JP6332654B2 - ヒストンデメチラーゼ阻害剤 - Google Patents

ヒストンデメチラーゼ阻害剤 Download PDF

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    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Description

相互参照
本出願は、2013年3月15日に出願の、米国仮特許出願第61/791,406号の利益を主張し、その全体が引用によって本明細書に組み込まれる。
癌および腫瘍疾患の有効な処置が当該技術分野で必要とされている。
本明細書には、置換されたピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物および前記化合物を含む医薬組成物が提供される。主題の化合物および組成物は、ヒストンデメチラーゼでの阻害に有用である。さらに、主題の化合物および組成物は、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌及び/又は黒色腫などの、癌の処置に有用である。本明細書に記載される置換されたピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、4位置で水酸基、および2位置で酸素ベースの置換基を有する(bearing)、置換されたピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン環系に基づいている。8位置の置換基は、様々な実施形態において、限定されないが、水素、アルキル、アリール、カルボシクリルなどの、種々様々な基から選択される。
一実施形態は、以下の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
式中、
Xは、アルキル、または−L−Rであり;
Lは、単結合、またはC−Cアルキレンであり;
は、カルボシクリル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
Yは、水素または
であり;および
は、アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはカルボシクリルアルキルである。
一実施形態は、式Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物を提供する。
一実施形態は、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための方法を提供し、該方法は、ヒストンデメチラーゼ酵素を式(I)の化合物と接触させる工程を含む。
一実施形態は、被験体において癌を処置するための方法を提供し、該方法は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物をそれを必要としている被験体に投与する工程を含む。
引用による組み込み
本明細書で言及されるすべての公報、特許、および特許出願は、個々の公報、特許、または特許出願が引用によって組み込まれるように具体的且つ個別に示されるのと同じ程度まで、引用によって本明細書に組み込まれる。
発明の詳細な説明
本明細書および添付の請求項において使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に他に指定していない限り、複数の指示対象を含む。故に、例えば、「薬剤」への言及は、複数のそのような薬剤を含み、「細胞」への言及は、1以上の細胞(又は複数の細胞)、及び当業者に既知の同等物などへの言及を含む。範囲が、分子量などの物理的特性、又は化学式などの化学的特性のために本明細書で使用されると、範囲及びその中の具体的な実施形態のすべての組み合わせ及びサブの組み合わせが包含されるように意図される。数又は数値域に言及するときの用語「約」は、言及される数又は数値域が、実験的な可変性内の(又は統計的実験誤差内の)概算であることを意味し、故に、数又は数値域は、明示された数又は数値域の1%と15%の間で変わり得る。用語「含んでいる(comprising)」(並びに「含む(comprise)」又は「含む(comprises)」、或いは「有している(having)」又は「含んでいる(including)」などの関連語)は、他の実施形態において、例えば、本明細書に記載される任意の合成物、組成物、方法、又はプロセスなどの実施形態が、記載された特徴「から成る」又は「から本質的に成る」場合があることを除外するようには意図されない。
定義
本明細書及び添付の請求項で使用されるように、他に明記されない限り、次の用語は、以下に示される意味を有する。
「アミノ」は、−NHラジカルを指す。
「シアノ」は、−CNラジカルを指す。
「ニトロ」は、−NOラジカルを指す。
「オキサ」は、−O−ラジカルを指す。
「オキソ」は、=Oラジカルを指す。
「チオキソ」は、=Sラジカルを指す。
「イミノ」は、=N−Hラジカルを指す。
「オキシモ(Oximo)」は、=N−Hを指す。
「ヒドラジノ」は、=N−NHラジカルを指す。
「アルキル」は、炭素原子および水素原子のみから成り、1乃至15の炭素原子を有する、不飽和を含有していない、直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル(例えば、C−C15アルキル)を指す。特定の実施形態において、アルキルは1〜13の炭素原子(例えばC−C13アルキル)を含む。特定の実施形態において、アルキルは1〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜4の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜3の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1〜2の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは1の炭素原子(例えばCアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜15の炭素原子(例えばC−C15アルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは5〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは2〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキルは3〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキル)を含む。他の実施形態において、アルキル基は、メチル、エチル、1−プロピル(n−プロピル)、1−メチルエチル(イソ−プロピル)、1−ブチル(n−ブチル)、1−メチルプロピル(sec−ブチル)、2−メチルプロピル(イソ−ブチル)、1,1−ジメチルエチル(tert−ブチル)、1−ペンチル(n−ペンチル)から選択される。アルキルは、単結合によって分子の残りに付けられる。本明細書において具体的に別段の定めが無い限り、アルキル基は、以下の置換基:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、及び−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)の1つ以上によって随意に置換され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルである。
「アルコキシ」は、式−O−アルキルの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、ここでアルキルは、定義されるようなアルキル鎖である。
「アルケニル」は、炭素原子および水素原子のみから成り、少なくとも1つの炭素炭素二重結合を含み、および2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルケニルは、2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルケニルは、2〜4の炭素原子を含む。アルケニルは、単結合、例えば、エテニル(即ち、ビニル)、プロプ−1−エニル(即ちアリル)、but−1−エニル、ペント−1−エニル、ペンタ−1,4−ジエニルなどにより、分子の残りに付けられる。本明細書において具体的に別段の定めが無い限り、アルケニル基は、以下の置換基:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、及び−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)の1つ以上によって随意に置換され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルである。
「アルキニル」は、炭素原子および水素原子のみから成り、少なくとも1つの炭素炭素三重結合を含み、2〜12の炭素原子を有する、直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖ラジカル基を指す。特定の実施形態において、アルキニルは2〜8の炭素原子を含む。他の実施形態において、アルキニルは2〜4の炭素原子を含む。アルキニルは、単結合、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどにより、分子の残りに付けられる。本明細書において具体的に別段の定めが無い限り、アルキニル基は、以下の置換基:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、及び−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)の1つ以上によって随意に置換され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルである。
「アルキレン」又は「アルキレン鎖」は、分子の残りをラジカル基に連結させる直鎖又は分子鎖のニ価炭化水素鎖を指し、これは、炭素及び水素のみから成り、不飽和を含有しておらず、および1〜12の炭素原子、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、n−ブチレンなどを有する。アルキレン鎖は、単結合を介して分子の残りに、及び単結合を介してラジカル基に付けられる。分子の残り及びラジカル基へのアルキレン鎖の付着部位は、アルキレン鎖における1つの炭素を介する、または鎖内の任意の2−炭素を介するものであり得る。特定の実施形態において、アルキレンは、1〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、1〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、1〜4の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、1〜3の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、1〜2の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、1つの炭素原子(例えばCアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、5〜8の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、2〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。他の実施形態において、アルキレンは、3〜5の炭素原子(例えばC−Cアルキレン)を含む。本明細書において具体的に別段の定めが無い限り、アルキレン鎖は、以下の置換基:ハロ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、イミノ、オキシモ、トリメチルシラニル、−OR、−SR、−OC(O)−R、−N(R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)−N(R、−N(R)C(O)R、−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、及び−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)の1つ以上によって随意に置換され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、カルボシクリル、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルである。
「アリール」は、環状の炭素原子から水素原子を取り除くことにより、芳香族単環式又は多環式の炭化水素環系から得られるラジカルを指す。芳香族単環式又は多環式の炭化水素環系は、5乃至18の炭素原子環から水素及び炭素のみを含み、ここで、環系における環の少なくとも1つは完全に不飽和であり、即ち、ヒュッケルの理論に従った環式の、非局在化(4n+2)π−電子系を含む。アリール基が得られる環系は、限定されないが、ベンゼン、フルオレン、インダン、インデン、テトラリン、およびナフタレンなどの基を含む。本明細書において具体的に別段の定めが無い限り、用語「アリール」または(例えば「アラルキル」における)接頭語「ar−」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、随意に置換されたアリール、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたアラルケニル、随意に置換されたアラルキニル、随意に置換されたカルボシクリル、随意に置換されたカルボシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(ここでtは1または2である)、
−R−S(O)(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)(ここでtは1又は2である)、及び−R−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)、から独立して選択された1つ以上の置換基によって随意に置換されたアリールラジカルを含むように意図され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール(1つ以上のハロ基により随意に置換される)、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアリールアルキルであり、各Rは、独立して、直接結合あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、およびRは、直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
「アラルキル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここでRは、例えば、メチレン、エチレンなどの、上に定義されるようなアルキレン鎖である。アラルキルラジカルのアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上に記載されるように随意に置換される。アラルキルラジカルのアリール部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。
「アラルケニル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルケニレン鎖である。アラルケニルラジカルのアリール基部分は、アリール基について上に記載されるように随意に置換される。アラルケニルラジカルのアルケニレン鎖部分は、アルケニレン基について上に定義されるように随意に置換される。
「アラルキニル」は、式−R−アリールのラジカルを指し、ここで、Rは上記に定義されるようなアルキニレン鎖である。アラルキニルラジカルのアリール部分は、アリール基について上記に記載されるように、随意に置換される。アラルキニルラジカルのアルキニレン鎖部分は、アルキニレン鎖について上記に定義されるように、随意に置換される。
「アラルオキシ」は、式−O−R−アリールの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、ここで、Rは、例えばメチレン、エチレンなどの、上に定義されるようなアルキレン鎖である。アラルキルラジカルのアルキレン鎖部分は、アルキレン鎖について上記に記載されるように、随意に置換される。アラルキルラジカルのアリール部分は、アリール基について上記に記載されるように、随意に置換される。
「カルボシクリル」は、炭素原子及び水素原子のみからなる安定した非芳香族単環式又は多環式の炭化水素ラジカルを指し、これは、3〜15の炭素原子を有する、融合又は架橋した環系を含み得る。特定の実施形態において、カルボシクリルは3〜10の炭素原子を含む。他の実施形態において、カルボシクリルは5〜7の炭素原子を含む。カルボシクリルは、単結合により分子の残りに付けられる。カルボシクリルは、飽和(即ち、単一のC−C結合のみを含む)、又は不飽和(即ち、1以上の二重結合又は三重結合を含む)であり得る。完全に飽和したカルボシクリルラジカルも「シクロアルキル」と呼ばれる。単環式シクロアルキルの例は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルを含む。不飽和のカルボシクリルも「シクロアルケニル」と呼ばれる。単環式のシクロアルケニルの例は、例えば、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、及びシクロオクテニルを含む。多環式のカルボシクリルラジカルは、例えば、アダマンチル、ノルボルニル(即ち、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)、ノルボルネニル、デカリニル(decalinyl)、7,7−ジメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどを含む。本明細書において具体的に他に明示されない限り、用語「カルボシクリル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換したアリール、随意に置換したアラルキル、随意に置換したアラルケニル、随意に置換したアラルキニル、随意に置換したカルボシクリル、随意に置換したカルボシクリルアルキル、随意に置換したヘテロシクリル、随意に置換したヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキルを、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)(ここでtは1または2である)および−R−S(O)N(R(ここでtは1または2である)から独立して選択される1つ以上の置換基により随意に置換されるカルボシクリルラジカルを含むように意図され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり、各Rは、独立して、直接結合あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、およびRは、直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
「カルボシクリル」は、式−R−カルボシクリルのラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルキレン鎖である。アルキレン鎖及びカルボシクリルラジカルは、上に定義されるように随意に置換される。
「カルボシクリルアルコキシ」は、式−O−R−カルボシクリルの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルキレン鎖である。アルキレン鎖及びカルボシクリルラジカルは、上に定義されるように随意に置換される。
「ハロ」又は「ハロゲン」は、ブロモ、クロロ、フルオロ、又はヨードの置換基を指す。
「フルオロアルキル」は、上に定義されるように、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−フルオロメチル−2−フルオロエチルなどの1つ以上のフルオロラジカルによって置換される、上に定義されるようなアルキルラジカルを指す。フルオロアルキルラジカルのアルキル部分は、アルキル基について上に定義されるように随意に置換され得る。
「ヘテロシクリル」は、窒素、酸素、及び硫黄から選択される2〜12の炭素原子及び1〜6のヘテロ原子を含む、安定した3〜18員環の非芳香環ラジカルを指す。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、ヘテロシクリルラジカルは、単環式、二環式、三環式、又は四環式の環系であり、これは融合又は架橋した環系を含み得る。ヘテロシクリルラジカルにおけるヘテロ原子は随意に酸化され得る。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に4分割される。ヘテロシクリルラジカルは、部分的又は完全に飽和される。ヘテロシクリルは、環の任意の原子を介して分子の残りに付けられ得る。そのようなヘテロシクリルラジカルの例は、限定されないが、ジオキソラニル、チエニル[1,3]ジチアニル、デカヒドロイソキノリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、イミチアゾリジニル、イソキサゾリジニル、モルフォリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、オキサゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、キヌクリジニル、チアゾリジニル、テトラヒドロフリル、トリチアニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、チアモルホリニル、1−オキソ−チオモルホリニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニルを含む。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「ヘテロシクリル」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換したアリール、随意に置換したアラルキル、随意に置換したアラルケニル、随意に置換したアラルキニル、随意に置換したカルボシクリル、随意に置換したカルボシクリルアルキル、随意に置換したヘテロシクリル、随意に置換したヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換したヘテロアリールアルキルを、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)OR(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)(ここでtは1または2である)および−R−S(O)N(R(ここでtは1または2である)から独立して選択された1つ以上の置換基により随意に置換される上に定義されるようなヘテロシクリルラジカルを含むように意図され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり、各Rは、独立して、直接結合あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、およびRは、直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
「N−ヘテロシクリル」又は「N付加のヘテロシクリル」は、少なくとも1つの窒素を含む上に定義されるようなヘテロシクリルラジカルを指し、ここで分子の残りへのヘテロシクリルラジカルの付着点は、ヘテロシクリルラジカルにおいて窒素原子を介する。N−ヘテロシクリルラジカルは、ヘテロシクリルラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。そのようなN−ヘテロシクリルラジカルの例は、限定されないが、1−モルフォリニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、及びイミダゾリジニルを含む。
「C−ヘテロシクリル」又は「C付加のヘテロシクリル」は、少なくとも1つのヘテロ原子を含む上に記載されるようなヘテロシクリルラジカルを指し、ここでヘテロシクリルラジカルの分子の残りへの付着点は、ヘテロシクリルラジカルにおいて炭素分子を介する。C−ヘテロシクリルラジカルは、ヘテロシクリルラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。そのようなC−ヘテロシクリルラジカルの例は、限定されないが、2−モルフォリニル、2−又は3−又は4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、2−又は3−ピロリジニルなどを含む。
「ヘテロシクリルアルキル」は、式−R−ヘテロシクリルのラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロシクリルは、窒素含有ヘテロシクリルである場合、窒素原子でアルキルラジカルに随意に付けられる。ヘテロシクリルアルキルラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロシクリルアルキルラジカルのヘテロシクリル部分は、ヘテロシクリル基について上に定義されるように随意に置換される。
「ヘテロシクリルアルコキシ」は、式−O−R−ヘテロシクリルの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロシクリルは、窒素含有ヘテロシクリルである場合、窒素原子でアルキルラジカルに随意に付けられる。ヘテロシクリルアルコキシラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロシクリルアルコキシラジカルのヘテロシクリル部分は、ヘテロシクリル基について上に定義されるように随意に置換される。
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、及び硫黄から選択される2〜17の炭素原子及び1〜6のヘテロ原子を含む、3〜18員環の芳香環ラジカルから得たラジカルを指す。本明細書で使用されるように、ヘテロアリールラジカルは、単環式、二環式、三環式、又は四環式の環系であり得、ここで環系における環の少なくとも1つは、完全に不飽和であり、即ち、ヒュッケルの理論に従った環式の、非局在化(4n+2)π−電子系を含む。ヘテロアリールは、融合又は架橋した環系を含む。ヘテロアリールラジカルにおけるヘテロ原子は、随意に酸化される。1つ以上の窒素原子は、存在する場合、随意に4分割される。ヘテロアリールは、環の任意の原子を介して分子の残りに付けられる。ヘテロアリールの例は、限定されないが、アゼピニル、アクリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンズインドリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、ベンゾ[b][1,4]オキサジニル、1、4−ベンゾジオキサニル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキシニル、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニル、ベンゾフラニル、ベンゾフラノニル、ベンゾチエニル(ベンゾチオフェニル、ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾ[4,6]イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、カルバゾリル、シンノリニル、シクロペンタ[d]ピリミジニル、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、5,6−ジヒドロベンゾ[h]シノリニル、6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[6,7]シクロヘプタ[1,2−ピリダジニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、フラニル、フラノニル、フロ[3,2−c]ピリジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリミジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリダジニル、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロオクタ[d]ピリジニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、インダゾリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、イソキノリル、インドリジニル、イソキサゾリル、5,8−メタノ−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、ナフチリジニル、1,6−ナフチリジノニル、オキサジアゾリル、2−オキソアゼピニル、オキサゾリル、オキシラニル、5,6,6a,7,8,9,10,10a−オクタヒドロベンゾ[h]キナゾリニル、1−フェニル−1H−ピロリル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジニル、ピリジニル、ピリド[3,2−d]ピリミジニル、ピリド[3,4−d]ピリミジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリニル、5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[4,5]チエノ[2,3−d]ピリミジニル、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[4,5−c]ピリダジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル、チエノ[2,3−d]ピリミジニル、チエノ[3,2−d]ピリミジニル、チエノ[2、3c]プリジニル、およびチオフェニル(すなわちチエニル)を含む。本明細書において具体的に別段の定めの無い限り、用語「ヘテロアリール」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、フルオロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、随意に置換したアリール、随意に置換したアラルキル、随意に置換したアラルケニル、随意に置換したアラルキニル、随意に置換したカルボシクリル、随意に置換したカルボシクリルアルキル、随意に置換したヘテロシクリル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたヘテロアリール、随意に置換されたヘテロアリールアルキル、−R−OR、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−OR、−R−OC(O)−N(R、−R−N(R、−R−C(O)R、−R−C(O)OR、−R−C(O)N(R、−R−O−R−C(O)N(R、−R−N(R)C(O)OR、−R−N(R)C(O)R、−R−N(R)S(O)(ここでtは1または2である)、−R−S(O)(ここでtは1又は2である)、−R−S(O)(ここでtは1又は2である)、及び−R−S(O)N(R(ここでtは1又は2である)、から独立して選択された1つ以上の置換基によって随意に置換される上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを含むように意図され、ここで各Rは、独立して、水素、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり、各Rは、独立して、直接結合あるいは直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、およびRは、直鎖または分枝鎖のアルキレンまたはアルケニレンの鎖であり、ここで上記置換基の各々は、別段の定めが無い限り置換されない。
「N−ヘテロアリール」は、少なくとも1つの窒素を含む上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、ここで分子の残りへのヘテロアリールラジカルの付着点は、ヘテロアリールラジカルにおいて窒素原子を介する。N−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
「C−ヘテロアリール」は、上に定義されるようなヘテロアリールラジカルを指し、ここで分子の残りへのヘテロアリールラジカルの付着点は、ヘテロアリールラジカルにおいて炭素分子を介する。C−ヘテロアリールラジカルは、ヘテロアリールラジカルについて上に記載されるように随意に置換される。
「ヘテロアリールアルキル」は、式−R−ヘテロアリールのラジカルを指し、ここでRは、上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールは、窒素含有ヘテロアリールである場合、窒素原子でアルキルラジカルに随意に付けられる。ヘテロアリールアルキルラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルキルラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
「ヘテロアリールアルコキシ」は、式−O−R−ヘテロアリールの酸素原子を介して結合されたラジカルを指し、ここでRは上に定義されるようなアルキレン鎖である。ヘテロアリールは、窒素含有ヘテロアリールである場合、窒素原子でアルキルラジカルに随意に付けられる。ヘテロアリールアルコキシラジカルのアルキレン鎖は、アルキレン鎖について上に定義されるように随意に置換される。ヘテロアリールアルコキシラジカルのヘテロアリール部分は、ヘテロアリール基について上に定義されるように随意に置換される。
本明細書に開示される化合物は、1つ以上の不斉中心を含み得、それ故、(R)−あるいは(S)−として、絶対立体化学の点から、定義され得るエナンチオマー、ジアステレオマー、および他の立体異性形態をもたらし得る。別段の定めがない限り、本明細書に開示される化合物の立体異性形態がすべて、本開示によって熟考されることが意図される。本明細書に記載される化合物は、アルケン二重結合を含むとき、および別段の定めがない限り、本開示が、EおよびZの幾何異性体(例えば、シス又はトランス)の両方を含むことが意図される。同様に、すべてのあり得る異性体、同じくそれらのラセミ体および光学的に純粋な形態、並びにすべての互変異性体も含まれるように意図される。用語「幾何異性体」は、アルケン二重結合のEまたはZの幾何異性体(例えば、シスまたはトランス)を指す。用語「位置異性体」は、ベンゼン環のまわりのオルト、メタ、およびパラの異性体などの、中心環のまわりの構造異性体を指す。「互変異性体」は、分子の1つの原子から同じ分子の別の原子へのプロトン移動が可能な分子を指す。
本明細書で示される化合物は、特定の実施形態において、互変異性体として存在する。互変異性化が可能である環境では、互変異性体の化学平衡が存在する。互変異性体の正確な割合は、物理的状態、温度、溶媒、およびpHを含む、様々な因子に依存する。互変異性平衡の幾つかの例は、次のものを含む:
「随意の」又は「随意に」は、後に記載される事象又は状況が生じ得る又は生じ得ないこと、および事象又は状況が生じるときの例および生じないときの例をその記載が含むことを意味する。例えば、「随意に置換したアリール」は、アリールラジカルが置換され得る又は置換され得ないこと、およびその記載が置換したアリールラジカルおよび置換のないアリールラジカルの両方を含むことを意味する。
「薬学的に許容可能な塩」は、酸付加塩および塩基付加塩の両方を含む。本明細書に記載される、置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物のいずれか1つの薬学的に許容可能な塩は、あらゆる薬学的に適切な塩形態を包含するように意図される。本明細書に記載される化合物の好ましい薬学的に許容可能な塩は、薬学的に許容可能な酸付加塩および薬学的に許容可能な塩基付加塩である。
「薬学的に許容可能な酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的効果および特性を保持する塩を指し、これは、生物学的に又は他に望ましくないものではなく、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、亜リン酸などの無機酸により形成される。また、脂肪族のモノカルボン酸およびジカルボン酸、フェニル置換のアルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、アルカン二酸(alkanedioic acids)、芳香族酸、脂肪族酸および芳香族スルホン酸などの有機酸により形成される塩も含まれ、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などを含む。典型的な塩は、それ故、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、カプリル酸塩、イソブチラート、シュウ酸塩、マロナート、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、安息香酸塩、クロロベンゾエート、安息香酸メチル、ジニトロ安息香酸塩、フタラート、ベンゼンスルフォナート、トルエンスルフォナート、フェニルアセテート、クエン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルフォナートなどを含む。また、アルギン酸塩、グルコン酸塩、及びガラクトウロン酸塩などのアミノ酸の塩も考慮される(例えば、Berge S.M. et al., ”Pharmaceutical Salts,” Journal of Pharmaceutical Science, 66:1−19 (1997)(その全体が引用によって本明細書に組み込まれる)を参照)。塩基性化合物の酸付加塩は、当業者が精通する方法及び技術に従って、遊離塩基形態を十分な量の所望の酸と接触させて、塩を生成することによって調製され得る。
「薬学的に許容可能な塩基付加塩」は、遊離酸の生物学的効果及び特性を保持する塩を指し、これは、生物学的に又は他に望ましくないものではない。これらの塩は、無機塩基又は有機塩基を遊離酸に加えることによって調製される。薬学的に許容可能な塩基付加塩は、アルカリ及びアルカリ性土類金属又は有機アミンなどの、金属又はアミンにより形成される。無機塩基に由来する塩は、限定されないが、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウムの塩などを含む。有機塩基に由来する塩は、限定されないが、第一級、第二級、および第三級のアミン、自然発生の置換したアミンを含む置換したアミン、環状アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、エチレンジアニリン、N−メチルグルカミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂などの塩を含む。上述のBerge et al.を参照。
本明細書で使用されるように、「処置(treatment)」または「処置する(treating)」、あるいは「緩和する(palliating)」または「寛解する(ameliorating)」は、本明細書で交換可能に使用される。これらの用語は、限定されないが、治療効果及び/又は予防効果を含む、有益な又は所望の結果を得るための手法を指す。「治療効果」は、処置されている根本的な障害の根絶または寛解を意味する。また、治療効果は、患者が未だに根本的な障害による影響を受け得るにもかかわらず、患者の改善が観察されるように、根本的な障害に関連した生理学的症状の1つ以上の根絶又は寛解により達成される。予防効果に関して、組成物は、疾患の診断が行われなくとも、特定の疾患を進行させる危険のある患者に、または疾患の生理学的な症状の1つ以上を報告する患者に投与され得る。
「プロドラッグ」は、生理学的条件下で、またはソルボリシスによって、本明細書に記載される生物活性化合物に変換され得る化合物を示すように意図される。それ故、用語「プロドラッグ」は、薬学的に許容可能な生物活性化合物の前駆物質を指す。プロドラッグは、被験体に投与される時は不活性であり得るが、例えば加水分解により、活性化合物にインビボで変換される。プロドラッグ化合物は、しばしば、哺乳動物の生体において溶解性、組織適合性または遅延放出性の利点を与える(例えば、Bundgard, H. , Design of Prodrugs (1985), pp. 7−9, 21−24 (Elsevier, Amsterdam)を参照)。
プロドラッグの議論は、Higuchi, T., et al., "Pro−drugs as Novel Delivery Systems," A.C.S. Symposium Series, Vオール. 14、および Bioreversible Carriers in Drug Design, ed. Edward B. Roche, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987において提供され、その両方は、引用によって十分に本明細書に組み込まれる。
用語「プロドラッグ」はまた、哺乳動物の被験体に投与されるときにインビボで活性化合物を放出する、任意の共有結合した担体を含むように意図される。活性化合物のプロドラッグは、本明細書に記載されるように、ルーチン操作(routine manipulation)またはインビボのいずれかで、修飾物が親の活性化合物に切断されるような方法で、活性化合物に存在する官能基を修飾することによって調製され得る。プロドラッグは化合物を含み、ここでヒドロキシ、アミノ、またはメルカプトの基は、活性化合物のプロドラッグが哺乳動物の被験体に投与されるときに、それぞれ、遊離ヒドロキシ、遊離アミノ、または遊離メルカプトの基に切断する任意の基に結合される。プロドラッグの例は、限定されないが、活性化合物におけるアルコール又はアミン官能基の酢酸塩、ギ酸塩、及び安息香酸塩の誘導体などを含む。
置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物
置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するものとして本明細書に記載される。これらの化合物、およびこれらの化合物を含む組成物は、癌および腫瘍疾患の処置に有用である。本明細書に記載される化合物は、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌及び/又は黒色腫などの処置に有用である。
一実施形態は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
式中、
Xは、アルキル、または−L−Rであり;
Lは、単結合、またはされたC−Cアルキレンであり;
は、カルボシクリル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
Yは、水素または
であり、および
は、アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはカルボシクリルアルキルである。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Yは水素である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Yは、
である。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xはアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xはアルキルであり、Yは水素である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xはアルキルであり、Yは、
である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルはC−Cアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは、少なくとも1つのフルオロ置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rはアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択される。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xは−L−Rである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xは−L−Rであり、Yは水素である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xは−L−Rであり、Yは、
である。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Lは単結合である。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Lは単結合であり、Rはカルボシクリルである。請求項8または9記載の化合物であって、式中、Lは単結合である。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクリルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Lは単結合である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはアリールである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アリールはフェニル基である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは少なくとも1つのハロゲン置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは少なくとも1つのアルキル置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rはアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、フェニルは、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから選択される基で置換される。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Lは単結合であり、Rはヘテロアリールである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリールは、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、フラニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、ピロリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリルまたはチオフェニルから選択される基である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は少なくとも1つのハロゲン置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は少なくとも1つのアルキル置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rはアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリール基は、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから選択される基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロアリールは、以下の構造を有するピラゾリル基であり:
式中、Rは、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アラルキル、またはヘテロアリールアルキルから選択される基である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、R基は、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、アミノ、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノ、ピペリジニル(piperdinyl)、ピロリジニル(pyrrolidnyl)、またはモルフォリニルから選択される少なくとも1つの基で随意に置換された、C−Cアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、R基は、4−テトラヒドロピラニル、1−モルフォリニル、または以下の構造を有する4−ピペリジニルから選択されるヘテロシクリルであり:
式中、Rは、−COR、−CO、−CONHR、または−SOであり、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択される。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Xは−L−Rである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、LはC−Cアルキレンである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、LはC−Cアルキレンである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rは3乃至7員環のカルボシクリルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはフェニルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rは5乃至6員環のヘテロアリールである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rは、ヘテロシクリルを含有している4乃至6員環の酸素である。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルはメチルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルはC−Cアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは少なくとも1つのフルオロ置換基で置換される。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、アルキルは、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換される。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクロルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクリルアルキルである。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロシクリルは、ヘテロシクリルを含有している4乃至6員環の酸素または窒素である。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、ヘテロシクリルアルキルは、ヘテロシクリルを含有している4乃至6員環の酸素または窒素、およびC−Cアルキレンから構成される。
別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、Rはカルボシクリルアルキルである。別の実施形態は、式Iの化合物を提供し、式中、カルボシクリルアルキルは、3乃至7員環のカルボシクリル、およびC−Cアルキレンから構成される。
一実施形態は、式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
式中、
Xは、−L−Rであり;
Lは、単結合、またはされたC−Cアルキレンであり;
は、少なくとも1つのアリール基および少なくとも1つのシクロアルキル基を有するメチレン基で置換されたヘテロアリールであり;
Yは、水素または、
であり、および
は、アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはカルボシクリルアルキルである。
一実施形態は、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を提供し、
式中、
Yは、
であり、および
は、アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはカルボシクリルアルキルである。
別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはメチルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、RはC−Cアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、アルキルは少なくとも1つのフルオロ置換基で置換される。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、アルキルは、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換される。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、アルキルは、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rはアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、アルキルは、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、ここで各Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択される。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクリルアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクリルアルキルであり、ヘテロシクリルアルキルのアルキレン部分はC−Cアルキレンである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはヘテロシクリルアルキルであり、ヘテロシクリルアルキルのヘテロシクリル部分は、少なくとも1つの窒素原子、または少なくとも1つの酸素原子を含有している、4乃至7員環のヘテロシクリルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはカルボシクリルアルキルである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはカルボシクリルアルキルであり、カルボシクリルアルキルのアルキレン部分はC−Cアルキレンである。別の実施形態は、式(II)の化合物を提供し、式中、Rはカルボシクリルアルキルであり、カルボシクリルアルキルのカルボシクリル部分は4乃至7員環のカルボシクリルである。
幾つかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、表1に提供される構造を有する。
幾つかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、表2で提供される構造を有する。
置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物の調製
本明細書に記載される反応物において使用される化合物は、当業者に既知の有機合成技術に従って作られ、商業上利用可能な化合物から、及び/又は化学文献に記載される化合物から出発する(starting)。「市販の化学薬品」は、Acros Organics (Pittsburgh, PA)、Aldrich Chemical (Milwaukee, WI、Sigma Chemical and Flukaを含む)、Apin Chemicals Ltd. (Milton Park, UK)、Avocado Research (Lancashire, U.K.)、BDH Inc. (Toronto, Canada)、Bionet (Cornwall, U.K.)、Chemservice Inc. (West Chester, PA)、Crescent Chemical Co. (Hauppauge, NY)、Eastman Organic Chemicals、Eastman Kodak Company (Rochester, NY)、Fisher Scientific Co. (Pittsburgh, PA)、Fisons Chemicals (Leicestershire, UK)、 Frontier Scientific (Logan, UT)、ICN Biomedicals, Inc. (Costa Mesa, CA)、Key Organics (Cornwall, U.K.)、Lancaster Synthesis (Windham, NH)、Maybridge Chemical Co. Ltd. (Cornwall, U.K.)、 Parish Chemical Co. (Orem, UT)、Pfaltz & Bauer, Inc. (Waterbury, CN)、Polyorganix (Houston, TX)、Pierce Chemical Co. (Rockford, IL)、Riedel de Haen AG (Hanover, Germany)、Spectrum Quality Product, Inc. (New Brunswick, NJ)、TCI America (Portland, OR)、Trans World Chemicals, Inc. (Rockville, MD)、およびWako Chemicals USA, Inc. (Richmond, VA)を含む標準的な商用源から得られる。
当業者に既知の方法は、様々な参考図書及びデータベースを介して識別される。本明細書に記載される化合物の調製に有用な反応物の合成を詳述する、あるいは調製を記載する記事への参照を提供する、適切な参考図書および論文は、例えば、"Synthetic Organic Chemistry", John Wiley & Sons, Inc., New York; S. R. Sandler et al., "Organic Functional Group Preparations," 2nd Ed., Academic Press, New York, 1983; H. O. House, "Modern Synthetic Reactions", 2nd Ed., W. A. Benjamin, Inc. Menlo Park, Calif. 1972; T. L. Gilchrist, "Heterocyclic Chemistry", 2nd Ed., John Wiley & Sons, New York, 1992; J. March, "Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms and Structure", 4th Ed., Wiley−Interscience, New York, 1992を含む。本明細書に記載される化合物の調製に有用な反応物の合成を詳述する、あるいは調製を記載する記事への参照を提供する、さらなる適切な参考図書および論文は、例えば、Fuhrhop, J. and Penzlin G. "Organic Synthesis: Concepts, Methods, Starting Materials", Second, Revised and Enlarged Edition (1994) John Wiley & Sons ISBN: 3−527−29074−5; Hoffman, R.V. "Organic Chemistry, An Intermediate Text" (1996) Oxford University Press, ISBN 0−19−509618−5; Larock, R. C. "Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations" 2nd Edition (1999) Wiley−VCH, ISBN: 0−471−19031−4; March, J. "Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure" 4th Edition (1992) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−60180−2; Otera, J. (editor) "Modern Carbonyl Chemistry" (2000) Wiley−VCH, ISBN: 3−527−29871−1; Patai, S. "Patai's 1992 Guide to the Chemistry of Functional Groups" (1992) Interscience ISBN: 0−471−93022−9; Solomons, T. W. G. "Organic Chemistry" 7th Edition (2000) John Wiley & Sons, ISBN: 0−471−19095−0; Stowell, J.C., "Intermediate Organic Chemistry" 2nd Edition (1993) Wiley−Interscience, ISBN: 0−471−57456−2; "Industrial Organic Chemicals: Starting Materials and Intermediates: An Ullmann's Encyclopedia" (1999) John Wiley & Sons, ISBN: 3−527−29645−X, in 8 volumes; "Organic Reactions" (1942−2000) John Wiley & Sons(55巻以上);および "Chemistry of Functional Groups" John Wiley & Sons(73巻)を含む。
特定の及び類似する反応物も、Chemical Abstract Service of the American Chemical Societyによって調製される既知の化学物質の指数を介して識別され得、これらは、オンラインデータベースを介するだけでなく、ほとんどの公共および大学の図書館で利用可能である(さらなる詳細についてはthe American Chemical Society, Washington, D.C.に問い合わせされたい)。既知ではあるがカタログにおいて商業上利用可能ない化学物質は、慣習化学合成室(custom chemical synthesis house)によって調製され得、そこでは、標準の化学合成室(例えば、上記に記載のもの)の多くは、慣習合成サービスを提供している。本明細書に記載される、置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物の薬学的な塩の調製および選択については、P. H. Stahl & C. G. Wermuth "Handbook of Pharmaceutical Salts", Verlag Helvetica Chimica Acta, Zurich, 2002を参照。
置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、模式図1−3で以下に記載される一般的な合成経路によって調製される。
模式図1を参照すると、化合物Aは、尿素での縮合によって化合物Bに変換される。アザキナゾリンジオン化合物Bは、POClなどの適切な塩素化剤を使用して、化合物Cに変換される。化合物Cは、NaOH溶液中の加水分解など、様々な塩基性条件下で選択的に加水分解されて、化合物Dを形成する。化合物Dにおける塩化物の求核置換は、様々な塩基性条件下で、G−OHなど、アルコールで実行されて、化合物Fを形成する。例えば、化合物Dは、アルコールEのナトリウム塩で処置され得る。さらに、化合物Dは、適切な溶媒においてCuIおよびCsCOの存在下でアルコールまたはフェノールG−OHによって加熱されて、化合物Fを形成し得る。
模式図2を参照すると、化合物Hは、塩素化されて、化合物Jを生成する。例えば、塩素化は、HClなどの塩素源の存在下でピリジンN−オキシドの形成によって生じ得る。ビアリール化合物Lは、N−アルキル−イミダゾールスタンナンKでのStille条件など、アリール結合条件を使用して、ハロゲン化アリール化合物Jから調製される。化合物Lは、尿素での縮合によって化合物Mに変換される。アザキナゾリンジオン化合物Mは、POClなどの適切な塩素化剤を使用して、ジクロロ化合物Nに変換される。化合物Nは、NaOH溶液中の加水分解など、様々な塩基性条件下で選択的に加水分解されて、化合物Pを形成する。化合物Pにおける塩化物の求核置換は、様々な塩基性条件下でアルコールG−OHで実行されて、化合物Qを形成する。例えば、化合物Pは、アルコールEのナトリウム塩で処置され得る。化合物Pは、適切な溶媒においてCuIおよびCsCOの存在下でアルコールまたはフェノールG−OHによって加熱されて、化合物Qを形成し得る。
模式図3を参照すると、化合物Rは、オルトギ酸トリエチルでの縮合によって化合物Sに変換される。化合物Uは、N−アルキル−イミダゾールスタンナンTでのStille条件など、アリール結合条件を使用して、ハロゲン化アリール化合物Sから調製される。
上述の反応手順または模式図の各々では、様々な置換基が、様々な置換基の中から選択され得、そうでなければ本明細書で教示され得る。
医薬組成物
特定の実施形態では、式(I)または(II)によって記載されるような置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、純粋な化学物質として投与される。他の実施形態では、式(I)または(II)によって記載されるような置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、選択された投与経路、および例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (Gennaro, 21st Ed. Mack Pub. Co., Easton, PA (2005))(その開示はその全体が引用によって本明細書に組み込まれる)で記載されるような標準的な薬務に基づいて選択された、薬学的に適切な又は許容可能な担体(本明細書では薬学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、生理学的に適切な(または許容可能な)賦形剤、あるいは生理学的に適切な(または許容可能な)担体とも呼ばれる)と組み合わされる。
したがって、本明細書には、1つ以上の薬学的に許容可能な担体とともに、少なくとも1つの置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物、またはその立体異性体、薬学的に許容可能な塩、水和物、溶媒和物、あるいはN−オキシドを含む医薬組成物が提供される。担体(または賦形剤)は、組成物の他の成分と適合性があり、組成物のレシピエント(すなわち被験体)に有害でない場合に許容可能または適切である。
一実施形態は、薬学的に許容可能な担体、および式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を提供する。一実施形態は、薬学的に許容可能な担体、および式(II)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物を提供する。
特定の実施形態では、式(I)または(II)によって記載されるような置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物は、例えば、合成方法の工程の1つ以上で作り出される、汚染中間物または副産物などの、他の有機小分子の約5%未満、または約1%未満、あるいは約0.1%未満を含有しているという点で、実質的に純粋である。
適切な経口剤形は、例えば、錠剤、丸剤、サッシェ、または硬ゼラチンまたは軟ゼラチンのカプセル剤、メチルセルロース、あるいは消化管中に容易に溶解された別の適切な物質を含む。例えば、薬学のグレードのマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサッカリン、滑石、セルロース、グルコース、スクロース、炭酸マグネシウムなどの医薬品グレードを含む適切な無毒の固体担体が使用され得る。(例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (Gennaro, 21st Ed. Mack Pub. Co., Easton, PA (2005)を参照。)
本明細書に記載されるような少なくとも1つの置換したピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン誘導体化合物を含む組成物の投与量は、医療の技術分野に熟練している個人が使用する患者(例えば、ヒト)の疾病、即ち、疾患の段階、健康状態、年齢、および当業者が投与量を決定するために使用する他の因子に依存して、様々である。
医薬組成物は、当業者によって決定されるように処置(または予防される)疾患に適切な方法で投与され得る。適切な投与量および投与の適切な持続時間と頻度は、患者の疾病、患者の疾患のタイプおよび重症度、活性成分の特定の形態、および投与の方法などの因子によって決定される。一般に、適切な投与量および処置のレジメンは、より頻繁な完全寛解または部分寛解、またはより長い無病生存及び/又は全生存率、あるいは症状の重症度の低下などの、治療上の及び/又は予防的な恩恵(例えば、臨床結果の改善)を提供するのに十分な量で組成物を提供する。一般に、実験モデル及び/又は臨床試験を使用して、適量が決定され得る。適量は、患者の体重、重量、または血液量に依存し得る。
経口量は、典型的に、1日当たり、1〜4回の、約1.0mgから約1000mgまでの範囲であり得る。
ヒストンデメチラーゼ
クロマチンは、染色体を作り上げるDNAおよびタンパク質の複合体である。ヒストンは、DNAが 巻き付くスプールとして作用する、クロマチンの主要なタンパク質成分である。クロマチン構造の変化は、ヒストンタンパク質の共有結合修飾、および非ヒストンの結合タンパク質によって影響される。幾つかのクラスの酵素が、ヒストンを様々な部位で共有結合的に修飾することができると知られている。
タンパク質は、リシンのアミノ基およびアルギニンのグアニジノ基上でメチル化によって翻訳後に修飾され得るか、またはアスパルタート、グルタミン酸塩上、あるいはタンパク質のC末端上でカルボキシメチル化され得る。翻訳後のタンパク質メチル化は、RNAプロセシング、受容体媒介性のシグナル伝達、および細胞分化などの様々な細胞プロセスに関係している。翻訳後のタンパク質メチル化は、ヒストン上に生じると広く知られており、このような反応は、ヒストンメチルトランスフェラーゼによって触媒されると知られており、これによって、メチル基をS−アデノシルメチオニン(SAM)からヒストンまで移動させる。ヒストンメチル化は、ヘテロクロマチン形成、X染色体不活性化、および転写調節(ラハナーら、(2003)J.セル皮下注射。116:2117−2124; Margueronらおよび(2005)は喉を鳴らす。Opin。ジェネット。デーウ。15:163−176)を含む、多様な範囲の生物学的プロセスに関係すると知られている。
一般に転写活性化に相互に関連するアセチル化とは異なり、ヒストンメチル化が転写の活性または抑制につながるかどうかは、メチル化の特定の部位およびメチル化の程度(例えば、特定のヒストンリシン残基が、モノ−、ジ−、またはトリ−メチル化されるかどうか)に依存する。しかしながら、一般に、H3K9、H3K27およびH4K20上のメチル化は、遺伝子サイレンシングに連結されるが、一方でH3K4、H3K36、およびH3K79上のメチル化は、一般に活性遺伝子の発現に関係している。さらに、H3K4のトリ−およびジ−メチル化は、一般に、活性転写した遺伝子の転写開始部位をマークする(marks)が、一方でH3K4のモノメチル化は,エンハンサー配列に関係している。
「デメチラーゼ」または「タンパク質デメチラーゼ」は、本明細書で言及されるように、少なくとも1つのメチル基をアミノ酸側鎖から除去する酵素を指す。幾つかのデメチラーゼは、ヒストン上で作用し、例えば、ヒストンH3またはH4のデメチラーゼとして作用する。例えば、H3デメチラーゼは、H3K4、H3K9、H3K27、H3K36及び/又はH3K79の1つ以上を脱メチル化し得る。代替的に、H4デメチラーゼは、ヒストンH4K20を脱メチル化し得る。デメチラーゼは、モノ−、ジ−及び/又はトリ−メチル化された基質のいずれかを脱メチル化することができると知られている。さらに、ヒストンデメチラーゼは、(例えば、細胞ベースのアッセイにおいて)メチル化されたコアヒストン基質、モノヌクレオソーム基質、ジヌクレオソーム基質及び/又はオリゴヌクレオソーム基質、ペプチド基質及び/又はクロマチン上で作用することができる発見されたリ最初のリジンデメチラーゼは、リジン特異的なデメチラーゼ1(LSD1/KDM1)であって、フラビンを補助因子として使用して、モノ−およびジにメチル化されたH3K4または、H3K9の両方を非メチル化する。ヒストンdemthylasesを包含している第2クラスの十文字C(JmjC)ドメインは予測されホルムアルデヒド放出アッセイを使用するので、H3K36メチル基分解酵素が見出された時確証された。それはヒストンデメチラーゼ1(JHDM1/KDM2A)を包含しているJmjCドメインと名付けられた。
より多くのJmjCドメイン含有タンパク質が、続いて特定され、それらは、以下の7つのサブファミリーに系統発生的にクラスター化され得る:JHDM1、JHDM2、JHDM3、JMJD2、JARID、PHF2/PHF8、UTX/UTY、およびJmjCドメインのみ。
JMJD2ファミリー
タンパク質のJMJD2ファミリーは、トリ−およびジ−メチル化されたH3−K9を脱メチル化すると知られるヒストンデメチラーゼのファミリーであり、最初に特定されたヒストントリ−メチルデメチラーゼであった。特に、JMJD2ファミリーの異所的発現は、トリ−およびジ−メチル化されたH3−K9のレベルを劇的に低下させることが分かったが、一方でモノ−メチル化されたH3−K9のレベルを増加させ、これは、ヘテロクロマチンタンパク質1(HP1)を非局在化し、インビボでのヘテロクロマチンの全体的なレベルを低下させた。jumonjiタンパク質のJMJD2サブファミリーのメンバーは、JMJD2Cおよびその同族体JMJD2A、JMJD2B、JMJD2DおよびJMJD2Eを含む。Jumonjiタンパク質のJMJD2サブファミリーで見られる共通の構造上の特徴は、JmjN、JmjC、PHDおよびTdrの配列を含む。
GASC1およびKDM4Cとしても知られるJMJD2Cは、トリ−メチル化されたH3K9およびH3K36を脱メチル化すると知られている。JMJD2Cによるヒストン脱メチル化は、鉄およびα−ケトグルタル酸塩に依存してヒドロキシル化反応を介して生じ、ここで、JMJD2Cによるα−ケトグルタル酸塩の酸化的脱炭酸反応は、二酸化炭素、コハク酸塩、およびフェリルをもたらし、フェリルは、続いて、リシンH3K9のメチル基をヒドロキシル化して、ホルムアルデヒドを放出する。JMJD2Cは、核受容体PPARγによって脂肪生成の調整(regulation)を調節(modulate)すると知られ、胚性幹細胞中の自己複製の調整に関係すると知られている。
JARIDファミリー
本明細書で使用されるように、「JARIDタンパク質」は、JARID1サブファミリー(例えば、JARID1A、JARID1B、JARID1CおよびJARID1Dのタンパク質)およびJARID2サブファミリーにおけるタンパク質の他に、それらの同族体も含む。JARIDタンパク質のさらなる記載およびリストは、Klose et al. (2006) Nature Reviews/Genetics 7:715−727で見ることができる。JARID1ファミリーは、以下の幾つかの保存されたドメインを含有している:JmjN、ARID、JmjC、PHDおよびC5HC2のジンクフィンガー(zing finger)。
KDM5AまたはRBP2とも呼ばれるJARID1Aは、最初に、網膜芽細胞腫(Rb)タンパク質の結合パートナーとして見つけられた。JARID1Aは、続いて、トリ−およびジ−メチル化されたH3K4のデメチラーゼとして機能することが分かり、老化および分化を阻害しながら、細胞成長を促進することが分かった。例えば、マウス細胞からのJARID1Aの抑止は、細胞成長を阻害し、老化および分化を誘発し、およびインビトロで胚性幹細胞の多分化能の損失を引き起こす。JARID1Aは、胃癌において過剰発現されることが分かり、JARID1Aの損失は、ネズミ癌モデルにおいて腫瘍形成を減少させることが分かった。さらに、研究によって、網膜芽細胞腫結合タンパク質2(RBP2)ヒストンデメチラーゼの損失が、欠損マウスRb1またはMen1の腫瘍形成を抑制することが実証され(Lin etal. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, August 16, 2011, 108(33),13379−86; doi: 10.1073/pnas.1110104108)、RBP2阻害薬が癌抗活性を有するだろうという結論につながった。
KDM5BおよびPLU1とも呼ばれるJARID1Bは、HER2チロシンキナーゼによって調整された遺伝子を発見する実験において元来見つけられた。JARID1Bは、一貫して、乳癌細胞株で発現されることが分かったが、精巣を例外として、JARID1Bの制限(restriction)が、正常な成人組織において見られた。さらに、浸潤性腺管癌の90%は、JARID1Bを発現することが分かった。さらに、JARID1Bは、良性の前立腺中の発現がより限定されるなかで、前立腺癌においてアップレギュレートされることが分かり、膀胱癌および肺癌(SCLCおよびNSCLCの両方)においてアップレギュレートされることも分かった。JARID1Bは、BRCA1、CAV1および14−3−3σなどの癌抑制遺伝子を抑圧することも分かり、JARID1Bのノックダウンは、これらの遺伝子でトリ−メチル化されたH3K4のレベルを増加されることが分かった。
さらなる実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための方法があり、該方法は、ヒストンデメチラーゼ酵素を式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩と接触させる工程を含む。さらなる実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための方法があり、該方法は、ヒストンデメチラーゼ酵素を式(II)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩と接触させる工程を含む。
さらなる実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための方法があり、ここでヒストンデメチラーゼ酵素は、JmjCドメインを含む。さらなる実施形態では、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための方法があり、ここでヒストンデメチラーゼ酵素は、JARID1A、JARID1B、JMJD2C、またはJMJD2Aから選択される。
処置の方法
本明細書には、一般に又は1つ以上の特異的な標的遺伝子に関してのいずれかで、細胞または被験体において脱メチル化を調節する方法が開示される。脱メチル化は、制限なしで、以下を含む様々な細胞機能を制御するために調節され得る:分化;増殖;アポトーシス;腫瘍形成、白血病誘発または他の腫瘍化転換事象;脱毛;あるいは性分化。例えば、特定の実施形態では、本発明は、JmjCドメインを含むデメチラーゼ(例えば、JHDMタンパク質などのヒストンデメチラーゼ)の活性を調節することによって、必要としている被験体においてヒストンのメチル化及び/又は脱メチル化によって調整された疾患を処置する方法を提供する。
さらなる実施形態では、被験体において癌を処置するための方法があり、該方法は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を投与する工程を含む。さらなる実施形態では、被験体において癌を処置するための方法があり、該方法は、式(II)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を投与する工程を含む。
さらなる実施形態では、被験体において癌を処置するための方法があり、ここで癌は、前立腺癌、乳癌、膀胱癌、肺癌または黒色腫から選択される。
さらなる実施形態では、腫瘍の成長を阻害するための方法があり、該方法は、式(I)または(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を投与する工程を含み、ここで腫瘍は、網膜芽細胞腫遺伝子(RB1)機能の損失によって特徴付けられる。
さらなる実施形態では、腫瘍の成長を阻害するための方法があり、該方法は、式(I)または(II)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を投与する工程を含み、ここで腫瘍は、多発性内分泌新生物の1型遺伝子(Men1)機能の損失によって特徴付けられる。
他の実施形態および使用は、本開示を考慮すれば当業者に明白となる。以下の実施例は、様々な実施形態の例証となるものとしてのみ提供され、いかなる方法でも本発明を制限するようには解釈されないものとする。
1.化学合成
他に特に明記のない限り、商用サプライヤーから受け取った試薬および溶媒を使用した。無水溶媒および炉乾燥したガラス製品を、湿気及び/又は酸素に敏感な合成変換に使用した。収率を最適化しなかった。反応時間は、おおよそであり、最適化しなかった。他に特に明記のない限り、カラムクロマトグラフイーおよび薄層クロマトグラフィー(TLC)を、シリカゲル上で実行した。スペクトルはppm(δ)で与えられ、結合定数(J)はHertzにおいて報告されている。プロトンスペクトルについては、溶媒ピークを、参照ピークとして使用した。
調製1A:ピリド[3,4−d]ピリジン−2,4(1H,3H)−ジオン
THF(100mL)中の3−アミノピリジン−4−カルボキサミド(5g、36.5mmol)の溶液に、トリホスゲン(11.9g、40.1mmol)およびTEA(7.4g、73mmol)を加えた。反応混合物を2時間還流させた。溶液を真空内で濃縮し、残留物を水中で粉砕した。固形物を、ろ過し、水およびTHFで洗浄した。固形物を、乾燥させて、4.1g(70%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 11.62 (s, 1H), 11.58 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.40 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.80 (d, 1H, J = 5.2 Hz)。
調製2B:2,4−ジクロロピリド[3,4−d]ピリミジン
トルエン(50mL)中のピリド[3,4−d]ピリジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.0g、12.3mmol)の混合物に、DIEA(3.15g、25mmol)およびPOCl(9.5g、61.4mmol)を加えた。反応混合物を一晩還流させた。溶液を真空内で濃縮し、残留物を酢酸エチルに取り込み、水性のNaHCOおよびブラインで洗浄した。有機物を、乾燥させて、ろ過した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(25%のEA:PE)によって精製し、1.0g(41%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 9.50 (s, 1H), 8.90 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.02 (d, 1H, J = 5.2 Hz)。
調製1C:2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
THF(20mL)中の2,4−ジクロロピリド[3,4−d]ピリミジン(1g、5mmol)の溶液に、水(20mL)中のNaOH(0.5g、12.5mmol)の溶液を加えた。反応混合物を2時間室温で撹拌した。溶液を、5N HClを使用してpH=2に調節し、結果として生じる沈澱物を、ろ過し、水およびTHFで洗浄し、および乾燥させて、0.8g(88%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 13.61 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.69 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.94 (d, 1H, J = 5.2 Hz)。
実施例1:2−プロパン−2−イルオキシ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
フラスコに、イソプロパノール(5ml)およびNa(20mg、0.87mmol)を加えた。反応混合物を、60℃に加熱し、Naが消滅するまで30分間撹拌した。2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(80mg、0.43mmol)を、混合物に加え、2時間90℃で撹拌した。溶液を、真空内で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH/DCM)によって精製し、白色固形物として43mg(48%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 1.37 (6H, d, J = 6 Hz), 5.38−5.41 (1H, m), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.83 (1H, s), 12.51 (1H, s)。[M+H]C1011に対して計算された(Calc’d),206;実測値(found)、206。
実施例2:2−エトキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
エタノール(20mL)中の2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)の溶液に、EtONa(150mg、2.77mmol)を加え、混合物は一晩還流させた。溶液を真空内で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(3%のMeOH/DCM)によって精製し、白色固形物として50mg(44%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 12.61 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.50 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.85 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 4.47 (q, 2H, J = 6.8 Hz), 1.36 (t, 3H, J = 6.8 Hz)。[M+H]Cに対して計算された,192;実測値、192。
実施例3:2−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
フラスコに、エタン−1,2−ジオール(5mL)およびNa(50mg、2.2mmol)を加えた。反応混合物を、Naが溶解されるまで撹拌した。2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(80mg、0.45mmol)を加えて、反応混合物を一晩80℃で撹拌した。溶液を真空内で濃縮した。残留物を、分取HPLCによって精製し、白色固形物として20mg(22%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 12.66 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.49 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.85 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 4.91 (s, 1H), 4.46 (t, 2H, J = 3.6 Hz), 3.75 (t, 2H, J = 3.6 Hz)。[M+H]C1011に対して計算された,208;実測値、208。
実施例4:2−フェニルメトキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中のベンジルアルコールa25(360mg、3.3mmol)の溶液に、NaH(170mg、4.3mmol)を加えた。反応混合物を、30分間室温で撹拌した。2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.83mmol)を加え、混合物を一晩80℃で撹拌した。溶液を、真空内で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(3%のMeOH/DCM)によって精製し、白色固形物として85mg(40%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 12.71 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.50 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.86 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.53−7.36 (m, 5H), 5.50 (s, 2H)。[M+H]C1011に対して計算された,254;実測値、254。
実施例5:2−(シクロプロピルメトキシ)−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、シクロプロピルメタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから41%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.38−0.42 (2H, m), 0.57−0.62 (2H, m), 1.27−1.30 (1H, m), 4.27 (2H, d, J = 7.2 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.82 (1H, s), 12.64 (1H, s)。[M+H]C1111に対して計算された,218;実測値、218。
実施例6:2−シクロペンチロキシ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、シクロペンタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから33%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 1.61−1.64 (2H, m), 1.70 −1.74 (2H, m), 1.80−1.82 (2H, m), 1.96−1.99 (2H, m), 5.52−5.53 (1H, m), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.50 (1H, s)。[M+H]C1213に対して計算された,232;実測値、232。
実施例7:2−プロポキシ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、プロパン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから24%の収率で調製した。
H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.98 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.73−1.79 (2H, m), 4.38 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.84 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.49 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.61 (1H, s)。[M+H]C1011に対して計算された,206;実測値、206。
実施例8:2−メトキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
メタノール(20mL)中のクロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)の溶液に、MeONa(150mg、2.77mmol)を加え、反応混合物を一晩還流させた。溶媒を除去し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(3%のMeOH:DCM)によって精製し、25mg(26%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):12.66 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.52 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.80 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 4.02 (s, 3H)。[M+H]Cに対して計算された,178;実測値、178。
実施例9:2−ブタン−2−イルオキシ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、ブタン−2−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから83%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.94 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.34 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.68−1.72 (2H, m), 5.21−5.24 (1H, m), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.82 (1H, s), 12.52 (1H, s)。[M+H]C1113に対して計算された,220;実測値、220。
実施例10:2−(2−フェノキシエトキシ)−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
水素化ナトリウム(45mg、1.12mmol)を、DMF(1mL)中の2−フェノキシエタノール(0.5mL)に加えた。反応物を20分間撹拌し、2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(25mg、0.14mmol)を加えた。混合物を16時間120℃で撹拌した。水(0.2mL)を加え、溶媒を濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(0−15%のMeOH:DCM)によって精製し、ベージュ色固形物として19mgの所望の生成物を得た(24%)。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ4.26 − 4.44 (m, 2 H), 4.77 (br. s., 2 H), 6.89 − 7.04 (m, 3 H), 7.31 (t, J=7.58 Hz, 2 H), 7.85 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.49 − 8.53 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 12.74 (br. s., 1 H)。[M+H]C1513に対して計算された,284;実測値、284。
実施例11:2−(シクロブチルメトキシ)−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
表題化合物を、実施例10の調製のための手順に従って、シクロブチルメタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから16%の収率で調製した。[M+H]C1213に対して計算された,232;実測値、232。
実施例12:2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、2,2,2−トリフルオロエタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから48%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 5.13−5.20 (2H, m), 7.88 (1H, d, J = 6.4 Hz), 8.56 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.88 (1H, s), 13.05 (1H, s)。
[M+H]Cに対して計算された,258;実測値、258。
実施例13:2−(3,3,3−トリフルオロプロポキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから50%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ 2.81−2.92 (2H, m), 4.55 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.52 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.86 (1H, s), 12.77 (1H, s)。[M+H]C10に対して計算された,260;実測値、260。
実施例14:2−(2−メチルプロポキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、2−メチルプロパン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから26%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.99 (6H, d, J = 6.8 Hz), 2.04−2.08 (1H, m), 4.20 (2H, d, J = 6.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.61 (1H, s)。[M+H]C1113に対して計算された,220;実測値、220。
実施例15:2−(3−メチルブトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、3−メチルブタン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから58%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.94 (6H,d, J = 6.8 Hz), 1.62−1.66 (2H, m), 1.75−1.78 (1H, m), 4.46 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.59 (1H, s)。[M+H]C1215に対して計算された,234;実測値、234。
実施例16:2−(2−メチルブトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、2−メチルブタン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから71%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 0.92 (3H, t, J = 8.0 Hz), 0.97 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.20−1.27 (1H, m), 1.47−1.53 (1H, m), 1.82−1.87 (1H, m), 4.20−4.32 (2H, m), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.60 (1H, s)。[M+H]C1215に対して計算された,234;実測値、234。
実施例17:2−(2−フェニルプロポキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、2−フェニルプロパン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから72%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 1.33 (3H, d, J = 6.8 Hz), 3.25−3.28 (1H, m), 4.45−4.57 (2H, m), 7.21−7.25 (1H, m), 7.31−7.38 (4H, m), 7.82 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.48 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.83 (1H, s), 12.62 (1H, s)。[M+H]C1615に対して計算された,282;実測値、282。
実施例18:2−(2−フェニルエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、2−フェニルエタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから27%の収率で調製した。
H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 3.08 (2H, t, J = 6.8 Hz), 4.63 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.23−7.25 (1H, m), 7.30−7.36 (4H, m), 7.83 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.49 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.84 (1H, s), 12.64 (1H, s)。[M+H]C1513に対して計算された,268;実測値、268。
実施例19:2−(1−フェニルプロパン−2−イルオキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、1−フェニルプロパン−2−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから19%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 1.34 (3H, d, J = 6 Hz), 2.93−3.08 (2H, m), 5.44−5.49 (1H, m), 7.20−7.22 (1H, m), 7.28−7.34 (4H, m), 7.81 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.47 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.82 (1H, s), 12.56 (1H, s)。[M+H]C1615に対して計算された,282;実測値、282。
実施例20:2−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例1の調製のための手順に従って、4,4,4−トリフルオロブタン−1−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから63%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ 1.95−2.03 (2H, m), 2.40−2.50 (2H, m), 4.48 (2H, t, J = 6.3 Hz), 7.85 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.50 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.84 (1H, s), 12.64 (1H, s)。[M+H]C1110に対して計算された,274;実測値、274。
実施例21:2−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
水素化ナトリウム(45mg、1.12mmol)を、0℃でジオキサン(1mL)中の3−(ジメチルアミノ)プロパン−1−オール(0.5mL)に加えた。反応物を20分間撹拌し、2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(50mg、0.28mmol)を加えた。混合物を16時間120℃で撹拌した。反応混合物を周囲温度まで冷却した。反応を氷水(0.2mL)でクエンチした。反応混合物を、真空内で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0%−20%のMeOH:DCM)によって精製し、白色固形物として13mg(19%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ1.97 − 2.09 (m, 2 H), 2.46 (s, 6 H), 2.73 − 2.79 (m, 2 H), 4.47 (t, J=6.57 Hz, 2 H), 7.85 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H)。
実施例22:2−(2−メトキシエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−メトキシエタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから49%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.31 (s, 3 H), 3.63 − 3.76 (m, 2 H), 4.49 − 4.63 (m, 2 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 12.69 (br. s., 1 H)。
実施例23:2−[2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから54%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.94 − 4.03 (m, 2 H), 4.17 (q, J=9.52 Hz, 2 H), 4.59 (dt, J=4.11, 2.37 Hz, 2 H), 7.85 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 12.73 (br. s., 1 H)。
実施例24:2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、3−メチルブタン−1,3−ジオールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから52%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.17 (s, 6 H), 1.86 (t, J=7.33 Hz, 2 H), 4.53 (t, J=7.33 Hz, 2 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 12.60 (s, 1 H)。
実施例25:2−(3−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、2−メチルプロパン−1,3−ジオールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから36%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.96 (d, J=6.82 Hz, 3 H), 1.97 − 2.10 (m, 1 H), 4.26 (dd, J=10.36, 6.57 Hz, 1 H), 4.31 (t, J=5.31 Hz, 1 H), 4.40 (dd, J=10.36, 6.06 Hz, 1 H), 4.62 (t, J=5.31 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 2 H), 8.49 (d, J=5.05 Hz, 2 H), 8.84 (s, 2 H), 12.62 (s, 2 H)。
実施例26:2−(オキソラン−2−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、テトラヒドロフラン−2−イルメタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.62 − 2.05 (m, 4 H), 3.69 (s, 1 H), 3.80 (d, J=7.83 Hz, 1 H), 4.16 − 4.24 (m, 1 H), 4.36 (d, J=6.82 Hz, 1 H), 4.43 (d, J=3.54 Hz, 1 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.83 (s, 1 H), 12.70 (s, 1 H)。
実施例27:2−(オキソラン−3−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、テトラヒドロフラン−3−イルメタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから13%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.56 − 1.77 (m, 1 H), 1.91 − 2.11 (m, 1 H), 3.49 − 3.59 (m, 1 H), 3.60 − 3.71 (m, 2 H), 3.74 − 3.81 (m, 2 H), 4.28 − 4.36 (m, 1 H), 4.36 − 4.47 (m, 1 H), 7.79 − 7.90 (m, 1 H), 8.49 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 12.65 (s, 1 H)。
実施例28:N−[2−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシエチル]−N−メチルアセタミド
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアセトアミドおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから26%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.01 (d, J=5.00 Hz, 3 H), 2.86 (d, J=10.00 Hz, 3 H), 3.63 − 3.76 (m, 1 H), 4.48 − 4.63 (m, 1 H), 7.85 (dd, J=5.18, 2.65 Hz, 1 H), 8.51 (dd, J=5.05, 4.04 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 12.73 (d, J=5.50 Hz, 1 H)。[M+H]C1214に対して計算された,263;実測値、263。
実施例29:2−(2−プロパン−2−イルオキシエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−(プロパン−2−イルオキシ)エタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから51%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.10 (d, J=6.06 Hz, 6 H), 3.57 − 3.68 (m, 1 H), 3.69 − 3.76 (m, 2 H), 4.52 (dd, J=5.31, 3.79 Hz, 2 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 12.69 (s, 1 H)。[M+H]C1215に対して計算された,250;実測値、250。
実施例30:2−(2−フェニルメトキシエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−(ベンジルオキシ)エタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから61%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.76 − 3.85 (m, 2 H), 4.56 (s, 2 H), 4.58 − 4.63 (m, 2 H), 7.20 − 7.40 (m, 5 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.50 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.83 (s, 1 H), 12.73 (br. s., 1 H)。[M+H]C1615に対して計算された,298;実測値、298。
実施例31:N−[2−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシエチル]ベンズアミド
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミドおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.70 (q, J=5.47 Hz, 2 H), 4.60 (t, J=5.56 Hz, 2 H), 7.43 − 7.48 (m, 2 H), 7.50 − 7.55 (m, 1 H), 7.81 − 7.96 (m, 3 H), 8.50 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.62 − 8.70 (m, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 12.67 (s, 1 H)。[M+H]C1614に対して計算された,311;実測値、311。
実施例32:3−[(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシメチル]ベンゾニトリル
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、3−ヒドロキシメチル)ベンゾニトリルおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから42%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.56 (s, 2 H), 7.66 (d, J=7.83 Hz, 1 H), 7.83 − 7.92 (m, 3 H), 8.02 (s, 1 H), 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.88 (s, 1 H), 12.77 (br. s., 1 H)。[M+H]C1510に対して計算された,279;実測値、279。
実施例33:2−[(1−メチルピラゾール−3−イル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから43%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.84 (s, 3 H), 5.40 (s, 2 H), 6.40 (d, J=2.02 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=2.27 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.51 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.90 (s, 1 H), 12.65 (s, 1 H)。[M+H]C1211に対して計算された,258;実測値、258。
実施例34:2−フェノキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(5mL)中の2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)の溶液に、フェノール(260mg、2.7mmol)、CuI(105mg、0.55mmol)およびCsCO(360mg、1.1mmol)を加えた。反応混合物を3時間還流させ、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0%−3%のMeOH:DCM)によって精製し、紅梅色固形物として35mg(26%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ13.11 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.52 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.89 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.53−7.31 (m, 5H)。[M+H]C13に対して計算された,240;実測値、240。
実施例35:N−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシフェニル]アセトアミド
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.07 (s, 3 H), 7.26 (d, J=8.84 Hz, 2 H), 7.65 (d, J=8.84 Hz, 2 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 10.06 (s, 1 H), 13.09 (br. s., 1 H)。[M+H]C1512に対して計算された,297;実測値、297。
実施例36:tert−ブチルN−[3−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシフェニル]カルバマート
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3−ヒドロキシフェニル)カルバマートおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから13%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.47 (s, 9 H), 6.90 − 6.99 (m, 1 H), 7.34 (d, J=5.31 Hz, 2 H), 7.48 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 9.58 (s, 1 H), 13.09 (s, 1 H)。[M+H]C1818に対して計算された,355;実測値、355。
実施例37:2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3,4−ジフルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.22 − 7.33 (m, 1 H), 7.53 − 7.62 (m, 1 H), 7.62 − 7.72 (m, 1 H), 7.89 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.72 (s, 1 H), 13.22 (br. s., 1 H)。[M+H]C13に対して計算された,276;実測値、276。
実施例38:2−(3,4−ジメトキシフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3,4−ジメトキシフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから16%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.75 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 6.85 (dd, J=8.72, 2.65 Hz, 1 H), 7.01 (dd, J=5.81, 3.03 Hz, 2 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.70 (s, 1 H), 13.07 (s, 1 H)。[M+H]C1513に対して計算された,300;実測値、300。
実施例39:2−(3−プロパン−2−イルフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−(プロパン−2−イル)フェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.23 (d, J=6.82 Hz, 6 H), 2.95 (dt, J=13.71, 6.66 Hz, 1 H), 7.13 − 7.28 (m, 3 H), 7.39 (t, J=8.08 Hz, 1 H), 7.90 (br. s., 1 H), 8.55 (br. s., 1 H), 8.70 (br. s., 1 H), 13.10 (s, 1 H)。[M+H]C1615に対して計算された,282;実測値、282。
実施例40:2−(3−フルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−フルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.18−7.24 (2H, m), 7.35−7.38 (1H, m), 7.51−7.57 (1H, m), 7.90 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.72 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 5.2 Hz), 13.19 (1H, s)。[M+H]C13FNに対して計算された,258;実測値、258。
実施例41:2−(3−クロロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−クロロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから17%の収率で調製した。
H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.35−7.4 (2H, m), 7.51−7.57 (2H, m), 7.90 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.54 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.72 (1H, s), 13.19 (1H, s)。[M+H]C13FNに対して計算された,274;実測値、274。
実施例42:2−(2,3−ジフルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、2,3−ジフルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから56%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.26 − 7.57 (m, 3 H), 7.92 (br. s., 1 H), 8.58 (br. s., 1 H), 8.73 (br. s., 1 H), 13.45 (br. s., 1 H)。[M+H]C13に対して計算された,276;実測値、276。
実施例43:2−(3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3,5−ジフルオロ−4−メトキシフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから9%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.96 (s, 3 H), 7.30 − 7.36 (m, 1 H), 7.36 − 7.44 (m, 1 H), 7.91 (br. s., 1 H), 8.57 (br. s., 1 H), 8.77 (br. s., 1 H), 13.22 (br. s., 1 H)。[M+H]C14に対して計算された,306;実測値、306。
実施例44:2−(3−メトキシフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−メトキシフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから34%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.78 (3H, s), 6.90−6.97 (3H, m), 7.37−7.40 (1H, m), 7.90 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.52 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.70 (1H, s), 13.11 (1H, s)。[M+H]C1411に対して計算された,270;実測値、270。
実施例45:2−(4−エトキシ−3,5−ジフルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、4−エトキシ−3,5−ジフルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから8%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.33 (t, J=6.95 Hz, 3 H), 4.18 (q, J=6.99 Hz, 2 H), 7.33 (s, 1 H), 7.35 (s, 1 H), 7.89 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.54 (br. s., 1 H), 8.75 (br. s., 1 H), 13.24 (br. s., 1 H)。[M+H]C1511に対して計算された,320;実測値、320。
実施例46:2−(2−フルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、2−フルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから30%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.31−7.55 (4H, m), 7.90 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.55(1H, d, J = 4.8 Hz), 8.69 (1H, s), 13.38 (1H, s)。[M+H]C13FNに対して計算された,258;実測値、258。
実施例47:2−(4−フルオロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、4−フルオロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.31−7.35 (2H, m), 7.40−7.43 (2H, m), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.53 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.69 (1H, s), 13.16 (1H, s)。[M+H]C13FNに対して計算された,258;実測値、258。
実施例48:2−(4−メトキシフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、4−メトキシフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.79 (3H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.26 (2H, s, d, J = 8.8 Hz), 7.88 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.51 (2H, d, J = 5.2 Hz), 13.01 (1H, s)。[M+H]C1411に対して計算された,270;実測値、270。
実施例49:2−(4−クロロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、4−クロロフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから29%の収率で調製した。
H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.40−7.43 (2H, m), 7.55−7.57 (2H, m), 7.90 (1H, s), 8.56−8.73 (2H, m), 13.19 (1H, s)。[M+H]C13ClNに対して計算された,274;実測値、274。
実施例50:2−[3−(ジメチルアミノ)フェノキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−(ジメチルアミノ)フェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから16%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.91 (6H, s) 6.57−6.65 (3H, m), 7.23−7.27 (1H, m), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.54 (1H, s), 8.72 (1H, s), 13.05 (1H, s)。[M+H]C1514に対して計算された,283;実測値、283。
実施例51:2−(1−メチルインダゾール−5−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−メチル−1H−インダゾール−6−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから19%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ4.04 (3H, s), 7.14 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.83−7.91 (2H, m), 8.11 (1H, s), 8.52 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.66 (1H, s), 13.22 (1H, s)。[M+H]C1511に対して計算された,294;実測値、294。
実施例52:2−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−(トリフルオロメチル)フェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから76%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.67 − 7.77 (m, 3 H), 7.82 (br. s., 1 H), 7.92 (br. s., 1 H), 8.57 (br. s., 1 H), 8.72 (br. s., 1 H), 13.25 (br. s., 1 H)。[M+H]C14に対して計算された,308;実測値、308。
実施例53:2−(3−フルオロ−4−メトキシフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、3−フルオロ−4−メトキシフェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから42%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.88 (s, 3 H), 7.13 − 7.19 (m, 1 H), 7.22 − 7.28 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=12.13, 2.53 Hz, 1 H), 7.90 (br. s., 1 H), 8.55 (br. s., 1 H), 8.72 (br. s., 1 H), 13.13 (br. s., 1 H)。[M+H]C1410に対して計算された,288;実測値、288。
実施例54:2−(1−プロピルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−プロピル−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから19%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.86 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.83−1.78 (2H, m), 4.08 (2H, t, J = 2.8 Hz), 7.61 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.08 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.84 (1H, s)。13.09(1H、s)。[M+H]C1313に対して計算された,272;実測値、272。
実施例55:2−{[1−(3−メチルブチル)ピラゾール−4−イル]オキシ}、ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから12%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.92 (d, J=6.82 Hz, 6 H), 1.51 (dt, J=13.26, 6.76 Hz, 1 H), 1.69 (d, J=7.58 Hz, 2 H), 4.12 (t, J=7.20 Hz, 2 H), 7.59 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.83 (s, 1 H), 13.08 (br. s., 1 H)。[M+H]C1517に対して計算された,300;実測値、300。
実施例56:2−[(1−シクロペンチルピラゾール−4−イル)オキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.57 − 2.16 (m, 8 H), 4.64 − 4.74 (m, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.84 (s, 1 H), 13.08 (br. s., 1 H)。[M+H]C1515に対して計算された,300;実測値、300。
実施例57:2−(3−エチルフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(1mL)中の2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)および3−エチルフェノール(200mg、1.64mmol)の溶液に、無水の炭酸カリウム(227mg、1.64mmol)を加えた。混合物を、110℃で16時間撹拌し、室温まで冷却した。懸濁液を、水(10mL)で希釈し、その後、pHを1N HClで4に調節した。懸濁液を、EtOAc(3×20mL)で抽出し、有機物を、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮し、シリカゲル(80:20 EA:Hex)上でクロマトグラフィー分離し(chromatographed)、ベージュ色固形物として62mg(42%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.22 (3H, m), 2.63 (2H, m), 7.07−7.18 (3H, m), 7.38 (1H, m), 7.85 (1H, d, J = 12 Hz), 8.51 (1H, d, J = 12 Hz), 8.66 (1H, s)。[M+H]C1513に対して計算された,267;実測値、267。
実施例58:2−(3−プロピルフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(1mL)中の2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)および3−プロピルフェノール(226mg、1.65mmol)の溶液に、無水の炭酸カリウム(227mg、1.65mmol)を加えた。混合物を、110℃で24時間撹拌し、室温まで冷却した。懸濁液を、水(10mL)で希釈し、その後、pHを1N HClで4に調節した。懸濁液を、EtOAc(3×20mL)で抽出し、有機物を、乾燥させ(MgSO)、ろ過し、濃縮し、シリカゲル(60:40 EA:Hex)上でクロマトグラフィー分離し、ベージュ色固形物として38mg(25%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO):δ0.88 (3H, t, J = 8.1 Hz), 1.59 (2H, m), 2.57 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.05−7.17 (3H, m), 7.36 (1H, m), 7.86 (1H, d, J = 12 Hz), 8.42 (1H, d, J = 12 Hz), 8.63 (1H, s)。[M+H]C1615に対して計算された,281;実測値、281。
実施例59:2−[4−(ジメチルアミノ)フェノキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、4−(ジメチルアミノ)フェノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから19%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.73 (6H, s), 6.77 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.87 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.51 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.68 (1H, s), 13.01 (1H, s)。[M+H]C1514に対して計算された,284;実測値、284。
調製60A:(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルフォリン−4−イル)メタノン
DMF(5ml)中の3−フルオロ−5−ヒドロキシ−安息香酸(300mg、1.92mmol)に、TEA(400μL、2.88mmol)、HATU(801mg、2.11mol)およびモルフォリン(184μL、2.11mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌した。反応混合物を、濃縮し、酢酸エチル中に取り込み、水で洗浄した。有機物を濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0%−10%のMeOH:DCM)によって精製し、264mg(61%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.57 (br. s., 8 H), 6.38 − 6.89 (m, 3 H), 10.03 − 10.39 (m, 1 H)。[M+H]C1112FNOに対して計算された,226;実測値、226。
実施例60:3−フルオロ−5−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシフェニル]−モルフォリン−4−イルメタノン
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)(モルフォリン−4−イル)メタノンおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから16%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.42 − 3.80 (m, 8 H), 7.25 − 7.31 (m, 1 H), 7.34 (s, 1 H), 7.48 (dt, J=9.54, 2.31 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=5.30 Hz, 1 H), 8.73 (s, 1 H), 13.25 (br. s., 1 H)。[M+H]C1815に対して計算された,371;実測値、371。
調製61A:1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−6−オール
SO/HO(1:1、15mL)中の1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−6−アミン(1.0g、5.23mmol)の溶液を、0℃に冷却し、HO(1.5mL)中のNaNO(0.36g、5.23mmol)の溶液を、滴下で加えた。この濃い溶液を2時間撹拌し、水(5mL)を加え、その後、2時間110℃で加熱した。反応物を、室温まで冷却し、NaHCOの飽和溶液で慎重に中和し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc:ヘキサン)によって精製し、白色固形物として620mg(62%)の表題化合物を得た。[M+H]C1012に対して計算された,193;実測値、193。
実施例61:2−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−6−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(2−メトキシエチル)−1H−インダゾール−6−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから31%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.19 (s, 3 H), 3.76 (t, J=5.18 Hz, 2 H), 4.55 (t, J=5.18 Hz, 2 H), 7.13 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.83 (d, J=8.84 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.53 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.67 (s, 1 H), 13.21 (s, 1 H)。[M+H]C1715に対して計算された,338;実測値、338。
調製62A:1−エチルピラゾール−4−ボロン酸
アセトン/HO(5mL、1:1)中の1−エチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステル(320mg、1.44mmol)の溶液に、NaIO(925mg、4.32mmol)およびNHOAc(277mg、3.60mmol)を加えた。反応混合物を、16時間室温で撹拌し、真空内で濃縮した。粗製物(crude)を、ゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH:DCM)によって精製し、黄色油として127mg(60%)の表題化合物を得た。[M+H]CBNに対して計算された,141;実測値、141。
調製62B:1−エチル−1H−ピラゾール−4−オール
EtO(5mL)中の1−エチルピラゾール−4−ボロン酸(127mg、0.90mmol)、AcOH(0.35mL)、H(0.32mL)、HO(0.32mL)の混合物を、1時間室温で撹拌し、その後、16時間還流させた。pHを、水性のNaHCOを使用して7に調節した。溶液を、真空内で濃縮し、ゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH:DCM)によって精製し、無色油として30mg(30%)の表題化合物を得た。[M+H]COに対して計算された,113;実測値、113。
実施例62:2−[(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)オキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−エチル−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから3%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.40 (3H, t, J = 7.2 Hz), 4.14 (2H, q, J = 7.2 Hz), 7.60 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.08 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.85 (1H, s)。 13.08 (1H, s)。[M+H]C1211に対して計算された,257;実測値、257。
調製63A:1−(イソプロピル)−1H−ピラゾール−4−オール
THF(30mL)中の1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコール・エステル(2.12g、9.0mmol)の溶液に、0℃でNaOH(2.5N、4mL)およびH(30%、2mL)を加えた。混合物を、3時間室温で撹拌した。溶液を、pH=2まで2N HClで酸性化し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH:DCM)によって精製し、白色固形物として表題化合物(816mg、71%)を得た。H NMR(300MHz、CDCl):δ1.45 (6H, d, J = 6.6 Hz), 4.36−4.40 (1H, m), 7.13 (1H, s), 7.15 (1H, s)。[M+H]C10Oに対して計算された,127;実測値、127。
実施例63:2−{[1−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(イソプロピル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから37%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.44 (6H, d, J = 6.4 Hz), 4.98−4.51 (1H, m), 7.61 (1H, s), 7.89 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.09 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.85 (1H, s), 13.09 (1H, s)。[M+H]C1313に対して計算された,272;実測値、272。
調製64A:1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステル
DMF(16mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.94g、10mmol)、2−ブロモエチルメチルエーテル(1.68g、12mmol)およびKCO(2.76g、20mmol)の混合物を、マイクロ波中で2時間160℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(30%のEA:PE)によって精製し、黄色油として2.2g(90%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):
δ1.32 (12H, s), 3.32 (3H, s), 3.75 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.30 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.77 (1H, s), 7.79 (1H, s)。[M+H]C1221BNに対して計算された,253;実測値、253。
調製64B:1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製63Aのための手順に従って、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステルから80%の収率で調製した。
H NMR(400MHz、CDCl):δ3.30 (3H, s), 3.67 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.15 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.09 (1H, s), 7.18 (1H, s)。[M+H]C10に対して計算された,143;実測値、143。
実施例64:2−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.26 (3H, s), 3.71 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.26 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.62 (1H, s), 7.89 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.05 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.83 (1H, s)。13.09(1H,s)。[M+H]C1313に対して計算された,288;実測値、288。
調製65A:1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステル
表題化合物を、調製64Aのための手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールおよび1−ブロモ−3−メトキシプロパンから70%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.32 (12H, s), 2.04−2.11(2H, m), 3.30−3.32 (5H, m), 4.23 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.68 (1H, s), 7.79 (1H, s)。[M+H]C1323BNに対して計算された,267;実測値、267。
調製65B:1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製64Bのための手順に従って、1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステルから85%の収率で調製した。H NMR(300MHz、CDCl):δ2.01−2.08 (2H, m), 3.30−3.33 (5H, m), 4.10 (2H, t, J = 7.2 Hz), 7.09 (1H, s), 7.18 (1H, s)。[M+H]C12に対して計算された,157;実測値、157。
実施例65:2−{[1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(3−メトキシプロピル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから27%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.00−2.04 (2H, m), 3.26 (3H, s), 3.32 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.16 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.62 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.07 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 5.2 Hz ), 8.83 (1H, s)。13.09(1H,s)。[M+H]C1415に対して計算された,302;実測値、302。
調製66A:1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製64Bのための手順に従って、1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから63%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.14 (s, 2 H), 7.01 (d, J=0.76 Hz, 1 H), 7.13 − 7.22 (m, 2 H), 7.25 (d, J=0.80 Hz, 1 H), 7.26 − 7.36 (m, 3 H), 8.40 (s, 1 H)。[M+H]C1010Oに対して計算された,175;実測値、175。
実施例66:2−[(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)オキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから79%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.34 (s, 2 H), 7.25 − 7.34 (m, 3 H), 7.33 − 7.41 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.88 (d, J=4.29 Hz, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.54 (br. s., 1 H), 8.82 (br. s., 1 H), 13.11 (s, 1 H)。[M+H]C1713に対して計算された,320;実測値、320。
調製67A:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル メタンスルホン酸
DCM(200mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(4.5g、44mmol)の溶液に、氷浴温度で、TEA(5.4g、53.5mmol)およびMeSOCl(3.73mL、50mmol)を加えた。反応混合物を、16時間室温で撹拌した。反応を水でクエンチし、有機質層を、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して、7.9gの表題化合物(100%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ1.84−1.93 (2H, m), 2.03−2.08 (2H, m), 3.05 (3H, s), 3.52−3.58 (2H, m), 3.92−3.97 (2H, m), 4.87−4.94 (1H, m)。
調製67B:1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステル
DMF(10mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.0g、5.2mmol)の溶液に、0℃でNaH(0.3g、7.5mmol)を加え、混合物を、30分間室温で撹拌した。テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル メタンスルホン酸(1.1g、6.1mmol)を加え、混合物を一晩110℃で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、ろ過した。ろ液を濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(30%のEA:PE)によって精製して、550mgの表題化合物(40%)を得た。[M+H]C1423BNに対して計算された,279;実測値、279。
調製67C:1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−オール
THF(20mL)中の1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−ボロン酸、ピナコールエステル(550mg、2.0mmol)の溶液に、NaOH(2.5N、0.6mL)およびH(0.4mL)を加えた。混合物を、3時間室温で撹拌し、1N HClを使用してpH=6に調節した。溶液を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH:DCM)によって精製して、250mg(76%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDOD):δ1.96−2.04 (4H, m), 3.63−3.59 (2H, m), 4.05−4.07 (2H, m), 4.23−4.27 (1H, m), 7.11 (1H, s), 7.25 (1H, s)。
実施例67:2−{[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから17%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):1.94−1.99 (4H, m), 3.45−3.50 (2H, m), 3.96−3.99 (2H, m), 4.39−4.42 (1H, m), 7.65 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 4.4 Hz ), 8.15 (1H, s), 8.55 (1H, d, J = 4.4 Hz), 8.86 (1H, s), 13.11 (1H, s)。[M+H]C1515に対して計算された,314;実測値、314。
調製68A:メチル3−アミノ−2−クロロピリジン−4−カルボキシラート
濃縮HCl中のメチル3−アミノピリジン−4−カルボキシラート(30.4g、0.2mol)の溶液に、氷浴温度で、H(24.9g、0.22mol)を滴下で加え、混合物を1時間室温で撹拌した。水性のNa(10mL)を加え、沈澱物をろ過した。ろ液を、水性のNaHCOを使用してpH=8に調節し、溶液を、EAで抽出し、乾燥させて、真空内で濃縮した。粗製物を、シリカゲルクロマトグラフィー(20:1:1のPE:EA:DCM)によって精製し、オフホワイト固形物として18.3g(50%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ7.69 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 6.18 (br. s., 2H), 3.91 (s, 3H)。[M+H]CClNに対して計算された,187;実測値、187。
調製68B:メチル3−アミノ−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリジン−4−カルボキシラート
DMF(10mL)中のメチル3−アミノ−2−クロロピリジン−4−カルボキシラート(1.0g、5.4mmol)、1−メチル−4−トリブチルスタナニル(tributylatannanyl)−1H−イミダゾール(2.0g、5.4mmol)およびPd−118(400mg、0.54mmol)の混合物を、3時間130℃でN下で撹拌した。溶液を真空内で濃縮し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(5%のMeOH:DCM)によって精製して、1.3g(76%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ3.78 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.30−7.36 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.81 (1H, d, J = 6.4 Hz), 8.25 (2H, s)。
調製68C:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−2,4−ジオール
メチル3−アミノ−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリジン−4−カルボキシラート(1.0g、4.3mmol)および尿素(5.2g、86.7mmol)の混合物を、2時間190℃で撹拌した。反応物を室温まで冷却し、水を加えた。混合物を2時間撹拌し、沈澱物を、ろ過し、熱水およびTHFで洗浄した。固形物を乾燥させて、0.8g(76%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.80 (3H, s), 7.63 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.99 (2H, d, J = 10.0 Hz), 8.35 (1H, d, J = 5.2 Hz), 11.68 (1H, s), 12.44 (1H, s)。
調製68D:2,4−ジクロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン
フラスコに、8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−2,4−ジオール(2.0g、8.2mmol)、POCl(20mL)およびDIEA(2.1g、16.4mmol)を加えた。混合物を5時間125℃で撹拌した。POClを真空内で除去し、残留物を氷水上に注いだ。溶液を、水性のNaHCOをを使用してpH=7に調節し、DCMで抽出した。組み合わさった有機質層を、ブラインで洗浄し、濃縮して、1.6g(70%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDOD):δ4.13 (3H, s), 8.24 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.83 (1H, s), 8.99 (1H, d, J = 7.2 Hz), 9.19 (1H, s)。
調製68E:2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
THF(50mL)および水(50mL)中の2,4−ジクロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン(2.0g、7.1mmol)の溶液に、NaOH(0.71g、17.9mmol)を加えた。混合物を2時間室温で撹拌した。溶液を、5N HClを使用してpH=7に調節した。固形物を、ろ過し、水およびTHFで洗浄し、乾燥させて、1.3g(70%)の表題化合物を得た。
H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.89 (3H, s), 7.79 (1H, d, J = 6.8 Hz), 8.39−8.53 (3H, m)。
実施例68:2−メトキシ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
シールド管に、メタノールおよびNa(50mg、2.2mmol)を加えた。Naを溶解した後、2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.38mmol)を加えた。反応混合物を一晩100℃で撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物を、水およびTHFで洗浄して、55mg(57%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.89 (3H, s), 4.09 (3H, s), 7.79 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.31 (1H, s), 8.53 (2H, d, J = 4.8 Hz)。[M+H]C1211に対して計算された,258;実測値、258。
実施例69:2−エトキシ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例68の調製のための手順に従って、エタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから28%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.41 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.78 (3H, s), 4.50 (2H, m), 7.66 (1H, d, J = 5.2 Hz), 7.84 (1H, s), 8.13 (1H, s), 8.45 (1H, d, J = 5.2 Hz)。[M+H]C1313に対して計算された,272;実測値、272。
実施例70:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例68の調製のための手順に従って、2,2,2−トリフルオロエタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.80 (3H, s), 5.16−5.23 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 4.8Hz), 7.90 (1H, s), 8.17 (1H, s), 8.50 (1H, d, J = 5.2 Hz)。[M+H]C1310に対して計算された,326;実測値、326。
実施例71:2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
水素化ナトリウム(46mg、1.24mmol)を、0℃でジオキサン(1mL)中の4−フルオロベンジルアルコール(1.0mL、9.2mmol)に加えた。反応混合物を2時間撹拌した。2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(50mg、0.19mmol)を加えた。混合物を3時間100℃で撹拌した。反応混合物を0.2mLの氷水でクエンチした。
溶媒を濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−20%のMeOH:DCM)によって精製し、淡黄色固形物として34mg(35%)の表題生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.76 (br. s., 3 H), 5.55 (br. s., 2 H), 7.19 − 7.38 (m, 4 H), 7.61 (dd, J=8.59, 5.56 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=4.80 Hz, 1 H), 7.96 − 8.06 (m, 1 H), 8.48 (d, J=5.05 Hz, 1 H)。[M+H]C1814FNに対して計算された,352;実測値、352。
実施例72:2−(シクロプロピルメトキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中のシクロプロピル−メタノール(276mg、3.8mmol)の溶液に、0℃でNaH(155mg、3.8mmol)を加えた。反応混合物を20分間室温で撹拌した。2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールを加えた。混合物を5時間120℃で撹拌した。溶媒を濃縮し、残留物を、分取HPLCによって精製して、100mg(44%)の表題生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.48−0.68 (4H, m), 1.33−1.37 (1H, m), 3.98 (3H, s), 4.41 (2H, d, J = 7.2 Hz) 7.95 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.41 (1H, s), 8.59 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.19 (1H, s)。[M+H]C1515に対して計算された,298;実測値、298。
実施例73:2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、3−メチルブタン−1,3−ジオールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから20%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):H NMR(400MHz、DMSO−d6):δ1.21 (6H, s), 1.92 (2H, t, J = 7.2 Hz), 3.81 (3H, s), 4.59 (2H, t, J = 5.2 Hz), 7.75 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.21 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.51 (1H, s)。[M+H]C1619に対して計算された,330;実測値、330。
実施例74:8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)−2−(4,4,4−トリフルオロブトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、4,4,4−トリフルオロブタン−1−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから10%の収率で調製した。H NMR(400MHz、CDOD):δ2.07−2.10 (2H, m), 2.34−2.38 (2H, m), 3.98 (3H, s), 4.59 (2H, t, J = 6.4 Hz), 7.92 (1H, d, J = 5.2Hz), 8.38 (1H, s), 8.52 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.94 (1H, s)。[M+H]C1514に対して計算された,354;実測値、354。
実施例75:2−(2−ヒドロキシエトキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、エタン−1,2−ジオールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.84 (2H, t, J = 4.8 Hz), 4.01 (3H, s), 4.61 (2H, t, J = 4.8 Hz) 7.94 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.45 (1H, s), 8.59 (1H, d, J = 4.8 Hz), 9.27 (1H, s)。[M+H]C1313に対して計算された,288;実測値、288。
実施例76:2−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、2−(ジメチルアミノ)エタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから30%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.92 (6H, s), 3.63 (2H, t, J = 4.8 Hz), 3.98 (3H, s), 4.93 (2H, t, J = 4.8 Hz), 7.98 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.40 (1H, s), 8.67 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.17 (1H, s)。
[M+H]C1518に対して計算された,315;実測値、315。
実施例77:2−(2,2−ジフルオロエトキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、2,2−ジフルオロエタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから28%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.98 (3H, s), 4.87−4.94 (2H, m), 6.52 (1H, m), 7.97 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.45 (1H, s), 8.64 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.20 (1H, s)。[M+H]C1517に対して計算された,308;実測値、308。
実施例78:2−(2−シクロプロピルエトキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、2−シクロプロピルエタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.26−0.20 (2H, m), 0.45−0.49 (2H, m), 0.85−0.92 (1H, m), 1.70−1.75 (2H, m), 3.98 (3H, s), 4.61 (2H, t, J = 6.0 Hz), 7.94 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.42 (1H, s), 8.59 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.20 (1H, s)。[M+H]C1617に対して計算された,312;実測値、312。
実施例79:2−(1−ベンジルピラゾール−4−イル)オキシ−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
THF(5mL)中のDIEA(0.26mL、1.5mmol)、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オール(130mg、0.76mmol)および2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.38mmol)の混合物を、18時間75℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−20%、MeOH:DCM)によって精製し、浅黄色固形物として55mg(37%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.44 (s, 3 H), 5.40 (s, 2 H), 7.22 − 7.39 (m, 6 H), 7.67 − 7.74 (m, 3 H), 8.39 (br. s., 1 H), 8.49 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 13.01 − 13.40 (br.s., 1 H)。[M+H]C2117に対して計算された,400;実測値、400。
実施例80:2−[1−(3−メチルブチル)ピラゾール−4−イル]オキシ−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから43%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.92 (d, J=6.82 Hz, 6 H), 1.48 − 1.61 (m, 1 H), 1.72 (q, J=6.91 Hz, 2 H), 3.68 (s, 3 H), 4.19 (t, J=7.33 Hz, 2 H), 7.66 (s, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.84 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.48 (br. s., 1 H), 8.57 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.72 (br. s., 1 H)。[M+H]C1921に対して計算された,380;実測値、380。
実施例81:2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、3,4−ジフルオロフェノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから51%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.42 (s, 3 H), 7.35 (d, J=8.59 Hz, 2 H), 7.66 − 7.81 (m, 4 H), 8.48 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 13.45 (br. s., 1 H)。[M+H]C1711に対して計算された,356;実測値、356。
実施例82:2−[4−(2−メトキシエトキシ)フェノキシ]−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、4−(2−メトキシエトキシ)フェノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.61 (s, 3 H), 3.68 − 3.75 (m, 2 H), 4.13 − 4.25 (m, 2 H), 7.13 (s, 1 H), 7.19 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 7.35 (d, J=9.09 Hz, 2 H), 7.92 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.58 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.89 (br. s., 1 H), 13.44 (s, 1 H)。[M+H]C2019に対して計算された,394;実測値、394。
実施例83:8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)−2−(1−メチルインダゾール−6−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、1−メチル−1H−インダゾール−6−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから25%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.97 (br. s. , 3 H), 4.06 (s, 3 H), 6.98 (br. s., 1 H), 7.21 (d, J=8.84 Hz, 1 H), 7.52 (br. s., 1 H), 7.68 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 7.79 (s, 1 H), 7.96 (d, J=8.84 Hz, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 8.47 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 13.40 (br. s., 1 H)。[M+H]C1915に対して計算された,374;実測値、374。
調製84A:1−エチル−1H−インダゾール−6−オール
表題化合物を、61Aの調製のための手順に従って、1−エチルインダゾール−6−アミンから67%の収率で調製した。[M+H]C10Oに対して計算された,163;実測値、163。
実施例84:2−(1−エチルインダゾール−6−イル)オキシ−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、1−エチル−1H−インダゾール−6−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから27%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.27 − 1.41 (m, 3 H), 2.91 (br. s. , 3 H), 4.37 − 4.52 (m, 2 H), 6.90 (br. s., 1 H), 7.20 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H), 7.51 (br. s., 1 H), 7.68 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 7.96 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 8.46 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 13.39 (br. s., 1 H)。[M+H]C2017に対して計算された,388;実測値、388。
調製85A:1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−オール
表題化合物を、61Aの調製のための手順に従って、1,3−ジメチルインダゾール−6−アミンから57%の収率で調製した。[M+H]C10Oに対して計算された,163;実測値、163。
実施例85:2−(1,3−ジメチルインダゾール−6−イル)オキシ−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例79の調製のための手順に従って、1,3−ジメチル−1H−インダゾール−6−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから16%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.53 (s, 3 H), 3.01 (br. s., 3 H), 3.96 (s, 3 H), 7.06 (br. s., 1 H), 7.12 (dd, J=8.59, 1.77 Hz, 1 H), 7.51 (br. s., 1 H), 7.65 (d, J=5.31 Hz, 2 H), 7.88 (d, J=8.59 Hz, 1 H), 8.40 (d, J=5.05 Hz, 1 H)。[M+H]C2017に対して計算された,388;実測値、388。
調製86A:1−(4−フルオロベンジル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
DMF(20mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.94g、10mmol)、4−フルオロベンジルブロミド(2.23g、12mmol)およびKCO(2.76g、20mmol)の混合物を、16時間130℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0−80%、EA:ヘキサン)によって精製し、黄色油として1.36g(45%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.18 − 1.29 (m, 12 H), 5.32 (s, 2 H), 7.08 − 7.25 (m, 2 H), 7.27 − 7.35 (m, 2 H), 7.61 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H)。[M+H]C1620BFNに対して計算された,303;実測値、303。
調製86B:1−(4−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製66Aの調製のための手順に従って、1−(4−フルオロベンジル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから67%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.12 (s, 2 H), 7.01 (s, 1 H), 7.11 − 7.18 (m, 2 H), 7.20 − 7.25 (m, 2 H), 7.25 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H)。[M+H]C10FNOに対して計算された,193;実測値、193。
実施例86:2−[1−(4−フルオロベンジル)ピラゾール−4−イル]オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(4−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから66%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.34 (s, 2 H), 7.21 (m, 2 H), 7.35 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.88 (d, J=4.55 Hz, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.55 (br. s., 1 H), 8.83 (br. s., 1 H), 13.09 (s, 1 H)。[M+H]C1712FNに対して計算された,338;実測値、338。
調製87A:1−(2−フルオロベンジル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
表題化合物を、調製86Aの調製のための手順に従って、2−フルオロベンジルブロミドから38%の収率で調製した。[M+H]C1620BFNに対して計算された,303;実測値、303。
調製87B:1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製66Aの調製のための手順に従って、1−(2−フルオロベンジル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから82%の収率で調製した。[M+H]C10FNOに対して計算された,193;実測値、193。
実施例87:2−[1−(2−フルオロベンジル)ピラゾール−4−イル]オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(2−フルオロベンジル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから54%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ5.41 (s, 2 H), 7.19 − 7.29 (m, 3 H), 7.36 − 7.44 (m, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 8.55 (br. s., 1 H), 8.82 (br. s., 1 H), 13.10 (s, 1 H)。[M+H]C1712FNに対して計算された,338;実測値、338。
調製88A:tert−ブチル4−(4−ヒドロキシピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
表題化合物を、調製66Aの調製のための手順に従って、tert−ブチル4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートから91%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.41 (s, 9 H), 1.62 − 1.79 (m, 2 H), 1.82 − 1.99 (m, 2 H), 2.86 (br. s., 2 H), 3.94 − 4.06 (m, 2 H), 4.13 (tt, J=11.46, 3.95 Hz, 1 H), 6.98 (s, 1 H), 7.23 (s, 1 H), 8.32 (s, 1 H)。[M+H]C1321に対して計算された,268;実測値、268。
実施例88:tert−ブチル4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、tert−ブチル4−(4−ヒドロキシピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートから48%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.42 (s, 9 H), 1.80 (qd, J=12.08, 4.42 Hz, 2 H), 1.89 − 2.13 (m, 2 H), 2.92 (br. s., 2 H), 4.05 (d, J=11.87 Hz, 2 H), 4.25 − 4.49 (m, 1 H), 7.61 (br. s., 1 H), 7.91 (br. s., 1 H), 8.15 (br. s., 1 H), 8.60 (br. s., 1 H), 8.92 (br. s., 1 H), 12.97 − 13.28 (m, 1 H)。[M+H]C2024に対して計算された,413;実測値、413。
実施例89:2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
0℃での1,4−ジオキサン(10mL)中のtert−ブチル4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(200mg、0.24mmol)に、ジオキサン(2.4mL)中の4MのHC1溶液を加えた。溶液を7時間室温で撹拌した。揮発物を、真空内で除去し、高真空下で乾燥させ、浅黄色固形物として220mg(100%)の表題化合物(塩酸塩)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.03 − 2.35 (m, 4 H), 2.85 − 3.10 (m, 2 H), 3.24 − 3.41 (m, 1 H), 3.99 − 4.67 (m, 2 H), 7.70 (s, 1 H), 7.85 − 8.19 (m, 2 H), 8.48 − 8.94 (m, 2 H), 13.14 (br. s., 1 H)。[M+H]C1516に対して計算された,313;実測値、313。
実施例90:1−[4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]エタノン
THF(1mL)中の2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(25mg、0.065mmol)の溶液に、0℃でトリエチルアミン(27μL、0.2mmol)および塩化アセチル(5.2μL、0.065mmol)を加えた。反応混合物を、30分間0℃で及び16時間室温で撹拌した。反応を水(0.1mL)でクエンチし、混合物を真空内で濃縮した。粗製生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−20%、MeOH:DCM)によって精製し、白色固形物として12mg(53%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.69 − 1.96 (m, 2 H), 1.98 − 2.13 (m, 5 H), 2.60 − 2.77 (m, 2 H), 3.93 (s, 1 H), 4.37 − 4.53 (m, 2 H), 7.64 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.54 (d, J=4.80 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 13.01 − 13.23 (m, 1 H)。[M+H]C1718に対して計算された,355;実測値、355。
実施例91:1−[4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−オン
表題化合物を、実施例90の調製のための手順に従って、塩化アクリルから及び2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールの25%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.83 (br. s. , 2 H), 2.04 − 2.16 (m, 2 H), 2.60 − 2.90 (m, 2 H), 4.20 (br. s. , 1 H), 4.40 − 4.59 (m, 2 H), 5.70 (dd, J=10.48, 2.40 Hz, 1 H), 6.12 (dd, J=16.80, 2.40 Hz, 1 H), 6.86 (dd, J=16.67, 10.61 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 13.09 (s, 1 H)。[M+H]C1818に対して計算された,367;実測値、367。
実施例92:シクロプロピル−[4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]メタノン
表題化合物を、実施例90の調製のための手順に従って、塩化シクロプロパンカルボニルから及び2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールの25%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.72 (d, J=7.83 Hz, 4 H), 1.68 − 1.97 (m, 2 H), 1.98 − 2.18 (m, 3 H), 2.60 − 2.88 (m, 2 H), 4.31 − 4.56 (m, 3 H), 7.65 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.79 − 8.92 (m, 1 H), 13.10 (s, 1 H)。[M+H]C1920に対して計算された,381;実測値、381。
実施例93:(4−フルオロフェニル)−[4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]メタノン
表題化合物を、実施例90の調製のための手順に従って、4−塩化フルオロベンゾイルから及び2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールの29%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.84 − 2.23 (m, 4 H), 2.59 − 2.65 (m, 1 H), 2.88 − 3.13 (m, 1 H), 4.38 − 4.53 (m, 2 H), 4.54 − 4.65 (m, 1 H), 7.24 − 7.33 (m, 2 H), 7.52 (dd, J=8.59, 5.56 Hz, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.53 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 13.10 (s, 1 H)。[M+H]C2219FNに対して計算された,435;実測値、435。
実施例94:2−[1−(1−シクロプロピルスルホニルピペリジン−4−イル)ピラゾール−4−イル]オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例90の調製のための手順に従って、塩化シクロプロパンスルホニルから及び2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールの21%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ0.89 − 1.06 (m, 4 H), 1.94 − 2.24 (m, 4 H), 2.58 − 2.70 (m, 1 H), 2.96 − 3.14 (m, 1 H), 3.65 − 3.81 (m, 1 H), 4.02 − 4.17 (m, 2 H), 4.28 − 4.43 (m, 1 H), 7.63 − 7.75 (m, 1 H), 7.83 − 7.93 (m, 1 H), 8.10 − 8.21 (m, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H), 13.10 (br. s., 1 H)。[M+H]C1820Sに対して計算された,417;実測値、417。
実施例95:2−[1−[1−(ベンゼンスルホニル)ピペリジン−4−イル]ピラゾール−4−イル]オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例90の調製のための手順に従って、塩化ベンゼンスルホニルから及び2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールの18%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.94 − 2.06 (m, 2 H), 2.11 (d, J=9.85 Hz, 2 H), 2.59 (br. s. , 2 H), 3.75 (d, J=11.87 Hz, 2 H), 4.21 (t, J=11.24 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 7.69 (d, J=7.58 Hz, 2 H), 7.73 − 7.83 (m, 3 H), 7.87 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.83 (s, 1 H), 13.09 (s, 1 H)。[M+H]C2120Sに対して計算された,453;実測値、453。
調製96A:tert−ブチル4−(4−ヒドロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
表題化合物を、67Cの調製のための手順に従って、tert−ブチル4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキシラートから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.38 − 1.46 (m, 9 H), 3.43 − 3.67 (m, 8 H), 6.11 (s, 1 H), 6.16 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=5.56 Hz, 1 H), 10.03 − 10.24 (m, 1 H)。[M+H]C1421に対して計算された,280;実測値、280。
調製96B:tert−ブチル4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキシラート
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、tert−ブチル4−(4−ヒドロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラートおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから22%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.43 (s, 9 H), 3.39 − 3.45 (m, 4 H), 3.49 − 3.57 (m, 4 H), 6.71 (dd, J=5.56, 1.77 Hz, 1 H), 6.85 (d, J=1.77 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 8.18 (d, J=5.56 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.76 (s, 1 H), 13.22 (br. s., 1 H)。[M+H]C2124に対して計算された,425;実測値、425。
実施例96:2−(2−ピペラジン−1−イルピリジン−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
0℃でのジオキサン(5mL)中のtert−ブチル4−[4−(4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル)オキシピリジン−2−イル]ピペラジン−1−カルボキシラート(50mg、0.12mmol)の溶液に、ジオキサン(1mL)中のHCl溶液(4N)を滴下で加えた。反応物を、6時間室温で撹拌した。溶媒を濃縮し、残留物をジエチルエーテル中で粉砕した。固形物をろ過し、黄色固形物として17mg(43%)の所望の生成物(塩酸塩)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.19 (br. s., 4 H), 3.80 (br. s., 4 H), 6.86 (d, J=5.56 Hz, 1 H), 7.04 (s, 1 H), 7.91 − 7.98 (m, 1 H), 8.17 − 8.26 (m, 1 H), 8.53 − 8.61 (m, 1 H), 8.79 (s, 1 H), 9.22 (br. s., 2 H), 13.09 − 13.66 (m, 1 H)。[M+H]C1616に対して計算された,325;実測値、325。
調製97A:2−モルフォリン−4−イルピリジン−4−オール
表題化合物を、67Cの調製のための手順に従って、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]モルフォリンから88%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ3.31 − 3.43 (m, 4 H), 3.61 − 3.74 (m, 4 H), 6.08 (s, 1 H), 6.17 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=5.31 Hz, 1 H), 10.16 (br. s., 1 H)。[M+H]C12に対して計算された,181;実測値、181。
実施例97:2−(2−モルフォリン−4−イルピリジン−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、2−モルフォリン−4−イルピリジン−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから22%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.43 − 3.55 (m, 4 H), 3.64 − 3.75 (m, 4 H), 6.68 − 6.77 (m, 1 H), 6.81 − 6.91 (m, 1 H), 7.86 − 7.96 (m, 1 H), 8.19 (d, J=5.81 Hz, 1 H), 8.55 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.76 (s, 1 H), 13.21 (br. s., 1 H)。[M+H]C1615に対して計算された,326;実測値、326。
実施例98:2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、2−メチルプロパン−1,2−ジオールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから20%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.27 (6H, s), 3.98 (3H, s), 4.34 (2H, s), 7.95 (1H, d, J = 5.2 Hz), 8.47 (1H, s), 8.60 (1H, d, J = 5.2 Hz), 9.20 (1H, s)。[M+H]C1517に対して計算された,316;実測値、316。
調製99A:1−(1−フェニルエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
表題化合物を、調製86Aのための手順に従って、1−ブロモエチルベンゼンから22%の収率で調製した。[M+H]C1723BNに対して計算された,299;
実測値、299。
調製99B:1−(1−フェニルエチル)ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製66Aのための手順に従って、1−(1−フェニルエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾールから67%の収率で調製した。[M+H]C1112Oに対して計算された,189;実測値、189。
実施例99:1−(1−フェニルエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(1−フェニルエチル)ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから23%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):
δ1.83 (d, J=7.07 Hz, 3 H), 5.57 − 5.69 (m, 1 H), 7.24 − 7.44 (m, 5 H), 7.66 (s, 1 H), 7.88 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.82 (s, 1 H), 13.10 (s, 1 H)。[M+H]C1815に対して計算された,334;実測値、334。
実施例100:8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)−2−[1−(オキサン−4−イル)ピラゾール−4−イル]オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例34の調製のための手順に従って、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから28%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.90 − 2.12 (m, 4 H), 3.49 (td, J=11.24, 3.03 Hz, 2 H), 3.66 (s, 3 H), 3.99 (d, J=10.61 Hz, 2 H), 4.38 − 4.55 (m, 1 H), 7.71 (s, 2 H), 7.83 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.39 (br. s., 1 H), 8.56 (d, J=5.05 Hz, 1 H)。[M+H]C1919に対して計算された,394;実測値、394。
実施例101:8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)−2−フェニルメトキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、ベンジルアルコールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから35%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.74 (br. s., 3 H), 5.58 (br. s., 2 H), 7.35 − 7.49 (m, 3 H), 7.54 (d, J=7.33 Hz, 2 H), 7.69 (d, J=5.05 Hz, 2 H), 7.98 − 8.19 (m, 1 H), 8.48 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 12.66 − 13.47 (m, 1 H)。[M+H]C1815に対して計算された,334;実測値、334。
実施例102:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(オキサン−4−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、テトラヒドロピラン−4−メタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから8%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.40 (br. s., 2 H) 1.68 (br. s., 2 H) 2.13 (br. s., 1 H) 3.33 − 3.39 (m, 3 H) 3.60 − 4.03 (m, 4 H) 4.19 − 4.46 (m, 2 H) 7.52 − 8.27 (m, 3 H) 8.47 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 12.56 − 13.40 (m, 1 H)。[M+H]C1719に対して計算された,342;実測値、342。
実施例103:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−(オキソラン−3−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、テトラヒドロフラン−3−イルメタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから27%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.55 − 1.89 (m, 1 H) 2.04 (br. s., 1 H) 2.77 (br. s., 1 H) 3.67 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 3.70 − 3.96 (m, 5 H) 4.46 (br. s., 2 H) 7.57 − 8.31 (m, 3 H) 8.47 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 12.40 − 13.45 (m, 1 H)。[M+H]C1617に対して計算された,328;実測値、328。
実施例104:2−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、3−フルオロベンジルアルコールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.82 (s, 3 H) 5.53 (s, 2 H) 7.11 − 7.32 (m, 1 H) 7.27 − 7.55 (m, 3 H) 7.65 − 7.81 (m, 1 H) 7.96 − 8.22 (m, 2 H) 8.51 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 12.71 − 13.58 (m, 1 H)。[M+H]C1814FNに対して計算された,352;実測値、352。
実施例105:2−[(2−クロロフェニル)メトキシ]−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
0℃でのDMA(10mL)中の(2−クロロフェニル)メタノ−1−オール(220mg、1.55mmol)の溶液に、NaH(75mg、1.92mmol)を加え、混合物を、30分間室温で撹拌した。その後、2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(200mg、0.77mmol)を加え、混合物を一晩120℃で撹拌した。DMAを真空内で除去し、残留物を、分取HPLCによって精製して、160mg(57%)の表題生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.70 (s, 3H), 5.46 (s, 2H), 7.34−7.36 (m, 2H), 7.52−7.57 (m, 3H), 7.66 (s, 1H), 8.16−8.21 (m, 2H)。[M+H]C1814ClNに対して計算された,368;実測値、368。
実施例106:2−[(2,3−ジクロロフェニル)メトキシ]−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例105の調製のための手順に従って、2,3−ジクロロフェニル)メタノ−1−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから32.5%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.69 (s, 3H), 5.51 (s, 2H), 7.37−7.62 (m, 4H), 7.66 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.19 (d, J=4.8 Hz, 1H)。[M+H]C1813l2に対して計算された,402;実測値、402。
実施例107:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−{[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ}、ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例105の調製のための手順に従って、[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノ−1−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから30%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.72 (s, 3H), 5.72 (s, 2H), 7.66−7.85 (m, 6H), 8.03 (s, 1H), 8.50 (d, J = 4.8 Hz, 1H)。[M+H]C1914に対して計算された,402;実測値、402。
実施例108:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−[(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例105の調製のための手順に従って、(1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタン−1−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから26%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.81 (s, 3H), 6.75−6.77 (m, 1H), 7.40−7.70 (m, 7H), 8.13 (s, 1H), 8.23 (d, J = 4.8 Hz, 1H)。[M+H]C1914に対して計算された,402;実測値、402。
実施例109:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例105の調製のための手順に従って、(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタン−1−オールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから20%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.81 (s, 3H), 6.75−6.77 (m, 1H), 7.40−7.70 (m, 7H), 8.13 (s, 1H), 8.23 (d, J = 4.8 Hz, 1H)。[M+H]C1914に対して計算された,402;実測値、402。
実施例110:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−[(1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル)オキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、1,1,1−トリフルオロ−2−ブタノールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから14%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.82 − 1.24 (m, 3 H) 1.63 − 2.11 (m, 2 H) 3.60 − 3.95 (m, 3 H) 5.76 − 6.07 (m, 1 H) 7.50 − 8.21 (m, 3 H) 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H)。[M+H]C1514に対して計算された,354;実測値、354。
実施例111:8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ}、ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、4−ヒドロキシメチルベンゾトリフルオリドおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから37%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.81 (s, 3 H) 5.72 (s, 2 H) 7.69 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 7.73 − 7.84 (m, 2 H) 7.88 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 7.95 (s, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.14 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 8.49 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 12.67 − 13.71 (m, 1 H)。[M+H]C1914に対して計算された,402;実測値、402。
実施例112:2−[(4−クロロフェニル)メトキシ]−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例72の調製のための手順に従って、4−クロロベンジルアルコールおよび2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.80 (s, 3 H) 5.74 (s, 2 H) 7.69 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 7.73 − 7.84 (m, 2 H) 7.88 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 8.12 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 8.48 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 12.61 − 13.70 (m, 1 H)。[M+H]C1814ClNに対して計算された,368;実測値、368。
実施例113:2−(3,4−ジクロロフェノキシ)−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の2−クロロ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.38mmol)の溶液に、3,4−ジクロロフェノール(190mg、1.15mmol)およびDIEA(150mg、1.15mmol)を加えた。混合物を一晩90℃で撹拌した。DMFを真空内で濃縮し、残留物を、HPLCによって精製して、35mg(23.6%)の表題生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 3.70 (s, 3H), 7.15 (s, 1H), 7.55−7.58 (m, 1H), 7.95−7.98 (m, 3H), 8.61 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 9.14 (s, 1H)。[M+H]C1711l2に対して計算された,388;実測値、388。
実施例114:2−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例113の調製のための手順に従って、2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび3,4−ジクロロ−フェノールから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO):δ7.42−7.45 (m, 1H), 7.76−7.82 (m, 2H), 7.89 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 5.6Hz, 1H), 8.73 (s, 1H), 13.24 (s, 1H)。[M+H]C13l2に対して計算された,308;実測値、308。
調製115A:1−(1−フェニルプロピル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
THF(50mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.97g、5mmol)、1−フェニル−1−プロパノール(1.36g、10mmol)およびトリフェニルフォスフィン(2.63g、10mmol)の混合物に、THF(5mL)中のジ−tertブチルアゾジカルボキシラート(2.3g、10mmol)の溶液をゆっくり加えた。反応溶液を、還流で30分間撹拌し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−30%、EA:ヘキサン)によって精製し、黄色油として1.36g(45%)の表題化合物を得た。[M+H]C1825BNに対して計算された,313;実測値、313。
調製115B:1−(1−フェニルプロピル)ピラゾール−4−オール
1−(1−フェニルプロピル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール(1.9g、6.9mmol)を、THF(20mL)中に溶解し、0℃に冷却した。水(1.6mL、15.8mmol)中のNaOH 2.5M(6mL、15.8mmol)およびHの30パーセント溶液を加え、反応混合物を45分間室温で撹拌した。その後、pHを、水性の2N HClの付加によって2に調節し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機質層を、NaSOによって乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物(0.56g、40%)として表題化合物、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オールを得た。[M+H]C1214Oに対して計算された,203;実測値、203。
実施例115:2−{[1−(1−フェニルプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の炭酸セシウム(1.82g、5.6mmol)、1−(1−フェニルプロピル)ピラゾール−4−オール(0.56g、2.8mmol)、CuI(25mg、0.14mmol)および2−クロロ−7−アザキナゾロン(254mg、1.4mmol)の混合物を、6時間140℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、シリカクロマトグラフィー(0−15%、MeOH:DCM)によって精製し、ベージュ色固形物として140mg(29%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.85 (t, J=7.20 Hz, 3 H) 1.98 − 2.44 (m, 2 H) 5.30 (dd, J=9.35, 6.32 Hz, 1 H) 7.22 − 7.43 (m, 5 H) 7.58 − 7.73 (m, 1 H) 7.78 − 7.94 (m, 1 H) 8.24 (s, 1 H) 8.44 − 8.91 (m, 2 H) 13.09 (s, 1 H)。[M+H]C1917に対して計算された,348;実測値、348。
調製116A:1−[シクロプロピル(フェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
THF(10mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.97g、5mmol)、1−α−シクロプロピルベンジルアルコール(1.04g、7mmol)およびトリフェニルフォスフィン(1.45g、5.5mmol)の混合物に、THF(5mL)中のジ−tertブチルアゾジカルボキシラート(1.15g、5mmol)の溶液を加えた。反応溶液を、30分間撹拌し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−30%、EA:ヘキサン)によって精製し、黄色油として1.12g(70%)の表題化合物を得た。[M+H]C1925BNに対して計算された,325;実測値、325。
調製116B:1−[シクロプロピル(フェニル)メチル]ピラゾール−4−オール
1−[シクロプロピル(フェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール(1.12g、3.6mmol)を、THF(10mL)中に溶解し、0℃に冷却した。水(0.8mL、7.2mmol)中のNaOH 2.5M(2.9mL、7.2mmol)およびHの30パーセント溶液を加え、反応混合物を45分間室温で撹拌した。その後、pHを、水性の2N HClの付加によって2に調節し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機質層を、NaSOによって乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物(0.48g、62%)として表題化合物、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オールを得た。[M+H]C1314Oに対して計算された,215;実測値、215。
実施例116:2−({1−[シクロプロピル(フェニル)メチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の炭酸セシウム(1.43g、4.4mmol)、1−[シクロプロピル(フェニル)メチル]ピラゾール−4−オール(0.48g、2.2mmol)、CuI(20mg、0.11mmol)および2−クロロ−7−アザキナゾロン(200mg、1.1mmol)の混合物を、6時間130℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、シリカクロマトグラフィー(0−15%、MeOH:DCM)によって精製し、ベージュ色固形物として224mg(57%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.35 − 0.96 (m, 4 H) 1.68 − 1.98 (m, 1 H) 4.69 (d, J=10.11 Hz, 1 H) 7.15 − 7.50 (m, 5 H) 7.66 (s, 1 H) 7.78 − 8.06 (m, 1 H) 8.19 − 8.37 (m, 1 H) 8.54 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.83 (br. s., 1 H) 13.11 (br. s., 1 H)。[M+H]C2017に対して計算された,360;実測値、360。
実施例117:2−({1−[(1R)−1−フェニルエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}、オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.83mmol)の溶液に、1−((1R)−1−フェニルエチル)ピラゾール−4−オール(470mg、2.5mmol)、CuI(160mg、0.83mmol)およびCsCO(540mg、1.66mmol)を加え、混合物を一晩125℃で撹拌した。DMFを除去し、残留物を、FC(2:1、MeOH:DCM)によって精製し、30mg(11%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.84 (d, J = 7.2Hz, 3H), 5.62 (m, 1H), 7.28−7.38 (m, 5H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J=4.8 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.55 (s,1H), 8.83 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1815に対して計算された,334;実測値、334。
実施例118:2−({1−[(1S)−1−フェニルエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシピリド)[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例117の調製のための手順に従って、2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−((1S)−1−フェニルエチル)ピラゾール−4−オールから22%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.84 (d, J = 7.2Hz, 3H), 5.62 (m, 1H), 7.28−7.38 (m, 5H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1815に対して計算された,334;実測値、334。
実施例119:2−({1−[(1R)−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例117の調製のための手順に従って、1−[(1R)−(2−フルオロ−フェニル)−エチル]−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから10%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ1.83 (d, J = 6.9 Hz, 3H), δ 5.88 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 7.20−7.36 (m, 4H), 7.69 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H, ), 8.82 (s, 1H), 13.13 (s, 1H)。[M+H]C1814FNに対して計算された,352;実測値、352。
実施例120:2−({1−[(1s)−1−(2−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例117の調製のための手順に従って、1−[(1S)−(2−フルオロ−フェニル)−エチル]−1H−ピラゾール−4−オールおよび2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから10%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ1.83 (d, J = 6.9 Hz, 3H), δ 5.88 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 7.20−7.36 (m, 4H), 7.69 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.82 (s, 1H), 13.13 (s, 1H)。[M+H]C1814FNに対して計算された,352;実測値、352。
調製121A:1−[(2−クロロフェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
THF(50mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2g、10mmol)、2−クロロベンジルアルコール(2.9g、20mmol)およびトリフェニルフォスフィン(5.3g、20mmol)の混合物に、THF(10mL)中のジ−tertブチルアゾジカルボキシラート(4.6g、20mmol)の溶液を加えた。反応溶液を、還流で30分間撹拌し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−30%、EA:ヘキサン)によって精製し、黄色油として1.9g(59%)の表題化合物を得た。[M+H]C1620BClNに対して計算された,319;実測値、319。
調製121B:1−[(2−クロロフェニル)メチル]ピラゾール−4−オール
1−[(2−クロロフェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール(1.9g、6.9mmol)を、THF(20mL)中に溶解し、0℃に冷却した。水(1.6mL、15.8mmol)中のNaOH 2.5M(6mL、15.8mmol)およびHの30パーセント溶液を加え、反応混合物を45分間室温で撹拌した。その後、pHを、水性の2N HClの付加によって2に調節し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機質層を、NaSOによって乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物(0.48g、34%)として表題化合物、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−オールを得た。[M+H]C10ClNOに対して計算された,209;実測値、209。
実施例121:2−({1−[(2−クロロフェニル)メチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の炭酸セシウム(1.10g、3.4mmol)、1−[(2−クロロフェニル)メチル]ピラゾール−4−オール(0.48g、1.7mmol)、CuI(18mg、0.01mmol)および2−クロロ−7−アザキナゾロン(154mg、0.85mmol)の混合物を、6時間140℃でに撹拌した。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、シリカクロマトグラフィー(0−15%、MeOH:DCM)によって精製し、ベージュ色固形物として280mg(92%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.39 (s, 2 H) 7.01 − 7.19 (m, 1 H) 7.29 − 7.42 (m, 2 H) 7.45 − 7.57 (m, 1 H) 7.63 − 7.75 (m, 1 H) 7.78 − 7.99 (m, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 8.55 (br. s., 1 H) 8.76 (br. s, 1 H) 13.11 (br. s., 1 H)。[M+H]C1712ClNに対して計算された,354;実測値、354。
調製122A:1−[(3−クロロフェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール
THF(50mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2g、10mmol)、3−クロロベンジルアルコール(2.9g、20mmol)およびトリフェニルフォスフィン(5.3g、20mmol)の混合物に、THF(10mL)中のジ−tertブチルアゾジカルボキシラート(4.6g、20mmol)の溶液をゆっくり加えた。反応溶液を、還流で30分間撹拌し、濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−30%、EA:ヘキサン)によって精製し、黄色油として2.9g(91%)の表題化合物を得た。[M+H]C1620BClNに対して計算された,319;実測値、319。
調製122B:1−[(3−クロロフェニル)メチル]ピラゾール−4−オール
1−[(3−クロロフェニル)メチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール(2.9g、9.1mmol)を、THF(20mL)中に溶解し、0℃に冷却した。水(2.1mL、18.3mmol)中のNaOH 2.5M(7.9mL、18.3mmol)およびHの30パーセント溶液を加え、反応混合物を45分間室温で撹拌した。その後、pHを、水性の2N HClの付加によって2に調節し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機質層を、NaSOによって乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮し、オフホワイト固形物として0.56g(40%)の表題化合物を得た。[M+H]C10ClNOに対して計算された,209;実測値、209。
実施例122:2−({1−[(3−クロロフェニル)メチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF(10mL)中の炭酸セシウム(1.82g、5.6mmol)、1−[(3−クロロフェニル)メチル]ピラゾール−4−オール(0.56g、2.8mmol)、CuI(25mg、0.14mmol)および2−クロロ−7−アザキナゾロン(254mg、1.4mmol)の混合物を、6時間140℃で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、濃縮し、高真空下で乾燥させた。反応混合物を、シリカクロマトグラフィー(0−15%、MeOH:DCM)によって精製して、ベージュ色固形物として140mg(29%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.36 (s, 2 H) 7.20 − 7.47 (m, 4 H) 7.67 (s, 1 H) 7.88 (br. s., 1 H) 8.23 (s, 1 H) 8.53 (br. s., 1 H) 8.84 (s, 1 H) 13.11 (br. s., 1 H)。[M+H]C1712ClNに対して計算された,354;実測値、354。
実施例123:2−{[1−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
0℃でのDMF(1mL)およびベンズアルデヒド(35μL、0.33mmol)中の2−(1−ピペリジン−4−イルピラゾール−4−イル)オキシピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(25mg、0.065mmol)の溶液に、STAB(21mg、0.1mmol)を加えた。反応混合物を、30分間0℃で及び16時間室温で撹拌した。反応を、水(0.1ml)でクエンチし、混合物を真空内で濃縮した。粗製生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(0−20%、MeOH:DCM)によって精製し、白色固形物として6mg(21%)の所望の生成物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.74 − 2.22 (m, 6 H) 2.82 − 3.03 (m, 2 H) 3.44 − 3.61 (m, 2 H) 4.00 − 4.32 (m, 1 H) 7.14 − 7.45 (m, 5 H) 7.62 (s, 1 H) 7.87 (d, J=5.31 Hz, 1 H) 8.10 (s, 1 H) 8.47 − 8.58 (m, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 12.94 (br. s, 1 H)。[M+H]C2222に対して計算された,403;実測値、403。
調製124:1−(2−モルフォリン−4−イルエチル)ピラゾール−4−オール
表題化合物を、調製115Bの調製のための手順に従って、4−[2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール−1−イル]エチル]モルフォリンから45%の収率で調製した。[M+H]C15に対して計算された,198;実測値、198。
実施例124:2−({1−[2−(モルフォリン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、化合物115の調製のための手順に従って、1−(2−モルフォリン−4−イルエチル)ピラゾール−4−オールおよび2−クロロ−7−アザキナゾロンから39%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.47 (d, J=4.04 Hz, 4 H) 2.67 − 3.01 (m, 2 H) 3.49 − 3.70 (m, 4 H) 4.10 − 4.34 (m, 2 H) 7.61 (s, 1 H) 7.89 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.10 (s, 1 H) 8.54 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H) 12.99 (br. s, 1 H)。[M+H]C1618に対して計算された,343;実測値、343。
実施例125:2−({1−[(3R)−ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DCM中のtert−ブチル(3R)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピロリジンカルボキシラート(125mg、0.31mmol)の混合物に、室温でCFCOOH(5mL)を加えた。混合物を、1時間撹拌し、濃縮して、(84mg、91%の)表題化合物を得た。H NMR 400MHz、MeOD−d:δ2.32−2.50 (m, 2H), 3.20−3.75 (m, 4H), 5.13−5.18 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.91 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.43 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.73 (s, 1H)。[M+H]C1414に対して計算された,299;実測値、299。
実施例126:2−({1−[(3R)−1−(エタンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
THF(20mL)中の2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.34mmol)の溶液に、クロロエチルスルホン(86mg、0.67mmol)およびDIEA(216mg、1.68mmol)を加えた。混合物を2時間室温で撹拌し、溶媒を真空内で濃縮した。残留物を、HPLCによって精製して、50mg(38%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.21 (t, J = 7.6 Hz , 3H), 2.41−2.50 (m, 2H), 3.06−3.17 (m, 2H), 3.46−3.81 (m, 4H), 5.02−5.07 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 13.13 (s, 1H)。[M+H]C1618に対して計算された,391;実測値、391。
実施例127:2−({1−[(3R)−1−(シクロプロパンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロシクロプロピルスルホンから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.94−.097 (m, 4H), 2.43−2.67 (m, 3H), 3.48−3.83 (m, 4H), 5.06 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.71(s, 1H), 7.89 (d, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.55 (d, J = 4.8 Hz 1H), 8.83 (s, 1H),13.12 (s, 1H)。[M+H]C1718Sに対して計算された,403;実測値、403。
実施例128:2−({1−[(3R)−1−(ベンゼンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロフェニルスルホンから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.25−2.30 (m, 2H), 3.34−3.69 (m, 4H), 4.91(t, J = 4.8Hz, 1H), 7.56−7.89 (m, 7H), 8.06(s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C2018Sに対して計算された,439、実測値、439。
実施例129:1−[(3R)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]エタン−1−オン
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから35%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.97 (s, 3H), 2.30−2.45 (m, 2H), 3.44−3.98 (m, 4H), 4.97−5.06 (m, 1H), 7.69 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 8.55(d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1616に対して計算された,341、実測値、341。
実施例130:3−[(3R)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]−3−オキソプロパンニトリル
MeOH中の化合物2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.50mmol)およびEtN(254mg、2.52mmol)の混合物に、室温でシアノ酢酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステル(110mg、0.60mmol)を加え、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(20:1、DCM:MeOH)によって精製して、74mg(41%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.30−2.49 (m, 2H), 3.50−4.0 0(m, 6H), 4.98−5.09 (m, 1H), 7.69 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.87(d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.51(d, J = 6.8 Hz, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1715に対して計算された,366、実測値、366。
実施例131:2−({1−[(3R)−1−シクロプロパンカルボニルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化シクロプロパンカルボニルから35%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.72−0.74 (m, 4H), 1.77−1.82 (m,1H), 2.34−2.48 (m, 2H), 3.46−4.16 (m, 4H), 4.98−5.11 (m, 1H), 7.69 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 8.55(d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1818に対して計算された,367、実測値、367。
実施例132:2−({1−[(3R)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化ベンゾイルから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.34−2.48 (m, 2H), 3.57−3.97 (m, 4H), 4.96−5.11 (m, 1H), 7.44−7.89 (m, 7H), 8.20 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C2118に対して計算された,403、実測値、403。
実施例133:2−({1−[(3R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび(ブロモメチル)ベンゼンから18%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.12−2.58 (m, 3H), 2.79−2.95 (m, 3H), 3.66 (s, 2H), 4.88−4.92 (m, 1H), 7.25−7.36 (m, 5H), 7.61 (s, 1H), 7.88 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.53 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.82 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C2120に対して計算された,489、実測値、489。
実施例134:2−({1−[(3R)−1−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMF中の2−[1−((3R)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.50mmol)、1−フルオロ−4−ヨード−ベンゼン(0.76mmol)、t−BuONa(242mg、2.5mmol)、BINAP(31mg、0.05mmol)およびPd(dba)(23mg、0.025mmol)の混合物を、マイクロ波中で130℃のN下で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残留物を、HPLCによって精製して、4mg(2%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ2.47−2.50 (2H, m), 3.33−3.73 (4H, m), 5.12−5.15 (1H, m), 6.58−6.60 (2H, m), 7.03(2H, t. J = 8.4 Hz), 7.67 (1H, s), 7.88 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.17 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 4.4 Hz). 8.81 (1H, s), 13.10 (1H, s)。[M+H]C2017FNに対して計算された,393;実測値、393。
実施例135:2−({1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例125の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピロリジンカルボキシラートから90%の収率で調製した。H NMR 400MHz、MeOD−d:δ 2.32−2.50 (m, 2H,), 3.20−3.75 (m, 4H), 5.13−5.18 (m, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.91 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.43 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.73 (s, 1H)。[M+H]C1414に対して計算された,299;実測値、299。
実施例136:2−({1−[(3S)−1−(エタンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロエチルスルホンから20%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ1.21 (t, J = 7.6 Hz , 3H), 2.41−2.50 (m, 2H), 3.06−3.17 (m, 2H), 3.46−3.81 (m, 4H), 5.02−5.07 (m, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 13.13 (s, 1H)。[M+H]C1618Sに対して計算された,391;実測値、391。
実施例137:2−({1−[(3S)−1−(シクロプロパンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロシクロプロピルスルホンから50%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.94−0.97 (m, 4H), 2.43−2.67 (m, 3H), 3.48−3.83 (m, 4H), 5.06 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz 1H), 8.26 (s, 1H), 8.55 (d, J = 4.8 Hz 1H), 8.83 (s, 1H),13.12 (s, 1H)。[M+H]C1718Sに対して計算された,403;実測値、403。
実施例138:2−({1−[(3S)−1−(ベンゼンスルホニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロフェニルスルホンから74%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.25−2.30 (m, 2H), 3.34−3.69 (m, 4H), 4.9 1(t, J = 4.8 Hz, 1H), 7.56−7.89 (m, 7H), 8.06 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C2018Sに対して計算された,439、実測値、439。
実施例139:1−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]エタン−1−オン
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化アセチルから60%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.97 (s, 3H), 2.30−2.45 (m, 2H), 3.44−3.98 (m, 4H), 4.97−5.06 (m, 1H), 7.69 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 8.55 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1616に対して計算された,341、実測値、341。
実施例140:3−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]−3−オキソプロパンニトリル
表題化合物を、実施例130の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびシアノ酢酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステルから22%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.30−2.49 (m, 2H), 3.50−4.00 (m, 6H), 4.98−5.09 (m, 1H), 7.69 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.87(d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.51(d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1715に対して計算された,366、実測値、366。
実施例141:2−({1−[(3S)−1−シクロプロパンカルボニルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化シクロプロパンカルボニルから30%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 0.72−0.74 (m, 4H), 1.77−1.82 (m,1H), 2.34−2.48 (m, 2H), 3.46−4.16 (m, 4H), 4.98−5.11 (m, 1H), 7.69 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 8.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C1818に対して計算された,367、実測値、367。
実施例142:2−({1−[(3S)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化ベンゾイルから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.34−2.48 (m, 2H), 3.57−3.97 (m, 4H), 4.96−5.11 (m, 1H), 7.44−7.89 (m, 7H), 8.20 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 13.12 (s, 1H)。[M+H]C2118に対して計算された,403、実測値、403。
調製143A:tert−ブチル4−({(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イル)ピラゾリル]ピロリジニル}カルボニル)ピペリジンカルボキシラート
DCM中の2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.50mmol)、ピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノ−tert−ブチルエステル(138mg、0.60mmol)、DIEA(1ml)およびHATU(267mg、0.70mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌し、その後、濃縮した。残留物を、HPLCによって精製して、126mg(50%)の表題化合物を得た。[M+H]C2531に対して計算された,510;実測値、510。
実施例143:2−({1−[(3S)−1−(ピペリジン−4−カルボニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DCM中のtert−ブチル4−({(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イル)ピラゾリル]ピロリジニル}カルボニル)ピペリジンカルボキシラート(126mg、0.25mmol)の混合物に、CFCOOH(2mL)を加え、混合物を1時間室温で撹拌し、その後、濃縮した。残留物を、HPLCによって精製して、20mg(30%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO):δ 1.88−2.02 (m, 4H), 2.48−2.55 (m, 2H), 3.04−3.10 (m, 3H), 3.33−3.96 (m, 5H), 4.09 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.90−5.06 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.94−7.99 (m, 2H), 8.33 (d, J = 5.2 Hz, 1H ). 8.78 (s, 1H)。[M+H]C2023に対して計算された,410;実測値、410。
調製144A:1−{(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イル)ピラゾリル]ピロリジニル}−2−クロロエタン−1−オン
THF中の2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.50mmol)およびDIEA(1mL)の溶液に、0℃でクロロ塩化アセチル(68mg、0.60mmol)を加えた。反応混合物を、室温で2時間攪拌し、ろ過し、濃縮した。残留物を、FC(20:1、DCM:MeOH)によって精製して、188mg(91%)の表題化合物を得た。
実施例144:1−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]−2−(メチルアミノ)エタン−1−オン
EtOH(10mL)中の1−{(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イル)ピラゾリル]ピロリジニル}−2−クロロエタン−1−オン)(188mg、0.05mmol)およびメチルアミンの溶液を、室温で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を、HPLCによって精製して、9mg(4.5%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、CDOD):δ2.47−2.58 (m, 2H), 2.71 (d, J = 2.8 Hz, 3H), 3.68−4.02 (m, 6H), 5.02−5.10 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.95−7.99 (m, 2H,), 8.36 (d, J = 5.2 Hz, 1H). 8.79 (s, 1H)。[M+H]C1719に対して計算された,370;実測値、370。
実施例145:2−({1−[(3S)−1−フェニルピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
トルエン中の2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.50mmol)、ブロモ−ベンゼン(95mg、0.60mmol)、t−BuONa(216mg、2.25mmol)、BINAP(31mg、0.05mmol)およびPd(dba)(50mg、0.05mmol)の混合物を、N下で24時間還流させ、その後、真空内で濃縮した。残留物を、HPLCによって精製して、9mg(5%)の表題化合物を得た。
H NMR(400MHz、DMSO):δ2.48−2.53 (m, 2H), 3.32−3.78 (m, 4H), 5.12−5.15 (m, 1H), 6.59−6.65 (m, 3H), 7.19 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.87 (d, J = 5.2Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.53 (d, J = 5.2 Hz, 1H). 8.80 (s, 1H,), 13.10 (s, 1H,)。[M+H]C2018に対して計算された,375;実測値、375。
実施例146:2−({1−[(3S)−1−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例145の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−フルオロ−4−ヨード−ベンゼンから7%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO):δ2.47−2.50 (m, 2H), 3.33−3.73 (m, 4H), 5.12−5.15 (m, 1H), 6.58−6.60 (m, 2H), 7.03(t, J = 8.4 Hz, 2H), 7.67 (s, 1H,), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.81 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2017FNに対して計算された,393;実測値、393。
実施例147:2−({1−[(3S)−1−(2−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例145の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−フルオロ−2−ヨード−ベンゼンから12%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO):δ2.41−2.50 (m, 2H), 3.46−3.84 (m, 4H,), 5.08−5.10 (m, 1H), 6.71−6.83 (m, 2H), 7.01−7.11 (m, 2H), 7.67 (s, 1H), 7.88 ( d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.81 (s, 1H,), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2017FNに対して計算された,393;実測値、393。
実施例148:2−({1−[(3S)−1−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例145の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−クロロ−4−ヨード−ベンゼンから6.7%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO):δ2.48−2.50 (m, 2H), 3.38−3.77 (m, 4H), 5.13−5.15 (m, 1H), 6.51 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.67 (s, 1H), 7.88 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.81 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2017ClNに対して計算された,409;実測値、409。
実施例149:2−({1−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例125の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3R)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピペリジンカルボキシラートから82%の収率で調製した。H NMR(300MHz、MeOD−d):δ1.87−2.28 (m, 4H,), 3.25−3.37 (m, 2H), 3.65−3.74 (m, 2H), 4.68−4.71 (m, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H)。[M+H]C1516に対して計算された,313;実測値、313。
実施例150:2−({1−[(3R)−1−(エタンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロエチルスルホンから42%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ1.21 (t, J = 7.6 Hz , 3H), 1.85−2.12 (m, 4H), 2.92−3.32 (m, 4H), 3.52−3.56 (m, 1H), 3.80−3.86 (m, 1H), 4.32 −4.37 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.89 (d, J = 5.1Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 13.09 (s, 1H)。[M+H]C1720Sに対して計算された,405;実測値、405。
実施例151:2−({1−[(3S)−1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロシクロプロピルスルホンから38%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 0.94−.1.01 (m, 4H), 1.68−2.13 (m, 4H), 2.66−2.69 (m, 1H), 2.95−3.01 (m, 1H), 3.22−3.28 (m, 1H), 3.53−3.56 (m, 1H), 3.80−3.84 (m, 1H), 4.37−4.41 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.89 (d, J = 5.1Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 13.09 (s, 1H)。[M+H]C1820Sに対して計算された,417;実測値、417。
実施例152:2−({1−[(3R)−1−(ベンゼンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびクロロフェニルスルホンから45%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.65−2.05 (m, 4H), 2.47−2.50 (m, 1H), 2.74 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 3.50 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.76 (d, J = 11.2Hz, 1H), 4.40−4.44 (m, 1H), 7.76−7.80 (m, 6H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.87 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2120Sに対して計算された,453、実測値、453。
実施例153:1−[(3R)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]エタン−1−オン
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化アセチルから55%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.23−2.14 (m, 7H), 3.07−4.16 (m, 5H), 7.68 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1718に対して計算された,355、実測値、355。
実施例154:3−[(3R)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]−3−オキソプロパンニトリル
表題化合物を、実施例130の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびシアノ酢酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステルから15%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 1.40−2.15 (m, 4H), 3.12−4.53 (m, 7H), 7.69 (s, 1H), 7.88 (d, J = 5.1Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.85 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1817に対して計算された,380、実測値、380。
調製155A:2−{(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピロリジニル}−2−オキソエチルアセテート
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)ピロリジン−3−イル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび酢酸クロロカルボニルメチルエステルから85%の収率で調製した。[M+H]C1818に対して計算された,399;実測値、399。
実施例155:2−ヒドロキシ−1−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピロリジン−1−イル]エタン−1−オン
MeOH(5ml)中の2−{(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピロリジニル}−2−オキソエチルアセテート(100mg、0.25mmol)およびKCO(42mg、0.30mmol)の混合物を、室温で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(20:1、DCM:MeOH)によって精製して、69mg(78%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 2.31−2.42 (m, 2H), 3.52−4.05 (m, 6H), 4.62−4.64 (m, 1H), 4.99−5.05 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1616に対して計算された,357;実測値、357。
実施例156:2−({1−[(3R)−1−シクロプロパンカルボニルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化シクロプロパンカルボニルから42%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 0.72−0.75 (m, 4H), 1.59−2.16 (m, 5H), 2.75−3.50 (m, 2H), 4.12−4.19 (m, 3H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.8Hz, 1H), 8.16−8.19 (m, 1H), 8.54 (d, J = 5.4Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1920に対して計算された,381、実測値、381。
実施例157:2−({1−[(3R)−1−ベンゾイルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化ベンゾイルから47%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.50−2.19 (m, 4H), 2.98−4.57 (m, 5H), 7.39−7.46 (m, 5H), 7.70−7.72 (m, 1H), 7.88 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.05−8.27 (m, 1H), 8.54 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2220に対して計算された,417、実測値、417。
実施例158:2−({1−[(3R)−1−ベンジルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび(ブロモメチル)ベンゼンから42%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 1.73−2.08 (m, 5H), 2.37 (t, J = 10.2Hz, 1H), 2.73−2.77 (m, 1H), 3.00−3.04 (m, 1H), 3.30−3.62 (m, 2H), 4.28−4.31 (m, 1H), 7.24−7.32 (m, 5H), 7.61 (s, 1H), 7.87 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.53 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.82 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2222に対して計算された,403、実測値、403。
実施例159:2−({1−[(3R)−1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例145の調製のための手順に従って、2−[1−((3R)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−フルオロ−4−ヨード−ベンゼンから2%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.76−2.15 (m, 4H), 2.78−2.79 (m, 1H), 3.04−3.11 (m, 1H), 3.51−3.55 (m, 1H), 3.77−3.82 (m, 1H), 4.41−4.42 (m, 1H), 7.01−7.06 (m, 4H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2119FNに対して計算された,407;実測値、407。
実施例160:2−({1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例125の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3S)−3−[4−(4−ヒドロキシピリジノ[3,4−d]ピリミジン−2−イルオキシ)ピラゾリル]ピペリジンカルボキシラートから91%の収率で調製した。H NMR(300MHz、MeOD−d4):δ1.87−2.28 (m, 4H,), 3.25−3.37 (m, 2H), 3.65−3.74 (m, 2H), 4.68−4.71 (m, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H)。[M+H]C1516に対して計算された,313;実測値、313。
実施例161:2−({1−[(3S)−1−(エタンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから33%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ1.21 (t, J = 7.6 Hz , 3H), 1.85−2.12 (m, 4H), 2.92−3.32 (m, 4H), 3.52−3.56 (m, 1H), 3.80−3.857 (m, 1H), 4.32 −4.37 (m, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.89 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 13.09 (s, 1H)。[M+H]C1720Sに対して計算された,405;実測値、405。
実施例162:2−({1−[(3S)−1−(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから50%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 0.94−.1.01 (m, 4H), 1.68−2.13 (m, 4H), 2.66−2.69 (m, 1H), 2.95−3.01 (m, 1H), 3.22−3.28 (m, 1H), 3.53−3.56 (m, 1H), 3.80−3.84 (m, 1H), 4.37−4.41 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.89 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 13.09 (s, 1H)。[M+H]C1820Sに対して計算された,417;実測値、417。
実施例163:2−({1−[(3S)−1−(ベンゼンスルホニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.65−2.05 (m, 4H), 2.47−2.50 (m, 1H), 2.74 (t, J = 10.4 Hz, 1H), 3.50 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.76 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.40−4.44 (m, 1H), 7.76−7.80 (m, 6H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.21(s, 1H), 8.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.87 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2120Sに対して計算された,453、実測値、453。
実施例164:1−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]エタン−1−オン
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化アセチルから60%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.23−2.14 (m, 7H), 3.07−4.16 (m, 5H), 7.68 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.17 (d, J =11.6 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1718に対して計算された,355、実測値、355。
実施例165:2−({1−[(3S)−1−シクロプロパンカルボニルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化シクロプロパンカルボニルから35%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 0.72−0.75 (m, 4H), 1.59−2.16 (m,5H), 2.75−3.50 (m, 2H), 4.12−4.19 (m, 3H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.16−8.19 (m, 1H), 8.54 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1920に対して計算された,381、実測値、381。
実施例166:3−[(3S)−3−[4−({4−ヒドロキシピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イル}オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−イル]−3−オキソプロパンニトリル
表題化合物を、実施例130の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよびシアノ酢酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステルから21%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 1.40−2.15 (m, 4H), 3.12−4.53 (m, 7H), 7.69 (s, 1H), 7.88 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.85 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C1817に対して計算された,380、実測値、380。
実施例167:2−({1−[(3S)−1−ベンゾイルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび塩化ベンゾイルから40%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.50−2.19 (m, 4H), 2.98−4.57 (m, 5H), 7.39−7.46 (m, 5H), 7.70−7.72 (m, 1H), 7.88 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.05−8.27 (m, 1H), 8.54 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2220に対して計算された,417、実測値、417。
実施例168:2−({1−[(3S)−1−ベンジルピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例126の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イルオキシ]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび(ブロモメチル)ベンゼンから30%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 1.73−2.08 (m, 5H), 2.37 (t, J = 10.2Hz, 1H), 2.73−2.77 (m, 1H), 3.00−3.04 (m, 1H), 3.30−3.62 (m, 2H), 4.28−4.31 (m, 1H), 7.24−7.32 (m, 5H), 7.61 (s, 1H), 7.87 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.53 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.82 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2222に対して計算された,403、実測値、403。
実施例169:2−({1−[(3R)−1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例145の調製のための手順に従って、2−[1−((3S)−3−ピペリジル)ピラゾール−4−イル]ピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび1−フルオロ−4−ヨード−ベンゼンから16%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ1.76−2.15 (m, 4H), 2.78−2.79 (m, 1H), 3.04−3.11 (m, 1H), 3.51−3.55 (m, 1H), 3.77−3.82 (m, 1H), 4.41−4.42 (m, 1H), 7.01−7.06 (m, 4H), 7.68 (s, 1H), 7.88 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.84 (s, 1H), 13.10 (s, 1H)。[M+H]C2119FNに対して計算された,407;実測値、407。
実施例170:2−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、4−ヒドロキシメチルベンゾトリフルオリドおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから51%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.61 (s, 2 H) 7.71 − 7.83 (m, 4 H) 7.87 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.92 (s, 1 H) 12.91 (s, 1 H)。[M+H]C1510に対して計算された,322;実測値、322。
実施例171:2−[(2−クロロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−クロロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから65%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.53 (s, 2 H) 7.25 − 7.50 (m, 2 H) 7.50 − 7.63 (m, 1 H) 7.63 − 7.78 (m, 1 H) 7.86 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.90 (s, 1 H) 12.79 (s, 1 H)。[M+H]C1410ClNに対して計算された,288;実測値、288。
実施例172:2−[(2,6−ジクロロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMA中の(2,6−ジクロロ−フェニル)−メタノール(4.97mmol)の溶液に、室温でNaH(200mg、4.97mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.83mmol)を加えた。混合物を、室温で一晩撹拌し、濃縮した残留物を、FC(DCM/MeOH=20/1)によって精製して、140mg(53%)の表題化合物を得た。
H NMR(400MHz、DMSO):δ5.68 (s, 2H), 7.49−7.53 (m, 1H), 7.59−7.61 (m, 2H), 7.86 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.92 (s, 1H), 12.71 (s, 1H)。[M+H]C14l2に対して計算された,322;実測値、322。
実施例173:2−[(2,3−ジクロロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例172の調製のための手順に従って、2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび(2,3−ジクロロ−フェニル)−メタノールから19%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ5.60 (s, 2H), 7.46 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.88 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.89 (s, 1H), 12.82 (s, 1H)。[M+H]C14l2に対して計算された,322;実測値、322。
実施例174:2−[2−(4−クロロフェニル)エトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
2−(4−クロロ−フェニル)−エタノール(2mL)およびNa(95mg、5eq、4.14mmol)の混合物を、撹拌し、Naが消滅するまで0.5時間60℃で加熱した。2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(150mg、0.83mmol)を、混合物に加え、混合物を90℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を、ゲルクロマトグラフィー(20:1、DCM:MeOH)によって精製し、白色固形物として195mg(59%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.07 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 4.62 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 7.38 (s, 4H), 7.83 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 5.2 Hz, 1H). 8.84 (s, 1H), 12.64(s, 1H)。[M+H]C1512ClNに対して計算された,302;実測値、302。
実施例175:2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)エトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例174の調製のための手順に従って、2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−エタノールから16%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO):δ3.08 (t, J = 6.3 Hz, 2H ), 4.63 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 7.35−7.37 (m, 1H), 7.56−7.58 (m, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.83 (d, J = 5.1 Hz, 1H ), 8.48 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.83 (s, 1H), 12.65 (s, 1H)。[M+H]C1511l2に対して計算された,336;実測値、336。
実施例176:2−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタノールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから53%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 6.72 − 7.02 (m, 1 H) 7.36 − 7.58 (m, 3 H) 7.58 − 7.74 (m, 2 H) 7.85 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H) 13.19 (br. s., 1 H)。[M+H]C1510に対して計算された,322;実測値、322。
実施例177:2−{[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メトキシ}ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例172の調製のための手順に従って、2−クロロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールおよび(2−トリフルオロメチル−フェニル)−メタノールから41%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO):δ 5.66 (s, 2H), 7.63 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.77 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.82−7.87 (m, 3H), 8.53 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.88 (s, 1H), 12.81(s, 1H)。[M+H]C1510に対して計算された,322;実測値、322。
実施例178:2−[(2−フルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2−フルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから66%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.52 (s, 2 H) 7.21 (td, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 7.34 − 7.41 (m, 2 H) 7.47 (td, J=7.96, 6.06 Hz, 1 H) 7.87 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.89 (br. s., 1 H) 12.75 (s, 1 H)。[M+H]C1410FNに対して計算された,272;実測値、272。
実施例179:2−[(3−フルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、3−フルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから15%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.48 (s, 2 H) 7.17 − 7.27 (m, 1 H) 7.38 (t, J=7.45 Hz, 2 H) 7.47 (td, J=8.02, 5.94 Hz, 1 H) 7.86 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=5.31 Hz, 1 H) 8.88 (s, 1 H) 12.56 − 12.84 (m, 1 H)。[M+H]C1410FNに対して計算された,272;実測値、272。
実施例180:2−[(4−フルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、4−フルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから52%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.48 (s, 2 H) 7.25 (t, J=8.97 Hz, 2 H) 7.59 (dd, J=8.46, 5.68 Hz, 2 H) 7.86 (d, J=5.31 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.89 (s, 1 H) 12.50 − 12.88 (m, 1 H)。[M+H]C1410FNに対して計算された,272;実測値、272。
実施例181:2−[(2,3−ジフルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2,3−ジフルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから21%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.59 (s, 2 H) 7.25 − 7.38 (m, 1 H) 7.41 − 7.56 (m, 2 H) 7.86 (d, J=5.31 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.89 (s, 1 H) 12.77 (s, 1 H)。[M+H]C14、290;実測値、290。
実施例182:2−[(2,5−ジフルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2,5−ジフルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから51%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δppm 5.53 (s, 2 H) 7.24 − 7.45 (m, 2 H) 7.52 (ddd, J=8.78, 5.62, 3.28 Hz, 1 H) 7.86 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.89 (s, 1 H) 12.76 (br. s., 1 H)。[M+H]C14に対して計算された,290;実測値、290。
実施例183:2−[(2,6−ジフルオロフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例21の調製のための手順に従って、2,6−ジフルオロベンジルアルコールおよび2−クロロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールから22%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δppm 5.43 − 5.68 (m, 2 H) 7.14 − 7.34 (m, 2 H) 7.48 − 7.70 (m, 1 H) 7.85 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.88 (s, 1 H) 12.69 (br. s., 1 H)。[M+H]C14に対して計算された,290;実測値、290。
実施例184:2−(ナフタレン−1−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
ジオキサン(10mL)中のナフチルメタン−1−オール(262mg、1.65mmol)の溶液に、0℃でNaH(67mg、1.65mmol)を加え、混合物を、30分間室温で撹拌した。2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(100mg、0.55mmol)を加え、混合物を一晩還流させた。溶媒を除去し、残留物を、FC(20:1、DCM:MeOH)によって精製して、114mg(69%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ ppm 5.96 (s, 2H), 7.52−8.15 (m, 8H),8.52 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.94 (s, 1H ), 12.67 (s, 1H)。[M+H]C1813に対して計算された,304;実測値、304。
実施例185:2−[(2−フェニルフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例187の調製のための手順に従って、(2−フェニルフェニル)メタノ−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから37%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.37 (s, 2H), 7.33−7.84 (m, 10H), 8.48 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.75 (s, 1H), 12.67 (s, 1H)。[M+H]C2015に対して計算された,330;実測値、330。
実施例186:2−[(3−フェニルフェニル)メトキシ]ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例187の調製のための手順に従って、(3−フェニルフェニル)メタノ−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから37%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.57 (s, 2H), 7.38−7.87 (m, 10H), 8.52 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.90 (s, 1H), 12.67 (s, 1H)。[M+H]C2015に対して計算された,330;実測値、330。
実施例187:2−(ナフタレン−2−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例187の調製のための手順に従って、2−ナフチルメタン−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから20%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 5.67 (s, 2H), 7.53−8.06 (m ,8H), 8.52 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.91 (s, 1H ), 12.76 (s, 1H)。[M+H]C1813に対して計算された,304;実測値、304。
実施例188:2−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例187の調製のための手順に従って、1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメタン−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから6%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.69−1.93 (m, 4H), 2.76 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.30 (d, J = 6.8 Hz ,1H), 4.44−4.66 (m, 2H), 7.09−7.18 (m ,3H), 7.38 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 6.8 Hz, 1H ), 8.49 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.85 (s, 1H), 12.69 (s, 1H)。[M+H]C1817に対して計算された,308;実測値、308。
実施例189:2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、インダン−2−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから10%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 3.11−3.18 (m, 2H), 3.40−3.48 (m, 2H), 5.90−5.91 (m, 1H), 7.18−7.20 (m, 2H), 7.28−7.31 (m, 2H), 7.82−7.84 (m, 1H), 8.50 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.88 (s, 1H), 12.50 (s, 1H)。[M+H]C1613に対して計算された,280;実測値、280。
実施例190:2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例187の調製のための手順に従って、インダニルメタン−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから6%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.88−1.96 (m, 1H), 2.21−2.32 (m, 1H), 2.48−3.06 (m, 2H), 3.59−3.66 (m, 1H), 4.55 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.14−7.45 (m ,4H), 7.84 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 6.8 Hz, 1H ), 8.85 (s, 1H), 12.69(s, 1H)。[M+H]C1715に対して計算された,294;実測値、294。
実施例191:2−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−メタノールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから8%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 1.51−1.55 (m, 1H), 2.00−2.02 (m, 1H), 2.26−2.28 (m, 1H), 2.55−2.60 (m, 1H), 2.79−2.95 (m, 3H), 4.41 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 7.09 (s ,4H), 7.84 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 5.1 Hz, 1H ), 8.84 (s, 1H), 12.66 (s, 1H)。[M+H]C1817に対して計算された,308;実測値、308。
実施例192:2−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例197の調製のための手順に従って、インダン−1−オールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから1%の収率で調製した。H NMR(300MHz、TFA−d):δppm 2.35−2.38 (m, 1H), 2.80−2.85 (m, 1H), 3.17−3.31 (m, 2H), 6.97−7.00 (m, 2H), 7.16 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.33−7.43 (m, 2H), 8.32−8.37 (m, 1H), 8.63 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.74 (d, J = 6.0 Hz, 1H)。[M+H]C1613に対して計算された,280;実測値、280。
実施例193:2−(1−ベンゾフラン−3−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、ベンゾフラン−3−イル−メタノールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから7%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 5.68 (s, 2H), 7.31−7.38 (m, 2H), 7.61−7.64 (m, 1H), 7.81−7.87 (m, 2H), 8.23 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.95 (s, 1H), 12.69 (s, 1H)。[M+H]C1611に対して計算された,294;実測値、294。
実施例194:2−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−メタノールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから4%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 3.85−3.88 (m, 1H), 4.09−4.12 (m, 2H), 4.43−4.49 (m, 2H), 6.79−6.86 (m, 2H), 7.12−7.22 (m, 2H), 7.81 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.43 (d, J = 5.4 Hz, 1H ), 8.61 (s, 1H), 11.77 (s, 1H)。[M+H]C1613に対して計算された,296;実測値、296。
実施例195:2−(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イルメトキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、クロマン−4−イル−メタノールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから11%の収率で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 2.02−2.07 (m, 2H), 3.35 (s, 1H), 4.19−4.23 (m, 2H), 4.54−4.72 (m, 2H), 6.77−6.91 (m, 2H), 7.11−7.13 (m, 1H), 7.38 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 5.1 Hz, 1H ), 8.50 (d, J = 5.1 Hz, 1H ), 8.86 (s, 1H), 12.73 (s, 1H)。[M+H]C1715に対して計算された,310;実測値、310。
実施例196:2−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イルオキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
表題化合物を、実施例184の調製のための手順に従って、1,2,3,4−テトラヒドロナフトールおよび2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オールから11%の収率で調製した。H NMR(400MHz、DMSO−d):δppm 1.79−2.22 (m, 4H), 2.72−2.89 (m, 2H), 6.39 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.17−7.43 (m, 4H), 7.85 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.50 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.90 (s, 1H), 12.54 (s, 1H)。[M+H]C1715に対して計算された,294;実測値、294。
実施例197:2−(3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−イルオキシ)ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール
DMSO(5mL)中の2−クロロピリジノ[3,4−d]ピリミジン−4−オール(200mg、1.10mmol)および18−クラウン−6(22mg、0.082mmol)の溶液に、室温でDMSO(5mL)中のクロマン−4−オール(249mg、1.66mmol)およびt−BuOK(186mg、1.66mmol)の溶液を加え、混合物を、一晩N下の130℃で撹拌した。溶媒を除去し、残留物を、FC(20:1、DCM:MeOH)によって精製して、21mg(6%)の表題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d):δppm 2.31−2.35 (m, 2H), 4.15−4.19 (m, 1H), 4.33−4.34 (m, 1H), 6.32 (s, 1H), 6.86−6.95 (m, 2H), 7.25−7.28 (m, 1H),7.46 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.51−8.53 (m, 1H), 8.92 (s, 1H ), 12.59 (s, 1H)。[M+H]C1613に対して計算された,296;実測値、296。
調製198A:8−クロロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
5mLのオルトギ酸トリエチル中の3−アミノ−2−クロロピリジン−4−カルボキサミド(500mg、2.9mmol)の混合物を、18時間還流で撹拌した。反応混合物を、濃縮し、ヘキサンで粉砕した。固形物を、ろ過し、乾燥させ、黄褐色固形物(510mg、97%)として表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ7.96 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.30 (1H, s), 8.44 (1H, d, J = 5.2 Hz), 12.85(1H, br s)。[M+H]CClNOに対して計算された,182;実測値、182。
実施例198:8−(1−メチルイミダゾール−4−イル)−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン
DMF(1mL)中の8−クロロ−3H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オン(50mg、0.27mmol)、トリブチル−(1−メチルイミダゾール−4−イル)スタンナン(224mg、0.027mmol)および[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(18mg、0.027mmol)の混合物を、2時間150℃で密閉したバイアル中で撹拌した。反応混合物を、ろ過し、分取HPLCによって精製した。関連する分画(fractions)を、黄色油に濃縮した。油をエタノール中に取り込み、エタノール中のHCl(1N)を加えた。結果として生じる沈澱物を、ろ過し、乾燥させ、白色固形物(塩酸塩)として12mg(20%)の表題化合物を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ3.98 (s, 3 H), 8.06 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 8.76 (d, J=5.05 Hz, 1 H), 9.28 (s, 1 H), 12.99 (br. s., 1 H)。[M+H]C11Oに対して計算された,228;実測値、228。
II.生物学的評価
実施例1:インビトロでの酵素阻害アッセイ
本アッセイは、Jarid1A、Jarid1B、およびJMJD2Cのデメチラーゼ活性を阻害する試験化合物の能力を決定する。バキュロウィルス発現のJarid1A(GenBank Accession#NM_001042603、AA1−1090)を、BPS Bioscience(Cat#50110)から購入した。バキュロウィルス発現のJarid1B(GenBank Accession#NM_006618、AA 2−751))を、BPS Bioscience(Cat#50121)から購入したか、またはMolecularThroughputによってカスタムメイドした。バキュロウィルス発現のJMJD2C(GenBank Accession#BC143571、AA 2−372)を、BPS Bioscience(Cat#50105)から購入した。
Jarid1Aアッセイ
Jarid1A活性の酵素アッセイは、時間分解−蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)の検出に基づく。Jarid1Aの活性を阻害する試験化合物の能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレート様式で決定した:50mM HEPESのアッセイ緩衝液中の、1nM Jarid1A、300nM H3K4me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat#64357)、2μM α‐ケトグルタル酸、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、および2μM硫酸鉄(II)アンモニウム。LANCE検出緩衝液(PerkinElmer)中の5mMのEDTAの存在下で、検出試薬Phycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Phycolink Streptavidin−allophycocyanin)(Prozyme)およびユウロピウム−抗−モノまたはジ−メチル化ヒストンH3リジン4(H3K4me1−2)抗体(PerkinElmer)を、それぞれ、25nMおよび1nMの終末濃度で加えた後に、反応生成物をTR−FRETによって定量した。
アッセイ反応を、以下によって開始させた:3%のDMSO中の900nMのH3K4me3−ビオチン標識化ペプチドの2μlの混合物および2μlの11ポイントの(11−point)段階希釈した阻害剤を有する6μMのα‐ケトグルタル酸を、プレートの各ウェルに加え、その後、2μlの3nM Jarid1Aを加え、反応を開始させた。
反応混合物を、30分間室温でインキュベートし、50nMのPhycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニンおよび2nMのユウロピウム−抗−H3K4me1−2抗体を含有しているLANCE検出緩衝液に6μlの5mM EDTAを加えることによって終了した。プレートを、室温での1時間のインキュベーション後に、TR−FRETモード(320nmでの励起、615nmおよび665nmでの発光)でEnVisionMultilabel Readerによって読み取った。各ウェルに対する比率を計算し(665/615)、それを阻害定数(IC50)の決定に適合させた。
Jarid1Bアッセイ
Jarid1Bの活性を阻害する試験化合物の能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレート様式で決定した:50mM HEPESのアッセイ緩衝液中の、0.8nM Jarid1B、300nM H3K4me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat#64357)、2μM α‐ケトグルタル酸、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、および2μM 硫酸鉄(II)アンモニウム。LANCE検出緩衝液(PerkinElmer)中の5mMのEDTAの存在下で、検出試薬Phycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)およびユウロピウム−抗−モノまたはジ−メチル化ヒストンH3リジン4(H3K4me1−2)抗体(PerkinElmer)を、それぞれ、25nMおよび1nMの終末濃度で加えた後に、反応生成物をTR−FRETによって定量した。
アッセイ反応を、以下によって開始させた:3%のDMSO中の900nMのH3K4me3−ビオチン標識化ペプチドの2μlの混合物および2μlの11ポイントの段階希釈した阻害剤を有する6μMのα‐ケトグルタル酸を、プレートの各ウェルに加え、その後、2μlの2.4nM Jarid1Bを加え、反応を開始させた。反応混合物を、30分間室温でインキュベートし、50nMのPhycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニンおよび2nMのユウロピウム−抗−H3K4me1−2抗体を含有しているLANCE検出緩衝液に6μlの5mM EDTAを加えることによって終了した。
プレートを、室温での1時間のインキュベーション後に、TR−FRETモード(320nmでの励起、615nmおよび665nmでの発光)でEnVisionMultilabel Readerによって読み取った。各ウェルに対する比率を計算し(665/615)、それを阻害定数(IC50)の決定に適合させた。
JMJD2Cアッセイ
JMJD2Cの活性を阻害する試験化合物の能力を、以下の反応条件下で384ウェルプレート様式で決定した:50mM HEPESのアッセイ緩衝液中の、0.3nM JMJD2C、300nM H3K9me3−ビオチン標識化ペプチド(Anaspec cat#64360)、2μM α‐ケトグルタル酸、pH7.3、0.005% Brij35、0.5mM TCEP、0.2mg/ml BSA、50μM L−アスコルビン酸ナトリウム、および2μM 硫酸鉄(II)アンモニウム。LANCE検出緩衝液(PerkinElmer)中の5mMのEDTAの存在下で、検出試薬Phycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)およびユウロピウム−抗−ジ−メチル化ヒストンH3リジン9(H3K9me2)抗体(PerkinElmer)を、それぞれ、50nMおよび1nMの終末濃度で加えた後に、反応生成物をTR−FRETによって定量した。
アッセイ反応を、以下によって開始させた:3%のDMSO中の900nMのH3K9me3−ビオチン標識化ペプチドの2μlの混合物および2μlの11ポイントの段階希釈した阻害剤を有する6μMのα‐ケトグルタル酸を、プレートの各ウェルに加え、その後、2μlの0.9nMのJMJD2Cを加え、反応を開始させた。反応混合物を、30分間室温でインキュベートし、100nMのPhycolinkストレプトアビジン−アロフィコシアニンおよび2nMのユウロピウム−抗−H3K9me2抗体を含有しているLANCE検出緩衝液に6μlの5mM EDTAを加えることによって終了した。プレートを、室温での1時間のインキュベーション後に、TR−FRETモード(320nmでの励起、615nmおよび665nmでの発光)でEnVisionMultilabel Readerによって読み取った。各ウェルに対する比率を計算し(665/615)、それを阻害定数(IC50)の決定に適合させた。
デメチラーゼ活性を阻害する本明細書に開示される化合物の能力を、定量化し、それぞれのIC50値を決定した。表3は、本明細書に開示される様々な化合物のIC50値を提供する。
実施例2:インビトロでの細胞ベースのアッセイ
KDM5Aおよび5Bの細胞阻害の程度を測定するアッセイが開発された。この定量的イムノ‐ブロッティングアッセイは、ZR−75−1乳癌細胞株の抽出物からのヒストンデメチラーゼKDM5AおよびKDM5Bの直接的な酵素活性の特異的な基質および生成物である、アミノ酸リジンのナンバー4でトリ−メチル化されたヒストンH3の量を測定する。
アッセイ原則
本アッセイは、試験化合物で処置された細胞から抽出されたトリ−メチルH3K4の定量化のための蛍光測定のイムノアッセイであり、KDM5A/Bの細胞阻害の基準として使用される。
アッセイ方法
50,000(ATCC)と番号付けされるZR−75−1(PTEN null,ER+)乳癌細胞を、96ウェルの組織培養処置されたプレートの各ウェルへと播種し、その後、1250μMから10nMの範囲の試験化合物の終末濃度範囲を有する試験化合物の11ポイントの希釈にさらした。細胞を、72時間、試験化合物の存在下に置いた。抽出液(Extracts)を、洗浄剤ベースの溶解および音波処理方法を使用して、細胞のヒストン物質をすべて含有するように調製した。これらの溶解物を、続いて、比色のビシンコニン酸アッセイ(MicroBCA Pierce/Thermo Scientific)を使用して、総タンパク含量のために正常化した。その後、正常化した細胞抽出液を、NuPage試薬(Life Technologies)を使用して、典型的なイムノ−ブロッティング手順にさらした。その後、電気泳動的に分離したヒストンを、移動させて、重合ビニリデンのジフルオリド膜(Immobilon−FL Millipore)を使用して固定した。ヒストンH3のトリ−メチル化されたリジン4の量を、トリ−メチル化された状態に特異的な抗体を使用して検出し(Cell Signaling Technologies)、デンシトメトリーソフトウェアのパッケージを使用して、赤外線映像装置上で定量化した(Odyssey CLx, Image Studio, Li−Cor)。このバックグラウンド除去したデンシトメトリー値を、そのサンプルに対するGAPDH量の定量として報告し、その後、DMSO処理したサンプルのパーセントとして計算した。その後、ソフトウェアパッケージXL−fit(IDBS)を、以下の方程式によって、与えられた試験化合物の希釈系列に対する相対的なIC50値を計算するために使用した:
表4は、本明細書に開示される様々な化合物の細胞のIC50値を提供する。
実施例3:インビボでの異種移植(Xenograph)研究
0.72mgの17−βエストラジオールを含有している徐放性ペレットを、nu/nuマウスへと皮下に植え込む。MCF−7細胞を、5%のCO、37℃で、10%のFBSを含有しているRPMIにおいて成長させる。細胞を、1X10細胞/mLで50%のRPMI(無血清)および50%のマトリゲルにおいて、遠心沈殿させ、再懸濁する。MCF−7細胞を、ペレット植込みの2−3日後に右脇腹上に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍容積(長さ×幅/2)を、週2回モニタリングする。腫瘍が〜200mmの平均容積に達すると、動物を無作為化し、処置を開始する。動物を、4週間毎日、ビヒクルまたは化合物で処置する。腫瘍容積および体重を、研究の全体にわたって週2回モニタリングする。処置期間の終わりに、血漿および腫瘍のサンプルを、それぞれ、薬物動態学的および薬理学的な解析のために採取する。
III.薬学剤形の準備
実施例1:経口錠剤
48重量%の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換されたヒドロキシプロピルセルロース、および2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することによって、錠剤を調製する。錠剤を、直接圧縮によって調製する。圧縮錠剤の総重量を、250−500mgに維持する。

Claims (56)

  1. 式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩であって:

    式中、
    Xは、アルキル、または−L−Rであり;
    Lは、単結合、またはC−Cアルキレンであり;
    は、カルボシクリル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり;
    Yは、水素または

    であり、および
    は、アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、またはカルボシクリ
    ルアルキルである、化合物。
  2. Yが、水素であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  3. Yが、

    であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  4. Xが、アルキルであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  5. Xが、−L−Rであることを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  6. Xが、アルキルであることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  7. Xが、アルキルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  8. Xが、−L−Rであることを特徴とする、請求項2に記載の化合物。
  9. Xが、−L−Rであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  10. アルキルが、C−Cアルキルであることを特徴とする、請求項6または7に記載の化合物。
  11. アルキルが、少なくとも1つのフルオロ置換基で置換されることを特徴とする、請求項10に記載の化合物。
  12. アルキルが、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換されることを特徴とする、請求項10に記載の化合物。
  13. アルキルが、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rがアルキルであることを特徴とする、請求項10に記載の化合物。
  14. アルキルが、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択されることを特徴とする、請求項10に記載の化合物。
  15. Lが、単結合であることを特徴とする、請求項8または9に記載の化合物。
  16. が、カルボシクリルであることを特徴とする、請求項15に記載の化合物。
  17. が、アリールであることを特徴とする、請求項15に記載の化合物。
  18. が、ヘテロシクリルであることを特徴とする、請求項15に記載の化合物。
  19. が、ヘテロアリールであることを特徴とする、請求項15に記載の化合物。
  20. アリールが、フェニル基であることを特徴とする、請求項17に記載の化合物。
  21. フェニルが、少なくとも1つのハロゲン置換基で置換されることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  22. フェニルが、少なくとも1つのアルキル置換基で置換されることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  23. フェニルが、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換されることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  24. フェニルが、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、および各Rがアルキルであることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  25. フェニルが、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択されることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  26. フェニルが、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから選択される基で置換されることを特徴とする、請求項20に記載の化合物。
  27. ヘテロアリールが、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、フラニル、イソチアゾリル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、ピロリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、またはチオフェニルから選択される基であることを特徴とする、請求項19に記載の化合物。
  28. ヘテロアリール基が、少なくとも1つのハロゲン置換基で置換されることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  29. ヘテロアリール基が、少なくとも1つのアルキル置換基で置換されることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  30. ヘテロアリール基が、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換されることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  31. ヘテロアリール基が、−NHCOR、−NHCO、−NHCONHR、−N(R)COR、−N(R)CO、−N(R)CONHR、−N(R)CON(R)R、−NHSO、または−NRSOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択され、およびRがアルキルであることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  32. ヘテロアリール基が、−CONH、−CONHR、−CON(R、−COR、−SONH、−SONHR、−SON(R、または−SOから選択される少なくとも1つの基で置換され、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択されることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  33. ヘテロアリール基が、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから選択される基で置換されることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  34. ヘテロアリールが、構造:

    を有するピラゾリルであり、
    式中、Rが、アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、カルボシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アラルキル、またはヘテロアリールアルキルから選択される基であることを特徴とする、請求項27に記載の化合物。
  35. 基が、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、アミノ、C−Cアルキルアミノ、C−Cジアルキルアミノ、ピペリジニル、ピロリジニル、またはモルフォリニルから選択される少なくとも1つの基で随意に置換された、C−Cアルキルであることを特徴とする、請求項34に記載の化合物。
  36. 基が、構造:

    を有する、4−テトラヒドロピラニル、1−モルフォリニル、または4−ピペリジニルから選択されるヘテロシクリルであり、
    式中、Rが、−COR、−CO、−CONHR、または−SOであり、各Rが、アルキル、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルから独立して選択されることを特徴とする、請求項34に記載の化合物。
  37. Lが、C−Cアルキレンであることを特徴とする、請求項8または9に記載の化合物。
  38. Lが、C−Cアルキレンであることを特徴とする、請求項8または9に記載の化合物。
  39. が、3乃至7員環のカルボシクリルであることを特徴とする、請求項37に記載の化合物。
  40. が、フェニルであることを特徴とする、請求項37に記載の化合物。
  41. が、5乃至6員環のヘテロアリールであることを特徴とする、請求項37に記載の化合物。
  42. が、4乃至6員環の酸素を含有しているヘテロシクリルであることを特徴とする、請求項37に記載の化合物。
  43. が、アルキルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  44. が、ヘテロシクリルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  45. が、ヘテロシクリルアルキルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  46. が、カルボシクリルアルキルであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物。
  47. アルキルが、メチルであることを特徴とする、請求項43に記載の化合物。
  48. アルキルが、C−Cアルキルであることを特徴とする、請求項43に記載の化合物。
  49. アルキルが、少なくとも1つのフルオロ置換基で置換されることを特徴とする、請求項47または48に記載の化合物。
  50. アルキルが、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、またはジアルキルアミノから選択される少なくとも1つの基で置換されることを特徴とする、請求項48に記載の化合物。
  51. ヘテロシクリルが、4乃至6員環の酸素または窒素を含有しているヘテロシクリルであることを特徴とする、請求項44に記載の化合物。
  52. ヘテロシクリルアルキルが、4乃至6員環の酸素または窒素を含有しているヘテロシクリルアルキル、およびC−Cアルキレンから成ることを特徴とする、請求項45に記載の化合物。
  53. カルボシクリルアルキルが、3乃至7員環のカルボシクリル、およびC−Cアルキレンから成ることを特徴とする、請求項46に記載の化合物。
  54. 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
  55. ヒストンデメチラーゼ酵素を請求項1に記載の化合物と接触させることを含む、ヒストンデメチラーゼ酵素を阻害するための薬剤の製造における、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
  56. 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を、それを必要としている被験体に投与することを含む、被験体の癌を処置するための薬剤の製造における、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
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