JP6331664B2 - 無線通信装置および無線回路 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置および無線回路に関する。
従来、無線通信装置としては、例えば、携帯電話、スマートフォンが知られている。この無線通信装置では、例えば、無線を送信する無線回路のパワーアンプ用電源に昇降圧式のDC(Direct Current)−DCコンバータを用いられる。そして、無線通信装置では、送信電力に応じてDC−DCコンバータからパワーアンプへ供給するDCDC電圧を制御することにより、省電力の制御が行われる。例えば、送信電力の高い時は、高い利得を得るため、DCDC電圧を高くして利得重視の制御を行う。一方、送信電力の低い時は、DCDC電圧を低くして電力消費を低減する制御を行う。
省電力化には、DCDC電圧を低く抑える方が好ましい。しかし、送信電力とDCDC電圧とには、送信される電波の歪特性にトレードオフの関係がある。送信電力に対してDCDC電圧を低くしすぎると、ACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)が劣化する。このため、DCDC電圧は、送信電力を考慮した値にすることが求められ、送信電力に応じて変更される。
また、無線通信装置では、パワーアンプの消費電流が多いため、大電流タイプのDC−DCコンバータが用いられる。しかし、DC−DCコンバータは、大電流化すると、DCDC電圧の応答速度が遅くなる傾向がある。このため、例えば、送信電力が大きく増加する場合、DCDC電圧が上がりきらない状況で、送信が始ってしまう場合がある。このDCDC電圧が上がりきらない期間は、パワーアンプでパワー不足となってACLRが劣化して送信の回線の品質が悪化してしまう。
DC−DCコンバータの応答を高速化する方法の一つとして、DCDC電圧のスイッチングノイズ抑制のためにDC−DCコンバータに設けられた大容量のコンデンサの容量を下げる方法がある。しかし、コンデンサの容量を下げると、電源ノイズにより無線の性能が劣化する問題をはらんでおり、得策ではない。
そこで、解決方法として、例えば、DCDC電圧の最低電圧を予め定めておき、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させないことで、DCDC電圧の変化を抑えてレスポンスを確保する技術がある。
特開2010−35357号公報 特開2006−149067号公報 特開2005−130616号公報
しかしながら、従来の技術は、送信電力が低い場合でもDCDC電圧を最低電圧よりも低くできないため、低出力時の電力消費を低減できない場合がある。
一側面では、低出力時の消費電力を低減できる無線通信装置および無線回路を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、無線通信装置は、変更部と、制限部とを有する。変更部は、電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じて、電波として送信する送信信号を増幅する増幅器の増幅率を変更する。制限部は、送信電力を所定以上低下させる場合、変更部による増幅率の変更量を制限する。
本発明の一側面によれば、低出力時の消費電力を低減できる。
図1は、無線回路の全体構成を示す図である。 図2は、制御電圧データの一例を示す図である。 図3は、送信電力の変化の一例を示す図である。 図4は、送信電力の変更に伴うDCDC電圧の変化の一例を示す図である。 図5は、送信電力が低い状態が続いた場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。 図6は、送信電力の変化の一例を示す図である。 図7は、ACLRが劣化する場合を説明するための図である。 図8は、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させない場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。 図9は、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させない場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。 図10は、制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、制限値データの一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置および無線回路の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1に係る無線回路10について説明する。図1は、無線回路の全体構成を示す図である。無線回路10は、無線による通信を制御する回路である。無線回路10は、例えば、無線通信装置に搭載され、無線通信装置の無線通信を制御する。無線通信装置としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、無線基地局などである。図1に示すように、無線回路10は、無線チップ20と、DC−DCコンバータ21と、コンデンサ22と、TXFIL23と、パワーアンプ24と、デュプレクサ25と、アンテナスイッチ26と、記憶部27と、通信制御部28とを有する。
無線チップ20は、無線通信に関する制御を行うデバイスである。無線チップ20は、IC(Integrated Circuit)などによりチップ化されている。無線チップ20は、DC−DCコンバータ21、TXFIL23およびデュプレクサ25と接続されている。無線チップ20は、無線通信により送信する送信データの信号をTXFIL23へ出力する。また、無線チップ20は、無線通信により受信された受信データの信号がデュプレクサ25から入力する。また、無線チップ20は、通信制御部28からの制御により、電波の送信電力を制御しており、送信電力の変更周期毎に、送信電力を制御する制御信号をDC−DCコンバータ21へ出力する。例えば、無線チップ20は、制御信号の電圧により、DC−DCコンバータ21の増幅率を制御しており、送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じた電圧の制御信号をDC−DCコンバータ21へ出力する。
DC−DCコンバータ21は、不図示の電源から供給される電力の電圧を変換するデバイスである。DC−DCコンバータ21は、パワーアンプ24へ電力を供給する電力源とされており、無線チップ20から入力する制御信号の電圧に応じて、不図示の電源から供給される電力の電圧を変圧してパワーアンプ24へ供給する。すなわち、無線回路10では、DC−DCコンバータ21を用いて、パワーアンプ24へ供給するDCDC電圧(PA_DCDC)を制御している。このDC−DCコンバータ21は、DCDC電圧のスイッチングノイズ抑制のために、パワーアンプ24へ電力を供給する電力線にコンデンサ22が設けられている。コンデンサ22は、パワーアンプ24の消費電流が多いため、大容量のものとされている。
TXFIL23は、フィルタ処理を行うデバイスである。TXFIL23は、無線チップ20から入力する送信データの信号に対して、無線送信用の信号応じた所定のフィルタ処理を行う。
パワーアンプ24は、信号の増幅を行うデバイスである。パワーアンプ24は、DC−DCコンバータ21から供給されるDCDC電圧(PA_DCDC)に応じて、TXFIL23によりフィルタ処理された送信データの信号を増幅する。
デュプレクサ25は、信号の分波を行うデバイスである。デュプレクサ25は、無線通信により送信する送信データの送信経路と、無線通信により受信された受信データの受信経路を電気的に分離する。デュプレクサ25は、アンテナスイッチ26から入力する、無線通信により受信された受信データの信号を無線チップ20のRX端子へ出力する。また、デュプレクサ25は、パワーアンプ24から入力する送信データの信号をアンテナスイッチ26へ出力する。
アンテナスイッチ26は、使用するアンテナを切替えるデバイスである。アンテナスイッチ26には、複数のアンテナ29が接続されている。無線通信装置は、複数の周波数や広い帯域で特性を良くするため、周波数毎に複数のアンテナ29が搭載される。なお、図1の例では、アンテナ29を2つ図示しているが、アンテナ29の数はこれに限定されるものではない。アンテナスイッチ26は、使用する周波数ごとに使用するアンテナ29の切替えを行う。
記憶部27は、各種の情報を記憶するデバイスである。記憶部27は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリである。なお、記憶部27は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置であってもよい。
記憶部27は、通信制御部28で実行される各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部27は、後述するDC−DCコンバータ21の増幅率の制御に用いる各種のプログラムを記憶する。さらに、記憶部27は、通信制御部28で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部27は、制御電圧データ30を記憶する。
制御電圧データ30は、送信電力に応じたDC−DCコンバータ21の制御電圧を記憶したデータである。図2は、制御電圧データの一例を示す図である。図2の例では、送信電力毎に、DC−DCコンバータ21の制御電圧を制御する制御データの値が記憶されている。また、図2の例では、送信電力毎に、DC−DCコンバータ21の増幅率(ゲイン)が示されている。制御データの値は、DC−DCコンバータ21に対して制御データを出力した際に、送信データの信号がパワーアンプ24で送信電力に増幅される増幅率が得られる値に定められている。図2の例では、例えば、送信電力を「24」[dBm]の信号レベルとする場合、制御データの値が「232」と定められている。図2の例では、この「232」の値の制御データが出力された際、パワーアンプ24の増幅率(ゲイン)が、「1042」となることを示している。
図1に戻り、通信制御部28は、通信に関する制御を行うデバイスである。通信制御部28としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。通信制御部28は、無線通信装置に設けられたOS(Operating System)や各種アプリケーションの処理を実行するCPUなどが兼ねてもよい。通信制御部28は、無線チップ20に対して無線通信により送信する送信データを出力する。また、通信制御部28は、無線チップ20から無線通信で受信された受信データが入力される。また、通信制御部28は、無線通信の送信電圧に応じて、DC−DCコンバータ21の増幅率を制御する制御データを無線チップ20へ出力する。通信制御部28は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、通信制御部28は、制御データの出力を制御する処理部として、変更部40と、制限部41とを有する。
変更部40は、各種の変更を行う。例えば、変更部40は、電波の送信電力の変更周期毎に、ターゲットとする送信電力に応じて、パワーアンプ24の増幅率を変更する制御を行う。例えば、変更部40は、変更周期毎に、制御電圧データ30からターゲットとする送信電力に対応した制御データの値を読み出し、読み出した値の制御データを無線チップ20へ出力する。これにより、無線チップ20から制御データに応じた制御信号がDC−DCコンバータ21へ出力され、DC−DCコンバータ21からパワーアンプ24へ供給する電力の電圧が変化し、パワーアンプ24の増幅率がターゲットの送信電力に応じた増幅率に変化する。
図3は、送信電力の変化の一例を示す図である。図3には、通信方式がLTE(Long Term Evolution)の場合の送信電力の変化の一例が示されている。LTEは、通信状況に応じてリソースブロック単位で送信電力が変化可能とされており、図3に示すように、比較的短時間でダイナミックに送信電力が変更される。
図1に戻り、制限部41は、各種の制限を行う。例えば、制限部41は、送信電力を所定以上低下させる場合、変更部40による増幅率の変更量を制限する。例えば、制限部41は、変更部40が、送信電力を変更するため、無線チップ20へ出力する制御データの値を所定値X以上低下させる場合、制御データの値の変更量を所定値Xに制限する。この所定値Xは、送信電力を低下させる場合に、送信電力の許容する変更量に応じて定める。所定値Xは、外部から設定可能としてもよい。例えば、所定値Xを記憶部27に記憶させておき、記憶部27に記憶された所定値Xを書き換えることにより、外部から設定可能としてもよい。
このように、制御データの値の変更量を所定値Xに制限することにより、無線チップ20へ出力される制御データの値の低下が抑えられる。この結果、無線チップ20からDC−DCコンバータ21へ出力される制御信号の低下が抑えられ、DC−DCコンバータ21がパワーアンプ24へ供給する電力のDCDC電圧の低下が抑制される。
図4は、送信電力の変更に伴うDCDC電圧の変化の一例を示す図である。図4の例では、制御データの値の変更量を制限することにより、送信電力が低下する際に、DCDC電圧が緩やかに低下している。これにより、送信電力を上昇させる場合でも、DCDC電圧の上昇幅が小さいため、レスポンスを確保できる。例えば、図4の例では、タイミングT1、T2においてDCDC電圧の上昇幅が小さいため、レスポンスを確保できる。
また、制限部41は、制御データの値の変更量を制限しているものの、制御データの値の下限値を制限しているわけではない。このため、送信電力が低い状態が続いた場合、制御データの値が低下してDCDC電圧も低下し、パワーアンプ24の増幅率も低下する。
図5は、送信電力が低い状態が続いた場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。図5に示すように、送信電力が低い状態が続いた場合、DCDC電圧も低下する。このようにDCDC電圧が低下することにより、低出力時の消費電力を低減できる。
また、無線通信では、相対的に送信電力の高いリソースブロックを含む期間と、送信電力の低いリソースブロックが続く期間がある。図6は、送信電力の変化の一例を示す図である。図6の例では、期間P1は、相対的に送信電力の高いリソースブロックを含まれている。一方、期間P2、P3は、送信電力の低いリソースブロックが続いている。本実施例に係る無線回路10によれば、送信電力が低い時、初めのリソースブロック数個分はターゲットとする送信電力より高いDCDC電圧で送信することになるが、その時間は全体に比して短く、かつ、その後は低いDCDC電圧で推移できる。このため、本実施例に係る無線回路10は、消費電力を低減できる。
ここで、無線回路10では、パワーアンプ24の消費電流が多いため、大電流タイプのDC−DCコンバータ21が用いられている。しかし、DC−DCコンバータ21は、大電流化すると、DCDC電圧の応答速度が遅くなる傾向がある。例えば、DC−DCコンバータ21は、大電流化すると、電力を安定させるために、コンデンサ22の容量も大きくなり、DCDC電圧の応答速度が遅くなる傾向がある。このため、制限部41により、制御データの値の変更量を制限しない場合、ACLRが劣化して送信の回線の品質が悪化する場合がある。
図7は、ACLRが劣化する場合を説明するための図である。図7には、制限部41により制御データの値の変更量の制限を行わない場合のDCDC電圧の変化の一例が示されている。図7の例では、制限部41は、消費電力が低くなると、DCDC電圧も低下している。これにより、送信電力が大きく増加する場合、DCDC電圧が上がりきらない状況で、DCDC電圧が上がりきらずに送信が始まってしまう場合がある。図7の拡大図60に示すように、DCDC電圧が上がりきらない期間は、パワーアンプ24でパワー不足となってACLRが劣化して送信の回線の品質が悪化してしまう。
一方、本実施例に係る無線回路10は、送信電力を低下させる場合、制御データの値の変更量を制限して、図4に示したように、DCDC電圧が緩やかに低下させている。これにより送信電力を上昇させる場合でも、送信電圧の上昇幅が小さいため、レスポンスを確保できる。
また、従来のように、DCDC電圧の最低電圧を予め定め、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させない場合、DCDC電圧を最低電圧よりも低くできないため、低出力時の電力消費を低減できない場合がある。
図8は、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させない場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。図8の例では、最低電圧Vが定められ、DCDC電圧が最低電圧Vより低下しないように制御されている。この場合、送信電力を上昇させる場合でも、送信電圧の上昇幅が小さいため、レスポンスを確保できる。しかし、DCDC電圧を最低電圧Vよりも低下させない場合、低出力時の電力消費を低減できない。図9は、DCDC電圧を最低電圧よりも低下させない場合のDCDC電圧の変化の一例を示す図である。図9の例では、送信電力が低い状態が続いた場合でも、DCDC電圧が最低電圧Vより低下しないため、低出力時の消費電力を低減できない。
一方、本実施例に係る無線回路10は、送信電力が低い状態が続いた場合、図5に示したように、DCDC電圧が低下するため、低出力時の消費電力を低減できる。
次に、無線回路10がDC−DCコンバータ21の増幅率を制御する制御処理の流れを説明する。図10は、制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。この制御処理は、所定のタイミング、例えば、電波の送信電力の変更周期毎に実行される。
図10に示すように、変更部40は、制御電圧データ30から次のタイミングでターゲットとする送信電力に対応した制御データの値を読み出す(S10)。制限部41は、変更部40により読み出された制御データの値が、現在の制御データの値から所定値X以上低下しているか否かを判定する(S11)。所定値X以上低下していない場合(S11否定)、変更部40は、読み出した値の制御データを無線チップ20へ出力し(S12)、処理を終了する。
一方。所定値X以上低下している場合(S11肯定)、制限部41は、出力する制御データの値を、現在の制御データの値から所定値Xを減算した値に変更する(S13)。変更部40は、変更された値の制御データを無線チップ20へ出力し(S14)、処理を終了する。
このように、無線回路10は、電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じてDC−DCコンバータ21の増幅率を変更する。そして、無線回路10は、送信電力を所定以上低下させる場合、増幅率の変更量を制限する。これにより、無線回路10は、低出力時の消費電力を低減できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の実施例では、制御データの値の低下量を所定値Xに制限して、増幅率を変更可能な最大変更量を制限する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、低下量の制限値は、送信電力に応じて、送信電力が大きいほど大きく、送信電力が小さきほど小さくなるように定めてもよい。例えば、送信電力毎に、増幅率を変更可能な最大変更量に対応した低下量の制限値を設定した制限値データを記憶部27に記憶させる。図11は、制限値データの一例を示す図である。図11の例では、送信電力のターゲット毎に、制限値X24、X23・・・X51、X52が設定されている。この制限値X24、X23・・・X51、X52は、例えば、送信電力が大きいほど大きな値に定める。制限部41は、記憶部27に記憶された制限値データからターゲットの送信電力に対応する制限値を読み出す。そして、制限部41は、無線チップ20へ出力する制御データの値を、ターゲットの送信電力に対応する制限値以上低下させる場合、制御データの値の変更量を制限値に制限するようにしてもよい。送信電力が大きい場合、増幅率の変更量も大きく、送信電力が小さい場合、増幅率の変更量も小さい。このため、送信電力毎に、制限値を定めることにより、送信電力に応じて増幅率の変更量を制限する幅を設定できる。
また、上記の実施例では、周波数帯域にかかわらず、制御データの値の低下量を所定値Xに制限して、増幅率を変更可能な最大変更量を制限する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、周波数帯域毎に、制御データの値の低下量の制限値を定めて、周波数帯域毎に、増幅率の最大変更量を設定してもよい。例えば、周波数帯域毎に、増幅率を変更可能な最大変更量に対応した低下量の制限値を設定した制限値データを記憶部27に記憶させる。制限部41は、記憶部27に記憶された制限値データから、電波の送信に使用される周波数帯域に対応する制限値を読み出す。そして、制限部41は、無線チップ20へ出力する制御データの値を、電波の送信に使用される周波数帯域に対応する制限値以上低下させる場合、制御データの値の変更量を制限値に制限するようにしてもよい。このように、周波数帯域毎に、制限値を定めることにより、周波数帯域に応じて増幅率の変更量を制限する幅を設定できる。
また、例えば、無線の通信方式毎に、制御データの値の低下量の制限値を定めて、無線の通信方式毎に、増幅率の最大変更量を設定してもよい。例えば、無線の通信方式毎に、増幅率を変更可能な最大変更量に対応した低下量の制限値を設定した制限値データを記憶部27に記憶させる。制限部41は、記憶部27に記憶された制限値データから、電波の送信に使用される通信方式に対応する制限値を読み出す。そして、制限部41は、無線チップ20へ出力する制御データの値を、電波の送信に使用される通信方式に対応する制限値以上低下させる場合、制御データの値の変更量を制限値に制限するようにしてもよい。このように、通信方式毎に、制限値を定めることにより、通信方式に応じて増幅率の変更量を制限する幅を設定できる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図1に示す変更部40および制限部41の各処理部が適宜統合または分割されてもよい。また、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
10 無線回路
20 無線チップ
21 DC−DCコンバータ
22 コンデンサ
24 パワーアンプ
25 デュプレクサ
26 アンテナスイッチ
27 記憶部
28 通信制御部
29 アンテナ
30 制御電圧データ
40 変更部
41 制限部

Claims (5)

  1. 電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じて、電波として送信する送信信号を増幅する増幅器の増幅率を変更する変更部と、
    周波数帯域毎に、増幅率の最大変更量を記憶した記憶部と、
    前記送信電力を、前記記憶部に記憶された、電波の送信に使用される周波数帯域に対応する最大変更量以上低下させる場合、前記変更部による増幅率の変更を当該最大変更量に制限する制限部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記記憶部は、送信電力毎に、増幅率を変更可能な最大変更量をさらに記憶し、
    前記制限部は、前記送信電力を前記記憶部に記憶された当該送信電力に対応する最大変更量以上低下させる場合、前記変更部による増幅率の変更を当該最大変更量に制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じて、電波として送信する送信信号を増幅する増幅器の増幅率を変更する変更部と、
    無線の通信方式毎に、増幅率の最大変更量を記憶した記憶部と、
    前記送信電力を、前記記憶部に記憶された、電波の送信に使用される通信方式に対応する最大変更量以上低下させる場合、前記変更部による増幅率の変更を当該最大変更量に制限する制限部と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  4. 電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じて、電波として送信する送信信号を増幅する増幅器の増幅率を変更する変更部と、
    周波数帯域毎に、増幅率の最大変更量を記憶した記憶部と、
    前記送信電力を、前記記憶部に記憶された、電波の送信に使用される周波数帯域に対応する最大変更量以上低下させる場合、前記変更部による増幅率の変更を当該最大変更量に制限する制限部と、
    を有することを特徴とする無線回路。
  5. 電波の送信電力の変更周期毎に、送信電力に応じて、電波として送信する送信信号を増幅する増幅器の増幅率を変更する変更部と、
    無線の通信方式毎に、増幅率の最大変更量を記憶した記憶部と、
    前記送信電力を、前記記憶部に記憶された、電波の送信に使用される通信方式に対応する最大変更量以上低下させる場合、前記変更部による増幅率の変更を当該最大変更量に制限する制限部と、
    を有することを特徴とする無線回路。
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