JP6333309B2 - 木材用接着剤 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本開示は、一般には接着剤に関し、より具体的には木材用接着剤に関する。
〔背景〕
木材用接着剤は、最も一般的に使用されている接着剤であり、接着剤の総使用量の半分を超える総使用量を有する。80%以上の木材用接着剤は、尿素・ホルムアルデヒド樹脂およびフェノール・ホルムアルデヒド樹脂のうち、少なくとも一つを含む。しかしながら当該樹脂は、その硬化機構が原因で、ホルムアルデヒドガスを10年以上にも亘って放出する。このため、環境を酷く汚染するだけでなく、人体にも害をなす。したがって、ホルムアルデヒドガスの放出および環境汚染の当該問題を解決することは、木材用接着剤の技術分野にとって重要な課題となっている。例えば、アメリカ合衆国で出願された先行文献(アメリカ合衆国特許第7,060,798号)は、修飾されたタンパク質の接着剤および上記接着剤から作られるリグノセルロース組成物を開示している。
〔概要〕
本開示の一実施形態によると、木材用接着剤が提供される。上記木材用接着剤は、第一の薬剤および第二の薬剤を含む。上記第一の薬剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびスチレン・ブタジエンゴム重合体を含む。上記カルボキシメチルセルロースナトリウムは、分子量が15,000〜500,000の範囲にあり、かつ、ナトリウム塩の置換度が0.4以上、2.00以下である。上記第二の薬剤は、第四級アミンの重合体を含む。
上述の本開示の実施形態は、以下の好適であるが限定されない実施形態の詳細な説明に関する、よき理解となろう。
〔図面の簡単な説明〕
なし。
〔詳細な説明〕
本開示は木材用接着剤に関する。上記木材用接着剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、第四級アミンの重合体およびスチレン・ブタジエンゴム重合体を含む。上記木材用接着剤は、高い接着力および耐水性を有し、かつ、ホルムアルデヒドガスの放出および環境汚染の問題を解決することができる。
本開示の一実施形態において、上記木材用接着剤は、第一の薬剤および第二の薬剤を含んでいる。上記第一の薬剤および上記第二の薬剤は、非使用時には別々に保存され、かつ使用時に混合されてもよいが、本開示はこれに限定されない。
一実施形態において、第一の薬剤は主剤であり、かつ、カルボキシメチルセルロースナトリウム(すなわちセルロースのカルボキシメチルエーテルのナトリウム塩)およびスチレン・ブタジエンゴム(SBR)重合体を含んでいる。上記カルボキシメチルセルロースナトリウムは、化学式1に示された構造を有する。式中、RはCHCONaまたはHを表し、nは整数である。
Figure 0006333309
上記カルボキシメチルセルロースナトリウムは、分子量が約15,000〜500,000の範囲にあり、かつ、ナトリウム塩の置換度が約0.4以上、2.00以下である。ここで、「置換度」とは、セルロースの各々のグルコース単位における、カルボキシメチル基の平均数と定義される。幾つかの実施形態において、上記第一の薬剤は、更に水を含んでもよく、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびスチレン・ブタジエンゴム重合体は共に水溶液相で存在してもよいが、本開示はこれに限定されない。
一実施形態において、上記第二の薬剤は、硬化剤であり、かつ第四級アミンの重合体を含んでいる。幾つかの実施形態において、上記第四級アミンの重合体は、ポリアミドアミンとエピクロロヒドリンとの反応によって形成されてもよい。上記第四級アミンの重合体は、化学式2に示されたユニットを有していてもよい。式中、mは整数であり、10〜10,000の範囲である。
Figure 0006333309
同様に、上記第二の薬剤は、更に水を含んでもよく、上記第四級アミンの重合体は水溶液相で存在してもよいが、本開示はこれに限定されない。一実施形態において、上記スチレン・ブタジエンゴム重合体と、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび第四級アミンの重合体の総重量との重量比は、0.05:1〜1:0.1であってもよく、かつ、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムと、上記第四級アミンの重合体との重量比は、0.05:1〜1:0.05であってもよい。
幾つかの実施形態において、上記木材用接着剤は、多数の添加剤(例えば、無機物質および有機フィラーのうち少なくとも一つ)を含んでいてもよい。上記有機フィラーは、例えば小麦粉、澱粉およびおが屑のうち少なくとも一つを含んでいてもよい。また上記無機物質は、例えば難燃材を含んでいてもよい。これらの添加剤は、上記第一の薬剤もしくは上記第二の薬剤に直接加えられてもよいし、または、上記木材用接着剤が混合された後に上記木材用接着剤に加えられてもよい。
本発明の上記実施形態における上記木材用接着剤は、バイオベース素材を主剤として使用しているため、ホルムアルデヒドを含まない。
上述の実施形態の上記木材用接着剤を使用した木材の接着方法は、以下の工程を含む。すなわち、第一のブロックおよび第二のブロックを準備する工程、および、上記木材用接着剤によって第一のブロックに第二のブロックを接合する工程である。例えば、第一のブロックおよび第二のブロックは、事前処理(例えば、水分、精油および揮発性物質を除去し、並びに昆虫の卵を殺すために、一定時間加熱)されていてもよい。上記第一の薬剤および上記第二の薬剤は、上記第一のブロックを上記第二のブロックに接合しようとするときに、使用者によって混合されてもよい。幾つかの実施形態において、上記第一の薬剤と上記第二の薬剤との重量比は、0.25:1〜1:0.05、または、0.7:1〜1:0.2であってもよい。
次に、上記第一のブロックの接合面および/または上記第二のブロックの接合面に、上記木材用接着剤を塗布する(例えばコーティングとして)。例えば上記木材用接着剤は、上記接合面の一方または両方に塗布される。その後、上記木材用接着剤は、硬化させるためにプレスされてもよい。幾つかの実施形態において、上記木材用接着剤は、圧力約10kg/cm、温度約5〜45℃で、約10〜50分間プレスされ、その後、上記木材用接着剤の効果を促進するため、更に圧力約10kg/cm、温度約80〜140℃で、約3〜25分間プレスされる。
本開示の上記実施形態における上記木材用接着剤の硬化は、多数の反応機構を含んでいる。反応機構の一つに上記第四級アミンの重合体自体の架橋がある。上記架橋反応の産物は、化学式3で表される。式中、R’は上記第四級アミンの重合体を表す。
Figure 0006333309
他の反応機構に、上記第四級アミンの重合体と、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムの水酸基、上記第一のブロックのセルロースの水酸基または上記第二のブロックのセルロースの水酸基とが−O−結合を形成する、ヒドロキシ反応がある。当該反応の産物は、化学式4で表される。式中、R''はカルボキシメチルセルロースナトリウムまたはセルロースを表す。
Figure 0006333309
更に別の反応機構に、上記第四級アミンの重合体と、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムとが−COO−結合を形成する、カルボン酸陰イオン反応がある。当該反応の産物は、化学式5で表される。式中、R'''はカルボキシメチルセルロースナトリウムを表す。
Figure 0006333309
幾つかの実施形態において、上記スチレン・ブタジエンゴム重合体は、カルボン酸アニオン(−COO)を含んでいてもよい。すなわち、上記スチレン・ブタジエンゴム重合体は、上記第四級アミンの重合体と架橋してもよいが、本開示はこれに限られない。
また、高い接合特性を達成するために、上記ブロックは、複数の反応機構を通して、本開示の上記実施形態における上記木材用接着剤によって接合される。
一実施形態において、上記第一のブロックおよび上記第二のブロックのうち少なくとも一方は、パーティクルボード、配向性ストランドボード、ファイバーボード、合板、ブロックボードおよび集成材のうち、少なくとも一つを含んでいてもよい。
本開示の上記実施形態における上記木材用接着剤を容易に理解するために、以下に、多数の実施例が比較例と共に記載される。
まず、カルボキシメチルセルロースナトリウムの水溶液を調製した。反応瓶を4本用意し、900gの脱イオン水を上記反応瓶に加えた。次に、分子量が47,000〜54,000の範囲にあり、ナトリウム塩の置換度が0.6〜0.7であるカルボキシメチルセルロース(PR,第一工業製薬(株)製)100gを、上記反応瓶内の上記脱イオン水に、ゆっくりと加えた。次に、上記カルボキシメチルセルロースが上記水によく溶解するように、上記反応瓶を50℃で油浴し、速度250rpmで24時間以上攪拌した。上記反応瓶中の水溶液を冷却した後、重量比で10重量%のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を得た。以降、得られた水溶液を水溶液Iと表す。
〔実施例1〕
4.2gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)を50.0gの水溶液Iに加え、均一に攪拌した後、1.33gのNaOH水溶液(10%)をこれに加え、共に均一に攪拌した。次に、40.0gのポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂水溶液(Kymene(登録商標)557H,Hercules Ltd.製,pH=4.2,固形分12.5%)および8gの小麦粉を更にこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Aを作製した。
次に、上記木材用接着剤Aを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Aの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Aはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Aはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Aに対して、木材接着力耐水試験を課した。最初に、試験木片A−1およびA−2を用意した。
上記木材用接着剤Aを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片A−1を作製した。
上記木材用接着剤Aを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片A−2を作製した。
次に、試験木片A−1およびA−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片A−1およびA−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片A−1およびA−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片A−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片A−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片A−1およびA−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片A−1およびA−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片A−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片A−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片A−1およびA−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片A−1およびA−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片A−1およびA−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片A−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片A−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔実施例2〕
10.4gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)を、50.0gの水溶液Iに加え、均一に攪拌した後、1.33gのNaOH水溶液(10%)をこれに加え、共に均一に攪拌した。次に、40.0gのポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂水溶液(Kymene(登録商標)557H,Hercules Ltd.製,pH=4.2,固形分12.5%)および8gの小麦粉を更にこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Bを作製した。
次に、上記木材用接着剤Bを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Aの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Bはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Bはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Bに対して、木材接着力耐水試験を課した。最初に、試験木片B−1およびB−2を用意した。
上記木材用接着剤Bを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片B−1を作製した。
上記木材用接着剤Bを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片B−2を作製した。
次に、試験木片B−1およびB−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片B−1およびB−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片B−1およびB−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、試験木片B−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片B−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片B−1およびB−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片B−1およびB−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片B−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片B−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片B−1およびB−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片B−1およびB−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片B−1およびB−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、試験木片B−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片B−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔比較例1〕
1.33gのNaOH水溶液(10%)を50.0gの水溶液Iに加えて、均一に攪拌した後、40.0gのポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂水溶液(Kymene(登録商標)557H,Hercules Ltd.製,pH=4.2,固形分12.5%)および8gの小麦粉を更にこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Cを作製した。
次に、上記木材用接着剤Cを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Cの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Cはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Cはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Cに対して、木材接着力向け耐水試験を課した。最初に、試験木片C−1および試験木片C−2を用意した。
上記木材用接着剤Cを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片C−1を作製した。
上記木材用接着剤Cを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片C−2を作製した。
次に、試験木片C−1およびC−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片C−1およびC−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片C−1およびC−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片C−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片C−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片C−1およびC−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片C−1およびC−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片C−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片C−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片C−1およびC−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片C−1およびC−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片C−1およびC−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、試験木片C−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片C−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔実施例1〕,〔実施例2〕および〔比較例1〕の試験結果を、表1に示した。表1から、スチレン・ブタジエンゴム樹脂により、上記木材用接着剤の耐水性が増加することが分かる。すなわち、上記〔実施例1〕および上記〔実施例2〕の木材用接着剤は共に、耐水性の点で上記〔比較例1〕の木材用接着剤よりも優れている。それぞれの木材用接着剤が、互いに異なる量のスチレン・ブタジエンゴム樹脂を含有していることを考えると、上記〔実施例2〕の木材用接着剤の耐水性は、上記〔実施例1〕の木材用接着剤の耐水性よりも更に優れている。
Figure 0006333309
〔実施例3〕
15.0gの水溶液Iを、31.26gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)に加え、均一に攪拌した後、1.33gのNaOH水溶液(10%)をこれに加え、共に均一に攪拌した。次に、40.0gのポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂水溶液(Kymene(登録商標)557H,Hercules Ltd.製,pH=4.2,固形分12.5%)および15gの小麦粉を更にこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Dを作製した。
次に、上記木材用接着剤Dを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Dの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Dはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Dはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Dに対して、木材接着力向け耐水試験を課した。最初に、試験木片D−1およびD−2を用意した。
上記木材用接着剤Dを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片D−1を作製した。
上記木材用接着剤Dを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片D−2を作製した。
次に、試験木片D−1およびD−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片D−1およびD−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片D−1およびD−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片D−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片D−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片D−1およびD−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片D−1およびD−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片D−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片D−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片D−1およびD−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片D−1およびD−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片D−1およびD−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片D−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片D−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔比較例2〕
15.0gの水溶液Iを、31.26gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)に加え、均一に攪拌した後、更に15gの小麦粉をこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Eを作製した。
次に、上記木材用接着剤Eを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Eの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Eはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Eはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Eに対して、木材接着力向け耐水試験を課した。最初に、試験木片E−1およびE−2を用意した。
上記木材用接着剤Eを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片E−1を作製した。
上記木材用接着剤Eを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片E−2を作製した。
次に、試験木片E−1およびE−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片E−1およびE−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片E−1およびE−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片E−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片E−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片E−1およびE−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片E−1およびE−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片E−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片E−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片E−1およびE−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片E−1およびE−2を60℃のオーブンに20時間配置し、再び上記試験片E−1およびE−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片E−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片E−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔比較例3〕
1.33gのNaOH水溶液(10%)を、31.26gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)に加え、均一に攪拌した後、40.0gのポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂水溶液(Kymene(登録商標)557H,Hercules Ltd.製,pH=4.2,固形分12.5%)および15gの小麦粉を更にこれに加え、共に均一に攪拌して木材用接着剤Fを作製した。
次に、上記木材用接着剤Fを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Fの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Fはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Fはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Fに対して、木材接着力向け耐水試験を課した。最初に、試験木片F−1およびF−2を用意した。
上記木材用接着剤Fを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片F−1を作製した。
上記木材用接着剤Fを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片F−2を作製した。
次に、試験木片F−1およびF−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片F−1およびF−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片F−1およびF−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片F−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片F−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片F−1およびF−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片F−1およびF−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片F−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片F−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片F−1およびF−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片F−1およびF−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片F−1およびF−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片F−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片F−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔比較例4〕
15gの小麦粉を、31.26gのスチレン・ブタジエンゴム樹脂(TK−61F,久聯化學工業製,pH=8.5,固形分48%,粘度62cps)に加え、均一に攪拌して木材用接着剤Gを作製した。
次に、上記木材用接着剤Gを作製してから30分間経過後に、上記木材用接着剤Gの粘度を粘度計で計測した([試験1])。仮に上記粘度が3,000〜15,000の範囲であるならば、上記木材用接着剤Gはローラー塗布に関して滑らかに使用することができる。そうでないならば、上記木材用接着剤Gはローラー塗布に関して滑らかに使用することができないであろう。
その一方で、上記木材用接着剤Gに対して、木材接着力向け耐水試験を課した。最初に、試験木片G−1およびG−2を用意した。
上記木材用接着剤Gを、4枚のユーカリの単板(30cm×30cm)上に、コーティングローラーで塗布した(塗布量0.02g/cm)。次に、何も塗布されていない単板を用意し、上記4枚の塗布されたユーカリの単板を、上記何も塗布されていない単板と共に、繊維方向が互いに直交するように重ね合わせた。次に、上記5枚の重ね合わされた単板を、室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して、5層の合板を作製した。次に、上記試験片を7.5cm×7.5cmの大きさに切断し、試験木片G−1を作製した。
上記木材用接着剤Gを、2枚の木材チップの間に塗布した。このときの塗布面積は1cm、塗布量は0.02g/cm、かつ、国際試験機による木材チップの引張試験を簡便に行えるように、各木材チップは10cm×1cmの細長い形状とした。上記木材チップを重ね合わせた後、上記重ね合わせた木材チップを室温で50分間コールドプレス(10kg/cm)し、更に110℃で20分間ホットプレス(10kg/cm)して硬化させ、試験木片G−2を作製した。
次に、試験木片G−1およびG−2に対して、木材接着力向け耐水試験を課した([試験2],[試験3],[試験4])。試験2では、上記試験木片G−1およびG−2を70℃の湯に2時間浸した後、上記試験木片G−1およびG−2を60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片G−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片G−2に対する引張試験を課した。試験3では、上記試験木片G−1およびG−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片G−1およびG−2を60℃のオーブンに20時間配置した。次に、上記試験木片G−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片G−2に対する引張試験を課した。試験4では、上記試験木片G−1およびG−2を100℃の熱湯に4時間浸した後、上記試験木片G−1およびG−2を60℃のオーブンに20時間配置した。これに続いて、上記試験木片G−1およびG−2を100℃の熱湯に4時間浸し、次に60℃のオーブンに3時間配置した。次に、上記試験木片G−1の合板に割れが生じるか否かを確認し、上記試験木片G−2に対する引張試験を課した。上記引張試験には、ダブルカラム引張試験機(Cometech Testing Machines Co., Ltd.製)を使用した。
〔実施例3〕、〔比較例2〕、〔比較例3〕および〔比較例4〕の試験結果を、表2に示した。表2から、上記木材用接着剤が上記水溶液I(上記カルボキシメチルセルロースナトリウム)または上記ポリアミドアミン・エピクロロヒドリン樹脂(上記第四級アミンの重合体)水溶液を含まない場合には、上記木材用接着剤は簡便にローラー塗布を行うことができず、かつ上記耐水性は有意に低下することが分かる。
Figure 0006333309
種々の修正および変更を、上記に開示された実施形態になし得ることは、当業者にとって明白である。本明細書および実施例は、以下の請求項およびその等価物によって示される本開示の真正な範囲の、単なる例示と見做されることを意図する。

Claims (4)

  1. 重量平均分子量が15,000〜500,000の範囲にあり、かつ、ナトリウム塩の置換度が0.4以上、2.00以下であるカルボキシメチルセルロースナトリウム、および、スチレン・ブタジエンゴム重合体を含んでいる、第一の薬剤;並びに、
    第四級アミンの重合体を含んでいる、第二の薬剤、
    を含んでいる、木材用接着剤であって、
    上記スチレン・ブタジエンゴム重合体と、上記カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび上記第四級アミンの重合体の総重量との重量比が、0.05:1〜1:0.1であり、
    上記第一の薬剤と上記第二の薬剤との重量比が、0.25:1〜1:0.05であり、
    上記カルボキシメチルセルロースナトリウムと、上記第四級アミンの重合体との重量比が、0.05:1〜1:0.05である、木材用接着剤。
  2. 上記第一の薬剤と、上記第二の薬剤との重量比が、0.7:1〜1:0.2である、請求項1に記載の木材用接着剤。
  3. 上記第一の薬剤は、更に水を含み、かつ、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびスチレン・ブタジエンゴム重合体は水溶液相で存在し、かつ、
    上記第二の薬剤は、更に水を含み、かつ、上記第四級アミンの重合体は水溶液相で存在する、請求項1に記載の木材用接着剤。
  4. 更に有機フィラーを含み、上記有機フィラーは小麦粉、澱粉およびおが屑のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の木材用接着剤。
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