JP6335108B2 - 座席装置 - Google Patents

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Description

本発明は、座席の下部にカバーを備える椅子に関し、例えば、座席下部に座席を支えるフット(脚)を備え、該フットを覆うフットカバーと、前側フットのフットカバーと後側フットのフットカバーとの間に設けられるサイドカバーとを備える自動車用のシート(座席装置)に関するものである。
例えば、自動車用のシートにおいては、従来は、フットカバーとサイドカバーを、それぞれ単独で、シートを支えるフレームに取り付けていた。そのため、取り付けの手間がかかるとともに、フットカバーの表面とサイドカバーの表面を段差なく合わせるために、追加部品を必要としていた。
下記の特許文献1には、車両用シートの下部をカバーするアンダーカバーを、車両用シートの下部前面を覆うフロントカバーと、車両用シートの下部側面を覆うサイドカバーとから構成し、フロントカバーを高さ方向にスライドさせることにより、フロントカバーとサイドカバーとを繋ぐように組み合わせる技術が開示されている。しかし、これは、フロントカバーとサイドカバーとを繋ぐものであって、フットカバーとサイドカバーを繋ぐものではない。
特開2011−11668号公報
本発明の目的は、座席下部において座席を支えるフットを覆うフットカバーと、フットカバーとフットカバーとの間に設けられるサイドカバーとを、より容易にかつ段差なく繋ぐことのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するための、本願発明の座席装置の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
着座者が腰を下ろす着座部と、該着座部を支えるフレームと、前記フレームを支える脚である第1のフット及び第2のフットを備える座席装置であって、
前記第1のフットを覆う第1のフットカバーと、
前記第2のフットを覆う第2のフットカバーと、
前記第1のフットカバーと前記第2のフットカバーとの間に配置されるサイドカバーとを備え、
前記フレームは、前記第1のフットカバーの前記サイドカバーへの装着をガイドするガイド穴と、前記サイドカバーを装着するためのサイドカバー装着穴とを有し、
前記第1のフットカバーは、前記サイドカバーと嵌合する第1の係止部と、前記ガイド穴と係合するガイド爪とを有し、
前記サイドカバーは、前記サイドカバー装着穴に装着するための装着爪と、前記第1の係止部と嵌合する第2の係止部とを有し、
前記サイドカバーが前記フレームに装着された後、前記ガイド爪が前記ガイド穴と係合され、その後、前記第1のフットカバーが前記サイドカバーの方向へ移動されることにより、前記第1の係止部が前記第2の係止部に嵌合されることを特徴とする座席装置。
上記構成によれば、フットカバーとサイドカバーとを、より容易にかつ段差なく繋ぐことことができる。
本発明の実施形態に係る座席装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの斜視図である。 本発明の実施形態に係る前フットカバーの斜視図である。 本発明の実施形態に係る後フットカバーの斜視図である。 本発明の実施形態に係るサイドカバーの斜視図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの側面図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの取り付け状態を説明する図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図(その1)である。 図6におけるA-A断面図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図(その2)である。 図6におけるB-B断面図である。 本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図である。
本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る座席装置の斜視図である。本実施形態の座席装置100は、自動車用のシートであり、図1に示すように、着座者の背もたれとなるシートバック1と、シートバック1の側面に取り付けられ着座者の腕を載せるアームレスト2と、着座者が腰を下ろす着座部3と、着座部3を支える剛性の高い例えば金属製のフレーム(構造体)と、フレームを支える脚である4本のフット(不図示)と、4本のフットを覆うフットカバーと、前側のフットカバーと後側のフットカバーの間に設けられたサイドカバーとを含むように構成される。なお、アームレスト2を設けない構成としてもよい。
図1では、左前フットのカバーである左前フットカバー4と、右前フットのカバーである右前フットカバー10と、右後フットのカバーである右後フットカバー30と、右前フットカバー10と右後フットカバー30との間に設けられた右サイドカバー20とが示されているが、右後フットカバー30と同様の形状をした左後フットカバー(不図示)と、左前フットカバー4と左後フットカバーとの間に設けられた左サイドカバー(不図示)も存在する。これらのフットカバーとサイドカバーは、いずれも、プラスチック等の樹脂製である。
本明細書において、前方向とは図1のE方向、後方向とはW方向、上方向とはN方向、下方向とはS方向である。N方向とE方向、E方向とS方向、S方向とW方向は、それぞれ、互いに90度の角度をなす。また、前方向を向いたときの左手の方向を左方向、前方向を向いたときの右手の方向を右方向(図1のH方向)とする。図1の座席装置100は、自動車の右側座席であり、座席装置100の右側には窓が隣接する。座席装置100の右方向は窓側(外側)の方向であり、左方向は内側の方向である。
図2は、本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの斜視図であり、詳しくは、座席装置100の右側前部の右前フットカバー10と、右側後部の右後フットカバー30と、右前フットカバー10と右後フットカバー30との間の右サイドカバー20とが繋げられ組み合わさった状態の斜視図である。左前フットカバー4と、左後フットカバー(不図示)と、左前フットカバー4と左後フットカバーとの間の左サイドカバー(不図示)は、それぞれ、右前フットカバー10と、右後フットカバー30と、右サイドカバー20に対し、図1のNE平面を対称面とする面対称であるので、説明を省略し、右前フットカバー10と右後フットカバー30と右サイドカバー20について説明する。
図2に示すように、右前フットカバー10の外側板である前外板10aの外側面と、右サイドカバー20の外側面であるサイド外面20aとが、右サイドカバー20の前縁であるサイド前縁20cにおいて、サイド前縁20cの上下方向全体に亘って、互いに接する(又は近接する)ように組み付けられている。また、右後フットカバー10の外側板である後外板30aと、サイド外面20aとが、右サイドカバー20の後縁であるサイド後縁20dにおいて、サイド後縁20dの上下方向全体に亘って、互いに接する(又は近接する)ように組み付けられている。
前外板10aの外側面と、サイド外面20aと、後外板30aの外側面は、それぞれ略平面であり、サイド前縁20cの上下方向全体に亘って、前外板10aの外側面とサイド外面20aとが面一(つらいち)になるように組み付けられ、また、サイド後縁20dの上下方向全体に亘って、サイド外面20aと後外板30aの外側面とが面一になるように組み付けられている。
図3は、本発明の実施形態に係る前フットカバーの斜視図であり、図3(a)は、図1の右前フットカバー10を、外側(右側)斜め後ろの上方から見た図であり、図3(b)は、図1の右前フットカバー10を、内側(左側)斜め前の上方から見た図である。
図3に示すように、右前フットカバー10は、前外板10aと、右前フットカバー10の内側板である前内板10bと、右前フットカバー10の前側板である前板10cとを含むように構成される。前外板10aには、前外板10aの上部を右サイドカバー20の上部に取り付けるための前上係止板11cと、前外板10aの下部を右サイドカバー20の下部に取り付けるための前下係止板12bと、前外板10aを座席装置100の構造体であるフレーム(図12参照)に、外側横方向から取り付け係合させる(係り合わせる)前外板横爪13aとが設けられている。
また、前内板10bには、前内板10bを上記フレームに、内側横方向から取り付け係合させる前内板横爪13bが設けられている。前外板横爪13aと前内板横爪13bは、それぞれ、上記フレームに設けられた外側ガイド穴5ahと内側ガイド穴5bh(図12参照)に係合するガイド爪である。外側ガイド穴5ahと内側ガイド穴5bhは、右前フットカバー10の右サイドカバー20への装着をガイド(案内)するもので、外側ガイド穴5ahは前外板横爪13aをガイドし、内側ガイド穴5bhは前内板横爪13bをガイドする。
また、前板10cには、前板10cを上記フレーム(詳しくは前右フット)に、前側横方向から取り付けるための取り付け部材である前板横爪13cが設けられている。前板横爪13cは、前爪用穴5h(図12参照)と嵌合(嵌め合わせ)する。前爪用穴5hは、フットカバーに嵌合するよう右前フット5cに設けられたフット嵌合穴である。前上係止板11c、前下係止板12b、前外板横爪13a、前内板横爪13b、前板横爪13cの詳細は、後述する。
図4は、本発明の実施形態に係る後フットカバーの斜視図であり、図4(a)は、図1の右後フットカバー30を、外側(右側)斜め後ろの上方から見た図であり、図4(b)は、図1の右後フットカバー30を、内側(左側)斜め前の上方から見た図である。
図4に示すように、右後フットカバー30は、後外板30aと、右後フットカバー30の内側板である後内板30bと、右後フットカバー30の後側板である後板30cとを含むように構成される。後外板30aには、後外板30aの上部を右サイドカバー20の上部に取り付けるための後上係止板31cと、後外板30aの下部を右サイドカバー20の下部に取り付けるための後下係止板32bと、外板30aを座席装置100の上記フレームに、外側横方向から取り付けるための取り付け部材である後外板横爪33aとが設けられている。
また、後内板30bには、後内板30bを上記フレームに、内側横方向から取り付けるための取り付け部材である後内板横爪33bが設けられている。後外板横爪33aと後内板横爪33bは、それぞれ、上記フレームに設けられた外側ガイド穴(不図示)と内側ガイド穴(不図示)に係合するガイド爪である。これらの外側ガイド穴と内側ガイド穴は、上述した図12の外側ガイド穴5ah及び内側ガイド穴5bhと同様の形状であり、右後フットカバー30の右サイドカバー20への装着をガイド(案内)するもので、外側ガイド穴は後外板横爪33aをガイドし、内側ガイド穴は後内板横爪33bをガイドする。
また、後板30cには、後板30cを上記フレーム(詳しくは右後フット)に、後側横方向から取り付けるための取り付け部材である後板横爪33cが設けられている。後板横爪33cは、右後フットに設けられたフット嵌合穴である後爪用穴(不図示)と嵌合する。この後爪用穴は、上述した図12の前爪用穴5hと同様の形状である。後上係止板31c、後下係止板32bの詳細は、後述する。
なお、前外板横爪13aと前内板横爪13bのいずれか一方を省略した構成とすることも可能であるが、右前フットカバー10と右サイドカバー20の位置合わせ精度を向上させるためには、これらを省略しないことが好ましい。また、同様に、後外板横爪33aと後内板横爪33bのいずれか一方を省略した構成とすることも可能であるが、右後フットカバー30と右サイドカバー20の位置合わせ精度を向上させるためには、これらを省略しないことが好ましい。
図5は、本発明の実施形態に係るサイドカバーの斜視図であり、図1の右サイドカバー20を、内側(左側)斜め前の上方から見た図である。
図5に示すように、右サイドカバー20の内側面であるサイド内面20bには、右サイドカバー20を、上記フレームのサイドカバー装着穴(図12の5ak等)に取り付けるための取り付け部材(装着爪)である、サイドカバー前横爪25とサイドカバー中横爪26とサイドカバー後横爪27とが設けられている。サイドカバー前横爪25は、サイド内面20bの前部の中段(上下方向の中央付近)に設けられ、サイドカバー中横爪26は、サイド内面20bの前後方向の中央付近の上段に設けられ、サイドカバー後横爪27は、サイド内面20bの後部の中段に設けられている。
サイドカバー前横爪25とサイドカバー中横爪26とサイドカバー後横爪27とは、いずれも、上記フレームに設けられ各横爪に嵌合する上記サイドカバー装着穴に押し込まれることにより、右サイドカバー20を上記フレームに固定する。これらの横爪は、弾性を有するプラスチック等で製作され、上記サイドカバー装着穴に押し込まれた後、上記サイドカバー装着穴から抜けることを防止するための鉤部が設けられている。横爪が上記サイドカバー装着穴に押し込まれるときは、押し込まれる圧力で鉤部が収縮し、押し込まれた後、鉤部が元の形状に回復することにより、上記サイドカバー装着穴から抜けることが防止される。
サイド前縁20cの上部には、右前フットカバー10の前外板10aの上部を、右サイドカバー20の上部に組み付け係止するためのサイド前上係止部21が設けられている。また、サイド前縁20cの下部には、右前フットカバー10の前外板10aの下部を、右サイドカバー20の下部に組み付け係止するためのサイド前下係止部22が設けられている。図5では、サイド前下係止部22を構成するサイド前下係止板22cが示されている。サイド前上係止部21とサイド前下係止部22の詳細は後述する。
サイド後縁20dの上部には、右後フットカバー30の後外板30aの上部を、右サイドカバー20の上部に組み付け係止するためのサイド後上係止部23が設けられている。また、サイド後縁20dの下部には、右後フットカバー30の後外板30aの下部を、右サイドカバー20の下部に組み付け係止するためのサイド後下係止部24が設けられている。図5では、サイド後下係止部24を構成するサイド後下係止板24cが示されている。サイド後上係止部23とサイド後下係止部24の詳細は後述する。
図6は、本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの側面図であり、右サイドカバー20に右前フットカバー10と右後フットカバー30が組み付けられた状態を、内側(左側)から見た図である。
図5と図6から解るように、右前フットカバー10の前上係止部11が、右サイドカバー20のサイド前上係止部21に係止され、右前フットカバー10の前下係止部12が、右サイドカバー20のサイド前下係止部22に係止されることにより、右前フットカバー10が右サイドカバー20に係止される。図6では、前上係止部11を構成する前上係止板11cが示され、前下係止部12を構成する前下鉤部12cが示され、サイド前下係止部22を構成するサイド前下係止板22cが示されている。
また、右後フットカバー30の後上係止部31が、右サイドカバー20のサイド後上係止部23に係止され、右後フットカバー30の後下係止部32が、右サイドカバー20のサイド後下係止部24に係止されることにより、右後フットカバー30が右サイドカバー20に係止される。図6では、後上係止部31を構成する後上係止板31cが示され、後下係止部32を構成する後下鉤部32cが示され、サイド後下係止部24を構成するサイド後下係止板24cが示されている。
なお、右前フットカバー10の前上係止部11と右サイドカバー20のサイド前上係止部21とを省略した構成とすることも可能であるが、右前フットカバー10と右サイドカバー20の組み付け精度を向上させるためには、これらを省略しないことが好ましい。また、同様に、右後フットカバー30の後上係止部31と右サイドカバー20のサイド後上係止部23とを省略した構成とすることも可能であるが、右後フットカバー30と右サイドカバー20の組み付け精度を向上させるためには、これらを省略しないことが好ましい。
図7は、本発明の実施形態に係るフットカバーとサイドカバーの取り付け状態を説明する図であり、右サイドカバー20に右後フットカバー30が組み付けられた状態を、内側から見た図である。図7(a)は、右サイドカバー20と右後フットカバー30を、内側斜め前の下方から見た図であり、図7(b)は、右サイドカバー20と右後フットカバー30を、内側斜め後の下方から見た図である。
図5と図7から解るように、右後フットカバー30の後上係止部31を構成する後上係止板31cが、サイド後上係止部23において、右サイドカバー20の上に重なっている。後上係止部31は、後述する図8(b)に示すように、後外板30aの前端部である後外板端部31aと、後外板30aから内側に突出した後、前方向に直角に屈曲した後上係止板31cとを含むように構成され、後外板端部31aと後上係止板31cとの間には、後上係止部空間31bが形成される。
サイド後上係止部23は、図8(b)に示すように、右サイドカバー20の後端部であり、右サイドカバー20が内側に直角に屈曲した後、前方向に直角に屈曲した板状の突起である。図7は、この板状のサイド後上係止部23が、後上係止部空間31bに挿入された状態(図9(b)参照)である。
また、図7に示すように、右後フットカバー30の後下係止部32を構成する後下鉤部32cが、サイド後下係止部24において、サイド後下係止板24cに設けられたサイド後嵌合穴24d(図10(b)参照)に嵌合している。
後下係止部32は、後述する図10(b)に示すように、後外板30aの前端部である後外板端部32aと、後外板30aから内側に突出した後、前方向に直角に屈曲した後下係止板32bとを含むように構成される。後下係止板32bの前端部には、後下鉤部32cが形成される。
サイド後下係止部24は、図10(b)に示すように、右サイドカバー20の後端部にあり、右サイドカバー20の後端部であるサイド後端板24aと、右サイドカバー20から内側に突出した後、後方向に直角に屈曲したサイド後下係止板24cとを含むように構成され、サイド後端板24aとサイド後下係止板24cとの間には、サイド後下係止部空間24bが形成される。サイド後下係止板24cには、上述したように、後下鉤部32cと嵌合するサイド後嵌合穴24dが設けられている。図7は、右後フットカバー30の後上係止板32bが、サイド後下係止部空間24bに挿入され、さらに、後下鉤部32cが、右サイドカバー20のサイド後嵌合穴24dに嵌合された状態である(図11(b)参照)。
なお、右サイドカバー20に右前フットカバー10が組み付けられた状態は、図7において、サイドカバーとフットカバーの位置が逆になるが、後上係止部31を構成する後上係止板31cの代わりに、前上係止部11を構成する前上係止板11cを配置し、後下係止部32を構成する後下鉤部32cの代わりに、前下係止部12を構成する前下鉤部12cを配置し、サイド後下係止部24を構成するサイド後下係止板24cの代わりに、サイド前下係止部22を構成するサイド前下係止板22cを配置したものになる。
図8は、本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図(その1)であり、右サイドカバー20に右前フットカバー10と右後フットカバー30とが取り付けられる方法を示す。図8(a)は、右サイドカバー20のサイド前上係止部21に、右前フットカバー10の前上係止部11が取り付けられる方法を示し、図8(b)は、右サイドカバー20のサイド後上係止部23に、右後フットカバー30の後上係止部31が取り付けられる方法を示す。
図8(a)に示すように、サイド前上係止部21は、右サイドカバー20の前端部であり、右サイドカバー20が内側に直角に屈曲した後、前方向に直角に屈曲した板状の突起である。例えば、サイド前上係止部21は、右サイドカバー20の内側に横方向(図6のE方向)の補強リブを設けて構成される。サイド前上係止部21の外側の面である外面は、右サイドカバー20のサイド外面20aよりも、所定の寸法d1だけ、内側に引っ込んでいる。つまり、サイド外面20aの前端部は、所定の寸法d1の段差を有する。この段差部の奥行き寸法(前後方向の長さ)はk2である。また、サイド前上係止部21は、寸法t2の厚さ(H方向の長さ、つまり、右サイドカバー20と垂直な方向における幅)を有する。
前上係止部11は、前外板10aの後端部である前外板端部11aと、前外板10aから内側に突出した後、後方向に直角に屈曲した前上係止板11cとを含むように構成される。前外板端部11aと前上係止板11cとの間には、前上係止部空間11bが形成される。前上係止部空間11bの隙間寸法(H方向の長さ)t3は、サイド前上係止部21の厚さt2と略等しく、前外板端部11aの厚さ(H方向の長さ)t1は、上記段差の寸法d1と略等しい。ここで略等しいとは、等しいことを含む。
なお、前上係止板11cの図6における上端(N端)と下端(S端)から、それぞれ、前外板端部11aの方向に上接続部材と下接続部材とを延ばし、この上接続部材と下接続部材を、前外板端部11aに繋げるように構成、つまり、前外板端部11aと前上係止板11cと上接続部材と下接続部材とで、サイド前上係止部21に対する開口を有する袋構造を形成するように構成してもよい。このようにすると、前上係止部11とサイド前上係止部21とにより、右前フットカバー10の上下方向(図6NS方向)の位置合わせを行うことができる。
また、右サイドカバー20と垂直な方向(H方向)において、サイド前上係止部21の幅t2が、前上係止部空間11bの隙間寸法、つまり上記袋構造の開口の幅t3と略等しいので、右前フットカバー10が右サイドカバー20に取り付けられた状態において、右サイドカバー20と垂直な方向における右前フットカバー10のガタつき(揺れ動き)を抑制することができる。
そして、前上係止部空間11bの隙間寸法t3を、サイド前上係止部21の厚さt2と略等しくし、前外板端部11aの厚さt1を、上記段差の寸法d1と略等しくすることにより、右サイドカバー20に右前フットカバー10が取り付けられたとき、右前フットカバー10の前外板10aの外面と、右サイドカバー20のサイド外面20aとを、面一の状態に安定して維持することができる。
換言すれば、前外板10aの外面とサイド外面20aとが面一の状態になるように、前外板端部11aの厚さt1と、上記段差の寸法d1と、前上係止部空間11bの隙間寸法t3と、サイド前上係止部21の厚さt2とを設定している。
また、前上係止部空間11bの奥行き寸法(前後方向の長さ)はk1である。奥行き寸法k1は、前上係止板11cが前外板10aから内側に突出した位置から、前外板10aの後端までの長さである。この奥行き寸法k1は、上記段差の奥行き寸法k2と略等しいか、又は、段差の奥行き寸法k2よりも長いか、あるいは、段差の奥行き寸法k2よりも短く設定される。本実施形態では、k1をk2よりも短くしている。ここで略等しいとは、等しいことを含む。
奥行き寸法k1を上記段差の奥行き寸法k2と略等しくすることにより、右前フットカバー10の前外板10aと右サイドカバー20の継ぎ目を目立たなくすることができる。また、奥行き寸法k1を上記段差の奥行き寸法k2より長くすることにより、前外板10aと右サイドカバー20を確実に接触させ、上記継ぎ目を小さくすることができる。また、奥行き寸法k1を上記段差の奥行き寸法k2より短くすることにより、上記継ぎ目に所定幅の溝を形成したデザインとすることができる。
図8(a)(b)に示すように、前後方向(EW方向)に垂直な面を対称面として、サイド後上係止部23はサイド前上係止部21と面対称であり、右後フットカバー30の後上係止部31は右前フットカバー10の前上係止部11と面対称である。したがって、サイド後上係止部23と後上係止部31は、それぞれ、前述したサイド前上係止部21及び前上係止部11の機能と同様に機能する。すなわち、後上係止部31は、後外板端部31aと、後上係止部空間31bと、後上係止板31cを有し、これらは、それぞれ、前外板端部11aと、前上係止部空間11bと、前上係止板11cと同様の構造及び機能を有する。
図9は、図6におけるA-A断面図である。図9(a)は、右サイドカバー20のサイド前上係止部21に、右前フットカバー10の前上係止部11が取り付けられた状態を示し、図9(b)は、右サイドカバー20のサイド後上係止部23に、右後フットカバー30の後上係止部31が取り付けられた状態を示す。なお、上述した図8(a)は、図9(a)において、サイド前上係止部21に前上係止部11が取り付けられる前の状態を示し、図8(b)は、図9(b)において、サイド後上係止部23に後上係止部31が取り付けられる前の状態を示す。
図9(a)に示すように、フレームに固定された状態の右サイドカバー20のサイド前上係止部21が、図8(a)の状態から、右前フットカバー10の前上係止部11の前上係止部空間11bに嵌合するように、右前フットカバー10が後方向(W方向)へ移動される。そして、本実施形態では、奥行き寸法k1を段差の奥行き寸法k2よりも短くしているので、前上係止板11cの基部(前上係止板11cと前外板10aの繋ぎ部)が、サイド前上係止部21の前端に突き当たることにより、右前フットカバー10の後方向への移動が停止する。
なお、奥行き寸法k1を段差の奥行き寸法k2よりも長くした場合は、前外板端部11aの後端がサイド外面20aの段差の段部に突き当たることにより、右前フットカバー10の後方向への移動が停止される。
図9(a)の状態では、前外板端部11aとサイド外面20aの間に所定幅の溝が形成され、右前フットカバー10の前外板10aの外面が、右サイドカバー20のサイド外面20aと面一になっている。また、前上係止部空間11bの隙間寸法t3と、サイド前上係止部21の厚さt2とが略等しいので、右前フットカバー10の前外板10aがH方向又はその逆方向に揺れ動くことが抑制される。
また、図9(b)に示すように、フレームに固定された状態の右サイドカバー20のサイド後上係止部23が、図8(b)の状態から、右後フットカバー30の後上係止部31の後上係止部空間31bに嵌合するように、右後フットカバー30が前方向(E方向)へ移動される。そして、本実施形態では、後外板端部31aの奥行き寸法k1を段差の奥行き寸法k2よりも短くしているので、後上係止板31cの基部(後上係止板31cと後外板30aの繋ぎ部)が、サイド後上係止部23の後端に突き当たることにより、右後フットカバー30の前方向への移動が停止する。
図9(b)の状態では、サイド外面20aと後外板端部31aとの間に所定幅の溝が形成され、右後フットカバー30の後外板30aの外面が、右サイドカバー20のサイド外面20aと面一になっている。また、後上係止部空間31bの隙間寸法t3と、サイド後上係止部23の厚さt2とが略等しいので、右後フットカバー30の後外板30aがH方向又はその逆方向に揺れ動くことが抑制される。
図10は、本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図(その2)であり、右サイドカバー20に右前フットカバー10と右後フットカバー30とが取り付けられる方法を示す。図10(a)は、右サイドカバー20のサイド前下係止部22に、右前フットカバー10の前下係止部12が取り付けられる方法を示し、図10(b)は、右サイドカバー20のサイド後下係止部24に、右後フットカバー30の後下係止部32が取り付けられる方法を示す。
図10(a)に示すように、サイド前下係止部22は、右サイドカバー20の前端にあり、右サイドカバー20の前端部であるサイド前端板22aと、右サイドカバー20から内側に突出した後、前方向に直角に屈曲したサイド前下係止板22cとを含むように構成され、サイド前端板22aとサイド前下係止板22cとの間には、サイド前下係止部空間22bが形成される。サイド前下係止板22cには、後述の前下鉤部12cと嵌合するサイド前嵌合穴22dが設けられている。
サイド前端板22aは、右サイドカバー20の前端の厚さ(H方向の長さ)を薄くしたもので、その外面は、右サイドカバー20のサイド外面20aよりも、所定の寸法d11だけ、内側に引っ込んでいる。つまり、サイド外面20aの前端部は、所定の寸法d11の段差を有する。この段差の奥行き寸法(前後方向の長さ)はk12である。また、サイド前端板22aの外側面とサイド前下係止板22cの外側面との間の寸法は、t14である。
サイド前下係止板22cは、前下鉤部12cが前方向から挿入可能なように、前方向に開口を有する。また、サイド前下係止板22cの図6における上端(N端)と下端(S端)は、それぞれ、右サイドカバー20に繋がるように構成、つまり、サイド前下係止板22cと右サイドカバー20とで、前下鉤部12cに対する開口を有する袋構造を形成するように構成されている(図6参照)。このようにすることにより、右前フットカバー10の上下方向の位置合わせを行うことができる。
また、前下係止部12は、前外板10aの前端部である前外板端部12aと、前外板10aから内側に突出した後、後方向に直角に屈曲した前下係止板12bとを含むように構成される。前下係止板12bの前端部には、前下鉤部12cが形成される。前下鉤部12cは、前方向への移動を制止する鉤形状をしており、サイド前下係止板22cのサイド前嵌合穴22dと嵌合することにより、右前フットカバー10の前方向への移動を制止、つまり、右前フットカバー10の右サイドカバー20からの離脱を制止するストッパとして機能する。
前外板端部12aの長さ(前後方向の長さ)、つまり、前下係止板12bが前外板10aから内側に突出した位置から、前外板10aの後端までの長さは、k11である。k11は、上記段差の奥行き寸法k12と略等しいか、又は、段差の奥行き寸法k12よりも長いか、あるいは、段差の奥行き寸法k12よりも短く設定される。本実施形態では、k11をk12よりも短くしている。また、前外板端部12aの厚さ(H方向の長さ)t11は、上記段差の寸法d11と略等しい。また、前外板端部12aの内側面と前下係止板12bの内側面との間の寸法t13は、サイド前端板22aの外側面とサイド前下係止板22cの外側面との間の寸法t14と略等しい。ここで略等しいとは、等しいことを含む。
k11を上記段差の奥行き寸法k12と略等しくすることにより、右前フットカバー30の前外板10aと右サイドカバー20の継ぎ目を目立たなくすることができる。また、k11をk12より長くすることにより、前外板10aと右サイドカバー20を確実に接触させ、上記継ぎ目を小さくすることができる。また、k11をk12より短くすることにより、上記継ぎ目に所定幅の溝を形成したデザインとすることができる。
図10(a)(b)に示すように、前後方向(EW方向)に垂直な面を対称面として、サイド後下係止部24はサイド前下係止部22と面対称であり、右後フットカバー30の後下係止部32は右前フットカバー10の前下係止部12と面対称である。したがって、サイド後下係止部24と後下係止部32は、それぞれ、前述したサイド前下係止部22と前下係止部12の機能と同様に機能する。
すなわち、サイド後下係止部24は、サイド後端板24a、サイド後下係止部空間24b、サイド後下係止板24c、サイド後嵌合穴24dを有し、これらは、それぞれ、サイド前端板22a、サイド前下係止部空間22b、サイド前下係止板22c、サイド前嵌合穴22dと同様の構造と機能を有する。また、後下係止部32は、後外板端部32aと、後下係止板32bと、後下鉤部32cを有し、これらは、それぞれ、前外板端部12aと、前下係止板12bと、前下鉤部12cと同様の構造と機能を有する。
図11は、図6におけるB-B断面図である。図11(a)は、右サイドカバー20のサイド前下係止部22に、右前フットカバー10の前下係止部12が取り付けられた状態を示し、図11(b)は、右サイドカバー20のサイド後下係止部24に、右後フットカバー30の後下係止部32が取り付けられた状態を示す。なお、上述した図10(a)は、図11(a)において、サイド前下係止部22に前下係止部12が取り付けられる前の状態を示し、図10(b)は、図11(b)において、サイド後下係止部24に後下係止部32が取り付けられる前の状態を示す。
図11(a)に示すように、右前フットカバー10の前下係止部12の前下係止板12bが、図10(a)の状態から、フレームに固定された状態の右サイドカバー20のサイド前下係止部22のサイド前下係止部空間22b内に挿入されるように、右前フットカバー10が後方向(W方向)へ移動される。本実施形態では、k11を段差の奥行き寸法k12よりも短くしているので、前下係止板12bの基部(前下係止板12bと前外板10aの繋ぎ部)が、サイド前下係止部22の前端に突き当たることにより、右前フットカバー10の後方向への移動が停止する。
なお、k11を段差の奥行き寸法k12よりも長くした場合は、前外板端部12aの後端がサイド外面20aの段差の段部に突き当たることにより、右前フットカバー10の後方向への移動が停止される。
図11(a)の状態では、前外板端部12aとサイド外面20aとの間に所定幅の溝が形成され、右前フットカバー10の前外板10aの外面が、右サイドカバー20のサイド外面20aと面一になっている。また、前外板端部12aの内側面と前下係止板12bの内側面との間の寸法t13と、サイド前端板22aの外側面とサイド前下係止板22cの外側面との間の寸法t14とが略等しいので、右前フットカバー10の前外板10aがH方向又はその逆方向に揺れ動くことが抑制される。
また、図11(b)に示すように、右後フットカバー30の後下係止部32の後下係止板32bが、図10(b)の状態から、フレームに固定された状態の右サイドカバー20のサイド後下係止部24のサイド後下係止部空間24b内に挿入されるように、右前フットカバー10が前方向(E方向)へ移動される。そして、後外板端部32aの長さk11を段差の奥行き寸法k12よりも短くしているので、後下係止板32bの基部(後下係止板32bと後外板30aの繋ぎ部)が、サイド後端板24aの後端に突き当たることにより、右後フットカバー30の前方向への移動が停止する。
図11(b)の状態では、サイド外面20aと後外板30aとの間に所定幅の溝が形成され、右後フットカバー30の後外板30aの外面が、右サイドカバー20のサイド外面20aと面一になっている。また、後外板端部32aの内側面と後下係止板32bの内側面との間の寸法t13と、サイド後端板24aの外側面とサイド後下係止板24cの外側面との間の寸法t14とが略等しいので、右後フットカバー30の後外板30aがH方向又はその逆方向に揺れ動くことが抑制される。
図12は、本発明の実施形態に係るフットカバーの取り付け方法を説明する図であり、右前フットカバー10を、右サイドカバー20に取り付けた状態を示す。
図12に示すように、まず、右サイドカバー20が、サイドカバー前横爪25、サイドカバー中横爪26(図6参照)、サイドカバー後横爪27(図6参照)により、フレームに取り付けられ固定される。詳しくは、右サイドカバー20が内方向(H方向と逆方向)に押されることにより、サイドカバー前横爪25、サイドカバー中横爪26、サイドカバー後横爪27が、それぞれ、外側フレーム5aに設けられた爪穴であるサイドカバー装着穴に嵌合される。図12では、サイドカバー前横爪25が、サイドカバー装着穴5akに嵌合された状態を示す。
次に、右前フットカバー10が、フレームに仮留めされる。すなわち、右前フットカバー10の前外板10aと前内板10bの間隔を作業者が広げた後、前外板10aに設けられた前外板横爪13a(図3参照)と、前内板10bに設けられた前内板横爪13b(図3参照)が、それぞれ、外側フレーム5aに設けられた外側ガイド穴5ahと、内側フレーム5bに設けられた内側ガイド穴5bhに差し込まれ係合される。外側ガイド穴5ahと内側ガイド穴5bhは、いずれも貫通穴であり、前後方向に長い長穴である。
詳しくは、右前フットカバー10の前外板10aと前内板10bとの間隔を作業者が広げた状態で、右前フットカバー10が後方向に移動され、所定の位置で作業者が手を緩め、前外板10aと前内板10bとの間隔を狭めることにより、前外板横爪13aは、外側ガイド穴5ahの前端部(前方向の端)に内方向(H方向と逆方向)に差し込まれ、前内板横爪13bは、内側ガイド穴5bhの前端部に外方向(H方向)に差し込まれる。このとき、右前フットカバー10の前板10cに設けられた前板横爪13c(図3参照)は、右前フット5cの前爪用穴5hには、差し込まれていない。
前外板横爪13aと前内板横爪13bと前板横爪13cは、いずれも、弾性を有するプラスチック等で製作され、それぞれが嵌合すべき嵌合穴に押し込まれた後、該嵌合穴から抜けることを防止するための鉤部が設けられている。横爪が上記嵌合穴に押し込まれるときは、押し込まれる圧力で鉤部が収縮し、押し込まれた後、鉤部が元の形状に回復することにより、上記嵌合穴から抜けることが防止される。
上述したように前外板10aと前内板10bとの間隔を狭めた状態では、前外板横爪13aの鉤部は、外側ガイド穴5ahに嵌合し、前内板横爪13bの鉤部は、内側ガイド穴5bhに嵌合している。したがって、前外板横爪13aと前内板横爪13bは、嵌合穴から抜けにくい状態となっているが、それぞれ、外側ガイド穴5ahの前後方向と内側ガイド穴5bhの前後方向には、移動可能である。
次に、作業者が右前フットカバー10を後方向へ押すことにより、前外板横爪13aは外側ガイド穴5ahの後端部へ移動し、前内板横爪13bは内側ガイド穴5bhの後端部へ移動する。外側ガイド穴5ahと内側ガイド穴5bhは、剛性の高いフレームにおいて右サイドカバー20よりも前方に設けられているので、右サイドカバー20の前方から右サイドカバー20に係合される右前フットカバー10を、右サイドカバー20に対し精度よく位置合わせすることができる。こうして、右前フットカバー10の前上係止部空間11bと前下係止板12bが、それぞれ、右サイドカバー20のサイド前上係止部21とサイド前下係止部空間22bに係合する。
さらに、右前フットカバー10が後方向へ押され、前外板横爪13aが外側ガイド穴5ahの後端部へ到達し、前内板横爪13bが内側ガイド穴5bhの後端部へ到達すると、前下鉤部12cがサイド前下係止板22cのサイド前嵌合穴22dに嵌合し、前上係止部11とサイド前上係止部21は、図9(a)に示す状態になり、前下係止部12とサイド前下係止部22は、図11(a)に示す状態になる。また、このとき、右前フットカバー10の前板横爪13cは、その鉤部が、前側フレーム5cの前爪用穴5hに嵌合した状態(図12に示す状態)になり、抜けが防止される。
なお、前外板横爪13aと前内板横爪13bに上記鉤部を設けないように構成することもできる。このようにしても、例えば作業者が、前外板10aと前内板10bを互いに近づくように押圧しつつ、前外板10aを後方向へ押すことにより、前外板10aが右サイドカバー20に取り付けられた図6の状態になるよう、外側ガイド穴5ahと内側ガイド穴5bhが、それぞれ、前外板横爪13aと前内板横爪13bをガイドすることができ、前上係止部11とサイド前上係止部21や、前下係止部12とサイド前下係止部22により、右サイドカバー20に対する右前フットカバー10の位置合わせを行うことができる。しかし、右前フットカバー10の位置合わせ精度を高め、位置合わせをやり易くするうえで、前外板横爪13aと前内板横爪13bに上記鉤部を設けることが好ましい。
右後フットカバー30を右サイドカバー20に取り付ける方法も、上述した右前フットカバー10を右サイドカバー20に取り付ける方法と同様である。この場合は、右後フットカバー30の後外板30aと後内板30bの間隔を作業者が広げて、フレームに取り付けられ固定された右サイドカバー20に対し、右後フットカバー30を仮留めした後、作業者が右後フットカバー30を前方向へ押すことにより、後外板横爪33aと後内板横爪33bを、それぞれに嵌合する長穴(ガイド穴)の前端部へ移動させ、嵌合させる。こうして、後上係止部31とサイド後上係止部23は、図9(b)に示す状態になり、後下係止部32とサイド後下係止部24は、図11(b)に示す状態になる。
また、左前フットカバー4を左サイドカバーに取り付ける方法も、上述した右前フットカバー10を右サイドカバー20に取り付ける方法と同様であり、左後フットカバーを左サイドカバーに取り付ける方法も、上述した右後フットカバー30を右サイドカバー20に取り付ける方法と同様である。
なお、本実施形態においては、右前フットカバー10と右後フットカバー30を右サイドカバー20に取り付ける場合と、左前フットカバーと左後フットカバーを左サイドカバーに取り付ける場合に、本発明を適用するように構成したが、右前フットカバー10と右後フットカバー30と左前フットカバーと左後フットカバーのいずれか1つ又は複数をサイドカバーに取り付ける場合に適用する構成とすることもできる。
また、本実施形態においては、右前フットカバー10に前上係止部11と前下係止部12を設け、右サイドカバー20にサイド前上係止部21とサイド前下係止部22を設けたが、これと逆の構成、つまり、右前フットカバー10にサイド前上係止部21及びサイド前下係止部22と同様の構成を設け、右サイドカバー20に前上係止部11及び前下係止部12と同様の構成を設けるようにしてもよい。
本実施形態によれば、少なくとも以下に示す効果を奏する。
(a)フレームと、第1のフットカバーと、第2のフットカバーと、第1のフットカバーと第2のフットカバーとの間に配置されるサイドカバーとを備え、フレームは、第1のフットカバーのサイドカバーへの装着をガイドするガイド穴と、サイドカバーを装着するためのサイドカバー装着穴とを有し、第1のフットカバーは、サイドカバーと嵌合する第1の係止部と、ガイド穴と係合するガイド爪とを有し、サイドカバーは、サイドカバー装着穴に装着するための装着爪と、第1の係止部と嵌合する第2の係止部とを有し、サイドカバーがフレームに装着された後、ガイド爪がガイド穴と係合され、その後、第1のフットカバーがサイドカバーの方向へ移動されることにより、第1の係止部が第2の係止部に嵌合されるように構成したので、第1のフットカバーとサイドカバーとを、より容易にかつ段差なく繋ぐことができる。また、ガイド穴は、サイドカバーよりも前方で剛性の高いフレームに設けられているので、サイドカバーに対しフットカバーを精度よく位置合わせすることができる。
(b)第1の係止部又は第2の係止部のいずれか一方に、第1の係止部が第2の係止部から外れることを防止する鉤部が設けられ、他方に、鉤部と嵌合する嵌合穴が設けられるように構成したので、第1のフットカバーがサイドカバーから外れることを防止でき、より段差なく繋ぐことができる。
(c)上記(b)の構成において、第1のフットカバーは、サイドカバーと嵌合する第3の係止部を有し、サイドカバーは、第3の係止部と嵌合する第4の係止部を有し、第3の係止部及び第4の係止部のいずれにも、第3の係止部が第4の係止部から外れることを防止する鉤部が設けられていないように構成したので、第1のフットカバーとサイドカバーを、精度よく繋げることができるとともに簡素な構成とすることができる。
(d)第1のフットカバーは、第1のフットと嵌合する第5の係止部を有し、第1のフットは、第5の係止部と嵌合するフット嵌合穴を有するように構成したので、第1のフットカバーをより確実に固定することができる。
(e)上記(a)の構成において、ガイド穴を第1のガイド穴とし、ガイド爪を第1のガイド爪とするとき、フレームは、第1のフットカバーのサイドカバーへの装着をガイドする第2のガイド穴を有し、第1のフットカバーは、第2のガイド穴と係合する第2のガイド爪を有し、第1のフットカバーからサイドカバーの方向を見た場合に、第1のガイド穴は第1のフットの左側に位置し、第2のガイド穴は第1のフットの右側に位置するように構成したので、第1のフットカバーとサイドカバーとを、より確実に繋ぐことができる。
(f)ガイド爪には、ガイド爪がガイド穴から外れることを防止する鉤部が設けられるように構成したので、第1のフットカバーとサイドカバーとを、より確実に繋ぐことができる。
(g)第1の係止部又は第2の係止部のいずれか一方が、開口を有する袋構造を有し、他方が開口と嵌合する突起を有し、サイドカバーと垂直な方向における突起の幅が開口の幅と同じであり、第1のフットカバーをサイドカバーの方向へ移動させることにより、突起が開口から袋構造に挿入されるように構成したので、第1のフットカバーがサイドカバーと垂直な方向に揺れ動くことが抑制される。
(h)上記(a)の構成において、ガイド穴を第1のガイド穴とし、ガイド爪を第1のガイド爪とするとき、フレームは、第2のフットカバーのサイドカバーへの装着をガイドする第2のガイド穴を有し、第2のフットカバーは、サイドカバーと嵌合する第5の係止部と、第2のガイド穴と係合する第2のガイド爪とを有し、サイドカバーは、第5の係止部と嵌合する第6の係止部を有し、サイドカバーがフレームに装着された後、第2のガイド爪が第2のガイド穴と係合され、その後、第2のフットカバーがサイドカバーの方向へ移動されることにより、第5の係止部が第6の係止部に嵌合されるように構成したので、第1のフットカバーと第2のフットカバーを、サイドカバーに対し、より容易にかつ段差なく繋ぐことができる。
以上、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
また、上記実施形態では、自動車に用いる自動車シートについて説明したが、本発明は、自動車以外のシート(座席装置)にも適用することができる。
1…シートバック、2…アームレスト、3…着座部、4…左前フットカバー、5a…外側フレーム、5ah…外側ガイド穴、5ak…サイドカバー装着穴、5b…内側フレーム、5bh…内側ガイド穴、5c…右前フット、5h…前爪用穴(フット嵌合穴)、10…右前フットカバー、10a…前外板、10b…前内板、10c…前板、11…前上係止部、11a…前外板端部、11b…前上係止部空間、11c…前上係止板、12…前下係止部、12a…前外板端部、12b…前下係止板、12c…前下鉤部、13a…前外板横爪(ガイド爪)、13b…前内板横爪(ガイド爪)、13c…前板横爪、20…右サイドカバー、20a…サイド外面、20b…サイド内面、20c…サイド前縁、20d…サイド後縁、21…サイド前上係止部、22…サイド前下係止部、22a…サイド前端板、22b…サイド前下係止部空間、22c…サイド前下係止板、22d…サイド前嵌合穴、23…サイド後上係止部、24…サイド後下係止部、24a…サイド後端板、24b…サイド後下係止部空間、24c…サイド後下係止板、24d…サイド後嵌合穴、25…サイドカバー前横爪、26…サイドカバー中横爪、27…サイドカバー後横爪、30…右後フットカバー、30a…後外板、30b…後内板、30c…後板、31…後上係止部、31a…後外板端部、31b…後上係止部空間、31c…後上係止板、32…後下係止部、32a…後外板端部、32b…後下係止板、32c…後下鉤部、33a…後外板横爪、33b…後内板横爪、33c…後板横爪。

Claims (8)

  1. 着座者が腰を下ろす着座部と、該着座部を支えるフレームと、前記フレームを支える脚である第1のフット及び第2のフットを備える座席装置であって、
    前記第1のフットを覆う第1のフットカバーと、
    前記第2のフットを覆う第2のフットカバーと、
    前記第1のフットカバーと前記第2のフットカバーとの間に配置されるサイドカバーとを備え、
    前記フレームは、前記第1のフットカバーの前記サイドカバーへの装着をガイドするガイド穴と、前記サイドカバーを装着するためのサイドカバー装着穴とを有し、
    前記第1のフットカバーは、前記サイドカバーと嵌合する第1の係止部と、前記ガイド穴と係合するガイド爪とを有し、
    前記サイドカバーは、前記サイドカバー装着穴に装着するための装着爪と、前記第1の係止部と嵌合する第2の係止部とを有し、
    前記サイドカバーが前記フレームに装着された後、前記ガイド爪が前記ガイド穴と係合され、その後、前記第1のフットカバーが前記サイドカバーの方向へ移動されることにより、前記第1の係止部が前記第2の係止部に嵌合されることを特徴とする座席装置。
  2. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記第1の係止部又は前記第2の係止部のいずれか一方に、前記第1の係止部が前記第2の係止部から外れることを防止する鉤部が設けられ、他方に、前記鉤部と嵌合する嵌合穴が設けられることを特徴とする座席装置。
  3. 請求項2に記載した座席装置であって、
    前記第1のフットカバーは、前記サイドカバーと嵌合する第3の係止部を有し、
    前記サイドカバーは、前記第3の係止部と嵌合する第4の係止部を有し、
    前記第3の係止部及び前記第4の係止部のいずれにも、前記第3の係止部が前記第4の係止部から外れることを防止する鉤部が設けられていないことを特徴とする座席装置。
  4. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記第1のフットカバーは、前記第1のフットと嵌合する第5の係止部を有し、
    前記第1のフットは、前記第5の係止部と嵌合するフット嵌合穴とを有すことを特徴とする座席装置。
  5. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記ガイド穴を第1のガイド穴とし、前記ガイド爪を第1のガイド爪とするとき、
    前記フレームは、前記第1のフットカバーの前記サイドカバーへの装着をガイドする第2のガイド穴を有し、
    前記第1のフットカバーは、前記第2のガイド穴と係合する第2のガイド爪を有し、
    前記第1のフットカバーから前記サイドカバーの方向を見た場合に、前記第1のガイド穴は前記第1のフットの左側に位置し、前記第2のガイド穴は前記第1のフットの右側に位置することを特徴とする座席装置。
  6. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記ガイド爪には、前記ガイド爪が前記ガイド穴から外れることを防止する鉤部が設けられることを特徴とする座席装置。
  7. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記第1の係止部又は前記第2の係止部のいずれか一方が、開口を有する袋構造を有し、他方が前記開口と嵌合する突起を有し、前記サイドカバーと垂直な方向における前記突起の幅が前記開口の幅と同じであり、
    前記第1のフットカバーを前記サイドカバーの方向へ移動させることにより、前記突起が前記開口から前記袋構造に挿入されることを特徴とする座席装置。
  8. 請求項1に記載した座席装置であって、
    前記ガイド穴を第1のガイド穴とし、前記ガイド爪を第1のガイド爪とするとき、
    前記フレームは、前記第2のフットカバーの前記サイドカバーへの装着をガイドする第2のガイド穴を有し、
    前記第2のフットカバーは、前記サイドカバーと嵌合する第5の係止部と、前記第2のガイド穴と係合する第2のガイド爪とを有し、
    前記サイドカバーは、前記第5の係止部と嵌合する第6の係止部を有し、
    前記サイドカバーが前記フレームに装着された後、前記第2のガイド爪が前記第2のガイド穴と係合され、その後、前記第2のフットカバーが前記サイドカバーの方向へ移動されることにより、前記第5の係止部が前記第6の係止部に嵌合されることを特徴とする座席装置。
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