JP2017219881A - スタンプラリー支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般のユーザは主催者が決めた訪問先を訪問するという限られた形態でしかスタンプラリーに関与することができない。【解決手段】スタンプラリーの支援をする支援装置は、ユーザの端末において表示される、スタンプラリーの登録に用いられる項目を入力する登録用の画面を介して入力された項目に基づいて、スタンプラリーの策定データを登録する。また、特定のスタンプラリーに参加中のユーザの端末から送信される情報ラリーポイントの項目にスタンプを付加した画面をユーザの端末で表示するためのデータをユーザの端末に提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザ端末を用いたスタンプラリーを支援するスタンプラリー支援装置に関するものである。
従来、携帯型のユーザ端末を用いたスタンプラリーシステムが提案されている。特許文献1には、参加者が各訪問指定場所を訪問したか否かを、参加者の携帯端末とサーバとの間のデータのやり取りを通じて確認する技術が開示されている。特許文献1に開示されている具体的な手法は次の通りである。すなわち、主催者が予め訪問指定場所に2次元コードが含まれるポスターを貼っておく。そして、参加者は自身の携帯端末を用いて、訪問指定場所のポスターの2次元コードを撮影する。すると、携帯端末はその2次元コードから得られる識別情報をサーバに送信する。サーバは、送信された識別情報に基づいてその携帯端末の参加者がその識別情報で特定される訪問指定場所を訪問したと判定する。そして、サーバは、その携帯端末に次の訪問指定場所の案内を送信する。このような処理を繰り返すことで、スタンプラリーの実施が行われる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、一般のユーザは主催者が決めた訪問先を訪問するという限られた形態でしかスタンプラリーに関与することができない。ユーザの中には、自身のお勧めの飲食店、観光名所などの独自のスタンプラリーを作成して、積極的に公開をしたいという要望を持つユーザがいる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、このようなユーザの希望に応えることはできない。
本発明の一実施形態に係る支援装置は、スタンプラリーの支援をする支援装置であって、ユーザの端末において表示される、スタンプラリーの登録に用いられる項目を入力する登録用の画面を介して入力された項目に基づいて、スタンプラリーの策定データを登録する登録手段と、前記登録手段によって登録されている策定データの中から特定のスタンプラリーに参加を希望するユーザの端末に対して、前記特定のスタンプラリーの策定データを送信し、当該策定データを送信した端末のユーザが当該特定のスタンプラリーに参加中であることを含む進捗データを登録して管理する管理手段と、前記特定のスタンプラリーに参加中のユーザの端末から送信される情報に基づいて、前記管理手段で管理されている進捗データを更新して、当該ユーザが参加中のスタンプラリーの対応するラリーポイントの項目にスタンプを付加した画面を前記ユーザの端末で表示するためのデータを当該ユーザの端末に提供する提供手段とを有する。
本発明によれば、ユーザが独自のスタンプラリーを自由に起案することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施形態において説明する構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<<実施形態1>>
<システム構成>
図1は、実施形態1に係る、ユーザ端末100とスタンプラリー支援装置150とを含むシステムの一例を示す図である。図1に示すように、ユーザ端末100とスタンプラリー支援装置150とはネットワーク120を介して相互に接続可能な構成となっている。本実施形態においてネットワーク120はインターネット回線を想定して説明することとするが、これに限られるものではなく、LANを用いる形態でもよい。また、ネットワーク120との接続方法は有線であっても無線であってもよい。また、図1においては説明を簡略するためにユーザ端末100を一台のみ図示しているが、複数のユーザ端末がシステム内に含まれるものである。
<システム構成>
図1は、実施形態1に係る、ユーザ端末100とスタンプラリー支援装置150とを含むシステムの一例を示す図である。図1に示すように、ユーザ端末100とスタンプラリー支援装置150とはネットワーク120を介して相互に接続可能な構成となっている。本実施形態においてネットワーク120はインターネット回線を想定して説明することとするが、これに限られるものではなく、LANを用いる形態でもよい。また、ネットワーク120との接続方法は有線であっても無線であってもよい。また、図1においては説明を簡略するためにユーザ端末100を一台のみ図示しているが、複数のユーザ端末がシステム内に含まれるものである。
<ユーザ端末の構成>
図1に示すように、ユーザ端末100は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリ104、撮像部105、無線通信部106、位置検出部107、タッチパネルディスプレイ108を有する。
図1に示すように、ユーザ端末100は、CPU101、ROM102、RAM103、フラッシュメモリ104、撮像部105、無線通信部106、位置検出部107、タッチパネルディスプレイ108を有する。
CPU101は、ROM102やフラッシュメモリ104に格納された各種の制御プログラムに従ってユーザ端末100の制御を行う。ROM102は制御用のプログラムが格納される。RAM103は、各種のデータやプログラムを一時的に格納するために用いられる。フラッシュメモリ104は、撮像部105によって得られた画像データや各種のアプリケーション(アプリと略する)のプログラムが格納されている。
撮像部105は被写体を撮像して画像データを得る。無線通信部106は、ネットワーク120を介して通信を行う。たとえば、無線通信部106は、スタンプラリー支援装置150とネットワーク120を介してデータの送受信を行う。
位置検出部107は、ユーザ端末の位置情報を検出して取得する。例えば、位置検出部107はGPS信号を受信して位置情報を検出する。あるいは、位置検出部107は、局所的な範囲で出力されるビーコン信号を受信して位置情報を検出してもよい。また、位置検出部107は、撮像部が所定の2次元コードを撮像することで得られる情報を位置情報として検出してもよい。また、位置検出部107は、これらのいずれかを組み合わせる形態でもよい。
タッチパネルディスプレイ108は、表示部である液晶パネルディスプレイと入力部であるタッチパネルとが一体化されたものである。なお、タッチパネルディスプレイ108以外の操作入力インターフェイス(I/F)を含む構成であってもよい。
<スタンプラリー支援装置の構成>
図1に示すように、スタンプラリー支援装置150は、CPU151、ROM152、RAM153、通信I/F154、ハードディスク155を有する。
図1に示すように、スタンプラリー支援装置150は、CPU151、ROM152、RAM153、通信I/F154、ハードディスク155を有する。
CPU151は、ROM152やハードディスク155に格納された各種の制御プログラムに従ってスタンプラリー支援装置150の制御を行う。ROM152は制御用のプログラムが格納される。RAM153は、各種のデータやプログラムを一時的に格納するために用いられる。通信I/F154は、ネットワークを通じたユーザ端末との間の通信に用いられる。
ハードディスク155は、各種のデータやプログラムを格納する。また、ハードディスク155は、スタンプラリーの策定データを格納したり、ユーザが参加しているスタンプラリーの進捗データを格納したりする。これらのデータの詳細については後述する。なお、本実施形態においてはスタンプラリー支援装置150がスタンプラリーの策定データや進捗データをハードディスク155に格納する例を挙げて説明することとするが、この例に限られるものではない。たとえば、スタンプラリーの策定データや進捗データは別個のサーバに格納され、スタンプラリー支援装置は、別個のサーバに格納されるこれらのデータを管理する形態でもよい。
<スタンプラリー支援装置の機能ブロック図>
図2は、本実施形態に係るスタンプラリー支援装置150の機能ブロックの一例を示す図である。図2に示すようにスタンプラリー支援装置150は制御部200を有する。制御部200は、送信部201、受信部202、策定データ登録部203、進捗データ管理部204、表示用データ提供部205を有する。図2に示す各部は、たとえばハードディスク155に格納されているスタンプラリー支援プログラムをRAM153に読み出し、CPU151が実行することにより、CPU151が図2に示す各部として機能することにより実現される。なお、本実施形態においては、ソフトウェアによる処理によってスタンプラリー支援装置の構成を説明することとするが、同様の処理を専用に行うハードウェアによって、あるいは、このようなハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、処理を実現するように構成されていてもよい。
図2は、本実施形態に係るスタンプラリー支援装置150の機能ブロックの一例を示す図である。図2に示すようにスタンプラリー支援装置150は制御部200を有する。制御部200は、送信部201、受信部202、策定データ登録部203、進捗データ管理部204、表示用データ提供部205を有する。図2に示す各部は、たとえばハードディスク155に格納されているスタンプラリー支援プログラムをRAM153に読み出し、CPU151が実行することにより、CPU151が図2に示す各部として機能することにより実現される。なお、本実施形態においては、ソフトウェアによる処理によってスタンプラリー支援装置の構成を説明することとするが、同様の処理を専用に行うハードウェアによって、あるいは、このようなハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、処理を実現するように構成されていてもよい。
制御部200は、図2に示す各部の全体を制御する。送信部201は、各種のデータをスタンプラリー支援装置150からユーザ端末100に送信する。受信部202は、ユーザ端末100から送信される各種のデータを受信する。
策定データ登録部203は、ユーザ端末によって策定されたスタンプラリーの策定データを登録する。策定データとは、ユーザが策定(起案または作成ともいう)したスタンプラリーのデータのことである。詳細は後述する。進捗データ管理部204は、ユーザが新たにスタンプラリーに参加すると、進捗データのレコードを新たに生成して登録する。そして、ユーザのスタンプラリーの進捗度合を適宜更新して進捗データを管理する。詳細は後述する。なお、前述したように、登録される策定データや、進捗データの格納先は、スタンプラリー支援装置150のハードディスク155でもよいし、別の外部の記憶装置であってもよい。進捗データ管理部204は、スタンプラリーに参加しているユーザのラリーの進捗を示す進捗データを管理し、必要に応じて管理している進捗データを更新する。表示用データ提供部205は、ユーザ端末100で用いられる表示用データを提供する。
<登録される策定データ>
次に、策定データ登録部203によって登録される策定データについて説明する。策定データは、ユーザが起案する一つのスタンプラリーごとに作成され、登録されるデータである。図3は策定データの一例を示す図である。
次に、策定データ登録部203によって登録される策定データについて説明する。策定データは、ユーザが起案する一つのスタンプラリーごとに作成され、登録されるデータである。図3は策定データの一例を示す図である。
図3に示すように、1件のスタンプラリーに対応する策定データは、ラリーを作成したユーザ名(起案者)、スタンプラリーを一意に識別するラリーID、およびラリーポイントの情報を含むデータである。ラリーポイントとは、スタンプラリーに参加するユーザが訪問する訪問先のことである。ラリーポイントの例としては、お店、観光地、温泉など、自由に設定することができる。図3の例では、ラリーポイントの情報としては、ラリーポイントを一意に識別するラリーポイントID、ラリーポイントの名称、ラリーポイントの場所を含むデータが示されている。つまり、図3の例では、XXXというユーザが起案(作成)したスタンプラリーは、ラリーIDがST0012で識別されるものであり、9個のラリーポイント(訪問先)の情報が含まれている例を示している。
なお、1つのスタンプラリーに対応する策定データは、図3に示す例に限られるものではない。例えば、スタンプラリーの名称を含んでもよい。また、ラリーポイントの項目として含まれる場所の情報についても、様々なレベルの情報を設定することができる。例えば、市町村程度の特定でもよいし、番地を含めた住所レベルで特定する方法でもよい。あるいは、後述するようにGPSなどの位置情報を用いる場合には、緯度・経度情報を場所の特定に用いてもよい。
また、所定の条件の下においてのみ、スタンプを付加することができるような条件をさらに設定できるように構成されていてもよい。たとえば、特定の曜日などの曜日条件や、特定の時間帯を指定する時間条件や雨の日など天候を指定する天候条件をさらに設定することができるようにしてもよい。例えば、スタンプラリーの起案者が初日の出を特集するスタンプラリーを作成し、かつ、厳格な条件で参加者に実施して欲しいことを希望する場合には、天候条件として晴れを設定し、かつ、時間帯条件として初日の出が現れる時間帯を設定する、というような設定をすることが可能である。
また、本実施形態においてはスタンプラリーを策定するユーザは基本的に広く公開を目的とするユーザであるものとして説明するが、ユーザの中にはクローズドな環境下でのみ、すなわち、特定のユーザのみに対して、自身が策定したスタンプラリーを公開したいというユーザもいる。よって、起案者がスタンプラリーを策定する際に、自身が登録した策定データを検索することを許可するユーザや、自身が策定したラリーに参加することを許可するユーザを設定するような条件を、さらに設定できるようにしてもよい。
図3に示す例では、9個のラリーポイントが策定データに含まれる例を示している。策定データとして登録されるラリーポイントの数(訪問先の数)は、任意の数をユーザが選択することが可能であるが、デフォルトのユーザに対して固定値(この場合、9個)となるように構成することができる。
また、策定データには、そのスタンプラリーに対する他のユーザからの評価などが関連付けられていてもよい。このような評価の詳細については実施形態2において後述することとする。
<進捗データ>
次に、進捗データ管理部204が管理する進捗データを説明する。図4は、進捗データの例を示す図である。進捗データは、ユーザがスタンプラリーに参加するごとに追加登録されて、進捗データ管理部204が管理することになる。図4では、ユーザAAAは、ラリーIDがST0102で識別されるスタンプラリーに参加中であることを示している。なお、図4においてラリーポイントに含まれる項目(たとえば、名称、場所など)は、図3で説明したものと同様とすることができる。ただし、図4に示す例では、訪問フラグの項目が含まれている。訪問フラグの項目は、ラリーに参加中のユーザがラリーポイントを訪問済みであるか否かを示している。つまり、ラリーに参加中のユーザがラリーポイントを訪問するたびに、対応するラリーポイントに関連付けられている訪問フラグの項目が更新されることになる。
次に、進捗データ管理部204が管理する進捗データを説明する。図4は、進捗データの例を示す図である。進捗データは、ユーザがスタンプラリーに参加するごとに追加登録されて、進捗データ管理部204が管理することになる。図4では、ユーザAAAは、ラリーIDがST0102で識別されるスタンプラリーに参加中であることを示している。なお、図4においてラリーポイントに含まれる項目(たとえば、名称、場所など)は、図3で説明したものと同様とすることができる。ただし、図4に示す例では、訪問フラグの項目が含まれている。訪問フラグの項目は、ラリーに参加中のユーザがラリーポイントを訪問済みであるか否かを示している。つまり、ラリーに参加中のユーザがラリーポイントを訪問するたびに、対応するラリーポイントに関連付けられている訪問フラグの項目が更新されることになる。
<ユーザ端末の画面>
次に、ユーザ端末のタッチパネルディスプレイ108で表示される画面の例を説明する。図5は、ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。図5に示す画面は、例えばユーザ端末がスタンプラリー支援装置150から提供される所定のURLにアクセスすると、スタンプラリー支援装置150の表示用データ提供部205から表示用のデータがユーザ端末に提供され、その表示用のデータを用いてユーザ端末において表示される画面である。なお、スタンプラリー支援装置150から提供される表示用のデータとは、例えばXML形式などで記載された表示用のデータであってもよいし、他のサイトへアクセスするためのリダイレクト用のURLなどであってもよい。すなわち、ユーザ端末からスタンプラリー支援装置150にデータを要求することに応じてスタンプラリー支援装置150から送信されたデータに基づく処理をユーザ端末が行った結果、図5に示すような画面が表示されていればよく、いずれの形態に限定されるものではない。さらに、本実施形態では、ユーザ端末のブラウザを用いてウェブ形式で表示される画面を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ端末が本実施形態で説明するような処理を実行するアプリをインストールし、そのアプリを起動することで図5に示すような画面が表示される形態でもよい。
次に、ユーザ端末のタッチパネルディスプレイ108で表示される画面の例を説明する。図5は、ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。図5に示す画面は、例えばユーザ端末がスタンプラリー支援装置150から提供される所定のURLにアクセスすると、スタンプラリー支援装置150の表示用データ提供部205から表示用のデータがユーザ端末に提供され、その表示用のデータを用いてユーザ端末において表示される画面である。なお、スタンプラリー支援装置150から提供される表示用のデータとは、例えばXML形式などで記載された表示用のデータであってもよいし、他のサイトへアクセスするためのリダイレクト用のURLなどであってもよい。すなわち、ユーザ端末からスタンプラリー支援装置150にデータを要求することに応じてスタンプラリー支援装置150から送信されたデータに基づく処理をユーザ端末が行った結果、図5に示すような画面が表示されていればよく、いずれの形態に限定されるものではない。さらに、本実施形態では、ユーザ端末のブラウザを用いてウェブ形式で表示される画面を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ端末が本実施形態で説明するような処理を実行するアプリをインストールし、そのアプリを起動することで図5に示すような画面が表示される形態でもよい。
なお、図示していないが、ユーザはユーザ端末においてログイン処理などの所定の処理を行い、スタンプラリー支援装置150においては、ユーザ端末のユーザが特定できる態様となっているものとして以下を説明する。
図5に示す画面501には、「スタンプラリーの起案」を選択するボタン502と「スタンプラリーに参加」を選択するボタン503とが含まれる。ユーザは、ボタン502を選択すると、自身で自由にスタンプラリーを作成し、登録することができる。
図6は、図5に示す画面501においてボタン502が選択された場合に表示される画面の例を示す図である。図6(a)ではログインユーザであるXXXさんのスタンプラリーを起案する画面が表示されている。ユーザはボタン601を選択するとスタンプラリーのタイトルを入力することができる。また、ボタン602〜604を選択すると、それぞれのラリーポイントについての各種の情報を設定することができる。図6(b)は、ボタン602が選択された場合に表示される画面の例を示す図である。図6(b)においてボタン651を選択すると、ユーザは、ラリーポイント1の名称を設定することができる。ボタン652を選択すると、ユーザは、ラリーポイント1の場所を設定することができる。各種の必要な情報の入力が完了して登録ボタン605が選択されると、ユーザ端末からスタンプラリー支援装置150に対して策定データが送信される。
<登録処理のフローチャート>
図7は、スタンプラリーを登録する処理の一例を示すフローチャートである。以下、ユーザ端末とスタンプラリー支援装置との間の処理を並行して説明する。ここでは、図5に示す画面がユーザ端末に表示されているものとして以降の処理を説明する。
図7は、スタンプラリーを登録する処理の一例を示すフローチャートである。以下、ユーザ端末とスタンプラリー支援装置との間の処理を並行して説明する。ここでは、図5に示す画面がユーザ端末に表示されているものとして以降の処理を説明する。
ステップS701において、ユーザ端末100は、ユーザによって図5のボタン502が選択されると、スタンプラリーの起案要求をスタンプラリー支援装置に送信する。この要求を受信部202で受信すると、ステップS751においてスタンプラリー支援装置150の表示用データ提供部205は、表示用データを送信部201を介してユーザ端末100に送信する。
ステップS702においてユーザ端末は、図6に示すような登録用の画面を表示する。その後、ユーザによって各種の項目が入力される。ユーザが各種の項目の入力を終了して登録ボタン605がユーザによって選択されると、ステップS704に進む。ステップS704においてユーザ端末100は、入力された各種の情報を含む策定データをスタンプラリー支援装置150に送信する。
ステップS752において、スタンプラリー支援装置150の策定データ登録部203は、受信した策定データを、ログインしているユーザが作成した策定データとして、必要に応じて適宜修正して登録する。適宜修正するとは、例えばユーザAとユーザBとで同じラリーポイントに対して違う名称や場所を入力する場合があり、これらを同一のラリーポイントとして管理するためにラリーポイントIDを同一のものに修正するような処理が挙げられる。つまり、ラリーポイントとして「ラーメンショップCCC」と店舗名を入力するユーザもいれば、「CCCラーメン」と店舗名を入力するユーザもいる。単に名称だけでは、これらは別々のラリーポイントとして認識されてしまうことになるが、例えば場所の情報やその他の情報から同じラリーポイントを示していると判定できる場合には、ラリーポイントIDとしては共通の番号を付与するように処理をする。このように処理することで、後述する実施形態2で説明するようなラリーポイントを紹介するガイドページや評価点の算出などにおいて、別々のラリーポイントとして分散してしまうことを防止することができる。このようにして登録された策定データが図3で示したような策定データとなる。
本実施形態では、簡易な方法で自由にユーザは策定データを登録することが可能であるので、独自のスタンプラリーを自由に作成して登録することができる。
<スタンプラリーの参加>
次に、このようにして登録されているスタンプラリーにユーザが参加する場合の処理について説明する。まず、ユーザは登録されているスタンプラリーの中から、例えば所定の条件に合致するスタンプラリーを検索する。具体的には、ユーザ端末から検索要求がスタンプラリー支援装置に送信され、スタンプラリー支援装置から検索結果がユーザ端末に送信される。ユーザはスタンプラリー支援装置から送信されユーザ端末で表示された検索結果の中から所望のスタンプラリーを決定する。
次に、このようにして登録されているスタンプラリーにユーザが参加する場合の処理について説明する。まず、ユーザは登録されているスタンプラリーの中から、例えば所定の条件に合致するスタンプラリーを検索する。具体的には、ユーザ端末から検索要求がスタンプラリー支援装置に送信され、スタンプラリー支援装置から検索結果がユーザ端末に送信される。ユーザはスタンプラリー支援装置から送信されユーザ端末で表示された検索結果の中から所望のスタンプラリーを決定する。
あるいは、ユーザがユーザ端末を用いてスタンプラリーを紹介しているウェブページを閲覧して、ウェブページなどに埋め込まれているリンクを選択することで参加するスタンプラリーを決定してもよい。
ユーザ端末は、このようにしてユーザによって決定されたスタンプラリーへの参加要求をスタンプラリー支援装置に送信する。この参加要求を受信すると、スタンプラリー支援装置は、そのユーザ端末のユーザがそのスタンプラリーに参加中であることを示すレコードを新たに追加して、進捗データとして進捗データ管理部204が管理する。
進捗データが進捗データ管理部204で管理されると、例えばユーザ端末には図8に示すような画面が表示される。図8に示す画面は、不図示のメニュー画面などにおいて現在参加中のラリー画面を表示するボタンを選択した場合などにユーザ端末において表示される画面である。図8では、ユーザ端末のユーザが、ユーザDDDが作成したスタンプラリーに参加している場合に表示される画面の例である。
図8の例においては、「GO」の文字が含まれているラリーポイントについては、まだユーザが訪問していない状態であり、スタンプ802が付加されているラリーポイント(P1店)については、すでにユーザが訪問済みの状態であることを示している。このとき、例えばラリーポイントのそれぞれの文字(あるいはアイコン)を選択すると、ユーザ端末は、該当するラリーポイントのガイドページにアクセスしてガイドページを表示するように構成されていてもよい。ガイドページについては、実施形態2において後述することにする。
図8のスタンプ802は、スタンプラリーに参加中のユーザが、P1店の前で撮影した写真画像を示している。このように、本実施形態では、それぞれのユーザがそれぞれのラリーポイントにおいて写真を撮影してその写真をユーザ端末がスタンプラリー支援装置に送信する。すると、送信された写真がスタンプとして用いられることになる。したがって、スタンプラリーを完遂したユーザは、あたかも写真のアルバムのような成果物を閲覧することができる。このように、一つのスタンプラリーについて、そのスタンプラリーに参加するユーザの数だけそれぞれ異なるスタンプ済み成果物が作成されることになる。
このように、本実施形態によれば、ユーザが自由にスタンプラリーを起案(作成)するだけではなく、スタンプラリーに参加するユーザも自由に独自のスタンプ済み成果物を作成することができる。
<訪問先でのスタンプ付加>
次に、訪問した訪問先(ラリーポイント)においてスタンプを付加する処理の例を説明する。本実施形態においては、登録されている策定データに含まれている、場所を特定する情報の種別に応じて、ユーザ端末からスタンプラリー支援装置に送信される際に必要な情報を異なるものとすることができる。
[ケースA]
たとえば、登録されている策定データに含まれている、場所を特定する情報の種別が、単に市町村などのような大まかな場所の情報のみが登録されているとする。この場合、その策定データのスタンプラリーに参加しているユーザは、スタンプを付加したい場合には、図8に示すラリーポイントのうち、訪問先のラリーポイントのアイコンを選択する。そして、スタンプとして用いる写真を選択する。すると、ユーザ端末は、選択されたラリーポイントを識別する情報と、写真とをスタンプラリー支援装置に送信する。つまり、ケースAの場合には、訪問したラリーポイントをユーザが指定する形態となる。これらを受信したスタンプラリー支援装置は、対応するラリーポイントの訪問フラグをオンに設定する(1を設定する)。そして、ラリーポイント支援装置は、必要に応じて写真にフレームを付加するなどの加工をしたスタンプを作成する。付加するフレームは、ラリーポイント固有のフレームとすることもできる。そしてラリーポイント支援装置は、スタンプが図8の対応するラリーポイント上に付加された画面をユーザ端末に表示させるデータを、ユーザ端末に送信する。
[ケースB]
一方、場所を特定する情報の種別が、ユーザ端末の位置検出部107で検出された位置情報を用いるような場合、例えば緯度・経度情報などである場合には、ユーザ端末は位置検出部107部で検出した位置情報と、撮影した写真とをスタンプラリー支援装置に送信する。位置情報としては、GSP信号から得られる位置情報でもよいし、ビーコン信号を受信して得られる情報でもよいし、二次元コードを読み取ることで得られる情報でもよいし、これらの一以上の組み合わせであってもよい。特に、ビーコン信号を用いる形態であれば、比較的厳密にユーザの訪問の有無を判別することが可能である。
次に、訪問した訪問先(ラリーポイント)においてスタンプを付加する処理の例を説明する。本実施形態においては、登録されている策定データに含まれている、場所を特定する情報の種別に応じて、ユーザ端末からスタンプラリー支援装置に送信される際に必要な情報を異なるものとすることができる。
[ケースA]
たとえば、登録されている策定データに含まれている、場所を特定する情報の種別が、単に市町村などのような大まかな場所の情報のみが登録されているとする。この場合、その策定データのスタンプラリーに参加しているユーザは、スタンプを付加したい場合には、図8に示すラリーポイントのうち、訪問先のラリーポイントのアイコンを選択する。そして、スタンプとして用いる写真を選択する。すると、ユーザ端末は、選択されたラリーポイントを識別する情報と、写真とをスタンプラリー支援装置に送信する。つまり、ケースAの場合には、訪問したラリーポイントをユーザが指定する形態となる。これらを受信したスタンプラリー支援装置は、対応するラリーポイントの訪問フラグをオンに設定する(1を設定する)。そして、ラリーポイント支援装置は、必要に応じて写真にフレームを付加するなどの加工をしたスタンプを作成する。付加するフレームは、ラリーポイント固有のフレームとすることもできる。そしてラリーポイント支援装置は、スタンプが図8の対応するラリーポイント上に付加された画面をユーザ端末に表示させるデータを、ユーザ端末に送信する。
[ケースB]
一方、場所を特定する情報の種別が、ユーザ端末の位置検出部107で検出された位置情報を用いるような場合、例えば緯度・経度情報などである場合には、ユーザ端末は位置検出部107部で検出した位置情報と、撮影した写真とをスタンプラリー支援装置に送信する。位置情報としては、GSP信号から得られる位置情報でもよいし、ビーコン信号を受信して得られる情報でもよいし、二次元コードを読み取ることで得られる情報でもよいし、これらの一以上の組み合わせであってもよい。特に、ビーコン信号を用いる形態であれば、比較的厳密にユーザの訪問の有無を判別することが可能である。
ケースBの場合には、ケースAの場合と異なり、ラリーに参加しているユーザ自身は、スタンプを付加するラリーポイントを指定することはできない。ケースBの場合には、ラリーポイント支援装置は、実際にそのユーザがラリーポイントを訪問したことを位置情報に基づいて決定しているので、厳密なスタンプラリーを起案したいようなユーザは、ケースBのような手法を採用すればよい。すなわち、策定データの登録時に場所を示す情報を、厳格性を求める情報として登録しておけばよい。
一方で、ケースAの場合には、ケースBほどの厳格性は要求していない。これは、友達同士で自分の好みの店などを紹介したいような場合には、その起案ユーザはスタンプラリーの参加者に対して厳格性は求めていないからである。
このように、訪問したことの厳格性を求める起案ユーザもいれば求めない起案ユーザもいる。本実施形態のスタンプラリー支援装置は、いずれのユーザに対しても柔軟に対応することが可能である。
なお、ユーザは複数のスタンプラリーに並行して参加することも可能である。またユーザが参加している複数のスタンプラリーの中で共通のラリーポイントが含まれる場合がある。このような場合、ユーザは訪問したラリーポイントを、ある特定のスタンプラリーのみにおいて訪問済みとしたい場合がある。そこで、参加している全てのスタンプラリーにおいてその特定のラリーポイントを訪問済みとするのか、あるいは参加しているある特定のスタンプラリーにおいてのみ、その特定のラリーポイントを訪問済みとするかをタッチパネルディスプレイ108上でユーザに選択させるように構成してもよい。ある特定のスタンプラリーにおいてのみ訪問済みとすることがユーザによって選択された場合、ユーザ端末はその特定のスタンプラリーのラリーIDとともに、上記のケースAやケースBで説明した情報を送信するような形態とすることもできる。
<スタンプを付加する際の処理>
図9は、スタンプラリーに参加しているユーザがスタンプラリーに参加してスタンプを付加する場合の処理の例を示すフローチャートである。
図9は、スタンプラリーに参加しているユーザがスタンプラリーに参加してスタンプを付加する場合の処理の例を示すフローチャートである。
ステップS901においてユーザ端末は、特定のスタンプラリーの参加要求をスタンプラリー支援装置に送信する。ステップS951においてスタンプラリー支援装置は、ユーザ端末のユーザを、その特定のスタンプラリーに参加中のユーザとして登録する。この登録により、例えば図4に示すようなラリー参加者のデータがレコードとして進捗データとして新たに追加されることになる。
その後、ユーザが訪問先のラリーポイントに到着するなどした場合、ステップS902においてユーザ端末はラリーポイントについての情報を送信する。ラリーポイントについての情報は、上述したように、ユーザが図8で示すような画面上で選択したラリーポイントを特定する情報でもよいし、位置検出部107が検出した位置情報であってもよい。
ステップS903においてユーザ端末はスタンプデータをスタンプラリー支援装置に送信する。スタンプデータは、例えば前述したように、ラリーポイントにおいて撮影したユーザ自身の写真などのデータである。なお、ステップS902とS903は順序が逆でもよいし、これらをまとめて送信するような形態でもよい。
ステップS952においてスタンプラリー支援装置は、ステップS902で送信された情報に基づいて、ステップS903で送信されたスタンプデータを用いて対応するラリーポイントの項目にスタンプを付加する。具体的には、対応するラリーポイントの訪問フラグをオンに設定し、また、そのラリーポイントにスタンプを付加した画面がユーザ端末で表示されるように、表示用のデータを生成する。
ステップS953でスタンプラリー支援装置は、スタンプを付加した画面を表示するためのデータをユーザ端末に送信する。
ステップS904においてユーザ端末は、スタンプラリー支援装置から送信されたスタンプデータを付加した画面を表示する。この結果、例えば図8で示したような画面がユーザ端末に表示されることになる。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、独自に自由にスタンプラリーを起案して策定することができる。また、このようにして策定されたスタンプラリーは、広く公開することができるので、興味を持ったユーザは気軽にスタンプラリーに参加することができる。また、スタンプラリーに参加する側のユーザは、訪問先において自由なスタンプを付加することができるので、ラリーを完遂したスタンプ成果物は個々のユーザ毎に異なるものとなる。つまり、ラリー完遂時の成果物が、カスタマイズされた記念アルバムのような体裁となるので、参加者の完遂率やリピート率の向上が期待できる。
<<実施形態2>>
次に、実施形態2について説明する。実施形態2は、様々なユーザがスタンプラリーに参加することでソーシャルメディア的な効果が生じる形態の例について説明する。実施形態1においては、主にスタンプラリーの登録の処理と、スタンプラリーに参加した場合の処理を中心に説明した。実施形態2では、複数のユーザがスタンプラリーに参加することで、その情報が広く共有される態様の例を説明する。
次に、実施形態2について説明する。実施形態2は、様々なユーザがスタンプラリーに参加することでソーシャルメディア的な効果が生じる形態の例について説明する。実施形態1においては、主にスタンプラリーの登録の処理と、スタンプラリーに参加した場合の処理を中心に説明した。実施形態2では、複数のユーザがスタンプラリーに参加することで、その情報が広く共有される態様の例を説明する。
図10は、実施形態2に係るスタンプラリー支援装置の機能ブロック図の一例を示す図である。図2と同様の構成については図2と同様の符号を付し、説明を省略する。図10においては、図2の構成にさらにラリー評価点決定部1001、ガイドページ生成部1002、グループ登録部1003がさらに追加された構成となっている。
ラリー評価点決定部1001は、スタンプラリーを完遂した参加者によってフィードバックされた評価点の平均値を算出するなどしてそのスタンプラリーの評価点を決定する。この評価点はラリーポイントの評価点ではなく、あくまでスタンプラリー自体の評価点である。つまり、ラリーポイントがたとえばAさんが起案した居酒屋9選という内容のものであった場合、そのラリーに参加したユーザは、ラリーポイントであるその個々の居酒屋の評価をするのではなく、そのスタンプラリー自体の評価をするのである。言い換えれば、Aさんの起案した居酒屋の選別方法や、スタンプラリーの着眼点、独創性などのように、あくまでAさんが起案したそのスタンプラリー自体の評価をフィードバックする。したがって、評価点はスタンプラリー自体の評価点ということになる。
図11は、本実施形態における策定データ登録部203に登録されている策定データの一例を示す図である。図11においては、図3で説明した項目に加えて、評価の項目が追加されている。評価の項目はさらに評価点の項目と評価コメントとの項目を含んでいる。評価点の項目は、前述のように参加しているラリーを完遂したユーザからそれぞれ送信された評価点に基づいて決定される値であり、例えば送信された評価点の平均値とすることができる。ただし、単純な平均値に限られるものではなく、参加しているユーザの信頼性に応じて重みづけをした平均値として算出してもよい。例えば、すでに多くのラリーを完遂しているユーザに対しては、初めてラリーに参加して完遂したユーザよりも重みを重くする、といった処理を採用してもよい。また、評価点がある程度の個数集まった段階で初めて評価点を算出するという処理でもよい。
ガイドページ生成部1002は、策定データ登録部203によって登録されている策定データに含まれる個々のラリーポイントのガイドページを生成する。例えば、ラリーポイントの名称、住所、アクセス方法など、一般的な紹介事項を記載したウェブページをユーザ端末のアクセスに応じて提供するためのデータ(ウェブページ)を生成する。また、ガイドページ生成部は、ラリー評価点決定部1001によって決定されたラリー評価点に基づく情報をガイドページ内に含める。
図12は、ユーザ端末において表示されるガイドページの一例を示す図である。このガイドページは、ユーザ端末が所定の検索要求をラリーポイント支援装置に送信し、これを受けたラリーポイント支援装置からの検索結果に基づいてユーザ端末において表示される。あるいは、図8に示すような参加中のスタンプラリーのラリーポイントの項目を適宜選択することで上記と同様にラリーポイント支援装置から所望のガイドページがユーザ端末に送信される。
図12において、領域1201にはラリーポイントのガイド事項が表示されている。紹介領域1202は、当該ラリーポイント(YY居酒屋)を、ラリーポイントの項目として含んでいるスタンプラリーの紹介事項が記載されている。この紹介領域1202おいては、ラリー評価点決定部1001で決定されたラリー評価点が高い順にスタンプラリーが紹介されている。つまり、図12の例では、YY居酒屋というラリーポイントを含むスタンプラリーの策定データの中で、最も評価点が高いスタンプラリーは、ユーザXXXが策定したスタンプラリーであることを示している。このようにラリー評価点が高い順にラリーの紹介を行うことで、次のような効果が得られる。すなわち、ユーザBBBのスタンプラリーに参加しているユーザが、YY居酒屋を実際に訪問して、YY居酒屋が気になったとする。YY居酒屋に興味を持ったユーザは、そのYY居酒屋のガイドページを閲覧する。すると、そのYY居酒屋をラリーポイントとして含む別のスタンプラリーが、評価の高い順に表示されたガイドページを閲覧することになる。そして、例えば、YY居酒屋は、ユーザBBBのスタンプラリーでは、「美味しいレトロな居酒屋」という括りでまとめられている一方で、ユーザXXXのスタンプラリーでは、「レアな地酒が飲める店」という括りでまとめられていたとする。すると、もともとYY居酒屋に興味を持っているユーザは、その「レアな地酒が飲める店」という括りにも興味を持つ可能性が高く、現在参加しているラリーとは別のユーザXXXの起案したスタンプラリーに参加する可能性が高くなる。つまりラリーの輪が次々と広がっていくことになる。
このように、ラリーポイント自体の評価(この場合、YY居酒屋自体の評価)をするのではなく、スタンプラリーの評価に基づいて紹介項目1202に表示されるスタンプラリーの優先表示順を決定していることで、ラリーに参加しているユーザは、他のユーザから高評価を受けている別な観点のラリーを発見することが可能となる。
さらに、スタンプラリーを起案したユーザは、自分のラリーポイントの纏め方や、着眼点などの独創性が、他のユーザによって評価されていることが一目でわかる。したがって、ラリーを起案するユーザは、オリジナル性の高いスタンプラリーをさらに作成しようという意欲が出てくる。このように、ラリーを作成すること自体にある種の創造性、先見性、独創性などが求められることになるので、創意工夫のあるラリーを作成しようという意欲が高まる。したがって、新しいスタンプラリーが次々とユーザ起源で生まれてくるという、ソーシャルメディア的な効果が期待できる。
次に、図10の説明に戻る。グループ登録部1003は、ラリーに参加している複数のユーザをグループとして登録する。たとえば、複数のユーザが一つのグループとして一つのラリーに参加することも可能である。このような場合、あるユーザがあるラリーポイントを訪問してスタンプを付加した場合、その旨のメッセージがグループ内のユーザのユーザ端末に送信される。あるいは、グループ内のメッセージを共有するタイムラインなどにその旨のメッセージが表示されるような形態でもよい。すでに別々のラリーポイントを訪問済みのユーザ同士がグループ登録した場合には、それぞれが訪問済みのラリーポイントを、そのグループ全体の訪問済みのラリーポイントとして扱うこともできる。また、グループ内の複数のユーザが訪問済みのラリーポイントにおいては、ユーザ端末で表示されるスタンプは、訪問済みのユーザそれぞれのスタンプがスライドショーのように交互に表示されるように構成されていてもよいし、訪問済みのユーザのスタンプ全てが縮小した形態でそのラリーポイントに付加される形態でもよい。
なお、グループに属しているメンバーの全てがスタンプラリーのラリーポイントを訪問した場合にのみ、ラリーを完遂したとして扱うこともできる。
また、グループは任意のタイミングで解除することも可能であり、この場合、グループ内の他のメンバーが訪問したラリーポイントについては、訪問済みとして扱ってもよいし、あるいは、自身が訪問したラリーポイントのみを訪問済みとして扱うこともできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ起源のスタンプラリーが次々と作成されることが期待でき、さらにはスタンプラリーに参加するユーザも、別の観点で作成されたスタンプラリーに次々に参加することが見込まれる。実施形態1で説明したように、様々なユーザが自由にスタンプラリーを作成することができるので、いわゆるマスメディアに紹介されていないような観点でのスタンプラリーを独自に作成することができる。例えば、ある地域に特化したスタンプラリーをユーザが自由に作成することができるので、地域の活性化が期待できる。また、実施形態2で説明したように、ラリーの輪が次々に広がっていくので、当初はローカルのユーザをターゲットに作成していたスタンプラリーであるにも関わらず、別のスタンプラリーに参加しているユーザがそのラリーに興味を持つことで、想定外のユーザがそのローカルのスタンプラリーに参加する、ということも考えられる。つまり、地域の活性化を、その地域を知り尽くしているユーザの手によって実現する、ということも可能である。
<その他の実施形態>
以上説明した実施形態においては、ユーザ端末の例としてスマートフォンなどの携帯型のユーザ機器を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えばタブレット端末、モバイルPCなどでもよいし、通信機能を有するゲーム機などでもよい。また、位置情報を詳細に用いない形態の場合には、例えば自宅のPCからスタンプの登録をすることも可能である。また、上記の実施形態においては、スタンプラリーの策定データはユーザ端末から送信される場合を例に挙げて説明したが、必ずしもユーザ端末から送信される必要はなく、任意の装置から送信される形態でもよい。
以上説明した実施形態においては、ユーザ端末の例としてスマートフォンなどの携帯型のユーザ機器を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えばタブレット端末、モバイルPCなどでもよいし、通信機能を有するゲーム機などでもよい。また、位置情報を詳細に用いない形態の場合には、例えば自宅のPCからスタンプの登録をすることも可能である。また、上記の実施形態においては、スタンプラリーの策定データはユーザ端末から送信される場合を例に挙げて説明したが、必ずしもユーザ端末から送信される必要はなく、任意の装置から送信される形態でもよい。
また、ラリーポイント支援装置は、図2や図10に示す各部を有するものとして説明したが、この限りではない。ラリーポイント支援装置は、図2や図10に示す各部のうち任意の一部を含むものとして構成される形態であってもよく、図2や図10で示す各部に相当する機能をネットワークで接続された複数のサーバによって分散して処理が行われる形態であってもよい。
また、上述した実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行してもよい。あるいは、複数のコンピュータが協働することによって実行してもよい。また、プログラムコードをコンピュータが実行する形態でもよい。あるいは、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。また、プログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行してもよい。
また、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを適宜読み出して実行することで本発明が実現されてもよい。
150 スタンプラリー支援装置
200 制御部
201 送信部
202 受信部
203 策定データ登録部
204 進捗データ管理部
205 表示用データ提供部
200 制御部
201 送信部
202 受信部
203 策定データ登録部
204 進捗データ管理部
205 表示用データ提供部
Claims (10)
- スタンプラリーの支援をする支援装置であって、
ユーザの端末において表示される、スタンプラリーの登録に用いられる項目を入力する登録用の画面を介して入力された項目に基づいて、スタンプラリーの策定データを登録する登録手段と、
前記登録手段によって登録されている策定データの中から特定のスタンプラリーに参加を希望するユーザの端末に対して、前記特定のスタンプラリーの策定データを送信し、当該策定データを送信した端末のユーザが当該特定のスタンプラリーに参加中であることを含む進捗データを登録して管理する管理手段と、
前記特定のスタンプラリーに参加中のユーザの端末から送信される情報に基づいて、前記管理手段で管理されている進捗データを更新して、当該ユーザが参加中のスタンプラリーの対応するラリーポイントの項目にスタンプを付加した画面を前記ユーザの端末で表示するためのデータを当該ユーザの端末に提供する提供手段と
を有する支援装置。 - 前記提供手段は、前記ラリーポイントの項目に付加するスタンプデータとして、前記ユーザの端末から送信された写真を少なくとも含むデータを用いる、請求項1に記載の支援装置。
- 前記登録用の画面は、各ラリーポイントの名称、場所を少なくとも含む項目を入力する画面である、請求項1または2に記載の支援装置。
- 前記特定のスタンプラリーに参加中のユーザの端末から送信される情報は、前記ユーザの端末の位置情報を含み、
前記提供手段は、前記ユーザの端末から送信される位置情報に対応するラリーポイントの項目に前記スタンプを付加した画面を前記ユーザの端末で表示するためのデータを当該ユーザの端末に提供する、請求項1から3のいずれか一項に記載の支援装置。 - スタンプラリーを完遂したユーザからの評価に基づいて評価点を決定する決定手段と、
前記ラリーポイントを紹介するガイドページであって、当該ラリーポイントを項目として含むスタンプラリーの紹介領域を含み、当該紹介領域に表示するスタンプラリーを、前記決定手段で決定された評価点の高い順に表示するように設定したガイドページを生成する生成手段と
をさらに有し、
前記提供手段は、前記生成手段で生成されたガイドページを前記ユーザ端末に提供する、請求項1から4のいずれか一項に記載の支援装置。 - スタンプラリーの支援をする支援装置と通信可能なユーザ端末であって、
前記支援装置において策定データとして登録されているスタンプラリーの中から特定のスタンプラリーに参加を希望する要求を前記支援装置に送信する第1の送信手段と、
画像データを、前記特定のスタンプラリーに含まれるラリーポイントの位置情報とともに前記支援装置に送信する第2の送信手段と、
前記画像データに対応するスタンプが、当該画像データとともに送信した前記位置情報に対応するラリーポイントのスタンプ領域に付加された画面を、前記支援装置から提供されるデータに基づいて表示する表示手段と
を有するユーザ端末。 - スタンプラリーの支援をする支援方法であって、
ユーザの端末において表示される、スタンプラリーの登録に用いられる項目を入力する登録用の画面を介して入力された項目に基づいて、スタンプラリーの策定データを登録する登録ステップと、
前記登録ステップにおいて登録されている策定データの中から特定のスタンプラリーに参加を希望するユーザの端末に対して、前記特定のスタンプラリーの策定データを送信し、当該策定データを送信した端末のユーザが当該特定のスタンプラリーに参加中であることを含む進捗データを登録して管理する管理ステップと、
前記特定のスタンプラリーに参加中のユーザの端末から送信される情報に基づいて、前記管理ステップにおいて管理されている進捗データを更新して、当該ユーザが参加中のスタンプラリーの対応するラリーポイントの項目にスタンプを付加した画面を前記ユーザの端末で表示するためのデータを当該ユーザの端末に提供する提供ステップと
を有する支援方法。 - スタンプラリーの支援をする支援装置と通信可能なユーザ端末における制御方法であって、
前記支援装置において策定データとして登録されているスタンプラリーの中から特定のスタンプラリーに参加を希望する要求を前記支援装置に送信する第1の送信ステップと、
画像データを、前記特定のスタンプラリーに含まれるラリーポイントの位置情報とともに前記支援装置に送信する第2の送信ステップと、
前記画像データに対応するスタンプが、当該画像データとともに送信した前記位置情報に対応するラリーポイントのスタンプ領域に付加された画面を、前記支援装置から提供されるデータに基づいて表示する表示ステップと
を有するユーザ端末の制御方法。 - コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載の支援装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項6に記載のユーザ端末の各手段として機能させるためのプログラム。
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