JP6335016B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、疑似中間調処理に関する。
ディジタル画像をレーザビームプリンタなどのディジタルプリンタによって再現する画像処理装置が広く普及している。画像処理装置において画像の中間調を再現するために、AMスクリーンなどのハーフトーン処理(以下、AMスクリーン処理)により階調再現を行う方法が一般に採用される。AMスクリーン処理によれば、画像の平坦部のように高周波成分が少ない領域において良好な階調再現が可能である。
しかし、網点のように周期的なパターンをもつ画像や文字・細線部のAMスクリーン処理においては、AMスクリーンの周期(閾値の周期)と画像に含まれる高周波成分の干渉が発生する。とくに、AMスクリーンの周期に近い周期的パターンが入力されると強い干渉が発生し、その結果、モアレと呼ばれる周期的な縞模様が発生する。
また、AMスクリーン処理においては、ドットの面積で階調を表現するため、中間調において表現可能な空間解像度が低下し、画像のエッジ部が階段状に配置されたドットで表現され、ジャギーと呼ばれる画質劣化が発生する。
特許文献1は、入力画像データを中間調処理した画像と、入力画像データをローパスフィルタ処理した画像の間の濃度差分量を検出することで、モアレを検出する方法を開示している。特許文献2は、濃度差分量の大きさに応じて、中間調処理前後の画像データを混合して出力する方法を開示している。
特許文献1が開示している方法によれば、画像データに含まれる周期的なパターンとAMスクリーンのが周期性の間の干渉により生じるモアレを濃度差という形態で検出することができる。そして、濃度差が大きい場合は、AMスクリーン処理ではないハーフトーン処理を画像データに施すことでジャギーやモアレの発生を低減することができる。また、特許文献2が開示している方法によれば、AMスクリーン処理の切替部における違和感を減少させて画質劣化を抑制する効果がある。
これら先行技術においては、異なる種類のハーフトーン処理結果の混合または切り替えによりジャギーやモアレの低減を図るが、混合や切り替えによって生成される画素が目立ち、画質劣化と視認される場合がある。これは、処理結果の濃度表現方法が異なる点に配慮することなく、異なる処理結果の混合や切り替えを行うため、濃度表現方法の整合性がとれずに、局所的な濃度変動が発生するためである。
特開2011-155632号公報 特開2011-114413号公報
本発明は、異なる種類のハーフトーン処理結果の混合または切り替えを行わずに、ジャギーやモアレなどの画質劣化を抑えたハーフトーン処理結果を得ることを目的とする。
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
本発明にかかる画像処理は、入力画像データをスクリーン処理し、前記スクリーン処理のセルごとに、前記入力画像データの合計値を第一の合計値として算出し、前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データの合計値を第二の合計値として算出し、前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データに含まれる白画素の数および黒画素の数をカウントし、前記第一および第二の合計値、並びに、前記白画素の数または前記黒画素の数に基づき、前記スクリーン処理された画像データの補正量を演算する。
本発明によれば、異なる種類のハーフトーン処理結果の混合または切り替えを行わずに、ジャギーやモアレなどの画質劣化を抑えたハーフトーン処理結果を得ることができる。
実施例1のハーフトーン処理を行う画像処理装置の構成例を示すブロック図。 AMスクリーン処理部が使用するAMスクリーンの1セルの閾値マトリクスの一例を示す図。 実施例1のAMスクリーン処理を説明する図。 補正量演算部の処理を説明するフローチャート。 実施例2のハーフトーン処理を行う画像処理装置の構成例を示すブロック図。 エッジ検出部によるエッジ画素の検出を説明する図。 実施例2のAMスクリーン処理を説明する図。 補正量演算部の処理を説明するフローチャート。 ハーフトーン処理を行う画像処理装置の構成の変形例を示すブロック図。
以下、本発明にかかる実施例のハーフトーン処理(画像処理)を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例の画像処理の機能は、コンピュータ装置が、不揮発性メモリなどの記録媒体に格納された当該画像処理のプログラムを実行することで実現可能である。
図1のブロック図により実施例1のハーフトーン処理を行う画像処理装置100の構成例を示す。AMスクリーン処理部11は、多値の入力画像データにAMスクリーンによるハーフトーン処理(AMスクリーン処理)を施して、入力画像データの階調数を低減する。AMスクリーン処理には、公知のAMスクリーンによるハーフトーン処理を用いればよい。
補正量算出部12は、詳細は後述するが、AMスクリーン処理後の画像データ(以下、ハーフトーンデータ)と多値の入力画像データを入力して補正量を算出する。補正量算出部12において、画像データ積算部21は、入力画像データを入力してAMスクリーンのセルごとに画素値の和(以下、第一の合計値)Sum1を算出する。画像データ積算部22は、ハーフトーンデータを入力してセルごとに画素値の和(以下、第二の合計値)Sum2を算出する。
白画素カウンタ23は、セルにおけるハーフトーンデータの画素値が最小値(「0」)の画素(以下、白画素)の数Nwをカウントする。黒画素カウンタ24は、セルにおけるハーフトーンデータの画素値が最大値(例えば「255」)の画素(以下、黒画素)の数Nbをカウントする。
補正量演算部25は、二つの合計値Sum1とSum2の差分(以下、濃度差分量)、カウント数NwとNb、および、ハーフトーンデータに基づき補正量Dcを算出する。
補正量加算部13は、ハーフトーンデータに補正量算出部12から出力される補正量Dcを加算し、補正量Dcを加算したハーフトーンデータを画像形成装置101に出力する。つまり、補正量加算部13は、画像データの加算部としてだけでなく画像データの出力部としても機能する。画像形成装置101は、ハーフトーンデータに基づき画像を形成する。
図2によりAMスクリーン処理部11が使用するAMスクリーンの1セルの閾値マトリクスの一例を示す。図2に示すサブセルは一画素に対応し、各サブセルに記載する数値は二つの閾値th1、th2(th1<th2)を表す。つまり、図2に示す閾値マトリクスによって8ビットの画像データを処理すると、出力値として0、1、2の三値が得られる。ただし、本実施例においては、濃度差分量を求めるため、出力値を8ビットで表し、例えば、出力値「0」は「0」、出力値「1」は「127」、出力値「2」は「255」に相当する。なお、入力値、閾値、出力値の関係は次のようになる。
if (Di<th1)
Do = 0;
if (th1≦Di<th2)
Do = 127;
if (th2≦Di)
Do = 255; …(1)
ここで、Diは入力値(入力画像データの画素値)、
Doは出力値(ハーフトーンデータの画素値)、
th1、th2は閾値(th1<th2)。
本実施例においては、AMスクリーン処理によるモアレの発生を検出する指標として入力画像データとハーフトーンデータの濃度差を示す濃度差分量を用いる。ただし、視覚の空間周波数特性によれば高周波成分における感度は低い。つまり、高周波成分の濃度変動は、視覚的に検知され難く、モアレに対する影響も少ないと考えられる。従って、濃度差分量は、画素ごとに算出せずに、単位面積当りの差分量として算出する。
画像データ積算部21と画像データ積算部22は同じ動作を行い、二つの合計値Sum1とSum2を算出する面積はともにAMスクリーンのセルサイズに相当する。例えば、AMスクリーンのセルを図2に示すように4×4画素サイズとすると、4×4画素サイズを単位面積として二つの合計値Sum1とSum2が算出される。同様に、白画素カウンタ23と黒画素カウンタ24は、4×4画素サイズのセルにおいて白画素数Nwと黒画素数Nbをカウントする。
補正量演算部25による補正量Dcの算出は次のように行われる。
ΔD = Sum1 - Sum2;
if (ΔD<0)
Dc = Round{ΔD/(N - Nw)};
else
Dc = Round{ΔD/(N - Nb)}; …(2)
ここで、Nはセルの画素数、
Nwはセルの白画素数、
Nbはセルの黒画素数。
Round()は小数点以下を四捨五入する関数。
図3により実施例1のAMスクリーン処理を説明する。図3(a)はAMスクリーンの1セルに対応する入力画像データ例を示す。図3(b)は、図2に示す閾値マトリクスを用いて図3(a)に示す画像データをAMスクリーン処理したハーフトーンデータを示す。
図3(a)において第一の合計値Sum1は96×6=576である。図3(b)において第二の合計値Sum2は127×5=635、白画素数Nw=11である。この場合、図3(c)に示すように、濃度差分量ΔDは576-635=-59であり、補正値DcはRound{-59/(16-11)}=-12と算出される。その結果、図3(b)に示すハーフトーンデータに図3(b)に示す補正値Dcが加算されて、図3(d)に示すハーフトーンデータが出力される。
同様に、図3(e)はAMスクリーンの1セルに対応する入力画像データ例を示す。図3(f)は、図2に示す閾値マトリクスを用いて図3(e)に示す画像データをAMスクリーン処理したハーフトーンデータを示す。
図3(e)において第一の合計値Sum1は2380である。図3(f)において第二の合計値Sum2は2291、黒画素数Nb=5である。この場合、図3(g)に示すように、濃度差分量ΔDは89であり、補正値DcはRound{89/(16-5)}=8と算出される。その結果、図3(e)に示すハーフトーンデータに図3(g)に示す補正値Dcが加算されて、図3(h)に示すハーフトーンデータが出力される。
また、図3(h)に示す画素値「8」の画像データのように、値が小さな画像データを画像形成装置101に供給しても安定な画像の形成は期待できない場合がある。そのような場合、補正量加算部13は、そのような画素の値を「0」に置き換えるドット安定化処理を行う場合がある。
濃度差分量ΔDは、単位面積当りのAMスクリーン処理の濃度エラー量に相当する。図3(d)(h)には補正後のハーフトーンデータの合計値Sum3を記載する。濃度差分量ΔDに基づき各画素の濃度値を補正することで、補正前の合計値Sum2に比べて、補正後の合計値Sum3が入力画像データの合計値Sum1に近付くことがわかる。
図4のフローチャートにより補正量演算部25の処理を説明する。補正量演算部25は、各セルについて次の処理を行う。補正量演算部25は、第一の合計値Sum1から第二の合計値Sum2を減算して濃度差分量ΔDを演算し(S11)、濃度差分量ΔDを判定する(S12)。濃度差分量が零(ΔD=0)場合、補正量演算部28は、すべてのサブセルに補正量Dcとして「0」を割り当て(S23)、1セル分の処理を終了する。
また、濃度差分量が負の値(ΔD<0)の場合、補正量演算部25は、白画素カウンタ23から白画素数Nwを取得し(S13)、ハーフトーンデータの注目画素が白画素か否かを判定し(S14)、注目画素が白画素の場合は処理をステップS16に進める。また、注目画素が白画素以外の場合は、濃度差分量ΔDを、セルの画素数Nから白画素数Nwを減算した値N-Nwで除算して補正量Dcを演算する(S15)。
次に、補正量演算部25は、セル内の全画素についてステップS14の判定を行ったか否かを判定し(S16)、未判定の画素があれば注目画素を移動して(S17)、処理をステップS14に戻す。また、未判定の画素がなければ、1セル分の処理を終了する
一方、濃度差分量が正の値(ΔD>0)の場合は、黒画素カウンタ24から黒画素数Nbを取得し(S18)、注目画素が黒画素か否かを判定し(S19)、注目画素が黒画素の場合は処理をステップS21に進める。また、注目画素が黒画素以外の場合は、濃度差分量ΔDを、セルの画素数Nから黒画素数Nbを減算した値N-Nbで除算して補正量Dcを演算する(S20)。
次に、セル内の全画素についてステップS19の判定を行ったか否かを判定し(S21)、未判定の画素があれば注目画素を移動して(S22)、処理をステップS19に戻す。また、未判定の画素がなければ、1セル分の処理を終了する。なお、一度、ステップS15またはS20において算出した補正量Dcをメモリに格納し、以降の補正対象画素(白画素以外または黒画素以外)に対しては、ステップS15またはS20において算出済みの補正量Dcを割り当てればよい。
このように、AMスクリーン処理後のハーフトーンデータの画素ごとに濃度補正が行われる。従って、AMスクリーン処理とAMスクリーン処理ではないハーフトーン処理の混合や切り替えを行うことなくモアレやギャギーを低減することができ、上述した混合部や切替部で発生する濃度変動を防ぐことができる。
なお、実施例1では、白画素カウンタ23がセルにおけるハーフトーンデータの画素値が最小値の画素の数Nwをカウントし、黒画素カウンタ24がセルにおけるハーフトーンデータの画素値が最大値の画素の数Nbをカウントする構成としている。しかし、これに限らず、セルにおける入力画素値が所定値以下(例えば8以下)の画素を白画素として白画素数Nwをカウントし、セルにおける入力画素値が所定値以上(例えば248以上)の画素を黒画素として黒画素数Nbをカウントしてもよい。この場合、補正対象画素は入力画素値が所定範囲内(上記例では9以上247以下)の画素となる。
以下、本発明にかかる実施例2の画像処理を説明する。なお、実施例2において、実施例1と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。実施例2では、入力画像データのエッジ部を検出し、入力画像データの平坦部についてはAMスクリーン処理したハーフトーンデータを出力し、エッジ部についてはハーフトーンデータを補正して出力する画像処理を説明する。言い替えれば、実施例2は、エッジ部のハーフトーンデータを選択的に補正する処理を行う。
図5のブロック図により実施例2のハーフトーン処理を行う画像処理装置100の構成例を示す。エッジ検出部14は、例えばラプラシアンフィルタに代表される公知のエッジ処理を用いて入力画像データのエッジを構成する画素(以下、エッジ画素)を検出する。
図6によりエッジ検出部14によるエッジ画素の検出を説明する。図6には隣接画素との絶対差分値が閾値を超える注目画素をエッジ画素として検出する例を示す。図6において中心画素が注目画素である。エッジ検出部14は、注目画素の画素値と、注目画素に隣接する四つの近傍画素の画素値の差分のうち、最大の差分と閾値を比較して注目画素がエッジ画素か否かを判定する。
Diff = Max(|Da-D*|, |Db-D*|, |Dc-D*|, |Dd-D*|);
if (Diff ≧ Eth)
注目画素はエッジ画素;
else
注目画素は非エッジ画素; …(3)
ここで、D*は注目画素の画素値、
Da、Db、Dc、Ddは隣接画素の画素値;
Max()は最大値を出力する関数;
Ethは判定閾値。
補正量算出部12において、中間調エッジ画素カウンタ26は、エッジ検出部14から入力されるエッジ画素の検出結果に基づき、セルにおけるハーフトーンデータの白画素でも黒画素でもないエッジ画素(以下、中間調エッジ画素)の数Neをカウントする。
補正量演算部28は、濃度差分量ΔD、カウント数Ne、および、エッジ画素の検出結果に基づき補正量Dcを算出する。補正量演算部28による補正量Dcの算出は次のように行われる。
ΔD = Sum1 - Sum2;
Dc = Round(ΔD/Ne); …(4)
ここで、Neはセルの中間調エッジ画素数。
図7により実施例2のAMスクリーン処理を説明する。図7(a)はAMスクリーンの1セルおよびその周辺に対応する入力画像データ例を示す。図7(b)はエッジ画素の検出結果を示す。なお、値‘1’の画素がエッジ画素である。図7(c)は、図2に示す閾値マトリクスを用いて図7(a)に示す1セルの画像データをAMスクリーン処理したハーフトーンデータを示す。
図7(a)において第一の合計値Sum1は96×6=576である。図7(c)において第二の合計値Sum2は127×5=635、中間調エッジ画素数Ne=3である。この場合、図7(d)に示すように、濃度差分量ΔDは576-635=-59であり、補正値DcはRound(-59/3)=-20と算出される。その結果、図7(c)に示すハーフトーンデータに図7(d)に示す補正値Dcが加算されて、図7(e)に示すハーフトーンデータが出力される。
同様に、図3(f)はAMスクリーンの1セルおよびその周辺に対応する入力画像データ例を示す。図7(g)はエッジ画素の検出結果を示す。図7(h)は、図2に示す閾値マトリクスを用いて図7(f)に示す画像データをAMスクリーン処理したハーフトーンデータを示す。
図7(f)において第一の合計値Sum1は2380である。図7(h)において第二の合計値Sum2は2291、中間調エッジ画素数Ne=4である。この場合、図7(i)に示すように、濃度差分量ΔDは89であり、補正値DcはRound(89/4)=22と算出される。その結果、図7(h)に示すハーフトーンデータに図7(i)に示す補正値Dcが加算されて、図7(j)に示すハーフトーンデータが出力される。
濃度差分量ΔDに基づき中間調エッジ画素の濃度値を補正することで、実施例1と同様、補正前の合計値Sum2に比べて、補正後の合計値Sum3が入力画像データの合計値Sum1に近付く。
図8のフローチャートにより補正量演算部28の処理を説明する。補正量演算部28は、各セルについて次の処理を行う。補正量演算部28は、エッジ画素の検出結果を参照してセルにエッジ画素があるか否かを判定する(S31)。セルにエッジ画素がない場合、補正量演算部28は、すべてのサブセルに補正量Dcとして「0」を割り当て(S38)、1セル分の処理を終了する。
セルにエッジ画素がある場合、補正量演算部28は、濃度差分量ΔDの演算(S32)および中間調エッジ画素数Neの取得(S33)を行う。そして、ハーフトーンデータの注目画素が中間調エッジ画素か否かを判定し(S34)、注目画素が中間調エッジ画素の場合は濃度差分量ΔDと中間調エッジ画素数Neに基づき補正量Dcを演算する(S35)。
次に、補正量演算部28は、セル内の全画素についてステップS34の判定を行ったか否かを判定し(S36)、未判定の画素があれば注目画素を移動して(S37)、処理をステップS34に戻す。また、未判定の画素がなければ、1セル分の処理を終了する。なお、一度、ステップS35において算出した補正量Dcをメモリに格納し、以降の補正対象画素(中間調エッジ黒画素)に対しては、ステップS35において算出済みの補正量Dcを割り当てればよい。
[変形例]
上記では、補正量演算部28が中間調エッジ画素に対応するサブセルに補正量Dcを割り当てる例を説明したが別の構成も可能である。例えば、補正量演算部28が中間調エッジ画素に対応するサブセルか否かに関わらず補正量Dcを割り当て、補正量加算部13がハーフトーンデータに補正量Dcを加算する。その後、エッジ画素の検出結果に基づき、補正前のハーフトーンデータか補正後のハーフトーンデータを選択的に出力する構成が想到される。
図9のブロック図によりハーフトーン処理を行う画像処理装置100の構成の変形例を示す。上述したように、補正量演算部28は、中間調エッジ画素に対応するサブセルか否かに関わらず補正量Dcを割り当てる。
画素選択部15は、補正前のハーフトーンデータ、補正量Dc加算後のハーフトーンデータ、および、エッジ画素の検出結果を入力する。そして、補正前のハーフトーンデータおよびエッジ画素の検出結果が中間調エッジ画素を示す場合は補正量Dc加算後のハーフトーンデータを選択的に出力する。また、補正前のハーフトーンデータおよびエッジ画素の検出結果が中間調エッジ画素以外を示す場合は補正前のハーフトーンデータを選択的に出力する。つまり、補正量加算部13は、画像データの選択部としてだけでなく画像データの出力部としても機能する。画像形成装置101は、画素選択部15から入力されるハーフトーンデータに基づき画像を形成する。
このように、AMスクリーン処理後のハーフトーンデータの中間調エッジ画素が濃度補正される。従って、AMスクリーン処理とAMスクリーン処理ではないハーフトーン処理の混合や切り替えを行うことなくモアレやギャギーを低減することができ、上述した混合部や切替部で発生する濃度変動を防ぐことができる。また、実施例2においては、濃度補正をエッジ部に集中することで、形成が不安定になり易い画素が生成されることなく、ドットの連続性が保たれた画像を安定に形成することができる。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
11 … AMスクリーン処理部、21 … 画像データ積算部、22 … 画像データ積算部、23 … 白画素カウンタ、24 … 黒画素カウンタ、25 … 補正量演算部

Claims (15)

  1. 入力画像データをスクリーン処理するスクリーン処理手段と、
    前記スクリーン処理のセルごとに、前記入力画像データの合計値を第一の合計値として算出する第一の算出手段と、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データの合計値を第二の合計値として算出する第二の算出手段と、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データに含まれる白画素の数および黒画素の数をカウントするカウント手段と、
    前記第一および第二の合計値、並びに、前記白画素の数または前記黒画素の数に基づき、前記スクリーン処理された画像データの補正量を演算する演算手段とを有する画像処理装置。
  2. 前記演算手段は、前記第一の合計値から前記第二の合計値を減算した差分を算出し、
    前記差分が正の値の場合、前記差分を、前記セルの画素数から前記黒画素の数を減算した値で除算して前記補正量を算出し、
    前記差分が負の値の場合、前記差分を、前記セルの画素数から前記白画素の数を減算した値で除算して前記補正量を算出する請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 前記演算手段は、前記差分が正の値の場合は前記黒画素以外の画素に前記補正量を割り当て、前記差分が負の値の場合は前記白画素以外の画素に前記補正量を割り当てる請求項2に記載された画像処理装置。
  4. さらに、前記スクリーン処理された画像データに前記補正量を加算する加算手段を有する請求項1から請求項3の何れか一項に記載された画像処理装置。
  5. 前記加算手段は、前記補正量を加算した画像データを画像形成装置に出力する請求項4に記載された画像処理装置。
  6. 入力画像データをスクリーン処理するスクリーン処理手段と、
    前記入力画像データからエッジ画素を検出する検出手段と、
    前記スクリーン処理のセルごとに、前記入力画像データの合計値を第一の合計値として算出する第一の算出手段と、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データの合計値を第二の合計値として算出する第二の算出手段と、
    前記セルごとに、前記エッジ画素の検出結果に基づき、前記スクリーン処理された画像データに含まれる白画素でも黒画素でもないエッジ画素である中間調エッジ画素の数をカウントするカウント手段と、
    前記第一および第二の合計値、並びに、前記中間調エッジ画素の数に基づき、前記スクリーン処理された画像データの補正量を演算する演算手段とを有する画像処理装置。
  7. 前記演算手段は、前記第一の合計値から前記第二の合計値を減算した差分を算出し、前記差分を前記中間調エッジ画素の数で除算して前記補正量を算出する請求項6に記載された画像処理装置。
  8. 前記演算手段は、前記中間調エッジ画素に前記補正量を割り当てる請求項6または請求項7に記載された画像処理装置。
  9. さらに、前記スクリーン処理された画像データに前記補正量を加算する加算手段を有する請求項6または請求項7に記載された画像処理装置。
  10. さらに、前記エッジ画素の検出結果に基づき、前記スクリーン処理された画像データまたは前記補正量が加算された画像データを選択的に出力する選択手段を有する請求項9に記載された画像処理装置。
  11. 前記選択手段は、前記補正量が加算された画像データを画像形成装置に出力する請求項10に記載された画像処理装置。
  12. 入力画像データをスクリーン処理し、
    前記スクリーン処理のセルごとに、前記入力画像データの合計値を第一の合計値として算出し、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データの合計値を第二の合計値として算出し、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データに含まれる白画素の数および黒画素の数をカウントし、
    前記第一および第二の合計値、並びに、前記白画素の数または前記黒画素の数に基づき、前記スクリーン処理された画像データの補正量を演算する画像処理方法。
  13. 入力画像データをスクリーン処理し、
    前記入力画像データからエッジ画素を検出し、
    前記スクリーン処理のセルごとに、前記入力画像データの合計値を第一の合計値として算出し、
    前記セルごとに、前記スクリーン処理された画像データの合計値を第二の合計値として算出し、
    前記セルごとに、前記エッジ画素の検出結果に基づき、前記スクリーン処理された画像データに含まれる白画素でも黒画素でもないエッジ画素である中間調エッジ画素の数をカウントし、
    前記第一および第二の合計値、並びに、前記中間調エッジ画素の数に基づき、前記スクリーン処理された画像データの補正量を演算する画像処理方法。
  14. コンピュータを請求項1から請求項11の何れか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載されたプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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