JP6331918B2 - 位相同期回路 - Google Patents

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本発明は、チャープ信号を生成する位相同期回路に関する。
位相同期回路(PLL回路:Phase locked loop回路)は、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)、周波数分周器、周波数制御回路、ループフィルタ、チャージポンプ回路、位相周波数比較器、基準信号源を備え、VCOの出力信号の位相と、基準信号源の位相とを比較し、その誤差に相当する電流もしくは電圧を、ループフィルタを通してVCOにフィードバックすることで、VCOの発振周波数を安定させる回路である。
このようなPLL回路は、VCOの周波数と基準信号源の周波数との比を制御することで、VCOから変調波を出力することができる。そのため、例えば、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)レーダの送信波として用いられるチャープ信号をPLL回路で生成することが可能である。チャープ信号とは、時間に対して周波数を変化させる信号である。
チャープ信号を生成するPLL回路の従来技術としては、例えば非特許文献1において、チャージポンプ回路を使ったPLL回路が示されている。このPLL回路は、VCOの出力信号を周波数分周器で分周する際の分周比を、ΔΣ変調器を用いた周波数制御回路で制御することで、VCOからチャープ信号を出力することができる。
図11は、従来のPLL回路がチャープ信号を生成するときの、チャージポンプ回路の出力電流(Iout)、VCOの制御電圧(Vt)、及びVCOの出力周波数(fvco)の時間変化を示す図である。図11(a)は、チャープ信号として三角波を出力する場合の図であり、図11(b)はのこぎり波を出力する場合の図である。図11において、上から1段目の図は、チャージポンプ回路から出力される電流(Iout)の時間変化を示す。上から2段目の図は、ループフィルタから出力されるVCOの制御電圧(Vt)の時間変化を示す。上から3段目の図は、VCOの出力周波数(fvco)の時間変化を示す。実線は、現実のVt、fvcoの波形を示している。点線は、理想状態におけるVt、fvcoの波形を示している。ΔΣ変調器を用いた場合、Ioutは、基準信号と分周されたVCO信号の位相差に比例した幅のパルスの集まりで示される。Ioutをループフィルタで平滑化および電流-電圧変換するとVtとなる。VCOはVtに応じた周波数fvcoで発振する。ここでは、VCOは、制御電圧に対して発振周波数が理想的な線形特性を有していると仮定しているため、Vtとfvcoは同じ波形となっている。
図11において、Vtとfvcoは理想波形に比べてなまっており、特にVtの傾きが正から負に切り替わる時に理想値からの誤差が大きくなっている。これは、従来のPLL回路において、Vtの傾きが切り替わる変曲点(周波数掃引方向が切り替わる点)で、チャージポンプ回路はIoutを正から負に急激に変化させる必要があるからである。VtによってVCOは制御されるため、Vtが追従できないとVCOの出力周波数fvcoも追従できずに、波形がなまってしまう。特に、高速にチャープ信号を生成する場合、Ioutには急激な変化が必要になるので、上記の現象は顕著になる。このように、従来のPLL回路では、チャープ信号の波形に歪みが生じていた。
A.Stelzer, K.Ettinger, J.Hoftberger, J.Fenk, R.Weigel「Fast and accurate ramp generation with a PLL−stabilized 24−GHz SiGe VCO for FMCW and FSCW applications」, 2003 IEEE MTT−S International Microwave Symposium Digest.
従来のPLL回路では、チャープ信号を生成する場合、周波数掃引方向が切り替わるときに、チャージポンプ回路の出力電流を正から負へ急激に切り替える必要があるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、チャープ信号の波形の歪みを抑制できる位相同期回路を提供することを目的とする。
本発明の位相同期回路は、制御電圧により出力信号の周波数を変化させる電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力信号を分周する周波数分周器と、基準信号の位相と、周波数分周器により分周された出力信号の位相とを比較し、位相差に対応する電圧を出力する位相周波数比較器と、位相周波数比較器から出力された電圧を差動電流に変換し、差動電流を出力する差動チャージポンプ回路と、差動チャージポンプ回路から出力された差動電流の極性を切り替える第1のスイッチと、第1のスイッチから出力された差動電流を差動電圧に変換し、差動電圧を電圧制御発振器の制御電圧として出力する差動ループフィルタと、を備え、電圧制御発振器は、差動ループフィルタから出力された差動電圧に基づいてチャープ信号を生成する。
本発明によれば、チャージポンプ回路が出力する差動電流の極性をスイッチにより切り替えることにより、チャージポンプ回路が出力する差動電流の方向を変化させずに、差動ループフィルタへ流れる差動電流の方向を変化させることができる。このため、チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わるときに、チャージポンプ回路が出力する差動電流には急激な変化が生じず、チャープ信号の波形の歪みを抑制できるという効果がある。
実施の形態1に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。 入力スイッチ8における電流経路の切り替え状態を示す図である。 入力スイッチ8にDPDTスイッチを用いたときの電流経路の切り替え状態を示す図である。 実施の形態1に係るPLL回路でチャープ信号を生成するときの、チャージポンプ回路の出力電流(Iout)、VCOの制御電圧(Vt)、及びVCOの出力周波数(fvco)の時間変化を示す図である。 実施の形態2に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。 VCO12のV−F特性の電圧オフセットを示す図である。 V−F特性にオフセットが生じている場合に、のこぎり波を生成するときの、Iout、Vfp、Vfn、Vtp、Vtn、fvcoの時間変化を示すである。 実施の形態3に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。 実施の形態4に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。 実施の形態5に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。 従来のPLL回路でチャープ信号を生成するときのIout、Vfp、Vfn、Vtp、Vtn、fvcoの時間変化を示す図である。
実施の形態1
図1は、実施の形態1に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。
本PLL回路は、基準信号源1、VCO(電圧制御発振器:Voltage Controlled Oscillator)2、周波数制御回路3、周波数分周器4、位相周波数比較器5、差動チャージポンプ回路6、差動ループフィルタ7、入力スイッチ8、出力スイッチ9を備える。図1において、Ioutは、差動チャージポンプ回路6の出力電流、VfpとVfnは、差動ループフィルタ7の差動出力端子の電位、VtpとVtnはVCO2の差動制御端子の電位を示す。
基準信号源1は、本PLL回路の出力信号の基準となる信号を位相周波数比較器5に出力する信号源である。例えば、基準信号源1には、正確な周波数を出力できる水晶発振器などが用いられる。
VCO2は、電圧により発振周波数を制御する発振器である。VCO2には、例えば、可変容量ダイオードで発振周波数を変化させる発振器が用いられる。可変容量ダイオードは、印加する電圧によって容量を変化させる。これによって、可変容量ダイオードを含む共振回路の共振周波数が変化し、発振周波数が変化する。VCO2には、電圧により発振周波数が変化する発振器であればどんな構成の発振器を用いても良い。
周波数制御回路3は、周波数分周器4の分周比を制御する信号を出力する制御回路である。例えば、周波数制御回路3は、ΔΣ変調器を用いて、周波数分周器4の分周比を10、11、9と変化させ、平均として分周比が10となるように、周波数分周器4の分周比を制御する信号を出力する。ここで、制御する分周比は必ずしも整数に限られない。また、周波数制御回路3は、入力スイッチ8、及び出力スイッチ9を切り替える信号を出力する。
周波数分周器4は、周波数制御回路3から入力された信号にしたがって、VCO2から入力される信号の周波数を1/N(Nは自然数)分周し、分周した信号を位相周波数比較器5に出力する回路である。
位相周波数比較器5は、基準信号源1の出力信号と、周波数分周器4が出力する信号との位相を比較し、その位相差に対応するパルス幅をもつ電圧(以下、電圧パルスと呼ぶ)を、差動チャージポンプ回路6に出力する回路である。
差動チャージポンプ回路6は、位相周波数比較器5が出力した電圧パルスを電流パルスに変換し、差動ループフィルタ7に出力する回路である。差動チャージポンプ回路6は、差動ループフィルタ7に電荷を遷移させることができるものであれば、どんな構成のものを用いても良い。例えば、差動チャージポンプ回路6は、電流源とスイッチから構成されるものが用いられる。差動チャージポンプ回路6は、電圧パルスに応じて電流源につながるスイッチがONになり、そのときに電流源から電流が流れることにより、電圧パルスを電流パルスに変換する。
差動ループフィルタ7は、差動チャージポンプ回路6が出力した電流パルスを平滑化するとともに、電流−電圧変換を行ない、変換した電圧をVCO2の制御電圧として、VCO2に出力するフィルタである。例えば、差動ループフィルタ7は、容量と抵抗などから構成されるローパスフィルタが用いられる。差動ループフィルタ7に電流が流れ、容量に電荷が蓄積されることにより、電流が積分され、電圧に変換される。また、容量により高周波成分が取り除かれる。容量(C)において、電荷(Q)と電圧(V)の関係は、Q=CVで表されるので、容量に電荷が蓄積されれば電圧は高くなり、容量から電荷が放出されれば電圧は低くなる。つまり、差動ループフィルタ7に流れる電流の方向により、変換される電圧の変化方向は異なる。
入力スイッチ8(SWa、第1のスイッチの一例)は、差動チャージポンプ回路6の出力側と差動ループフィルタ7の入力側に接続される。入力スイッチ8は、周波数制御回路3からの信号にしたがって、差動チャージポンプ回路6から差動ループフィルタ7に出力される電流の極性を切り替えるスイッチである。スイッチを構成する回路素子としては、ダイオードスイッチ、FET(Field Effect Transistor)スイッチ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチなどが用いられるが、ON状態とOFF状態を切り替えることができれば他の回路素子であっても良い。
図2は、入力スイッチ8における電流経路の切り替え状態を示す図である。
ここでは、差動線路を並行に接続することをストレート状態といい、差動線路を交差させて接続することをクロス状態という。入力スイッチ8は、差動ループフィルタ7の入力側に接続され、ストレート状態とクロス状態を切り替えることにより、差動ループフィルタ7を流れる電流の方向を変化させる。図2において、+は電流が左から右に流れることを示し、−は電流が右から左に流れることを示す。ストレート状態からクロスの状態を切り替えると、スイッチより左の線路の極性は変化しないが、スイッチより右側の線路の極性は変化する。つまり、スイッチより左の線路に差動チャージポンプ回路6が接続され、スイッチより左の線路に差動ループフィルタ7が接続されると、差動チャージポンプ回路6の電流の方向は変化しないが、差動ループフィルタ7へ流れる電流の方向が変化することになる。
入力スイッチ8は、差動チャージポンプ回路6から差動ループフィルタ7に出力される電流の極性を変化させる構成のものであれば、他の構成でも良い。例えば、入力スイッチ8は、差動線路に対してDPDT(Dual Pole Dual Throw)スイッチを使った構成で、差動の電流経路を切り替えるようにしても良い。DPDTスイッチとは、2つのSPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチから構成され、2つの線路に対して、2つの接点を切り替えるスイッチ、つまり、2つのスイッチを用いて2つの状態を切り替えるスイッチをいう。SPDTスイッチは1つの入力に対して、2つの状態を切り替えるスイッチである。DPDTスイッチは、2つのSPDTスイッチが同じ動作をすることにより、2状態を切り替えるスイッチである。
図3は、入力スイッチ8にDPDTスイッチを用いたときの電流経路の切り替え状態を示す図である。スイッチより右側の差動線路は、4つの線路に分けられ、そのうち2つの線路が同じ極性になるように接続されている。DPDTスイッチを用いて電流経路を切り替えることにより、図2と同様に、スイッチより左側の線路の極性を変化させずに、右側の線路の極性を変化させることができる。
出力スイッチ9(SWb、第2のスイッチの一例)は、入力スイッチ8と同じ構成をもつスイッチである。出力スイッチ9は、差動ループフィルタ7の出力側とVCO2の入力側に接続される。出力スイッチ9は、入力スイッチ8と同じく、周波数制御回路3からの信号にしたがって、ストレート状態とクロス状態を切り替える。これにより、VCO2の制御電圧の極性を変化させる。例えば、ストレート状態からクロス状態に切り替えると、VCO2に接続されている差動ループフィルタ7の端子が上下逆転するため、VCO2の制御電圧は正から負へ切り替わる。
次に、チャープ信号を生成する時の動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係るPLL回路でチャープ信号を生成するときのIout、Vfp、Vfn、Vtp、Vtn、fvcoの時間変化を示す図である。
図4(a)は、三角波出力、図4(b)はのこぎり波出力を表している。上から1段目の図は、チャージポンプ回路6から出力される電流(Iout)の時間変化を示す。上から2段目の図は、差動ループフィルタ7から出力される電圧(Vfp、Vfn)の時間変化を示す。上から3段目の図は、VCO2の制御電圧(Vtp、Vtn)の時間変化を示す。上から4段目の図は、VCO2の出力周波数(fvco)の時間変化を示す。
まず、三角波出力の場合について説明する。周波数制御回路3は、生成するチャープ信号(fvco)の周波数変化に合わせて、周波数分周器4の分周比を制御する信号を出力する。また、周波数制御回路3は、fvcoの傾きが変化するときに、入力スイッチ8と出力スイッチ9の状態を切り替える信号を出力する。
周波数分周器4は、周波数制御回路3から出力される分周比の制御信号にしたがって、VCO2から出力される信号の周波数を分周し、位相周波数比較器5に分周した信号を出力する。位相周波数比較器5は、基準信号源1から出力される信号の位相と、周波数分周器4から出力される信号の位相とを比較し、その位相差に対応する電圧パルスをチャージポンプ回路6に出力する。
差動チャージポンプ回路6は、位相周波数比較器5から出力される電圧パルスを電流パルスに変換し、入力スイッチ8を介して、差動ループフィルタ7に出力する。差動ループフィルタ7は、差動チャージポンプ回路6から出力されるIoutを平滑化及び電流−電圧変換し、出力スイッチ9を介してVCO2に変換した電圧を出力する。VCO2は、差動ループフィルタ7から出力された電圧に応じて発振周波数を変化させる。fvcoの傾きが変化しない区間(チャープ信号の周波数掃引方向が変化しない区間)では、本PLL回路は上記のように動作する。
次に、三角波を生成するためにfvcoの傾きを変化させる場合(チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わる場合)の動作について説明する。三角波を生成する場合、周波数制御回路3は、出力スイッチ9の状態を切り替える信号は出力せず、fvcoが上昇する区間(アップチャープ信号区間)から下降する区間(ダウンチャープ信号区間)に切り替わるときに、入力スイッチ8をストレート状態からクロス状態に切り替える制御信号を出力する。また、周波数制御回路3は、fvcoが下降する区間から上昇する区間に切り替わるときに、入力スイッチ8をクロス状態からストレート状態に切り替える制御信号を出力する。つまり、fvcoが上昇する区間では、入力スイッチ8はストレート状態、出力スイッチ9はストレート状態となり、fvcoが下降する区間では、入力スイッチ8はクロス状態、出力スイッチ9はストレート状態となる。
本PLL回路は、入力スイッチ8の状態を切り替えることにより、差動チャージポンプ回路6が出力するIoutの方向を変化させずに、差動ループフィルタ7に流れる電流方向を変化させることができる。これは、入力スイッチ8が、ストレート状態からクロス状態になることで、差動ループフィルタ7の電流経路が切り替えられ、電流の極性が反転するからである。左から右に流れる電流を正とすると、差動チャージポンプ回路6の出力するIoutは正のままであっても、入力スイッチ8を切り替えることにより、差動の信号線が交差して差動ループフィルタ7に接続されるので、差動ループフィルタ7に流れる電流は正から負に変化する。したがって、本PLL回路では、チャープ信号を生成するときに、周波数掃引方向が切り替わっても、差動チャージポンプ回路6は、図4(a)の上から1段目の図に示されているように、一定の電流パルスを出力する。
本PLL回路では、チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わるときに、差動チャージポンプ回路6のIoutは正から負に急激に変化しないので、差動ループフィルタ7による時定数の影響を受けてもIoutの変化に対してVtpは追従できる。そして、VtpによりVCO2の発振周波数は制御される。このように、本PLL回路は、入力スイッチ8により差動電流の極性を切り替えることができ、差動チャージポンプ回路の動作を変えずに三角波を生成することができる。
次に、のこぎり波出力の場合について説明する。本PLL回路は、のこぎり波出力時、図4(b)に示す通り、入力スイッチ8(SWa)と出力スイッチ9(SWb)の両方の切り替えを行う。周波数制御回路3は、fvcoが上昇する区間から下降する区間に切り替わるときに、入力スイッチ8と出力スイッチ9の状態を切り替える制御信号を出力する。つまり、入力スイッチ8と出力スイッチ9の状態がストレート状態であればクロス状態に切り替え、クロス状態であればストレート状態に切り替える。これにより、fvcoが上昇する区間において、入力スイッチ8と出力スイッチ9は、ストレート状態とクロス状態を交互に繰り返す。
三角波出力の場合と同様に、入力スイッチ8を切り替えることにより、差動ループフィルタ7の電流経路を切り替え、差動電流の極性を切り替えるので、差動チャージポンプ回路6から出力される電流Ioutは正から負に急激に変化することはない。また、本PLL回路は、出力スイッチ9を切り替えることにより、VCO2の制御電圧の正負の極性を切り替えることができ、のこぎり波のもつ、高い周波数から低い周波数への急激な変化に対応して発振周波数を変化させることができる。したがって、本PLL回路は、図4(b)に示すように、Ioutを急激に変化させることなく、歪みの小さい、のこぎり波を生成することができる。
以上のように実施の形態1によれば、差動チャージポンプ回路6から出力される電流を、入力スイッチ8を介して、差動ループフィルタに出力するように構成したので、チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わるときに、入力スイッチ8により差動チャージポンプ回路6が出力する差動電流の極性を切り替えることができる。これにより、差動チャージポンプ回路6の出力電流の方向を正から負に変化させることなく、差動ループフィルタ7に流れる電流の方向を変化させることができる。このため、チャープ信号を生成する場合に、差動チャージポンプ回路6の出力電流が急激に変化せず、本PLL回路は、チャープ信号の波形の歪みを抑制できる効果を奏する。
なお、差動ループフィルタ7は、抵抗とキャパシタなどから構成されたパッシブフィルタを用いても良いし、能動素子を使ったアクティブフィルタを用いても良く、同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。
なお、図5中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。実施の形態1の構成と比べて、実施の形態2のPLL回路は、VCO2の代わりに周波数オフセット機能を有するVCO10を備え、周波数オフセット制御回路11を追加した点が異なる。
周波数オフセット制御回路11は、チャープ信号の中心周波数において、VCO10の制御電圧が0となるように、VCO10にオフセット電圧を出力する回路である。
VCO10は、電圧制御発振器における出力周波数に対する制御電圧の特性(以下、V−F特性と呼ぶ)を、制御電圧に対してシフトできる機能をもつ電圧制御発振器である。
次に、実施の形態2のPLL回路の動作について説明する。まず、VCO10のV−F特性にオフセットが生じたときに、チャープ信号がどうなるかを説明する。
図6は、VCO10のV−F特性の電圧オフセットを示す図である。
図6において、fcはチャープ信号の中心周波数、Vtp−VtnはVCO10の制御電圧、ΔVはV−F特性のオフセット電圧を示す。点線が理想状態のV−F特性を示し、実線が個体ばらつきなどによりV−F特性にオフセットが生じたときの特性を示す。理想状態の場合、VCO10は、電圧が0のときfcで発振する。また、理想状態では、最大発振周波数(fmax)のときの電圧(Vmax)と最小発振周波数(fmin)のときの電圧(Vmin)は、正負の符号が異なるだけで絶対値は同じである。したがって、fmaxのときに出力スイッチ9を切り替えると、電圧の符号が反転し、発振周波数はfminに変化する。
しかし、V−F特性にオフセットが生じている場合、fmaxのときに出力スイッチ9を切り替えても、VCO10がfmaxを出力するときの電圧(Vmax_offset)とVCO10がfminを出力するときの電圧(Vmin_offset)の絶対値は一致しない。したがって、発振周波数はfminに変化しない。図6において、白丸は、出力スイッチ9を切り替えたときの電圧(−Vmax_offset)を示している。白丸は、fminを与える電圧(Vmin_offset)と大きく異なるため、このままではfminで発振しない。したがって、fminで発振させるためには、差動チャージポンプ回路6は、電圧を下げるように、電流の方向を変化させる必要がある。
図7は、V−F特性にオフセットが生じている場合に、のこぎり波を生成するときの、Iout、Vfp、Vfn、Vtp、Vtn、fvcoの時間変化を示す図である。上から1段目の図は、チャージポンプ回路6から出力される電流(Iout)の時間変化を示す。上から2段目の図は、差動ループフィルタ7から出力される電圧(Vfp、Vfn)の時間変化を示す。上から3段目の図は、VCO10の制御電圧(Vtp、Vtn)の時間変化を示す。上から4段目の図は、VCO10の出力周波数(fvco)の時間変化を示す。また、図7において、fcはチャープ信号の中心周波数、tcはfcに対応する時間、ΔVはV−F特性のオフセット電圧を示す。
図7の上から1段目の図において、fvcoの傾きが変化する変曲点で、Ioutが正から負に急激に変化している。これは、出力スイッチ9を切り替えても、それだけではfminが得られないので、fminが得られるように、位相周波数比較器5の出力に応じて、差動チャージポンプ回路6がIoutを変化させるためである。Ioutに正から負に急激な変化が生じているので、Vtp、Vtnは追従できず、それにともないfvcoも波形が歪んでいる。
次に、実施の形態2のPLL回路における、VCO10のオフセット電圧の補償方法について説明する。まず、周波数制御回路3は、周波数分周器4の分周比を、VCO10がfcを出力する分周比に設定する。これにより、PLLのフィードバックループは、fcの信号が出力されるように、ロックされる。この状態で、周波数オフセット制御回路11は、VCO10に供給するΔVを変化させる。PLL回路はfcでロックされているので、VCO10の発振周波数は変化せず、VCO10がfcを出力するようにVtp−Vtnが変化する。周波数オフセット制御回路11はVtp−Vtnが0となるΔVを求め、その値を保存する。周波数オフセット制御回路11は、チャープ信号を生成する時に、求めたΔVをVCO10に出力する。VCO10は、V−F特性をΔVシフトさせる。これは、図6において、実線を点線にシフトさせることを意味する。これにより、VCO10は、理想特性を得ることができ、Vtp−Vtnを−(Vtp−Vtn)に変化させたときに、fmaxからfminに発振周波数は変化する。したがって、実施の形態2のPLL回路は、歪みの小さい、のこぎり波を生成することができる。
以上のように構成した実施の形態2のPLL回路であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。加えて、実施の形態2のPLL回路は、VCO10のV−F特性に、個体ばらつきに起因する電圧オフセットが生じても、周波数オフセット制御回路11からオフセット電圧を出力して、VCO10のV−F特性をシフトできるので、VCO10の個体ばらつきを補償して、チャープ信号の波形の歪みを防ぐことができる。
なお、ここでは、周波数オフセット制御回路11は、VtpとVtnをモニタして、オフセット電圧を調整したが、VtpとVtnに対応するIoutや周波数分周器4の出力電圧をモニタして、オフセット電圧を調整しても良い。また、周波数オフセット制御回路11は、事前にVCO10のV−F特性を測定した結果を記憶しておき、その結果からオフセット電圧を算出し、オフセット電圧を与えるようにしても良い。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。
なお、図8中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。実施の形態1の構成と比べて、実施の形態3のPLL回路は、VCO2の代わりにシングルエンド入力型のVCO12を備え、差動シングルエンド変換回路13を追加した点が異なる。
VCO12は、シングルエンド入力型の電圧制御発振器である。
差動シングルエンド変換回路13は、差動ループフィルタ7から出力スイッチ9を介して入力される差動信号をシングルエンド信号に変換し、VCO12に出力する回路である。
実施の形態3の動作については、差動シングルエンド変換回路13により、差動信号をシングルエンド信号に変換して、VCO12を制御している点が実施の形態1の動作と異なる。他の動作は実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
以上のように構成した実施の形態3のPLL回路であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。差動シングルエンド変換回路13により差動信号をシングルエンド信号に変換しているので、差動入力型のVCOより一般的な構成であるシングルエンド入力型のVCO12が使用でき、VCOの選択自由度が大きくなるという効果を奏する。
実施の形態4.
図9は、実施の形態3に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。
なお、図9中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。実施の形態3の構成と比べて、実施の形態4のPLL回路は、差動シングルエンド変換回路13の代わりに、差動信号だけでなくオフセット電圧も入力される差動シングルエンド変換回路14を備え、オフセット電圧を出力する周波数オフセット制御回路11を追加した点が異なる。
差動シングルエンド変換回路14は、差動ループフィルタ7から出力スイッチ9を介して入力される差動信号をシングルエンド信号に変換するとともに、変換したシングルエンド信号に周波数オフセット制御回路11から入力されるオフセット信号を加算し、VCO12に出力する回路である。
以上のように構成した実施の形態4のPLL回路であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。さらに、実施の形態4のPLL回路は、シングルエンド入力型のVCO12を使いつつ、VCO12のオフセット電圧を補償して、チャープ信号の波形の歪みを防ぐことができる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5に係るPLL回路の一構成例を示す構成図である。
なお、図10中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、説明を省略する。実施の形態1の構成と比べて、実施の形態5のPLL回路は、基準信号源1のディジタル直接合成発振器(DDS:Direct Digital Synthesizer)15を備え、周波数制御回路3の出力を周波数分周器4ではなく、DDS15に出力している点が異なる。実施の形態1から4では、周波数分周器4の分周比を制御することにより、PLL回路の出力周波数を変化させていたが、実施の形態5のPLL回路では、周波数分周器の分周比は変化させず、DDS15から出力される基準信号を変化させることによりPLL出力周波数を変化させる。
DDS15は、任意の波形や周波数をディジタル的に生成できる回路である。DDS15は、周波数制御回路3から入力された信号に基づき、変調信号を生成し、基準信号として位相周波数比較器5に出力する。
以上のように構成した実施の形態5のPLL回路であっても、実施の形態1と同様の効果を奏する。さらに、実施の形態5のPLL回路は、DDS15を用いているので、任意の変調信号を簡単に生成でき、任意の周波数変化をもつチャープ信号を容易に生成できる。
なお、ここでは変調信号の生成にはDDS15を用いたが、例えば別のPLLを用いて変調信号を生成する構成も可能である。
1 基準信号源、 2 10 12 VCO、 3 周波数制御回路、 4 周波数分周器、 5 位相周波数比較器、6 差動チャージポンプ回路、 7 差動ループフィルタ、 8 入力スイッチ、 9 出力スイッチ、11 周波数オフセット制御回路、 13 14 差動シングルエンド変換回路、 15 DDS

Claims (8)

  1. 制御電圧により出力信号の周波数を変化させる電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器の出力信号を分周する周波数分周器と、
    基準信号の位相と、前記周波数分周器により分周された出力信号の位相とを比較し、位相差に対応する電圧を出力する位相周波数比較器と、
    前記位相周波数比較器から出力された電圧を差動電流に変換し、前記差動電流を出力する差動チャージポンプ回路と、
    前記差動チャージポンプ回路から出力された前記差動電流の極性を切り替える第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチから出力された差動電流を差動電圧に変換し、前記差動電圧を前記電圧制御発振器の前記制御電圧として出力する差動ループフィルタと、を備え、
    前記電圧制御発振器は、前記差動ループフィルタから出力された差動電圧に基づいてチャープ信号を生成する位相同期回路。
  2. 前記チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わるときに、前記第1のスイッチは、前記差動チャージポンプ回路が出力した前記差動電流の極性を切り替える請求項1記載の位相同期回路。
  3. 前記差動電圧の極性を切り替える第2の差動スイッチを備えた請求項1又は請求項2に記載の位相同期回路。
  4. 前記チャープ信号の周波数掃引方向が切り替わるときに、前記第2のスイッチは、前記差動電圧の極性を切り替える請求項3記載の位相同期回路。
  5. 前記電圧制御発振器の出力周波数に対する前記制御電圧の特性をシフトさせるオフセット電圧を出力する周波数オフセット制御回路を備え、
    前記電圧制御発振器は、前記オフセット電圧により前記特性をシフトする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位相同期回路。
  6. 前記差動電圧をシングルエンドの電圧に変換し、前記シングルエンドの電圧を前記電圧制御発振器の前記制御電圧として出力する差動シングルエンド変換回路を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の位相同期回路。
  7. 前記差動電圧をシングルエンドの電圧に変換し、前記シングルエンドの電圧に前記オフセット電圧を加算し、加算した電圧を前記電圧制御発振器の前記制御電圧として出力する差動シングルエンド変換回路を備えた請求項5項に記載の位相同期回路。
  8. 変調された前記基準信号を出力するディジタル直接合成発振器を備えた請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の位相同期回路。
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