JP2001053894A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は自動切換モード、ファクシミリ優先モ
ード、電話優先モード等の受信モードを遠隔操作で切換
設定するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、コードレス電話機か
らの受信モード切換指示操作情報を受信すると、現在の
受信モードが自動切換モードか、ＦＡＸ優先モードか、
ＴＥＬ優先モードかチェックし、現在の受信モードから
順次次の受信モードに切り換えて設定する。ファクシミ
リ装置は、受信モードの切換設定を行うと、その旨の受
信モード切換情報をコードレス電話機に送信し、コード
レス電話機は、受信した受信モード切換情報に対応する
内容を音声出力部から音声出力する（ステップＳ１０１
〜Ｓ１０９）。したがって、ファクシミリ装置１から離
れた場所からコードレス電話機を使用して受信モードの
切り換えを行うことができるとともに、受信モードの切
り換えが行われたことを分かるようにすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、自動切換モード、ファクシミリ優先
モード、電話優先モード等の受信モードを遠隔操作で切
換設定するファクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファクシミリ装置は、ファクシミ
リ専用の回線に接続され、ファクシミリ通信専用に使用
されていたが、近時、ファクシミリ装置は、小型化、低
コスト化、電話機能内蔵化が進み、１本の電話回線に接
続してファクシミリ装置としても電話機としても使用で
きるようになってきていることから、一般家庭から企業
等に至る各所で使用されるようになってきている。

【０００３】このような一般家庭や企業等においては、
ファクシミリ装置のために新たな電話回線を引かず、電
話機を外付けで接続したり、内蔵の電話機と共用回線で
使用する場合が多い。

【０００４】このような電話機を外付け、あるいは、内
蔵したファクシミリ装置においては、その使用形態が多
岐にわたるため、その使用形態に応じた様々な受信モー
ド（通話を優先する電話モード、ファクシミリ通信を優
先するファクシミリ受信モード、ファクシミリ通信と通
話との自動切換を行う自動切換モード等）が用意されて
おり、その受信モードの設定は、従来、ファクシミリ装
置の操作部のキー操作でユーザーが適宜設定するように
なっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、各種受信モー
ドの設定を操作部のキー操作で行うようになっていたた
め、受信モードの変更を行うのにいちいちファクシミリ
装置の設置されている場所まで出かける必要があり、利
用性が悪いという問題があった。

【０００６】そこで、請求項１記載の発明は、コードレ
ス電話機で受信モードのモード切換の指示操作が行われ
て、当該モード切換指示操作情報がコードレス電話機か
ら無線で送信されてくると、ファクシミリ受信優先モー
ド、電話優先モード及び自動切換モード等の各種受信モ
ードを所定の切換順序で順次切り換えるとともに、受信
モードの切換を行った旨の受信モード切換情報をコード
レス電話機に無線送信し、コードレス電話機の報知手段
から受信モード切換情報を報知出力することにより、フ
ァクシミリ装置から離れた場所においても受信モードの
切り換えを行えるとともに、受信モードの切り換えが行
われたことが分かるようにし、利用性の良好なファクシ
ミリ装置を提供することを目的としている。

【０００７】請求項２記載の発明は、ファクシミリ装置
から受信モード切換情報として切換後の受信モードを示
す情報をコードレス電話機に送信し、コードレス電話機
の報知手段で当該切換後の受信モードを報知出力するこ
とにより、受信モードがどの受信モードに切り換わった
のかがコードレス電話機で分かるようにし、より一層利
用性の良好なファクシミリ装置を提供することを目的と
している。

【０００８】請求項３記載の発明は、報知手段として、
受信モード切換情報を音声で報知出力する音声出力手段
を用いることにより、受信モードが確実に切り換えが行
われたかどうかを音声で容易に確認できるようにし、よ
り一層利用性の良好なファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。

【０００９】請求項４記載の発明は、報知手段として、
受信モード切換情報をブザー音で報知出力するブザー音
出力手段を用いることにより、安価にかつ確実に受信モ
ードが切り換えられたことをブザー音で確認できるよう
にし、安価でかつより一層利用性の良好なファクシミリ
装置を提供することを目的としている。

【００１０】請求項５記載の発明は、報知手段として、
受信モード切換情報を表示出力する表示出力手段を用い
ることにより、受信モードが確実に切り換えが行われた
かどうかを表示でより一層容易に確認できるようにし、
より一層利用性の良好なファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、回線を介して相手先ファクシミリ装
置との間でファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機
能と、当該回線を介して相手先電話機との間でコードレ
ス電話機による通話を可能にする電話機能と、を備える
とともに、ファクシミリ受信を優先するファクシミリ受
信優先モード、前記コードレス電話機による通話を優先
する電話優先モード及び前記コードレス電話機による通
話とファクシミリ受信とを自動的に切り換える自動切換
モード等の前記回線からの着信時の各種受信モードを択
一的に選択可能な受信モード選択機能を備えたファクシ
ミリ装置において、前記コードレス電話機は、前記受信
モードのモード切換を指示操作するモード切換操作手段
と、当該モード切換操作手段によるモード切換指示操作
情報を前記ファクシミリ装置に無線送信するとともに、
受信モードの切換を行った旨の受信モード切換情報を前
記ファクシミリ装置から受信する無線通信手段と、前記
無線通信手段の受信した前記受信モード切換情報を報知
出力する報知手段と、を備え、前記ファクシミリ装置
は、前記コードレス電話機からのモード切換指示操作情
報を受信するとともに前記受信モード切換情報を前記コ
ードレス電話機に無線送信する無線通信手段と、前記無
線通信手段が前記モード切換指示操作情報を受信する
と、前記各種受信モードを所定の切換順序で順次切り換
えるとともに、前記無線通信手段に前記受信モード切換
情報を無線送信させる制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。

【００１２】上記構成によれば、コードレス電話機で受
信モードのモード切換の指示操作が行われて、当該モー
ド切換指示操作情報がコードレス電話機から無線で送信
されてくると、ファクシミリ受信優先モード、電話優先
モード及び自動切換モード等の各種受信モードを所定の
切換順序で順次切り換えるとともに、受信モードの切換
を行った旨の受信モード切換情報をコードレス電話機に
無線送信し、コードレス電話機の報知手段から受信モー
ド切換情報を報知出力するので、ファクシミリ装置から
離れた場所においても受信モードの切り換えを行うこと
ができるとともに、受信モードの切り換えが行われたこ
とを分かるようにすることができ、ファクシミリ装置の
利用性を向上させることができる。

【００１３】この場合、例えば、請求項２に記載するよ
うに、前記制御手段は、前記受信モード切換情報とし
て、切換後の前記受信モードを示す情報を前記無線送信
手段に送信させ、前記報知手段は、前記受信モード切換
情報として、当該受信した切換後の受信モードを報知出
力するものであってもよい。

【００１４】上記構成によれば、ファクシミリ装置から
受信モード切換情報として切換後の受信モードを示す情
報をコードレス電話機に送信し、コードレス電話機の報
知手段で当該切換後の受信モードを報知出力するので、
受信モードがどの受信モードに切り換わったのかがコー
ドレス電話機で分かるようにすることができ、ファクシ
ミリ装置の利用性をより一層向上させることができる。

【００１５】また、例えば、請求項３に記載するよう
に、前記報知手段は、前記受信モード切換情報を音声で
報知出力する音声出力手段であってもよい。

【００１６】上記構成によれば、報知手段として、受信
モード切換情報を音声で報知出力する音声出力手段を用
いているので、受信モードが確実に切り換えが行われた
かどうかを音声で容易に確認することができ、ファクシ
ミリ装置の利用性をより一層向上させることができる。

【００１７】さらに、例えば、請求項４に記載するよう
に、前記報知手段は、前記受信モード切換情報をブザー
音で報知出力するブザー音出力手段であってもよい。

【００１８】上記構成によれば、報知手段として、受信
モード切換情報をブザー音で報知出力するブザー音出力
手段を用いているので、安価にかつ確実に受信モードが
切り換えられたことをブザー音で確認することができ、
ファクシミリ装置を安価でかつより一層利用性の良好な
ものとすることができる。

【００１９】また、例えば、請求項５に記載するよう
に、前記報知手段は、前記受信モード切換情報を表示出
力する表示出力手段であってもよい。

【００２０】上記構成によれば、報知手段として、受信
モード切換情報を表示出力する表示出力手段を用いてい
るので、受信モードが確実に切り換えが行われたかどう
かを表示でより一層容易に確認することができ、ファク
シミリ装置の利用性をより一層させることができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。

【００２２】図１〜図５は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を示す図であり、図１は、本発明のファ
クシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装
置１の要部回路ブロック図である。

【００２３】図１において、ファクシミリ装置１は、Ｃ
ＰＵ（Central Processing Unit ）２、ＲＯＭ（Read O
nly Memory）３、ＲＡＭ（Random Access Memory）４、
ＦＲＯＭ５及び無線通信部６等を備えており、各部はバ
ス７に接続されている。ファクシミリ装置１は、図２に
示すコードレス電話機１０を備えている。また、ファク
シミリ装置１は、上記各部の他に、図示しないが、ファ
クシミリ装置１として必要な各部、例えば、原稿の画像
を読みとるスキャナ、受信画像やスキャナで読み取った
画像を記録紙に記録出力するプロッタ、画情報を符号化
しまた復号化する符号化・復号化部、回線に接続され当
該回線を介して他のファクシミリ装置とファクシミリ通
信し、また、回線を介してコードレス電話機１０を使用
した通話を可能とする通信部及びファクシミリ装置１の
各種操作を行う操作表示部等を備えており、ファクシミ
リ通信機能、コードレス電話機を使用した通話機能を有
しているとともに、後述する受信モード選択（切換）機
能を有している。

【００２４】ＲＯＭ３は、ファクシミリ装置１の基本処
理プログラム及び後述する受信モード遠隔切換処理プロ
グラムを記憶する。

【００２５】ＣＰＵ（制御手段）２は、ＲＯＭ３内のプ
ログラムに基づいて、ＲＡＭ４をワークメモリとして利
用しつつ、ファクシミリ装置１の各部を制御し、ファク
シミリ装置１としての基本処理を実行するとともに、後
述する受信モード遠隔切換処理を実行する。

【００２６】ＲＡＭ４は、上述のように、ＣＰＵ２のワ
ークメモリとして利用される。

【００２７】ＦＲＯＭ５は、上記ＲＯＭ３内の各プログ
ラムを実行するのに必要な各種システムデータやその他
のデータを記憶しているとともに、現在の受信モードや
複数備えている受信モードの切換順序データ等を記憶し
ており、電池バックアップされたＲＡＭであってもよ
い。

【００２８】無線通信部（無線通信手段）６は、コード
レス電話機１０との間で無線でデータ（情報）を授受す
るインターフェイスであり、前記通信部に接続された回
線を介してのコードレス電話機１０を使用した通話を可
能にするとともに、後述する受信モード遠隔切換処理で
必要な受信モード切換指示操作情報や受信モード切換情
報等を授受する。

【００２９】ファクシミリ装置１は、その受信モードと
して、通話を優先するＴＥＬ優先モード、ファクシミリ
通信を優先するＦＡＸ優先モード及びファクシミリ通信
と通話との自動切換を行う自動切換モード等を有してお
り、この受信モードの切換を図示しないファクシミリ装
置１の操作表示部のキー操作で行うことができるととも
に、後述するように、コードレス電話機１０を用いた遠
隔操作で行うことができる。

【００３０】図２は、コードレス電話機１０の要部回路
ブロック図であり、コードレス電話機１０は、音声出力
部１１、表示部１２、ボタン部１３、ブザー音出力部１
４及び無線通信部１５等を備えている。

【００３１】無線通信部（無線通信手段）１５は、ファ
クシミリ装置１の無線通信部６との間で無線でデータ
（情報）を授受するインターフェイスであり、ファクシ
ミリ装置１の無線通信部６を介して、ファクシミリ装置
１の通信部に接続された回線を介して通話を可能とする
とともに、後述する受信モード遠隔切換処理で必要な受
信モード切換指示操作情報をファクシミリ装置１の無線
通信部６に送出し、また、無線通信部６からの受信モー
ド切換情報を受信する。

【００３２】音声出力部（報知手段、音声出力手段）１
１は、無線通信部１５で受信した通話時の相手先の音声
を拡声出力し、特に、コードレス電話機１０を使用して
ファクシミリ装置１の受信モードを遠隔操作する受信モ
ード遠隔切換処理時の受信モードを切り換えた旨や切換
後の受信モード等の受信モード切換情報等を音声で拡声
出力する。

【００３３】なお、コードレス電話機１０は、図示しな
いが、この通話時にコードレス電話機１０を使用して通
話するオペレータの音声を収集して、無線通信部１５を
介してファクシミリ装置１に送出するマイク部を備えて
いる。

【００３４】表示部（報知手段、表示出力手段）１２
は、液晶ディスプレイ等で構成され、コードレス電話機
１０からオペレータに通知する各種情報、例えば、電話
がかかってきた際の相手先の電話番号や電話をかける際
にボタン部１３で入力された電話番号等の各種情報等を
表示し、特に、コードレス電話機１０を使用してファク
シミリ装置１の受信モードを遠隔操作する受信モード遠
隔切換処理時の受信モード切換情報等を表示出力する。

【００３５】ボタン部１３は、テンキー及びその他のボ
タンを供えており、通話先の電話番号等を入力操作する
のに使用され、特に、コードレス電話機１０を使用して
ファクシミリ装置１の受信モードを遠隔操作する受信モ
ード遠隔切換を指示操作する際に使用する受信モード切
換ボタン（モード切換操作手段）を備えている。

【００３６】ブザー音出力部（報知手段、ブザー音出力
手段）１４は、リンギング信号や警告音等を出力し、特
に、コードレス電話機１０を使用してファクシミリ装置
１の受信モードを遠隔操作する受信モード遠隔切換処理
時の受信モード切換情報を示す音を拡声出力する。

【００３７】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置１は、上述のように、受信モードとし
て、通話を優先するＴＥＬ優先モード、ファクシミリ通
信を優先するＦＡＸ優先モード及びファクシミリ通信と
通話との自動切換を行う自動切換モード等を有してお
り、これらの受信モードをコードレス電話機１０から無
線遠隔操作で、順次切換を行えるところにその特徴があ
る。

【００３８】すなわち、ファクシミリ装置１は、コード
レス電話機１０のボタン部１３の受信モード切換ボタン
が操作されると、コードレス電話機１０が受信モード切
換指示操作情報を無線通信部１５からファクシミリ装置
１の無線通信部６に送信し、ファクシミリ装置１のＣＰ
Ｕ２が無線通信部６で受信モード切換指示操作情報を受
信すると、現在の受信モードをチェックして、所定の切
換順序に基づいて受信モードを順次切り換える。この受
信モードの切換順序データは、予めＦＲＯＭ５に格納さ
れており、例えば、自動切換モード→ＦＡＸ優先モード
→ＴＥＬ優先モードの順に設定されている。

【００３９】そして、ファクシミリ装置１は、図３に示
すように、コードレス電話機１０からの受信モード切換
指示操作情報を無線通信部６が受信すると（ステップＳ
１０１）、ＣＰＵ２が現在の受信モードが自動切換モー
ドかチェックし（ステップＳ１０２）、自動切換モード
であると、受信モードを自動切換モードからＦＡＸ優先
モードに設定する（ステップＳ１０３）。

【００４０】ＣＰＵ２は、受信モードをＦＡＸ優先モー
ドに切り換えると、その旨の受信モード切換情報を無線
通信部６からコードレス電話機１０に送信し、コードレ
ス電話機１０は、無線通信部１５がＦＡＸ優先モードに
設定した旨の受信モード切換情報を受信すると、音声出
力部１１から受信モードを切り換えた旨及び（又は）受
信モードをＦＡＸ優先モードに設定した旨の受信モード
切換情報を音声出力して、処理を終了する（ステップＳ
１０４）。この音声による受信モード切換情報として
は、例えば、「受信モードをＦＡＸ優先モードに設定し
ました。」等である。

【００４１】また、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２は、
ステップＳ１０２で、現在の受信モードが自動切換モー
ドでないときには、ＦＡＸ優先モードであるかチェック
し（ステップＳ１０５）、ＦＡＸ優先モードであると、
受信モードをＦＡＸ優先モードからＴＥＬ優先モードに
設定する（ステップＳ１０６）。

【００４２】ＣＰＵ２は、受信モードをＴＥＬ優先モー
ドに切り換えると、その旨の受信モード切換情報を無線
通信部６からコードレス電話機１０に送信し、コードレ
ス電話機１０は、無線通信部１５からＴＥＬ優先モード
に設定した旨等の受信モード切換情報を受信すると、音
声出力部１１から受信モードをＴＥＬ優先モードに設定
した旨等の受信モード切換情報を音声出力して、処理を
終了する（ステップＳ１０７）。

【００４３】さらに、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２
は、ステップＳ１０５で、現在の受信モードが自動切換
モードでないときには、現在の受信モードがＴＥＬ優先
モードであると判断して、受信モードをＴＥＬ優先モー
ドから自動切換モードに設定する（ステップＳ１０
８）。

【００４４】ＣＰＵ２は、受信モードを自動切換モード
に切り換えると、その旨の受信モード切換情報を無線通
信部６からコードレス電話機１０に送信し、コードレス
電話機１０は、無線通信部１５から自動切換モードに設
定した旨の受信モード切換情報を受信すると、音声出力
部１１から受信モードを自動切換モードに設定した旨等
の受信モード切換情報を音声出力して、処理を終了する
（ステップＳ１０９）。

【００４５】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置１は、コードレス電話機１０で受信モードのモード
切換の指示操作が行われて、当該モード切換指示操作情
報がコードレス電話機１０から無線で送信されてくる
と、ＦＡＸ受信優先モード、ＴＥＬ優先モード及び自動
切換モード等の各種受信モードを所定の切換順序で順次
切り換えるとともに、受信モードの切り換えを行った旨
の受信モード切換情報をコードレス電話機１０に無線送
信し、コードレス電話機１０で受信モード切換情報を報
知出力している。

【００４６】したがって、ファクシミリ装置１から離れ
た場所においても受信モードの切り換えを行うことがで
きるとともに、受信モードの切り換えが行われたことを
分かるようにすることができ、ファクシミリ装置１の利
用性を向上させることができる。

【００４７】また、本実施の形態のファクシミリ装置１
は、ファクシミリ装置１から受信モード切換情報として
切換後の受信モードを示す情報をコードレス電話機１０
に送信し、コードレス電話機１０で当該切換後の受信モ
ードを報知出力している。

【００４８】したがって、受信モードがどの受信モード
に切り換わったのかがコードレス電話機１０で分かるよ
うにすることができ、ファクシミリ装置１の利用性をよ
り一層向上させることができる。

【００４９】さらに、本実施の形態のファクシミリ装置
１は、受信モード切換情報を音声出力部１１から音声出
力している。

【００５０】したがって、受信モードが確実に切り換え
が行われたかどうかを音声で容易に確認できるようにす
ることができ、ファクシミリ装置１の利用性をより一層
向上させることができる。

【００５１】なお、上記実施の形態においては、受信モ
ード切換情報を音声により通知（報知）するようにして
いるが、音声によるものに限るものではなく、例えば、
図４に示すように、設定した受信モードで異なるブザー
音を鳴動させることにより、設定した受信モードを通知
するようにしてもよい。なお、図４では、図３と異なる
処理ステップのみについて異なるステップナンバーを付
しており、処理ステップには、同じステップナンバーを
付している。

【００５２】すなわち、図４に示すように、ファクシミ
リ装置１のＣＰＵ２は、受信モードをＦＡＸ優先モード
に設定すると（ステップＳ１０３）、その旨の受信モー
ド切換情報を無線通信部６からコードレス電話機１０に
送信し、コードレス電話機１０は、無線通信部１５から
ＦＡＸ優先モードに設定した旨の受信モード切換情報を
受信すると、ブザー音出力部１４から受信モードをＦＡ
Ｘ優先モードに切り換えて設定した旨を通知するために
ブザー音を２回鳴動出力して、処理を終了する（ステッ
プＳ２０１）。

【００５３】また、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２は、
受信モードをＴＥＬ優先モードに設定すると（ステップ
Ｓ１０６）、その旨の受信モード切換情報を無線通信部
６からコードレス電話機１０に送信し、コードレス電話
機１０は、無線通信部１５からＴＥＬ優先モードに設定
した旨の受信モード切換情報を受信すると、ブザー音出
力部１４から受信モードをＴＥＬ優先モードに切り換え
て設定した旨を通知するためにブザー音を３回鳴動出力
して、処理を終了する（ステップＳ２０２）。

【００５４】さらに、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２
は、受信モードを自動切換モードに設定すると（ステッ
プＳ１０８）、その旨の受信モード切換情報を無線通信
部６からコードレス電話機１０に送信し、コードレス電
話機１０は、無線通信部１５から自動切換モードに設定
した旨の受信モード切換情報を受信すると、ブザー音出
力部１４から受信モードを自動切換モードに切り換えて
設定した旨を通知するためにブザー音を１回鳴動出力し
て、処理を終了する（ステップＳ２０３）。

【００５５】このように、受信モード切換情報をブザー
音出力部１４からブザー音で報知出力するようにする
と、安価にかつ確実に受信モードが切り換えられたこと
をブザー音で確認することができ、ファクシミリ装置１
を安価でかつより一層利用性の良好なものとすることが
できる。

【００５６】また、受信モード切換情報は、例えば、図
５に示すように、切り換えて設定した受信モードを表示
部１２に表示出力させることにより、設定した受信モー
ドを通知するようにしてもよい。なお、図５では、図３
と異なる処理ステップのみについて異なるステップナン
バーを付しており、処理ステップには、同じステップナ
ンバーを付している。

【００５７】すなわち、図５に示すように、ファクシミ
リ装置１のＣＰＵ２は、受信モードをＦＡＸ優先モード
に設定すると（ステップＳ１０３）、その旨の受信モー
ド切換情報を無線通信部６からコードレス電話機１０に
送信し、コードレス電話機１０は、無線通信部１５から
ＦＡＸ優先モードに設定した旨の受信モード切換情報を
受信すると、表示部１２に受信モードをＦＡＸ優先モー
ドに切り換えて設定した旨を表示出力して、処理を終了
する（ステップＳ３０１）。

【００５８】また、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２は、
受信モードをＴＥＬ優先モードに設定すると（ステップ
Ｓ１０６）、その旨の受信モード切換情報を無線通信部
６からコードレス電話機１０に送信し、コードレス電話
機１０は、無線通信部１５からＴＥＬ優先モードに設定
した旨の受信モード切換情報を受信すると、表示部１２
に受信モードをＴＥＬ優先モードに切り換えて設定した
旨を表示出力して、処理を終了する（ステップＳ３０
２）。

【００５９】さらに、ファクシミリ装置１のＣＰＵ２
は、受信モードを自動切換モードに設定すると（ステッ
プＳ１０８）、その旨の受信モード切換情報を無線通信
部６からコードレス電話機１０に送信し、コードレス電
話機１０は、無線通信部１５から自動切換モードに設定
した旨の受信モード切換情報を受信すると、表示部１２
に受信モードを自動切換モードに切り換えて設定した旨
を表示出力して、処理を終了する（ステップＳ３０
３）。

【００６０】このように、受信モード切換情報を表示部
１２に表示出力するようにすると、受信モードが確実に
切り換えが行われたかどうかを表示でより一層容易に確
認することができ、ファクシミリ装置１の利用性をより
一層させることができる。

【００６１】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。

【００６２】

【発明の効果】請求項１記載の発明のファクシミリ装置
によれば、コードレス電話機で受信モードのモード切換
の指示操作が行われて、当該モード切換指示操作情報が
コードレス電話機から無線で送信されてくると、ファク
シミリ受信優先モード、電話優先モード及び自動切換モ
ード等の各種受信モードを所定の切換順序で順次切り換
えるとともに、受信モードの切換を行った旨の受信モー
ド切換情報をコードレス電話機に無線送信し、コードレ
ス電話機の報知手段から受信モード切換情報を報知出力
するので、ファクシミリ装置から離れた場所においても
受信モードの切り換えを行うことができるとともに、受
信モードの切り換えが行われたことを分かるようにする
ことができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させるこ
とができる。

【００６３】請求項２記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、ファクシミリ装置から受信モード切換情報とし
て切換後の受信モードを示す情報をコードレス電話機に
送信し、コードレス電話機の報知手段で当該切換後の受
信モードを報知出力するので、受信モードがどの受信モ
ードに切り換わったのかがコードレス電話機で分かるよ
うにすることができ、ファクシミリ装置の利用性をより
一層向上させることができる。

【００６４】請求項３記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、報知手段として、受信モード切換情報を音声で
報知出力する音声出力手段を用いているので、受信モー
ドが確実に切り換えが行われたかどうかを音声で容易に
確認することができ、ファクシミリ装置の利用性をより
一層向上させることができる。

【００６５】請求項４記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、報知手段として、受信モード切換情報をブザー
音で報知出力するブザー音出力手段を用いているので、
安価にかつ確実に受信モードが切り換えられたことをブ
ザー音で確認することができ、ファクシミリ装置を安価
でかつより一層利用性の良好なものとすることができ
る。

【００６６】請求項５記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、報知手段として、受信モード切換情報を表示出
力する表示出力手段を用いているので、受信モードが確
実に切り換えが行われたかどうかを表示でより一層容易
に確認することができ、ファクシミリ装置の利用性をよ
り一層させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。

【図２】図１のファクシミリ装置に付属のコードレス電
話機の要部回路ブロック図。

【図３】図１のファクシミリ装置による設定受信モード
を音声通知する場合の受信モード遠隔切換処理を示すフ
ローチャート。

【図４】図１のファクシミリ装置による設定受信モード
をブザー音で通知する場合の受信モード遠隔切換処理を
示すフローチャート。

【図５】図１のファクシミリ装置による設定受信モード
を表示出力する場合の受信モード遠隔切換処理を示すフ
ローチャート。

【符号の説明】

１ ファクシミリ装置 ２ ＣＰＵ ３ ＲＯＭ ４ ＲＡＭ ５ ＦＲＯＭ ６ 無線通信部 ７ バス １０ コードレス電話機 １１ 音声出力部 １２ 表示部 １３ ボタン部 １４ ブザー音出力部 １５ 無線通信部 １６ バス

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】回線を介して相手先ファクシミリ装置との
   間でファクシミリ通信を行うファクシミリ通信機能と、
   当該回線を介して相手先電話機との間でコードレス電話
   機による通話を可能にする電話機能と、を備えるととも
   に、ファクシミリ受信を優先するファクシミリ受信優先
   モード、前記コードレス電話機による通話を優先する電
   話優先モード及び前記コードレス電話機による通話とフ
   ァクシミリ受信とを自動的に切り換える自動切換モード
   等の前記回線からの着信時の各種受信モードを択一的に
   選択可能な受信モード選択機能を備えたファクシミリ装
   置において、前記コードレス電話機は、前記受信モード
   のモード切換を指示操作するモード切換操作手段と、当
   該モード切換操作手段によるモード切換指示操作情報を
   前記ファクシミリ装置に無線送信するとともに、受信モ
   ードの切換を行った旨の受信モード切換情報を前記ファ
   クシミリ装置から受信する無線通信手段と、前記無線通
   信手段の受信した前記受信モード切換情報を報知出力す
   る報知手段と、を備え、前記ファクシミリ装置は、前記
   コードレス電話機からのモード切換指示操作情報を受信
   するとともに前記受信モード切換情報を前記コードレス
   電話機に無線送信する無線通信手段と、前記無線通信手
   段が前記モード切換指示操作情報を受信すると、前記各
   種受信モードを所定の切換順序で順次切り換えるととも
   に、前記無線通信手段に前記受信モード切換情報を無線
   送信させる制御手段と、を備えたことを特徴とするファ
   クシミリ装置。
2. 【請求項２】前記制御手段は、前記受信モード切換情報
   として、切換後の前記受信モードを示す情報を前記無線
   送信手段に送信させ、前記報知手段は、前記受信モード
   切換情報として、当該受信した切換後の受信モードを報
   知出力することを特徴とする請求項１記載のファクシミ
   リ装置。
3. 【請求項３】前記報知手段は、前記受信モード切換情報
   を音声で報知出力する音声出力手段であることを特徴と
   する請求項１または請求項２記載のファクシミリ装置。
4. 【請求項４】前記報知手段は、前記受信モード切換情報
   をブザー音で報知出力するブザー音出力手段であること
   を特徴とする請求項１または請求項２記載のファクシミ
   リ装置。
5. 【請求項５】前記報知手段は、前記受信モード切換情報
   を表示出力する表示出力手段であることを特徴とする請
   求項１または請求項２記載のファクシミリ装置。