JP6332433B2 - コンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法およびプログラム - Google Patents

コンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、多数のコンテンツ一覧より容易に所望のコンテンツを検索可能とする、コン
テンツ表示装置、コンテンツ表示方法およびプログラムに関する。
近年、携帯型デバイス等において利用できる記録媒体としてのメモリ容量が増大してお
り、またネットワークを介してコンテンツを取得可能なサービスもあり、検索対象となる
コンテンツの数が膨大となっている。このため、膨大な数のコンテンツをシンプル且つ効
果的に検索する手法が提案されている。
特開2010−66805号公報
特許文献1には、コンテンツの属性情報に基づくコンテンツの名称の頭文字リストによ
り、コンテンツを選択し、そのコンテンツの再生を行う装置について開示されている。
上述した装置においては、再生対象のコンテンツの頭文字を表示させるため、頭文字の
一覧性がコンテンツに左右されてしまうため、頭文字表示画面をスクロールする場合に、
頭文字の予測が困難である。また、頭文字の表示と、コンテンツの一覧の表示とを切り替
えるために、各々の関連性を直感的に把握することが困難である。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、コンテンツの一覧表示による視
認性を犠牲にすることなく、頭文字による検索を行うことのできる、コンテンツ表示装置
、コンテンツ表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ表示装置は、操作指示が入力されるタッチパネル操作部と、フリック操作によって前記タッチパネル操作部に入力された操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ表示方法は、フリック操作による操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御ステップを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ表示プログラムは、コンテンツ表示装置が備えるコンピュータに、フリック操作による操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御ステップを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの一覧表示による視認性を犠牲にすることなく、頭文字に
よる検索を行うことを可能とする。
本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の構成ブロック図の例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の制御部によって実行される機能ブロック図の例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の外観斜視図の例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の表示画面例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の表示画面例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の表示画面例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の表示画面例である。 本発明の実施例に係るコンテンツ表示装置の表示画面例である。
以下、本発明の実施例におけるコンテンツ表示装置100について、図1から図3を参
照して説明する。
図1に示すように、コンテンツ表示装置100は、表示部に各種コンテンツの一覧を表
示させることができる各種装置が対象であり、例えばスマートフォン等の携帯電話、タブ
レットPC等を含む携帯型メディア装置、デジタルカメラ、携帯型ナビゲーション装置(
PND)、デジタルフォトフレーム等である。また、携帯型の装置に限らず、ナビゲーシ
ョン装置等の車載装置、据え置き型のPCやオーディオ装置またはビデオ装置であっても
よい。
コンテンツ表示装置100は、制御部10、表示部20、記憶部30、操作部40、入
出力部50を備える。コンテンツ表示装置100は、上記以外にも必要に応じて各種要素
を備えてもよい。
制御部10は、コンテンツ表示装置100の各部の制御や各種データの処理を行う。
制御部10は、例えば、演算や処理を行うためのCPU(Central Processing Unit)
11、DSP(Digital Signal Processor)12に加えて、データやプログラムの一時記
憶領域や実行領域となるRAM(Random Access Memory)13およびROM(Read Only
Memory)14等を備えて構成される。
制御部10を構成するCPU11は、コンテンツ表示装置100の各部からの操作信号
やデータに基づき、ROM14に記憶された各種プログラムをRAM13上で実行するこ
とにより各部の制御を行う。
制御部10を構成するDSP12は、主に画像データや音声データのデコードやエンコ
ード、データに対する各種演算処理等を行う。画像に関する処理等は、DSP12に加え
て、またはDSP12に代えて専用の画像処理用プロセッサを備えてもよい。
表示部20は、例えば液晶表示素子や有機EL(Electro Luminescence)表示素子等か
らなり、後述する表示制御部151の制御によって各種情報を表示する。
記憶部30は、各種コンテンツデータを記憶する記憶素子であり、例えばHDD(Hard
Disk Drive)やフラッシュメモリより構成される。また、記憶部30はコンテンツ表示
装置100に内蔵されるものに限らず、入出力部50として機能する所定のインターフェ
ースや所定の接続端子に接続される外部の記憶デバイスであってもよい。外部の記憶デバ
イスの一例としては、USB(Universal Serial Bus)端子に接続されるUSBメモリや
外部HDD装置、所定のメモリカードスロットにより接続されるメモリカードなどである
操作部40は、コンテンツ表示装置100に対するユーザからの操作指示を受け付け、
受け付けた操作指示信号を後述する操作制御部152に送出する。操作部40の具体例と
しては、コンテンツ表示装置100の表面に備えられた機構的スイッチやタッチセンサ、
表示部20に重ねて備えられたタッチパネル操作部41、またはコンテンツ表示装置10
0を有線または無線による通信によって操作する図示しないリモコン装置等である。
タッチパネル操作部41によって受け付けられる操作の例としては、フリック操作やタ
ップ操作等がある。具体的には、タップ操作は、ユーザが表示部20に重ねられているタ
ッチパネル操作部41の表面における所望の位置を軽く叩く操作である。また、フリック
操作は、同様に所望の位置から所望の方向にスライドさせる操作や払う操作である。
操作部40がタッチパネル操作部41である場合は、後述する表示制御部151による
表示処理と連動し、表示内容に基づく各種操作を行う。例えば、複数の項目が一覧表示さ
れている画面におけるフリック操作によるスクロール処理、特定の項目の表示に対するタ
ップ操作等による選択処理や再生処理等である。
入出力部50は、コンテンツ表示装置100にコンテンツデータを含む各種データの入
力または出力を行うインターフェースであり、具体的にはUSB端子やHDMI(High-D
efinition Multimedia Interface:登録商標)端子、メモリカードスロットなどである。
入出力部50は、アナログ信号の入出力端子であってもよい。入出力部50によって入力
された各種データは、必要に応じて表示制御部151の処理によって表示部20に表示さ
れ、制御部10の処理によって記憶部30に記憶されてもよい。
入出力部50は、出力対象となるデジタルデータをアナログ信号に変換するDAC(Di
gital Analog Converter)、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するADC
(Analog Digital Converter)、出力対象となるデータや入力されたデータまたは信号を
増幅する増幅部を包含してもよい。また、入出力部50は、画像データを取得する撮像素
子、音声信号を入力するマイクロフォン、音声信号を出力するスピーカ等であってもよい
図2に示すように、制御部10は、上述した構成要素によって実現される機能として、
表示制御部151、操作制御部152、再生制御部、項目抽出部154、頭文字抽出部1
55が構成される。
表示制御部151は、表示部20に対して各種情報を表示させる処理を行う。例えば、
記憶部30に記憶されているコンテンツの一覧画面や、コンテンツの頭文字の一覧画面、
コンテンツに関わる画像や映像を表示させる処理を行う。また、表示制御部151は、こ
れらの一覧画面に対して操作部40よりスクロール表示の指示が入力された場合は、これ
らの一覧画面をスクロール表示させる処理を行う。
操作制御部152は、操作部40から取得した操作信号に基づいた処理を実行させる。
例えば、操作部40によりコンテンツの選択指示やコンテンツの再生指示が実行された場
合、操作制御部152は、実行された指示に対応する信号を生成し、表示制御部151に
コンテンツが選択された表示を実行させ、再生制御部153にコンテンツの再生を実行さ
せる。
再生制御部153は、操作部40の操作や他の処理に基づき、コンテンツの再生を実行
する。再生制御部153の処理によるコンテンツの再生データは、コンテンツが画像デー
タや映像データを含む場合は、それらの画像や映像が表示制御部151の制御により表示
部20に表示され、コンテンツが音声データを含む場合は、入出力部50における音声信
号や音声データの出力端子またはスピーカより出力される。
項目抽出部154は、記憶部30に記憶されているコンテンツなど、再生制御部153
による再生対象となるコンテンツに関する情報より、各種項目を抽出する。コンテンツに
関する情報の例としては、コンテンツに付加されているタグ情報等であり、一例として、
コンテンツがMP3形式の音声データである場合のID3タグに相当する。
項目抽出部154により抽出される項目の例としては、コンテンツの名称である楽曲名
、コンテンツのジャンル、コンテンツが属するアルバム名称、コンテンツの演奏者や歌手
であるアーティスト名などである。項目抽出部154により抽出された各項目は、コンテ
ンツの一覧として表示されるとともに、各々の項目毎のソート検索等を可能とする。
頭文字抽出部155は、項目抽出部154により抽出された各項目毎の頭文字を抽出す
る。具体例としては、楽曲名が「BBCCCC」である場合は、楽曲名の頭文字「B」を抽出す
る。アルバム名が「XXX」である場合は、アルバム名の頭文字「X」を抽出する。アーティ
スト名が「YYXX」である場合は、アーティスト名の頭文字「Y」を抽出する。また、ジャ
ンル名が「Jazz」である場合は、ジャンル名の頭文字「J」を抽出する。各々の項目によ
り抽出された頭文字に、大文字と小文字とが存在する場合、大文字と小文字は各々別の頭
文字として扱ってもよく、同一の頭文字として扱ってもよい。
頭文字抽出部155は、各項目名称に、例えば漢字が用いられている場合は、その漢字
の読みを表す音に基づく頭文字を抽出する。具体例としては、楽曲名「春の・・」である
場合は、楽曲名の頭文字「は」を抽出する。アルバム名が「四季の・・」である場合は、
アルバム名の頭文字「し」を抽出する。アーティスト名やジャンル名であっても同様であ
る。頭文字抽出部155が抽出した頭文字が片仮名である場合は、ひらがなに置き換える
ことが好ましい。
頭文字抽出部155は、上述した例のように、項目が異なっても抽出する頭文字は共通
した頭文字を適用する。例えば、楽曲名やアーティスト名等に漢字やひらがな、片仮名か
らなる日本語を含む場合、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名の各々の頭
文字を、英文字の「A」〜「Z」、算用数字、ひらがなの「あ」〜「ん」とする。
また、頭文字抽出部155は、英語圏での仕様として、各々の項目における頭文字を、
英文字の「A」〜「Z」および算用数字とする。また、ドイツ語圏の仕様として、英文字の
「A」〜「Z」にウムラウト文字を加えたものおよび算用数字とする。このように、各国語
に適した頭文字を用いることができる。
図3は、コンテンツ表示装置100の一形態として、スマートフォンに適用した場合の
外観斜視図例である。
の形態は矩形であり、その一面に表示部20および表示部20に重畳した操作部40で
あるタッチパネル操作部41を備える。また、入出力部50の例として、マイクロフォン
や音声出力端子を備える。図示はしないが、操作部40としてのスイッチ類や、入出力部
50としてのスピーカや撮像素子を備えていてもよい。また、図1には図示していないが
、コンテンツ表示装置100は、携帯電話回線や公衆無線LAN、Bluetooth(
登録商標)における通信を可能とする通信部を内蔵している。
図3に示すような形態のコンテンツ表示装置100である場合は、コンテンツの一覧や
頭文字の一覧が表示部20に表示され、それらの選択やスクロール操作は主にタッチパネ
ル操作部41による操作によって行われる。
次に、本発明におけるコンテンツ表示装置100の表示処理について、図4から図9を
用いて説明する。
先ず、図4により、頭文字による検索を行う前のコンテンツ一覧を表示した例について
説明する。図4は、表示部20における表示画面200を模した図であり、一例として楽
曲のコンテンツに対して、楽曲名順に一覧表示している例である。この場合、表示画面2
00は、画面情報表示エリア210、コンテンツ一覧表示部221、コンテンツリスト選
択エリア230より構成される。
表示画面200には、これら以外に例えばコンテンツ表示装置100のバッテリ残状態
を示すアイコンや、各種通信方式における電界強度を示すアイコン、現在時刻の表示等、
他の表示を含んでもよい。
画面情報表示エリア210は、表示画面200に表示されている内容を表す表示を行う
。図4の例においては、楽曲名順の一覧表示であることを示すアイコンとともに「Music
Title List」の文字が表示されている。また、画面情報表示エリア210には、頭文字検
索のポップアップ画面を表示させるための、頭文字検索起動アイコン211が表示されて
いる。頭文字検索起動アイコン211がユーザにより操作されると、後述する頭文字一覧
表示部250が、コンテンツ一覧表示部221上に重畳表示される。
コンテンツ一覧表示部221は、選択されている一覧表示に基づき、コンテンツが一覧表
示されている。図4の例においては、楽曲名順の一覧表示が選択されているため、再生対
象となるコンテンツが楽曲名順に一覧表示されている。
コンテンツ一覧表示部221は、初期画面として英文字の「A」から始まる楽曲名のコ
ンテンツを最上部からソート表示されており、コンテンツ一覧表示部221上でフリック
操作によりコンテンツ一覧のスクロール表示を行うことができる。また、任意のコンテン
ツが表示されている部位をタップ操作等によりコンテンツの選択や再生を指示することが
できる。
コンテンツ一覧表示部221は、コンテンツ毎に複数の区画が表示され、区画毎に、図
4の例における項目名としての楽曲名およびその楽曲名に対応するアーティスト名などが
表示される。図4の例においては、頭文字「A」の一覧における最初に表示される区画の
コンテンツとして、楽曲名が「AAAABBBB」であり、アーティスト名が「DDDDDDDDD」が表
示されている。他に、アルバム名やジャンル名、アルバムジャケット画像などを表示して
もよい。
さらに、再生対象となるコンテンツとして、コンテンツ表示装置100に内蔵されている
記憶部30に記憶されているコンテンツと、コンテンツ表示装置100で再生可能である
が、他の装置や他の記憶媒体に記憶され、通信手段を介して再生可能なコンテンツを表示
させてもよい。この場合の例としては、他の装置や他の記憶媒体に記憶され、通信手段を
介して再生可能なコンテンツを視認可能とする他装置コンテンツアイコン240をコンテ
ンツの名称等に併せて表示させる。この場合、楽曲名「BCDDDDDD」でありアーティスト名
「PPPPP」のコンテンツが、記憶部30に記憶されておらず、他の装置等から再生可能な
コンテンツであることを示している。
図4の例においては、コンテンツ一覧表示部221は、頭文字「A」で開始するコンテ
ンツの一覧を表示するコンテンツ一覧表示部221Aと、頭文字「B」で開始するコンテ
ンツの一覧を表示するコンテンツ一覧表示部221Bが表示されている。また、コンテン
ツ一覧表示部221Aの最上部には、頭文字「A」で開始するコンテンツの一覧が開始さ
れる位置であることを示す、頭文字インデックス220Aが表示されている。同様に、コ
ンテンツ一覧表示部221Bの最上部には、頭文字「B」で開始するコンテンツの一覧が
開始される位置であることを示す、頭文字インデックス220Bが表示されている。
コンテンツリスト選択エリア230は、コンテンツ一覧表示部221にどの項目による
一覧を表示させるか選択するアイコン等が表示される。図4の例においては、コンテンツ
リスト選択エリア230には、ジャンル名検索アイコン231、アーティスト名検索アイ
コン232、アルバム名検索アイコン233、楽曲名検索アイコン234、プレイリスト
検索アイコン235が表示される。これらのアイコンは、タップ操作等を行うことにより
所望のアイコンに対応したコンテンツの一覧がコンテンツ一覧表示部221に表示される
。また、これらのアイコンに加えて、再生・一時停止アイコン236も表示される。
次に、コンテンツの所望の項目における頭文字検索処理を、図5を用いて説明する。
先ず、ユーザは、タッチパネル操作部41の操作によってコンテンツリスト選択エリア
230における所望のアイコンを選択する(ステップS101)。ステップ101におい
て、所望のアイコンが選択されることにより、コンテンツの一表示を行う項目が決定する
と、項目抽出部154は、コンテンツのタグ情報等により選択された項目を抽出するとと
もに、表示制御部151は、抽出した項目に基づき表示部20にソート表示させる(ステ
ップS102)。ここで表示される画面は、図4の例においてはコンテンツ一覧表示部2
21であり、これを第1の一覧画面とする。
ステップS102において、コンテンツ一覧表示部221が表示された状態において、
操作制御部152は頭文字検索起動アイコン211が操作されたか否かを判断する(ステ
ップS103)。ステップS103において、頭文字検索起動アイコン211が操作され
たと判断された場合(ステップS103:Yes)、頭文字抽出部155は、ステップS
101において選択された項目におけるコンテンツの頭文字を抽出する(ステップS10
4)。ステップS103において、頭文字検索起動アイコン211が操作されていない判
断された場合(ステップS103:No)、後述するステップS111の処理に移行する
表示制御部151は、ステップS104において抽出された頭文字に基づき、表示部2
0にソート表示させる(ステップS105)。ここで表示される画面は、図6に示す頭文
字一覧表示部250として表示され、これを第2一覧画面とする。
ここで、図6により頭文字検索起動アイコンが操作された際の表示画面について説明す
る。図6は、図4の状態において頭文字検索起動アイコン211が操作された状態を示し
ているため、図6におけるコンテンツ一覧表示部221は、図4と同一である。図6にお
いては、コンテンツ一覧表示部221の一部に重なるように、頭文字一覧表示部250が
ポップアップ画面として表示される。
頭文字一覧表示部250は、頭文字情報表示エリア251を伴って構成され、頭文字情
報表示エリア251には、頭文字検索を検索する画面であることを示す「Initial Search
」の文字が表示される。また、頭文字情報表示エリア251には、頭文字一覧表示部終了
アイコン252が表示される。
頭文字一覧表示部250は、コンテンツ一覧表示部221に対して、縦方向および横方
向ともに小さい画面で表示される。特に、コンテンツ一覧表示部221に対し右側中央に
表示されることが望ましい。この配置であれば、頭文字検索を行うと同時にコンテンツ一
覧表示部221におけるコンテンツ一覧の視認性を犠牲にしないためである。頭文字一覧
表示部250は、その表示位置および表示サイズのユーザ操作による変更を許容してもよ
いが、デフォルト値としては、上記条件であることが好ましい。
頭文字一覧表示部250は、抽出した頭文字として、頭文字一覧表示部250の左上を
起点として、英文字の「A」〜「Z」が1行に5文字配置され、英文字に引き続き算用数字
が配置されている。日本語仕様である場合は、これらに加えてひらがなが同様に1行につ
き5文字配置されている。1行に配置される文字数は、5文字に限定されないが、ひらが
なの配置を1行に5文字とすることで、縦方向の配置が「あかさたな・・」という「あ段
」の音を表す配列となるため、縦方向のスクロール表示を行う際に、スクロール位置を直
感的に把握しやすいという効果がある。
頭文字一覧表示部250は、縦方向の文字数は特に限定されないが、3から5行のスク
ロール表示を行う場合に把握しやすい行数であることが好ましい。また、図6の例のよう
に、「PQRST」の行以降にさらに行が連続している場合は、最も下の行に表示される文字
が徐々に薄い表示となるよう、グラデーションを付してもよい。これにより、最も下の行
以降に頭文字がさらに存在すること直感的に把握することができる。
また、図6の例においては、コンテンツ一覧表示部221に表示されているコンテンツ
の一覧として、楽曲名が「A」で始まるコンテンツの一覧を最上部に表示されているため
、この状態において頭文字検索起動アイコン211が操作されると、「ABCDE」が最
も上の行となるように頭文字一覧表示部250が表示される。例えば、コンテンツ一覧表
示部221がスクロールされ、楽曲名が「G」で始まるコンテンツの一覧を最上部に表示
されている場合に、頭文字検索起動アイコン211が操作されると、「FGHIJ」が最も上
の行段となるように頭文字一覧表示部250が表示される。
図5に戻り、ステップS105で頭文字一覧表示部250が表示された後、操作制御部
152は、タッチパネル操作部41における頭文字一覧表示部250の表示位置に対して
フリック操作が受け付けられたか否かを判断する(ステップS106)。ステップS10
6において、フリック操作が受け付けられたと判断された場合(ステップS106:Ye
s)、表示制御部151は、頭文字一覧表示部250をフリック操作の方向にスクロール
表示させるとともに、頭文字一覧表示部250のスクロール表示に同期させてコンテンツ
一覧表示部221のコンテンツ一覧も同じ方向にスクロール表示させる(ステップS10
7)。ステップS106において、フリック操作が受け付けられていない判断された場合
(ステップS106:No)、ステップS108に推移する。
ステップS107における、頭文字一覧表示部250のスクロール表示の操作に同期す
るコンテンツ一覧表示部221のスクロール表示について、図6および図7に基づき説明
する。
例えば、図6に示す状態より、ユーザがタッチパネル操作部41を操作することによっ
て頭文字一覧表示部250を表示画面200の上方向にスクロール表示させる操作を行う
。この操作によって、頭文字一覧表示部250の最も上の行が「FGHIJ」、「KLMNO」・・
と推移する。この推移に合わせて、コンテンツ一覧表示部221の表示も、頭文字一覧表
示部250の最も上の行が「FGHIJ」である場合は、楽曲名が「F」で始まるコンテンツの
一覧を最上部に表示させる。具体的には、コンテンツ一覧表示部221の最上部に、頭文
字「F」で開始するコンテンツの一覧が開始される位置であることを示す、頭文字インデ
ックス220Fが表示され、頭文字インデックス220Fに続いて、頭文字「F」で開始す
るコンテンツの一覧が表示される。
図7の例においては、頭文字一覧表示部250をスクロール表示させる操作によって、
頭文字一覧表示部250の最も上の行が「UVWXY」となった状態を示している。図7にお
いては、頭文字「U」「Y」「Z」「算用数字」「え」に該当するコンテンツが、記憶部3
0や他の装置等からの再生対象のコンテンツとして存在していないため、各々の頭文字を
薄い色調で表示している。この場合、頭文字一覧表示部250の最も上の行が「UVWXY」
となった状態ではあるが、頭文字「U」に該当するコンテンツが、記憶部30や他の装置
等かの再生対象のコンテンツとして存在していないため、コンテンツ一覧表示部221に
は、スクロール表示の結果として頭文字「U」の後にコンテンツが存在する頭文字「V」の
一覧が表示される。
図5に戻り、ステップS107において頭文字一覧表示部250のスクロール表示操作
を行った後、または行っている途中、またはステップS106においてフリック操作が受
け付けられていない判断されている状態において、操作制御部152は、頭文字一覧表示
部250に表示されている頭文字に対して選択操作が行われたか否かを判断する(ステッ
プS108)。
ステップS108において、頭文字に対する選択操作が行われたと判断された場合(ス
テップS108:Yes)、表示制御部151は、頭文字一覧表示部250を消去すると
ともに、選択された頭文字に対応するコンテンツの一覧をコンテンツ一覧表示部221の
最上部に表示させる(ステップS109)。この場合の頭文字一覧表示部250の消去は
必須ではなく、頭文字に対する選択操作が行われてから後所定時間経過した後に消去して
もよく、後述するステップS111の処理後に消去してもよい。また、ユーザが、頭文字
一覧表示部250に表示されている頭文字一覧表示部終了アイコン252を操作すること
によってのみ消去されることとしてもよい。
ステップS108において、頭文字に対する選択操作が行われていないと判断された場
合(ステップS108:No)、表示制御部151は、頭文字一覧表示部250の表示に
対する終了処理がされたか否かを判断する(ステップS110)。この場合における頭文
字一覧表示部250の表示の終了処理とは、頭文字一覧表示部250が表示された後に何
の操作も行われずに所定時間経過した場合や、ユーザが、頭文字一覧表示部250に表示
されている頭文字一覧表示部終了アイコン252を操作した場合である。
ステップS110において、頭文字一覧表示部250の表示に対する終了処理がされた
と判断された場合(ステップS110:Yes)、後述するステップS111に推移する
。頭文字一覧表示部250の表示に対する終了処理がされていないと判断された場合(ス
テップS110:No)、ステップS106に推移する。
ここで、ステップS108において頭文字に対する選択操作が行われたと判断された状
態からステップS109の処理を、図8に基づき説明する。
図8の例においては、頭文字一覧表示部250に対して頭文字「M」がユーザにより選
択された状態を示している。便宜的に頭文字「M」が選択されていることが判断できるよ
う、「M」の文字を丸囲いしているが、表示制御部151はこのような丸囲い表示を行わ
なくともよく、他の視覚的効果を伴う表示としてもよい。
図8においては、頭文字「M」がユーザにより選択されたため、コンテンツ一覧表示部
221の最上部に、頭文字「M」に該当するコンテンツの一覧が表示されている。このよ
うに、選択した頭文字に該当するコンテンツの一覧をコンテンツ一覧表示部221に対応
させるため、ユーザは所望のコンテンツを頭文字から直ぐに選択することができる。また
、頭文字一覧表示部250が表示されている状態であっても、頭文字一覧表示部250に
対する操作に連動してコンテンツ一覧表示部221も視認可能であるため、表示画面の切
り替え操作等を行う必要がなく、ダイレクトに所望のコンテンツを選択することができる
ステップS109の処理後、またはステップS110がYesである場合、操作制御部
152は、ユーザによってコンテンツ一覧表示部221に表示されているコンテンツが選
択されたか否かを判断する(ステップS111)。
ステップS111において、コンテンツが選択されたと判断された場合(ステップS1
11:Yes)、制御部10における対応した機能によって選択されたコンテンツに対す
る所定の処理が実行される(ステップS112)。この場合における所定の処理とは、一
例としては再生制御部153によるコンテンツの再生処理である。頭文字の選択操作によ
って選択されたコンテンツには、再生処理が一意的に実行されてもよい。また、選択され
たコンテンツに対して実行される処理をユーザが選択可能としてもよい。再生処理以外の
処理の例としては、コンテンツの削除、コンテンツの名称変更、コンテンツのタグ情報の
編集、コンテンツのプレイリストへの登録などがある。
ステップS112における所定の処理が実行された後は、本処理を終了する。ステップ
S112における処理内容によっては、その処理の実行後、ステップS112の処理を実
行する前の表示画面に戻ってもよい。
ステップS111において、コンテンツが選択されていないと判断された場合(ステッ
プS111:No)、表示制御部151は、コンテンツ一覧表示部221の表示に対する
終了処理がされたか否かを判断する(ステップS113)。この場合におけるコンテンツ
一覧表示部221の表示の終了処理とは、コンテンツが選択されずに所定時間経過した場
合や、コンテンツリスト選択エリア231に表示されている他の項目に基づくコンテンツ
一覧表示部221の表示要求、またはコンテンツ表示装置100が備える他の機能への切
り替え処理などである。
ステップS113において、コンテンツ一覧表示部221の表示に対する終了処理がさ
れたと判断された場合(ステップS112:Yes)、本処理を終了する。コンテンツ一
覧表示部221の表示に対する終了処理がされていないと判断された場合(ステップS1
12:No)、ステップS106に推移する。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更可能である。上記実施
形態においては、頭文字一覧表示部250のスクロール表示を、上下方向のみに限定して
説明した。このために、頭文字一覧表示部250のスクロール表示に同期してコンテンツ
一覧表示部221の最上部に表示される頭文字は、頭文字一覧表示部250の左端の列に
表示されている頭文字を優先的に表示していた。
図9は、頭文字一覧表示部250のスクロール表示を、任意の方向に可能とした場合の
例である。任意の方向とは、上下方向および左右方向のスクロール表示を有効としてもよ
く、斜め方向のスクロール表示を可能としてもよい。図9の例においては、頭文字一覧表
示部250の最も上の行が、当初の「KLMNO」から左右方向を含むスクロール表示が行わ
れたため、行内で頭文字が横方向にシフトされ「MNOPQ」となっている。また、他の行に
ついても同様に行内で頭文字が横方向にシフトしている。このようなスクロールに伴い、
コンテンツ一覧表示部221においては、楽曲名が「M」で始まるコンテンツの一覧を最
上部に表示させる。このような処理によって、さらに自由度のある頭文字検索を行うこと
ができる。
また、本発明に係る処理をプログラムとして制御部10の制御として実行可能なように
、各種記録媒体や各種ネットワークを介して供給してもよい。
10:制御部、20:表示部、30:記憶部、40:操作部、41:タッチパネル操作
部、50:入出力部、100:コンテンツ表示装置、151:表示制御部、152:操作
制御部、153:再生制御部、154:項目検出部、155:頭文字抽出部、200:表
示画面、211:頭文字検索起動アイコン、221:コンテンツ一覧表示部(第1の一覧
画面)、250:頭文字一覧表示部(第2の一覧画面)

Claims (3)

  1. 操作指示が入力されるタッチパネル操作部と、
    フリック操作によって前記タッチパネル操作部に入力された操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記第2の画面は、前記コンテンツに基づく頭文字の一覧を少なくとも行方向に配置する画面であり、
    前記表示制御部は、前記第2の画面をスクロール表示させるときにおいて、前記頭文字の一覧の行方向における端に配置された頭文字に対応するコンテンツが存在しない場合には、頭文字の順序に基づき前記第1の画面をスクロール表示させる
    ことを特徴とするコンテンツ表示装置。
  2. フリック操作による操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御ステップ、
    を有し、
    前記第2の画面は、前記コンテンツに基づく頭文字の一覧を少なくとも行方向に配置する画面であり、
    前記表示制御ステップは、前記第2の画面をスクロール表示させるときにおいて、前記頭文字の一覧の行方向における端に配置された頭文字に対応するコンテンツが存在しない場合には、頭文字の順序に基づき前記第1の画面をスクロール表示させる
    ことを特徴とするコンテンツ表示方法。
  3. コンテンツ表示装置が備えるコンピュータに、
    フリック操作による操作指示に従って、コンテンツに関する情報を表示させる第1の画面の一部に重ねて表示させる第2の画面をスクロール表示させるときは、前記第1の画面を前記第2の画面に同期させてスクロール表示させる表示制御ステップ、
    をコンピュータに実行させ、
    前記第2の画面は、前記コンテンツに基づく頭文字の一覧を少なくとも行方向に配置する画面であり、
    前記表示制御ステップは、前記第2の画面をスクロール表示させるときにおいて、前記頭文字の一覧の行方向における端に配置された頭文字に対応するコンテンツが存在しない場合には、頭文字の順序に基づき前記第1の画面をスクロール表示させる
    ことを特徴とするコンテンツ表示プログラム。

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