JP6327588B2 - 緊急通報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、緊急通報装置に係り、特に車両緊急時に車両から車外の緊急通報センターへ緊急情報の通報を行う緊急通報装置に関する。
従来、車両の衝突や乗員の体調不良等の緊急時に、車両から所定の緊急通報センターへ緊急情報の通報を行うための緊急通報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような緊急通報装置では、緊急時に緊急通報センターとの間の通信回線を確立し、現在位置情報等を緊急通報センターへ通信すると共に、乗員と緊急通報センターのオペレータとの間の音声通話を可能とする。
特開2009−290789号公報
しかしながら、人家や交通量の少ない山間部において車両が谷に滑落するなどした場合、上述したような従来の緊急通報装置による緊急情報の通報を受けて緊急車両が事故現場に向かったとしても、車両を直ちに発見できないことがある。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、緊急時に緊急車両が自車両を発見し易くすることが可能な緊急通報装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の緊急通報装置は、車両緊急時において車両から車外の緊急通報センターへ緊急情報を通報するための緊急通報装置であって、警報音を出力する警報音出力部と、車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、車両緊急時において、現在位置取得部により取得された車両の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御する制御部と、車両周辺の緊急車両を検出する緊急車両検出部とを備え、制御部は、車両緊急時において、緊急車両検出部が緊急車両を検出した場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、制御部は、車両の緊急時において、車両の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御するので、緊急時に緊急車両が対象車両を直ちに発見することが困難と想定される郊外等のエリアを音発生エリアとして予め設定しておくことにより、人家や交通量の少ない山間部において車両が谷に滑落するなどした場合には警報音出力部によって大音量の警報音を出力させることができ、これにより、緊急車両が車両を発見し易くすることができる。
また、制御部は、車両の緊急時において、緊急車両検出部が緊急車両を検出した場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御するので、車両の現在位置周辺に到達した緊急車両が車両を発見し易くすることができるとともに、車両の現在位置周辺に緊急車両が存在しないにも関わらず警報音出力部によって警報音を出力させることにより車両の電源の電力を無駄に消費したり乗員にストレスを与えたりすることを防止できる。
また、本発明の緊急通報装置は車両緊急時において車両から車外の緊急通報センターへ緊急情報を通報するための緊急通報装置であって、警報音を出力する警報音出力部と、車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、車両緊急時において、現在位置取得部により取得された車両の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御する制御部とを備え、制御部は、車両緊急時において、緊急通報センターとの間の音声通話が終了した場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御する。
このように構成された本発明においては、制御部は、車両緊急時において、緊急通報装置と緊急通報センターとの間の音声通話が終了した場合、警報音を出力するように警報音出力部を制御するので、緊急通報センターと音声通話中にも関わらず警報音出力部によって警報音を出力させることにより音声通話の妨げになることを防止できる。
また、本発明において、好ましくは、制御部は、緊急情報の通報時から所定時間が経過した場合、又は、緊急通報装置へ電力を供給する電源の残容量が所定値以下となった場合、警報音の出力を停止するように警報音出力部を制御する。
このように構成された本発明においては、制御部は、緊急情報の通報時から所定時間が経過した場合、又は、電源の残容量が所定値以下となった場合、警報音の出力を停止させるので、警報音出力部が警報音を出力することによる電源の電力消費を制限することができ、これにより、緊急通報装置と緊急通報センターとの間の無線通信のための電力を確保することができる。
また、本発明において、好ましくは、制御部は、警報音の出力停止を指示する警報停止信号が入力された場合、警報音の出力を停止するように警報音出力部を制御する。
このように構成された本発明においては、警報音の出力が不要となった場合には、車両の乗員が緊急通報装置に設けられた停止スイッチを操作して警報停止信号を出力させたり、緊急車両の乗員が緊急車両の通信装置等から警報停止信号を送信させたりすることにより、所望のタイミングで警報音出力部を停止させることができる。
また、本発明において、好ましくは、警報音出力部は、警音器及び/又は盗難警報装置を含む。
このように構成された本発明においては、車両における既存の装置を警報音出力部として使用することができ、コストの増大や部品点数の増加を抑制することができる。
本発明による緊急通報装置によれば、人家や交通量の少ない山間部において車両が谷に滑落するなどした場合でも、緊急車両が自車両を発見し易くすることができる。
本発明の実施形態の緊急通報システムの説明図である。 本発明の実施形態の緊急通報装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の緊急通報システムにおける車両緊急時の処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態の緊急通報システムにおける車両緊急時の処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による緊急通報装置を説明する。
まず、図1、図2を参照して、本発明の実施形態の緊急通報システムの概要を説明する。図1は緊急通報システムの説明図、図2は緊急通報装置の構成を示す説明図である。
図1に示すように、緊急通報装置10を備えた車両1は、車両緊急時(例えば、車両衝突や乗員の急病等)、基地局3及び通信回線網4を介して緊急通報センター2との間で通信回線を確立可能に構成されている。車両1は、GPS衛星5を用いて自車の現在位置情報を取得し、確立された通信回線を介して、現在位置情報や車両識別情報等を通信する。
なお、車両識別情報は、各車両1を特定するためのシリアルナンバーであるが、車両1を特定できるのであれば、車両識別情報が緊急通報装置10の通信アドレス等であってもよい。また、乗員と緊急通報センター2のオペレータとの間で音声通話が可能となる。これにより、緊急通報センター2を介して、救急車等の緊急車両6の手配等の必要な処置を迅速に行うことができる。
また、緊急車両6が通信装置60を備えている場合には、緊急通報センター2や基地局3及び通信回線網4を介して、車両1と緊急車両6との間で通信回線を確立することができる。これにより、緊急車両6から車両1へ信号送信等が可能になる。
図2に示すように、緊急通報装置10は、制御部11と、I/O部12と、音処理部13と、測位部14と、無線通信部15と、記憶部16と、緊急車両検出部17と、手動通報スイッチ18とを備えている。
制御部11は、例えばCPU等で構成されており、車両緊急信号a1,a2の受信に応答して(即ち、車両緊急時)、以下に説明する緊急通報処理を実行する。
I/O部12は、車両1の他のユニット(制御装置等)との間で車内LANを介した車内通信を行うための通信インターフェースである。
音処理部13は、車内に配置されたマイク13a及びスピーカ13bに接続されており、乗員が緊急通報センター2のオペレータと通話する際に、音声信号と電気信号との間で変換処理を行うように構成されている。
測位部14は、GPS衛星5からGPS信号を受信して現在位置情報を取得する。
無線通信部15は、基地局3及び通信回線網4を介して、緊急通報センター2との間で無線通信(データ通信及び音声通信)を行う。
記憶部16は、車両1を特定するための車両情報(車両識別情報、緊急通報装置10の通信アドレス等)や、緊急通報センター2の機器情報(機器識別情報、通信先名称、通信アドレス(電話番号、電子メールアドレス等)等)を格納する。
緊急車両検出部17は、車両1周辺の緊急車両を検出する。例えば、緊急車両検出部17は、車両1のマイク13aにより緊急車両のサイレン音が検出された場合や、車両1が備えるカメラ(図示省略)により撮影された車両1の周辺画像に緊急車両が含まれている場合に、車両1周辺の緊急車両を検出したと判断する。あるいは、車両1へ向かっている緊急車両の現在位置情報を緊急通報センター2から取得し、その現在位置情報に基づき緊急車両が車両1の現在位置周辺まで到達している場合、車両1周辺の緊急車両を検出したと判断する。
手動通報スイッチ18は、乗員の急病等により緊急通報センター2へ通報する必要が生じた場合に、乗員が操作することにより、車両緊急信号a2を制御部11に向けて出力可能に構成されている。
緊急通報装置10は、車両バッテリ19に接続されており、車両バッテリ19により給電されるように構成されている。
エアバッグECU20は、図示しない加速度センサ等を用いて車両1の衝突を検知する車両衝突検知センサを備え、車両衝突を検知した場合に、エアバッグを所定の態様で展開するように構成されている。このとき、エアバッグECU20は、車両緊急信号a1である衝突検知信号を車内LANを介して送信する。緊急通報装置10は、車内LAN上の衝突検知信号を車両緊急信号a1として読み取ることができる。
なお、本実施形態では、車両緊急信号は、車両衝突の検知により発生されるが、これに限らず、特定の車両故障の検出やモニターカメラによる乗員の体調不良の検出等により発生されるものであってもよい。
また、BCM(Body Control Module)21が緊急通報装置10と車内LANを介して通信可能に接続されている。BCM21は、車両1のセキュリティ機能や安全機能を制御する。特に、BCM21は、ホーン22a及び盗難防止用のアラーム22bを含む警報音出力部22と車内LANを介して接続されており、これらのホーン22a及びアラーム22bを作動させる。
次に、図3により、緊急通報装置が行う処理について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態の緊急通報システムにおける車両緊急時の処理のフローチャートである。
図3の処理は、車両1のイグニッションがオンにされ、緊急通報装置10に電源が投入された場合に起動され、繰り返し実行される。
処理の開始後、ステップS10において、エアバッグECU20から車両緊急信号a1(衝突検知信号)が出力されるか、乗員の操作により手動通報スイッチ18から車両緊急信号a2が出力されると、ステップS11において、緊急通報装置10は、車両緊急信号a1又はa2を受信する。これら信号の受信に応答して、車両緊急時の各種処理が実行される。
車両緊急信号a1又はa2を受信すると、ステップS12において、緊急通報装置10の制御部11は、記憶部16に格納されている緊急通報センター2の通信アドレスを用いて、無線通信部15を制御して緊急通報センター2との間に無線通信リンクを確立し、緊急通報センター2に対して、緊急情報を送信する。この緊急情報には、車両緊急時である旨(車両衝突と手動通報スイッチ18の操作の一方を特定)と、現在位置情報と、車両識別情報等が含まれる。さらに、緊急情報は、その他の車両情報(緊急通報装置10の通信アドレス等)を含んでもよい。
次に、ステップS13において、緊急通報装置10と緊急通報センター2とは、ステップS12において確立した無線通信リンクによる音声通話が可能となる。
具体的には、緊急通報センター2は、緊急情報を受信すると、この緊急情報に含まれる車両識別情報及び緊急情報に付随する通信先アドレスに基づき車両1を特定して、車両1の車両情報等を表示装置に表示する処理を行うと共に、車両1の緊急通報装置10との間で無線通信リンクを介した音声通信(音声通話)処理を行う。これにより、車両1の乗員は、車内のマイク13a及びスピーカ13bを使用して、緊急通報装置10の無線通信部15を介して緊急通報センター2のオペレータと無線通信による音声通話を行うことが可能となる。
次に、ステップS14において、緊急通報装置10の制御部11は、緊急通報装置10と緊急通報センター2との間の音声通話が終了したか否かを判定する。その結果、音声通話が終了していない場合には、音声通話が終了するまで待機する。
緊急通報装置10と緊急通報センター2との間の音声通話が終了した場合、ステップS15に進み、緊急通報装置10の制御部11は、測位部14により取得された車両1の現在位置が、予め設定された音発生エリアに含まれているか否かを判定する。この「音発生エリア」は、緊急時に緊急車両が車両1を直ちに発見することが困難と想定されるエリアであり、例えば山間部等の郊外である。音発生エリアは、予め設定され記憶部16に格納されている。
ステップS15において、車両1の現在位置が音発生エリアに含まれていない場合、緊急車両が車両1を直ちに発見することは困難ではないと考えられるので、緊急通報装置10は処理を終了する。
一方、ステップS15において、車両1の現在位置が音発生エリアに含まれている場合、ステップS16に進み、緊急通報装置10の緊急車両検出部17は、車両1の周辺まで緊急車両が到達しているか監視を行う。
例えば、緊急車両検出部17は、車両1のマイク13aにより緊急車両のサイレン音が検出されたか否か、あるいは車両1が備えるカメラにより撮影された車両1の周辺画像に緊急車両が含まれているか否かを監視する。あるいは、緊急情報の送信に対応して車両1へ向かっている緊急車両の現在位置情報を緊急通報センター2から取得し、車両1の現在位置周辺まで緊急車両が到達しているか監視する。
次に、ステップS17において、緊急車両検出部17は、車両1の周辺において緊急車両が検出されたか否かを判定する。
その結果、車両1の周辺において緊急車両が検出された場合、例えば、車両1のマイク13aにより緊急車両のサイレン音が検出された場合や、車両1の周辺画像に緊急車両が含まれている場合、あるいは、緊急情報の送信に対応して車両1へ向かっている緊急車両の現在位置情報に基づき、車両1の現在位置周辺まで緊急車両が到達していると判断した場合、ステップS18に進み、制御部11は、音処理部13を介してホーン22aやアラーム22bの作動を開始する旨のメッセージをスピーカ13aから出力させる。このとき、制御部11は、ホーン22aやアラーム22bの作動を開始する旨のメッセージを車両1のディスプレイ(図示省略)に表示させてもよい。
次に、ステップS19において、制御部11は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを作動させる旨の信号をBCM20に出力する。これを受けて、BCM20は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを作動させ、警報音を出力させる。
次に、ステップS20において、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間(例えば30分)が経過したか否か、及び、車両バッテリ19の残容量が所定値(例えばSOCが20%)以下か否かを判定する。ここで、「緊急情報の通報時」とは、例えばステップS11において緊急通報装置10が車両緊急信号a1又はa2を受信したとき、又は、ステップS12において緊急通報装置10が緊急情報を緊急通報センター2に送信したときである。
その結果、緊急情報の通報時から所定時間が経過しておらず、且つ、車両バッテリ19の残容量が所定値以下ではない場合、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間が経過するか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下となるまで待機する。
一方、緊急情報の通報時から所定時間が経過したか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下である場合、ステップS21に進み、制御部11は、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させる旨の信号をBCM20に出力する。これを受けて、BCM20は、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させる。その後、緊急通報装置10は処理を終了する。
また、ステップS17において、車両1の周辺において緊急車両が検出されていない場合、ステップS22に進み、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間(例えば30分)が経過したか否か、及び、車両バッテリ19の残容量が所定値(例えばSOCが20%)以下か否かを判定する。
その結果、緊急情報の通報時から所定時間が経過しておらず、且つ、車両バッテリ19の残容量が所定値以下ではない場合、制御部11は、引き続きステップS16の処理を実行する。
一方、ステップS22において、緊急情報の通報時から所定時間が経過したか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下である場合、緊急通報装置10は処理を終了する。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。図4は本発明の第2実施形態の緊急通報システムにおける車両緊急時の処理のフローチャートである。
なお、この図4の制御におけるステップS30〜S34の各処理は、図3を参照して説明した第1実施形態の処理におけるステップS10〜S14の各処理と同様であるので、説明を省略する。
第2実施形態では、緊急通報装置10の制御部11が、緊急車両6の通信装置60から緊急通報センター2や基地局3及び通信回線網4を介して受信した制御信号に基づき、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を制御する点で、第1実施形態と相違している。なお、本実施形態では、通信装置60が緊急車両6に搭載されることを想定しているが、これに限らず、通信装置60を携帯端末として構成してもよい。
図4のステップS32において、緊急通報装置10から緊急通報センター2へ緊急情報が送信されると、緊急通報センター2は、車両1の情報(例えば車両1の現在位置情報、車両識別情報、緊急通報装置10の通信アドレス(電話番号、電子メールアドレス等)等)を緊急車両6の通信装置60へ送信する。
車両1の現在位置情報に基づき緊急車両6が車両1の現在位置周辺まで到達すると、緊急車両6の通信装置60は、緊急車両6の乗員の操作等に応じて、緊急通報装置10の通信アドレスに対して音発生信号を送信する。音発生信号は、車両1のホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を指示するための制御信号である。
図4のステップS34において、緊急通報装置10と緊急通報センター2との間の音声通話が終了した場合、ステップS35に進み、緊急通報装置10の制御部11は、無線通信部15を介して音発生信号を受信したか否かを判定する。
その結果、音発生信号を受信した場合、ステップS36に進み、制御部11は、音処理部13を介してホーン22aやアラーム22bの作動を開始する旨のメッセージをスピーカ13aから出力させる。このとき、制御部11は、ホーン22aやアラーム22bの作動を開始する旨のメッセージを車両1のディスプレイに表示させてもよい。
次に、ステップS37において、制御部11は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを作動させる旨の信号をBCM20に出力する。これを受けて、BCM20は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを作動させ、警報音を出力させる。
次に、ステップS38において、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間(例えば30分)が経過したか否か、及び、車両バッテリ19の残容量が所定値(例えばSOCが20%)以下か否かを判定する。ここで、「緊急情報の通報時」とは、例えばステップS31において緊急通報装置10が車両緊急信号a1又はa2を受信したとき、又は、ステップS32において緊急通報装置10が緊急情報を緊急通報センター2に送信したときである。
その結果、緊急情報の通報時から所定時間が経過しておらず、且つ、車両バッテリ19の残容量が所定値以下ではない場合、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間が経過するか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下となるまで待機する。
一方、緊急情報の通報時から所定時間が経過したか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下である場合、ステップS39に進み、制御部11は、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させる旨の信号をBCM20に出力する。これを受けて、BCM20は、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させる。その後、緊急通報装置10は処理を終了する。
また、ステップS35において、無線通信部15を介して音発生信号を受信していない場合、ステップS40進み、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間(例えば30分)が経過したか否か、及び、車両バッテリ19の残容量が所定値(例えばSOCが20%)以下か否かを判定する。
その結果、緊急情報の通報時から所定時間が経過しておらず、且つ、車両バッテリ19の残容量が所定値以下ではない場合、制御部11は、引き続きステップS35の処理を実行する。
一方、ステップS40において、緊急情報の通報時から所定時間が経過したか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下である場合、緊急通報装置10は処理を終了する。
次に、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。
上述した各実施形態においては、制御部11は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを作動させている場合において、緊急情報の通報時から所定時間が経過したか、又は、車両バッテリ19の残容量が所定値以下である場合、ホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させると説明したが、これとは異なる条件に基づいてホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させるようにしてもよい。
例えば、緊急通報装置10に設けられた停止スイッチ(図示省略)が操作されたことにより、停止スイッチからホーン22a及び/又はアラーム22bの停止を指示するための信号(警報停止信号)が出力された場合や、緊急車両6の通信装置60等からホーン22a及び/又はアラーム22bの停止を指示するための制御信号(警報停止信号)を受信した場合に、BCM20によりホーン22a及び/又はアラーム22bの作動を停止させるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、警報音出力部22はホーン22a及び盗難防止用のアラーム22bを含むと説明したが、ホーン22a又はアラーム22bの一方のみを含んでもよく、あるいはホーン22a及びアラーム22bとは別の装置を含んでもよい。
また、上述した第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。
例えば、車両1の緊急時において、車両1の現在位置が予め設定された音発生エリア内にあり、且つ、警報音の出力を指示する音発生信号を受信した場合に、警報音を出力するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するようにしてもよい。
また、車両1の緊急時において、車両1の現在位置が予め設定された音発生エリア内にあり、且つ、緊急車両検出部17が緊急車両を検出した場合又は音発生信号を受信した場合に、警報音を出力するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するようにしてもよい。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による緊急通報装置の効果を説明する。
まず、制御部11は、車両1の緊急時において、車両1の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するので、緊急時に緊急車両が対象車両を直ちに発見することが困難と想定される郊外等のエリアを音発生エリアとして予め設定しておくことにより、人家や交通量の少ない山間部において車両1が谷に滑落するなどした場合にはホーン22aやアラーム22bによって大音量の警報音を出力させることができ、これにより、緊急車両が車両1を発見し易くすることができる。
特に、制御部11は、車両1の緊急時において、緊急車両検出部17が緊急車両を検出した場合、警報音を出力するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するので、車両1の現在位置周辺に到達した緊急車両が車両1を発見し易くすることができるとともに、車両1の現在位置周辺に緊急車両が存在しないにも関わらずホーン22aやアラーム22bによって警報音を出力させることにより車両バッテリ19の電力を無駄に消費したり乗員にストレスを与えたりすることを防止できる。
また、制御部11は、車両緊急時において、緊急通報センター2との間の音声通話が終了した場合、警報音を出力するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するので、緊急通報装置10と緊急通報センター2との間の音声通話中にも関わらずホーン22aやアラーム22bによって警報音を出力させることにより音声通話の妨げになることを防止できる。
また、制御部11は、緊急情報の通報時から所定時間が経過した場合、又は、緊急通報装置10へ電力を供給する車両バッテリ19の残容量が所定値以下となった場合、警報音の出力を停止するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するので、ホーン22aやアラーム22bが警報音を出力することによる車両バッテリ19の電力消費を制限することができ、これにより、緊急通報装置10と緊急通報センター2との間の無線通信のための電力を保持することができる。
また、制御部11は、警報音の出力停止を指示する警報停止信号が入力された場合、警報音の出力を停止するようにホーン22a及び/又はアラーム22bを制御するので、警報音の出力が不要となった場合には、車両1の乗員が緊急通報装置10に設けられた停止スイッチを操作して警報停止信号を出力させたり、緊急車両の乗員が緊急車両6の通信装置60等から警報停止信号を送信させたりすることにより、ホーン22aやアラーム22bを停止させることができる。
また、警報音出力部22は、ホーン22a及び/又はアラーム22bを含むので、車両1における既存の装置を警報音出力部22として使用することができ、コストの増大や部品点数の増加を抑制することができる。
1 車両
2 緊急通報センター
3 基地局
4 通信回線網
5 GPS衛星
6 緊急車両
10 緊急通報装置
11 制御部
14 測位部(現在位置取得部)
15 無線通信部
17 緊急車両検出部
19 車両バッテリ
21 BCM
22 警報音出力部
22a ホーン(警音器)
22b アラーム(盗難警報装置)
60 通信装置
a1,a2 車両緊急信号

Claims (5)

  1. 車両緊急時において車両から車外の緊急通報センターへ緊急情報を通報するための緊急通報装置であって、
    警報音を出力する警報音出力部と、
    車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、
    車両緊急時において、前記現在位置取得部により取得された車両の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するように前記警報音出力部を制御する制御部と、
    車両周辺の緊急車両を検出する緊急車両検出部を備え、
    前記制御部は、車両緊急時において、前記緊急車両検出部が緊急車両を検出した場合、警報音を出力するように前記警報音出力部を制御する、
    ことを特徴とする緊急通報装置。
  2. 車両緊急時において車両から車外の緊急通報センターへ緊急情報を通報するための緊急通報装置であって、
    警報音を出力する警報音出力部と、
    車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、
    車両緊急時において、前記現在位置取得部により取得された車両の現在位置が予め設定された音発生エリア内にある場合、警報音を出力するように前記警報音出力部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、車両緊急時において、前記緊急通報装置と前記緊急通報センターとの間の音声通話が終了した場合、警報音を出力するように前記警報音出力部を制御する、
    ことを特徴とする緊急通報装置。
  3. 前記制御部は、前記緊急情報の通報時から所定時間が経過した場合、又は、前記緊急通報装置へ電力を供給する電源の残容量が所定値以下となった場合、警報音の出力を停止するように前記警報音出力部を制御する、請求項1又は2に記載の緊急通報装置。
  4. 前記制御部は、警報音の出力停止を指示する警報停止信号が入力された場合、警報音の出力を停止するように前記警報音出力部を制御する、請求項1乃至の何れか1項に記載の緊急通報装置。
  5. 前記警報音出力部は、警音器及び/又は盗難警報装置を含む、請求項1乃至の何れか1項に記載の緊急通報装置。
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