JP6332959B2 - 通信装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像通信装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、従来の回線交換式の電話回線網(PSTN)をIP技術をベースにしたネットワークに置き換え、LAN上或いは次世代ネットワーク(NGN)上でサービスを提供する技術が幅広く普及している。ここで言うNGNは、ネットワーク自体に帯域保証機能、セキュリティ機能を備え、電話サービス、映像通信サービス、データ通信サービス等を統合的に実現するIPネットワークである。
これらLAN上或いはNGN上の通信機器との間には、仮想的なセッションが確立され、セッションが成立している間はサービスを保証するSIP(Session Initiation Protocol)が普及し、利用されている。(例えば、特許文献1参照)。このSIPによりセッションを確立した通信機器において、IPやVoIP(Voice Over IP)等のプロトコルを用いて、通話或いは画像通信を行い、又これらを同時に行う等の様々な形態のサービスが提案されている。更に、この画像通信には、例えばITU−T勧告T.38のデジタルファクシミリ手順によるファクシミリ通信及びITU−T勧告T.30のデジタルファクシミリ手順によるファクシミリ通信(VoIPみなし音声によるT.30ファクシミリ通信)がある。
これら、LAN上或いはNGN上で通信するFAX機器(IP−FAX機)は、従来の回線交換式の電話回線網(PSTN)とは異なり、1つの回線で複数の通信(以下セッション)を同時に行う事が可能であり、電話番号も複数持つことも可能となる。
また、従来の電話回線網(PSTN)に接続されたFAX装置では、着信を受けた際に受信方法が選択できた。これら受信方法には、例えば、FAXを自動的に受信するモード(自動受信モード)、FAXの場合は自動的に受信し、電話の場合は着信音を鳴らすモード(FAX/TEL切替モード)がある。更には、FAXの場合は自動的に受信し、電話の場合は相手方の伝言を留守番電話に録音するモード(留守TEL接続モード)がある。更には、電話もFAXも着信時に着信音が鳴り、ユーザが電話を取って手動で対応するモード(手動受信モード)などがある。
画像通信装置に対する受信モードの設定は、従来の電話回線網(PSTN)であれば1つに決められており、電話が鳴った際にユーザに求められる動作は決またものになりユーザが混乱することは無かった。
特開2005−86724号公報
しかしながら、IP−FAX機の場合には、1台に割り当てられた複数の電話番号に対して各々に受信モードの設定が可能となる。そのため、電話が鳴った場合には、複数の要因で電話が鳴ることになり、ユーザは何故電話が鳴って、次に何を行えば良いか判断ができず混乱する恐れがある。また、従来の電話回線網(PSTN)であれば複数のセッションを同時に行う事はできなかった。しかし、IP−FAXでは可能となる。このため、従来の電話回線網(PSTN)では通話を行っている際に、他の通信を受けることはなかったが、IP−FAXでは可能となる。例えば電話機を使用した通話中に、他の電話番号で着信があった場合、その着信に対する操作をユーザに対して提示できるのが望ましい。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、着信を受けた際、その着信した電話番号や受信モードをユーザに提示することにより、ユーザによる操作を案内する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る通信装置は以下のような構成を備える。即ち、
通信装置であって、
前記通信装置に割り当てられた複数の電話番号のそれぞれに対応するファクシミリ受信モードを記憶する記憶手段と、
発信装置からの着信を受ける受信手段と、
記複数の電話番号のうち着信を受けた電話番号を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された電話番号に対応して前記記憶手段に記憶されているファクシミリ受信モードに従って動作を実行する実行手段と、
前記実行手段による前記動作の実行時、前記判定手段により判定された電話番号と、前記判定手段により判定された電話番号に対応して前記記憶手段に記憶されているファクシミリ受信モードと、を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の電話番号に対して受信モードが設定された画像通信装置において着信を受けた際、着信した電話番号や受信モードをユーザに提示することにより、ユーザの判断を補助し、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る、IP−FAXに対応した画像通信装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る画像通信装置が配置されるネットワークの構成例を示す図。 実施形態に係る画像通信装置の操作パネルの構成を示す上面図。 本実施形態に係る画像形成装置とファクシミリ装置との間でSIPセッションを確立するシーケンスを示す図(A)と、本実施形態に係る画像通信装置同士でSIPセッションを確立するシーケンスを示す図(B)。 図4のINVITEメッセージの一例を説明する図。 実施形態1に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る画像通信装置が、操作パネルの表示部に表示する、着信した通信の電話番号、受信モード、FAXの受信スタートボタンの表示例を示す図(A)と、図6BのS624において、画像通信装置が鳴動設定の際、FAXか電話かを、ユーザが電話機に出る前に判定を行うか設定するメニュー例を示す図(B)。 実施形態2に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態3に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明する説明するフローチャート。 図9A、図9Bの通話の切替ボタンとその表示を説明する図(A)と、画像通信装置において電話機の使用中に着信があった場合に、電話番号に設定されている受信モードを切り替えて行う際の変換テーブルの一例を示す図(B)。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る、IP−FAXに対応した画像通信装置101のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU102は、画像通信装置101のソフトウェアプログラムを実行して、この装置全体の制御を行う。また、接続されたT.30通信用ハードウェア130,131,132、電話制御用IC133の制御を行う。ROM104は、装置のブートプログラムや固定パラメータ等を格納している。RAM105は、CPU102が、この装置を制御する際に、一時的なデータの格納などに使用される。HDD106はハードディスクドライブで、CPU102により実行されるプログラムやOS,印刷データの格納や、その他様々なデータを格納する。
バス111は、スキャナI/F制御部117、CPU102,ROM104,RAM105,HDD106、プリンタI/F制御部115、パネル制御部113、ネットワークI/F制御部119を接続し、CPU102からの制御信号やデータ信号を送受信する。パネル制御部113は操作パネル114を制御し、操作パネル114の表示部への各種情報の表示、使用者による操作パネル114のキー操作による指示入力を行う。プリンタI/F制御部115は、印刷データをプリンタ116に出力して印刷させる。スキャナI/F制御部117はスキャナ118を制御し、スキャナ118から出力される画像信号を受け取ってバス111に出力する。ネットワークI/F制御部119はLAN120とのデータの送受信を制御する。LAN120は、例えばローカルエリアネットワークである。T.30通信用ハードウェア130〜132はそれぞれT.30で通信を行うためのハードウェアである。T.30通信用ハードウェア130〜132のそれぞれは、各バス134,135,136経由でCPU102から受けたデジタルの画像データを音声データに変換し、G.711のデータに変換して、各バス138,139,140経由でCPU102へ戻す。また、各バス138,139,140経由でCPU102から受けたG.711のデータを音声データからデジタルの画像データに変換し、バス134,135,136経由でCPU102へ戻す。尚、T.30通信用ハードウェア130〜132のそれぞれは、モデムICで構成されることもある。バス134,135,136はそれぞれ、CPU102とT.30通信用ハードウェア130,131,132との間でデジタルの画像データを送受信するバスである。バス138,139,140はそれぞれ、CPU102とT.30通信用ハードウェア130,131,132との間でG.711データ(音声データをPCM変換)を送受信するバスである。電話制御用IC133はCPU102により制御され、電話機142を接続することで通話を実現している。バス137,141は、CPU102と電話制御用IC133の間で音声データを送受信するバスである。電話機142は、電話制御用IC133に接続され通話が可能な電話機である。
図2は、実施形態に係る画像通信装置101が配置されるネットワークの構成例を示す図である。
画像通信装置101は、LAN120を介してIP網201に接続される。IP網201には、画像通信装置101と同様のIP−FAXの機能を有する画像通信装置205が接続されている。またIP網201とPSTN網203とのデータの受け渡しをするVoIPGW(VoIPゲートウェイ)202がある。PSTN網203は、既存の公衆電話回線である。ファクシミリ装置装置(G3)204、ファクシミリ装置(G3)207は、T.30の音声通信のみに対応したファクシミリ装置である。またIP網201には、T.38方式のプロトコルに従って動作するゲートウェイ(T.38 GW)206が接続されている。
このネットワーク構成において、画像通信装置101は、IP網201を通じて画像通信装置205との間で、T.38方式によるファクシミリ通信と、見做し音声方式(以後VoIP)でT.30のファクシミリ通信を行うことができる。また、画像通信装置101は、IP網201,VoIPゲートウェイ202,PSTN網203を通じて、ファクシミリ装置204とVoIPにてT.30のファクシミリ通信を行うことができる。また、画像通信装置101は、IP網201、T.38ゲートウェイ206を通じて、ファクシミリ装置207とT.38方式によるG3ファクシミリ通信を行うことができる。尚、図2に示すネットワーク環境下で運用される画像通信装置101の発呼に際し、T.38,VoIPのいずれかを選択して発呼するかは、着呼した受信機側で対応される機能による。
図3は、実施形態に係る画像通信装置101の操作パネル114の構成を示す上面図である。
操作パネル114は、表示部310、リセットキー311、ガイドキー312、ユーザモードキー313、割り込みキー314、暗証キー315、テンキー316、クリアキー317、スタートキー318、ストップキー319、電源キー320を有している。
表示部310は、設定内容や装置の動作状況を表示するのに使用され、また表示部310に取り付けられたタッチパネル(不図示)のソフトキー等の押下により設定情報が入力可能である。リセットキー311は、設定内容を初期モードにリセットするキーである。ガイドキー312は、操作方法の説明が表示される画面を表示部310に表示させるためのキーである。ユーザモードキー313は、装置の各種設定を行うモードに入るためのキーである。割り込みキー314は、装置の動作を一旦停止させ、他のジョブ動作を実行させるためのキーである。暗証キー315は、暗証情報を入力しないと装置を使用することができない暗証モードのときに、テンキー316を用いて暗証情報を入力した後にその暗証を指示するためのキーである。テンキー316は、コピー枚数、或いは、宛先番号等の各種設定値を入力するキーである。クリアキー317は、入力した値をクリアするキーである。スタートキー318は、この装置に対してコピーや画像通信動作等の開始を指示するキーである。ストップキー319は、実行中の動作を停止させるキーである。電源キー320はソフトスイッチであり、本来、装置の電源をソフト的にオン/オフするキーであるが、この電源キー320を例えば、長押しすることにより、この装置の主電源をオフすることができる。
図4(A)(B)は、SIPセッション確立時のシーケンスを説明する図である。ここではSIP機能に関して説明する。
図4(A)は、本実施形態に係るファクシミリ装置204が、画像通信装置101に対してオファーSDPを含めたSIP接続要求メッセージ(INVITE)を送信してSIPセッションの確立を希望する場合のシーケンスを示す図である。401で、ファクシミリ装置204は、画像通信装置101に対してINVITEメッセージを送信する。このINVITEメッセージには、SIPセッションで利用したいメディア情報と受信ポート番号を記述したSession Description Protocol(以下SDP)が含まれている。
ここでは、通話や、T.30でのFAX通信を目的として、「m=audio 5004 UDP」と記述することで、メディア種別audioをUDPのポート番号5004を利用してデータ通信を行うSIPセッションを確立することを提案している。画像通信装置101は、この自装置宛のINVITEメッセージを受信すると、そのINVITEメッセージに含まれているオファーSDPを精査する。そして、対応可能なメディア情報が記述されていれば、402で、200 OKメッセージを送信する。この200 OKメッセージに、画像通信装置101が受け入れるメディア情報と受信ポート番号を記述したSDPを含める。本実施形態では、200 OKメッセージに「m=audio 5004 UDP」と記述することで、メディア種別audioをUDPのポート番号5004を受信ポートとしてデータ通信を行うSIPセッションを確立することに同意している。ファクシミリ装置204は、この200 OKメッセージを受信すると、403で、200 OKメッセージを受信したことを示すACKメッセージを送信する。これによって、ファクシミリ装置204と画像通信装置101との間に、両者が同意したメディア情報でデータ通信を実現するSIPセッションが確立したことになる。
尚、このセッションでは、audio(音声)以外のメディア種別でセッションを確立することも可能である。
図4(B)は、本実施形態に係る画像通信装置205が、画像通信装置101に対してオファーSDPを含めたSIP接続要求メッセージ(INVITE)を送信して他のSIPセッションの確立を希望する場合のシーケンスを示す図である。
410で、画像通信装置205は、画像通信装置101に対して、INVITEメッセージを送信する。このINVITEメッセージには、SIPセッションで利用したいメディア情報と受信ポート番号を記述したSDPが含まれている。ここでは、画像通信を目的として「m=image 9000 TCP」と記述することで、メディア種別imageをTCPのポート番号9000を利用してデータ通信を行うSIPセッションを確立することを提案している。画像通信装置101は、自装置宛のINVITEメッセージを受信すると、そのINVITEメッセージに含まれているオファーSDPを精査し、対応可能なメディア情報が記述されていれば、411で、200 OKメッセージを送信する。200 OKメッセージには、画像通信装置101が受け入れるメディア情報と受信ポート番号を記述したSDPを含める。本実施形態では、m=image 9000 TCPと記述していることでメディア種別imageをTCPのポート番号9000を受信ポートとしてデータ通信を行うSIPセッションを確立することに同意している。画像通信装置205は、この200 OKメッセージを受信すると、412で、200 OKメッセージを受信したことを示すACKメッセージを送信する。これによって、画像通信装置205と画像通信装置101間に、両者が同意したimage(画像)のメディア情報でデータ通信を実現するSIPセッションが確立したこととなる。
図5は、図4のINVITEメッセージの一例を詳細に説明する図である。
このINVITEメッセージには、リクエスト行、ヘッダ部、ボディ部が含まれている。このボディ部の中にSDPが含まれている。
リクエスト行には、次の3つが含まれる。リクエストの種類(メソッド)、リクエストの宛先を示すためのURI,SIPのバージョンである。図5では、リクエストの種類はINVITEであるため、INVITEとなる。またリクエストの宛先は、例えば「sip:User2@recv.example.com」とし、SIPのバージョンを「SIP/2.0」とすれば、図5のリクエスト行の内容となる。
次にヘッダ部に示される内容に関して詳述する。
ヘッダ部には、このリクエストの概要を示すための情報が含まれる。これらの情報はヘッダ名:値という形式で、複数のヘッダが並んでいる。SIPのリクエストでは以下の6つのヘッダが必須となる。
(1)Via
Viaヘッダでは、SIPのバージョン、データ伝送に使用するプロトコル、このリクエストに対するレスポンスを送る相手を指定する。ここでは、SIPのバージョンをSIP/2.0、データ伝送プロトコルをTCP、レスポンスを送る相手は「send.example.org」の5060番ポート、つまり「send.example.org:5060」とする。
(2)Max−Forwards
Max−Forwardsヘッダでは、リクエストの最大中継回数を指定する。この値は1回中継されるごとに1ずつ減らされ、0になるとエラーを示すレスポンスが返される。今回はSIPで推奨されている「70」とする。
(3)From
Fromヘッダでは、このリクエストの送信者を指定する。また、送信者を識別するための値であるtagを設定する。ここではリクエストの送信者を「User1<sip:User1@send.example.org>」とし、tagを「98765」とする。
(4)To
Toヘッダでは、このリクエストの受信者を指定する。ここではリクエストの受信者を「User2 <sip:User2@recv.example.com>」とする。
(5)Call−ID
Call−IDヘッダでは、一連の通話(呼)で発生するSIPリクエスト・レスポンスを他の呼のものと識別するためのIDを設定する。このIDは、通話の始まりであるINVITEリクエストから、通話の終わりBYEリクエストに対するレスポンスまで同じものを使用する。また、他の呼とは異なるユニークなIDを設定する必要がある。ここでは、「123456@send.example.org」とする。
(6)CSeq
CSeqヘッダでは、リクエストの順序を示すための番号を設定する。ここでは1とする。
その他にも必須ではないが多数のヘッダがある。ここでは以下の3つについて説明する。
(7)Contact
Contactヘッダでは、これ以降のリクエストの送信先をURIで指定する。ここでは、<sip:User1@send.example.org>とする。
(8)Content−Type
Content−Typeヘッダでは、この後のボディ部の種類を指定する。ここでは、この後のボディがSDPのため、application/sdpとする。
(9)Content−Length
Content−Lengthヘッダでは、ボディ部のサイズを指定する。ここでは、ボディが149バイト(オクテット)とし、149とする。
これらの情報をまとめると、IMVITEのヘッダ部は図5に示したようになる。
次に図5のボディ部に関して説明する。
SDPを使用することで、セッションを識別するための情報、セッションで伝送されるデータの種別などを記述することができる。これらの情報はタイプ=値という形式で記述される。以下に、例を示す。
(1)v
vは、プロトコルのバージョンを示すタイプである。ここではSDPのバージョン0を用いるため、v=0とする。
(2)o
oは、このセッションを識別するための情報を示すタイプである。ここには以下の情報を記述する。
ユーザ名(このセッションを開始したユーザのユーザ名である。図5では「User1」である。
セッションID(セッションを識別するためのID)。この作成方法は定められていないが、重複を避けるためNTP(Network Time Protocol)形式のタイムスタンプ(協定世界時1900年1月1日0時0分0秒からの積算秒数)を使用する方法が提案されている。ここでは「1158455190」とする。
セッションバージョン(セッションに変化があった際、セッションのバージョンを識別するために使用されていたようだが、現在はNTP形式のタイムスタンプを使用することが推奨されている)。ここでは「1158455190」とする。
ネットワークタイプ(ネットワークの種類を記述する。インターネットを使う際にはINとなる)。
アドレスタイプ(ネットワークのアドレス体系を記述する。IPv4を使用する際にはIP4とする。
セッションを開始したマシンのアドレス(セッションを開始したマシンのホスト名(FQDN)かIPアドレスを記述する)。ここでは、send.example.orgとする。
以上をまとめると、図5のように、o=User1 1158455190 1158455190 IN IP4 send.example.orgとなる。
(3)s
sはセッション名を示すタイプである。特に形式は定められていないが、必ず何かを記述する。ここではSessionとする。
(4)c
cはコネクション情報を示すタイプである。ネットワーク種別、アドレス種別、送信元のホスト名かIPアドレスを記述する。ここでは、c=IN IP4 send.example.orgとする。
(5)t
tはセッションの開始時刻、終了時刻を示すタイプである。SIPが開始・終了を制御しているので、SDPでは指定することができない。ここではt=0 0とする。
(6)m
mはメディアについての情報を示すタイプである。ここには以下の情報を記述する。
メディアタイプ(送信するメディアのタイプによってaudio,video,text,application,messageなどから選択される)。ここでは音声通信を行うaudioを指定する。
ポート番号(RTPでメディアを受信する際の受信先ポート番号を記述する)。ここでは10000とする。
プロトコル(メディア送信に用いるプロトコルを記述する)。今回はRTPを用いるので、RTP/AVPとする。
フォーマット(RFC 1890(AV Profile))に記述されているペイロードタイプに従い、使用するメディアのフォーマットを記述する)。ここではクロック周波数8KHzのμ-Law PCMの設定のため0とする。
以上をまとめると,m=audio 10000 RTP/AVP 0となる。
(7)a
aは様々な属性を示すためのタイプになる。ここでは、メディアのフォーマットがμ-Law PCMの8KHzであることを示すために、a=rtpmap:0 PCMU/8000とする。
これらの情報をまとめると、ボディは図5に示したようになる。
この図5に示したINVITEのヘッダ、ボディ部を解釈することにより、画像通信装置101は通信相手を特定することができる。
別な例をあげれば、ボディの属性を表す「a=T38 FAX Rate management:localTFC」という記載があれば、IP網からの着信でT.38に対応したFAXからの通信を受けたと判断できる。
次に、図6A、図6Bを参照して、本実施形態に係る画像通信装置101で着信があった際、着信のあった電話番号、受信モードの実行に関する操作パネル114への表示に関して説明する。尚、このフローチャート係る画像通信装置101のプログラムは、画像通信装置101のHDD106にインストールされている。この処理の実行時には、このプログラムはROM104のブートプログラムによりHDD106からRAM105に展開されてCPU102によって実行される。また、今回は留守TEL接続モードに関しての説明は省略するが、受信モードを実行し、その結果を操作パネル114へ表示する点は同様である。
図6A、図6Bは、本実施形態1に係る実施形態1に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明するフローチャートである。
まずS601でCPU102は、着信があったかどうかを判定する。着信がなければ再びS601へ、着信があればS602へ処理を進める。この画像通信装置101は複数の電話番号を有しており、S602でCPU102は、複数の電話番号の内の着信のあった電話番号を判定してS603に進む。S603でCPU102は、着信のあった電話番号に設定されている受信モードが自動受信か否かを判定する。ここで自動受信であると判定するとS604へ、FAX/TEL切替モード、手動受信モード設定であればS610へ処理を進める。
自動受信のときはS604でCPU102は、SIPセッションを解析することにより、送信側がFAXか否かを特定できるかどうか判定する。ここで特定できると判定するとS606へ、特定できないと判定するとS605へ処理を進める。S605でCPU102は、音声通信を開始してS606に進む。これは音声で着信がFAXか電話か否かを判定するためである。S606でCPU102は、着信を受けた通信がFAXかどうかを判定する。ここでFAXであると判定するとS607へ、FAXでないと判定するとS622(図6B)へ処理を進める。S607でCPU102は、着信を受けた通信に対して、T.38か、T.30のFAXであるかを判定する。T.38の通信であればS608に進み、CPU102は、送信側とT.38の受信を開始し、操作パネル114に受信モードT.38通信であることを表示して、この処理を終了する。一方、T.38の通信でないと判定するとS609に進み、CPU102は、送信側とT.30の受信を開始し、操作パネル114に受信モードT.30通信であることを表示して、この処理を終了する。
またS603でCPU102が、FAX/TEL、手動受信設定であると判定するとS610に進みCPU102は、着信のあった電話番号の受信モードが、FAX/TELか否かを判定する。FAX/TELであった場合はS611へ、FAX/TELでなかった場合にはS623(図6B))へ処理を進める。S611でCPU102は、SIPセッションを解析することにより、送信側がFAXかどうかを特定できるかどうかを判定する。ここで特定できると判定するS613へ、特定できないと判定するとS612へ処理を進める。S612でCPU102は、送信側と音声通信を開始してS613に進む。これは音声で、着信がFAXか電話かを判定するためである。S613でCPU102は、着信のあった通信がFAXかどうかを判定する。FAXであると判定した場合はS614へ、FAXでないと判定した場合はS617(図6B)へ処理を進める。S614でCPU102は、着信のあった通信がT.38か、T.30のFAXかを判定する。T.38の通信であると判定するとS615に進み、CPU102は、送信側とT.38の受信処理を開始し、操作パネル114に受信モードT.38通信であることを表示して、この処理を終了する。一方、S614でCPU102が、T.38の通信でないと判定するS616に進み、送信側とT.30の受信処理を開始し、操作パネル114に受信モードT.30通信であることを表示して、この処理を終了する。
一方、S613でCPU102がFAXでないと判定した場合はS617で、CPU102は電話機142が使用可能かどうかを判定する。そして使用可能であればS618へ、電話機142が使用不可であればS622に処理を進めて、送信側に通話が不可であることを通知する。S618でCPU102は、操作パネル114に、電話機142が鳴動する理由が、FAX/TELによる電話であると判定した結果である旨を表示する。次にS619に進みCPU120は、電話機142の鳴動を開始してS620に処理を進める。S620でCPU102は、電話機142がフックアップ(オフフック)されたかどうかを判定し、電話機142がオフフックされるとS621に処理を進めて通話状態となったこの処理を終了する。S620で所定時間が経過しても電話機142がオフフックされなければS622へ処理を進め、送信側に通話が不可であることを通知して、この処理を終了する。
S610(図6A)でFAX/TELでなかった場合はS623(図6B)に処理を進め、CPU102は、SIPセッションを解析することにより、送信側がFAXであるか特定可能かどうかを判定する。ここで特定できると判定するとS626へ、特定できないと判定するとS624へ処理を進める。S624でCPU102は、鳴動設定の際にFAXの事前確認を行う設定となっているか否かを判定する(図7(B)参照)。ここで事前確認を行わない設定であればS634へ、行う設定であればS625へ処理を進める。S634でCPU102は、電話機142が鳴動する理由が鳴動設定であり、FAXかTELかの判断が必要である旨を、操作パネル114に表示してS629に処理を進める。
S625でCPU102は、送信側と音声通信を開始してS626に進む。これは音声でFAXか電話かを判定するためである。S626でCPU102は、着信のあった通信がFAXかどうかを判定する。ここでFAXであると判定した場合はS635に、FAXでないと判定した場合はS627へ処理を進める。S627でCPU102は、電話機142が使用可能か否かを判定し、電話機142が使用可能であればS628に進んで、現在電話機142が鳴動する理由が、鳴動設定で電話での着信だと判定した結果である旨を表示して、S629に処理を進める。S629でCPU102は、電話機142を鳴動させてS630に進む。S630でCPU102は、電話機142がオフフックされるかどうかを判定し、電話機142がオフフックされるとS631に進み、電話機142を使用してユーザが通話を行ってS632に進む。一方、S630で電話機142が所定時間が経過してもオフフックされなければS622へ処理を進める。
S632でCPU102は、ユーザによりFAXの受信開始の指示が行われたかどうかを判定する。このときのユーザによる受信開始は、操作パネル114のスタートキー318を押下することで指示されても良く、或いは表示部310に受信開始のスタートボタンを表示し、そのスタートボタンがタッチされることにより指示されても良い。こうしてFAXの受信開始が指示されるとS638へ、受信開始が指示されない場合はS633に進んで、電話機142による通話を継続して、この処理を終了する。
一方、S626でCPU102がFAXの受信であると判定した場合はS635に進む。S635でCPU102は、着信のあった電話番号、鳴動でFAXである旨、及びFAX受信を開始することが可能なスタートボタンを操作パネル114に表示して、S636に処理を進める。S636でCPU102は、ユーザによりそのスタートボタンが押されてFAXの受信開始が指示されたか否かを判定する。受信開始が指示されないときはS622へ処理を進め、受信開始が指示された場合はS637へ処理を進める。S637でCPU102は、着信のあった通信がT.38か、T.30のFAXかを判定する。T.38の通信であると判定するとS639に進み、CPU102は、T.38の受信を開始し、操作パネル114に、受信モードT.38通信であることを表示して、この処理を終了する。一方、S637でT.38の通信でないと判定するとS638に進みCPU102は、T.30の受信を開始し、操作パネル114に受信モードT.30通信であることを表示して、この処理を終了する。
図7(A)は、実施形態に係る画像通信装置101が、例えば図6BのS635で操作パネル114の表示部310に表示する、着信した通信の電話番号、受信モード、FAXの受信スタートボタンの表示例を示す図である。
電話番号は、この画像通信装置101が通信可能な電話番号の一覧である。そして各電話番号に対して設定され、メモリ(RAM、HDD等)に記憶されている受信モードが示されている。例えば、電話番号(0447xx6111)は自動受信、電話番号(0447xx6222)はFAX/TEL切替である。また電話番号(0447xx6333,0447xx6444)は共に鳴動設定である。状態の欄には現在の状態が示されている。電話番号(0447xx6111)はT.30のFAX受信中であり、電話番号(0447xx6333)は電話呼出し中である。尚、この電話番号はFAX受信であるため、FAXの受信スタートボタンをスタート欄に表示している。ユーザは、このスタートボタンを押すことでFAX受信を開始することができる。これは図6BのS636の処理に相当している。
図7(B)は、図6BのS624において、画像通信装置101が鳴動設定の際、FAXか電話かを、ユーザが電話機142に出る前に判定を行うか設定するメニュー例を示す図である。この例では事前確認するかどうかに対して、YESにチェックが入っており、事前確認を行うように設定されている。
以上説明したように実施形態1によれば、着信した電話番号に設定されている受信モードを判定し、自動受信モードであればFAXかどうかを自動的に判別し、FAX受信であればT.30或いはT.38でファクシミリ受信するとともに、その旨を表示する。
一方、FAX/TELモードで、FAX受信と判定するとファクシミリ受信し、TELのときは受信番号、FAX/TELでの呼出しであることを表示して電話機142を鳴動する。また鳴動設定のときは、FAXかどうかの事前確認が設定されていれば、音声通信でFAXかどうかを判定し、FAXであると判定するとスタートボタンを表示し、そのボタンが押下されることによりFAX受信を開始する。一方、事前確認が設定されていなければ電話機142を鳴動し、スタートボタンが押下されるとFAX受信に移行する。
これにより、電話機が鳴動している状態で、その着信が電話かFAXかを表示して、ユーザに知らせることができる。また電話機が鳴動している状態からFAXの受信に移行できるボタンを表示することにより、ユーザにFAX受信への移行を明示できるという効果がある。
図8A,図8Bは、本発明の実施形態2に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明するフローチャートである。
実施形態2では、画像通信装置101において電話番号ごとに設定された受信モードに係わらず、SIPセッションにおいて相手がT.38のIP−FAXやIP電話であると確認できた場合に、T.38であれば受信、IP電話であれば電話機の呼出しを行う。尚、このフローチャート係る画像通信装置101のプログラムは、画像通信装置101のHDD106にインストールされている。この処理の実行時には、このプログラムはROM104のブートプログラムによりHDD106からRAM105に展開されてCPU102によって実行される。尚、実施形態2に係る画像通信装置101の構成及びシステム構成は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図8A,図8Bにおいて、S603〜S638は、前述の図6A,図6BのS603〜S638と同様の処理である。尚、図6A,図6BのSIPセッションで通信相手を特定する処理(S604,S611,S623)、T.38かを確認する処理(S607,S614,S637)、T.38のFAX受信に関する表示(S608,S615,S639)は、図8A,8Bで省略している。
まずS801でCPU102は、着信があるかどうかを判定し、着信がなければ再びS801へ、着信があればS802へ処理を進める。S802でCPU102は、着信のあった電話番号を判定する。次にS803に進みCPU102は、T.38のIP−FAXの着信かどうかSIPセッションから判定する。ここでT.38の着信であると判定するとS804に進みCPU102は、T.38の受信を開始して、操作パネル114に受信モードT.38通信であることを表示して、この処理を終了する。
一方、T.38の着信でなければS805へ処理を進める。S805でCPU102は、着信した通信がIP電話かどうかを判定する。IP電話であると判定した場合はS806に進みCPU102は、着信のあったIP電話での呼出しである旨を操作パネル114に表示する。そしてS807に進みCPU102は、電話機142を鳴動させてユーザを呼出す。次にS808に進みCPU102は、電話機142がオフフックされたか否かを判定し、オフフックされた場合はS809に進んで通話を開始して、この処理を終了する。一方、S808で所定時間が経過しても電話機142がオフフックされない場合はS622(図8B)へ移行し、CPU102は送信側に通話が不可であることを通知して、この処理を終了する。
以上説明したように実施形態2によれば、SIPセッションにおいて相手がT.38のIP−FAXやIP電話であると確認できた場合に、T.38であれば受信、IP電話であれば電話の呼出しを行うとともに、その旨を表示してユーザに提示できる。
図9A,図9Bは、本発明の実施形態3に係る画像通信装置における受信モードの実行とユーザへのガイダンスを行う処理を説明するフローチャートである。ここでは、画像通信装置101で通話を行っている際に、通話が必要な着信を受けた際に、通話を切り替えられるようにする。尚、このフローチャート係る画像通信装置101のプログラムは、画像通信装置101のHDD106にインストールされている。この処理の実行時には、このプログラムはROM104のブートプログラムによりHDD106からRAM105に展開されてCPU102によって実行される。尚、実施形態2に係る画像通信装置101の構成及びシステム構成は前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
また、S601〜S639に関しては図6A,図6Bと同等であるので説明を省略する。以下、追記したS901〜S906関して説明を行う。
S901でCPU102は、電話機142が使用可能かどうかを判定する。電話機142が使用可能な場合はS603へ進み、電話機142が使用可能でないと判定するとS902へ処理を進める。S901でCPU102は、電話機142が使用できないため、着信番号に設定された受信モードを、通話時に設定された受信モードへ変更してS603に進む。
また図9AのS613でFAXでないと判定した場合はS617(図9B)に進み、CPU102は、電話機142が使用可能か否かを判定する。ここで使用可能でないと判定するとS903に進みCPU102は、着信のあった電話番号に対して電話を切り替えられるように操作パネル114の表示部310に通話切替ボタンを表示させる。その際、相手の電話番号が、この画像通信装置101の電話帳に登録されていればその登録名等を表示しても良い。つぎにS904に進みCPU102は、S903で表示した通話切替ボタンが押されたかどうかを判定する。通話切替ボタンが押されるとS621に進み、電話機142を用いた通話に移行する。S904で所定時間が経過しても通話切替ボタンが押されない場合はS622に進み、送信側に通話不可であることを通知する。
またS627でCPU102が、電話機142が使用可能かどうかを判定し、使用できないと判定するとS905に進む。S905でCPU102は、着信のあった電話番号に対して電話に切り替えられるように、操作パネル114の表示部310に通話切替ボタンを表示させる。その際、相手の電話番号が画像通信装置101の電話帳に登録されていれば、その登録名等を表示しても良い。そしてS906に進みCPU102は、S905で表示した通話切替ボタンが押されたかどうかを判定する。ここで通話切替ボタンが押されたと判定するとS631に進み、電話機142を用いた通話に移行する。一方、S906で所定時間が経過しても通話切替ボタンが押されない場合はS622に進み、CPU102は、送信側に通話不可であることを通知して、この処理を終了する。
図10(A)は、図9A、図9Bのフローチャートで説明した、通話切替ボタンとその表示を説明する図である。
図10(A)の電話番号「0447xx6222」の欄をみると、通話中であることが解る。また電話番号「0447xx6444」の欄の表示は、新規着信電話となっており、電話番号「0447xx6222」で通話中であるため、その新規の電話着信に対して電話機142で応答できないことが分かる。従って、ここでは電話番号「0447xx6444」へ電話を切替得られるように、電話切替着信相手欄に電話切替用のボタンが設けられている。そして、その通話切替ボタンに、相手の電話番号(04530405xx)と、電話帳に登録された登録名(店舗A)を表示することで、電話を切り替える相手を表示しておく。
図10(B)は、画像通信装置101において電話機142の使用中に着信があった場合に、電話番号に設定されている受信モードを切り替えて行う際の変換テーブルの一例を示す図である。
例えば、電話番号「0447xx6333」の場合、通常の受信モードは「鳴動設定」であるが、電話機142が使用されていた場合(通話時)の受信モードは、FAX/TEL切替となっている。
このように本実施形態3によれば、画像通信装置101の電話機142が使用されて通話中の場合に、通話が必要な着信を受けた場合の対応を予め登録しておくことができる。これにより、通話中に着信のあった電話番号に対して電話機142の接続を切り替えられるように、操作パネル114に通話切替ボタンを表示させて、ユーザのボタン操作により電話の切り替えを行うことができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    前記通信装置に割り当てられた複数の電話番号のそれぞれに対応するファクシミリ受信モードを記憶する記憶手段と、
    発信装置からの着信を受ける受信手段と、
    記複数の電話番号のうち着信を受けた電話番号を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された電話番号に対応して前記記憶手段に記憶されているファクシミリ受信モードに従って動作を実行する実行手段と、
    前記実行手段による前記動作の実行時、前記判定手段により判定された電話番号と、前記判定手段により判定された電話番号に対応して前記記憶手段に記憶されているファクシミリ受信モードと、を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記表示手段は、前記判定手段により判定された電話番号を前記ファクシミリ受信モードと関連づけて表示することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ファクシミリ受信モードは、自動受信モード、FAX/TEL切替モード、又は鳴動設定に設定可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記判定手段により判定された電話番号に対応して記憶されたファクシミリ受信モードが鳴動設定で、前記着信がT.38でのファクシミリ受信であった場合、前記表示手段は、前記ファクシミリ受信モードが鳴動設定であり、前記着信がT.38でのファクシミリ受信であることを表示し、ファクシミリ通信を開始させるボタンを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記判定手段により判定された電話番号に対応して記憶されたファクシミリ受信モードが鳴動設定で、前記着信が音声での通信を必要とする場合に、前記着信が前記音声での通信によるファクシミリ受信かどうかを判断する判断手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記着信がファクシミリ受信であるときは、ファクシミリ受信を指示するためのボタンを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記判定手段により判定された電話番号に対応して記憶されたファクシミリ受信モードがFAX/TEL切替モードの場合、電話機を鳴動させる鳴動手段をさらに有し、
    前記表示手段は、前記FAX/TEL切替モードで鳴動が行われていることを表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記着信が、T.38のファクシミリ通信又はIP電話である場合、前記記憶手段に記憶されたファクシミリ受信モードに拘らず、前記着信が前記T.38のファクシミリ通信であればファクシミリ受信を行い、前記着信が前記IP電話であれば電話機の呼出しを行う手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 電話機による通話中に着信があり、当該着信が前記電話機による動作を必要としている場合、当該着信があった電話番号に対応するファクシミリ受信モードを変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 電話機による通話中に着信があり、当該着信が前記電話機による通話を必要としている場合、前記表示手段は、前記着信のあった電話番号に対して通話の切替を行う通話切替ボタンを表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記ファクシミリ受信モードが鳴動設定であり前記着信が音声の場合に、前記判定手段により判定された電話番号及び前記ファクシミリ受信モードを表示する前に前記着信がFAXか確認するか否か、を設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 通信装置に割り当てられた複数の電話番号のそれぞれに対応するファクシミリ受信モードを記憶することが可能な通信装置が行う制御方法であって、
    発信装置からの着信を受ける受信工程と、
    着信があった際、前記複数の電話番号のうちのいずれの電話番号への着信であるかを判定する判定工程と、
    判定された電話番号に対応するファクシミリ受信モードに従って動作を実行する実行工程と
    前記動作の実行時、前記判定された電話番号と、前記判定された電話番号に対応して記憶されている前記ファクシミリ受信モードと、を表示する表示工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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