず、仰俯角調整ボルト8の角根部8a2を45度以外の例えば、30度や60度回転させた形状に形成しても勿論良いし、仰俯角調整用長孔11b1,11b1の基端部で仰俯角調整用長孔11b1,11b1に対し上方向または下方向に曲げて仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2を設けるようにしても勿論良い。
実施形態2.
次に、実施形態2の機器取付用チルト金具1について説明する。実施形態2の機器取付用チルト金具1は、実施形態1の器取付用チルト金具1とは異なり、柱2に対しスピーカー3等の機器の方位角も変えられるもので、柱側金具11の構成が上述の実施形態1と同様であるものの、機器に取り付けられる機器側金具の構成が異なるので、柱側金具11の構成については省略し、実施形態2の機器側金具12’の構成を中心に説明する。
図10および図11は、それぞれ、実施形態2の機器取付用チルト金具1を2組用意しそれぞれ上部ブラケットおよび下部ブラケットとして使用してスピーカー3を柱2に仰俯角を設定せずに取り付けた状態を示す正面図、平面図である。また、図12は、最大俯角を設定して取り付けた状態を示す正面図である。
図13(a)〜(c)は、それぞれ、実施形態2の機器取付用チルト金具1における機器側第1金具121の柱側金具の正面図、右側面図、底面図である。また、図14(a)〜(c)は、それぞれ、実施形態2の機器取付用チルト金具1における機器側第2金具122の平面図、正面図、右側面図である。
実施形態2の機器側金具12’は、図10〜図12に示すように、実施形態1の機器側金具12とは異なり、2つの金具、すなわち機器側第1金具121と、機器側第2金具122とから構成される。
機器側第1金具121は、スピーカー3等の機器に取り付けられるもので、図13(a)〜(c)に示すように、上側面部121aと、その上側面部121aの後端部から上方にほぼ90度折り曲げられた背板部121bとを有している。
上側面部121aには、図13(a)に示すように、機器側第2金具122と連結すると共に、柱2に対しスピーカー3等の機器の方位角を設定する際の回転中心となる方位角回転中心ボルト9a(図15参照)が挿入される方位角回転中心ボルト孔121a1と、方位角調整ボルト10a(図15参照)が挿入されて、方位角回転中心ボルト9aを中心に柱2に対しスピーカー3等の機器の方位角を設定するための方位角調整用長孔121a2が形成されている。なお、方位角回転中心ボルト9aとして、角根ボルトを使用するため、方位角回転中心ボルト孔121a1は方位角回転中心ボルト9aの角根部が嵌合するように正方形状に形成されている。
背板部121bには、締結ボルト6aと締付ナット6b等によりスピーカー3等の機器に取り付けるためのボルト孔121b1,121b1が設けられている。
機器側第2金具122は、図14(a)〜(c)に示すように角型鋼管から構成され、上側面部122aと、横側面部122b,122bと、底側面部122cとを有する。
上側面部122aと底側面部122cとには、それぞれ、方位角回転中心ボルト9a(図15参照)が挿入されるボルト孔122a1,122c1と、方位角調整ボルト10a(図15参照)が挿入されるボルト孔122a2,122c2とが設けられている。
横側面部122b,122bには、それぞれ、柱側金具11の横側面板部11b,11bにおける仰俯角調整用長孔11b1,11b1に通された仰俯角調整ボルト8aが挿入されるボルト孔122b1,122b1が設けられている。
次に、以上のように構成された実施形態2の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12’との連結について説明する。
図15は、実施形態2の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12’とを俯角0度で連結した状態を示す右側面図、図16(a),(b)は、それぞれ、その状態を示す平面図、正面図である。
また、図17は、実施形態2の機器取付用チルト金具1における柱側金具11と機器側金具12’とを俯角最大で連結した状態を示す正面図、図18(a),(b)は、それぞれ、実施形態2の機器取付用チルト金具1によりスピーカー3を柱2を中心に時計回りと反時計周り回転させた状態を示す平面図である。
図15や図16(a),(b)、図17に示すように、実施形態2の機器取付用チルト金具1を構成する柱側金具11と機器側金具12’とを俯角0度で連結すると、仰俯角調整ボルト8aが柱側金具11の横側面板部11b,11bの仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2に挿入され、仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2が仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2に嵌合する。
そのため、図15や図16(a),(b)、図17に示すように仰俯角調整ボルト8aの角根部8a2を仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2のいずれか一方から引き出さない限り、その嵌合状態を解除できないので、仰俯角調整ボルト8aが仰俯角調整用長孔11b1,11b1に沿って移動できなくなる。
その一方、仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2のいずれか一方に角根部8a2が嵌合している仰俯角調整ボルト8aを引き出して、仰俯角調整ボルト8aを45度回転させると、仰俯角調整ボルト8aは仰俯角調整用長孔11b1,11b1にその角根部8a2と軸部8a3とを挿入した状態で仰俯角調整用長孔11b1,11b1内をその長手方向に移動可能になる。そして最大限、図9に示すように仰俯角調整ボルト嵌合部11b2,11b2とは反対側の仰俯角調整用長孔11b1,11b1の端部まで移動させることができる。
また、図19(a),(b)に示すように実施形態2の機器取付用チルト金具1では、実施形態1の器取付用チルト金具1とは異なり、機器側金具12’が機器側第1金具121と機器側第2金具122という2つの金具から構成されるため、柱側金具11に対し方位角回転中心ボルト9aと方位角調整ボルト10aとにより固定された機器側第2金具122に対し、方位角回転中心ボルト9aを中心に方位角調整用長孔121a2における方位角調整ボルト10aの位置を変更することにより、柱2に対しスピーカー3等の機器の方位角も設定することができる。
従って、実施形態2の機器取付用チルト金具1によれば、実施形態1の機器取付用チルト金具1と同様に、柱側金具11と機器側金具12’からなるこの機器取付用チルト金具1を上部ブラケットと下部ブラケットとして共用でき、その上でスピーカー3等の機器を所望の俯角で柱2に取り付けることができると共に、作業性を向上させることができる。
特に、実施形態2の機器取付用チルト金具1では、実施形態1の器取付用チルト金具1とは異なり、機器側金具12’が機器側第1金具121と機器側第2金具122という2つの金具から構成し、機器側第1金具121の上側面部121aには方位角回転中心ボルト9aを中心に柱2に対しスピーカー3等の機器の方位角を設定するための方位角調整用長孔121a2を設けたため、柱2に対しスピーカー3等の機器の俯角だけでなく、方位角も設定することができる。
1 機器取付用チルト金具
11 柱側金具
11a 背板部
11b,11b 横側面部
11b1,11b1 仰俯角調整用長孔
11b2,11b2 仰俯角調整ボルト嵌合部
12,12’ 機器側金具
12a1,12ab1 連結ボルト孔
12b1,12b1 仰俯角調整ボルト孔
121 機器側第1金具
121a 上側面部
121a1 方位角回転中心ボルト孔
121a2 方位角調整用長孔
121b 背板部
122 機器側第2金具
122a 上側面部
122b,122b 横側面部
122c 底側面部
2 柱
3 スピーカー(機器)
4 締結バンド
5a 締結ボルト
5b 締付ナット
6a 締結ボルト
6b 締付ナット
7a 締結ボルト
7b 締付ナット
8a 仰俯角調整ボルト
8a1 頭部
8a2 角根部
8a3 軸部
9a 方位角回転中心ボルト
10a 方位角調整ボルト

Claims (3)

  1. 電柱や支柱等の柱に所定間隔を空けた複数個所に取り付けられ、スピーカー等の機器を前記柱に対し仰俯角を調整して取付ける機器取付用チルト金具であって、
    柱に取り付けられる柱側金具と、
    機器に取り付けられる機器側金具とを有し、
    前記柱側金具には、
    前記柱に対する前記機器の仰俯角を調整するため仰俯角調整ボルトが挿入され、その仰俯角の大きさに応じた長さを有すると共に湾曲した仰俯角調整用長孔を設ける一方、
    前記機器側金具には、
    前記仰俯角調整ボルトが挿入される仰俯角調整ボルト孔が形成されており、
    前記柱側金具における仰俯角調整用長孔の柱側となる基端部には、前記仰俯角調整ボルトが嵌ってその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止させる仰俯角調整ボルト嵌合部が形成されており、
    前記仰俯角調整ボルトは、
    ボルト頭部と軸部との間に角根部を有する角根ボルトであり、
    前記仰俯角調整用長孔の上下幅は、
    ほぼ前記仰俯角調整ボルトが前記仰俯角調整用長孔の長手方向に移動できるように所定角度の前記角根部の高さとほぼ同じである一方、
    前記仰俯角調整ボルト嵌合部は、
    前記仰俯角調整ボルトの角根部が前記所定角度以外で嵌って前記仰俯角調整ボルトが回転せず、かつ、前記仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止できるように前記仰俯角調整ボルトの角根部の断面形状を前記所定角度以外に回転させた形状であって、前記仰俯角調整用長孔の上下方向にそれぞれ突出する角部を有する形状に形成されている、
    ことを特徴とする機器取付用チルト金具。
  2. 請求項1に記載の機器取付用チルト金具において、
    前記仰俯角調整ボルトは、
    ボルト頭部と軸部との間に正方形状の角根部を有する角根ボルトであり、
    前記仰俯角調整用長孔の上下幅は、
    ほぼ前記仰俯角調整ボルトが前記仰俯角調整用長孔の長手方向に移動できるように正方形状の角根部の一辺の長さとほぼ同じが僅かだけ長く、
    前記仰俯角調整ボルト嵌合部は、
    前記仰俯角調整用長孔を通る前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部を90度または180度、270度および360度以外の回転角度で回転させた場合に前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部が嵌って前記仰俯角調整ボルト回転せずその回転角度のままでは仰俯角調整用長孔に沿った移動を禁止できるように前記仰俯角調整ボルトの正方形状の角根部の断面形状である正方形状を回転させた形状に形成されている、
    ことを特徴とする機器取付用チルト金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の機器取付用チルト金具において、
    前記機器側金具は、
    前記機器に取り付けられる機器側第1金具と、
    前記仰俯角調整ボルト孔が形成された機器側第2金具とから構成され、
    前記機器側第1金具には、
    方位角回転中心ボルトが挿入される方位角回転中心ボルト孔と、
    その方位角回転中心ボルト孔に挿入された前記方位角回転中心ボルトを回転中心として所定方向に対し前記機器がなす方位角を設定するための方位角調整用長孔が形成されている、
    ことを特徴とする機器取付用チルト金具。
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