JP2016136702A - 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラム Download PDF

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敦 工藤
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隆 谷井
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Abstract

【課題】省電力化及び部品点数の低減を実現する。
【解決手段】無線通信装置10において切り替え制御部41は、第1の帯域に対応する増幅部11の電源をDCDCコンバータ15とする。また、切り替え制御部41は、第1の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と第1閾値との大小、及び、第2の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と第2閾値との大小に基づいて、バッテリ14及びDCDCコンバータ15と増幅部12との接続関係を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラムに関する。
従来、複数の通信方式(例えば、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(global system for mobile communications))に対応可能な移動端末(つまり、無線通信装置)が存在する。この無線通信装置は、複数の通信方式を切り替えて通信を行う。すなわち、各タイミングでは、1つの通信方式が用いられる。また、この無線通信装置は、各通信方式にそれぞれ対応する複数の増幅部を有する。また、この無線通信装置は、増幅部の電源として、バッテリと、バッテリの電圧を降圧するDCDCコンバータ(以下では、単に「コンバータ」と呼ぶことがある)とを有する。そして、この無線通信装置は、或るタイミングで使用される使用通信方式に対応する増幅器の電源を、そのタイミングにおける使用通信方式の送信電力に基づいて、バッテリ又はDCDCコンバータに切り替える。これにより、無線通信装置の省電力化を実現することができる。
特開2003−189603号公報 特開2010−118918号公報
ところで、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)−Advanced(以下では、「LTE−A」と呼ぶことがある)では、CA(Carrier Aggretation)が提案されている。そして、下り回線におけるCAのサービスが開始されている。これに対して、上り回線におけるCAは検討段階にある。
ここで、CAでは、一の通信方式で複数の帯域(つまり、バンド)が同時に使用される。従って、CAに対応する無線通信装置の構成としては、増幅部及びDCDCコンバータを帯域毎に設ける構成が考えられる。
しかしながら、同時使用する帯域の数が増えるに伴い、無線通信装置の部品点数が増加してしまい、結果として、無線通信装置の回路規模が大きくなってしまう問題がある。この問題は、小型化が望まれる移動端末で特に顕著となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、一の通信方式で複数の帯域を同時使用する無線通信装置における省電力化及び部品点数の低減を実現することができる、無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラムを提供することを目的とする。
開示の態様では、無線通信装置は、一の通信方式で複数の帯域を同時使用可能に構成されている。また、前記無線通信装置は、バッテリと、コンバータと、第1の増幅部と、第2の増幅部と、第1の制御部とを有する。前記コンバータは、前記バッテリの電圧を降圧する。前記第1の増幅部は、前記バッテリから給電され、且つ、第1の帯域で送信する信号を増幅する。前記第2の増幅部は、第2の帯域で送信する信号を増幅する。前記第1の制御部は、前記第1の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と第1閾値との大小、及び、前記第2の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と第2閾値との大小に基づいて、前記バッテリ及び前記コンバータと前記第2の増幅部との接続関係を切り替える。
開示の態様によれば、省電力化及び部品点数の低減を実現することができる。
図1は、実施例1の無線通信装置の一例を示すブロック図である。 図2は、切り替えルールテーブルの一例を示す図である。 図3は、電力範囲テーブルの一例を示す図である。 図4は、利得範囲テーブルの一例を示す図である。 図5は、第1対応テーブルの一例を示す図である。 図6は、第1対応テーブルの一例を示す図である。 図7は、第1対応テーブルの一例を示す図である。 図8は、閾値テーブルの一例を示す図である。 図9は、第2対応テーブルの一例を示す図である。 図10は、第2対応テーブルの一例を示す図である。 図11は、第2対応テーブルの一例を示す図である。 図12は、補正量テーブルの一例を示す図である。 図13は、実施例1の無線通信装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施例1の無線通信装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施例1の無線通信装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信プログラムが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[無線通信装置の構成例]
図1は、実施例1の無線通信装置の一例を示すブロック図である。図1において、無線通信装置10は、増幅部11,12と、送信信号生成部と、バッテリ14と、DCDCコンバータ15と、スイッチ16,17と、電圧検出部18と、記憶部19と、制御部20とを有する。無線通信装置10は、一の通信方式で複数の帯域(つまり、複数のバンド)を同時使用可能に構成されている。無線通信装置10は、例えば、移動端末であり、上り回線のCA通信を行うことができる。
送信信号生成部13は、第1の帯域で送信される信号を生成し、生成した信号を増幅部11へ出力する。また、送信信号生成部13は、第2の帯域で送信される信号を生成し、生成した信号を増幅部12へ出力する。なお、送信信号生成部13で生成された第1の帯域で送信される信号は、図示していないデジタルアナログ変換部及びアップコンバータを介して無線信号として増幅部11に入力される。また、送信信号生成部13で生成された第2の帯域で送信される信号は、図示していないデジタルアナログ変換部及びアップコンバータを介して無線信号として増幅部12に入力される。
増幅部11は、送信信号生成部13から受け取った第1の帯域で送信される信号を増幅し、増幅した信号を第1のアンテナを介して送信する。
例えば、増幅部11は、可変利得アンプ31と、高周波増幅器32とを有する。可変利得アンプ31は、制御部20によって設定される設定利得値に基づいて、第1の帯域で送信される信号を増幅し、増幅した信号を高周波増幅器32へ出力する。高周波増幅器32は、電圧印加端子を有し、この電圧印加端子がスイッチ16に接続されている。また、高周波増幅器32は、制御部20によって設定される設定電流値に基づいて、可変利得アンプ31から受け取る信号を増幅し、増幅した信号を第1のアンテナを介して送信する。なお、高周波増幅器32は、例えば、図示しない複数の増幅器を含み、制御部20によって設定される設定電流値に応じた増幅器の組合せを用いて増幅処理を行う。
増幅部12は、送信信号生成部13から受け取った第2の帯域で送信される信号を増幅し、増幅した信号を第2のアンテナを介して送信する。
例えば、増幅部12は、可変利得アンプ33と、高周波増幅器34とを有する。可変利得アンプ33は、制御部20によって設定される設定利得値に基づいて、第2の帯域で送信される信号を増幅し、増幅した信号を高周波増幅器34へ出力する。高周波増幅器34は、電圧印加端子を有し、この電圧印加端子がスイッチ17に接続されている。また、高周波増幅器34は、制御部20によって設定される設定電流値に基づいて、可変利得アンプ33から受け取る信号を増幅し、増幅した信号を第2のアンテナを介して送信する。なお、高周波増幅器34は、例えば、図示しない複数の増幅器を含み、制御部20によって設定される設定電流値に応じた増幅器の組合せを用いて増幅処理を行う。
バッテリ14は、電力をDCDCコンバータ15、スイッチ16、及びスイッチ17へ出力する。
DCDCコンバータ15は、バッテリ14から受け取った電力を降圧してスイッチ16及びスイッチ17へ出力する。
スイッチ16は、制御部20から受け取る「第1切り替え命令信号」に基づいて、バッテリ14及びDCDCコンバータ15と高周波増幅器32の電圧印加端子との接続関係を切り替える。
スイッチ17は、制御部20から受け取る「第2切り替え命令信号」に基づいて、バッテリ14及びDCDCコンバータ15と高周波増幅器34の電圧印加端子との接続関係を切り替える。
電圧検出部18は、バッテリ14の電圧を検出し、検出した電圧値を制御部20へ出力する。
記憶部19は、「切り替えルールテーブル」を記憶する。図2は、切り替えルールテーブルの一例を示す図である。切り替えルールテーブルでは、例えば、後述するプライマリバンドについてのDCDCコンバータ15の設定電圧と同時使用可能電圧閾値との大小、及び、後述するセカンダリバンドについてのDCDCコンバータ15の設定電圧と同時使用可能電圧閾値との大小の組合せに応じた、プライマリバンドに対応する高周波増幅器の電源及びセカンダリバンドに対応する高周波増幅器の電源の組合せが規定されている。ここで、「同時使用可能電圧閾値」とは、DCDCコンバータ15で使用可能な負荷電流によって複数の帯域のそれぞれの送信電力で動作させるために最適化された、高周波増幅器に印加する電圧値である。
また、記憶部19は、「電力範囲テーブル」を記憶する。図3は、電力範囲テーブルの一例を示す図である。図3に示す例では、送信電力範囲1〜3のそれぞれの範囲が規定されている。すなわち、送信電力範囲1は、0dBm以下であり、送信電力範囲2は、0dBmより大きく15dBm以下であり、送信電力範囲3は、15dBmより大きく24dBm以下である。
また、記憶部19は、「利得範囲テーブル」を記憶する。図4は、利得範囲テーブルの一例を示す図である。利得範囲テーブルでは、複数の送信電力範囲と各送信電力範囲に応じた利得範囲とが対応付けられている。図4に示す例では、送信電力範囲1に対して低利得範囲(L−Gain)が対応付けられ、送信電力範囲2に対して中利得範囲(M−Gain)が対応付けられ、送信電力範囲3に対して高利得範囲(H−Gain)が対応付けられている。
また、記憶部19は、「第1対応テーブル」を記憶する。図5〜図7は、第1対応テーブルの一例を示す図である。図5に示す第1対応テーブルは、高利得範囲に対応し、図6に対応する第1対応テーブルは、中利得範囲に対応し、図7に対応する第1対応テーブルは、低利得範囲に対応する。第1対応テーブルでは、複数の送信電力と、各送信電力に対応する、DCDCコンバータの設定電圧(図5〜図7では、DCDC電圧)及び高周波増幅器への電流設定値とが対応付けられている。
また、記憶部19は、「閾値テーブル」を記憶する。図8は、閾値テーブルの一例を示す図である。閾値テーブルでは、複数の帯域と、各帯域に応じた同時使用可能電圧閾値とが対応付けられている。図8に示す例では、2GHz帯の帯域には、同時使用可能電圧閾値1.6[v]が対応付けられ、800MHz帯の帯域には、同時使用可能電圧閾値1.8[v]が対応付けられている。
また、記憶部19は、「第2対応テーブル」を記憶する。図9〜図11は、第2対応テーブルの一例を示す図である。図9に示す第2対応テーブルは、高利得範囲に対応し、図10に対応する第2対応テーブルは、中利得範囲に対応し、図11に対応する第2対応テーブルは、低利得範囲に対応する。第2対応テーブルは、複数の送信電力と、各送信電力に対応する、可変利得アンプの設定利得値とが対応付けられている。
また、記憶部19は、「補正量テーブル」を記憶する。図12は、補正量テーブルの一例を示す図である。補正量テーブルでは、後述する差分Δが取り得る複数の差分範囲と、各差分範囲に応じた、可変利得アンプの設定利得値の「補正量」とが対応付けられている。図12に示す例では、0.5[v]以下の差分範囲に対しては補正量「−1dB」が対応付けられ、0.51[v]以上1.0[v]以下の差分範囲に対しては補正量「−2dB」が対応付けられている。また、1.01[v]以上1.5[v]以下の差分範囲に対しては補正量「−3dB」が対応付けられ、1.51[v]以上2.0[v]以下の差分範囲に対しては補正量「−4dB」が対応付けられている。なお、例えば、補正量「−1dB」は、可変利得アンプの設定を1段下げることを意味する。
図1の説明に戻り、制御部20は、切り替え制御部41と、電流値制御部42と、利得値制御部43とを有する。
切り替え制御部41は、記憶部19に記憶されている「優先順位テーブル(図示せず)」に基づいて、第1の帯域及び第2の帯域の順位(つまり、プライマリ、セカンダリ)を決定する。優先順位テーブルでは、複数の優先順位と各優先順位に応じた帯域の識別情報とが対応付けられている。ここでは、第1の帯域がプライマリバンドであり、第2の帯域がセカンダリバンドであるとする。なお、同時に3つ以上の帯域が使用される場合、サードバンド、フォースバンド等も決定される。
また、切り替え制御部41は、「切り替えルールテーブル」を用いて、送信電力に応じたDCDCコンバータ15の設定電圧レベルに基づき、増幅部11,12の電源を、増幅部11,12の両方でDCDCコンバータ15とするか、増幅部11ではDCDCコンバータ15とし増幅部12ではバッテリ14とするか切り替える。例えば、切り替え制御部41は、「切り替えルールテーブル」を用いて、第1の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と第1閾値との大小、及び、第2の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と第2閾値との大小に基づいて、バッテリ14及びDCDCコンバータ15と増幅部12との接続関係を切り替える。
例えば、切り替え制御部41は、スイッチ16へ第1切り替え命令信号を出力して、DCDCコンバータ15と高周波増幅器32の電圧印加端子とを接続させる。
また、切り替え制御部41は、スイッチ17へ第2切り替え命令信号を出力して、スイッチ17を切り替える。
例えば、切り替え制御部41は、「電力範囲テーブル」において第1の帯域の送信電力と対応付けられた「送信電力範囲」を特定する。そして、切り替え制御部41は、第1の帯域について特定した「送信電力範囲」に「利得範囲テーブル」において対応付けられた「利得範囲」を特定する。すなわち、「送信電力範囲」と「第1対応テーブル」とは、一対一に対応している。そして、切り替え制御部41は、第1の帯域について特定した利得範囲に対応する「第1対応テーブル」において第1の帯域の送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧を読み出す。そして、切り替え制御部41は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、「閾値テーブル」において第1の帯域に対応付けられた「同時使用可能電圧閾値」以上であるか否かを判定する。以下では、閾値テーブルにおいて第1の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値を「第1閾値」と呼ぶことがある。
また、切り替え制御部41は、「電力範囲テーブル」において第2の帯域の送信電力と対応付けられた「送信電力範囲」を特定する。そして、切り替え制御部41は、第2の帯域について特定した「送信電力範囲」に「利得範囲テーブル」において対応付けられた「利得範囲」を特定する。そして、切り替え制御部41は、第2の帯域について特定した利得範囲に対応する「第1対応テーブル」において第2の帯域の送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧を読み出す。そして、切り替え制御部41は、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、「閾値テーブル」において第2の帯域に対応付けられた「同時使用可能電圧閾値」以上であるか否かを判定する。以下では、閾値テーブルにおいて第2の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値を「第2閾値」と呼ぶことがある。
そして、切り替え制御部41は、次の「第1条件」が満たされる場合、DCDCコンバータ15と高周波増幅器34の電圧印加端子とを接続させる。「第1条件」は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第1の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値未満であり、且つ、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第2の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値未満であることである。
また、切り替え制御部41は、上記の「第1条件」が満たされない場合、つまり、上記の「第1条件」以外の「第2条件」、「第3条件」又は「第4条件」が満たされた場合、バッテリ14と高周波増幅器34の電圧印加端子とを接続させる。「第2条件」は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第1の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値以上であり、且つ、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第2の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値以上であることである。「第3条件」は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第1の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値以上であり、且つ、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第2の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値未満であることである。「第4条件」は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第1の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値未満であり、且つ、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧が、閾値テーブルにおいて第2の帯域に対応付けられた同時使用可能電圧閾値以上であることである。
電流値制御部42は、第1の帯域の送信電力に応じた第1対応テーブルにおいて第1の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器32に設定する。
また、電流値制御部42は、複数の送信電力範囲のうちの第1の送信電力範囲と第1の送信電力範囲の一段階上の第2の送信電力範囲の境界値から当該境界値よりも大きい所定値までの「変更範囲」に、第2の帯域の送信電力が含まれるか否かを判定する。そして、電流値制御部42は、第2の帯域の送信電力が「変更範囲」に含まれる場合、第1の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルにおいて第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定する。すなわち、電流値制御部42は、上記の第2の送信電力範囲に含まれる「変更範囲」に第2の帯域の送信電力が含まれる場合、第2の送信電力範囲より一段階下の第1の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルを使用する。一方、第2の帯域の送信電力が「変更範囲」を除く第2の送信電力範囲に含まれる場合、電流値制御部42は、第2の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルにおいて第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定する。
利得値制御部43は、第1の帯域の送信電力に応じた第2対応テーブルにおいて第1の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ31に設定する。
また、利得値制御部43は、第2の帯域の送信電力が上記の「変更範囲」に含まれる場合、バッテリ14の検出電圧値と第1対応テーブルにおいて第2の帯域の送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧値との「差分Δ」を算出する。そして、利得値制御部43は、補正量テーブルにおいて算出した差分Δに対応付けられた補正量を、第2の送信電力範囲に対応する第2対応テーブルにおいて第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値に加算することによって、補正後の設定利得値を算出する。そして、利得値制御部43は、算出した補正後の設定利得値を可変利得アンプ33に設定する。一方、第2の帯域の送信電力が「変更範囲」を除く第2の送信電力範囲に含まれる場合、利得値制御部43は、第2の送信電力範囲に対応する第2対応テーブルにおいて第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ33に設定する。
[無線通信装置の動作例]
以上の構成を有する無線通信装置10の処理動作の一例について説明する。図13〜図15は、実施例1の無線通信装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。図14には、図13の続きが示され、図15には、図14の続きが示されている。なお、ここでは、説明を簡単にするために、一例として、同時に使用する帯域が2つの場合について説明する。また、第1の帯域をP(プライマリ)バンドとし、第2の帯域をS(セカンダリ)バントとして説明する。また、図13〜図15に示す処理フローは、例えば、送信電力の設定周期毎に繰り返し実行されてもよいし、送信電力が変更されるタイミングで実行されてもよい。
無線通信装置10において、切り替え制御部41は、電力範囲テーブルにおいて現在の第1の帯域(つまり、Pバンド)の設定送信電力に対応付けられた送信電力範囲を特定する(ステップS101)。
切り替え制御部41は、第1の帯域について特定した送信電力範囲に利得範囲テーブルにおいて対応付けられた利得範囲を特定し、「使用利得範囲」に設定する(ステップS102)。
切り替え制御部41は、第1の帯域について設定した「使用利得範囲」に対応する第1対応テーブルを選択する(ステップS103)。
切り替え制御部41は、第1の帯域について選択した第1対応テーブルにおいて現在の第1の帯域の設定送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧値を読み出す(ステップS104)。
切り替え制御部41は、第1の帯域についての同時使用可能電圧閾値を閾値テーブルから読み出す(ステップS105)。
切り替え制御部41は、電力範囲テーブルにおいて現在の第2の帯域(つまり、Sバンド)の設定送信電力と対応付けられた送信電力範囲を特定する(ステップS106)。
切り替え制御部41は、第2の帯域について特定した送信電力範囲に利得範囲テーブルにおいて対応付けられた利得範囲を特定し、「使用利得範囲」に設定する(ステップS107)。
切り替え制御部41は、第2の帯域について設定した「使用利得範囲」に対応する第1対応テーブルを選択する(ステップS108)。
切り替え制御部41は、第2の帯域について選択した第1対応テーブルにおいて現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧値を読み出す(ステップS109)。
切り替え制御部41は、第2の帯域についての同時使用可能電圧閾値を閾値テーブルから読み出す(ステップS110)。
切り替え制御部41は、第1の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧値が第1の帯域について読み出した同時使用可能電圧閾値未満であり、且つ、第2の帯域について読み出したDCDCコンバータ15の設定電圧値が第2の帯域について読み出した同時使用可能電圧閾値未満であるか否かを判定する(ステップS111)。すなわち、切り替え制御部41は、上記の「第1条件」が満たされるか否かを判定する。
上記の「第1条件」が満たされた場合(ステップS111肯定)、切り替え制御部41は、第1の帯域に対応する高周波増幅器32の電源を、DCDCコンバータ15に切り替える(ステップS112)。すなわち、切り替え制御部41は、スイッチ16を切り替えて、DCDCコンバータ15と高周波増幅器32の電圧印加端子とを接続させる。
切り替え制御部41は、第2の帯域に対応する高周波増幅器34の電源を、DCDCコンバータ15に切り替える(ステップS113)。すなわち、切り替え制御部41は、スイッチ17を切り替えて、DCDCコンバータ15と高周波増幅器34の電圧印加端子とを接続させる。
電流値制御部42は、ステップS102で第1の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第1対応テーブルで現在の第1の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器32に設定する(ステップS114)。
電流値制御部42は、ステップS107で第2の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第1対応テーブルで現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定する(ステップS115)。
利得値制御部43は、ステップS102で第1の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第2対応テーブルで現在の第1の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ31に設定する(ステップS116)。
利得値制御部43は、ステップS107で第2の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第2対応テーブルで現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ33に設定する(ステップS117)。
一方、上記の「第1条件」が満たされない場合(ステップS111否定)、切り替え制御部41は、第1の帯域に対応する高周波増幅器32の電源を、DCDCコンバータ15に切り替える(ステップS118)。すなわち、切り替え制御部41は、スイッチ16を切り替えて、DCDCコンバータ15と高周波増幅器32の電圧印加端子とを接続させる。
切り替え制御部41は、第2の帯域に対応する高周波増幅器34の電源を、バッテリ14に切り替える(ステップS119)。すなわち、切り替え制御部41は、スイッチ17を切り替えて、バッテリ14と高周波増幅器34の電圧印加端子とを接続させる。
電流値制御部42は、ステップS102で第1の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第1対応テーブルで現在の第1の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器32に設定する(ステップS120)。
利得値制御部43は、ステップS102で第1の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第2対応テーブルで現在の第1の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ31に設定する(ステップS121)。
電流値制御部42は、第2の帯域における現在の設定送信電力が変更範囲内に入っているか否かを判定する(ステップS122)。
第2の帯域における現在の設定送信電力が変更範囲内に入っている場合(ステップS122肯定)、電流値制御部42は、ステップS107で第2の帯域について設定した使用利得範囲を一段階下の利得範囲に変更する(ステップS123)。
電流値制御部42は、第2の帯域について変更した使用利得範囲に対応する第1対応テーブルで現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定する(ステップS124)。
利得値制御部43は、第2の帯域について変更した使用利得範囲に対応する第2対応テーブルで現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ33に設定する(ステップS125)。
一方、第2の帯域における現在の設定送信電力が変更範囲内に入っていない場合(ステップS122否定)、電流値制御部42は、電圧検出部18からバッテリ14の電圧値を取得する(ステップS126)。
電流値制御部42は、取得したバッテリ14の電圧値と、ステップS108で第2帯域について読み出されたDCDCコンバータ15の設定電圧との差分Δを算出する(ステップS127)。
電流値制御部42は、算出した差分Δと補正量テーブルで対応付けられた補正量を読み出す(ステップS128)。
電流値制御部42は、ステップS107で第2の帯域について設定した使用利得範囲に対応する第2対応テーブルで現在の第2の帯域の設定送信電力に対応付けられた設定利得値を、読み出した補正量で補正し、補正後の設定利得値を可変利得アンプ33に設定する(ステップS129)。
以上のように本実施例によれば、無線通信装置10において切り替え制御部41は、第1の帯域に対応する増幅部11の電源をDCDCコンバータ15とする。また、切り替え制御部41は、第1の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と「第1閾値」との大小、及び、第2の帯域の送信電力に対応するDCDCコンバータ15の設定電圧と「第2閾値」との大小に基づいて、バッテリ14及びDCDCコンバータ15と増幅部12との接続関係を切り替える。
この無線通信装置10の構成により、DCDCコンバータ15による電力供給で足りる場合には増幅部11及び増幅部12の電源をDCDCコンバータ15とし、足りない場合にのみ増幅部12の電源をバッテリ14にするので、無線通信装置10の省電力化を実現できる。また、増幅部11及び増幅部12で1つのDCDCコンバータ15を共用するので、無線通信装置10の部品点数を削減することができる。
また、無線通信装置10において電流値制御部42は、第2の帯域に対応する増幅部12の電源がバッテリ14とされた場合、第2の帯域の送信電力が変更範囲に含まれるか否かを判定する。そして、電流値制御部42は、第2の帯域の送信電力が変更範囲に含まれる場合、その変更範囲を含む送信電力範囲よりも一段階下の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定する。
この無線通信装置10の構成により、第2の帯域に対応する増幅部12の電源がバッテリ14とされることで増幅部12に過剰な電力が供給される可能性がある場合でも、一段階下の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を高周波増幅器34に設定できる。これにより、無駄な電力消費を防止することができる。
また、無線通信装置10において利得値制御部43は、第2の帯域に対応する増幅部12の電源がバッテリ14とされた場合、第2の帯域の送信電力が変更範囲に含まれるか否かを判定する。そして、第2の帯域の送信電力が変更範囲に含まれる場合、利得値制御部43は、その変更範囲を含む送信電力範囲よりも一段階下の送信電力範囲に対応する第2対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ33に設定する。
この無線通信装置10の構成により、第2の帯域に対応する増幅部12の電源がバッテリ14とされることで増幅部12に過剰な電力が供給される可能性がある場合でも、一段階下の送信電力範囲に対応する第2対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値を可変利得アンプ33に設定できる。これにより、無駄な電力消費を防止することができる。
また、利得値制御部43は、第2の帯域の送信電力が変更範囲に含まれない場合、バッテリ14の電圧値と、第2の帯域の送信電力を含む送信電力範囲に対応する第1対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられたDCDCコンバータ15の設定電圧値との差分Δを算出する。そして、利得値制御部43は、補正量テーブルで差分Δに対応付けられた補正量を、第2の帯域の送信電力を含む送信電力範囲に対応する第2対応テーブルで第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値に加算することによって、補正後の設定利得値を算出する。そして、利得値制御部43は、補正後の設定利得値を可変利得アンプ33に設定する。
この無線通信装置10の構成により、第2の帯域に対応する増幅部12の電源がバッテリ14とされることで増幅部12に過剰な電力が供給される可能性がある場合でも、補正後の設定利得値を可変利得アンプ33に設定できるので、無駄な電力消費を防止することができる。
[他の実施例]
[1]実施例1では、無線通信装置10に第1の帯域に対応するスイッチ16を設けているが、図2の切り替えルールテーブルに示すルールに従う場合、増幅部11の電源が常にDCDCコンバータ15とされるので、スイッチ16を設けなくてもよい。
[2]実施例1で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1の無線通信装置は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図16は、無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。図16に示すように、無線通信送信装置100は、RF回路101,102と、バッテリ103と、DCDCコンバータ104と、スイッチ回路105と、プロセッサ106と、メモリ107と、電圧検出回路108とを有する。プロセッサ106の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ107の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1の無線通信装置で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、送信信号生成部13と、制御部20とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ107に記録され、各プログラムがプロセッサ106で実行されてもよい。また、増幅部11,12は、RF回路101,102でそれぞれ実現される。また、スイッチ16,17は、スイッチ回路105で実現される。また、バッテリ14は、バッテリ103で実現される。また、DCDCコンバータ15は、DCDCコンバータ104で実現される。また、電圧検出部18は、電圧検出回路108で実現される。また、記憶部19は、メモリ107で実現される。
なお、ここでは、実施例1の無線通信装置で行われる各種処理機能が1つのプロセッサ106によって実行されるものとしたが、これに限定されるものではなく、複数のプロセッサによって実行されてもよい。
10 無線通信装置
11,12 増幅部
13 送信信号生成部
14 バッテリ
15 DCDCコンバータ
16,17 スイッチ
18 電圧検出部
19 記憶部
20 制御部
31,33 可変利得アンプ
32,34 高周波増幅器
41 切り替え制御部
42 電流値制御部
43 利得値制御部

Claims (7)

  1. 一の通信方式で複数の帯域を同時使用可能に構成された無線通信装置であって、
    バッテリと、
    前記バッテリの電圧を降圧するコンバータと、
    前記バッテリから給電され、且つ、第1の帯域で送信する信号を増幅する第1の増幅部と、
    第2の帯域で送信する信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第1の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と第1閾値との大小、及び、前記第2の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と第2閾値との大小に基づいて、前記バッテリ及び前記コンバータと前記第2の増幅部との接続関係を切り替える第1の制御部と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 複数の送信電力範囲にそれぞれ対応する複数の第1対応テーブルを記憶し、各第1対応テーブルは複数の送信電力値と各送信電力値に応じた前記コンバータの設定電圧値及び前記第2の増幅部に含まれる高周波増幅器の設定電流値とを対応付けて保持する、記憶部と、
    前記複数の送信電力範囲のうちの第1の送信電力範囲と前記第1の送信電力範囲の一段階上の第2の送信電力範囲の境界値から前記境界値よりも大きい所定値までの変更範囲に、前記第2の帯域の送信電力が含まれるか否かを判定し、前記第2の帯域の送信電力が前記変更範囲に含まれる場合、前記第1の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を前記高周波増幅器に設定し、前記第2の帯域の送信電力が前記変更範囲を除く前記第2の送信電力範囲に含まれる場合、前記第2の送信電力範囲に対応する第1対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定電流値を前記高周波増幅器に設定する第2の制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記記憶部は、複数の差分値範囲と各差分値範囲に応じた補正量とを対応付けて記憶する補正量テーブルと、前記複数の送信電力範囲にそれぞれ対応する複数の第2対応テーブルとをさらに記憶し、各第2対応テーブルは複数の送信電力値と各送信電力値に応じた前記第2の増幅部に含まれる可変利得アンプの設定利得値とを対応付けて保持し、
    前記無線通信装置は、前記第2の帯域の送信電力が前記変更範囲を除く前記第2の送信電力範囲に含まれる場合、前記バッテリの電圧値と前記第1対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた前記コンバータの設定電圧値との差分を算出し、前記補正量テーブルにおいて前記算出した差分に対応付けられた補正量を、前記第2の送信電力範囲に対応する前記第2対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値に加算することによって補正後の設定利得値を算出し、前記算出した補正後の設定利得値を前記可変利得アンプに設定する第3の制御部をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 複数の送信電力範囲にそれぞれ対応する複数の第2対応テーブルを記憶し、各第2対応テーブルは複数の送信電力値と各送信電力値に応じた前記第2の増幅部に含まれる可変利得アンプの設定利得値とを対応付けて保持する、記憶部と、
    前記複数の送信電力範囲のうちの第1の送信電力範囲と前記第1の送信電力範囲の一段階上の第2の送信電力範囲の境界値から前記境界値よりも大きい所定値までの変更範囲に、前記第2の帯域の送信電力が含まれるか否かを判定し、前記変更範囲に含まれる場合、前記第1の送信電力範囲に対応する第2対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値を前記可変利得アンプに設定する第2の制御部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記記憶部は、複数の差分値範囲と各差分値範囲に応じた補正量とを対応付けて記憶する補正量テーブルと、前記複数の送信電力範囲にそれぞれ対応する複数の第1対応テーブルとをさらに記憶し、各第1対応テーブルは複数の送信電力値と各送信電力値に応じた前記コンバータの設定電圧値及び前記第2の増幅部に含まれる高周波増幅器の設定電流値とを対応付けて保持し、
    前記無線通信装置は、前記第2の帯域の送信電力が前記変更範囲を除く前記第2の送信電力範囲に含まれる場合、前記バッテリの電圧値と前記第1対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた前記コンバータの設定電圧値との差分を算出し、前記補正量テーブルにおいて前記算出した差分に対応付けられた補正量を、前記第2の送信電力範囲に対応する前記第2対応テーブルにおいて前記第2の帯域の送信電力に対応付けられた設定利得値に加算することによって補正後の設定利得値を算出し、前記算出した補正後の設定利得値を前記可変利得アンプに設定する第3の制御部をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 一の通信方式で複数の帯域を同時使用可能に構成され、バッテリと、前記バッテリの電圧を降圧するコンバータと、前記バッテリから給電され、且つ、第1の帯域で送信する信号を増幅する第1の増幅部と、第2の帯域で送信する信号を増幅する第2の増幅部とを有する無線通信装置における、無線通信方法であって、
    前記第1の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と閾値との大小に基づいて、前記バッテリ及び前記コンバータと前記第2の増幅部との接続関係を切り替える、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  7. 一の通信方式で複数の帯域を同時使用可能に構成され、バッテリと、前記バッテリの電圧を降圧するコンバータと、前記バッテリから給電され、且つ、第1の帯域で送信する信号を増幅する第1の増幅部と、第2の帯域で送信する信号を増幅する第2の増幅部とを有する無線通信装置に、
    前記第1の帯域の送信電力に対応する前記コンバータの設定電圧と閾値との大小に基づいて、前記バッテリ及び前記コンバータと前記第2の増幅部との接続関係を切り替える処理を実行させる、
    ことを特徴とする無線通信プログラム。
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