JP6337247B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
遊技機設置島への弾球遊技機の設置は、弾球遊技機の外枠を構成する上板及び下板を、遊技機設置島の設置用枠板に対して、釘を打ち込んで固定する方法が、従来より一般的に採用されてきた(例えば、特許文献1又は特許文献2)。また、最近では、遊技機設置島の設置用枠板にクランプをビス止め等によって固着した上で、該クランプにて弾球遊技機の外枠(下板)を締め付けることで、固定する方法も行われるようになってきた。
しかしながら、遊技機設置島の構造は遊技店によって一定ではなく、クランプをビス止め等によって固着するための設置用枠板に関しても、クランプを設置するスペースが確保出来ない遊技店も存在する。
また、下板を木材で形成した構成の弾球遊技機を、クランプによって固定しようとすると、誤って強く締め付け過ぎてしまい木材が破損してしまう、という問題がある。この点、強い締め付け力にも破壊しないように、下板を金属(例えば、アルミニウム等)により形成した場合、クランプが滑ってしまって確実に固定できない、という問題も生じる。
本願発明は係る課題に鑑みなされたものであって、個々の遊技店に最適な固定方法で遊技機設置島に設置することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とした。
さらにいえば、複数の凸部及び凹部は、ウェブ部の内の、少なくとも下方に後フランジ部が垂設される部位の上部に設けるようにしても良い。これにより、上方からのクランプ力が加わっても、該荷重を、アルミニウムで形成されて剛性の高い後フランジ部で受けることになるので、損傷や破壊が起き難い。
このように、複数の凸部及び凹部は、下板に横方向からの圧力が加わった場合に対するクランプの滑り止めを実現する、クランプ滑り止め手段である。
さらにいえば、貫通穴は、ウェブ部の内の、少なくとも下方に後フランジ部又は前フランジ部が垂設されていない部位であって且つ釘打込部材が配設される部位に設けるようにしても良い。これにより、貫通穴により釘打込部材の上方が確実に露出し、後フランジ部又は前フランジ部が障害となることなく、確実に釘の打ち込みが可能となる。
こうすることによっても、本発明の効果を奏することは出来る。すなわち、このように綾目ローレット状に形成することで、前後方向に限らず、左右方向への圧力が加わったとしても、クランプのズレが発生し難く、確実なクランプ固定を可能とする。
こうすることによっても、本発明の効果を奏することは出来る。また、クランプする箇所の選択に自由度が増し、より好適な箇所にてクランプ出来るので確実なクランプを可能とする。
このように構成することにより、上方からの圧縮力に対する剛性が高くなり、延いては、高いクランプ力によってクランプしても破壊や損傷を起こすことがないため、強いクランプ力によってより確実な固定を実現することが出来る。
このように構成することにより、薄い平板状に形成すれば、充分な強度が確保出来ることを担保した上で、単純な構成とすることで、製造コストの低減を図ることが可能となる。また、断面略中実箱形状に形成に形成することで、剛性に充分な余裕を持たせる事が出来、遊技店によって様々異なる種類のクランプが使用される状況を前提として、如何に大きなクランプ力で締結したとしても、破壊や損傷を起こすことがないため、一層個々の遊技店に最適な固定方法に対応することが出来る。
さらに、後フランジ部及び前フランジ部の何れか一方を断面中実とし、他方を断面中空として、組み合わせても良い。これにより、例えばクランプ力を支持する後フランジ部は中空として、クランプ力を支持しない前フランジ部は中実の平板状として構成することも出来る。このように、適宜、自由な設計を可能とする。
これにより、左右方向の適宜、任意の位置にて釘を打ち込むことが可能となり、確実な固定を実現可能となる。
これにより、ミーリング加工などの工数の高い加工を必要せず、容易な穿孔加工で実現でき、製造コストを低く抑えることが可能となる。
また、このような俯瞰視真円形状に形成される構成の場合、該貫通穴を、左右方向に沿って列状に連続して設けたり、或いは、マトリックス状に多数備えるようにしても良い。
これにより、低い製造コストで、より任意の位置に釘打ちを行うことが可能となり、確実な釘固定を実現することができる。
また、釘打込部材を木材ではなく、他の素材として例えば、釘の打ち込みにより釘を確実に保持する性能を有した樹脂等で形成することも考えられる。このようにしても、下板の確実な釘固定が可能である。
先ず、 図1を参照して第一実施形態の弾球遊技機としてのパチンコ機50の全体構成を説明する。
なお、以下の各図面を参照した説明において、方向、向き、及び位置関係等を示す場合には、遊技機設置島に設置されて且つ遊技者に対向して位置するパチンコ機50(図1に示す状態)を基準として、向かって右方向を、右、右側、右側方、右側方向、右方向等として説明する。
また、向かって左方向を、左、左側、左側方、左側方向、左方向等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準として、天井方向を、上、上側、上方、上方向等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準として、床向を、下、下側、下方、下方向等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準として、遊技者(手前)側の方向を、前、前側、前方、前方向、手前、手前側、手前側方向、表、表側、表方、表方向等として説明する。
さらに、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準として、遊技機設置島の内部側の方向を、後、後側、後方、後方向、奥、奥側、奥方、奥方向、裏、裏側、裏方、裏方向等として説明する。
このように、以下の図面説明では、個々に視点及び視座が変化しても、該規定した方向に関する用語に基づいて説明を行うものとする。なお、部位の説明等において、上記記載の用語に、「部」や「面」等の用語を複合して記載した場合でも、方向に関しては、無論、上記規定に遵うものである。
外枠51には、上述したヒンジ53a及び53bにより、内枠60が回動自在に軸支されている。つまり内枠60は、ヒンジ53a及び53bによって枢設されることで、図示矢印の軌道にしたがって開閉可能であり、図2には、内枠60が外枠51に対して、前方且つ左方向に向かって開放された状態が示されている。また、内枠60には、上述した遊技盤1が、前方から取付可能となっている。遊技盤1が取り付けられた内枠60は、回動して外枠51の開口部に略収納されて固定されるように構成されている。なお、図2には、前枠(ガラス枠)52の図示を省略している。
外枠51は、少なくとも、上部の上板70、下部の下板71、右部の右板72、及び左部の左板73を備え、これらの上板70、下板71、右板72、及び左板73を図示略矩形状に組み付けることで、縦長の固定外郭保持枠を構成してなる。なお、外枠51の下部且つ前方、すなわち、下板71の前側には、上記幕板54が取り付けられる。
さらに、外枠51は、右上角部に右上外側コーナー部材74、左上角部に左上外側コーナー部材75、右下角部に右下外側コーナー部材76、左下角部に左下外側コーナー部材77を備える。また、外枠51は、開口部の右上隅部に右上内側コーナー部材(図示しない)、左上隅部に左上内側コーナー部材78、右下隅部に右下内側コーナー部材79、左下隅部に左下内側コーナー部材80を備える。これらの各種コーナー部材は、何れも断面略等辺山形状に形成され且つ剛性の高い金属により形成されてなる。左下外側コーナー部材77及び左下内側コーナー部材80に係る構成及び作用については、後で詳述するが、何れも、突き合わせられた2種の板を、外側コーナー部材と内側コーナー部材で挟み込んだ後に、図示所定の取り付け皿ビスによって螺着することで、4隅を直角に組付けて、前記略矩形状に形成するように構成されている。
図3は、本実施形態における外枠の下板及び右横板の組付け状態を示す概略斜視図、としてのA部拡大図であり、図4は、外枠の下板及び右横板の分解状態を示す概略斜視図である。なお、図3及び図4では、下板71及び左板73は、各々の長手方向の中央付近で切断した状態を示しており、図2で示した内枠60及び遊技盤1は省略してある。また、特に下板71の右側端部は、以下に説明する左側端部と略対称の構成となっている。
先ず、左板73は、縦長略平板上に形成され、下部には左板取付ビス83aが挿通される左板取付ビス孔73aが図示2個穿設されている(図4参照)。
また、下板当接部80aには、下板取付ビス83bがネジ止めされる下板取付ネジ孔80eが図示2個螺設される。左板当接部80bには、左板取付ビス83aがネジ止めされる左板取付ネジ孔80fが図示2個螺設される。また、曲折部80dには、起立板部取付ビス83cがネジ止めされる起立板部取付ネジ孔80gが図示1個螺設される。
下板基体81は、横長略平板上に形成されたウェブ部86と、該ウェブ部86の前縁の下面部から下方に向けて垂設されると共に断面略上向きコ字状に形成された前フランジ部85と、ウェブ部86の後縁の下面部から下方に向けて垂設されると共に断面略上向きコ字状に形成された後フランジ部84と、ウェブ部86の前後方向のやや前方よりの位置に、上方に向かって立設された略平板状の起立板部87と、を備える。なお、前フランジ部85、後フランジ部84、及び上記した釘打込部材82の高さは、略同じとなるように形成されている。また、ウェブ部86は、左端部近傍に、下板取付ビス83bが挿通される下板取付ビス孔86aが図示2個穿設されている。
また、釘打込部材82には、左端部近傍に、下板取付ビス83bが挿通される下板取付ビス孔82aが図示2個穿設されている。
また、起立板部87は、左端部近傍に、起立板部取付ビス83cが挿通される起立板部取付ビス孔87aが図示1個穿設されている。
さらに、上述した、釘打込部材82が嵌入される下板基体81の下方の空間は、ウェブ部86の下方直下において、前フランジ部85と後フランジ部84との間隙として形成され且つ下方に向かって開口されてなる凹部空間88として構成されている。
すなわち、釘打込部材82を、下板基体81の凹部空間88に嵌入(挿入)し、左板73の下端部且つ右側面部を、下板基体81の左端部に当接する。次いで、左下外側コーナー部材77を、左板当接部77aの右側面部が左板73の下端部且つ左側面部に当接し、下板当接部77bの上側面部が釘打込部材82及び下板基体81の左端部且つ下側面部に当接するように配置する。更に、左下内側コーナー部材80を、下板当接部80aの下側面部がウェブ部86の左端部且つ上側面部に当接し、左板当接部80bの左側面部が左板73の下端部且つ右側面部に当接し、曲折部80dの前側面部が起立板部87の左端部且つ後側面部に当接するように配置する。
このように配置した上で、左板取付ビス83aを、左板当接部77aの左板取付ビス孔77c、及び、左板73の左板取付ビス孔73aに挿通し、更に左板当接部80bの左板取付ネジ孔80fに螺着して固定する。次に、下板取付ビス83bを、下板当接部77bの下板取付ビス孔77d、釘打込部材82の下板取付ビス孔82a、及び、ウェブ部86の下板取付ビス孔86aに挿通し、更に下板当接部80aの下板取付ネジ孔80eに螺着して固定する。更に、起立板部取付ビス83cを、起立板部87の起立板部取付ビス孔87aに挿通し、更に曲折部80dの起立板部取付ネジ孔80gに螺着して固定する。これにより、外枠51の左下角部は、下板71(下板基体81と釘打込部材82)及び左板73が直交した姿勢で組み付けられる。
図5は、下板基体81の右側端部の平面図及びA―A矢視断面図と、ウェブ部86の後縁部分のB部拡大図である。
A―A矢視断面図に示すように、ウェブ部86の後縁部分の下方には後フランジ部84が、またウェブ部86の前縁部分の下方には前フランジ部85が、さらにウェブ部86の前縁部分の上方には起立板部87が、それぞれ設けられていることは上述したとおりである。そして、後フランジ部84と前フランジ部85の間隙として形成される凹部空間88には、図示釘打込部材82が嵌入されて取り付けられる。取り付けられた図示釘打込部材82の上面部は、ウェブ部86の下側面部と当接され、上方からは隠蔽されるようになっている。
また、貫通穴89は、ウェブ部86の前後方向の略中央付近、すなわち凹部空間88の上方位置に設けられるが、これを換言すると、上記凹凸部90が少なくとも設けられるウェブ部86の後縁よりも、前方位置に、貫通穴89は設けられる。
さらに、本実施形態の貫通穴89は(図8のD部拡大図参照)、少なくとも断面略山形状の畝部90aの頂部に設けられる。詳しくは、少なくとも畝部90aの頂部を含む領域に設けられ、図示のとおり、隣接する溝部90b、畝部90aに跨って設けられている。換言すれば、本実施形態の貫通穴89は、溝部90bにのみ設けられるものではなく、溝部90bに設けられる場合には必ず隣接する畝部90aから該溝部90bにまで拡張して設けられるものである。
図6及び図7は、外枠51を図示クランプ91により遊技機設置島に設置する状態を示している。
外枠51の下板71(下板基体81と釘打込部材82)は、遊技機設置島の設置用枠板92に載置され、予め該設置用枠板92に取り付けられて固定されたクランプ91によりクランプされる。詳述すると、下板71を設置用枠板92の上に載置して、クランプ91の前面部に設けられたストッパまで後退させて当接して前後方向の位置決めを行い、クランプ91のレバー91bを図示矢印方向に傾倒すると、クランプ91のクランプ部91aが図示矢印方向に下降する。該下降したクランプ部91aの先端部が、C部拡大図に示すように、ウェブ部86の後縁の上面部分に設けられた溝部90bに当接し、さらに強くレバー91bを傾倒することによりクランプ部91aの先端部が溝部90bを加圧することで、確実に下板71が設置用枠板92に固定される。
外枠51の下板71(下板基体81と釘打込部材82)は、遊技機設置島の設置用枠板92に載置され、貫通穴89に挿入された釘93を、貫通穴89から上方に向かって露出した釘打込部材82を介して、釘打込部材82の下方に位置する設置用枠板92に、ハンマー94にて打ち込むことで、設置用枠板92に固定される。
次に本発明の実施形態に係る変形例について、図9を参照して説明する。
なお、以下に説明する変形例は、上述した第一実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。
先ず、図9(A)を参照して、本発明の第1変形例について説明する。図9(A)は、第1変形例の下板基体181と釘打込部材182の断面図である。
本変形例の下板は、アルミニウムで形成された下板基体181と、該下板基体181の下方の空間に嵌入されると共に略横長板状の木材で形成されてなる釘打込部材182を備える。下板基体181と釘打込部材182は、左右方向の長さを略同じに形成されている。
下板基体181は、横長略平板上に形成されたウェブ部186と、該ウェブ部186の前縁の下面部から下方に向けて垂設されると共に断面略平板状に形成された前フランジ部185と、ウェブ部186の後縁の下面部から下方に向けて垂設されると共に断面略平板状に形成された後フランジ部184と、ウェブ部186の前後方向のやや前方よりの位置に、上方に向かって立設された略平板状の起立板部187と、を備える。なお、前フランジ部185、後フランジ部184、及び上記した釘打込部材182の高さは、略同じとなるように形成されている。
さらに、上述した、釘打込部材182が嵌入される下板基体181の下方の空間は、ウェブ部186の下方直下において、前フランジ部185と後フランジ部184との間隙として形成され且つ下方に向かって開口されてなる凹部空間として構成されている。
本変形例のウェブ部186は、少なくとも後縁の上面部分に、複数の凹部及び凸部で構成される凹凸部190を備える。凹凸部190を構成する断面略山形状の畝部と断面略谷形状の溝部については、上述した第一実施形態と同様の構成である。
また、ウェブ部186の前後方向の略中央付近、すなわち凹部空間の上方位置には、貫通穴189が上方から下方に向けて貫設されている。貫通穴189に係る構成も、上述した第一実施形態と同様の構成である。
また、前フランジ部185及び後フランジ部184の厚みは適宜変更可能であり、例えば第一実施形態と同様の前後方向の厚みに設定して、さらに中実で形成しても良い。これにより、剛性が高まり、大きなクランプ力で締結しても変形及び破壊を起こす虞がない。
本変形例の下板は、アルミニウムで形成された下板基体281と、該下板基体281の下方の空間に嵌入されると共に略横長板状の木材で形成されてなる釘打込部材282を備える。下板基体281と釘打込部材282は、左右方向の長さを略同じに形成されている。
下板基体281は、横長略平板上に形成されたウェブ部286と、該ウェブ部286の前縁の下面部に取付けられ且つ断面略中空箱状に形成されてなる前フランジ部285と、ウェブ部286の後縁の下面部に取付けられ且つ断面略中空箱状に形成されてなる
後フランジ部284と、ウェブ部286の前後方向のやや前方よりの位置に、上方に向かって立設された略平板状の起立板部287と、を備える。なお、前フランジ部285、後フランジ部284、及び上記した釘打込部材282の高さは、略同じとなるように形成されている。
さらに、上述した、釘打込部材282が嵌入される下板基体281の下方の空間は、ウェブ部286の下方直下において、前フランジ部285と後フランジ部284との間隙として形成され且つ下方に向かって開口されてなる凹部空間として構成されている。
本変形例のウェブ部286は、少なくとも後縁の上面部分に、複数の凹部及び凸部で構成される凹凸部290を備える。凹凸部290を構成する断面略山形状の畝部と断面略谷形状の溝部については、上述した第一実施形態と同様の構成である。但し、本変形例の凹凸部290は、後フランジ部284の上方でウェブ部286の後縁部分にのみ設けられている。
また、ウェブ部286の前後方向の略中央付近、すなわち凹部空間の上方位置には、貫通穴289が上方から下方に向けて貫設されている。貫通穴289に係る構成も、上述した第一実施形態と同様の構成である。
本変形例の下板基体281は、上述したように、前フランジ部285及び後フランジ部284が、ウェブ部286に対して取り付け、取り外し可能な別体で構成されている。前フランジ部285及び後フランジ部284の上面部には図示した断面凹部状の溝部が左右方向に沿って条設され、これに対してウェブ部286の前縁及び後縁の下面部には、上記溝部に嵌合する断面凸部状の畝部が条設され、これらの構成により位置決め可能となっている。
本変形例の下板は、アルミニウムで形成された下板基体381のウェブ部386の前後方向の略中央付近、すなわち凹部空間の上方位置には、複数の貫通穴389が上方から下方に向けて貫設されている。貫通穴389は、上述した第一実施形態の略長円形状に形成された貫通穴89とは異なり、略真円形状に形成されて、且つ貫通穴89と略同じ領域に亘って即ち左右方向に沿って列状に並んで複数個が穿設された構成である。
本変形例では、このように貫通穴を略長円形状ではなく略真円形状に形成することで、ミーリング加工等の手間をかけなくても、簡易な孔明け加工によって実現可能となり製造コストを抑制することができる。
また、このような貫通穴389を、左右方向に列状に設けるだけではなく、より大きな領域に拡大して、マトリックス状すなわち前後方向且つ左右方向に碁盤の目状に多数穿設するように構成しても良い。
このようにすることで、より任意の位置に釘93を打ち込むことが可能となり、釘93による固定作業の自由度が向上する。
このように構成することで、下枠の重量を軽減することが可能となる。また、パチンコ機50の他の構成との干渉を容易に回避することや、特に後フランジ部に関しては、狭隘な遊技機設置島の設備内部における各種装置との干渉を回避することができる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
50:パチンコ機
51:外枠
60:内枠
70:上板
71:下板
72:右板
73:左板
81:下板基体
82:釘打込部材
84:後フランジ部
85:前フランジ部
86:ウェブ部
89:貫通穴
90:凹凸部
181:下板基体
182:釘打込部材
184:後フランジ部
185:前フランジ部
186:ウェブ部
189:貫通穴
190:凹凸部
281:下板基体
282:釘打込部材
284:後フランジ部
285:前フランジ部
286:ウェブ部
289:貫通穴
290:凹凸部
381:下板基体
386:ウェブ部
389:貫通穴
Claims (3)
- 遊技機島設備に固定する外枠を、上板と下板と左右の横板により略矩形状に形成して備えた弾球遊技機において、
前記下板は、
略横長平板状に形成されたウェブ部と、該ウェブ部の後縁の下方に垂設される後フランジ部と、前記ウェブ部の前縁の下方に垂設される前フランジ部と、を備えると共にアルミニウムで形成されてなる下板基体と、
前記後フランジ部の前方且つ前記ウェブ部の直下位置に配設され且つ木材で形成される釘打込部材と、で構成され、
前記ウェブ部は、
少なくとも前記後縁の上部に、複数の凸部及び凹部を備え、該後縁の上部よりも前方に前記釘打込部材が露出する貫通穴を備えた、
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記貫通穴は、少なくとも前記凸部の頂部に設けられること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、
前記複数の凸部及び凹部は、前記後縁の上部の左右方向に沿って条設された断面略山形状の畝部及び断面略谷形状の溝部であること、
を特徴とする弾球遊技機。
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