JP6331036B2 - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー容器及び画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置本体に対して交換可能に装着されるトナー容器は知られている。トナー容器内のトナーが純正品でない場合、画像形成装置の機構不良や画像不良が生じる虞がある。そこで、トナー容器の側面にICチップを取り付けて、このICチップに記憶された情報を画像形成装置本体に搭載されたコントローラーにより読み取る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ICチップには、トナー容器が純正品であることを示す情報や製造場所及び製造日等が記憶されている。
特開2013−210544号公報
しかし、特許文献1に示す従来のトナー容器では、例えば純正品のトナー容器の壁面に不正に孔を空けてこの孔から非純正品のトナーを補給するような行為が行われた場合に、当該トナー容器が不正品であることを判定することができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トナー容器が不正に孔空けされた不正品であるか否かを精度良く判定できるようにし、延いては非純正品のトナーが使用されるのを極力回避しようとすることにある。
本発明の一局面に係るトナー容器は、画像形成装置に装着される。そして、内部にトナーを収容する本体筐体部と、上記本体筐体部の外壁面を覆うように配置され、該外壁面との間に真空の空間を形成する外囲筐体部と、上記外囲筐体部の外壁面に固定され、所定の配線に対向して配置された対向部材とを備え、上記外囲筐体部における上記対向部材が固定された部分は、上記空間内の圧力と大気圧との差圧により該外囲筐体部の内方側に変形するように可撓性部材で構成されていて、上記空間が大気開放されると、上記変形が解消されて上記対向部材を該外囲筐体部の外方側に押し出すことで、上記配線を該対向部材により遮断するように構成されている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記トナー容器が装着される装置本体部を有している。上記装置本体部は、上記所定の配線が遮断されて該所定の配線を通じた通信が不能になっているか否かを判定する遮断判定部と、上記遮断判定部により上記通信が不能になっていると判定された場合に、上記トナー容器が不正に孔空けされた不正品であるものとして所定の制御処理を実行する制御部とを有している。
本発明によれば、トナー容器が不正に孔空けされた不正品であるか否かを精度良く判定できるようにし、延いては非純正品のトナーが使用されるのを極力回避しようとすることにある。
図1は、実施形態における画像形成装置を示す概略構成図である。 図2は、図1のII−II線に沿って切断した概略断面図である。 図3は、画像形成装置にトナー容器を装着した状態におけるICチップ周辺の回路構成を示すブロック図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿って切断した概略の断面図であって、トナー容器に不正な孔空けが施されていない状態を示している。 図5は、図2のIV−IV線に沿って切断した概略の断面図であって、トナー容器に不正な孔空けが施された状態を示している。 図6は、トナー容器が不正に孔空けされた不正品であるか否かを検出するための検出制御の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態2を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態における画像形成装置としてのレーザープリンター1の概略構成を示す断面図である。
レーザープリンター1は、図1に示すように、装置本体2と、装置本体2に着脱可能に装着されたトナー容器であるトナー容器21とを備えている。
装置本体2は、手差し給紙部6と、カセット給紙部7と、画像形成部8と、定着部9と、排紙部10とを有している。そうして、レーザープリンター1は、装置本体2内の搬送路Lに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
手差し給紙部6は、装置本体2の1つの側部に開閉可能に設けられた手差しトレイ4と、装置本体2の内部に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラー5とを有している。
カセット給紙部7は、装置本体2の底部に設けられている。カセット給紙部7は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラー12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラー13及びリタードローラー14とを備えている。
画像形成部8は、装置本体2内におけるカセット給紙部7の上方に設けられている。画像形成部8は、装置本体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光ドラム16と、感光ドラム16の周囲に配置された帯電器17と、現像部18と、転写ローラー19及びクリーニング部20と、感光ドラム16の上方に配置された光走査装置であるレーザースキャナユニット(LSU)30とを備えている。現像部18には、トナー容器21からトナーが供給される。そうして、画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙に画像を形成するようになっている。
尚、搬送路Lには、送り出された用紙を、一時的に待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8に供給する一対のレジストローラー15が設けられている。
定着部9は、画像形成部8の側方に配置されている。定着部9は、互いに圧接されて回転する定着ローラー22及び加圧ローラー23を備えている。そうして、定着部9は、画像形成部8で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させるように構成されている。
排紙部10は、定着部9の上方に設けられている。排紙部10は、排紙トレイ3と、排紙トレイ3へ用紙を搬送するための一対の排紙ローラー24と、排紙ローラー24へ用紙を案内する複数の搬送ガイドリブ25とを備えている。排紙トレイ3は、装置本体2の上部に凹状に形成されている。
レーザープリンター1が画像データを受信すると、画像形成部8において、感光ドラム16が回転駆動されると共に、帯電器17が感光ドラム16の表面を帯電させる。
そして、画像データに基づいて、レーザー光がレーザースキャナユニット30から感光ドラム16へ出射される。感光ドラム16の表面には、レーザー光が照射されることによって静電潜像が形成される。一方、現像部18にはトナー容器21からトナーが供給される。感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像部18で現像されることにより、トナー像として可視像となる。
その後、用紙は、転写ローラー19と感光ドラム16との間を通過する。そのことにより、用紙に感光ドラム16のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部9において定着ローラー22と加圧ローラー23とにより加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
<トナー容器>
図2は、図1のトナー容器21をII−II線に沿って切断した概略断面図である。以下の説明において、図2における左側をトナー容器21の前側として説明を行う。
トナー容器21は、全体視で略直方体状をなす二重構造の容器である。すなわち、トナー容器21は、内部にトナーを収容する本体筐体部31と、本体筐体部31の外壁面の略全体を覆う外囲筐体部32とを有している。本体筐体部31の外壁面と外囲筐体部32との間には真空の空間33が形成されている。この空間33は、例えばシール材等を用いて密閉された空間である。ここで、真空とはトナー容器21の周囲の大気圧よりも低い圧力(つまり負圧)を意味している。
上記本体筐体部31内の左右方向の中央部には、前後方向に延びる撹拌シャフト34が設けられている。撹拌シャフト34の両端部は、本体筐体部31の前後の壁部に回動可能に支持されている。撹拌シャフト34には略矩形状の撹拌シート35が固定されている。撹拌シャフト34が不図示の駆動機構により回転駆動されることで、撹拌シート35が撹拌シャフト34と共に回転する。これにより、本体筐体部31内のトナーが撹拌シート35により撹拌されつつ後述の搬送スクリュー36側に掻き寄せられる。
本体筐体部31内の右側端部には、撹拌シャフト34に対して平行に延びる搬送スクリュー36が配置されている。搬送スクリュー36の両端部は、本体筐体部31の前後の壁部に回動可能に支持されている。搬送スクリュー36は、不図示の駆動機構により回転駆動されることで、本体筐体部31内のトナーをトナー排出口37に向けて搬送する。トナー排出口37は、本体筐体部31の底壁部における搬送スクリュー36の前端部付近に形成されている。トナー排出口37より排出されたトナーは現像部18へ供給される。
上記外囲筐体部32の左側面における前側端部には、先端部が通信ラインA2(後述する)に対向する対向部材38が取付けられている。対向部材38は、本実施形態では左右方向に延びる円柱状に形成されている。外囲筐体部32における対向部材38が取付けられる部分は、可撓性を有する可撓部Bとされている。可撓部Bは、例えばゴムやシリコン等により構成されている本実施形態では、外囲筐体部32における可撓部B以外の部分を例えばプラスチック等により構成するようにしている。尚、外囲筐体部32全体をゴムやシリコン等の可撓性部材で構成するようにしてもよい。
上記可撓部Bは、外囲筐体部32の内方側に凹むことにより凹部Sを形成している。可撓部Bは、大気圧(トナー容器21の周囲の大気圧)と空間33内の圧力(負圧)との差圧により外囲筐体部32の内方側に向かう力を受けている。そして、可撓部Bは、この内方側への力が作用しない状態(つまり空間33が大気開放されている状態)に比べて外囲筐体部32の内方側に変位(変形)している。
上記凹部S内には、対向部材38の略全体が収容されている。凹部Sの底部には、対向部材38の基端部が接着材等により固定されている。対向部材38の先端部は、後述する通信ラインA2に対向して配置されている。
外囲筐体部32の外壁面における可撓部Bに隣接する部分にはICチップ(識別情報記憶部)45が取付けられている。ICチップ45は、EEPROMやFRAM(登録商標)等の書き換え可能で不揮発性の記憶素子を有している。ICチップ45には、固有の識別情報(例えばシリアルナンバー等)や、製造年月日及び製造場所を示す情報等が記憶されている。
図3は、レーザープリンター1にトナー容器21を装着した状態におけるICチップ45周辺の回路構成を示すブロック図である。
ICチップ45は、電源ラインA1と、情報読出し用の通信ラインA2と、データ書込み用の通信ラインA3と、接地ラインA4とを介して接触端子部46に接続されている。この接触端子部46はトナー容器21に固定されている。
接触端子部46は、トナー容器21がレーザープリンター1に装着されることで、レーザープリンター1側の接触端子部60に接触する。この接触端子部60は、電源ラインa1を介して電源70に接続されている。また接触端子部60は、情報読出し用の通信ラインa2と、データ書き込み用の通信ラインa3と、信号ラインa5を介して制御部61に接続されている。また接触端子部60は、接地ラインa4を介してグランドに接続されている。信号ラインa5は、レーザープリンター1にトナー容器21が取付けられているときと取り外されているときとで信号レベルが変化するように構成されている。
制御部61は、CPU62、RAM63及びROM64を有するマイクロコンピューターからなり、信号ラインa5からの電圧信号に基づいて、トナー容器21がレーザープリンター1に装着されているか否かを判定する。そして、制御部61は、レーザープリンター1にトナー容器21が装着された状態において、読出し用の通信ラインA2,a2を介してICチップ45内に記憶された各種情報を読み出し可能になっている。また、制御部61は、書込み用の通信ラインA3,a3を介してICチップ45に必要な情報を書き込み可能になっている。
上述の対向部材38の先端部は、ICチップ45と接触端子部46とを接続する読出し用の通信ラインA2に対向している。図4及び図5を参照して、対向部材38の動作につて説明する。トナー容器21に不正な孔空けがされていない状態、つまり空間33が真空の状態では、図4に示すように、対向部材38の先端部と通信ラインA2との間には隙間が存在している。すなわち、対向部材38は、通信ラインA2に対して非接触の状態にある。しかし、例えば第三者が工具K等によりトナー容器21に対して不正な孔空け(例えば図5の孔32a参照)を行った場合には、空間33がこの孔32aを介して大気開放される。ここで、不正な孔空けとは、トナー容器21の製造権限を持つ業者以外の第三者によって行われる孔空けを意味する。
空間33が大気開放されると、空間33内の圧力と大気圧との差圧が無くなるので、可撓部Bを外囲筐体部32の内方側に引き寄せる力がなくなる。この結果、可撓部Bの上記差圧による変形が解消されて、可撓部Bにおける凹部Sの底壁部を形成する部分が、該可撓部B自身の復元力により左側に変位する。この結果、対向部材38の先端部(左側端部)が右側から左側に移動して上記通信ラインA2を遮断する。ここでいう「遮断」には、通信ラインA2が物理的に切断される場合の他、通信ラインA2が電気的にショートしたり、通信ラインA2の接続端が抜けたりする場合など、通信ラインA2を介した通信が遮断される全ての場合を含んでいる。
通信ラインA2が遮断されると、トナー容器21をレーザープリンター1に装着しても、制御部61においてICチップ45からの情報を読み取ることができない。本実施形態では、この点に着目して、制御部61においてICチップ45からの情報を読出し可能か否かに基づいて、換言すると通信ラインA2を介した通信が確立されているか否かに基づいて、トナー容器21が不正品(不正に孔空けされた容器)であるか否かの判定処理を行うようにしている。
図6のフローチャートを参照しながら、制御部61における上記判定処理の詳細について説明する。
先ず最初のステップS1では、信号ラインa5からの信号を基に、レーザープリンター1にトナー容器21が装着されたか否かを判定する。この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップS2に進む。
ステップS2では、読出し用の通信ラインA2が遮断されているか否か、つまり通信ラインA2を介した情報の読出しが不能になっているか否かを判定する。この判定がYESである場合にはステップS5に進む一方、NOである場合にはステップS3に進む。
ステップS3では、ステップS2で読出した情報が不正情報を含んでいるか否かを判定する。ここで、不正情報とは、トナー容器21に対して不正な孔空けがなされたことを示す情報である。この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップS4に進む。
ステップS4では、画像形成部8による画像形成を禁止する禁止処理(所定制御処理の一例)を実行し、しかる後にリターンする。
ステップS2の判定がNOである場合に進むステップS5では、トナー容器21が、不正に孔空けされた不正品であることを示す不正情報をICチップ45に対して書き込む。そして、しかる後に上記ステップS4に進む。
以上説明したように、上記実施形態では、トナー容器21に対して不正な孔空けがされると、空間33が大気開放されてトナー容器21に設けられた対向部材38が外囲筐体部32の外方側に押し出される。この結果、ICチップ45と接触端子部46とを接続する読出し用の通信ラインA2が対向部材38によって遮断され、制御部61においてICチップ45からの情報の読出しが不能になる。したがって、制御部61においてICチップ45からの情報の読出しが不能になっている場合には、トナー容器21が不正品であると判断することができる。そして、制御部61により、トナー容器21が不正品であると判断される場合には、画像形成部8による画像形成処理が禁止される(ステップS4)。よって、純正品のトナー容器21に対して不正な孔空けを行って非純正品のトナーを供給する行為を未然に防止することができる。
しかも、上記実施形態では、対向部材38は、読出し用の通信ラインA2のみを遮断して書込み用の通信ラインA3を遮断しないようになっている。したがって、制御部61においてトナー容器21が不正品であると判断した場合に、そのことを示す情報(不正情報)を書込み用の通信ラインA3によりICチップ45に書き込むことができる(ステップS5)。よって、例えば、第三者がトナー容器21に対して不正な孔空けを行った後に、通信ラインA2を修復してトナー容器21を再利用しようとしても、ICチップ45に書き込まれた不正情報を基に当該容器21が不正品であることを容易に識別することができる。また上記実施形態では、ICチップ45の記憶情報に不正情報が含まれる場合(ステップS3の判定がYESである場合)には、ステップS4にて画像形成部8による画像形成動作を禁止するようにしているので、このような不正品の再利用を確実に防止することができる。
《実施形態2》
図7は、上記実施形態2を示している。この実施形態では、対向部材38の先端部を読出し用の通信ラインA2ではなく書込み用の通信ラインA3に対向させるようにしている。そして、トナー容器21に対して不正な孔空けがされた場合に、対向部材38によって書込み用の通信ラインA3のみが遮断されるようにした。
制御部61は、通信ラインA3を介してICチップ45に情報の書き込みが不能である場合には、トナー容器21が不正品であると判定し、書込み可能である場合にはトナー容器21が不正品でないと判定する。
制御部61は、トナー容器21が不正品であると判定した場合には、読出し用の通信ラインA2より読み取ったトナー容器21の識別情報(シリアルナンバー等)と当該トナー容器21が不正品である旨を示す不正情報とを対応付けて不正リストとしてROM64に記憶するとともに、画像形成部8による画像形成を禁止する。
制御部61は、読み取ったICチップ45の識別情報が不正リストに含まれているか否かを判定して、含まれていると判定した場合には、読出し用の通信ラインA2が遮断されている否かに拘わらず、当該トナー容器21が不正な再生品であると判定して、画像形成部8による画像形成動作を禁止する。
したがって、本実施形態2によれば、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
《他の実施形態》
上記各実施形態では、制御部61においてトナー容器21が不正品であると判定した場合には、画像形成部8による画像形成を禁止するようにしているが、これに限ったものではなく、例えばレーザープリンター1の操作パネルに設けられた表示部(例えば液晶パネル等)に警告を表示するようにしてもよい。この警告表示としては、例えば「このトナー容器21は不正品です。使用すると機器の故障や画像不良を招く虞があります」といった表示が考えられる。このような視覚を通じた警告に限らず、スピーカーやブザー等を使用して聴覚を通じた警告を行うようにしてもよい。
上記各実施形態では、棒状部材(対向部材)38の先端部に対向する所定の配線が、通信ラインである例について説明したが、これに限ったものではない。すなわち、「所定の配線」は、例えば電源ラインや信号ライン等であってもよい。
上記実施形態では、対向部材38によってICチップ45と接触端子部46との間の配線を遮断するようにしているが、これに限ったものではなく、レーザープリンター1に設けられた接触端子部60と電源70との間の配線や、接触端子部60と制御部61との間の配線を遮断するようにしてもよい。
上記実施形態では、トナー容器21を装着する画像形成装置の一例としてレーザープリンター1を挙げて説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置1は、複写機、や複合機等であってもよい。
以上説明したように、本発明は、トナー容器及び画像形成装置について有用である。
A2 読出し用の通信ライン
A3 書込み用の通信ライン
B 可撓部
1 レーザープリンター(画像形成装置)
2 装置本体
8 画像形成部
31 本体筐体部
32 外囲筐体部
33 空間
38 棒状部材(対向部材)
45 ICチップ(識別情報記憶部)
46 接触端子部(容器側接触端子部)
60 接触端子部
61 制御部(遮断判定部、書込み部、警告部、禁止部)
62 CPU
63 RAM
64 ROM
70 電源

Claims (6)

  1. 画像形成装置に装着されるトナー容器であって、
    内部にトナーを収容する本体筐体部と、
    上記本体筐体部の外壁面を覆うように配置され、該外壁面との間に真空の空間を形成する外囲筐体部と、
    上記外囲筐体部の外壁面に固定され、所定の配線に対向して配置された対向部材とを備え、
    上記外囲筐体部における上記対向部材が固定された部分は、上記空間内の圧力と大気圧との差圧により該外囲筐体部の内方側に変形するように可撓性部材で構成されていて、上記空間が大気開放されると、上記変形が解消されて上記対向部材を該外囲筐体部の外方側に押し出すことで、上記所定の配線を該対向部材により遮断するように構成されている、トナー容器。
  2. 請求項1に記載のトナー容器において、
    固有の識別情報を記憶した識別情報記憶部と、上記画像形成装置の接触端子部に接触する容器側接触端子部と、上記識別情報記憶部及び上記容器側接触端子部に接続され、該識別情報記憶部に情報を書き込むための書込み用通信ラインと、該識別情報記憶部から情報を読み出すための読出し用通信ラインとを有し、
    上記所定の配線は上記書込み用通信ライン又は上記読出し用通信ラインである、トナー容器。
  3. 請求項2に記載のトナー容器が装着される装置本体部を有する画像形成装置であって、
    上記装置本体部は、
    上記所定の配線が遮断されて該所定の配線を通じた通信が不能になっているか否かを判定する遮断判定部と、
    上記遮断判定部により上記通信が不能になっていると判定された場合に、上記トナー容器が不正に孔空けされた不正品であるものとして所定の制御処理を実行する制御部とを有している、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において
    上記所定の制御処理は、画像形成動作の禁止処理、又は、視覚若しくは聴覚を通じた警告を行う警告処理である、画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
    上記所定の配線は、上記読出し用通信ラインであり、
    上記制御部は、上記遮断判定部により上記所定の配線が遮断されていると判定された場合に、上記所定制御処理に加えて、上記トナー容器が上記不正品であることを示す不正情報を上記書込み用通信ラインを介して上記識別情報記憶部に書込む処理を実行する、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載のトナー容器が装着される装置本体部を有する画像形成装置であって、
    上記制御部は、上記識別情報記憶部に記憶された情報を読取り可能に構成されていて、該識別情報記憶部より読取った情報に上記不正情報が含まれるか否かを判定し、上記不正情報が含まれると判定した場合には、上記遮断判定部における判定結果に拘わらず上記所定の制御処理を実行する、画像形成装置。
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