JP7004376B2 - 無線通信装置、および、受信感度制御方法 - Google Patents

無線通信装置、および、受信感度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、および、受信感度制御方法に関する。
近年、スループット向上の為、複数の異なる周波数帯の搬送波を用いて、一つの通信回線にてデータの送受信を行うキャリアアグリゲーション(CA)という方式が無線通信装置で採用されている。CAでは、複数の周波数帯の搬送波を同時に送受信することにより、無線通信装置において送信波と受信波が干渉することがあり、この干渉に対策するための技術が開発されている。
また近年、消費電力の高効率の観点から、送信側の無線通信端末においてエンベロープトラッキング(ET:Envelope Traking)方式が用いられている。このET方式により、電力増幅器(以下、PA:Power Amplifier、または増幅器とも称する)へ印加する電圧(以下、印加電圧と呼ぶ)をエンベロープに追従させることで、消費電力の高効率化を実現できる。ETでは、PAへの印加電圧をエンベロープに追従させる際に線形性が損なわれることにより、スプリアスが生じる。そのため、スプリアスの低減を図る技術が開発されている。
特開2001-267955号公報 国際公開第2008/105073号 特開2014-36409号公報
しかし、例えば、LTE(Long Term Evolution)においては、広域の周波数帯域が使用される。そして、CAを用いる場合、受信アンテナと送信アンテナの間の距離が小さいこと等の理由により、送信波の意図しない高調波のスプリアスが受信波に与える影響が大きくなることがある。
本発明の1つの側面に係る目的は、送信波の高調波に起因する受信感度の低下を改善することである。
本発明の1つの態様に係る無線通信装置は、増幅部と第1のアンテナと、第2のアンテナと、制御部とを有する。増幅部は、入力された第1の周波数帯域の送信波を増幅する。第1のアンテナは増幅部から、増幅後の送信波を取得し、増幅後の送信波を送信する。第2のアンテナは、第1の周波数帯域よりも高周波数側の第2の周波数帯域の受信波を受信する。制御部は、第2のアンテナによる受信の際に、増幅後の送信波の高調波の周波数帯域である第3の周波数帯域と第2の周波数帯域との重なり度合いの指標となるパラメータに基づいて、増幅部に印加する印加電圧を制御する。
送信波の高調波に起因する受信感度の低下を改善することができる。
本実施形態に係る無線通信システムの一例を示す図である。 2倍波と受信波の干渉の一例を示す図である。 2倍波と受信波の干渉の一例を示す図である。 2倍波と受信波の干渉の一例を示す図である。 2倍波と受信波の干渉の一例を示す図である。 2倍波の振幅と印加電圧との関係の一例を示す図である。 本実施形態に係る無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセッサによる印加電圧導出の判定基準となる表の一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセッサがCA通信中に実行する処理の一例を示す図である。 本実施形態に係る無線通信装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセッサによる印加電圧導出の判定基準となる表の一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセッサがCA通信中に実行する処理のその他の例を示す図である。
(第1の実施形態)
実施形態に係る無線通信システム1は、図1に示すように、無線通信を行う無線通信装置2と、無線通信装置2からデータを受信する第1の基地局3と、無線通信装置2にデータを送信する第2の基地局4と、を含む。本実施形態では無線通信装置2と基地局3は無線にて通信するものとし、また無線通信装置2と基地局4も無線にて通信を行う。無線通信装置2は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPCなど、無線通信を行う装置であってよい。
ここで無線通信装置2から第1の基地局3へ送信される送信波(送信信号とも呼ぶものとする)の周波数は第1の周波数帯域にあるものとする。また第2の基地局4から無線通信装置2が受信する受信波の周波数は第2の周波数帯域にあるものとする。そして、第2の周波数帯域は、第1の周波数帯域よりも高周波数側にあるものとする。ここで例えば、第1の周波数帯域はBand3で、第2の周波数帯域はBand42でもよい。この第1と第2の周波数帯域は、無線通信装置2により送信される送信波と、無線通信装置2が受信する受信波との干渉を避けるために、周波数領域では重ならないように設定されている。
しかし、図2に示すように、第1の周波数帯域の送信波を送信する送信回路51の性能等により、送信回路51からは送信波の周波数のn倍(n:2以上の整数)の周波数を有するn倍波等の高調波のスプリアスが生成され送信される場合がある。そして、受信回路52への受信波の周波数帯域である第2の周波数帯域と、n倍波の周波数帯域(以下、第3の周波数帯域とも呼ぶ)の全部または一部が重なることによってn倍波と受信波の干渉が起きてしまう。以下、各周波数帯域の中心の周波数を中心周波数と呼ぶものとする。
図2を用いてn倍波と受信波の干渉について説明する。以下では2倍波を例にとり説明する。例えば第1の周波数帯域の中心周波数(以下、第1の中心周波数と呼ぶ)が1720MHzであるとし、第2の周波数帯域の中心周波数(以下、第2の中心周波数と呼ぶ)が3470MHzであるとする。また第2の周波数帯域には3440MHzが含まれているとする。このとき、第3の周波数帯域と第2の周波数帯域のそれぞれ一部が重なり、これにより2倍波と受信波との干渉が引き起こされる。なお、本実施形態ではn倍波のうちの2倍波を例に説明を行うが、2倍波以外のn倍波が干渉する場合にも実施形態は適用できる。
図3は、送信波の送信電力Pをパラメータとして定めた場合の、Pの変化に応じた、2倍波と受信波との干渉の度合いの変化を説明するための図である。図3は、横軸を信号波(送信波、受信波、n倍波)の周波数、縦軸を信号波の振幅とした場合の、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域と第3の周波数帯域(2倍波の周波数帯域)とを示す。実線で示される、第3の周波数帯域は、実線で示される第1の周波数帯域の送信波に伴って生ずるものとする。また破線で示される、第3の周波数帯域は、破線で示される第1の周波数帯域の送信波に伴って生ずるものとする。2倍波の振幅はこの図に示すように、送信波の振幅が大きければ大きく、振幅が小さければ小さい。また送信波の振幅は送信波の送信電力が大きいほど大きい。このことから送信電力が大きくなれば、2倍波の振幅も大きくなることがわかる。第2の周波数帯域は図中において、内部にハッチングが施された長方形で示される。
破線で示すように2倍波の振幅が小さければ、2倍波の周波数が第2の周波数帯域に含まれなくなり干渉を防止できるか、または、含まれても受信波への影響を無視できる程度にすることができる。しかし、実線で示すように2倍波の振幅が大きい場合には、第3の周波数帯域と第2の周波数帯域とで大きく重なる部分が現れ、受信波と2倍波が干渉し、受信感度が劣化することがわかる。
図4は、各信号波の帯域幅R(以下、帯域幅、Rとも呼ぶものとする)をパラメータとして定めた場合の、Rの変化に応じた、2倍波と受信波との干渉の度合いの変化を説明するための図である。図4は、図3と同様、横軸を信号波の周波数、縦軸を信号波の振幅とした場合の、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域と第3の周波数帯域を示す。図4において、送信波の帯域幅が大きい場合の第1の周波数帯域は実線で示され、送信波の帯域幅が小さい場合の第1の周波数帯域は破線で示される。また、実線で示す第1の周波数帯域の送信波の2倍波の周波数帯域は実線で示され、破線で示す第1の周波数帯域の送信波の2倍波の周波数帯域は破線で示される。第2の周波数帯域は、内部にハッチングが施された長方形で示される。
図4に示されるように、送信波の帯域幅が大きい程、2倍波の帯域幅も大きくなる。帯域幅が小さい第3の周波数帯域に比べ、帯域幅が大きい第3の周波数帯域は、第2の周波数帯域と重なる範囲が現れる可能性が高くなる。また帯域幅が小さい第3の周波数帯域が第2の周波数帯域と重なる場合でも、帯域幅が大きい第3の周波数帯域と第2の周波数帯域の重なりの範囲のほうが、帯域幅が小さい第3の周波数帯域と第2の周波数帯域の重なりの範囲よりも大きくなる。このことから、Rが大きいほど、干渉の度合いが大きくなると考えられる。
図5は、2倍波の周波数と受信波の周波数との差の絶対値をパラメータとして定めた場合の、2倍波と受信波との干渉の度合いを説明するための図である。図5は、図3および図4と同様、横軸を信号波の周波数、縦軸を信号波の振幅とした場合の、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域と第3の周波数帯域を示す。実線で示される第1の周波数帯域の送信波の2倍波の第3の周波数帯域は実線で示される。また破線部で示される第1の周波数帯域の送信波の2倍波の第3の周波数帯域は破線で示される。第2に周波数帯域は、内部にハッチングが施された長方形で示される。
本実施形態の一例として、ここでは、各周波数帯域の中心周波数に着目する。ただし、中心周波数以外の、周波数帯域中の任意の周波数に着目してもよい。ここで第3の周波数帯域の中心の周波数を第3の中心周波数と呼ぶ。実線で示す第3の周波数帯域中の中心周波数と、第2の中心周波数との差の絶対値をFαとする。また破線で示す第3の周波数帯域中の中心周波数と、第2の中心周波数との差の絶対値をFβとする。このときFαはFβよりも小さい。そして、図5においては、破線で示される第3の周波数帯域は第2の周波数帯域とは重なる部分がないが、実線で示される第3の周波数帯域の一部と第2の周波数帯域の一部とが重なる。周波数帯域は帯域幅を有するため、第3の中心周波数と第2の中心周波数との差の絶対値(以下、周波数差の絶対値、またはFとも呼ぶ)が小さいほど、第2の周波数帯域と第3の周波数帯域との重なり度合いが大きくなる。このことより、周波数差の絶対値が小さいほど、2倍波と受信波が干渉の度合いが大きくなることがわかる。なお、以下で述べる実施形態では、第3の周波数帯域中の中心周波数と、第2の中心周波数との差の絶対値を干渉の度合いを測るパラメータとして用いる場合を例示するが、実施形態は差の絶対値に限定されるものではない。例えば、別の実施形態では第3の周波数帯域中に含まれる周波数と、第2の周波数帯域に含まれる周波数との差の大きさを表す別の値が用いられてもよい。
以上、図3から図5を用いて説明したように、送信電力、送信波の帯域幅、周波数差の絶対値が、第3の周波数帯域と第2の周波数帯域との重なり度合いと干渉の度合いを測るための指標となることがわかる。そのため、本実施形態では、送信電力、送信波の帯域幅、周波数差の絶対値を、受信波と2倍波との干渉の度合い測るパラメータとして用いる。なお、実施形態において、帯域幅としてリソースブロック数が用いられてもよい。
図6に示されるのは、送信電力を増幅するPAへの印加電圧と、2倍波の振幅との関係の一例である。この図に示すように、2倍波の振幅は、PAへの印加電圧を大きくすると小さくなることが知られる。一般的に、PAへの印加電圧を上げると、出力電圧の飽和値が増加し、正側と負側の飽和値が大きくなる。正側の飽和値と負側の飽和値との間の線形の領域が大きくなることで、増幅時の歪みが小さくなる。そのため、印加電圧を大きくすれば、n倍波等の高調波のスプリアスの振幅は小さくなる。しかし他方では、印加電圧を大きくすると、消費電力が大きくなることにつながる。従ってPAには、適切な印加電圧を与えることが望ましい。
上述した送信電力と送信波の帯域幅と周波数差の絶対値が、受信波と2倍波の干渉の度合いを測る指標となることから、これら指標をパラメータとして用いて、印加電圧を変化させることで、干渉を抑制する。また、例えば干渉の度合いが小さいと判定される状態では、小さい印加電圧をPAに印加するなど、パラメータに応じて印加電圧を決めることで、消費電力を抑えつつ、干渉を抑制する。
本実施形態に係る無線通信装置2のハードウェア構成の一例を図7に示す。無線通信装置2はプロセッサ20と無線IC(IC:Integrated Circuit、集積回路)21と第1のPA22と第2のPA23と電源IC24とメモリ25とを備える。また無線通信装置2は、さらに第1のスイッチ26と第2のスイッチ27と第1のアンテナ28と第2のアンテナ29と記憶装置30とを備える。
プロセッサ20とメモリ25と記憶装置30とは、互いにバスにより接続されている。プロセッサ20は、無線IC21と電源IC24に制御線を介して接続されている。電源IC24は第1のPA22と第2のPA23に信号線を介して接続されている。無線IC21は、第1のPA22と第1のスイッチ26に信号線を介して接続され、同様に第2のPA23と第2のスイッチ27に信号線を介して接続されている。第1のスイッチ26は第1のアンテナ28に信号線を介して接続され、同様に第2のスイッチ27は第2のアンテナ29に信号線を介して接続されている。
なお、図7に示すように、無線IC21と第1のPA22を接続する信号線をTx1とし、無線IC21と第1のスイッチ26を接続する信号線をRx1とする。同様に無線IC21と第2のPA23を接続する信号線をTx2とし、無線IC21と第2のスイッチ27を接続する信号線をRx2とする。Tx1、Tx2はそれぞれ、送信信号を無線IC21から第1のアンテナ28、第2のアンテナ29へと出力するための信号線である。またRx1、Rx2はそれぞれ、第1のアンテナ28、第2のアンテナ29から、受信波である受信信号を無線IC21へと出力するための信号線である。
第1、2のアンテナ28、29は、外部へ信号波を送信し、外部から信号波を受信するためのものである。第1のスイッチ26と第2のスイッチ27は、無線通信装置2が例えばFDD(Frequency Division Duplex、周波数分割多重)方式による通信を行う場合には、DUP(Duplexer、デュプレクサ)である。また無線通信装置2が例えばTDD(Time Division Duplex、時分割多重)方式による通信を行う場合には、第1のスイッチ26と第2のスイッチ27は、短時間に送信動作と受信動作を切り替えるスイッチである。なお、第1のスイッチ26と第2のスイッチ27はこれらに限定されない。
本実施形態では、第1のスイッチ26と第2のスイッチ27は、DUPであるものとする。DUPは、送信経路と受信経路を電気的に分離する。本実施形態の一例では、第1のスイッチ26は送信波を通過させ、第2のスイッチ27は受信波を通過させるものとする。
このため本実施形態の一例では、Tx1、Tx2、Rx1、Rx2のうち用いられる信号線は、Tx1、Rx2となる。
プロセッサ20は、例えばシングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサである。プロセッサ20は、無線IC21に送信信号を出力する際に、送信信号の波形であるエンベロープ(包絡線、包絡波形とも呼ぶものとする)を読み取る。そしてプロセッサ20は、このエンベロープから送信電力と送信波の帯域幅と取得する。またプロセッサ20は、第1の中心周波数を取得し、この中心周波数を2倍することで第3の中心周波数を得る。そして、第3の中心周波数と第2の中心周波数との差の絶対値をプロセッサ20は求める。プロセッサ20は、これら送信電力と帯域幅と周波数差の絶対値をパラメータとして、第1のPA22または第2のPA23に印加する電圧の値や大きさの段階(以下、印加電圧とも呼ぶものとする)を求め、電源IC24に指示を出力する。この印加電圧の求め方については後述するものとする。ここで本実施形態の一例においては、上記指示とは、第1のPA22に対し、プロセッサ20が求めた印加電圧を、電源IC24に印加させるためのものである。
電源IC24は、第1のPA22または第2のPA23へ電力を供給するための回路である。電源IC24は、プロセッサ20により求められた印加電圧を、第1のPA22または第2のPA23に印加することで、電力を供給する。本実施形態の一例において電源IC24は、プロセッサ20からの指示に応じて、印加電圧を、第1のPA22に印加する。
無線IC21は、無線通信を行うための集積回路であり、プロセッサ20から出力された送信信号に対して、無線通信を行えるようにするための処理を施すためのものである。また送信信号を第1のPA22へ出力する。
第1のPA22および第2のPA23は、トランジスタ等を含む、送信波の振幅を増幅するための増幅回路を有する。本実施形態の一例では第1のPA22が用いられることから、第1のPA22について以下、説明するものとする。
第1のPA22は電源IC24から上記の印加電圧を印加され、無線IC21より出力された送信信号の振幅を増幅する。
記憶装置30は、無線通信装置2が行う処理のための情報を記憶する。また記憶装置30は、可搬型記憶媒体を装着された読取装置等でもよい。
メモリ25は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、半導体メモリである。プロセッサ20は、メモリ25内のプログラム等を読み込み、無線通信に係る処理を行う。
メモリ25または記憶装置30は、パラメータと印加電圧とを対応付ける、表や関係データベース等のデータを記憶している。図8に示されるものは、印加電圧とパラメータとの関係を示すデータの一例である表形式のものである。
ここで図8に係る表を表1とする。本実施形態においてプロセッサ20は、メモリ25内の、または、メモリ25に読み込んだ表1に基づいて、印加電圧を求める。表1において、R、P、Fはそれぞれ、帯域幅、送信電力、周波数差の絶対値を示す。またR1、R2、R1’、R2’、R1”、R2”は、帯域幅の閾値であり、R1<R2、R1’<R2’、R1”<R2”の関係が成り立つ。なお、帯域幅の閾値はこれら6つに限られない。P1、P2、P1’、P2’、P1”、P2”は送信電力の閾値であり、P1<P2、P1’<P2’、P1”<P2”の関係が成り立つ。なお、送信電力の閾値はこれら6つに限られない。F1、F2は、周波数差の絶対値の閾値であり、F1<F2の関係が成り立つ。なお、周波数差の絶対値の閾値はこれら2つに限られない。
表の形式は図8に示すものに限定されない。表1は上、中、下段の表は周波数差の絶対値の範囲により区別されているが、送信電力または帯域幅の範囲によるものでもよい。また表の行は帯域幅の範囲にて区別されるが、周波数差の絶対値または送信電力の範囲にて区別されてもよい。また表の列は送信電力の範囲にて区別されるが、周波数差の絶対値または帯域幅の範囲にて区別されてもよい。
表1中の印加電圧1、2、3とは、第1のPA22に印加される印加電圧をその値の大きさに応じて分類したものである。印加電圧3は印加電圧2よりも大きく、印加電圧2は印加電圧1よりも大きい。本実施形態では、印加電圧はその大きさにより3つに分類されているが、4つでも5つでもよく、その数は限られない。また表1に示す印加電圧1、2、3は選択される印加電圧の下限値を示すもので、第1のPA22に印加される電圧はこの下限値以上の値であってもよい。
図8における各パラメータの各閾値間における印加電圧は、各パラメータの各閾値において生じると予測される干渉を抑制するために必要な大きさの印加電圧である。例えば、干渉の度合いが大きいと予測されるパラメータの値では、印加電圧として大きい電圧が設定される。
本実施形態の一例においてプロセッサ20により実行される処理を、図9を用いて説明する。無線通信装置2がCAにより通信処理を行う間、プロセッサ20はパラメータの値に変化はないか否かを判定する。(S101)。各パラメータの値に変化があった場合には(S101:YES)、プロセッサ20は、メモリ25に読み込んだ表1等のデータを参照し、印加電圧の再設定を行う(S102)。なお、設定された印加電圧は、メモリ25または記憶装置30に記憶される。
各パラメータの値に変化がない場合(S101:NO)にはプロセッサ20は、受信感度が劣化しているか否かを判定する(S103)。またステップS102の印加電圧の設定処理に続いて、プロセッサ20は、受信感度が劣化しているか否かを判定する(S103)。なお、プロセッサ20は、例えば、受信感度が所定値を下回っている場合に、受信感度が劣化していると判定してよく、また、所定値より以上であれば受信感度が劣化していないと判定してよい。所定値は、例えば、所定値以上の受信感度であれば通信に支障がでにくいと判定できる値に設定されていてよい。受信感度が劣化している場合には(S103:YES)、プロセッサ20は、第1のPA22へのその時点での印加電圧を抽出する。この抽出は、プロセッサ20がメモリ25または記憶装置30にアクセスすることによって行われる。続いてプロセッサ20は、抽出された印加電圧が最大であるか否かを判定する(S104)。最大の印加電圧とは、印加電圧として設定されたもののうち最大の印加電圧であり、例えば表1のデータをプロセッサ20が参照する場合、印加電圧1、2、3の3段階のうちの、最も大きい印加電圧である印加電圧3が最大の印加電圧となる。印加電圧が最大であれば(S104:YES)、プロセッサ20は、再度、表1等のデータを参照し、印加電圧の設定処理を行う(S105)。一方、印加電圧が最大でなければ(S104:NO)、印化電圧を1段階上昇させる(S106)。1段階の電圧上昇は例えば0.1Vや0.5Vなど、所定の値で増加させることであってよい。或いは、1段階の電圧上昇は例えば、印加電圧1から印加電圧2へと変更するというように、表1における一つ上の段階に印加電圧に変更することであってもよい。プロセッサ20は再度、受信感度を判定し(S107)、改善していていれば(S107:YES)、通信に係る処理に戻る。受信感度が改善しないときは(S107:NO)、プロセッサ20は、再度、印加電圧が最大か否かを判定する(S104)。印加電圧が最大であれば(S104:YES)、プロセッサ20は、印加電圧設定処理を実行する(S105)。印加電圧が最大でなければ(S104:NO)、プロセッサ20は印加電圧を1段階上昇させ、再度、受信感度が改善されたか判定する(S107)。
ここで図8を用いて、プロセッサ20が行うステップS102とS105の処理の一例について説明する。プロセッサ20は、P、R、Fの各値を予め取得している。ここでF<F1、R>R”、P1”<P<P2”が成り立っているものとする。このとき、第1のPA22への印加電圧として印加電圧2が設定されている。ここで、Pに変化が生じ、F<F1、R>R”、P>P2”となった場合、プロセッサ20はPの変化を検出し(S101)、ステップS102の処理へ進む。プロセッサ20は、表1より、F<F1、R>R”、P>P2”における、第1のPA22への印加電圧として印加電圧3を設定する。
プロセッサ20は、ステップS104において、第1のPA22への印加電圧が最大であると判定したときは(S104:YES)、受信感度の劣化の理由はP、R、F以外にあるものとしてステップS106で行われる印加電圧を上昇させる処理を行わない。このときプロセッサ20は取得されている最新のP、R、Fの各値から印加電圧を求める。ここで、F<F1、R>R2”、P1”<P<P2”が成り立つとすれば、プロセッサ20は第1のPA22に印加する電圧として印加電圧3を設定する(S105)。
図10は、本実施形態の無線通信装置2の機能ブロック図の一例である。図10に示すように無線通信装置2は、制御部40と電源部41と第1の通信部42と第2の通信部43と増幅部44と送信部45と受信部46と記憶部47とを備える。制御部40は、電源部41と第1の通信部42と第2の通信部43に、制御線を介して接続されている。また制御部40は、記憶部47にバスを介して接続されている。電源部41と増幅部44は信号線を介して接続されている。第1の通信部42と増幅部44は信号線を介して接続されている。増幅部44と送信部45は信号線を介して接続され、また第2の通信部43と受信部46は信号線を介して接続されている。
プロセッサ20は、メモリ25からプログラムを読み出して実行することにより、制御部40として動作する。制御部40は、第1の通信部42に送信信号を出力し、第2の通信部43から受信信号を取得する。また制御部40は、上述した表1等のデータを用いて増幅部44に対する印加電圧を求め、求めた印加電圧を増幅部44に印加するよう、電源部41へ指示を出力する。
電源部41は、制御部40が求めた印加電圧を増幅部44に印加する。上述した電源IC24は電源部41の一例である。増幅部44は、電源部41から印加電圧を印加され、第1の通信部42から出力される送信信号の振幅を増幅する。上述した第1のPA22と第2のPA23は、増幅部44の一例である。
上述した無線IC21は、第1の通信部42及び第2の通信部43の一例である。ここで第1の通信部42は、制御部40から送信信号を取得し、これを増幅部44に出力する。また第2の通信部43は、受信部46から受信波を取得して、制御部40へ出力する。
上述した第1のアンテナ28と第2のアンテナ29は、それぞれ送信部45と受信部46の一例である。記憶部47は、例えば、メモリ25及び記憶装置30を含む。
本実施の形態によれば、PとRとFとをパラメータとして用いてPAへの印加電圧を制御することにより、LTE等を用いる場合に、例えばPのみを用いて印加電圧を制御するよりも、スプリアスの影響をより抑え、受信感度を向上させることができる。
また、例えば、フィルタを用いることにより2倍波を抑制することも考えられるが、本実施形態によれば、装置サイズやコストの増大を招くフィルタ等の追加の部品を用いなくとも、PAへの印加電圧を制御することで、送信波の2倍波を抑制することができる。
また、上述の実施形態では、S103において受信感度が劣化していると判定された場合に、S106で印加電圧を上昇させることで、干渉の抑制を図っている。受信感度に基づいて、印加電圧を上昇させて更に調整することで、より適切な印加電圧を設定することができる。
なお、上述の実施形態において、例えば、表1において最小の印加電圧1が選択される場合に干渉が通信に影響しない範囲に収まるように閾値を設定することで、印加電圧1ではET方式により設定された印加電圧を用いてもよい。実施形態に係る印加電圧の調節と、ET方式とを組み合わせて用いることで、更なる消費電力の抑制を図ることができる。
従って、実施形態によれば、消費電力を抑制しつつ、高調波に起因する受信感度の低下を改善することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態においては、送信波の送信電力と、送信波の帯域幅と、周波数差の絶対値の3つが、受信波と2倍波の重なり度合いを示すパラメータとして、印加電圧を求めるために用いられた。本実施の形態に係る無線通信装置2では、この中のいずれか1つをパラメータとして用いることで印加電圧を求め、干渉の抑制を図り、受信感度を向上させる。第2の実施形態では、図8に例示される表1の代わりに、図11に例示する表を用いる。
本実施形態では、例えば、図11に示される、上段の表、中段の表、下段の表のうちのいずれか1つの表のデータをメモリ25または記憶装置30は記憶する。なお、このような表形式以外にも、1つのパラメータと印加電圧が対応付けられているデータであれば、他の形式でもよい。また、図11におけるP1、P2、R1、R2、F1、F2の値はそれぞれ、上述した第1の実施の形態におけるP1、P2、R1、R2、F1、F2の値と異なる値でも同じ値でもよい。また図11に示す印加電圧1、2、3のそれぞれも、第1の実施形態における印加電圧1、2、3と異なっていても、同じでもよい。またP1<P2、R1<R2、F1<F2であるものとする。また印加電圧1、2、3のうち印加電圧1が最小で、印加電圧3が最大であるものとする。
プロセッサ20による印加電圧を変更する処理を図9のフローチャートを用いて説明する。プロセッサ20は、送信波の送信電力と、送信波の帯域幅と、周波数差の絶対値のうちの1つをパラメータとして用いて、その変化を検出する(S101)。ここで例えば、帯域幅Rをパラメータとして用いる場合には、Rに変化があったかどうかをプロセッサ20は判定する(S101)。そして変化があった場合には(S101:YES)、プロセッサ20は、図11の中段の表等の、帯域幅と印加電圧が対応付けされたデータを参照する(S102)。そしてプロセッサ20は、参照したデータに基づき、印加電圧の再設定を行う(S102)。この処理の一例について、より詳細に説明する。プロセッサ20は予め、例えば、RはR1より小さいものとする情報を取得していたものとする。このとき、プロセッサ20は第1のPA22に印加する電圧として、印加電圧1を設定していたものとする。ここでRがR2より大きくなったとき、プロセッサ20はこの変化を検出し(S101)、図11の中段の表を一例とするデータを参照し、第1のPA22への印加電圧として印加電圧3を設定する(S102)。
送信電力に変化がない場合(S101:NO)にはプロセッサ20は、受信感度が劣化しているか否かを判定する(S103)。またステップS102の印加電圧の設定処理に続いて、プロセッサ20は、受信感度が劣化しているか否かを判定する(S103)。受信感度が劣化している場合には(S103:YES)、プロセッサ20は、第1のPA22へのその時点での印加電圧を抽出する。続いてプロセッサ20は、抽出された印加電圧が最大であるか否かを判定する(S103)。
最大の印加電圧とは、本実施の形態において第1のPA22に印加することが可能な最大の電圧であり、例えばプロセッサ20により参照されるデータが図11の上段に示される表である場合には、最大の印加電圧は印加電圧3である。印加電圧が最大であれば(S104:YES)、プロセッサ20は、再度、図11の上段等のデータを参照し、印加電圧の設定処理を行う(S105)。一方、印加電圧が最大でなければ(S104:NO)、印化電圧を1段階上昇させる(S106)。プロセッサ20は再度、受信感度を判定し(S107)、改善していていれば(S107:YES)、通信に係る処理に戻る。受信感度が改善しないときは(S107:NO)、プロセッサ20は、再度、印加電圧が最大か否かを判定し(S104)、印加電圧が最大であれば(S104:YES)、印加電圧設定処理を実行する(S105)。
ここで、ステップS105の処理について詳細に述べる。プロセッサ20は、ステップS104において、第1のPA22への印加電圧が最大であると判定したときは(S104:YES)、受信感度の劣化の理由はR以外にあるものとして、印加電圧の上昇を行わない。このときプロセッサ20は、取得されている最新のRの値から印加電圧を求める。ここで、R>R2”が成り立つとすれば、プロセッサ20は第1のPA22に印加する電圧として印加電圧3を設定する(S105)。
印加電圧が最大でなければ(S104:NO)、プロセッサ20は印加電圧を1段階上昇させ、再度、受信感度が改善されたか判定する(S107)。
また、Pがパラメータとして用いられる場合には、ステップS101において、プロセッサ20はPに変化があったか否かを判定する処理を行う。またステップS102において、プロセッサ20は図11に示す上段の表に例示されるPと印加電圧とを対応付けたデータを参照して、これに基づき印加電圧を求める。
また、Fがパラメータとして用いられる場合には、ステップS101において、プロセッサ20はFに変化があったか否かを判定する。またステップS102において、プロセッサ20は図11に示す下段の表に例示されるFと印加電圧とを対応付けたデータを参照して、これに基づき印加電圧を求める。
以上で例示したように、本実施形態によれば、送信波の送信電力と、送信波の帯域幅と、周波数差の絶対値のうちの1つのパラメータを用いた場合にも、送信波のスプリアスの影響を抑え、受信感度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、送信波の送信電力と、送信波の帯域幅と、周波数差の絶対値のうちのいずれか1つをパラメータとして用いて、プロセッサ20は印加電圧を求めるが、パラメータとして用いられるものは2つであってもよい。
(第3の実施形態)
上述した第1と第2の実施形態によれば、それぞれプロセッサ20が印加電圧を求めるために、メモリ25または記憶装置30には図8、図11に示されるような表形式等のデータが記憶されていた。本実施形態では、表形式等のデータの代わりに、送信波の送信電力と、送信波の帯域幅と、周波数差の絶対値のうちの少なくともいずれか1つをパラメータとして、印加電圧をそのパラメータの関数としたものを、メモリ25または記憶装置30に記憶する。プロセッサ20はこの関数を用いて印加電圧を算出して求めるものとする。この関数は、送信電力が大きいほど印加電圧が大きくなり、また送信波の帯域幅が大きいほど印加電圧が大きくなり、さらにまた周波数差の絶対値が小さいほど印加電圧が大きくなるものであるとする。
図12は、関数を用いて印加電圧を求め無線通信装置2を制御するプロセッサ20の処理の流れを示す図である。プロセッサ20は、メモリ25に読み込まれた、またはメモリ25に記憶された関数を読み込み、関数にパラメータの値を入力することで定期的に印加電圧の設定処理を行う(S401)。プロセッサ20は、受信感度を検出し(S402)、受信感度が劣化したものと判定したときは(S402:YES)、印加電圧が最大になっているか否かを判定する(S403)。一方、受信感度が劣化していないものと判定したときは(S402:NO)、プロセッサ20は引き続き通信処理を行う。ステップS403で、印加電圧が最大であれば(S403:YES)、プロセッサ20は、メモリ25上の関数を用いて印加電圧設定処理を行い(S404)、通信処理に戻る。印加電圧が最大でなければ(S403:NO)、印加電圧を、0.1V等、一段階、上昇させ(S405)、再度受信感度の確認を行う(S406)。受信感度が改善していれば(S406:YES)、プロセッサ20は通信処理に戻る。受信感度が改善していなければ(S406:NO)、プロセッサ20は、印加電圧が最大か否かを判定する処理へ戻り(S403)、最大であれば(S403:YES)メモリ25上の関数を用いて印加電圧設定処理を行い(S404)、通信処理に戻る。最大でなければ(S403:NO)、再度、印加電圧を上昇させる処理を行う(S405)。
本実施の形態によれば、表形式等のデータを用いる場合よりも、パラメータのより微小な変化に対応させて、印加電圧を変更することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形も、本発明の範囲内とみなされる。
1 無線通信システム
2 無線通信装置
3 第1の基地局
4 第2の基地局
20 プロセッサ
21 無線IC
22 第1のPA
23 第2のPA
24 電源IC
25 メモリ
26 第1のスイッチ
27 第2のスイッチ
28 第1のアンテナ
29 第2のアンテナ
30 記憶装置
40 制御部
41 電源部
42 第1の通信部
43 第2の通信部
44 増幅部
45 送信部
46 受信部
47 記憶部
51 送信回路
52 受信回路
Tx1、Tx2、Rx1、Rx2 信号線

Claims (3)

  1. 入力された第1の周波数帯域の送信波を増幅する増幅部と、
    前記増幅部から、増幅後の送信波を取得し、前記増幅後の送信波を送信するための第1のアンテナと、
    前記第1の周波数帯域よりも高周波数側の第2の周波数帯域の受信波を受信するための第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナによる受信の際に、前記送信波の送信電力、前記送信波の帯域幅、及び前記増幅後の送信波の高調波の周波数帯域である第3の周波数帯域に含まれる周波数と前記第2の周波数帯域に含まれる周波数との差の大きさを表す値のうちの少なくとも1つをパラメータとする関数であって、
    (1)前記送信電力が大きいほど前記増幅部に印加する印加電圧を大きくすること、
    (2)前記帯域幅が大きいほど前記印加電圧を大きくすること
    3)前記差の大きさが小さいほど前記印加電圧を大きくすること、
    の少なくとも1つとして、前記パラメータのそれぞれに対応して機能する前記関数に基づいて、前記増幅部に印加する印加電圧を制御する制御部と、
    を備える、無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記増幅部に印加する前記印加電圧を制御した後、前記第2の周波数帯域の前記受信波の受信感度を検出し、検出された前記受信感度が所定値よりも低い場合、前記印加電圧がさらに上昇するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 増幅器で増幅された第1の周波数帯域の送信波を送信している間に、前記第1の周波数帯域よりも高周波数側の第2の周波数帯域で受信波を受信する場合、前記送信波の送信電力、前記送信波の帯域幅、及び前記増幅後の送信波の高調波の周波数帯域である第3の周波数帯域に含まれる周波数と前記第2の周波数帯域に含まれる周波数との差の大きさを表す値のうちの少なくとも1つをパラメータとする関数であって、
    (1)前記送信電力が大きいほど前記増幅器に印加する印加電圧を大きくすること、
    (2)前記帯域幅が大きいほど前記印加電圧を大きくすること
    3)前記差の大きさが小さいほど前記印加電圧を大きくすること、
    の少なくとも1つとして、前記パラメータのそれぞれに対応して機能する前記関数に基づいて、前記増幅器に印加する印加電圧を制御する、
    ことを含む、無線通信装置が実行する受信感度制御方法。
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