JP6331677B2 - 振動発電装置 - Google Patents
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Description
圧電素子を利用した振動力発電装置として、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1では、音による空気の圧力変動を利用して圧電素子により発電する音力発電装置、および、振動による圧力変動を利用して圧電素子により発電する振動力発電装置が記載されている。
また、圧電素子に代えて磁歪素子を利用した発電方法も提案されている。磁歪素子を利用した発電方法として、例えば、特許文献2に記載のものが知られている。
発電素子100は、連結ヨーク100aおよび100bと、連結ヨーク100aおよび100bに平行に支持された磁歪棒110aおよび110bと、各磁歪棒110aおよび110bに巻装されたコイル120aおよび120bと、連結ヨーク100a及び100bに永久磁石140aおよび140bを介して連結されたバックヨーク150とを備えている。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、発電効率を高めることができる振動発電装置を提供することを目的としている。
図1は、本発明に係る第1実施形態の振動発電装置を示す正面図である。
図1に示す第1実施形態の振動発電装置1は、振動源2の上部に固定された装置ケース3と、装置ケース3の底部3aから立ち上がっている支柱4と、支柱4の上部に設けたピン5に長手方向中間部が回動自在に支持され、鉛直振動を受けることでピン5を回動中心として揺動する天秤棒状の揺動ビーム6と、揺動ビーム6の長手方向両端に固定されている一対の錘体7、8と、錘体7の移動方向に対応する装置ケース2の上壁3b及び底部3aに配置した振幅制限装置9,10と、錘体8の移動方向に対応する装置ケース2の上壁3b及び底部3aに配置した振幅制限装置11,12と、揺動ビーム6の長手方向の両側に設けた一対の振動電力変換部13,14と、電源回路201と、を備えている。
一方の切り欠き部6aの長手方向両縁部6e,6fには、両端部に磁気バイアス供給用の永久磁石15,16を固定した磁歪棒17が磁性棒状部6cに平行に延在して固定されているとともに、磁歪棒17には磁気コイル18が巻装されている。磁気コイル18は電源回路201に接続されている。
ここで、磁歪棒17,21は、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金からなる部材である。永久磁石15,16,19,20はバイアス磁界を発生するものである。永久磁石15,16は例えば左端側がS極,右端側がN極に着磁され、永久磁石19,20は例えば左端側がN極,右端側がS極に着磁されている。
振幅制限装置9,10は、揺動ビーム6の長手方向の一端に固定した錘体7に当接する変位部材23と、この変位部材23を保持して上壁3b及び底部3aに固定されたコイルスプリング24とで構成されている。また、振幅制限装置11,12も、揺動ビーム6の長手方向の他端に固定した錘体8に当接する変位部材23と、変位部材23を保持して上壁3b及び底部3aに固定されているコイルスプリング24を備えている。これら振幅制限装置9〜12のコイルスプリング24は、揺動ビーム6がピン5を回動中心として揺動し、錘体7,8が変位部材23に衝突したときに弾性伸縮することで揺動ビーム6の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力により、衝突した方向に対して逆方向に向かう力を錘体7,8に付与する。
第1実施形態の振動発電装置1で用いられる電源回路201の構成について説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係る電源回路の構成例を示す図である。図6において、202a,202bは磁気コイル18,22(コイル巻線)に発生する交流電圧を整流する整流手段、203a,203bは整流手段202a,202bの各整流信号を平滑する平滑手段、205は二次電池やコンデンサで構成される蓄電手段、206は蓄電手段205に蓄電した電力を出力端子207に出力する出力手段である。204は平滑手段203a,203bで平滑した直流電圧を蓄電手段205に蓄電させるとともに、蓄電手段205に蓄電された電力を出力回路206に供給する制御を行う制御手段である。
例えば、高速道路や橋梁では、老朽化が進むことから、加速度センサ、振動センサ、腐食センサ等の構造ヘルスモニタリングセンサを配置して劣化傾向を把握する必要がある。
これら構造ヘルスモニタリングセンサには、電源を必要とするが、蓄電池では寿命があることから定期的な交換が必要となり、その管理が煩雑となる。このため、構造ヘルスモニタリングセンサの電源として振動発電装置1を適用する。
振動源2から装置ケース3に振動が伝達されていない状態では、図1に示すように、揺動ビーム6は、ピン5を回動中心として揺動することなく水平状態に保持される。このビーム6の水平状態では、一対の振動電力変換部13,14の磁歪棒17,21が伸縮変形せず磁力線が変化しないので、磁気コイル18,22(コイル巻線)から電圧(電力)は出力されることがない。
振動源2の鉛直方向の振動エネルギーが振動発電装置1の装置ケース3に伝達されると、振動エネルギーが支柱4を介して伝達された揺動ビーム6は、ピン5を回動中心として揺動し、揺動ビーム6の両端部に固定した一対の錘体7,8が一次モードの共振状態となる。
錘体7が衝突した振幅制限装置10のコイルスプリング24は、弾性伸縮することで揺動ビーム6の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力によって衝突した方向に対して逆方向の押し上げ力を錘体7に付与し、揺動ビーム6に揺動推進力(ピン5を回動中心とした回転動作)を作用する。
錘体7が衝突した振幅制限装置9のコイルスプリング24は、弾性伸縮することで揺動ビーム6の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力によって衝突した方向に対して逆方向の押し下げ力を錘体7に付与し、揺動ビーム6に揺動推進力を作用する。
また、錘体8が衝突した振幅制限装置12のコイルスプリング24は、弾性伸縮することで揺動ビーム6の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力によって衝突した方向に対して逆方向の押し上げ力を錘体8に付与し、揺動ビーム6に揺動推進力を作用する。
また、錘体8が衝突した振幅制限装置11のコイルスプリング24は、弾性伸縮することで揺動ビーム6の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力によって衝突した方向に対して逆方向の押し下げ力を錘体8に付与し、揺動ビーム6に揺動推進力を作用する。
また、揺動ビーム6がピン5を回動中心として揺動するだけで、一対の振動電力変換部13,14の振動発電が行われるので、低周波数領域の振動に対して共振現象を生じさせて確実に発電することができる。
さらに、本実施形態における振幅制限装置9〜12を構成するコイルスプリング24は、自身のバネ復元力によって衝突した方向に対して逆方向の押し力を錘体7,8に付与することで揺動ビーム6に揺動推進力を作用し、長時間の間、揺動ビーム6が揺動動作を繰り返すことで錘体7,8が振幅制限装置9〜12に衝突して一対の振動電力変換部13,14が振動発電を行うので、さらに発電効率を高めることができる。
なお、上述のように一対の錘体のうち一方の錘体の移動方向に対応する位置にのみ振幅制限装置を配置した構成においては、振動電力変換部は、揺動ビーム6の長手方向の両側のうち上記振幅制限装置が配置される側に設けるようにする。
また、図1では、例えば振動電力変換部13における磁歪棒17に磁気コイル18が巻装されている構成を示したが、振動電力変換部において磁気コイルを巻装する位置は磁歪棒のみに限定されるものではなく、磁歪棒とともに磁路を形成する他の部材に巻装してもよい。すなわち、振動電力変換部13において例えば磁性棒状部6cに磁気コイルを巻装してもよく、磁歪棒17と磁性棒状部6cの両方に磁気コイルを巻装してもよい。この点は振動電力変換部14も同様である。
また、上記のような、非対称構造であって、かつ、揺動ビーム6の長腕部側にのみ振動電力変換部を設けた構成は、揺動ビーム6の長腕部側に対してのみ振幅制限装置を設ければよいため、この点でも、振動電力変換部を2個設けた対称構造の構成に比べてより簡素な、かつ、より低コストの構成になる。
また、上記のような、非対称構造であって、かつ、揺動ビーム6の長腕部側にのみ振動電力変換部を設けた構成は、振動電力変換部を1個だけ設ける構成であるため、電源回路201(図6参照)における整流手段、平滑手段が1系統だけで済むので、この点でも、振動電力変換部を2個設けた対称構造の構成に比べてより簡素な、かつ、より低コストの構成になる。
次に、図4は、本発明に係る第2実施形態の振動発電装置における振幅制限装置を示す図である。第2実施形態における振幅制限装置は、第1実施形態で示した振幅制限装置9〜12とは異なる構造の振幅制限装置25である。本実施形態の振動発電装置の構成は、振幅制限装置の構造以外の点では、第1実施形態の振動発電装置の構成と同様である。
本実施形態は、図1で示した第1実施形態の振幅制限装置9〜12と同様に、揺動ビーム6の長手方向両端に固定されている一対の錘体7、8の一方の錘体7の移動方向に対応する装置ケース2の上壁3b及び底部3aに2個の振幅制限装置25が配置され、他方の錘体8の移動方向に対応する装置ケース2の上壁3b及び底部3aに2個の振幅制限装置25が配置されている。
本実施形態は、図1で示した第1実施形態の振幅制限装置9〜12と同様に、揺動
本実施形態の振幅制限装置25を、図1の振幅制限装置9〜12に代えて配置すると、振動源2から鉛直方向の振動エネルギーが振動発電装置1の装置ケース3に伝達された際に、振動エネルギーが支柱4を介して伝達された揺動ビーム6がピン5を回動中心として揺動し、揺動ビーム6の両端部に固定した一対の錘体7,8が一次モードの共振状態となる。
このように、揺動ビーム6の揺動により四個の振幅制限装置25が一対の錘体7,8に衝突することで、四個の振幅制限装置25のそれぞれが、誘起電圧(誘起電力)を発生して振動発電を行う。
ここで、第2実施形態の振動発電装置で用いられる電源回路の回路ブロック構成は、第1実施形態の振動発電装置1で用いられる電源回路201と同様であり、その回路ブロック構成の図示は省略する。なお、第2実施形態のように、図1に示した第1実施形態の振動発電装置1における振幅制限装置9〜12を振幅制限装置25に置き換えた構成では、揺動ビーム6の揺動により四個の振幅制限装置25が一対の錘体7,8に衝突することで、振動電力変換部13,14に加えて、四個の振幅制限装置25もそれぞれ誘起電圧(誘起電力)を発生して振動発電を行なう。このため、振動電力変換部13,14の磁気コイル18,22(コイル巻線)に対応する整流手段202a,202bおよび平滑手段203a,203bに加えて、四個の振幅制限装置25の磁気コイル30(コイル巻線)に発生する各交流電圧をそれぞれ整流する4個の整流手段、および、これら4個の整流手段の各整流信号をそれぞれ平滑する4個の平滑手段を更に設ける。蓄電手段および出力手段は、振動電力変換部13,14に対応する2個の平滑手段203a,203bと、四個の振幅制限装置25に対応する4個の平滑手段とに対して共通の1系統(図6における蓄電手段205、出力手段206)でよい。
次に、図5は、本発明に係る第3実施形態の振動発電装置を示す正面図である。
なお、第1実施形態で示した鉛直振動を受けることで揺動する天秤棒状の揺動ビーム6と、この揺動ビーム6に関連する部材は同一符号を付して説明は省略する。
本実施形態の振動発電装置40は、振動源2の上部に固定された装置ケース41と、装置ケース41から立ち上がっている支柱42と、支柱42に設けたピン43に長手方向中間部が回動自在に支持され、鉛直振動を受けることでピン43を回動中心として揺動する天秤棒状の揺動ビーム6と、揺動ビーム6の長手方向両端に固定されている一対の錘体7、8と、錘体7の移動方向に対応する装置ケース41に配置した振幅制限装置9,10と、錘体8の移動方向に対応する装置ケース41に配置した振幅制限装置11,12と、揺動ビーム6の長手方向の両側に設けた一対の振動電力変換部13,14と、支柱42に設けたピン43に長手方向中間部が回動自在に支持され、水平振動を受けることでピン43を回動中心として揺動する揺動ビーム44と、揺動ビーム44の長手方向両端に固定されている一対の錘体45、46と、錘体45の移動方向に対応する装置ケース41に互いに水平方向に配置した振幅制限装置47,48と、錘体46の移動方向に対応する装置ケース41に互いに水平方向に配置した振幅制限装置49,50と、揺動ビーム44の長手方向の両側に設けた一対の振動電力変換部51,52と、電源回路201Bと、を備えている。
また、搖動ビーム6と搖動ビーム44とは、直交した状態で互いが固定された十字構造とすることもできるが、振動の干渉効果が発生することを防止するため、互いが固定されない構造とすることが好適である。
一方の切り欠き部44aの長手方向両縁部44e,44fには、両端部に磁気バイアス供給用の永久磁石53,54を固定した磁歪棒55が磁性棒状部44cに平行に延在して固定されているとともに、磁歪棒55には磁気コイル56が巻装されている。磁気コイル56は電源回路201Aに接続されている。
磁歪棒55,59は、鉄ガリウム合金や鉄コバルト合金からなる部材である。り、永久磁石53,54,57,58はバイアス磁界を発生するものである。永久磁石53,54は例えば上端側がS極,下端側がN極に着磁され、永久磁石57,58は例えば上端側がN極,下端側がS極に着磁されている。
振幅制限装置47,48は、鉛直方向に延在している揺動ビーム44の上端に固定されて錘体45に当接する変位部材23と、この変位部材23を保持して装置ケース41の内壁に固定されたコイルスプリング24とで構成されている。また、振幅制限装置49,50も、揺動ビーム44の下端に固定されて錘体46に当接する変位部材23と、変位部材23を保持して装置ケース41の内壁に固定されているコイルスプリング24を備えている。これら振幅制限装置47〜50のコイルスプリング24は、揺動ビーム44がピン43を回動中心として揺動し、錘体45,46が変位部材23に衝突したときに弾性伸縮することで揺動ビーム44の振幅を制限するとともに、自身のバネ復元力により、衝突した方向に対して逆方向に向かう力を錘体45,46に付与する。
第3実施形態の振動発電装置40で用いられる電源回路201Aの回路ブロック構成は、第1実施形態の振動発電装置1で用いられる電源回路201と同様であり、その回路ブロック構成の図示は省略する。なお、第3実施形態の振動発電装置40では、振動電力変換部13,14に加えて、振動電力変換部51,52も備えている。このため、振動電力変換部13,14の磁気コイル18,22(コイル巻線)に対応する整流手段202a,202bおよび平滑手段203a,203bに加えて、振動電力変換部51,52の磁気コイル56,60(コイル巻線)に発生する各交流電圧をそれぞれ整流する2個の整流手段、および、これら2個の整流手段の各整流信号をそれぞれ平滑する2個の平滑手段を更に設ける。蓄電手段および出力手段は、振動電力変換部13,14に対応する2個の平滑手段203a,203bと、振動電力変換部51,52に対応する2個の平滑手段とに対して共通の1系統(図6における蓄電手段205、出力手段206)でよい。
本実施形態の振動発電装置40を、振動源2(高速道路や橋梁)に設置すると、振動源2から伝達される鉛直方向の振動エネルギーは、揺動ビーム6がピン43を回動中心として揺動し、揺動ビーム6の両端に固定した錘体7,8の移動方向に設けた振幅制限装置9〜12の何れかに衝突することで、一対の振動電力変換部13,14が振動発電を行う。
そして、揺動ビーム44の揺動により錘体45が振幅制限装置47に衝突すると、振幅制限装置47の変位部材23から揺動ビーム44に反力が入力することで、振動電力変換部51の磁歪棒55が圧縮方向に変形する。
また、揺動ビーム44の揺動により錘体45が振幅制限装置48に衝突すると、振幅制限装置48の変位部材23から揺動ビーム44に反力が入力することで、振動電力変換部51の磁歪棒55が伸長方向に変形する。
また、揺動ビーム44の揺動により錘体46が振幅制限装置49に衝突すると、振幅制限装置49の変位部材23から揺動ビーム44に反力が入力することで、振動電力変換部52の磁歪棒59が圧縮方向に変形する。
また、揺動ビーム44の揺動により錘体46が振幅制限装置50に衝突すると、振幅制限装置50の変位部材23から揺動ビーム44に反力が入力することで、振動電力変換部52の磁歪棒59が伸長方向に変形する。
このように、鉛直方向に配置した揺動ビーム44の一対の振動電力変換部51,52が、それぞれの磁歪棒55,59に伸長と圧縮が繰り返し作用することになり、逆磁歪効果によって磁力線が交番状に変化する。この磁力線の変化が電磁誘導の法則によって、一対の振動電力変換部51,52の磁気コイル56,60(コイル巻線)に誘起電圧(誘起電力)を発生させて振動発電を行うことができる。
また、図5では、揺動ビーム6と揺動ビーム44とのうち、特に揺動ビーム44側の構成における振幅制限装置として、錘体45の移動方向に対応する装置ケース41に互いに水平方向に配置した振幅制限装置47,48と、錘体46の移動方向に対応する装置ケース41に互いに水平方向に配置した振幅制限装置49,50との両方を備える構成を示したが、このような構成に限定されるものではない。すなわち、一対の錘体のうち一方の錘体の移動方向に対応する位置にのみ振幅制限装置を配置した構成、例えば錘体45の移動方向に対応する装置ケース41に互いに水平方向に配置した振幅制限装置47,48だけを備える構成とすることもできる。
また、図5では、揺動ビーム6と揺動ビーム44とのうち、特に揺動ビーム44側の構成における振動電力変換部として、例えば振動電力変換部51における磁歪棒55の両端に磁気バイアス供給用の永久磁石53,54を配置した構成を示したが、このような構成に限定されるものではなく、磁歪棒55の一方端にのみ磁気バイアス供給用の永久磁石を配置した構成としてもよい。この点は振動電力変換部52も同様である。
Claims (10)
- 振動源から振動を受ける支持体と、
この支持体に設けた支点を介して長手方向中間部が支持され、振動を受けることで前記支点回りに揺動する第1揺動ビームと、
この第1揺動ビームの両端に固定された一対の錘体と、
これら一対の錘体のうち少なくとも一方の錘体の移動方向に配置され、当該錘体との衝突により前記第1揺動ビームの振幅を制限する第1振幅制限装置と、
前記第1揺動ビームの前記支点を挟んで長手方向の両側のうち少なくとも前記第1振幅制限装置が配置される側に設けられ、振動を受けた前記錘体と前記第1振幅制限装置との衝突による衝撃力によって磁歪部材が伸長または圧縮することで発電する第1振動電力変換部と、を備えていることを特徴とする振動発電装置。 - 前記第1振幅制限装置が前記第1揺動ビームの両端に固定された一対の錘体の移動方向にそれぞれ配置されるとともに、
前記第1振動電力変換部が前記第1揺動ビームの前記支点を挟んで長手方向の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の振動発電装置。 - 前記第1揺動ビームに対して直交する方向に延在し、長手方向中間部が前記支点を介して前記支持体に揺動自在に支持されている第2揺動ビームと、
この第2揺動ビームの両端に固定された一対の錘体と、
これら一対の錘体のうち少なくとも一方の錘体の移動方向に配置され、当該錘体との衝突により前記第2揺動ビームの振幅を制限する第2振幅制限装置と、
前記第2揺動ビームの前記支点を挟んで長手方向の両側のうち少なくとも前記第2振幅制限装置が配置される側に設けられ、振動を受けた前記錘体と前記第2振幅制限装置との衝突による衝撃力によって磁歪部材が伸長または圧縮することで発電する第2振動電力変換部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の振動発電装置。 - 前記第2振幅制限装置が前記第2揺動ビームの両端に固定された一対の錘体の移動方向にそれぞれ配置されるとともに、
前記第2振動電力変換部が前記第2揺動ビームの前記支点を挟んで長手方向の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3記載の振動発電装置。 - 前記第1振動電力変換部は、前記長手方向に延在する第1磁歪棒と、この第1磁歪棒に対して前記長手方向に直行する方向に平行に配置された第1磁性部材と、これら第1磁歪棒及び第1磁性部材を磁気的に連結する第1連結部材と、前記第1磁歪棒に巻装された第1磁気コイルと、を備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の振動発電装置。
- 前記第1磁歪棒の両端のうち少なくとも一方端に配置され、前記第1磁歪部材と前記第1磁性部材とに磁気バイアスを供給する第1永久磁石を備えていることを特徴とする請求項5記載の振動発電装置。
- 前記第2振動電力変換部は、前記長手方向に延在する第2磁歪棒と、この第2磁歪棒に対して前記長手方向に直行する方向に平行に配置された第2磁性部材と、これら第2磁歪棒及び第2磁性部材を磁気的に連結する第2連結部材と、前記第2磁歪棒に巻装された第2磁気コイルと、を備えていることを特徴とする請求項3又は4記載の振動発電装置。
- 前記第2磁歪棒の両端のうち少なくとも一方端に配置され、前記第2磁歪部材と前記第2磁性部材とに磁気バイアスを供給する第2永久磁石を備えていることを特徴とする請求項7記載の振動発電装置。
- 前記振幅制限装置は、前記錘体の衝突による衝撃力を受ける変位部材と、この変位部材を保持するバネ部材とで構成され、当該バネ部材は、自身のバネ復元力により前記錘体が衝突した方向に対して逆方向に前記錘体を押し戻す力を作用することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の振動発電装置。
- 前記振幅制限装置は、磁歪部材と、この磁歪部材に巻装された磁気コイルと、磁歪部材との間に磁路を形成する磁気ヨークと、前記錘体の衝突による衝撃力を前記磁歪部材に伝達する変位部材と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の振動発電装置。
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