JP6333750B2 - ストレージコンベヤ、及び搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージコンベヤ、及び搬送システムに関する。ストレージコンベヤは、コンベヤ、及びコンベヤに搬送物を供給する貯留部を備える。搬送システムは、ストレージコンベヤ、及びストレージコンベヤに搬送物を供給する搬送物供給装置を備える。
例えば、特開2003−285933号公報には、貯留部(ホッパ)、第1コンベヤ、第2コンベヤ、及び制御部を備えた搬送装置が開示されている。第1コンベヤは、貯留部に搬送物を供給する。貯留部は、第1コンベヤから供給された搬送物を一時的に貯留し、搬送物を第2コンベヤに供給する。第2コンベヤは、貯留部から供給された搬送物を搬送する。貯留部には、搬送物が詰まったことを検知する検知部が設けられている。制御部は、貯留部の検知部から入力される検知信号に基づいて第1コンベヤの運転を制御する。
搬送装置では、貯留部内に搬送物が詰まった状態で、第1コンベヤから貯留部に搬送物が供給され続けると、貯留部から搬送物が溢れ出す事態となる。このため、貯留部に設けられた検知部によって貯留部内に搬送物が詰まったことが検知されると、制御部は、第1コンベヤの運転を停止する。これにより、貯留部から搬送物が溢れ出す事態を防止することができる。
特開2003−285933号公報
しかしながら、特開2003−285933号公報では、第2コンベヤの運転を制御することについては開示されていない。また、貯留部内に設けられた検知部と第2コンベヤの運転との関係についても開示されていない。
このため、例えば貯留部内に搬送物が詰まり、第2コンベヤに搬送物が供給されていない状態であっても、第2コンベヤは貯留部の状態とは無関係に運転されていると考えられる。言い換えると、搬送装置は、第2コンベヤで搬送物を搬送しているかどうか、あるいは、第2コンベヤで搬送している搬送物の量(搬送量)を把握することはできない。このため、第2コンベヤによって搬送した搬送量を把握する必要がある場合は、例えば、第2コンベヤの下流に、別途、搬送量を測定する測定装置を設ける必要がある。
しかしながら、第2コンベヤの下流に搬送量を測定する測定装置を設けたとしても、測定結果に基づいて、第2コンベヤの運転を適切に制御することは難しい。つまり、第2コンベヤの下流で搬送量を把握しても、貯留部の状態や搬送量に応じて第2コンベヤの運転を適切に制御することは難しい。例えば、測定装置で搬送量が少ないことが測定された場合に第2コンベヤの搬送速度を増大させる制御を行うことは可能であるが、このような制御では、搬送量が少ない原因が貯留部の詰まりである場合でも、第2コンベヤの搬送速度を増大させてしまうことになる。この場合、貯留部が詰まっているため、第2コンベヤの搬送速度を増大させても第2コンベヤの搬送量を増加させることはできない。
また、貯留部及び第2コンベヤに搬送量や詰まりを検知する検知部を配置して、第2コンベヤの運転を制御することも可能であるが、検知部の数や検知部を設置する位置が増加して、搬送装置のコストを増大させることになる。
本発明は、検知部の数を抑制しつつ、貯留部の状態及び搬送量に応じてコンベヤを適切に運転することができる、ストレージコンベヤ、及び搬送システムを提供することを目的とする。
本発明のストレージコンベヤは、搬送物を搬送するコンベヤと、搬送物を貯留するとともにコンベヤに搬送物を供給する貯留部と、コンベヤの運転を制御する制御部と、を備える。コンベヤは、内部に搬送空間を有するケーシングと、搬送物を搬送する方向を搬送方向としてケーシングの搬送方向の下流側に配置される駆動部と、ケーシングの搬送方向の上流側に配置される従動部と、駆動部及び従動部に巻き掛けられ駆動部及び従動部の間を循環するとともに搬送空間を搬送方向に向けて走行するチェーンと、チェーンに支持される複数の搬送部材と、を有する。さらに、コンベヤは、貯留部の下部及び側部に対向するように配置されるとともに、貯留部の下部及び側部に向けて搬送空間を開放する開口部を有し、貯留部から開口部に供給される搬送物を下方から上方に向けて搬送する供給搬送部を有する。貯留部は、搬送物を貯留するための貯留空間を内部に有する貯留部本体と、開口部に貯留空間を接続する供給口と、貯留部本体の上部に配置され、貯留空間に搬送物を投入するための投入口と、貯留空間内に貯留された搬送物の高さを検知するとともに、検知信号を制御部に出力する検知部と、を有する。制御部は、検知部からの検知信号に基づいて、搬送物の残量を算出する残量算出部と、駆動部が駆動している時間を計測するタイマと、残量算出部で算出された搬送物の残量の変化、及びタイマで計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物の搬送量である時間搬送量を算出する時間搬送量算出部と、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値とを比較する時間搬送量比較部と、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が第1閾値より大きい場合、コンベヤの搬送速度を減少させるように駆動部を制御し、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が第1閾値より小さい場合、コンベヤの搬送速度を増大させるように駆動部を制御する駆動制御部と、を有する。
本発明のストレージコンベヤによれば、貯留部に設けた検知部からの検知信号に基づいてコンベヤの搬送量を把握し、所定の時間搬送量で搬送物を搬送するようにコンベヤの運転を制御することができる。このため、検知部の数を抑制しつつ、貯留部の状態及び搬送量に応じてコンベヤを適切に運転することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送システムの一部を省略した右側面図である。 図2は、ストレージコンベヤの上面図である。 図3は、図2のA−A線で切断した、ストレージコンベヤの断面図である。 図4は、下限位置センサの取り付け位置を説明する、ストレージコンベヤの断面図である。 図5は、制御部の構成を示すブロック図である。 図6は、搬送システムの動作を説明する、搬送システムの一部を省略した右側面断面図である。 図7は、搬送システムの動作を説明する、搬送システムの一部を省略した右側面断面図である。
本発明の一実施形態にかかるストレージコンベヤは、搬送物を搬送するコンベヤと、搬送物を貯留するとともに、コンベヤに搬送物を供給する貯留部と、コンベヤの運転を制御する制御部と、を備える。コンベヤは、内部に搬送空間を有するケーシングと、搬送物を搬送する方向を搬送方向としてケーシングの搬送方向の下流側に配置される駆動部と、ケーシングの搬送方向の上流側に配置される従動部と、駆動部及び従動部に巻き掛けられ駆動部及び従動部の間を循環するとともに搬送空間を搬送方向に向けて走行するチェーンと、チェーンに支持される複数の搬送部材と、を有する。さらに、コンベヤは、貯留部の下部及び側部に対向するように配置されるとともに、貯留部の下部及び側部に向けて搬送空間を開放する開口部を有し、貯留部から開口部に供給される搬送物を下方から上方に向けて搬送する供給搬送部を有する。貯留部は、搬送物を貯留するための貯留空間を内部に有する貯留部本体と、開口部に貯留空間を接続する供給口と、貯留部本体の上部に配置され、貯留空間に搬送物を投入するための投入口と、貯留空間内に貯留された搬送物の高さを検知するとともに、検知信号を制御部に出力する検知部と、を有する。制御部は、検知部からの検知信号に基づいて、搬送物の残量を算出する残量算出部と、駆動部が駆動している時間を計測するタイマと、残量算出部で算出された搬送物の残量の変化、及びタイマで計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物の搬送量である時間搬送量を算出する時間搬送量算出部と、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値とを比較する時間搬送量比較部と、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が第1閾値より大きい場合、コンベヤの搬送速度を減少させるように駆動部を制御し、時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が第1閾値より小さい場合、コンベヤの搬送速度を増大させるように駆動部を制御する駆動制御部と、を有する(第1の構成)。
上記構成によれば、貯留部に設けた検知部からの検知信号に基づいてコンベヤの搬送量を把握し、所定の時間搬送量で搬送物を搬送するようにコンベヤの運転を制御することができる。このため、検知部の数を抑制しつつ、貯留部の状態及び搬送量に応じてコンベヤを適切に運転することができる。
上記第1の構成において、貯留部の下方において搬送物が搬送される方向を第1搬送方向として、検知部は、投入口に対して、第1搬送方向の下流側に配置され、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第1残量センサと、投入口に対して、第1搬送方向の上流側に配置され、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第2残量センサと、を有してもよい(第2の構成)。
上記構成によれば、第1残量センサは、投入口に対して、第1搬送方向の下流側に配置される。第2残量センサは、投入口に対して、第1搬送方向の上流側に配置される。投入口に対して第1搬送方向の下流側では、搬送物の上面は息角で安定しやすい。このため、第1残量センサによって息角で安定している搬送物の上面位置を検知することができる。また、コンベヤは、供給口から供給された搬送物を第1搬送方向における上流側から搬送していくため、投入口に対して第1搬送方向における上流側は、搬送物の上面位置が変化しやすい。このため、コンベヤの運転状況に応じた搬送物の上面位置の変化を第2残量センサによって検知することができる。よって、第1残量センサ及び第2残量センサにより、コンベヤの運転状況に応じた搬送物の上面位置の変化を適確に検知することができ、貯留部の状態及び搬送量に応じてコンベヤを適切に運転することができる。
上記第2の構成において、検知部は、さらに、第1残量センサに対して、第1搬送方向の下流側に配置され、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の詰まり高さ位置に達したことを検知する詰まりセンサを、有し、制御部の駆動制御部は、詰まりセンサによって、搬送物の上面位置が所定の詰まり高さ位置に達したことが検知された場合、コンベヤの搬送速度を抑制又はコンベヤの運転を停止させるように駆動部を制御してもよい(第3の構成)。
上記構成によれば、詰まりセンサによって、搬送物の上面位置が所定の詰まり高さ位置に達したことが検知された場合、コンベヤの搬送速度を抑制又はコンベヤの運転を停止させる。このため、搬送物を適切に搬送できない状態になった場合には、コンベヤの運転を抑制又は停止させることができる。
上記第2又は第3の構成において、検知部は、さらに、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の下限位置に達したことを検知する下限位置センサを、有し、制御部の駆動制御部は、下限位置センサによって、搬送物の上面位置が所定の下限位置に達したことが検知された場合、コンベヤの搬送速度を抑制又はコンベヤの運転を停止させるように駆動部を制御してもよい(第4の構成)。
上記構成によれば、下限位置センサによって、搬送物の上面位置が所定の下限位置に達したことが検知された場合、コンベヤの搬送速度を抑制又はコンベヤの運転を停止させる。このため、貯留されている搬送物が減少し、貯留部に搬送物を供給する必要が生じた場合には、コンベヤの運転を抑制又は停止させることができる。
上記第4の構成において、供給搬送部は、上方に向けて湾曲する上向き湾曲搬送部を有し、搬送物の息角を第1角度として、上向き湾曲搬送部における第1搬送方向の上流側端部から、第1搬送方向の下流側、かつ上方に向けて第1角度で延ばした仮想線を第1線とし、上向き湾曲搬送部における第1搬送方向の上流側端部を通る、仮想の鉛直線を第2線とし、供給口の第1搬送方向における上流側の端部と第2線との中間位置を通る、仮想の鉛直線を第3線とし、貯留部本体の高さの1/2の位置を通る仮想の水平線を第4線として、下限位置センサは、第2線と第3線の間、かつ、第1線と第4線の間の領域に配置してもよい(第5の構成)。
上記構成によれば、下限位置センサを所定の位置に設置することにより、貯留部内の搬送物が減少したことを適切に検知でき、先入れ後出しの状態を解消しつつ、搬送効率の低下を防止することができる。つまり、搬送物の残存量が多い状態を下限位置に設定すると、先に供給した搬送物が大量に残っている状態で新たな搬送物が供給される場合がある。この場合、先に貯留部に供給した搬送物が搬送されにくくなり、いわゆる先入れ後出しの状態になりやすい。一方、搬送物の残存量が極めて少ない状態を下限位置に設定すると、先入れ後出しの状態は解消するが、下限位置を検知した直後に搬送物がなくなるため、新たな搬送物の供給が間に合わず、コンベヤで搬送物を搬送できない状態が発生して搬送効率が低下する。よって、下限位置センサを所定の位置に設置することにより、先入れ後出しの状態を解消しつつ、搬送効率の低下を防止することができる。
上記第1から第5のいずれかの構成のストレージコンベヤと、ストレージコンベヤに搬送物を供給する搬送物供給装置と、を有する搬送システムであって、ストレージコンベヤの検知部は、さらに、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の上限位置に達したことを検知する上限位置センサと、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が上限位置よりも高い位置である所定の最上限位置に達したことを検知する最上限位置センサと、有し、ストレージコンベヤの制御部は、さらに、上限位置センサからの検知信号が入力された場合、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が上限位置に達したと判定し、最上限位置センサからの検知信号が入力された場合、貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が最上限位置に達したと判定する、上面位置判定部と、上面位置判定部によって搬送物の上面位置が上限位置に達したと判定された場合、搬送物供給装置の運転を制御して搬送物の供給を抑制し、上面位置判定部によって搬送物の上面位置が最上限位置に達したと判定された場合、搬送物供給装置の運転を制御して搬送物の供給を停止させる搬送物供給装置制御部と、を有してもよい(第6の構成)。
上記構成によれば、貯留部内の搬送物の上面位置が上限位置に達した場合、搬送物供給装置による貯留部への搬送物の供給を抑制する。貯留部内の搬送物の上面位置が上限位置よりも高い位置である最上限位置に達した場合、搬送物供給装置による貯留部への搬送物の供給を停止する。このため、貯留部から搬送物が溢れ出る事態を防止することができる。
[実施形態]
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る搬送システム500及びストレージコンベヤ300を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体構成]
まず、搬送システム500の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る搬送システム500の一部を省略した右側面図である。搬送システム500は、ストレージコンベヤ300及び搬送物供給装置400を備えている。以下の図では、矢印Fはストレージコンベヤ300及び搬送物供給装置400の前方を示し、矢印Bは後方を示す。矢印Rはストレージコンベヤ300及び搬送物供給装置400の右方向を示し、矢印Lは左方向を示す。矢印Uはストレージコンベヤ300及び搬送物供給装置400の上方向を示し、矢印Dは下方を示す。
図1に示すように、本実施形態の搬送システム500では、搬送物Mは、搬送物供給装置400からストレージコンベヤ300に供給される。搬送物供給装置400は、例えば公知のコンベヤである。搬送物供給装置400に記載した矢印は、搬送物Mの流れを示している。搬送物Mは、例えば、粉体、細かい粒体あるいは石灰石やクリンカー等の塊状物である。
ストレージコンベヤ300は、コンベヤ100、貯留部200、及び制御部MCを備えている。貯留部200は、搬送物供給装置400から供給された搬送物Mを一時的に貯留する。図1の線LL1、及び線LL2は、貯留空間120に貯留される搬送物Mの上面位置MSの一例を示している。搬送物Mは、貯留部200の投入口124から投入され、内部の貯留空間120に貯留される。搬送物Mが投入口124から投入されると、線LL1のように、投入口124の真下の部分P1が高く、前方及び後方に向かうほど低くなる山形となる。貯留された搬送物Mの上面位置MSが崩れずに安定している状態において、上面位置MSの最大傾斜角度は息角(安息角)と呼ばれる。息角は、搬送物Mの種類によって異なる固有の角度である。
コンベヤ100は、貯留部200の下部から搬送物Mを搬送し、上方に持ち上げて上部の排出口15Aから排出する。コンベヤ100による搬送が行われ、貯留空間120に貯留された搬送物Mの量が減少すると、搬送物Mの上面位置MSは、例えば線LL2のように変化する。線LL2は、線LL1に比べて高さが低くなっており、最も高い部分P2の位置が後方に移動している。このように、貯留部200に貯留される搬送部Mの上面位置MSは、コンベヤ100による搬送が行われることで高さが変化するだけでなく、上面位置MSの形状も変化する。以下では、主にストレージコンベヤ300の構成について説明する。
[ストレージコンベヤ]
図1に示すように、ストレージコンベヤ300は、コンベヤ100、貯留部200、及び制御部MCを備えている。貯留部200は、搬送物供給装置400から供給された搬送物Mを貯留するとともに、コンベヤ100に搬送物Mを供給する。コンベヤ100は、貯留部200から供給された搬送物Mを搬送する。制御部MCは、コンベヤ100及び搬送物供給装置400の運転を制御する。
コンベヤ100は、ケーシング10、駆動部20、従動部40、チェーンCA,CB、及び複数のフライト70を備えている。
ケーシング10は、テールフレーム12、ヘッドフレーム14、及び複数の中間フレーム16A、16B、16C、16D、16E・・・16F、16G、16H、16Jを有している。図1では、中間フレーム16E及び中間フレーム16Fの間に配置されている中間フレームの図示を省略している。
テールフレーム12は、ケーシング10の下部かつ前部を構成している。テールフレーム12は、後方に向けて延びている。テールフレーム12は、筒状のテールフレーム主体50を有している。
ヘッドフレーム14は、ケーシング10の上部かつ後部を構成している。ヘッドフレーム14は、後方に延びている。ヘッドフレーム14は、筒状のヘッドフレーム主体18を有している。
中間フレーム16A・・・16Jは、テールフレーム12及びヘッドフレーム14の間に配置されている。テールフレーム12、中間フレーム16A・・・16J、及びヘッドフレーム14は、ボルト等の締結部材で接続されている。
中間フレーム16Aは、テールフレーム12の後部から後方に向けて延びている。中間フレーム16Bは、中間フレーム16Aの後部から上方に湾曲するように延びている。中間フレーム16C・・・16Fは、この順に中間フレーム16Bの上方に配置されており、それぞれ上方に延びている。中間フレーム16G、16H、及び16Jは、この順で中間フレーム16Fの上方に配置されている。中間フレーム16G、16H、及び16Jは、徐々に上方から後方に向けて湾曲するように延びている。
中間フレーム16A・・・16Jのうち、中間フレーム16D・・・16Jは、筒状である。中間フレーム16Aの上部には、前後方向に延びる開口部16AHが形成されている。中間フレーム16Bの前方かつ上方に向けられた傾斜部には後方かつ上方に向けて延びる開口部16BHが形成されている。中間フレーム16Cの前部には、上下方向に延びる開口部16CHが形成されている。開口部16AH、16BH、及び16CHは、連続するように形成されている。
テールフレーム主体50、中間フレーム16A、16B、16C・・・16D、16E、及びヘッドフレーム主体18は、内部に隔壁17を有している。隔壁17は、ケーシング10に沿って延びている。隔壁17の後部は、駆動部20に設けられる駆動スプロケット24A,24Bの後端付近まで延びている。また、隔壁17の前端は、従動部40の後方まで延びている。
ケーシング10内部は、隔壁17によって搬送空間11Aと戻り空間11Bに区画されている。駆動部20付近であって隔壁17よりも後方の部分では、ケーシング10内部は搬送空間11Aと戻り空間11Bに区画されておらず反転用空間11Cになっている。従動部40付近であって隔壁17よりも前方の部分も、ケーシング10内部は搬送空間11Aと戻り空間11Bに区画されておらず反転用空間11Dになっている。中間フレーム16A、16B及び16Cに形成されている開口部16AH、16BH、及び16CHは、ケーシング10の搬送空間11Aに連続している。中間フレーム16Dの下部では、搬送物Mの詰まりを抑制するため、搬送空間11Aの前後方向の幅は広くなっている。中間フレーム16Dの上部では、搬送空間11Aの前後方向の幅は徐々に狭くなっている。
ヘッドフレーム14の下部には、排出部15が設けられている。排出部15の下部には排出口15Aが設けられている。排出口15Aは、反転用空間11Cに連続している。貯留部200から供給される搬送物Mは、開口部16AH、16BH、及び16CHからケーシング10の搬送空間11A内に入り、複数のフライト70に押されながら隔壁17に沿って反転用空間11Cまで搬送される。隔壁17の後端まで搬送されると搬送物Mは隔壁17から落下して排出口15Aから外部に排出される。
駆動部20は、ヘッドフレーム14に配置されている。駆動部20は、駆動軸22、駆動スプロケット24A,24B、及び電動モータ26を有している。
駆動軸22は、左右方向に延びており、ヘッドフレーム主体18を貫通している。駆動軸22の両端部は、ヘッドフレーム14の外部において駆動軸受部23で支持されている。駆動軸22の中間部は、ヘッドフレーム14の内部に位置している。駆動軸受部23は、ヘッドフレーム14の左右に設けられた軸受け支持台27に支持されている。
駆動スプロケット24A,24Bは、ヘッドフレーム14の内部において駆動軸22に支持されている。図1では、右側の駆動スプロケット24Aが見えている。駆動スプロケット24Aには、チェーンCAが巻き掛けられ、駆動スプロケット24Bには、チェーンCBが巻き掛けられている。
電動モータ26は、ヘッドフレーム14の上部に配置されている。電動モータ26は、ヘッドフレーム14に設けられた支持台28に支持されている。電動モータ26の駆動力は、ベルト(図示せず)及び駆動軸22を介して駆動スプロケット24A,24Bを回転させる。
従動部40は、テールフレーム12に配置されている。従動部40は、従動軸42、従動スプロケット46A,46B、及びテークアップ装置48を有している。
従動軸42は、左右方向に延びており、テールフレーム主体50を貫通している。従動軸42の両端部は、テールフレーム12の外部においてテークアップ装置48で支持されている。従動軸42の中間部は、テールフレーム12の内部に位置している。
従動スプロケット46A,46Bは、テールフレーム12の内部において従動軸42に支持されている。図1では、右側の従動スプロケット46Aが見えている。従動スプロケット46Aには、チェーンCAが巻き掛けられ、従動スプロケット46Bには、チェーンCBが巻き掛けられている。従動スプロケット46A,46Bは、駆動スプロケット24A,24Bが駆動回転することにより、チェーンCA,CBを介して従動回転する。
テークアップ装置48は、従動軸42の両端部に配置されている。テークアップ装置48は、従動軸42を前後方向に移動可能に支持している。テークアップ装置48は、従動スプロケット46A,46Bの位置を前後方向に変更することで駆動スプロケット24A,24Bと従動スプロケット46A,46Bの間隔を変更し、チェーンCA,CBの張力を調整することが可能である。
チェーンCA,CBは、駆動スプロケット24A,24B、及び従動スプロケット46A,46Bに巻き掛けられている。駆動スプロケット24A,24Bが駆動回転し、従動スプロケット46A,46Bが従動回転することにより、チェーンCA,CBは、駆動部20と従動部40の間を循環しながら走行する。チェーンCA,CBが従動部40から駆動部20に向けて走行する方向を搬送方向FWとする。チェーンCA,CBが駆動部20から従動部40に向けて走行する方向を戻り方向BWとする。チェーンCA,CBは、搬送方向FWに向けて走行する場合は、搬送空間11A内を走行し、戻り方向BWに向けて走行する場合は、戻り空間11B内を走行する。チェーンCA,CBは、駆動スプロケット24A,24Bにおいて搬送方向FWから戻り方向BWに走行方向が反転し、従動スプロケット46A,46Bにおいて戻り方向BWから搬送方向FWに走行方向が反転する。
複数のフライト70は、チェーンCA,CBに支持されている。フライト70は、本発明の搬送部材に相当する。フライト70は、左右方向に延びる板状の部材である。フライト70は、チェーンCA,CBに跨るように支持されている。複数のフライト70は、チェーンCA,CBとともに搬送方向FWと戻り方向BWとに循環する。複数のフライト70は、搬送空間11Aでは、隔壁17に接触しながら走行する。
本実施形態の中間フレーム16A、16B、及び16Cは、本発明の供給搬送部に相当する。中間フレーム16A、16B、及び16Cは、貯留部200の下部及び後方の側部に対向するように配置されている。中間フレーム16A、16B、及び16Cには、貯留部200の下部及び後方の側部に向けて搬送空間11Aを開放する開口部16AH、16BH、及び16CHが形成されている。貯留部200から開口部16AH、16BH、及び16CHには、貯留部200から搬送物Mが供給される。中間フレーム16A、16B、及び16Cでは、搬送物Mを貯留部200の下方から貯留部200の上方に向けて搬送する。以下の説明では、中間フレーム16A、16B、及び16Cを供給搬送部13という場合がある。
貯留部200は、貯留部本体110、供給口122、投入口124、検知部130を有する。
貯留部本体110は、搬送物Mを貯留するための貯留空間120を内部に有している。貯留部本体110は、前側板111、右側板112R、左側板112L、及び天板114を有している。前側板111は、貯留部本体110の前部を構成する。右側板112R及び左側板112Lは、貯留部本体110の左右側面を構成する。天板114は、貯留部本体110の上面を構成する。
前側板111の下部111Aは、中間フレーム16Aの上部に接続されている。右側板112R及び左側板112Lの下部112Aは、中間フレーム16A及び16Bの上部に接続されている。右側板112R及び左側板112Lの後側部112Bは、中間フレーム16B及び16Cの前部に接続されている。右側板112R及び左側板112Lの傾斜部112Cは、中間フレーム16Bの傾斜した前部に接続されている。天板114の後部114Aは、中間フレーム16Cの前部に接続されている。
供給口122は、貯留部本体110の下部から後部に至る部分に形成されている。具体的には、前側板111の下部111A、右側板112R及び左側板112Lの下部112A、傾斜部112C、後側部112B、及び天板114の後部114Aで囲まれた開口部分が供給口122になっている。供給口122は、中間フレーム16A、16B、及び16Cの開口部16AH、16BH、及び16CHに接続されている。つまり、供給口122と開口部16AH、16BH、及び16CHにより、コンベヤ100の搬送空間11Aと貯留部本体110の貯留空間120が接続されている。
投入口124は、天板114に配置されている。投入口124は、開口であり、貯留空間120に連続している。搬送物Mは、投入口124から貯留空間120に投入される。本実施形態では、搬送物Mは、搬送物供給装置400から投入口124に投入される。
検知部130は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの高さを検知するとともに、検知信号を制御部MCに出力する。検知部130は、第1残量センサS1、第2残量センサS2、詰まりセンサS3、下限位置センサS4、上限位置センサS5、及び最上限位置センサS6を有する。検知部130については後に詳細に説明する。
図2は、ストレージコンベヤ300の上面図である。図2では、貯留部200の後方に、コンベヤ100のヘッドフレーム14、中間フレーム16G、16H、及び16Jが見えている。貯留部200の前方には、コンベヤ100のテールフレーム12及び中間フレーム16Aの一部が見えている。
ヘッドフレーム14は、ヘッドフレーム主体18を有している。ヘッドフレーム主体18の前部には、支持台28が設置されている。ヘッドフレーム主体18の左側部、及び右側部には、軸受け支持台27が設置されている。各軸受け支持台27には、駆動軸受部23が配置されている。駆動軸受部23は、駆動軸22の両端を支持している。
支持台28には減速機26Aが固定されている。電動モータ26は、減速機26Aに接続されている。電動モータ26の駆動力は、減速機26A及びベルト26Cを介して駆動軸22に伝達される。
駆動軸22には、駆動スプロケット24A,24Bが支持されている。駆動スプロケット24Aには、チェーンCAが巻き掛けられ、駆動スプロケット24Bには、チェーンCBが巻き掛けられている。チェーンCA,CBには、複数のフライト70が支持されている。
従動部40は、テールフレーム12に配置されている。従動軸42は、左右方向に延びており、テールフレーム主体50を貫通している。従動軸42の両端部は、テールフレーム12の外部においてテークアップ装置48で支持されている。
従動軸42には、従動スプロケット46A,46Bが支持されている。従動スプロケット46Aには、チェーンCAが巻き掛けられ、従動スプロケット46Bには、チェーンCBが巻き掛けられている。従動スプロケット46A,46Bは、駆動スプロケット24A,24Bが駆動回転することにより、チェーンCA,CBを介して従動回転する。
貯留部200は、貯留部本体110を有している。貯留部本体110の左右方向の幅は、コンベヤ100の左右方向の幅と略同一であるが、貯留空間120を拡大する場合は、貯留部本体110の左右方向の幅を、コンベヤ100の左右方向の幅よりも広くしてもよい。
貯留部本体110の上面を構成する天板114には、投入口124、第1残量センサS1、第2残量センサS2、詰まりセンサS3、上限位置センサS5、及び最上限位置センサS6が配置されている。投入口124は、前後方向の中心線上に配置されている。第1残量センサS1、第2残量センサS2、詰まりセンサS3、上限位置センサS5、及び最上限位置センサS6は、前後方向の中心線に対して右方にオフセットされている。下限位置センサS4は、左側板112Lに配置されている。
図3は、図2のA−A線で切断した、ストレージコンベヤ300の断面図である。図3では、検知部130の位置と、貯留空間120に貯留される搬送物Mの高さとの関係を示している。
図3に示すように、貯留部200の下方に配置される中間フレーム16Aでは、搬送物Mは、後方に向けて搬送される。中間フレーム16Aにおいて搬送物Mが搬送される方向を第1搬送方向FW1とする。
図3の線LL1、線LL2、線LL3、及び線LL4は、貯留空間120に貯留される搬送物Mの上面位置MSの一例を示している。尚、以下の説明では、貯留部200への搬送物Mの供給とコンベヤ100による搬送を連続して行う連続処理ではなく、貯留部200に搬送物Mを供給した後、コンベヤ100で搬送物Mを搬送している間は搬送物Mの供給を停止するバッチ処理について説明する。
線LL1は、搬送物Mが投入口124から投入された状態の一例である。線LL1では、搬送物Mの上面位置MSの高さは、投入口124の直下の部分P1が最も高く、前方及び後方に向かうに従って上面位置MSの高さが低くなる状態を示している。上面位置MSの傾斜角度は、搬送物Mに固有の息角である。
線LL2は、線LL1の状態から、コンベヤ100で搬送物Mが搬送された状態を示している。コンベヤ100は、開口部16AH、16BH、及び16CHから搬送空間11A内に入った搬送物Mを搬送するが、第1搬送方向FW1の最も上流側で搬送空間11A内に入った搬送物Mから搬送していく。つまり、コンベヤ100は、貯留空間120の前部かつ下部にある搬送物Mから搬送していく。
コンベヤ100は、第1搬送方向FW1の最も上流側で搬送空間11A内に入った搬送物Mから搬送していくため、開口部16AH、16BH、及び16CHに搬送物Mが入る位置のうち、第1搬送方向FW1の最も上流側の位置を搬送開始位置MFとする。貯留空間120に搬送物Mが充分に貯留されている状態では、開口部16AHの最も上流側から搬送物Mが搬送空間11Aに入るため、搬送開始位置MFは、開口部16AHの最も上流側となる。貯留空間120に貯留されている搬送物Mが減少した状態では、搬送物Mは、後方に移動するため(図3の線LL3参照)、それに伴って搬送開始位置MFも下流側に移動する。
搬送物Mは、貯留空間120の前部に貯留されたものが後部に貯留されたものよりも先に搬送される。つまり、貯留空間120の前部のほうが先に減少する。このため、搬送物Mの上面位置MSは、最も高い部分が第1搬送方向FW1の下流側に移動しながら、全体的に高さが低くなっていく。例えば、線LL1の最も高い部分P1に対して、線LL2の最も高い部分P2は、高さが低くなっており、かつ後方に移動している。
線LL3は、線LL2の状態から更にコンベヤ100で搬送物Mが搬送された状態を示している。搬送物Mの量が減少すると、搬送開始位置MFの位置は、第1搬送方向FW1の下流側に移動していく。線LL3の後部が前部よりも高くなっているのは、搬送物Mがコンベヤ100によって後方に寄せられるためである。
線LL4は、上方に向けて搬送されていた搬送物Mがフライト70からこぼれ、中間フレーム16C付近に蓄積されている状態を示している。搬送物Mが貯留部200の天板114に接触する程度まで蓄積すると、搬送物Mが搬送空間11Aで詰まることになり、搬送物Mの搬送が困難になる。
第1残量センサS1及び第2残量センサS2は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSを検知する。第1残量センサS1及び第2残量センサS2は、検知信号を制御部MCに出力する。第1残量センサS1は、投入口124に対して、第1搬送方向FW1の下流側に配置される。第2残量センサS2は、投入口124に対して、第1搬送方向FW1の上流側に配置される。
第1残量センサS1及び第2残量センサS2は、高さが変化する搬送物Mの上面位置MSを検知するため、非接触式のセンサを用いることが好ましい。例えば、第1残量センサS1及び第2残量センサS2として、例えば、超音波を用いて搬送物Mの上面位置MSまでの距離を測定するセンサを用いることができる。
詰まりセンサS3は、第1残量センサS1に対して、第1搬送方向FW1の下流側に配置される。詰まりセンサS3は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことを検知する。詰まりセンサS3は、検知信号を制御部MCに出力する。
詰まりセンサS3は、搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことを検知するため、例えば、接触式のセンサを用いることができる。接触式のセンサとして、例えば、先端に設けた回転体を回転させ、回転体に搬送物Mが接触して抵抗が増加したことで搬送物Mの接触を検知するセンサを用いることができる。
下限位置センサS4は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の下限位置LPに達したことを検知する。下限位置センサS4は、検知信号を制御部MCに出力する。下限位置センサS4として、詰まりセンサS3と同様の接触式のセンサを用いることができる。下限位置センサS4の取り付け位置については図4を用いて説明する。
図4は、ストレージコンベヤ300の断面図である。第1線L1は、搬送物Mの息角を第1角度AR1として、中間フレーム16Bにおける第1搬送方向FW1の上流側端部から、第1搬送方向FW1の下流側、かつ上方に向けて第1角度AR1で延ばした仮想線である。第1線L1は、中間フレーム16Bにおける上流側端部の上部を通っている。中間フレーム16Bは、供給搬送部13において、上方に向けて湾曲した部分であり、本発明の上向き湾曲搬送部に相当する。
第2線L2は、中間フレーム16Bにおける第1搬送方向FW1の上流側端部を通る、仮想の鉛直線である。
第3線L3は、供給口122の第1搬送方向FW1における上流側の端部と第2線L2との中間位置を通る、仮想の鉛直線である。本実施形態では、供給口122の第1搬送方向FW1における上流側の端部は、前側板111の下部111Aである。このため、第3線L3は、前側板111の下部111Aと第2線L2との中間位置を通る仮想の鉛直線である。
第4線L4は、貯留部本体110の高さの1/2の位置を通る仮想の水平線である。
下限位置センサS4は、第2線L2と第3線L3の間、かつ、第1線L1と第4線L4の間の領域AWに配置される。
図3に戻って、上限位置センサS5は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の上限位置HPに達したことを検知する。最上限位置センサS6は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが上限位置HPよりも高い位置である所定の最上限位置HHPに達したことを検知する。上限位置センサS5及び最上限位置センサS6は、検知信号を制御部MCに出力する。上限位置センサS5及び最上限位置センサS6として、下限位置センサS4や詰まりセンサS3と同様の接触式のセンサを用いることができる。
図5は、制御部MCの構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御部MCは、残量算出部310、タイマ320、時間搬送量算出部330、時間搬送量比較部340、駆動制御部350、上面位置判定部360、搬送物供給装置制御部370、及び記憶部380を有する。
残量算出部310は、第1残量センサS1及び第2残量センサS2から入力される検知信号に基づいて、搬送物Mの残量を算出する。搬送物Mの残量を算出する方法として、例えば、予め記憶部380にデータベースを記憶させておき、データベースを参照して搬送物Mの残量を算出する方法がある。データベースとして、例えば、第1残量センサS1及び第2残量センサS2から入力される検知信号と実際の搬送物Mの残量との関係を予め実験等で求めておいたものを用いることができる。
タイマ320は、駆動部20が駆動している時間を計測する。
時間搬送量算出部330は、残量算出部310で算出された搬送物Mの残量の変化、及びタイマ320で計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物Mの搬送量である時間搬送量を算出する。
時間搬送量比較部340は、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値TH1とを比較する。
駆動制御部350は、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量が第1閾値TH1より大きい場合、コンベヤ100の搬送速度を減少させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。一方、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量が第1閾値TH1より小さい場合、駆動制御部350は、コンベヤ100の搬送速度を増大させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
駆動制御部350は、詰まりセンサS3によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
駆動制御部350は、下限位置センサS4によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の下限位置LPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
上面位置判定部360は、上限位置センサS5からの検知信号が入力された場合、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが上限位置HPに達したと判定する。また、上面位置判定部360は、最上限位置センサS6からの検知信号が入力された場合、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが最上限位置HHPに達したと判定する。
搬送物供給装置制御部370は、上面位置判定部360によって搬送物Mの上面位置が上限位置HPに達したと判定された場合、搬送物供給装置400の運転を制御して搬送物Mの供給を抑制する。一方、上面位置判定部360によって搬送物Mの上面位置が最上限位置HHPに達したと判定された場合、搬送物供給装置制御部370は、搬送物供給装置400の運転を制御して搬送物Mの供給を停止させる。
[動作]
図6及び図7は、搬送システム500の動作を説明する、搬送システム500の一部を省略した右側面断面図である。図6は、搬送物供給装置400から貯留部200へ搬送物Mの供給が行われている状態を示している。図7は、貯留部200に貯留された搬送物Mがコンベヤ100で搬送されている状態を示している。
図6に示すように、搬送物供給装置400から搬送物Mが供給され、搬送物Mの上面位置MSが線LL5に達したものとする。上限位置センサS5は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の上限位置HPに達したことを検知する。搬送物供給装置制御部370は、上面位置判定部360によって搬送物Mの上面位置が上限位置HPに達したと判定された場合、搬送物供給装置400の運転を制御して搬送物Mの供給を抑制する。
搬送物供給装置400から更に搬送物Mが供給され、搬送物Mの上面位置MSが線LL1に達したものとする。最上限位置センサS6は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが上限位置HPよりも高い位置である所定の最上限位置HHPに達したことを検知する。搬送物供給装置制御部370は、上面位置判定部360によって搬送物Mの上面位置が最上限位置HHPに達したと判定された場合、搬送物供給装置400の運転を制御して搬送物Mの供給を停止させる。
次に、図7を用いて、貯留部200に貯留された搬送物Mがコンベヤ100で搬送されている状態について説明する。
図7に示すように、搬送物Mがコンベヤ100で搬送され、搬送物Mの上面位置MSが線LL1から線LL2に変化したものとする。第1残量センサS1及び第2残量センサS2は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSを検知する。残量算出部310は、第1残量センサS1及び第2残量センサS2から入力される検知信号に基づいて、搬送物Mの残量を算出する。時間搬送量算出部330は、残量算出部310で算出された搬送物Mの残量の変化、及びタイマ320で計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物Mの搬送量である時間搬送量を算出する。時間搬送量比較部340は、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値TH1とを比較する。駆動制御部350は、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量が第1閾値TH1より大きい場合、コンベヤ100の搬送速度を減少させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。一方、時間搬送量算出部330で算出された時間搬送量が第1閾値TH1より小さい場合、駆動制御部350は、コンベヤ100の搬送速度を増大させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
図7に示すように、搬送物Mがコンベヤ100で搬送されている状態において、搬送物Mの上面位置MSが線LL1から線LL4に変化したものとする。詰まりセンサS3は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことを検知する。駆動制御部350は、詰まりセンサS3によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
図7に示すように、搬送物Mがコンベヤ100で搬送され、搬送物Mの上面位置MSが線LL1から線LL3に変化したものとする。下限位置センサS4は、貯留空間120内に貯留された搬送物Mの上面位置MSが所定の下限位置LPに達したことを検知する。駆動制御部350は、下限位置センサS4によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の下限位置LPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させるように駆動部20の電動モータ26を制御する。
[効果]
ストレージコンベヤ300によれば、貯留部200に設けた検知部130からの検知信号に基づいてコンベヤ100の搬送量を把握し、所定の時間搬送量で搬送物Mを搬送するようにコンベヤ100の運転を制御することができる。このため、検知部130の数を抑制しつつ、貯留部200の状態及び搬送量に応じてコンベヤ100を適切に運転することができる。
ストレージコンベヤ300によれば、第1残量センサS1は、投入口124に対して、第1搬送方向FW1の下流側に配置される。第2残量センサS2は、投入口124に対して、第1搬送方向FW1の上流側に配置される。投入口124に対して第1搬送方向FW1の下流側では、搬送物Mの上面は息角で安定しやすい。このため、第1残量センサS1によって息角で安定している搬送物Mの上面位置MSを検知することができる。また、コンベヤ100は、供給口122から供給された搬送物Mを第1搬送方向FW1における上流側から搬送していくため、投入口124に対して第1搬送方向FW1における上流側は、搬送物Mの上面位置MSが変化しやすい。このため、コンベヤ100の運転状況に応じた搬送物Mの上面位置MSの変化を第2残量センサS2によって検知することができる。よって、第1残量センサS1及び第2残量センサS2により、コンベヤ100の運転状況に応じた搬送物Mの上面位置MSの変化を適確に検知することができ、貯留部200の状態及び搬送量に応じてコンベヤ100を適切に運転することができる。
ストレージコンベヤ300によれば、詰まりセンサS3によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の詰まり高さ位置TPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させる。このため、搬送物Mを適切に搬送できない状態になった場合には、コンベヤ100の運転を抑制又は停止させることができる。
ストレージコンベヤ300によれば、下限位置センサS4によって、搬送物Mの上面位置MSが所定の下限位置LPに達したことが検知された場合、コンベヤ100の搬送速度を抑制又はコンベヤ100の運転を停止させる。このため、貯留されている搬送物Mが減少し、貯留部200に搬送物Mを供給する必要が生じた場合には、コンベヤ100の運転を抑制又は停止させることができる。
ストレージコンベヤ300によれば、下限位置センサS4を所定の位置に設置することにより、貯留部200内の搬送物Mが減少したことを適切に検知でき、先入れ後出しの状態を解消しつつ、搬送効率の低下を防止することができる。つまり、搬送物Mの残存量が多い状態を下限位置LPに設定すると、先に供給した搬送物Mが大量に残っている状態で新たな搬送物Mが供給される場合がある。この場合、先に貯留部200に供給した搬送物Mが搬送されにくくなり、いわゆる先入れ後出しの状態になりやすい。一方、搬送物Mの残存量が極めて少ない状態を下限位置LPに設定すると、先入れ後出しの状態は解消するが、下限位置LPを検知した直後に搬送物Mがなくなるため、新たな搬送物Mの供給が間に合わず、コンベヤ100で搬送物Mを搬送できない状態が発生して搬送効率が低下する。よって、下限位置センサS4を所定の位置に設置することにより、先入れ後出しの状態を解消しつつ、搬送効率の低下を防止することができる。
搬送システム500によれば、貯留部200内の搬送物Mの上面位置MSが上限位置HPに達した場合、搬送物供給装置400による貯留部200への搬送物Mの供給を抑制する。貯留部200内の搬送物Mの上面位置MSが上限位置HPよりも高い位置である最上限位置HHPに達した場合、搬送物供給装置400による貯留部200への搬送物Mの供給を停止する。このため、貯留部200から搬送物Mが溢れ出る事態を防止することができる。
[変形例]
本発明に係るストレージコンベヤ300は、上記説明した本実施形態に限定されない。例えば、ケーシング10や貯留部200の形状は、本実施形態の形状に限定されない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 コンベヤ
200 貯留部
300 ストレージコンベヤ
400 搬送物供給装置
500 搬送システム
10 ケーシング
13 供給搬送部
20 駆動部
40 従動部
70 フライト
110 貯留部本体
122 供給口
124 投入口
130 検知部
310 残量算出部
320 タイマ
330 時間搬送量算出部
340 時間搬送量比較部
350 駆動制御部
CA,CB チェーン
MC 制御部
M 搬送物

Claims (7)

  1. 搬送物を搬送するコンベヤと、
    搬送物を貯留するとともに、前記コンベヤに搬送物を供給する貯留部と、
    前記コンベヤの運転を制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンベヤは、
    内部に搬送空間を有するケーシングと、
    搬送物を搬送する方向を搬送方向として、前記ケーシングの前記搬送方向の下流側に配置される駆動部と、
    前記ケーシングの前記搬送方向の上流側に配置される従動部と、
    前記駆動部及び前記従動部に巻き掛けられ、前記駆動部及び前記従動部の間を循環するとともに、前記搬送空間を前記搬送方向に向けて走行するチェーンと、
    前記チェーンに支持される複数の搬送部材と、
    を有し、
    さらに、前記コンベヤは、
    前記貯留部の下部及び側部に対向するように配置されるとともに、前記貯留部の下部及び側部に向けて前記搬送空間を開放する開口部を有し、前記貯留部から前記開口部に供給される搬送物を下方から上方に向けて搬送する供給搬送部を、
    有し、
    前記貯留部は、
    搬送物を貯留するための貯留空間を内部に有する貯留部本体と、
    前記開口部に前記貯留空間を接続する供給口と、
    前記貯留部本体の上部に配置され、前記貯留空間に搬送物を投入するための投入口と、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の高さを検知し、検知した高さを表す検知信号を前記制御部に出力する検知部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記検知部からの検知信号に基づいて、搬送物の残量を算出する残量算出部と、
    前記駆動部が駆動している時間を計測するタイマと、
    前記残量算出部で算出された搬送物の残量の変化、及び前記タイマで計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物の搬送量である時間搬送量を算出する時間搬送量算出部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値とを比較する時間搬送量比較部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より大きい場合、前記コンベヤの搬送速度を減少させるように前記駆動部を制御し、前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より小さい場合、前記コンベヤの搬送速度を増大させるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を有し、
    前記貯留部の下方において搬送物が搬送される方向を第1搬送方向として、
    前記検知部は、
    前記投入口に対して、前記第1搬送方向の下流側に配置され、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第1残量センサを有する、
    ストレージコンベヤ。
  2. 搬送物を搬送するコンベヤと、
    搬送物を貯留するとともに、前記コンベヤに搬送物を供給する貯留部と、
    前記コンベヤの運転を制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンベヤは、
    内部に搬送空間を有するケーシングと、
    搬送物を搬送する方向を搬送方向として、前記ケーシングの前記搬送方向の下流側に配置される駆動部と、
    前記ケーシングの前記搬送方向の上流側に配置される従動部と、
    前記駆動部及び前記従動部に巻き掛けられ、前記駆動部及び前記従動部の間を循環するとともに、前記搬送空間を前記搬送方向に向けて走行するチェーンと、
    前記チェーンに支持される複数の搬送部材と、
    を有し、
    さらに、前記コンベヤは、
    前記貯留部の下部及び側部に対向するように配置されるとともに、前記貯留部の下部及び側部に向けて前記搬送空間を開放する開口部を有し、前記貯留部から前記開口部に供給される搬送物を下方から上方に向けて搬送する供給搬送部を、
    有し、
    前記貯留部は、
    搬送物を貯留するための貯留空間を内部に有する貯留部本体と、
    前記開口部に前記貯留空間を接続する供給口と、
    前記貯留部本体の上部に配置され、前記貯留空間に搬送物を投入するための投入口と、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の高さを検知し、検知した高さを表す検知信号を前記制御部に出力する検知部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記検知部からの検知信号に基づいて、搬送物の残量を算出する残量算出部と、
    前記駆動部が駆動している時間を計測するタイマと、
    前記残量算出部で算出された搬送物の残量の変化、及び前記タイマで計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物の搬送量である時間搬送量を算出する時間搬送量算出部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値とを比較する時間搬送量比較部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より大きい場合、前記コンベヤの搬送速度を減少させるように前記駆動部を制御し、前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より小さい場合、前記コンベヤの搬送速度を増大させるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を有し、
    前記貯留部の下方において搬送物が搬送される方向を第1搬送方向として、
    前記検知部は、
    前記投入口に対して、前記第1搬送方向の上流側に配置され、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第2残量センサを有する、
    ストレージコンベヤ。
  3. 搬送物を搬送するコンベヤと、
    搬送物を貯留するとともに、前記コンベヤに搬送物を供給する貯留部と、
    前記コンベヤの運転を制御する制御部と、
    を備え、
    前記コンベヤは、
    内部に搬送空間を有するケーシングと、
    搬送物を搬送する方向を搬送方向として、前記ケーシングの前記搬送方向の下流側に配置される駆動部と、
    前記ケーシングの前記搬送方向の上流側に配置される従動部と、
    前記駆動部及び前記従動部に巻き掛けられ、前記駆動部及び前記従動部の間を循環するとともに、前記搬送空間を前記搬送方向に向けて走行するチェーンと、
    前記チェーンに支持される複数の搬送部材と、
    を有し、
    さらに、前記コンベヤは、
    前記貯留部の下部及び側部に対向するように配置されるとともに、前記貯留部の下部及び側部に向けて前記搬送空間を開放する開口部を有し、前記貯留部から前記開口部に供給される搬送物を下方から上方に向けて搬送する供給搬送部を、
    有し、
    前記貯留部は、
    搬送物を貯留するための貯留空間を内部に有する貯留部本体と、
    前記開口部に前記貯留空間を接続する供給口と、
    前記貯留部本体の上部に配置され、前記貯留空間に搬送物を投入するための投入口と、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の高さを検知し、検知した高さを表す検知信号を前記制御部に出力する検知部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記検知部からの検知信号に基づいて、搬送物の残量を算出する残量算出部と、
    前記駆動部が駆動している時間を計測するタイマと、
    前記残量算出部で算出された搬送物の残量の変化、及び前記タイマで計測された時間に基づいて、単位時間当たりの搬送物の搬送量である時間搬送量を算出する時間搬送量算出部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量と、予め設定された所定の時間搬送量の値である第1閾値とを比較する時間搬送量比較部と、
    前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より大きい場合、前記コンベヤの搬送速度を減少させるように前記駆動部を制御し、前記時間搬送量算出部で算出された時間搬送量が前記第1閾値より小さい場合、前記コンベヤの搬送速度を増大させるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を有し、
    前記貯留部の下方において搬送物が搬送される方向を第1搬送方向として、
    前記検知部は、
    前記投入口に対して、前記第1搬送方向の下流側に配置され、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第1残量センサと、
    前記投入口に対して、前記第1搬送方向の上流側に配置され、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置を検知する第2残量センサと、
    を有するストレージコンベヤ。
  4. 請求項1または3に記載のストレージコンベヤであって、
    前記検知部は、さらに、
    前記第1残量センサに対して、前記第1搬送方向の下流側に配置され、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の詰まり高さ位置に達したことを検知する詰まりセンサを、
    有し、
    前記制御部の前記駆動制御部は、
    前記詰まりセンサによって、搬送物の上面位置が所定の詰まり高さ位置に達したことが検知された場合、前記コンベヤの搬送速度を抑制又は前記コンベヤの運転を停止させるように前記駆動部を制御する、
    ストレージコンベヤ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のストレージコンベヤであって、
    前記検知部は、さらに、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の下限位置に達したことを検知する下限位置センサを、
    有し、
    前記制御部の前記駆動制御部は、
    前記下限位置センサによって、搬送物の上面位置が所定の下限位置に達したことが検知された場合、前記コンベヤの搬送速度を抑制又は前記コンベヤの運転を停止させるように前記駆動部を制御する、
    ストレージコンベヤ。
  6. 請求項に記載のストレージコンベヤであって、
    前記供給搬送部は、上方に向けて湾曲する上向き湾曲搬送部を有し、
    搬送物の息角を第1角度として、前記上向き湾曲搬送部における前記第1搬送方向の上流側端部から、前記第1搬送方向の下流側、かつ上方に向けて前記第1角度で延ばした仮想線を第1線とし、
    前記上向き湾曲搬送部における前記第1搬送方向の上流側端部を通る、仮想の鉛直線を第2線とし、
    前記供給口の前記第1搬送方向における上流側の端部と前記第2線との中間位置を通る、仮想の鉛直線を第3線とし、
    前記貯留部本体の高さの1/2の位置を通る仮想の水平線を第4線として、
    前記下限位置センサは、前記第2線と前記第3線の間、かつ、前記第1線と前記第4線の間の領域に配置される、
    ストレージコンベヤ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のストレージコンベヤと、前記ストレージコンベヤに搬送物を供給する搬送物供給装置と、を有する搬送システムであって、
    前記ストレージコンベヤの前記検知部は、さらに、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が所定の上限位置に達したことを検知する上限位置センサと、
    前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が前記上限位置よりも高い位置である所定の最上限位置に達したことを検知する最上限位置センサと、
    有し、
    前記ストレージコンベヤの前記制御部は、さらに、
    前記上限位置センサからの検知信号が入力された場合、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が前記上限位置に達したと判定し、前記最上限位置センサからの検知信号が入力された場合、前記貯留空間内に貯留された搬送物の上面位置が前記最上限位置に達したと判定する、上面位置判定部と、
    前記上面位置判定部によって搬送物の上面位置が前記上限位置に達したと判定された場合、前記搬送物供給装置の運転を制御して搬送物の供給を抑制し、前記上面位置判定部によって搬送物の上面位置が前記最上限位置に達したと判定された場合、前記搬送物供給装置の運転を制御して搬送物の供給を停止させる搬送物供給装置制御部と、
    を有する搬送システム。
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