JP6327820B2 - 捲回電極プレス装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、捲回電極プレス装置に関する。
携帯電話やパーソナルコンピュータのような電子機器には、電源として、二次電池が用いられる。これらの電子機器に用いられる二次電池は、例えば、小型、軽量、且つエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池である。
一方、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動バイク、フォークリフト、及び定置型のバックアップ電源装置のような大型の機械は、電源として、例えば、鉛蓄電池、ニッケル水素電池又はリチウムイオン二次電池を用いる。これらの大型の機械に用いられるリチウムイオン二次電池は、長寿命で安全性が高い上、大型且つ大容量に作られる。
リチウムイオン二次電池のような二次電池として、薄型のものが知られる。当該薄型の電池の電極(正極及び負極)は、互いに重ねられるとともに捲回される。この捲回された電極(捲回電極)は、薄型の容器に収容されるために、加圧プレスによって薄くされる。
特開2008−243672号公報
捲回電極を有する電池の製造では、例えば、電極を捲回する工程における処理時間よりも捲回電極を加圧プレスする工程における処理時間が長いと、二次電池の生産性が低下するおそれがある。
本発明の解決すべき課題の一つは、捲回電極のプレス工程の生産性を向上できる捲回電極プレス装置を提供することである。
一つの実施の形態に係る捲回電極プレス装置は、重ねられるとともに捲回された正極及び負極を含む複数の捲回電極を同時にプレス成形可能な捲回電極プレス装置であって、基部と、第1の押圧部と、第2の押圧部と、駆動部と、少なくとも一つの第3の押圧部と、第1の支持部と、少なくとも一つの第2の支持部とを備える。前記第1の押圧部は、第1の押圧面を有し、前記基部に対して移動可能である。前記第2の支持部は、前記第1の押圧面に対向する第2の押圧面を有し、前記第1の押圧部の上方において前記基部に対して位置的に固定される。前記駆動部は、前記第1の押圧部を前記第2の押圧部に向かって移動させる。前記第3の押圧部は、前記第1の押圧面と前記第2の押圧面との間に介在し、前記第1の押圧面に向く第3の押圧面と、前記第2の押圧面に向く第4の押圧面と、を有し、前記第1の押圧部によって押されることで前記第2の押圧部に向かって移動可能である。前記第1の支持部は、前記第2の押圧部に設けられ、当該第2の押圧部の下方に位置する前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、前記第2の押圧部から離れた位置で支持する。前記第2の支持部は、前記第3の押圧部に設けられ、当該第3の押圧部の下方に位置する前記第1の押圧部又は他の前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、当該第3の押圧部から離れた位置で支持する。前記第1の押圧部は、前記第1の押圧面を有する第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に取り付けられた第1の取付部材と、を有し、前記第2の押圧部は、前記第2の押圧面を有する第2の押圧部材と、前記第2の押圧部材に取り付けられた第2の取付部材と、を有する。前記少なくとも一つの第3の押圧部は、前記第3の押圧面を有する第3の押圧部材と、前記第3の押圧部材に取り付けられた第3の取付部材と、を有する。前記第1の支持部は、前記第2の取付部材に固定されるとともに、前記第3の取付部材を支持する。前記少なくとも一つの第2の支持部は、前記第3の取付部材に固定されるとともに、前記第1の取付部材又は当該第3の取付部材の下方に位置する他の前記第3の取付部材を支持する。
図1は、第1の実施の形態に係る電極製造装置を示す側面図である。 図2は、第1の実施形態の二次電池を示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態の捲回電極を示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態の電極プレス装置を示す正面図である。 図5は、第1の実施形態の電極プレス装置の一部を示す側面図である。 図6は、第1の実施形態の捲回電極をプレス成形する電極プレス装置を示す側面図である。 図7は、第1の実施形態のエアシリンダから空気が抜かれた電極プレス装置を示す側面図である。 図8は、第2の実施の形態に係る電極プレス装置を示す側面図である。
以下に、第1の実施の形態について、図1乃至図7を参照して説明する。なお、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、第1の実施の形態に係る電極製造装置10を示す側面図である。図1に示すように、電極製造装置10は、電極捲回装置11と、電極搬送装置12と、捲回電極プレス装置(以下、電極プレス装置と称する)13とを備える。電極製造装置10は、リチウムイオン二次電池のような電池に用いられる電極を製造する。なお、電極製造装置10は、ニッケル水素電池のような他の電池の電極を製造しても良い。
図2は、捲回型のリチウムイオン二次電池(以下、電池と称する)20を示す斜視図である。電池20は、電極製造装置10によって製造される捲回された電極群(以下、捲回電極と称する)21と、容器22とを有する。捲回電極21は、例えば、捲回体、捲回電極体、電極コイル、コイル部、層状体および収容物のようにも称され得る。なお、電極製造装置10は、以下に説明される捲回電極21と異なる電極を製造しても良い。
図3は、捲回電極21を示す斜視図である。図3に示すように、捲回電極21は、正極23と、第1のセパレータ24と、負極25と、第2のセパレータ28とを含む。正極23、第1のセパレータ24、負極25、及び第2のセパレータ28は、それぞれ帯状に形成されるとともに、互いに重ねられる。第1のセパレータ24は、正極23と負極25との間に挟まれる。負極25は、第1のセパレータ24と第2のセパレータ28との間に挟まれる。なお、正極23と、負極25との位置はこれに限らず、例えば、入れ替えられて配置されても良い。
正極23は、例えば、両面に正極活物質が塗布された金属箔である。一方、負極25は、例えば、両面に負極活物質が塗布された金属箔である。なお、正極活物質及び負極活物質は、金属箔の一方の面のみに塗布されても良い。図2は、正極活物質及び負極活物質が塗布された領域をハッチングで示す。正極23の上記正極活物質が塗布された部分と、負極25の上記負極活物質が塗布された部分とは、対向する。正極23の幅方向の一方の端部から、正極集電体23aが延びる。負極25の幅方向の一方の端部から、負極集電体25aが延びる。正極集電体23aおよび負極集電体25aは、前記正極活物質又は負極活物質が塗布された金属箔の、露出した金属部分であって、互いに反対方向に延びる。
第1及び第2のセパレータ24,26は、例えば、絶縁性の多孔質フィルムである。第1及び第2のセパレータ24,26は、正極23の正極活物質が塗布された領域よりも大きく、且つ負極25の負極活物質が塗布された領域よりも大きい。正極集電体23a及び負極集電体25aは、それぞれ、第1及び第2のセパレータ24,26の幅方向の端部から突き出る。
正極23、第1のセパレータ24、負極25、及び第2のセパレータ28は、コイル状に捲回される。図2に示すように、これによって形成される捲回電極21は、例えば絶縁性のテープを巻きつけられ、扁平にプレス成形される。突き出た正極集電体23a及び負極集電体24aは、それぞれバックアップリード27によって束ねられる。そして、正極集電体23a及び負極集電体24aに、それぞれ、リード28が取り付けられる。リード28は、例えばアルミや銅のような導電体によって形成される。
捲回電極21は、薄い角型の容器22に気密に収容される。容器22に非水電解質液が充填される。当該非水電解質液は、捲回電極21に含浸する。容器22は、蓋体29によって密封される。蓋体29に設けられた正極端子29aは、リード28を介して、正極集電体23aに電気的に接続される。一方、蓋体29に設けられた負極端子29bは、リード28を介して、負極集電体25aに電気的に接続される。
図1に示す電極製造装置10は、正極23、第1のセパレータ24、負極25及び第2のセパレータ28から、捲回電極21を製造する。すなわち、電極捲回装置11は、巻き心棒に取り付けられた正極23、第1のセパレータ24、負極25及び第2のセパレータ28を扁平に捲回し、捲回電極21を形成する。電極捲回装置11によって形成された捲回電極21の断面は、楕円形である。なお、電極捲回装置11は、捲回電極21を、円筒形や角柱形のような他の形状に形成しても良い。
電極搬送装置12は、電極捲回装置11によって扁平に捲回された捲回電極21を、電極プレス装置13に搬送する。電極プレス装置13に、複数の捲回電極21が収容される。電極プレス装置13は、複数の捲回電極21を同時にプレス成形し、これらの捲回電極21を押し潰して薄くする。電極搬送装置12は、プレス成形された捲回電極を電極プレス装置13から取り出し、次の工程へ移す。なお、電極製造装置10の動作はこれに限らない。例えば、電極プレス装置13は、電極捲回装置11によって円筒形に捲回された捲回電極21をプレス成形しても良い。
以下に、電極プレス装置13について詳しく説明する。なお、本明細書において、各図面に示すように、X軸、Y軸、Z軸を定義する。X軸は、電極プレス装置13の幅に沿う。Y軸は、電極プレス装置13の奥行きに沿う。Z軸は、電極プレス装置13の高さに沿う。X軸、Y軸、およびZ軸は、互いに直交している。本明細書において、Z軸に沿って上方及び下方が定義される。Z軸は、電極プレス装置13が置かれる平坦な面(地面)に対して垂直である。このため、電極プレス装置13が傾いた面に置かれた場合、Z軸は鉛直方向に対して傾斜する。
図4は、電極プレス装置13を示す正面図である。図4に示すように、電極プレス装置13は、架台31と、フレーム32と、エアシリンダ33と、第1の押圧部34と、第2の押圧部35と、複数の第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eと、一対のガイド37と、を有する。架台31は、基部の一例であり、ベース、台車、又は台のようにも称され得る。エアシリンダ33は、駆動部の一例である。駆動部はこれに限らず、例えば、他のアクチュエータや機構であっても良い。さらに、図1に示すように、電極プレス装置13は、前壁38を有する。
架台31は、地面に置かれる台である。架台31は、地面に接する脚やキャスターを有しても良い。架台31は、上面31aを有する。上面31aは、架台31が置かれる地面と略平行に形成された平坦な面である。
図4に示すように、フレーム32は、一対の側壁41と、天板42と、を有する。一対の側壁41は、X軸に沿って並ぶとともに、架台31の上面31aから上方に延びる。側壁41の下端は、架台31の上面31aに固定される。側壁41の上端に、天板42が固定される。なお、架台31と、側壁41と、天板42とは一体的に形成されても良い。
一対のガイド37は、一対のフレーム32に、それぞれ設けられる。ガイド37は、X軸に沿って並ぶとともに、Z軸に沿って架台31の上面31aから天板42まで延びる案内軸である。なお、ガイド37はこれに限らず、例えば、レールや溝であっても良い。
第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eは、架台31と天板42との間に直列に並んで配置される。言い換えると、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eは、Z軸に沿う縦方向に並ぶ。
第1の押圧部34は、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eのうち一番下方に位置する。第1の押圧部34は、第1の取付部材51と、第1の加熱部52と、第1の押圧板53と、を有する。
第2の押圧部35は、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eのうち一番上方に位置する。言い換えると、第2の押圧部35は、第1の押圧部34の上方に位置する。第2の押圧部35は、第2の取付部材55と、第2の加熱部56と、第2の押圧板57と、を有する。
複数の第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eは、第1の押圧部34と第2の押圧部35との間に介在する。言い換えると、第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eは、第1の押圧部34の上方に位置するとともに、第2の押圧部35の下方に位置する。第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eは、Z軸に沿う縦方向に直列に並ぶ。第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eは、それぞれ、第3の取付部材61と、第3の加熱部62と、第4の加熱部63と、第3の押圧板64と、第4の押圧板65と、を有する。なお、第1乃至第4の押圧板53,57,64,65は、第1乃至第4の押圧部材の一例である。
第1乃至第3の取付部材51,56,61は、X軸に沿って延びる。第1及び第3の取付部材51,61の両端に、挿通部51a,61aが設けられる。挿通部51a,61aは、Z軸に沿って延びる円筒状に形成される。挿通部51a,61aに、ガイド37がそれぞれ挿通される。このため、第1及び第3の取付部材51,61は、ガイド37に沿って(Z軸に沿って)移動できる。言い換えると、第1及び第3の取付部材51,61は、架台31に対して移動可能である。
一方、第2の取付部材55は、天板42に固定される。このため、第2の取付部材55は、架台31に対して位置的に固定される。なお、第2の取付部材55は、例えば衝撃を吸収するため、僅かに移動可能であっても良い。
第1の加熱部52は、第1の取付部材51に取り付けられる。第1の加熱部52は、第1の取付部材51の上方に位置する。第2の加熱部56は、第2の取付部材55に取り付けられる。第2の加熱部56は、第2の取付部材55の下方に位置する。第3の加熱部62は、第3の取付部材61に取り付けられる。第3の加熱部62は、第3の取付部材61の下方に位置する。第4の加熱部63は、第3の取付部材61に取り付けられる。第4の加熱部63は、第3の取付部材61の上方に位置する。第1乃至第4の加熱部52,56,62,63は、例えば電熱線を有し、発熱する。なお、第1乃至第4の加熱部52,56,62,63は、他の発熱する装置を有しても良い。
第1の押圧板53は、第1の加熱部52に取り付けられる。第1の押圧板53は、第1の加熱部52の上方に位置する。第2の押圧板57は、第2の加熱部56に取り付けられる。第2の押圧板57は、第2の加熱部56の下方に位置する。第3の押圧板64は、第3の加熱部62に取り付けられる。第3の押圧板64は、第3の加熱部62の下方に位置する。第4の押圧板65は、第4の加熱部63に取り付けられる。第4の押圧板65は、第4の加熱部63の上方に位置する。第1乃至第4の押圧板53,57,64,65は、例えば金属板であるが、他の材料で形成されても良い。なお、第1乃至第4の押圧板53,57,64,65の材料がそれぞれ異なっていても良い。
図5は、電極プレス装置13の一部を拡大して示す側面図である。図5に示すように、第1の押圧板53は、上方に向く第1の押圧面53aを有する。第2の押圧板57は、下方に向く第2の押圧面57aを有する。言い換えると、第2の押圧面57aは、第1の押圧面53aと対向する。第3の押圧板64は、下方に向く第3の押圧面64aを有する。言い換えると、第3の押圧面64aは、第1の押圧面53aに向く。第4の押圧板65は、上方に向く第4の押圧面65aを有する。言い換えると、第4の押圧面65aは、第2の押圧面57aに向く。第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、例えば、面、成形面又は押圧する部分とも称され得る。
第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、略水平な平面である。言い換えると、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、Z軸に対して直交する平面である。なお、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、Z軸に対して傾斜しても良いし、凹凸を有しても良い。
第1の加熱部52は、発熱することで、第1の押圧板53及び第1の押圧面53aを加熱する。第2の加熱部56は、発熱することで、第2の押圧板57及び第2の押圧面57aを加熱する。第3の加熱部62は、発熱することで、第3の押圧板64及び第3の押圧面64aを加熱する。第4の加熱部63は、発熱することで、第4の押圧板65及び第4の押圧面65aを加熱する。
第3の押圧部36Aの第3の押圧面64aは、第1の押圧部34の第1の押圧面53aに対向する。第3の押圧部36Aの第4の押圧面65aは、第3の押圧部36Bの第3の押圧面64aに対向する。第3の押圧部36Bの第4の押圧面65aは、第3の押圧部36Cの第3の押圧面64aに対向する。第3の押圧部36Cの第4の押圧面65aは、第3の押圧部36Dの第3の押圧面64aに対向する。第3の押圧部36Dの第4の押圧面65aは、第3の押圧部36Eの第3の押圧面64aに対向する。第3の押圧部36Eの第4の押圧面65aは、第2の押圧部35の第2の押圧面57aに対向する。
第2の押圧部35に、第1の支持部71が設けられる。第1の支持部71は、例えば吊り部、ストッパ、移動制限部又は規制部とも称され得る。第1の支持部71は、挿通軸72と、支持端73とを有する。
挿通軸72は、第2の取付部材55に固定され、下方に延びる。挿通軸72は、第2の押圧板57と、第3の押圧部36Eの第4の押圧板65及び第3の取付部材61と、にそれぞれ設けられた孔に挿通される。当該孔の径は、挿通軸72の径よりも大きい。
支持端73は、挿通軸72の下端に設けられたフランジである。支持端73は、第2の押圧部35の下方に位置する第3の押圧部36Eの第3の取付部材61を、第2の押圧部35から離れた位置で支持する。支持端73が第3の押圧部36Eの第3の取付部材61を支持する位置(開き位置)において、第3の押圧部36Eの第4の押圧面65aは、第2の押圧部35の第2の押圧面57aから離れる。
第3の押圧部36Eの第4の押圧板65及び第3の取付部材61に設けられた前記孔の径が挿通軸72の径よりも大きいため、支持端73に支持された第3の押圧部36Eは、上方に移動可能である。すなわち、第3の押圧部36Eは、支持端73に支持される位置から、第4の押圧面65aが第2の押圧面57aに接触する位置まで移動できる。
以上の説明を言い換えれば、第1の支持部71は、第2の押圧部35と第3の押圧部36Eとの間の距離を制限する。すなわち、第1の支持部71は、第2の押圧部35と第3の押圧部36Eとの間の距離が所定の距離より長くなることを防ぐ。
第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eに、それぞれ、第2の支持部75が設けられる。第2の支持部75は、例えば吊り部、ストッパ、移動制限部又は規制部とも称され得る。第2の支持部75は、挿通軸76と、支持端77とを有する。
挿通軸76は、第3の取付部材61に固定され、下方に延びる。第3の押圧部36Eに設けられた挿通軸76は、第3の押圧板64と、第3の押圧部36Dの第4の押圧板65及び第3の取付部材61と、にそれぞれ設けられた孔に挿通される。同様に、第3の押圧部36D,36C,36Bに設けられた挿通軸76は、第3の押圧板64と、その下方に位置する(縦方向に隣接する)第3の押圧部36C,36B,36Aの第4の押圧板65及び第3の取付部材61と、にそれぞれ設けられた孔に挿通される。第3の押圧部36Aに設けられた挿通軸76は、第3の押圧板64と、第1の押圧部34の第1の押圧板53及び第1の取付部材51と、にそれぞれ設けられた孔に挿通される。以上述べた孔の径は、挿通軸76の径よりも大きい。
支持端77は、挿通軸76の下端に設けられたフランジである。第3の押圧部36Eの支持端77は、第3の押圧部36Eの下方に位置する(縦方向に隣接する)第3の押圧部36Dの第3の取付部材61を、第3の押圧部36Eから離れた位置で支持する。同様に、第3の押圧部36D,36C,36Bの支持端77は、その直下の(縦方向に隣接する)第3の押圧部36C,36B,36Aの第3の取付部材61を、当該第3の押圧部36D,36C,36Bから離れた位置で支持する。第3の押圧部36Aの支持端77は、第1の押圧部34の第1の取付部材51を、第3の押圧部36Aから離れた位置で支持する。すなわち、支持端77が第1又は第3の取付部材51,61を支持する位置において、第1又は第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dの第1又は第4の押圧面53a,65aは、すぐ上の(縦方向に隣接する)第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eの第3の押圧面64aから離れる。
第1及び第2の支持部71,75は、上述の部材に限らない。第1及び第2の支持部71,75は、例えば、複数のリンクを有するパンタグラフ、バネ、又はワイヤであっても良い。
第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dの第1又は第4の押圧板53,65と、第1又は第3の取付部材51,61と、に設けられた前記孔の径が挿通軸76の径よりも大きい。このため、支持端77に支持された第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dは、上方に移動可能である。すなわち、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dは、支持端77に支持される位置から、第1又は第4の押圧面53a,65aが第3の押圧面64aに接触する位置まで移動できる。
以上の説明を言い換えれば、複数の第2の支持部75は、縦方向に隣接する第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dの、それぞれの間の距離を制限する。すなわち、第2の支持部72は、縦方向に隣接する第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dの間の距離が、それぞれ所定の距離より長くなることを防ぐ。
エアシリンダ33は、架台31に収容される。言い換えると、エアシリンダ33は、第1の押圧部34の下方に位置する。なお、エアシリンダ33は、架台31の外部に配置されても良い。また、エアシリンダ33は、第1の押圧部34の横に配置されても良く、第2の押圧部35の上方に配置されても良い。
エアシリンダ33は、ピストンロッド79を有する。ピストンロッド79は、架台31の上面31aから上方に突出する。ピストンロッド79の上端は、第1の押圧部34の第1の取付部材51に固定される。
エアシリンダ33は、ピストンロッド79を、Z軸に沿って上下動させる。言い換えると、エアシリンダ33は、ピストンロッド79に固定された第1の押圧部34を、第2の押圧部35に向かって、又は第2の押圧部35から離れるように移動させる。
前壁38は、フレーム32に固定される。前壁38は、一方の側壁41から他方の側壁41に亘って設けられる。前壁38は、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eを覆い隠す。
前壁38に、複数の挿入口81が設けられる。挿入口81は、図4においては二点鎖線で示される。複数の挿入口81は、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eが第1又は第2の支持部71,75の支持端73,77に支持された場合(開き位置)における、第1及び第3の押圧面53a,64aの間の隙間と、第3及び第4の押圧面64a,65aの間の隙間と、第2及び第4の押圧面57a,65aの間の隙間とを露出させる。
前壁38は、複数の導入部82を有する。導入部82は、挿入口81にそれぞれ設けられる。導入部82は、例えば、挿入口81から、Y軸に沿って外部に延びる板である。導入部82の上面82aは、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eが第1又は第2の支持部71,75の支持端73,77に支持された場合(開き位置)における、第1及び第3の押圧面53a,64aとほぼ同じ高さに位置する。なお、導入部82の上面82aの高さと、第1及び第3の押圧面53a,64aの高さと、がずれていても良い。
第1乃至第4の加熱部52,56,62,63は、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aの温度を均一にするようにフィードバック制御される。すなわち、電極プレス装置13は、マイクロコンピュータのような制御部と、第1乃至第4の第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aのそれぞれの温度を検知するセンサを有する。前記制御部は、前記センサから得られる温度情報に基づき、第1乃至第4の加熱部52,56,62,63を制御する。第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aの温度は、前記制御部によって、例えばユーザが入力した設定温度に保たれる。
以下に、電極製造装置10を用いる捲回電極21の製造方法の一部について例示する。なお、電極製造装置10の動作と捲回電極21を製造する方法とは、以下の説明に限られない。
まず、重ねられた帯状の正極23、第1のセパレータ24、負極25及び第2のセパレータ26の端部が、電極捲回装置11の前記巻き心棒に取り付けられる。図1に示すように、電極捲回装置11は、正極23、第1のセパレータ24、負極25及び第2のセパレータ26を捲回し、扁平に捲回された捲回電極21を形成する。
捲回電極21は、前記巻き心棒から取り外され、例えばコンベヤによって電極搬送装置12に運ばれる。電極搬送装置12は、例えばエレベータによって捲回電極21を移動させる。電極搬送装置12は、アーム12aを有する。アーム12aは、捲回電極21とともに上下動し、捲回電極21を導入部82の上面82aに置く。
図5に示すように、電極搬送装置12のアーム12aは、捲回電極21を、導入部82の上面82aの上を滑らせ、挿入口81から電極プレス装置13の内部に挿入する。電極搬送装置12によって、複数の捲回電極21が、第1及び第3の押圧面53a,64aの間と、第3及び第4の押圧面64a,65aの間と、第2及び第4の押圧面57a,65aの間とに、順番に配置される。言い換えると、複数の捲回電極21が、多段に積層される。
図6は、複数の捲回電極21をプレス成形する電極プレス装置13の一部を示す側面図である。図6に矢印で示すように、エアシリンダ33が、ピストンロッド79及び第1の押圧部34を上方に移動させる。
第1の押圧部34が移動することで、第1の押圧面53aに置かれた捲回電極21が、第3の押圧部36Aの第3の押圧面64aに当たる。エアシリンダ33は、第1の押圧部34及びこの捲回電極21を介して、第3の押圧部36Aを押し上げる。言い換えると、第3の押圧部36Aは、第1の押圧部34によって押されることで、第2の押圧部35に向かって移動する。
同様に、第3の押圧部36B,36C,36D,36Eが、エアシリンダ33によって、順に押し上げられる。このとき、各捲回電極21の断面は、まだ楕円形状のままである。
第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eが押し上げられることで、第3の押圧部36Eの第4の押圧面65aに置かれた捲回電極21が、第2の押圧部35の第2の押圧面57aに当たる。第2の押圧部35が天板42に固定されているため、複数の捲回電極21に、当該捲回電極21を押し潰すような圧縮力が作用する。すなわち、図6に示すように、捲回電極21は、第1及び第3の押圧面53a,64aと、第3及び第4の押圧面64a,65aと、第2及び第4の押圧面57a,65aと、によって、それぞれ押し潰される。複数の捲回電極21には、均一に圧縮力が作用する。これにより、捲回電極21は、薄くプレス成形される。
複数の捲回電極21が押し潰されるとき、第1乃至第4の加熱部52,56,62,63は、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aを加熱する。これにより、複数の捲回電極21は、同時に加熱及び加圧される。
なお、上述の第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eの移動中、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、ガイド37によって略平行に保たれる。言い換えると、ガイド37は、移動する第1の押圧部34の第1の押圧面53aを、第2の押圧部35の第2の押圧面57aに対して略平行に保つ。さらに、ガイド37は、移動する第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eの第3及び第4の押圧面64a,65aを、第2の押圧部35の第2の押圧面57aに対して略平行に保つ。
図7は、エアシリンダ33から空気が抜かれた電極プレス装置13の一部を示す側面図である。図7に示すように、捲回電極21が押し潰されると、エアシリンダ33から空気が抜かれる。これにより、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、自重により下方に移動する。なお、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、バネのような部材によって下方に押し戻されても良い。
下方に移動する第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、第1又は第2の支持部71,75によって、所定の位置(開き位置)で止められる。言い換えると、第1及び第3の押圧面53a,64aの間と、第3及び第4の押圧面64a,65aの間と、第2及び第4の押圧面57a,65aの間と、が所定の間隔だけ開いたとき、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、第1又は第2の支持部71,75によって止められる。
第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eが当初の位置(開き位置)に戻ると、電極搬送装置12のアーム12aが、電極プレス装置13から捲回電極21を順番に取り出す。電極搬送装置12は、これらの捲回電極21を、次の工程へ運ぶ。なお、電極搬送装置12に限らず、他の装置が捲回電極21を電極プレス装置13から取り出しても良い。
第1の実施の形態に係る電極製造装置10において、電極プレス装置13は、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eを備える。これにより、複数の捲回電極21を、一度にプレス成形することができる。このような電極プレス装置13によって、安価に捲回電極21のプレス工程の生産性を向上でき、低コストでエネルギー密度が高い電池20を提供できる。すなわち、複数の捲回電極21をプレス成形するために用いる装置の台数を低減できる。したがって、捲回電極21のプレス成形のためのイニシャルコスト及びランニングコストを低減できる。
第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eは、Z軸に沿って縦方向に並ぶ。このため、複数の捲回電極21をプレス成形できる電極プレス装置13の占有面積が増加することを抑制できる。
さらに、一つのエアシリンダ33が第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eを移動させる。このため、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aの間にそれぞれ挟まれる捲回電極21に、均等に圧縮力を作用させることができる。
加えて、第2及び第3の押圧部35,36A,36B,36C,36D,36Eに、第1及び第2の支持部71,75が設けられる。当該第1及び第2の支持部71,75は、直下の第1又は第3の押圧部34,36A,36B,36C,36Dを支持する。このような第1及び第2の支持部71,75は、第1の押圧部34の移動距離が長い場合でも、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eの移動が妨げられることを抑制する。このため、例えば第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eの個数を多くし、一度にプレス成形される捲回電極21の個数を増やすことができる。
第1の支持部71の挿通軸72は、第2の取付部材55に固定され、支持端73は、第3の取付部材61を支持する。第2の支持部75の挿通軸76は、第3の取付部材61に固定され、支持端77は、当該第3の取付部材61の下方に位置する他の第3の取付部材61又は第1の取付部材51を支持する。これにより、第1又は第2の支持部71,75によって、第1乃至第4の押圧板53,57,64,65が変形することが抑制される。
エアシリンダ33は、第1の押圧部34の下方に位置する。これにより、電極プレス装置13の全長が大きくなることを抑制でき、さらにエアシリンダ33のメンテナンスが容易になる。また、エアシリンダ33から空気が抜かれると、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eが自重によって下方に移動し、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aが互いに離れる。このため、エアシリンダ33が非作動状態になったときに、例えば電極搬送装置12のアーム12aが、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aによって挟まれることが抑制される。
第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、第1乃至第4の加熱部52,56,62,63によって加熱される。これにより、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aの間に挟まれる捲回電極21を、容易にプレス成形することができる。
ガイド37は、移動する第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eの第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aを平行に保つ。これにより、捲回電極21に扁平にプレス成形することが容易になる。
以下に、第2の実施の形態について、図8を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図8は、第2の実施の形態に係る電極プレス装置13を示す側面図である。図8に示すように、第2の実施形態の電極プレス装置13において、第1乃至第3の押圧部34,35,36A,36B,36C,36D,36Eは、Y軸に沿う略水平方向(横方向)に並ぶ。
第2の実施形態において、第1の押圧部34の第1の押圧面53aと、第2の押圧部35の第2の押圧面57aと、第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eの第3及び第4の押圧面64a,65aは、それぞれY軸に直交する平面である。なお、第1乃至第4の押圧面53a,57a,64a,65aは、Y軸に対して傾斜しても良い。
エアシリンダ33は、第1の押圧部34を、第2の押圧部35に向かって、Y軸に沿う略水平方向に移動させる。第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eは、エアシリンダ33及び第1の押圧部34に押され、第2の押圧部35に向かって、Y軸に沿う略水平方向に移動する。
エアシリンダ33から空気が抜かれると、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、例えばバネによって、所定の位置(開き位置)に押し戻される。なお、第1及び第3の押圧部34,36A,36B,36C,36D,36Eは、他の装置によって当初の位置(開き位置)に戻されても良い。
第2の実施形態の電極プレス装置13によれば、第2の押圧部35が、第1の押圧部34に対して略水平方向に並ぶ。これにより、捲回電極21に、当該捲回電極21の上方に位置する第3の押圧部36A,36B,36C,36D,36Eの重さによる力が作用することが防がれる。これにより、複数の捲回電極21に作用する圧縮力を均一にし易くなる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、捲回電極プレス装置が、第1、第2、及び少なくとも一つの第3の押圧部を備える。これにより、捲回電極のプレス工程の生産性を向上できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、複数の捲回電極21は六段に積層されたが、本発明はこれに限らない。例えば、電極プレス装置13が一つの第3の押圧部を有し、捲回電極21が二段に積層されても良い。
上記実施形態にかかる電極製造装置で製造された捲回電極を含むリチウムイオン電池は、単独あるいは複数のリチウムイオン二次電池を有した組電池の形態で、例えば、携帯電話や、パーソナルコンピュータ、携帯音楽プレーヤー等の比較的小型の装置等の電源として使用される他、電動自転車や、ハイブリッド電気自動車、電気自動車等の比較的大型の装置等の電源としても使用される。また、組電池は、例えば、自動車や自転車(移動体)等の電源等、移動型の電源としても使用される他、例えば、POS(point of sales)システム用の電源等、定置型の電源としても使用される。また、種々の装置等には、複数の組電池を、直列あるいは並列に接続したセットとして搭載することができる。
リチウムイオン二次電池は、非水電解質二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う。正極材料としては、例えば、リチウムマンガン複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物等が用いられ、負極材料としては、例えば、チタン酸リチウム(LTO)等の酸化物系材料や、炭素質材料、シリコン系材料等が用いられる。また、電解質(一例としては電解液)としては、例えば、フッ素系錯塩(例えばLiBF4、LiPF6)等のリチウム塩が配合された、例えば、炭酸エチレンや炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジメチル等の有機溶媒等が単独であるいは複数混合されて用いられる。
[1]
重ねられるとともに捲回された正極及び負極を含む複数の捲回電極を同時にプレス成形可能な捲回電極プレス装置であって、
基部と、
第1の押圧面を有し、前記基部に対して移動可能な第1の押圧部と、
前記第1の押圧面に対向する第2の押圧面を有し、前記第1の押圧部の上方において前記基部に対して位置的に固定される第2の押圧部と、
前記第1の押圧面と前記第2の押圧面との間に介在し、前記第1の押圧面に向く第3の押圧面と、前記第2の押圧面に向く第4の押圧面と、を有し、前記第2の押圧部に向かって移動可能な、少なくとも一つの第3の押圧部と、
前記第1の押圧部を前記第2の押圧部に向かって移動させるとともに、移動する当該第1の押圧部の前記第1の押圧面に配置された前記捲回電極を介して前記第3の押圧部を移動させる駆動部と、
前記第2の押圧部に設けられ、当該第2の押圧部の下方に位置する前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、前記第2の押圧部から離れた位置で支持する第1の支持部と、
前記第3の押圧部に設けられ、当該第3の押圧部の下方に位置する前記第1の押圧部又は他の前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、当該第3の押圧部から離れた位置で支持する少なくとも一つの第2の支持部と、
を具備する捲回電極プレス装置。
[2]
前記第1の押圧部は、前記第1の押圧面を有する第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に取り付けられた第1の取付部材と、を有し、
前記第2の押圧部は、前記第2の押圧面を有する第2の押圧部材と、前記第2の押圧部材に取り付けられた第2の取付部材と、を有し、
前記少なくとも一つの第3の押圧部は、前記第3の押圧面を有する第3の押圧部材と、前記第3の押圧部材に取り付けられた第3の取付部材と、を有し、
前記第1の支持部は、前記第2の取付部材に固定されるとともに、前記第3の取付部材を支持し、
前記少なくとも一つの第2の支持部は、前記第3の取付部材に固定されるとともに、前記第1の取付部材又は当該第3の取付部材の下方に位置する他の前記第3の取付部材を支持する、[1]の捲回電極プレス装置。
[3]
前記駆動部は、前記第1の押圧部の下方に位置する[2]に記載の捲回電極プレス装置。
[4]
前記第1の押圧部は、前記第1の押圧面を加熱する第1の加熱部を有し、
前記第2の押圧部は、前記第2の押圧面を加熱する第2の加熱部を有し、
前記第3の押圧部は、前記第3の押圧面を加熱する第3の加熱部と、前記第4の押圧面を加熱する第4の加熱部と、を有する、[3]の捲回電極プレス装置。
[5]
移動する前記第1の押圧部の前記第1の押圧面を前記第2の押圧部の前記第2の押圧面に対して略平行に保つとともに、移動する前記第3の押圧部の前記第4の押圧面を前記第2の押圧部の前記第2の押圧面に対して略平行に保つガイド、をさらに具備する[4]に記載の捲回電極プレス装置。
[6]
重ねられるとともに捲回された正極及び負極を含む複数の捲回電極を同時にプレス成形可能な捲回電極プレス装置であって、
基部と、
第1の押圧面を有し、前記基部に対して移動可能な第1の押圧部と、
前記第1の押圧部に対して略水平方向に並び、前記第1の押圧面に対向する第2の押圧面を有し、前記基部に対して位置的に固定される第2の押圧部と、
前記第1の押圧部を前記第2の押圧部に向かって移動させる駆動部と、
前記第1の押圧面と前記第2の押圧面との間に介在し、前記第1の押圧面に向く第3の押圧面と、前記第2の押圧面に向く第4の押圧面と、を有し、前記第1の押圧部によって押されることで前記基部に対して移動可能な、少なくとも一つの第3の押圧部と、
を具備する捲回電極プレス装置。
[7]
重ねられるとともに捲回された正極及び負極を含む複数の捲回電極を同時にプレス成形可能な捲回電極プレス装置であって、
基部と、
第1の押圧面を有し、前記基部に対して移動可能な第1の押圧部と、
前記第1の押圧面に対向する第2の押圧面を有し、前記基部に対して位置的に固定される第2の押圧部と、
前記第1の押圧部を前記第2の押圧部に向かって移動させる駆動部と、
前記第1の押圧面と前記第2の押圧面との間に介在し、前記第1の押圧面に向く第3の押圧面と、前記第2の押圧面に向く第4の押圧面と、を有し、前記第1の押圧部によって押されることで前記基部に対して移動可能な、少なくとも一つの第3の押圧部と、
を具備する捲回電極プレス装置。
13…捲回電極プレス装置、21…捲回電極、31…架台、33…エアシリンダ、34…第1の押圧部、35…第2の押圧部、36A,36B,36C,36D,36E…第3の押圧部、37…ガイド、51…第1の取付部材、52…第1の加熱部、53a…第1の押圧面、55…第2の取付部材、56…第2の加熱部、57a…第2の押圧面、61…第3の取付部材、62…第3の加熱部、63…第4の加熱部、64a…第3の押圧面、65a…第4の押圧面、71…第1の支持部、75…第2の支持部。

Claims (4)

  1. 重ねられるとともに捲回された正極及び負極を含む複数の捲回電極を同時にプレス成形可能な捲回電極プレス装置であって、
    基部と、
    第1の押圧面を有し、前記基部に対して移動可能な第1の押圧部と、
    前記第1の押圧面に対向する第2の押圧面を有し、前記第1の押圧部の上方において前記基部に対して位置的に固定される第2の押圧部と、
    前記第1の押圧面と前記第2の押圧面との間に介在し、前記第1の押圧面に向く第3の押圧面と、前記第2の押圧面に向く第4の押圧面と、を有し、前記第2の押圧部に向かって移動可能な、少なくとも一つの第3の押圧部と、
    前記第1の押圧部を前記第2の押圧部に向かって移動させるとともに、移動する当該第1の押圧部の前記第1の押圧面に配置された前記捲回電極を介して前記第3の押圧部を移動させる駆動部と、
    前記第2の押圧部に設けられ、当該第2の押圧部の下方に位置する前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、前記第2の押圧部から離れた位置で支持する第1の支持部と、
    前記第3の押圧部に設けられ、当該第3の押圧部の下方に位置する前記第1の押圧部又は他の前記第3の押圧部を、上方に移動可能なように、当該第3の押圧部から離れた位置で支持する少なくとも一つの第2の支持部と、
    を具備し、
    前記第1の押圧部は、前記第1の押圧面を有する第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に取り付けられた第1の取付部材と、を有し、
    前記第2の押圧部は、前記第2の押圧面を有する第2の押圧部材と、前記第2の押圧部材に取り付けられた第2の取付部材と、を有し、
    前記少なくとも一つの第3の押圧部は、前記第3の押圧面を有する第3の押圧部材と、前記第3の押圧部材に取り付けられた第3の取付部材と、を有し、
    前記第1の支持部は、前記第2の取付部材に固定されるとともに、前記第3の取付部材を支持し、
    前記少なくとも一つの第2の支持部は、前記第3の取付部材に固定されるとともに、前記第1の取付部材又は当該第3の取付部材の下方に位置する他の前記第3の取付部材を支持する、
    捲回電極プレス装置。
  2. 前記駆動部は、前記第1の押圧部の下方に位置する請求項に記載の捲回電極プレス装置。
  3. 前記第1の押圧部は、前記第1の押圧面を加熱する第1の加熱部を有し、
    前記第2の押圧部は、前記第2の押圧面を加熱する第2の加熱部を有し、
    前記第3の押圧部は、前記第3の押圧面を加熱する第3の加熱部と、前記第4の押圧面を加熱する第4の加熱部と、を有する、請求項の捲回電極プレス装置。
  4. 移動する前記第1の押圧部の前記第1の押圧面を前記第2の押圧部の前記第2の押圧面に対して略平行に保つとともに、移動する前記第3の押圧部の前記第4の押圧面を前記第2の押圧部の前記第2の押圧面に対して略平行に保つガイド、をさらに具備する請求項に記載の捲回電極プレス装置。
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