JP6329351B2 - 摩擦攪拌ツール - Google Patents
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Description
本体と、前記本体と略同軸に設けられたプローブと、を備える摩擦攪拌ツールであって、
前記プローブの側面に凹凸形状が設けられ、
前記プローブの少なくとも一部が被加工材の内部に埋没され、
前記プローブが回転しつつ加工方向に移動する際に、前記プローブの前記加工方向の後退側の前記凹凸形状によって、前記被加工材が押し留められ、
前記凹凸形状は、前記プローブの半径方向の内側に向かって軸中心からの距離を急変させる複数のエッジ部と、前記エッジ部の縁部から前記プローブの外接円の径に向かって前記軸中心からの距離が除変する渦巻線の形状を有する径除変部と、を備える形状であり、
前記エッジ部の個数をNとし、前記径除変部の角度範囲をφとしたとき、2≦N≦9、且つ、2π/9≦φ≦π、を満たし、
前記エッジ部の高さをhとし、前記外接円の半径をRとし、x=h/Rとしたとき、0.05≦x≦0.4を満たし、
前記エッジ部は、円周方向に垂直となる形状を有し、
前記渦巻線は、前記軸中心を原点とした極座標系において、距離をrとし、角度をθとし、定数をa、bとしたとき、r=aθ+bで表される形状を有する、
ことを特徴とする。
本体と、前記本体と略同軸に設けられたプローブと、を備える摩擦攪拌ツールであって、
前記プローブの側面に凹凸形状が設けられ、
前記プローブの少なくとも一部が被加工材の内部に埋没され、
前記プローブが回転しつつ加工方向に移動する際に、
前記プローブの後退側においては、前記凹凸形状の凹部に位置する前記被加工材が前記加工方向の後方に流動し、
前記プローブの前進側においては、前記凹凸形状の凹部によって、前記被加工材の前記加工方向の前方への流動が妨げられ、
前記凹凸形状は、前記プローブの半径方向の内側に向かって軸中心からの距離を急変させる複数のエッジ部と、前記エッジ部の縁部から前記プローブの外接円の径に向かって前記軸中心からの距離が除変する渦巻線の形状を有する径除変部と、を備える形状であり、
前記エッジ部の個数をNとし、前記径除変部の角度範囲をφとしたとき、2≦N≦9、且つ、2π/9≦φ≦π、を満たし、
前記エッジ部の高さをhとし、前記外接円の半径をRとし、x=h/Rとしたとき、0.05≦x≦0.4を満たし、
前記エッジ部は、円周方向に垂直となる形状を有し、
前記渦巻線は、前記軸中心を原点とした極座標系において、距離をrとし、角度をθとし、定数をa、bとしたとき、r=aθ+bで表される形状を有する、
ことを特徴とする。
(i)θ=0のときは円周方向に垂直なエッジ部であり、R×(1−x)≦r≦R
(ii)0<θ<φのときはr=(R×x/φ)×θ+R×(1−x)
(iii)φ≦θ<(2π/N)のときはr=R
で表される。
なお、(2π/N)≦θ以降のrとRとの関係式は、上記(i)〜(iii)を繰り返すことによって表される。たとえば、
θ=2π/NのときはR×(1−x)≦r≦R、
2π/N<θ<φ+(2π/N)のときはr=(R×x/φ)×(θ−(2π/N))+R×(1−x)、
φ+(2π/N)≦θ<2×(2π/N)のときはr=R、
と表される。
実施例1〜12、比較例3〜6においてはR=2.5であった。
比較例2のプローブの断面形状は、図7(b)に示すような、円筒から三面を切り取った形状であった。Rは2.5mmであり、rは1.75mmであった。
実施例12においては、負荷トルクが比較例1と比較して低い数値であった。
一方、比較例1においては、プローブの側面が凹凸形状を有さなかったため、負荷トルクおよび接合抵抗ともに低減されなかった。
比較例2においては、プローブの側面が凹凸形状を有するものの、回転に関して方向性を持たないため、プローブが回転しながら加工方向に移動する際に前進側に配置される凹凸形状と後退側に配置される凹凸形状とで大きさ、個数、形状が同じで差が無いため、プローブの加工方向の後退側の凹凸形状が被加工材を押し留める一方でプローブの加工方向の前進側の凹凸形状も同じだけ被加工材料を押し留め、かつ、プローブの後退側において接合方向前方の材料をプローブの回転によって接合方向後方に移動させると同時に、プローブの前進側において接合方向後方の材料をプローブの回転によって接合方向前方に同じだけ移動させたために、実質的には、プローブの回転によって被接合部材を接合方向前方から接合方向後方に移動させなかったため、負荷トルクおよび接合抵抗ともに低減されなかった。
比較例3〜6においては、負荷トルクおよび接合抵抗ともに低減されなかった。
3 エッジ部
4 径徐変部
5 外周部
6 矢印
7 矢印
8 外接円
9 凹凸形状
13 矢印
15 矢印
100 摩擦攪拌接合用工具
101 保持部材
102 本体
103 プローブ
105a 被接合部材
105b 被接合部材
106 裏当て板
107 測定場所
Claims (2)
- 本体と、前記本体と略同軸に設けられたプローブと、を備える摩擦攪拌ツールであって、
前記プローブの側面に凹凸形状が設けられ、
前記プローブの少なくとも一部が被加工材の内部に埋没され、
前記プローブが回転しつつ加工方向に移動する際に、前記プローブの前記加工方向の後退側の前記凹凸形状によって、前記被加工材が押し留められ、
前記凹凸形状は、前記プローブの半径方向の内側に向かって軸中心からの距離を急変させる複数のエッジ部と、前記エッジ部の縁部から前記プローブの外接円の径に向かって前記軸中心からの距離が除変する渦巻線の形状を有する径除変部と、を備える形状であり、
前記エッジ部の個数をNとし、前記径除変部の角度範囲をφとしたとき、2≦N≦9、且つ、2π/9≦φ≦π、を満たし、
前記エッジ部の高さをhとし、前記外接円の半径をRとし、x=h/Rとしたとき、0.05≦x≦0.4を満たし、
前記エッジ部は、円周方向に垂直となる形状を有し、
前記渦巻線は、前記軸中心を原点とした極座標系において、距離をrとし、角度をθとし、定数をa、bとしたとき、r=aθ+bで表される形状を有する、
ことを特徴とする摩擦攪拌ツール。 - 本体と、前記本体と略同軸に設けられたプローブと、を備える摩擦攪拌ツールであって、
前記プローブの側面に凹凸形状が設けられ、
前記プローブの少なくとも一部が被加工材の内部に埋没され、
前記プローブが回転しつつ加工方向に移動する際に、
前記プローブの後退側においては、前記凹凸形状の凹部に位置する前記被加工材が前記加工方向の後方に流動し、
前記プローブの前進側においては、前記凹凸形状の凹部によって、前記被加工材の前記加工方向の前方への流動が妨げられ、
前記凹凸形状は、前記プローブの半径方向の内側に向かって軸中心からの距離を急変させる複数のエッジ部と、前記エッジ部の縁部から前記プローブの外接円の径に向かって前記軸中心からの距離が除変する渦巻線の形状を有する径除変部と、を備える形状であり、
前記エッジ部の個数をNとし、前記径除変部の角度範囲をφとしたとき、2≦N≦9、且つ、2π/9≦φ≦π、を満たし、
前記エッジ部の高さをhとし、前記外接円の半径をRとし、x=h/Rとしたとき、0.05≦x≦0.4を満たし、
前記エッジ部は、円周方向に垂直となる形状を有し、
前記渦巻線は、前記軸中心を原点とした極座標系において、距離をrとし、角度をθとし、定数をa、bとしたとき、r=aθ+bで表される形状を有する、
ことを特徴とする摩擦攪拌ツール。
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JP2013182782A JP6329351B2 (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 摩擦攪拌ツール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013182782A JP6329351B2 (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 摩擦攪拌ツール |
Publications (2)
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JP2015047632A JP2015047632A (ja) | 2015-03-16 |
JP6329351B2 true JP6329351B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=52698103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013182782A Active JP6329351B2 (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 摩擦攪拌ツール |
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2013
- 2013-09-04 JP JP2013182782A patent/JP6329351B2/ja active Active
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