JP6339355B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
燃料電池として、固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」とも記す)が知られている。このSOFCでは発電単位として、例えば、固体電解質層の一方側、他方側それぞれに燃料極および空気極を設けた燃料電池セルを用い、酸化剤ガス(通常空気)と燃料ガス(都市ガス等)を供給して、発電を行う。
所望の電力を得るために、この燃料電池セルを複数直列に配置し、燃料電池スタックとする。SOFCは高温(例えば、約600℃〜900℃程度)で運転する必要があり、一般に、燃料電池スタックは、断熱容器内に収納される(例えば、特許文献1〜4参照)。
ここで、起動時において、固体酸化物燃料電池スタックを起動用ガスバーナーにより加熱することがある。起動用ガスバーナーから発生する燃焼ガスは、断熱容器に形成されたガス流路から断熱容器外に排出する。従来、断熱容器の上部および下部に形成された直線流路を用いて、燃焼ガスを断熱容器外に排出していた。即ち、燃焼ガスを断熱容器内部で上から下へ流し、断熱材下部を貫通して、燃焼ガスを外部へ排気する。もしくは、断熱材上部を貫通して、燃焼ガスを外部へ排気する。
特開2002−280041号公報 WO2009/016857号公報 特開2010−257732号公報 特開2009−245686号公報
しかし、これらの方法では、起動後の起動用ガスバーナーを切った状態において、断熱容器内部から持ち出される熱量が大きくなり易い。即ち、断熱容器内部の高温の雰囲気ガスが、断熱容器の上部および下部に形成された直線流路より放出される可能性がある。この結果、断熱容器内部、ひいては固体酸化物燃料電池スタックの温度が低下し、燃料電池の性能が低下する畏れがある。
本発明は、起動用ガスバーナーからの燃焼ガスを断熱容器外に排出するための流路に起因する発電時の断熱容器内の温度低下を低減することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る燃料電池は、
発電反応により電力を発生する燃料電池スタックと、
起動時に前記燃料電池スタックを加熱するガスバーナーと、
断熱材が配置される断熱部と、前記断熱材で囲まれ、前記燃料電池スタックおよび前記ガスバーナーが配置される内部空間と、前記断熱部および前記内部空間を外部から密閉する密閉容器と、を有する断熱容器と、
前記ガスバーナーからの燃焼ガスを前記内部空間から前記断熱部を経由して前記断熱容器の外部に排出する燃焼ガス排出流路と、
前記燃焼ガス排出流路に接続され、前記断熱容器の外壁に設置されて前記断熱容器の外部に開口する燃焼ガス排出開口部と、
前記燃料電池スタックからの排ガスを、排ガス燃焼部を介して、前記断熱容器の外部に、排出するための燃料電池スタック用排気構造と、
を有する燃料電池であって、
前記燃焼ガス排出開口部は、前記断熱容器の鉛直方向における下側部に設置されてなり、
前記燃焼ガス排出流路は、
前記断熱部内に形成され、かつ、前記内部空間の鉛直方向における上側部に接続され、第1の方向に向かい配置される第1燃焼ガス流路と、
前記断熱部内に形成され、かつ、前記第1燃焼ガス流路に接続され、鉛直方向における上方から下方に向かう第2の方向に配置される、第2燃焼ガス流路と、を有する
ことを特徴とする。
起動時において、燃料電池スタックはガスバーナーによって加熱される。このとき、ガスバーナーからの燃焼ガスは、「断熱部内に形成され、かつ、前記内部空間の鉛直方向における上側部に接続され、第1の方向に向かい配置される第1燃焼ガス流路」、「前記断熱部内に形成され、かつ、前記第1燃焼ガス流路に接続され、鉛直方向における上方から下方に向かう第2の方向に配置される、第2燃焼ガス流路」を含む燃焼ガス排出流路を経由して、内部空間から外部に排出される。
起動後(燃料電池の発電時)において、ガスバーナーは停止され、内部空間内に燃焼ガスが排出されなくなる。このとき、内部空間内の雰囲気は燃料電池スタックにより加熱され、密度の低い雰囲気ガス(高温、例えば、約650℃程度)が内部空間の上部へ移動し、密度の高い雰囲気ガス(低温、例えば、約500℃程度)が内部空間の下部へ移動する。
このとき、次のようにして、内部空間から熱が放出され、その内部の温度が低下することが抑制される。
1)内部空間の上部に集まった高温の雰囲気ガスは、外部に排出され難い。高温の雰囲気ガスは、燃焼ガス排出流路を通って、外部に出る可能性は小さい。即ち、第1、第2燃焼ガス流路で方向が変わるので、雰囲気ガスが燃焼ガス排出流路に沿って流れ難い。また、高温の雰囲気ガスはより上方に向かう傾向があるため、鉛直方向における上方から下方に向かう方向に配置される、第2燃焼ガス流路を下方に移動し難い。
2)高温の雰囲気ガスの周囲は断熱材で囲まれているので、雰囲気ガスからの熱放散は小さい。
(2)前記第1燃焼ガス流路および前記第2燃焼ガス流路は、複数の板状の断熱部材を積層して構成されても良い。
複数の板状の断熱部材を用いて、第1燃焼ガス流路および前記第2燃焼ガス流路を容易に形成できる。
(3)前記断熱部が、
前記第1燃焼ガス流路に対応する貫通孔と前記第2燃焼ガス流路の内壁面に対応する側面とを有する第1断熱部材と、
前記第2燃焼ガス流路に対応する貫通孔を有する第2断熱部材と、
前記第2燃焼ガス流路の内壁面に対応する側面を有する第3断熱部材と、を有しても良い。
第1〜第3断熱部材に貫通孔を形成し、積層することで、第1燃焼ガス流路および前記第2燃焼ガス流路を容易に形成できる。
(4)前記燃焼ガス排出流路は、
前記第2燃焼ガス流路と接続し、前記第2の方向と異なる方向である第3の方向に向かい配置される、第3燃焼ガス流路をさらに有しても良い。
燃焼ガス排出流路が、第1、第2、第3の方向と、方向を変えることから、内部空間内の雰囲気ガスがより燃焼ガス排出流路を通過し難くなる。第1、第2、第3の方向は、例えば、順に略水平方向、略垂直方向、および略水平方向を採用できる。
(5)前記第1燃焼ガス流路と前記内部空間との接続部が、前記内部空間の鉛直方向での最上部よりも、鉛直方向の下側に引き下がるように、前記第1燃焼ガス流路と前記内部空間とが、接続されても良い。
第1燃焼ガス流路と内部空間との接続部が、内部空間の鉛直方向での最上部よりも、鉛直方向の下側に引き下がっていることから、内部空間の最上部に溜まった高温の雰囲気ガスが第1燃焼ガス流路に入り難くなる。
(6)前記内部空間において、
前記燃料電池スタックよりも鉛直方向で下側に、前記ガスバーナーが、配置されても良い。
ガスバーナーが、燃料電池スタックよりも鉛直方向で下側に配置されることで、ガスバーナーによる燃料電池スタックの加熱が容易になる。
(7)前記内部空間において、
少なくとも排ガス燃焼部(即ち、接触燃焼部または触媒燃焼部)が、前記燃料電池スタックよりも鉛直方向で下側に配置され、かつ前記排ガス燃焼部よりも鉛直方向で下側に、前記ガスバーナーが、配置されても良い。
起動時にガスバーナーが排ガス燃焼部を効率的に加熱できる。
(8)少なくとも前記前記燃料電池スタックおよび前記ガスバーナーを覆う内部容器をさらに具備しても良い。
内部空間の密閉性をより向上できる。
(9)前記ガスバーナーから、炎が放出されても良い。
例えば、ガスコンロのように炎を用いて、燃料電池スタックを加熱できる。
本発明によれば、起動用ガスバーナーからの燃焼ガスを断熱容器外に排出するための流路に起因する発電時の断熱容器内の温度低下を低減できる。
一実施形態に係る燃料電池モジュール100を表す斜視図である。 燃料電池モジュール100を表す側部断面図である。 断熱部材P1の(a)正面および(b)断面を表す図である。 断熱部材P2の(a)正面および(b)断面を表す図である。 断熱部材P3の(a)正面および(b)断面を表す図である。 断熱部材P1〜P3を組み合わせた状態を表す断面図である。 変形例1に係る燃料電池モジュール100aを表す側部断面図である。 変形例2に係る燃料電池モジュール100bを表す側部断面図である。 変形例3に係る燃料電池モジュール100cを表す斜視図である。 変形例4に係る燃料電池モジュール100dを表す側部断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2はそれぞれ、本発明の一実施形態に係る燃料電池モジュール100を表す斜視図、および側部断面図である。なお、斜視図では、判り易さのための構成の一部の記載を省略している。
燃料電池モジュール100は、燃料電池スタック110、断熱容器120、補助器130、ガスバーナー170、燃焼ガス排出流路180、燃焼ガス排出開口部185を有する。
燃料電池スタック110は、燃料ガス(例えば、都市ガス)と酸化剤ガス(例えば、空気)との供給を受けて発電を行う。
断熱容器120は、燃料電池スタック110を収納する容器である。燃料電池スタック110は、例えば、700℃程度の高温にて稼働されるため、発電効率および安全性の観点から、断熱容器120に収納される。
補助器130は、改質器150、排ガス燃焼部140を有する。燃料電池スタック110の下方に補助器130が配置され、更に、補助器130の下方にガスバーナー170が配置されている。排ガス燃焼部140は、燃料電池スタック110から排出されるガス(後述する残余のガス)を燃焼させる。改質器150は、燃料ガスの改質を行う。
ガスバーナー170は、燃料電池モジュール100の起動時に、燃料電池スタック110および補助器130を加熱する加熱器である。
燃焼ガス排出流路180、燃焼ガス排出開口部185は、ガスバーナー170からの燃焼ガスG5を断熱容器120の外部に排出する排出経路である。
以下、各構成について詳細に説明する。
(燃料電池スタック110の詳細)
燃料電池スタック110は、発電単位である板状の燃料電池セル40が板厚方向(図1、図2の上下方向:積層方向)に複数個積層されたものである。
この燃料電池スタック110の外周縁部には、燃料電池スタック110を積層方向に貫く複数(この実施形態では8つ)の貫通孔19が設けられており、この貫通孔19には、各燃料電池セル40を一体に固定するボルト21が配置され、ボルト21にはナット23が螺合している。
貫通孔19のうち、いくつかの所定の貫通孔19(図1では各辺の中央の4箇所)は、ボルト21との間に筒状の空間(貫通流路)25(25a〜25d)を有するように大径に形成されている。この貫通流路25は、後述するガス(燃料ガスや酸化剤ガス)の流路として利用される。
なお、この貫通流路25は、燃料電池スタック110の積層方向に延びるマニホールドであり、後述する様に、この内部マニホールド(詳しくは貫通流路25c、25d)を利用して、排ガス燃焼部140に残余の燃料ガスや残余の酸化剤ガスが供給される。
また、燃料電池スタック110の積層方向の一方の側(図1、図2の下方)に、ボルト21で囲まれる中央部分に、補助器130が近接して配置されている。
(補助器130の詳細)
補助器130は、上側燃焼部141と下側燃焼部142との間に改質器150が積層して配置されたものであり、上側燃焼部141と下側燃焼部142とは連通孔143により連通している。
このうち、改質器150は、燃料電池スタック110に供給される原燃料ガス(都市ガス)を水素リッチの燃料ガス(改質ガス)に改質する板状の装置である。この改質器150の上流側(図2左側)は、外部から原燃料ガス(都市ガス)G1が供給される原燃料ガス導入流路151と、外部から改質水Lが供給される改質水導入流路152とに接続されている。一方、改質器150の下流側は、連結部材153の連結流路154を介して、ボルト21が貫通される(燃料ガスの供給用の)貫通流路25bに接続されている。
また、排ガス燃焼部140は、発電後に各燃料電池セル40より排出される残余のガス、即ち発電に使用されなかった残余の燃料ガスG12と酸化剤ガスとを反応させて燃焼させる板状の装置であり、この排ガス燃焼部140内で燃焼によって生じた排ガスG3は、排出流路148から外部に排出される。
なお、排ガス燃焼部140内には、上述した燃焼を促進させる(例えば、Pt、Pdからなる)燃焼触媒が配置され、接触燃焼部、あるいは触媒(燃焼)部として機能する。
上側燃焼部141の上流側は、貫通流路25c、25dに接続される。上側燃焼部141は、連結部材144の連結流路145を介して、(残余の燃料ガスの排出用の)貫通流路25dに接続される。また、上側燃焼部141は、(残余の酸化剤ガスの排出用の)貫通流路25cに接続される。
下側燃焼部142に、排ガス排出用の排出流路148が設けられる。即ち、燃料電池スタック110からの排ガス(燃料電池スタック110の内部において発電反応で利用された反応ガスの残りの排気ガス)は、排ガス燃焼部140および排出流路148を介して、断熱容器120の外部に、内部空間123を経由することなく、排出される。排ガス燃焼部140および排出流路148は、燃料電池スタック110からの排ガスを排気する燃料電池スタック用排気構造を構成する。
酸化剤ガス導入流路162は、外部から酸化剤ガスG2を導入する。酸化剤ガス導入流路162は、連結部材162内の連結流路(図示せず)を介して、(酸化剤ガスG2の供給用の)貫通流路25aに接続されている。このとき、酸化剤ガスG2は、改質器150の外部を通る。
ガスバーナー170には、原燃料ガス(都市ガス)と酸化剤ガスとの混合気G4を供給する混合気供給流路171が接続されている。ガスバーナー170の上部で混合気G4が燃焼し、炎が発生する。この炎により、燃料電池スタック110および補助器130が加熱される。
ガスバーナー170は、燃料電池スタック110より下方に配置されており、燃料電池スタック110を効率的に加熱できる。
燃焼後の燃焼ガスG5は、内部空間123に放出され、燃焼ガス排出流路180を経由して、燃焼ガス排出開口部185から断熱容器120の外部に排出される。
燃焼ガス排出流路180は、ガスバーナー170からの燃焼ガスG5を内部空間123から断熱部122を経由して断熱容器120の外部に排出する。燃焼ガス排出流路180は、略クランク状であり、燃焼ガス流路181〜183に区分される。
燃焼ガス流路181は、内部空間123の鉛直方向における上側部(内部空間123の上半分)に接続され、第1の方向(ここでは、略水平方向)に向かい配置される。即ち、燃焼ガス流路181内の燃焼ガスG5は略水平方向に流れる。
燃焼ガス流路181と内部空間123との接続部は、内部空間123の鉛直方向での最上部123Hよりも、鉛直方向の下側に引き下がるように、燃焼ガス流路181と内部空間123とが、接続されている。即ち、燃焼ガス流路181は、最上部123Hよりも、高さHだけ低い箇所で内部空間123に接続されている。この結果、最上部123Hに溜まった高温の雰囲気ガスが燃焼ガス流路181に入り難くなり、高温の雰囲気ガスが燃焼ガス排出流路180を経由して外部に排出されることを防止できる。
燃焼ガス流路182は、燃焼ガス流路181に接続され、鉛直方向における上方から下方に向かう第2の方向に配置される。即ち、燃焼ガス流路181内の燃焼ガスG5は略垂直方向下方に流れる。
燃焼ガス流路183は、燃焼ガス流路182と接続し、第2の方向と異なる方向である第3の方向(ここでは、略水平方向)に向かい配置される。即ち、燃焼ガス流路183内の燃焼ガスG5は略水平方向に流れる。
燃焼ガス排出開口部185は、燃焼ガス排出流路180に接続され、断熱容器120(密閉容器121)の外壁に設置されて断熱容器120の外部に開口する。燃焼ガス排出開口部185は、断熱容器120の鉛直方向における下側部(断熱容器120の下半分)に設置される。
起動時において、燃料電池スタック110はガスバーナー170によって加熱される。このとき、ガスバーナー170からの燃焼ガスG5は、燃焼ガス排出流路180を経由して、内部空間123から外部に排出される。
起動後(燃料電池の発電時)において、ガスバーナー170は停止され、内部空間123内にガスバーナー170からの燃焼ガスG5が排出されなくなる。このとき、内部空間123内の雰囲気は、次のように、燃料電池スタック110により加熱され、対流することで、内部空間123の上部(特に、最上部123H)には、常に比較的高温の雰囲気ガスが滞留する。
燃料電池スタック110に近い雰囲気ガスは、加熱され、比較的高温となる。この比較的高温の雰囲気ガス(比較的密度が低い)は内部空間123の上部(特に、最上部123H)へと移動する。一方、燃料電池スタック110から遠い雰囲気ガスは、さほど加熱されず、比較的低温となる。比較的高温の雰囲気ガスは、内部空間123の上部に移動したことで、燃料電池スタック110から離れ、冷却され易くなり、その後、内部空間123の上部から下降する。このように、燃料電池スタック110の雰囲気ガスは、加熱されて上昇し、その後、冷却されて下降することを繰り返す(熱対流)。この結果、起動後(燃料電池の発電時)において、内部空間123の上部(特に、最上部123H)には、入れ替わり立ち替わり、常に比較的高温の雰囲気ガスが滞留することになる。
ここで、仮に、この比較的高温の雰囲気ガスが、燃焼ガス排出流路180を経由して、内部空間123から排出されるならば、内部空間123の温度が低下することになる。
しかし、燃焼ガス排出流路180の配置の関係で、次のように、比較的高温の雰囲気ガスが、燃焼ガス排出流路180を経由して排出されることが抑制される。即ち、高温の雰囲気ガスが、燃焼ガス排出流路180を通って、外部に出る可能性は小さい。
まず、燃焼ガス流路181〜183で方向が変わるので、雰囲気ガスが燃焼ガス排出流路180に沿って流れ難い。また、高温の雰囲気ガスはより上方に向かう傾向があるため、鉛直方向における上方から下方に向かう方向に配置される、燃焼ガス流路182を下方に移動し難い。このように、燃焼ガス排出流路180がクランク状であり、かつ下方に向かう比較的長い流路を有していることで、高温の雰囲気ガスが燃焼ガス排出流路180を通り難くなっている。
この結果、起動後に燃焼ガス排出流路180を物理的に閉鎖しなくても、内部空間123の温度の低下は抑制される。即ち、起動前後での燃焼ガス排出流路180の開閉が不要なので、燃料電池モジュール100の構造の簡素化、低コスト化、と効率的な動作の両立が容易となる。
なお、高温の雰囲気ガス(内部空間123)の周囲は断熱材で囲まれているので、雰囲気ガスからの熱放散は小さい。
(断熱容器120の詳細)
この断熱容器120は、密閉容器121、断熱部122、内部空間123を有する。
密閉容器121は、例えば、ステンレス等の金属からなる箱体(筐体)である。密閉容器121は、その内部(内部空間123)にガスを閉じこめることができるガスタイトな構造(密閉構造)である。
断熱部122は、密閉容器121の内部の断熱材が配置される部位であり、断熱部122は、内部空間123を熱タイト(断熱構造)とする。
内部空間123は、密閉容器121内の断熱材(断熱部122)で囲まれる略直方体形状の空間である。内部空間123内に、各装置(補助器130、燃料電池スタック110)が配置される。
断熱部122は、板状の断熱部材P1〜P6を組み合わせて構成できる。これら断熱部材P1〜P6は、断熱材として、例えば、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、ケイ酸ジルコニウムの混合物を成形して用いることができる。断熱部材P1〜P4、P5、P6は、それぞれ内部空間123を囲む4つの側板、底板、上板に対応する。
この内、断熱部材P1は、3つの断熱部材P11〜P13を積層して形成される。図3〜図5はそれぞれ断熱部材P11〜P13の(a)正面および(b)断面を表す。図6は、3つの断熱部材P11〜P13を積層した状態を表す。
断熱部材P11〜P13はそれぞれ、燃焼ガス流路181〜183に対応する貫通孔H11〜H31を有する。
燃焼ガス流路182は、貫通孔H12の両側に断熱部材P11、P13の側面が配置されることで構成される。即ち、断熱部材P11、P13の側面は燃焼ガス流路182の内壁面に対応する。
断熱部材P11〜P13はそれぞれ、混合気供給流路171に対応する貫通孔H12〜H32をも有する。
断熱部材P11〜P13に貫通孔H11〜H31、H12〜H32を形成し、積層することで、燃焼ガス流路181〜183を容易に形成できる。
以上のように、上記実施形態では、断熱部122の内部に、鉛直方向に長いクランク形状(または略L字形状、略コ字型形状)の燃焼ガス排出流路180を配置している。
(燃料電池モジュール100の動作)
燃料電池モジュール100の動作について説明する。
(1)起動時
燃料電池モジュール100の起動時には、混合気G4が混合気供給流路171を介してガスバーナー170に供給され、混合気G4が燃焼することによって、燃料電池スタック110等が加熱される。
ガスバーナー170の燃焼ガスG5は、内部空間123に排出され、燃焼ガス排出流路180を経由し、燃焼ガス排出開口部185から外部に放出される。
(2)発電時
燃料電池モジュール100によって発電を行う場合には、ガスバーナー170での加熱は停止される。
また、酸化剤ガスG2は、酸化剤ガス導入流路161から導入され、燃料電池スタック110の所定の貫通流路25aを経由して、各燃料電池セル40に供給される。
また、酸化剤ガスの供給と同時に、原燃料ガス(都市ガス)G1は、原燃料ガス導入流路151を介して改質器150に導入されるとともに、改質水Lは、改質水導入流路152を介して改質器150内に導入され、改質器150内にて原燃料ガスの改質が行われる。
改質された原燃料ガス(燃料ガス)は、連結流路154を介して燃料電池スタック110の所定の貫通流路25bに導入され、貫通流路25bから各燃料電池セル40に供給される。
そして、各燃料電池セル40内にて、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電が行われ、発電後の排ガス(残余の燃料ガスと酸化剤ガス)は、それぞれ所定の貫通流路25c、25dに導入される。即ち、残余の燃料ガスは貫通流路25dに、残余の酸化剤ガスは貫通流路25cに導入される。
次に、残余の燃料ガスは、貫通流路25dから上側燃焼部141に導入されるとともに、残余の酸化剤ガスは、貫通流路25cから上側燃焼部141に導入され、この上側燃焼部141内で残余の燃料ガスG12と残余の酸化剤ガスとが燃焼する。なお、上側燃焼部141は、連通孔143を介して下側燃焼部142と連通しているので、下側燃焼部142においても、同様に残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガスとが燃焼する。
そして、残余の燃料ガスと残余の酸化剤ガスとが燃焼して生じた排ガスG3は、排出流路148から、内部空間123を経ること無く、外部に排出される。
このとき、内部空間123内の雰囲気ガスは、燃料電池スタック110および補助器130によって加熱され、対流することで、比較的高温の雰囲気ガス(比較的低密度)が内部空間123の上部に滞留するようになる。
この比較的高温の雰囲気ガスは、燃焼ガス排出流路180が、鉛直方向に長い略クランク形状(後述の略L字形状、略コ字型形状も可)であることから、燃焼ガス排出流路180を流れ難くなっている。即ち、燃焼ガス排出流路180の方向が一定で無く、複数箇所で方向が変化しており、また、鉛直下方向の燃焼ガス流路182があるため、比較的高温の雰囲気ガスは燃焼ガス排出流路180を通過し難い。
起動時では、内部空間123で燃焼ガスG5が発生しているため、燃焼ガスG5は強制的に燃焼ガス排出流路180を通過させられる。しかし、発電時には、内部空間123でのガスの発生は基本的に無いので、雰囲気ガスが燃焼ガス排出流路180を通過することは無い。
このように内部空間123からの熱の逃げが少ないため、ガスバーナーが停止された発電時においても、内部空間123は高温雰囲気が保たれ、熱自立状態を維持可能となる。
(変形例1)
図7は、変形例1に係る燃料電池モジュール100aを表す側部断面図である。
燃料電池モジュール100aの燃焼ガス排出流路180aは、略L字状であり、燃焼ガス流路181、182aを有し、燃焼ガス流路183に対応する要素を有しない。ここでは、燃焼ガス排出開口部185aの位置は重力方向(鉛直下方向)である。燃料電池モジュール100aでは、燃料電池モジュール100に比べて、重力方向(鉛直下方向)の燃焼ガス流路182aの距離をより長くとることができるので、内部空間123内の温度低下をより低減できる。
(変形例2)
図8は、変形例2に係る燃料電池モジュール100bを表す側部断面図である。
燃料電池モジュール100bの燃焼ガス排出流路180bは、略コ字状であり、燃焼ガス流路181b〜183bを有する。
燃焼ガス排出開口部185bの位置は、混合気供給流路171より低い。燃料電池モジュール100bでは、燃料電池モジュール100に比べて、重力方向(鉛直下方向)の燃焼ガス流路182bの距離をより長くとることができ、さらに燃焼ガス排出流路180b全体の流路も長くなるので、内部空間123内の温度低下をより低減できる。
(変形例3)
図9は、変形例3に係る燃料電池モジュール100cを表す斜視図である。鉛直方向の同じ高さに、混合気供給流路171と燃焼ガス排出開口部185cを並んで配置してもよい。
(変形例4)
図10は、変形例4に係る燃料電池モジュール100dを表す側部断面図である。
燃料電池モジュール100dの断熱容器120dは、断熱部122の内部に内部容器124を有する。即ち、密閉容器121と内部容器124の間に断熱部122が配置される。内部容器124は、例えば、金属で構成できる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
100 燃料電池モジュール
110 燃料電池スタック
19 貫通孔
21 ボルト
23 ナット
25(25a〜25d) 貫通流路
40 燃料電池セル
120 断熱容器
121 密閉容器
122 断熱部
123 内部空間
123H 最上部
124 内部容器
130 補助器
140 排ガス燃焼部
141 上側燃焼部
142 下側燃焼部
143 連通孔
144 連結部材
145 連結流路
148 排出流路
150 改質器
151 原燃料ガス導入流路
152 改質水導入流路
153 連結部材
154 連結流路
161 酸化剤ガス導入流路
162 連結部材
170 ガスバーナー
171 混合気供給流路
180 燃焼ガス排出流路
181〜183 燃焼ガス流路
185 燃焼ガス排出開口部
G1 原燃料ガス
G2 酸化剤ガス
G3 排ガス
G4 混合気
G5 燃焼ガス
L 改質水

Claims (6)

  1. 発電反応により電力を発生する燃料電池スタックと、
    原燃料ガスと酸化剤ガスとの混合気を燃焼することで、起動時に前記燃料電池スタックを加熱するガスバーナーと、
    断熱材が配置される断熱部と、前記断熱材で囲まれ、前記燃料電池スタックおよび前記ガスバーナーが配置される内部空間と、前記断熱部および前記内部空間を外部から密閉する密閉容器と、を有する断熱容器と、
    前記ガスバーナーで燃焼された混合気である燃焼ガスを前記内部空間から前記断熱部を経由して前記断熱容器の外部に排出する燃焼ガス排出流路と、
    前記燃焼ガス排出流路に接続され、前記断熱容器の外壁に設置されて前記断熱容器の外部に開口する燃焼ガス排出開口部と、
    前記燃焼ガス排出流路とは別に設けられ、かつ、前記燃料電池スタックからの排ガスを、排ガス燃焼部を介して、前記断熱容器の外部に、排出するための燃料電池スタック用排気構造と、
    を有する燃料電池であって、
    前記燃焼ガス排出開口部は、前記断熱容器の鉛直方向における下側部に設置されてなり、
    前記燃焼ガス排出流路は、
    前記断熱部内に形成され、かつ、前記内部空間の鉛直方向における上側部に接続され、第1の方向に向かい配置される第1燃焼ガス流路と、
    前記断熱部内に形成され、かつ、前記第1燃焼ガス流路に接続され、鉛直方向における上方から下方に向かう第2の方向に配置される、第2燃焼ガス流路と、を有する
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第1燃焼ガス流路および前記第2燃焼ガス流路は、複数の板状の断熱部材を積層して構成されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記断熱部が、
    前記第1燃焼ガス流路に対応する貫通孔と前記第2燃焼ガス流路の内壁面に対応する側面とを有する第1断熱部材と、
    前記第2燃焼ガス流路に対応する貫通孔を有する第2断熱部材と、
    前記第2燃焼ガス流路の内壁面に対応する側面を有する第3断熱部材と、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記燃焼ガス排出流路は、
    前記第2燃焼ガス流路と接続し、前記第2の方向と異なる方向である第3の方向に向かい配置される、第3燃焼ガス流路をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の燃料電池。
  5. 前記第1燃焼ガス流路と前記内部空間との接続部が、前記内部空間の鉛直方向での最上部よりも、鉛直方向の下側に引き下がるように、前記第1燃焼ガス流路と前記内部空間とが、接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の燃料電池。
  6. 前記内部空間において、
    前記燃料電池スタックよりも鉛直方向で下側に、前記ガスバーナーが、配置されてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の燃料電池。
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