JP6327682B1 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、記事やレポートには、見栄えやデザインの観点から、画像が含まれることが多い。しかしながら、ユーザが画像を投稿しようと思い立った場合、普段から撮りためているものの中から投稿する画像を選択することが困難な場合がある。例えば画像を撮影した時点から時間が経過してしまっている場合や、画像が大量に保存されている場合には、いずれの写真が記事やレポートの投稿に適しているのかを判断しにくい可能性がある。そのため、画像用途の判別を容易にすることが望まれている。
〔情報処理システム1の概要〕
本発明における第1の実施形態の情報処理システム1の概要について説明する。本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザにより投稿された情報を他のユーザに公開して、ユーザ間で情報を共有可能にするウェブサービスを提供する。以下では、一例として、レシピを共有可能にするウェブサービスの場合について説明する。
図1、図2は、本実施形態に係るウェブサービスのアプリケーションの表示画面を示す図である。情報処理システム1は、レシピ投稿機能とレポート投稿機能との2つの投稿(記録)機能を提供する。この2つの投稿機能により投稿された情報は、ウェブサイト上で公開され、他のユーザからも参照可能になる。
レポート投稿機能とは、レポートを投稿する機能である。ここで、レポートとは、レシピ投稿機能で投稿されたレシピに対する感想等を示すものである。この機能では、調理方法に記載された内容や料理そのものに対するコメント、調理結果の料理画像等を投稿することができる。以下では、レポート投稿機能で投稿される画像をレポート用画像と称する。つまり、画像には、レシピ投稿用とレポート投稿用との少なくとも2つの用途がある。
情報処理システム1は、例えば、機械学習を用いて推定を行う。例えば、情報処理システム1は、不特定多数のユーザによるレシピの閲覧履歴と、当該不特定多数のユーザのそれぞれがウェブサイト上のレシピに基づいて調理行動を行ったか否かを質問したアンケート結果等の情報を取得する。そして、情報処理システム1は、閲覧履歴とアンケート結果とを教示データとして機械学習を実行し、学習結果として、閲覧履歴と調理行動との関係を示す情報(確率モデル)を生成する。
以上が、情報処理システム1の概要についての説明である。
次に、情報処理システム1の構成について説明する。
図3は、情報処理システム1の構成を示すブロック図である。
情報処理システム1は、1以上の端末装置10−1、10−2、…、10−N(Nは、自然数)と、レシピ管理装置30と、ユーザ管理装置50と、を備える。以下では、端末装置10−1、10−2、…、10−Nを、端末装置10と総称する。端末装置10と、レシピ管理装置30と、ユーザ管理装置50とは、無線又は有線のネットワークNWに接続し、互いに通信を行うことができる。
ユーザ管理装置50は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、ユーザ管理装置50は、サーバ装置である。ユーザ管理装置50は、ユーザデータを管理する。
以上が、情報処理システム1の構成についての説明である。
次に、情報処理システム1が処理する各種データの構成について説明する。
まず、献立データについて説明する。献立データとは、献立の内容に関する情報を記述したデータである。
図4は、献立データのデータ構成を示す図である。
献立データとは、献立ID(IDentifier)に対して、1以上の構成料理情報を対応付けたデータである。
構成料理情報とは、献立を構成する料理を示す情報である。
構成料理情報には、構成料理レシピ情報と構成料理カテゴリ情報とが記述される。
構成料理レシピ情報とは、献立を構成する料理のレシピを特定するための情報である。構成料理レシピ情報には、例えばレシピIDが記述される。
レシピIDとは、料理のレシピを一意に識別するための情報である。
構成料理カテゴリ情報とは、献立における料理の位置付け(種別)を示す情報である。構成料理カテゴリ情報には、例えば主菜、副菜、汁物、デザート等の種別が記述されてよい。
以上が、献立データの構成についての説明である。
図5は、献立属性データのデータ構成を示す図である。
献立属性データとは、献立IDに対して、献立名情報と、献立投稿者情報と、献立登録日時情報と、献立画像情報と、投稿者コメント情報と、段取りコメント情報と、献立調理時間情報と、献立カテゴリ情報と、会員許諾情報と、献立レポート数情報と、を対応付けたデータである。
献立投稿者情報とは、献立の投稿者(作成者)を示す情報である。献立投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
献立登録日時情報とは、献立が投稿、登録された日時を示す情報である。
献立画像情報とは、献立の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者が献立に対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
段取りコメント情報とは、献立に沿って調理する場合の注意事項等を示すコメントを示す情報である。
献立カテゴリ情報とは、献立の種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、殿堂入りや受賞歴等の表彰、目的、用途)を示す情報である。
会員許諾情報とは、会員設定に応じた情報開示の許諾を示す情報である。
献立レポート数情報とは、献立に対して閲覧者から投稿されたレポートの数を表す情報である。
図6は、レシピデータのデータ構成を示す図である。
レシピデータとは、レシピIDに対して、1以上のレシピ食材情報と、1以上の調理工程情報と、を対応付けたデータである。
利用食材情報とは、レシピに用いる食材を特定するための情報である。利用食材情報には、例えば食材IDが記述される。
食材IDとは、食材を一意に識別する情報である。
分量情報とは、レシピに用いる食材の分量を示す情報である。食材カテゴリ情報とは、レシピにおける食材のグループを示す情報である。例えば食材カテゴリ情報には、ある調理工程で用いられる食材のグループと、別の調理工程で用いられる食材のグループとを区別可能にするために、各グループの識別情報が記述されてよい。
調理画像情報とは、調理工程の様子を写した撮像画像を示す情報である。
工程コメント情報とは、調理工程の説明文を示す情報である。
工程時間情報とは、調理工程に要する時間を示す情報である。
調理法情報とは、調理工程における調理方法の種別を示す情報である。調理方法には、例えば切る、煮る、焼く、蒸らす、沸かす、揚げる、混ぜる等の種別がある。
以上が、レシピデータの構成についての説明である。
図7は、レシピ属性データのデータ構成を示す図である。
レシピ属性データとは、レシピIDに対して、料理IDと、レシピ名情報と、対象人数情報と、レシピ投稿者情報と、レシピ登録日時情報と、料理画像情報と、投稿者コメント情報と、調理時間情報と、レシピカテゴリ情報と、会員許諾情報と、レシピレポート数情報と、を対応付けたデータである。
レシピ名情報とは、レシピの名称を示す情報である。レシピの名称には、レシピに基づいて作成可能な料理の名称やレシピに用いられる食材の名称が含まれる。
対象人数情報とは、レシピが示す料理の分量を示す情報である。対象人数情報には、例えば、1人前、2−3人前等の情報が記述される。
レシピ投稿者情報とは、レシピの投稿者(作成者)を示す情報である。レシピ投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
レシピ登録日時情報とは、レシピが投稿、登録された日時を示す情報である。
料理画像情報とは、料理の撮像画像を示す情報である。
投稿者コメント情報とは、投稿者がレシピに対して付したコメント(例えば概要、背景)を示す情報である。
レシピカテゴリ情報とは、レシピの種別(例えば、コンセプト、カロリー、費用、殿堂入りや受賞歴等の表彰、目的、用途)を示す情報である。
レシピレポート数情報とは、レシピに対して閲覧者から投稿されたレポートの数を表す情報である。
以上が、レシピ属性データについての説明である。
図8は、食材データのデータ構成を示す図である。
食材データとは、食材IDに対して、食材名情報と、栄養素情報と、カロリー情報と、所属食材情報と、同種食材情報と、を対応付けたデータである。
栄養素情報とは、食材に含まれる栄養素とその量とを示す情報である。
カロリー情報とは、食材の単位量当たりのカロリーを示す情報である。
以上が、食材データについての説明である。
図9は、料理データのデータ構成を示す図である。
料理データとは、料理IDに対して、料理名情報と、所属料理情報と、同種料理情報と、を対応付けたデータである。
所属料理情報とは、所属料理を示す情報である。「所属料理」とは、ある料理に概念的に包含される別の料理を示す情報である。例えば、「煮物」には、「煮しめ」や「筑前煮」が包含される。つまり、所属料理とは、ある料理の下位概念に属する料理である。所属料理情報には、所属料理の料理IDが記述されてよい。
以上が、料理データについての説明である。
図10は、レポートデータのデータ構成を示す図である。
レポートデータとは、レポートIDに対して、レポート対象情報と、レポート投稿者情報と、レポート画像情報と、レポートコメント情報と、対応コメント情報と、を対応付けたデータである。
レポート対象情報とは、レポートの対象を示す情報である。レポート情報には、例えば献立IDやレシピIDが記述される。
レポート投稿者情報とは、レポートの投稿者(作成者)を示す情報である。レポート投稿者情報には、例えばユーザIDが記述される。
レポート画像情報とは、レポートの投稿者による調理結果(献立、料理)や調理の様子を写した画像を示す情報である。
レポートコメント情報とは、レポートの説明文を示す情報である。
対応コメント情報とは、レポートに対する献立やレシピの投稿者(作成者)からの反応コメントを示す情報である。
以上が、レポートデータについての説明である。
図11は、行動履歴データのデータ構成を示す図である。
行動履歴データとは、行動履歴IDに対して、行動ユーザ情報と、プラットフォーム情報と、検索文字列情報と、選択結果情報と、選択日時情報と、終了日時情報と、を対応付けたデータである。
行動ユーザ情報とは、検索、閲覧を行ったユーザを示す情報である。行動ユーザ情報には、例えばユーザIDが記述される。
検索文字列情報とは、検索キーワードを示す情報である。検索キーワード情報は、ユーザが入力した文字列そのものであってもよいし、ユーザが入力した文字列から端末装置10が一義的に検索キーワードとして特定した食材や料理であってもよい。
選択日時情報とは、選択が行われた日時を示す情報である。つまり、選択日時情報とは、閲覧が開始された日時を示す情報である。
終了日時情報とは、献立やレシピの閲覧の終了日時を示す情報である。終了日時は、例えば他のページに遷移する操作が行われた日時やブラウザが閉じる操作が行われた日時等とされてよい。
以上が、行動履歴データについての説明である。
図12は、画像データのデータ構成を示す図である。
画像データとは、画像IDに対して、撮像ユーザ情報と、撮像時刻情報と、推定用途情報とを対応付けたデータである。
撮像ユーザ情報とは、撮像を行ったユーザを示す情報である。撮像ユーザ情報には、例えばユーザIDが記述される。撮像を行ったユーザには、実際に撮像していなくとも、その画像を所持しているユーザを含む。
撮像時刻情報とは、画像を撮像した時刻を示す情報である。画像ID、撮像ユーザ情報、撮像時刻情報は、例えば画像の撮像時に生成されてよい。
推定用途情報とは、画像に対してレシピ管理装置30が推定した用途を示す情報である。レシピ管理装置30が推定する画像の用途とは、レシピ投稿用、またはレポート投稿用である。
以上が、画像データについての説明である。
図13は、ユーザデータのデータ構成を示す図である。
ユーザデータとは、ユーザIDに対して、氏名情報と、パスワード情報と、ニックネーム情報と、生年月日情報と、性別情報と、連絡先情報と、リンク情報と、お気に入り献立情報と、お気に入りレシピ情報と、会員設定情報と、を対応付けたデータである。
パスワード情報とは、ユーザのアカウントに対して設定されたパスワードを示す情報である。なお、パスワードは、認証用情報の一例である。認証用情報としては、パスワードの他に、指紋、声紋等の任意の情報が用いられてよい。
ニックネーム情報とは、ユーザのニックネーム(他者に公開する場合の名前)を示す情報である。
生年月日情報とは、ユーザの生年月日を示す情報である。
性別情報とは、ユーザの性別を示す情報である。
連絡先情報とは、メールアドレス、電話番号、住所等のユーザの連絡先を示す情報である。例えば住所を参照することで、ユーザの居所の地域性に応じた処理を行うことができる。
リンク情報とは、ユーザのSNS(Social Networking Service)等のアカウントへのリンクを示す情報である。
お気に入りレシピ情報とは、ユーザがお気に入り登録したレシピを示す情報である。
会員設定情報とは、ユーザの会員設定を示す情報である。会員設定には、例えば「通常会員」、「特別会員」等の複数の種別がある。通常会員は、情報検索サービスの一部が利用できない。これに対して特別会員は、情報検索サービスの全てを利用可能である。特別会員になる条件としては、例えば所定金額の支払い、所定期間の情報検索サービスの利用、所定回数の情報検索サービスの利用等の任意の条件を採用してよい。
以上が、ユーザデータについての説明である。
次に、情報処理システム1が備える各装置のコンピュータシステム100の構成について説明する。
図14は、コンピュータシステム100の構成を示すブロック図である。
コンピュータシステム100は、通信部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、CPU(Central Processing Unit)105と、を備える。これらの構成要素は、バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
入力部102は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部102は、タッチパネルとして、ディスプレイと一体に構成されてもよい。
出力部103は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールである。
CPU105は、記憶部104に記憶された各種プログラムを実行し、コンピュータシステム100が備える各構成を制御する。
以上が、コンピュータシステム100の構成についての説明である。
次に、端末装置10の構成について説明する。
図15は、端末装置10の構成を示すブロック図である。
端末装置10は、端末側通信部11と、操作入力部12と、音声入力部13と、撮像部14と、音声再生部15と、表示部16と、端末側記憶部17と、端末側制御部18と、を備える。
音声入力部13は、マイクを介した音声入力を受け付ける。音声入力部13は、例えば音声認識を行い、文字列の入力、データの編集操作、表示の切り替え操作等の各種操作を受け付ける。
撮像部14は、カメラを介して撮像画像を取得する。撮像画像は、例えば食材、調理過程、料理、献立等を写した画像であってよい。また、撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
表示部16は、ディスプレイを介した表示出力を行う。表示部16は、例えば操作入力部12、音声入力部13、及び撮像部14が受け付けた入力内容、検索結果等の各種情報を表示する。
端末側記憶部17は、端末装置10の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。端末側記憶部17は、画像データ記憶部171を備える。
画像データ記憶部171は、画像データを記憶する。
また、既存の献立データや献立属性データを削除する場合、献立投稿部182は、ユーザから指定された献立に係る献立データや献立属性データの削除を、レシピ管理装置30に要求する。
また、推定補助部186は、撮像された画像の用途を推定する処理を開始するタイミングは、ユーザが料理の記録を開始する操作入力を行った場合だけではなく、その他の任意のタイミング、例えば画像が撮像された場合に、当該処理を開始するようにしてもよい。この場合、推定補助部186は、撮像された画像が料理に関する画像であると判定される場合に、その画像の推定用画像情報をレシピ管理装置30に通知し、用途の推定を要求する。
例えば、出力処理部187は、ユーザに選択された画像がレシピ投稿に用いられると推定された場合、その画像を含むレシピを投稿する投稿画面を表示する。また、例えば、出力処理部187は、画像がレポート投稿に用いられると推定され場合、その画像を含むレポートを投稿する投稿画面を表示する。具体的には、出力処理部187は、画像がレシピ投稿に用いられると推定された場合、図2の表示画面G2−4に示すような、レシピ投稿用と推定された画像P2と、レシピ投稿を行うための選択ボタンS2−41とが含まれる画面を表示する。また、出力処理部187は、画像がレポート投稿に用いられると推定された場合、図2の表示画面G2−1に示すような、レポート投稿用と推定された画像P1と、レポート投稿を行うための選択ボタンS2−11が含まれる画面を表示する。このとき、出力処理部187は、対象レシピのレシピデータに基づいて、対象レシピの調理方法、料理、食材、これらの分類等を表示してもよい。これにより、ユーザは、自身で情報を入力する手間が省けるため、レポートの投稿が容易になる。
以上が、端末装置10の構成についての説明である。
次に、レシピ管理装置30の構成について説明する。
図16は、レシピ管理装置30の構成を示すブロック図である。
レシピ管理装置30は、レシピ管理側通信部31と、レシピ管理側記憶部32と、レシピ管理側制御部33と、を備える。
レシピ管理側記憶部32は、レシピ管理装置30の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。レシピ管理側記憶部32は、献立データ記憶部321と、献立属性データ記憶部322と、レシピデータ記憶部323と、レシピ属性データ記憶部324と、食材データ記憶部325と、料理データ記憶部326と、レポートデータ記憶部327と、行動履歴データ記憶部328と、行動推定データ記憶部329と、を備える。
献立属性データ記憶部322は、献立属性データを記憶する。
レシピデータ記憶部323は、レシピデータを記憶する。
レシピ属性データ記憶部324は、レシピ属性データを記憶する。
食材データ記憶部325は、食材データを記憶する。
料理データ記憶部326は、料理データを記憶する。
レポートデータ記憶部327は、レポートデータを記憶する。
行動履歴データ記憶部328は、行動履歴データを記憶する。
行動推定データ記憶部329は、行動推定データを記憶する。
そのため、レシピ投稿数を行動推定用パラメータに含めることで、より精度のよい推定を行うことができる。
以上が、レシピ管理装置30の構成についての説明である。
次に、ユーザ管理装置50の構成について説明する。
図17は、ユーザ管理装置50の構成を示すブロック図である。
ユーザ管理装置50は、ユーザ管理側通信部51と、ユーザ管理側記憶部52と、ユーザ管理側制御部53と、を備える。
ユーザ管理側記憶部52は、ユーザ管理装置50の機能を実現するために必要な各種データ、プログラム等を記憶する。ユーザ管理側記憶部52は、ユーザデータ記憶部521を備える。
ユーザデータ記憶部521は、ユーザデータを記憶する。
以上が、ユーザ管理装置50の構成についての説明である。
次に、情報処理システム1の動作について説明する。
まず、画像用途推定処理における情報処理システム1の動作を説明する。
図18は、情報処理システム1による画像用途推定処理の流れを示すシーケンスチャートである。
(ステップS11)端末装置10は、抽出した画像について、画像ID、撮像ユーザ情報、撮像時刻情報を含む推定用画像情報を取得する。その後、情報処理システム1は、ステップS12に処理を進める。
(ステップS12)端末装置10は、推定用画像情報を取得する。その後、情報処理システム1は、ステップS13に処理を進める。
(ステップS13)レシピ管理装置30は、端末装置10から受信した推定用画像情報に基づいて、解析対象とする行動履歴データを抽出する。その後、情報処理システム1は、ステップS14に処理を進める。
(ステップS14)レシピ管理装置30は、解析対象の行動履歴データを参照して、行動推定用パラメータを演算する。そして、演算した推定用パラメータと確率モデルとに基づいてユーザの行動を推定する。つまり、画像の用途を推定する。その後、情報処理システム1は、ステップS15に処理を進める。
(ステップS15)レシピ管理装置30は、推定結果情報を端末装置10に送信する。その後、情報処理システム1は、ステップS16に処理を進める。
(ステップS16)レシピ管理装置30は、推定結果情報が示す推定結果を、画像データの推定用途情報に記述する。例えば、その後、情報処理システム1は、本フローチャートに記載された処理を終了する。
以上が、画像用途推定処理における情報処理システム1の動作の説明である。
図19に示す例では、学習結果として、時間差分情報と、レシピ投稿用途推定確率情報と、レポート投稿用途推定確率情報とが互いに対応付けられている。
時間差分情報とは、レシピの閲覧開始時刻と、料理画像を撮像した撮像時刻との差分を示す情報である。
レシピ投稿用途推定確率情報とは、料理画像の用途がレシピ投稿用である確率を示す情報である。換言すると、レシピ投稿用途推定確率情報とは、レシピに基づかず新規に調理された確率を示す情報である。
レポート投稿用途推定確率情報とは、料理画像の用途がレポート投稿用である確率を示す情報である。換言すると、レポート投稿用途推定確率情報とは、レシピに基づいて調理された確率を示す情報である。
このような学習結果を参照することで、端末装置10やレシピ管理装置30は、対象ユーザがレシピの閲覧を開始した時刻と、料理画像が撮像された時刻との差分の時間に基づいて、対象ユーザの行動を推定することができる。よって、その料理画像の用途を特定することができる。
(ステップS20)レシピ管理装置30は、推定用画像情報から、画像の撮像時刻TAを特定する。その後、情報処理システム1は、ステップS21に処理を進める。
(ステップS21)レシピ管理装置30は、解析対象の行動履歴データに基づいて、レシピの閲覧開始時刻TBを抽出する。その後、情報処理システム1は、ステップS22に処理を進める。
(ステップS22)レシピ管理装置30は、撮像時刻TAと閲覧開始時刻TBとの差分(TA−TB)を算出する。次に、レシピ管理装置30は、学習結果である確率モデルに差分(TA−TB)を入力する。レシピ管理装置30は、行動ごとの推定確率を取得する。例えば、図19に示す時間差分情報として、差分(TA−TB)を入力とすることで、レシピ投稿用途推定確率情報とレポート投稿用途推定確率情報とが取得できる。そして、情報処理システム1は、推定確率が最も高い行動を特定する。例えば、レポート投稿用として推定される確率が最も高い場合(ステップS23;YES)には、ステップS23に処理を進める。また、例えば、レシピ投稿用として推定される確率が最も高い場合(ステップS23;NO)には、ステップS24に処理を進める。
(ステップS23)レシピ管理装置30は、画像の用途をレポート投稿用と推定する。その後、情報処理システム1は、本フローチャートに記載された処理を終了する。
(ステップS24)レシピ管理装置30は、画像の用途をレシピ投稿用と推定する。その後、情報処理システム1は、本フローチャートに記載された処理を終了する。
以上が、情報処理システム1の動作についての説明である。
次に、端末装置10が表示する画面について説明する。ここでは、検索結果表示画面、レシピ表示画面の例について説明する。各種画面の表示は、会員設定に応じて異なっていてよい。
図21は、検索結果表示画面v2を示す図である。
検索結果表示画面v2には、結果リスト表示欄T1と、絞込み条件設定欄Q4と、関連検索欄Q5と、NOT検索欄Q6と、ソートボタンB5と、が設けられている。結果リスト表示欄T1とは、検索結果である献立やレシピをリスト表示する欄である。行動履歴は、リスト表示された献立やレシピを選択する度に記録される。絞込み条件設定欄Q4とは、検索結果を絞込むための条件を設定するための欄である。絞込み条件としては、例えばレポート数、調理時間、種別、栄養量、会員許諾等を指定することができる。関連検索欄Q5とは、検索キーワードに関連するキーワードを、新たな検索キーワードの候補として提示する欄である。NOT検索欄Q6とは、検索結果として除外するキーワードを入力するための欄である。ソートボタンB5とは、検索結果を並び替えるためのボタンである。例えば投稿日時、人気度(レポート数、閲覧数等)に応じてソートを行うことができる。
以上が、検索結果表示画面の説明である。
図22は、レシピ表示画面v4を示す図である。
レシピ表示画面v4には、レシピ名表示欄R1と、レシピ画像表示欄R2と、投稿ユーザ名表示欄R3と、お気に入り登録ボタンR4と、食材表示欄R5と、栄養表示欄R6と、調理工程表示欄R7と、投稿者コメント表示欄R8と、レポート表示欄R9と、機能呼び出しボタン群B6と、が設けられている。レシピ名表示欄R1とは、レシピの名称を表示する欄である。レシピ画像表示欄R2とは、レシピにより調理された料理を撮像した画像を表示する欄である。投稿ユーザ名表示欄R3とは、レシピ投稿者のニックネームを表示する欄である。食材表示欄R5とは、調理に用いる食材を表示する欄である。栄養表示欄R6とは、料理のカロリーや塩分等の栄養を表示する欄である。調理工程表示欄R7とは、調理工程を表示する欄である。調理工程表示欄R7には、調理工程の説明文や調理工程の様子を撮像した画像等が表示されてよい。投稿者コメント表示欄R8とは、レシピ投稿者のコメントを表示する欄である。レポート表示欄R9とは、レシピに対して投稿されたレポートを表示する欄である。機能呼び出しボタン群B6とは、各種機能を呼び出すためのボタン群である。例えばレシピを印刷したり、メールで送信したり、他の端末装置に転送したりする機能を呼び出すことができる。
以上が、画面例についての説明である。
以上説明してきたように、本実施形態に係る情報処理システム1は、撮像された画像に関する画像情報(例えば、撮像時刻情報)を取得する推定補助部186(画像取得部の一例)と、画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、画像の用途を推定する推定部338(推定部の一例)と、を備える。これにより、情報処理システム1は、画像の用途を推定することができる。
教示データとしての実績情報とウェブ行動履歴情報に基づいて、ウェブ行動履歴情報と掲載情報に基づく行動を行うかを示す行動情報との関係を学習し、行動推定データ(学習結果の一例)を示す行動推定情報を行動推定データ記憶部329(記憶部の一例)へ出力する学習部337(学習部の一例)と、対象ユーザのウェブ行動履歴情報を取得する履歴情報管理部336(情報取得部の一例)と、対象ユーザのウェブ行動履歴情報と行動推定情報とに基づいて、対象ユーザがウェブサイトに掲載されたレシピ(掲載情報の一例)に基づく行動を行うかを推定する推定部338(推定部の一例)と、を備える。これにより、情報処理システム1は、掲載情報を閲覧したユーザが掲載情報に基づく行動を行うか推定することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。また、例えば上述の実施形態において説明した各構成は、特定の機能を発揮するのに不要である場合には、省略することができる。また、例えば上述の実施形態において説明した各構成は、別体の装置に備えることができる。例えば、レシピ管理装置30の構成を、端末装置10に備えてもよいし、端末装置10の一部又は全部の構成を、レシピ管理装置30に備えてもよい。
なお、上述した実施形態では、行動履歴に基づいて演算可能な情報を行動推定用パラメータとして用いる場合について説明したが、これには限られない。行動推定用パラメータには、任意の情報が用いられてよく、例えばユーザの属性情報や画像に撮像された対象物の種類に基づいて演算可能な情報が用いられてもよい。例えば、ユーザの会員設定、性別、年齢、調理器具が写っているか否か等が行動推定用パラメータとして用いられてもよい。また、例えば、画像の連続性が行動推定用パラメータとして用いられてもよい。例えば、レシピ投稿するつもりで画像を撮像する場合には、調理手順の各工程で画像が撮像される場合がある。そのため、例えば画像の撮像時刻の間隔を行動推定用パラメータとして用いることで、レシピ投稿用であるか否かを精度よく推定することができる。
Claims (12)
- 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定部と、
を備え、
前記推定部は、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす方法の一部又は全部を使用した結果を表す第2情報が投稿される情報処理システム。 - 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定部と、
を備え、
前記推定部は、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記画像取得部は、料理を表す料理画像に関する画像情報を取得し、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな調理方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす調理方法の一部又は全部を使用して調理された結果を表す第2情報が投稿される情報処理システム。 - 前記画像が第1投稿種別の投稿に用いられると推定された場合、前記画像が選択された画面であって前記第1情報を投稿する投稿画面を生成し、
前記画像が第2投稿種別の投稿に用いられると推定された場合、前記画像が選択された画面であって前記第2情報を投稿する投稿画面を生成する画面生成部
を備える請求項1又は2に記載の情報処理システム。 - 前記推定部は、前記画像が第2投稿種別の投稿に用いられると推定した場合、前記画像情報と前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動情報に基づいて第1情報を選択し、
前記推定部が選択した第1情報に基づいて、前記第2情報を投稿する投稿画面を生成する画面生成部
を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴とに基づいて、前記画像が少なくとも、新たな調理方法により調理された料理を表す画像であるか、前記ネットワーク上のウェブサイトに投稿された調理方法の一部又は全部を使用して調理された料理を表す画像であるか、を推定する推定部と、
を備える情報処理システム。 - 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定部と、
を備え、
前記推定部は、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす方法の一部又は全部を使用した結果を表す第2情報が投稿される情報処理装置。 - 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定部と、
を備え、
前記推定部は、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記画像取得部は、料理を表す料理画像に関する画像情報を取得し、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな調理方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす調理方法の一部又は全部を使用して調理された結果を表す第2情報が投稿される情報処理装置。 - 撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得部と、
前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴とに基づいて、前記画像が少なくとも、新たな調理方法により調理された料理を表す画像であるか、前記ネットワーク上のウェブサイトに投稿された調理方法の一部又は全部を使用して調理された料理を表す画像であるか、を推定する推定部と、
を備える情報処理装置。 - コンピュータを請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
- 情報処理装置における情報処理方法において、
前記情報処理装置が、撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得過程と、
前記情報処理装置が、前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定過程と、
を有し、
前記推定過程において、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす方法の一部又は全部を使用した結果を表す第2情報が投稿される情報処理方法。 - 情報処理装置における情報処理方法において、
前記情報処理装置が、撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得過程と、
前記情報処理装置が、前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴を示す行動履歴情報とに基づいて、前記画像の用途を推定する推定過程と、
を有し、
前記推定過程において、前記画像が少なくとも、第1投稿種別の投稿に用いられるか、又は、第2投稿種別の投稿に用いられるか、を推定する投稿種別推定を行い、
前記画像取得過程において、料理を表す料理画像に関する画像情報を取得し、
前記第1投稿種別の投稿では、新たな調理方法を表す第1情報が投稿され、
前記第2投稿種別の投稿では、前記第1情報が表わす調理方法の一部又は全部を使用して調理された結果を表す第2情報が投稿される情報処理方法。 - 情報処理装置における情報処理方法において、
前記情報処理装置が、撮像された画像に関する画像情報を取得する画像取得過程と、
前記情報処理装置が、前記画像情報とユーザのネットワーク上の行動履歴とに基づいて、前記画像が少なくとも、新たな調理方法により調理された料理を表す画像であるか、前記ネットワーク上のウェブサイトに投稿された調理方法の一部又は全部を使用して調理された料理を表す画像であるか、を推定する推定過程と、
を有する情報処理方法。
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