JP6335500B2 - 電子機器および制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティ機能を有する画像投射装置その他の電子機器に関する。
電子機器には無線通信機能を有するものが多くあり、電子機器の一種である画像投射装置(プロジェクタ)にも無線通信機能を有するものがある。また、電子機器には、起動時にユーザにパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードが正規ユーザによって事前に設定されたパスワードと一致した場合にのみ該電子機器使用することが許可されるというセキュリティ機能を有するものがある。そして、プロジェクタにもこのようなセキュリティ機能を有するものがある。
ただし、従来のセキュリティ機能では、正規ユーザも起動時に毎回パスワードを入力する必要があり、正規ユーザにとって煩わしい操作になっている。
特許文献1には、プロジェクタにおいて、その設置状態や設定状態を記憶しておき、その状態に変化があった場合にのみパスワードの入力を要求することで、正規ユーザのパスワードの入力頻度を低減する方法が開示されている。この方法によれば、据え置きで使用されるプロジェクタにおいてはその設置状態や設定状態が変化することが少ないため、パスワードの入力頻度を低減することができる。
特開2006−308826号公報
しかしながら、プロジェクタを会議室等の複数の場所に持ち運びして使用する場合、プロジェクタの設置状態が場所ごとに異なることが多く、ユーザが同一であっても使用ごとにパスワードの入力が必要になる可能性が高い。
本発明は、セキュリティ機能を確保しつつ正規ユーザによるパスワードの入力頻度を低減できるようにした電子機器(画像投射装置)を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、無線通信手段を有する電子機器であって、特定の無線通信機器の固有情報を記憶する記憶手段と、無線通信手段を通じて該電子機器の周囲に存在する無線通信機器を検索する検索手段と、該検索により検出した無線通信機器の固有情報を特定の無線通信機器の固有情報と比較する比較手段と、電子機器の動作機能の使用を許可するためのパスワードをユーザに設定させる制御手段とを有する。制御手段は、検出した無線通信機器の固有情報が特定の無線通信機器の固有情報に一致したときは上記動作機能の使用を許可し、検出した無線通信機器の固有情報が特定の無線通信機器の固有情報に一致しないときはユーザにパスワードを入力させ、該パスワードが上記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致しない場合は該動作機能の使用を制限し、パスワードが上記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致した場合は該動作機能の使用を許可し、検索により検出した無線通信機器の固有情報を特定の無線通信機器の固有情報として記憶手段に記憶させることを特徴とする。
電子機器には、光を変調する光変調素子と、該変調された光を被投射面に投射する投射光学系とを有する画像投射装置も含まれる。
また、本発明の他の一側面としての制御プログラムは、無線通信手段を有する電子機器のコンピュータにセキュリティ処理を実行させる。該セキュリティ処理は、特定の無線通信機器の固有情報を記憶し、無線通信手段を通じて該電子機器の周囲に存在する無線通信機器を検索し、該検索により検出した無線通信機器の固有情報を特定の無線通信機器の固有情報と比較し、電子機器の動作機能の使用を許可するためのパスワードをユーザに設定させる処理を含む。そして、検出した無線通信機器の固有情報が特定の無線通信機器の固有情報に一致したときは上記動作機能の使用を許可し、検出した無線通信機器の固有情報が特定の無線通信機器の固有情報に一致しないときはユーザにパスワードを入力させ、該パスワードが上記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致しない場合は該動作機能の使用を制限し、パスワードが上記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致した場合は該動作機能の使用を許可して、検索により検出した無線通信機器の固有情報を特定の無線通信機器の固有情報として記憶することを特徴とする。
本発明によれば、検索により検出した無線通信機器の固有情報が特定の無線通信機器の固有情報に一致したときに限り、電子機器の動作機能の使用を(パスワードの入力がなくても)許可する。このため、セキュリティ機能を確保しつつ正規ユーザによるパスワードの入力頻度を低減することができる。
本発明の実施例1である画像投射装置の構成を示すブロック図。 実施例1の画像投射装置がアクセスする無線ネットワークを模式的に示した図。 実施例1の画像投射装置の起動セキュリティの初期設定処理を示すフローチャート。 実施例1の画像投射装置の起動セキュリティ処理を示すフローチャート。 本発明の実施例2である画像投射装置の起動セキュリティ処理を示すフローチャート。 実施例2の画像投射装置がアクセスする無線ネットワークを模式的に示した図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置の構成を示している。画像投射装置は電子機器の一種であり、光変調素子として液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイスを用いたものがある。以下、液晶パネルを用いた画像投射装置について説明し、画像投射装置をプロジェクタという。
プロジェクタは、画像投射部101、映像信号入力部102、映像信号処理部103、映像信号出力部104、制御部105、無線通信部106、第1の記憶部107、第2の記憶部108およびユーザ操作入力部109により構成されている。
映像信号入力部102は、制御部105からの制御信号に基づいて外部からの映像信号の入力を受け、映像信号処理部103および第1の記憶部107に該映像信号を供給する。第1の記憶部107は、映像信号入力部102や映像信号処理部103からの映像信号を記憶する。映像信号処理部103は、制御部105からの制御信号に基づいて、映像信号入力部102から入力される映像信号や第1の記憶部107に記憶されている映像信号に所定の映像処理を行う。所定の映像処理は、例えば映像の明るさ、コントラスト、色の濃淡、輪郭強調等の画質調整や、画像サイズの拡大および縮小、OSD(On Screen Display)合成処理を含む。
無線通信部(無線通信手段)106は、不図示の無線通信用のアンテナを備え、該アンテナを通じてアクセスポイントに代表される無線通信機器との間で無線通信を行うことで、無線LAN等のネットワークに対して送受信されるデータの変調や復調を行う。無線通信を、以下の説明では単に通信ともいう。
第2の記憶部108は、制御部105が実行する制御プログラム、映像信号処理部103で使用する映像処理の調整パラメータ、パスワード、無線通信部106に関連する固有情報等を記憶する。これらの記憶内容は電源をオフにしても保持される。
映像信号出力部104は、制御部105からの制御信号に基づいて、映像信号処理部103で処理された映像信号や第1の記憶部107に記憶されている映像信号処理部103で処理された映像信号を画像投射部101に出力する。
ユーザ操作入力部109は、例えばリモートコントローラやプロジェクタ本体に設けられた操作ボタンによってユーザにより入力される指示やパスワード等を、制御部105に出力する。
画像投射部101は、光源としてのランプ110、ランプ駆動部111、液晶パネル112、パネル駆動部113、投射レンズ(投射光学系)114およびレンズ駆動部115により構成されている。
ランプ110としては、白色光を発する高圧水銀ランプ等の発光放電管が用いられる。ランプ110に代わる光源として、LEDを用いてもよい。ランプ駆動部111は、制御部105からの制御信号に基づいてランプ110への駆動電力を制御し、ランプ110の点灯と消灯を行う。ランプ110からの白色光は、不図示の色分解光学系によって緑(G)光、赤(R)光および青(B)光とに分離され、色ごとに設けられた液晶パネル112に導かれる。
パネル駆動部113は、制御部105からの制御信号と、映像信号出力部104から出力される映像信号とに基づいて、色ごとの液晶パネル112を駆動するための駆動信号を生成する。
G光、B光およびR光は、液晶パネル駆動部113からの駆動信号に応じて駆動される液晶パネル112によって色ごとに変調され、その後、不図示の色合成光学系により合成されて、投射レンズ114に導かれる。
レンズ駆動部115は、制御部105からの制御信号に基づいて投射レンズ114のフォーカスやズーム倍率を調整する。投射レンズ114は、入射したRGB合成光を設定されたズーム倍率でスクリーン等の被投射面116に投射する。これにより、入力された映像信号に対応するカラー画像が表示される。
図2には、本実施例のプロジェクタ207と、アクセスポイントおよびそのネットワークエリアとを模式的に示している。プロジェクタ207がアクセスポイントからの電波が到達可能な範囲を示すネットワークエリア内に位置すれば、そのアクセスポイントを通じて無線LAN等のネットワークに接続(アクセス)することができる。図2では、プロジェクタ207の周囲には、ネットワークエリア202を有するアクセスポイント201と、ネットワークエリア204を有するアクセスポイント203と、ネットワークエリア206を有するアクセスポイント205とが存在する。プロジェクタ207は、ネットワークエリア202およびネットワークエリア204の中に位置するため、アクセスポイント201,203と通信が可能である。一方、プロジェクタ207は、ネットワークエリア206の外に位置するため、アクセスポイント205とは通信できない。
各アクセスポイントは、その固有情報として、SSID(Service Set Identifier)と、MACアドレス(Media Access Control address)に相当するBSSID(Basic Service Set Identifier)とを有する。本実施例では、アクセスポイント201は、SSIDとしてAAAを、BSSIDとしてaa:aa:aa:aa:aa:aaを有する。また、アクセスポイント203は、SSIDとしてBBBを、BSSIDとしてbb:bb:bb:bb:bb:bbを有する。さらに、アクセスポイント205は、SSIDとしてCCCを、BSSIDとしてcc:cc:cc:cc:cc:ccを有する。
次に、図2に示した環境において本実施例のプロジェクタで行われる処理について、図3および図4を用いて説明する。図3のフローチャートには、起動セキュリティ用の初期設定時の処理を示している。この処理および図4に示す処理は、コンピュータとしての制御部105がコンピュータプログラムとしての制御プログラムに従って実行する。制御部105は、検索手段、比較手段および制御手段とて機能する。
ステップ301では、制御部105は、起動セキュリティ用のパスワードが既に設定されているか否かを確認する。このパスワードは、プロジェクタの正規ユーザ以外のユーザ(非正規ユーザ)による不正使用や非正規ユーザによるプロジェクタの設定内容の変更を防止するためのものである。すなわち、設定されたパスワードと同一のパスワードが入力されることで、プロジェクタの画像投射機能や各種設定変更機能といった動作機能を使用可能となる。パスワードが既に設定されて第2の記憶部108に記憶されている場合はステップ303に進む。パスワードが設定されていない場合はステップ302に進み、ユーザに対してパスワードの入力および設定を要求する。この要求は、OSD画面またはプロジェクタ本体に設けられた不図示の表示部を通して行われる。ユーザがユーザ操作入力部109を操作してパスワードを入力と、そのパスワードは第2の記憶部108に記憶されて設定が完了する。
ステップ303では、制御部105は、ユーザにユーザ操作入力部109からパスワードを再度入力させ、そのパスワードが第2の記憶部108に記憶されているパスワードと一致するか否かを確認する。パスワードが一致する場合はステップ304に進み、パスワードが不一致の場合はそのまま本処理を終了する。
ステップ304では、制御部105は、無線通信部106を通じて周囲のアクセスポイントを検索(スキャニング)する。この検索では、アクセスポイントが発信しているビーコンを無線通信部106で受信することでそのアクセスポイントを検出する。また、無線通信部106よりプローブリクエストを送信し、これを受信したアクセスポイントから送信されるプローブレスポンスを受信することによりそのアクセスポイントを検出する。アクセスポイントが検出された場合、制御部105は、ステップ306に進む。
図2に示す環境では、制御部105は、アクセスポイント201とアクセスポイント203を検出する。アクセスポイントが検索できなかった場合はステップ305に進む。ステップ305では、電波の状態によってはプロジェクタ207がネットワークエリア内に位置しても通信不能である場合もあるので、制御部105は、検索を予め設定されている所定回数繰り返したか否かを確認する。所定回数繰り返していない場合は、制御部105はステップ304に進み、再度、検索を行う。所定回数繰り返した場合は、制御部105は、周囲にアクセスポイントが存在しないと判定して、本処理を終了する。
ステップ306では、制御部105は、検出したアクセスポイントの固有情報を取得する。具体的には、検出されたアクセスポイントのビーコンまたはプローブレスポンスから固有情報を取得する。図2に示す環境では、アクセスポイント201の固有情報としてSSIDであるAAAとBSSIDであるaa:aa:aa:aa:aa:aaとを取得する。また、アクセスポイント203の固有情報としてSSIDであるBBBとBSSIDであるbb:bb:bb:bb:bb:bbとを取得する。
次に、ステップ307では、制御部105は、ステップ306で検出されたアクセスポイントの固有情報をOSD画面または表示部に一覧表示する。
次に、ステップ308では、制御部105は、OSD画面または表示部での表示を通して、ユーザに起動セキュリティのために使用する固有情報をステップ307で一覧表示したアクセスポイントの固有情報の中から1つ以上選択させる。ユーザによりユーザ操作入力部109を通して固有情報が選択されると、その固有情報(以下、特定固有情報という)を第2の記憶部108に記憶する。
以上の起動セキュリティ用の初期設定処理により、第2の記憶部108に起動セキュリティ用の特定固有情報が記憶され、次回のプロジェクタの起動時からその特定固有情報をパスワード代わりに用いた起動セキュリティを有効にすることができる。
図4のフローチャートには、本実施例における起動セキュリティ処理を示す。ステップ401では、制御部105は、起動セキュリティが有効であるか否かを確認する。すなわち、予めユーザ設定によって起動セキュリティを使用するか否かが設定されているので、その設定を確認する。無効である場合はステップ407に進み、有効である場合はステップ402に進む。なお、第2の記憶部108に特定固有情報が記憶されていた場合は、このステップでの確認を行わずに自動的に起動セキュリティを有効としてもよい。
ステップ402では、制御部105は、図3のステップ304と同様に、アクセスポイントが周囲に存在するか否かを検索する。アクセスポイントを検出できた場合はステップ404に進み、アクセスポイントを検出できなかった場合はステップ403に進む。
ステップ403では、制御部105は、図3のステップ305と同様に、検索を予め設定されている所定回数繰り返したか否かを確認する。所定回数繰り返していない場合はステップ402に進み、制御部105は、再度、周囲のアクセスポイントの検索を行う。所定回数繰り返した場合は、制御部105は、周囲にアクセスポイントが存在しないと判定して、ステップ406に進む。
ステップ404では、制御部105は、図3のステップ306と同様に、検出されたアクセスポイントの固有情報を取得する。図2に示す環境では、アクセスポイント201の固有情報としてSSIDであるAAAとBSSIDであるaa:aa:aa:aa:aa:aaとを取得する。また、アクセスポイント203の固有情報としてSSIDであるBBBとBSSIDであるbb:bb:bb:bb:bb:bbとを取得する。
次に、ステップ405では、制御部105は、ステップ404で取得した固有情報のそれぞれを、起動セキュリティ用として第2の記憶部108に記憶されている特定固有情報と比較する。ステップ404で取得した固有情報のいずれかが特定固有情報と一致した場合はステップ407に進み、制御部105は、ユーザに対してパスワードの入力要求を行わずにプロジェクタの画像投射機能や各種設定変更機能を含むすべての動作機能の使用(起動)を許可する。一方、不一致の場合は、ステップ406に進む。
ステップ406では、制御部105は、周囲にアクセスポイントが存在しなかった場合と特定固有情報と一致する固有情報を有するアクセスポイント(特定のアクセスポイント)が存在しなかった場合に、ユーザに対するパスワードの入力要求を行う。この入力要求は、OSD画面または表示部での表示を通して行われる。ユーザ操作入力部109を通してユーザによりパスワードが入力されると、制御部105は、この入力パスワードを第2の記憶部108に記憶されているパスワードと比較する。
パスワードが一致した場合はステップ407に進み、制御部105は、プロジェクタの画像投射機能や各種設定変更機能を含むすべての動作機能の使用(起動)を許可する。不一致の場合はステップ408に進み、制御部105は、プロジェクタの画像投射機能や各種設定変更機能を含むすべての動作機能の使用(起動)を制限する。そして、例えば、管理者へ問い合わせる旨を表示して電源をオフする以外の操作を受け付けないようにしたり、強制的に電源をオフする旨を表示して電源をオフする動作をしたりする。
なお、画像投射機能や各種設定変更機能の両方を制限するのではなく、画像投射機能の使用は許可するが、各種設定変更機能は制限するようにしてもよい。つまり、複数の動作機能のうちより重要な動作機能である少なくとも1つを制限するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、検出されたアクセスポイントの固有情報が初期設定時に記憶された特定のアクセスポイントの固有情報(特定固有情報)一致した場合には、パスワードの入力要求を行うことなくプロジェクタの動作機能の使用を許可する。このため、特定のアクセスポイントからの電波が到達するネットワークエリア内であれば、ユーザはパスワードを入力する煩わしさを感じることなくプロジェクタを使用することができる。一方、第三者が特定固有情報と同じ固有情報を有するアクセスポイントを構築することは困難であり、さらにはユーザが初期設定したパスワードも知り得ないため、プロジェクタを不正に入手したとしてもそれを使用することは困難になる。
次に、本発明の実施例2のプロジェクタについて説明する。本実施例のプロジェクタの構成は実施例1と同じであり、共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。また、起動セキュリティ用の初期設定処理も図3に示したものと同じである。
図5のフローチャートを用いて、本実施例における起動セキュリティ処理について説明する。図5に示す処理は、コンピュータとしての制御部105がコンピュータプログラムとしての制御プログラムに従って実行する。
ステップ501〜ステップ508の処理はそれぞれ、実施例1の図4のステップ401〜ステップ408の処理に相当する。このため、説明は省略する。
ステップ509では、制御部105は、ステップS506で設定パスワードと同じパスワードが入力されたことを条件として、ステップ505にて起動セキュリティ用の特定固有情報とは不一致であった固有情報を第2の記憶部108に記憶する。このとき、その固有情報が初めて記憶される場合は、該固有情報の検出回数を1として記憶する。また、過去に記憶した固有情報と同一であった場合は、検出回数を1加算して記憶する。
次に、ステップ510では、制御部105は、ステップ509で記憶した固有情報が、過去から継続的に所定の複数回検出された固有情報であるか否かを判定する。検出回数が所定の複数回以上である固有情報であった場合は、新規登録候補のアクセスポイントが存在するとしてステップ511に進む。ステップ509で記憶した固有情報が検出回数が所定の複数回以上の固有情報でない場合、または後述する検索対象外として記憶されている場合は、ステップ507に進む。ステップ507では、制御部105は、プロジェクタの画像投射機能や各種設定変更機能を含むすべての動作機能の使用(起動)を許可する。
ステップ511では、制御部105は、継続的に検出された固有情報を起動セキュリティ用の特定固有情報として登録するか否かをユーザに確認する。具体的には、OSD画面または表示部での表示を通して、継続的に検出された固有情報がある旨をユーザに通知するとともに、これを登録するか否かをユーザに問う。ユーザ操作入力部109を通してユーザが登録する旨を入力した場合は、ステップ512に進み、その固有情報を起動セキュリティ用の特定固有情報として第2の記憶部108に記憶する。登録された場合、次回の起動から今回登録された固有情報も起動セキュリティ用の特定固有情報として使用される。
この機能は、例えば図6に示すネットワーク環境において、プロジェクタ207にて初期設定された特定固有情報はアクセスポイント201やアクセスポイント203の固有情報であり、その後アクセスポイント205がネットワーク環境に追加された場合に有効である。この場合、追加されたアクセスポイント205と最初に通信する際はパスワードの入力が必要になるが、アクセスポイント205との通信を継続的に複数回行った場合は、このアクセスポイント205の固有情報を特定固有情報として新規に登録することができる。そして、登録後の次の起動からはパスワードが入力要求されることなくプロジェクタ207を使用することができる。アクセスポイント205の固有情報を特定固有情報として登録しない場合は、次回からは検索対象外として第2の記憶部108に記憶し、次回以降は新規登録候補としないようにすることが望ましい。
本実施例では、同じ固有情報の検出回数によって新規登録候補とするか否かを判定する場合について説明したが、一定間隔で検索を行い、検出された継続時間を積算し、該継続時間が所定時間以上か否かによって新規登録候補とするか否かを判定してもよい。また、新規登録候補があった場合、自動的に起動セキュリティ用の特定固有情報として登録してもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、特定固有情報ではない固有情報が継続的に検出された場合は、ユーザに登録を促したり自動で登録したりするので、次回の起動からはパスワードを入力することなくプロジェクタを使用することができる。
上記各実施例では、プロジェクタを例として説明したが、可搬性のある電子機器であれば同様な起動セキュリティ処理(初期設定処理を含む)を適用することができる。また、上記各実施例では、無線通信機器がアクセスポイントである場合について説明したが、無線通信機器には、アドホックモード(ad hoc mode)で動作するパーソナルコンピュータやプリンタ等の無線通信が可能な機器も含む。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
セキュリティ機能を簡易に使用できる画像投射装置等の電子機器を提供できる。
105 制御部
106 無線通信部
108 第2の記憶部
207 プロジェクタ
201,203,205 アクセスポイント

Claims (6)

  1. 無線通信手段を有する電子機器であって、
    特定の無線通信機器の固有情報を記憶する記憶手段と、
    前記無線通信手段を通じて該電子機器の周囲に存在する無線通信機器を検索する検索手段と、
    該検索により検出した無線通信機器の固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報と比較する比較手段と、
    前記電子機器の動作機能の使用を許可するためのパスワードをユーザに設定させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記検出した無線通信機器の固有情報が前記特定の無線通信機器の固有情報に一致したときは前記動作機能の使用を許可し、
    前記検出した無線通信機器の固有情報が前記特定の無線通信機器の固有情報に一致しないときは前記ユーザにパスワードを入力させ、
    該パスワードが前記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致しない場合は該動作機能の使用を制限し、
    前記パスワードが前記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致した場合は該動作機能の使用を許可して、前記検索により検出した無線通信機器の固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記記憶した固有情報が所定回数または所定時間にわたって検出された場合に該記憶した固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記記憶した固有情報が所定回数または所定時間にわたって検出された場合に該記憶した固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報として前記記憶手段に記憶する否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 該電子機器は、光を変調する光変調素子と、該変調された光を被投射面に投射する投射光学系とを有する画像投射装置であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記画像投射装置としての前記電子機器において使用が制限される前記動作機能は、画像を投射する機能および該装置の設定を変更する機能の両方または該装置の設定を変更する機能であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 無線通信手段を有する電子機器のコンピュータにセキュリティ処理を実行させる制御プログラムであって、
    前記セキュリティ処理は、
    特定の無線通信機器の固有情報を記憶し、
    前記無線通信手段を通じて前記電子機器の周囲に存在する無線通信機器を検索し、
    該検索により検出した無線通信機器の固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報と比較し、
    前記電子機器の動作機能の使用を許可するためのパスワードをユーザに設定させる処理を含み、
    前記検出した無線通信機器の固有情報が前記特定の無線通信機器の固有情報に一致したときは前記動作機能の使用を許可し、
    前記検出した無線通信機器の固有情報が前記特定の無線通信機器の固有情報に一致しないときは前記ユーザにパスワードを入力させ、
    該パスワードが前記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致しない場合は該動作機能の使用を制限し、
    前記パスワードが前記動作機能の使用を許可するためのパスワードと一致した場合は該動作機能の使用を許可して、前記検索により検出した無線通信機器の固有情報を前記特定の無線通信機器の固有情報として記憶することを特徴とする電子機器の制御プログラム。
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