JP6325282B2 - センサユニット及びアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、センサユニット及びアクチュエータに関する。
アクチュエータは、例えば、モータの回転運動が、ボールねじを介して移動体に伝達されることにより移動体が進退移動する機械装置である。このようなアクチュエータには、移動体の原点位置を検知するための位置センサが取り付けられることがある(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2551857号公報
特許文献1に記載のアクチュエータでは、位置センサは、センサ本体であるセンサ部と、センサ部の下方に設けられたスライド部とを有している。スライド部は、アクチュエータ本体の側面に固定されたレールに支持されている。このため、センサ部は、レール部の上方から露出した状態で配置される。これにより、作業者が誤って触れたり、物がぶつかってしまうおそれがあり、位置センサの損傷または位置ずれの発生を引き起こすおそれがある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、位置センサの損傷または位置ずれが生じにくい位置センサ取付構造を備えたセンサユニット、及びアクチュエータを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るセンサユニットは、
アクチュエータ本体の移動体の位置の検出のために用いられるセンサユニットであって、
前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段をレール溝に収容するレール部材と、
前記位置検出手段を前記レール溝に固定するための固定部材と、
ねじ部材と、前記ねじ部材が螺合するナット部材と、を有し、前記固定部材を前記レール部材に固定する止め具と、を備え
前記固定部材には、前記ねじ部材の先端が当接するねじ受け部が形成されていることを特徴とする。
前記位置検出手段からケーブルが引き出されており、
前記ケーブルは、前記レール溝に配線されていてもよい。
前記固定部材には、前記ケーブルが前記レール溝から脱落することを防止するケーブル脱落防止部が形成されていてもよい。
前記移動体には磁性体が取り付けられ、
前記位置検出手段は、前記磁性体の磁束を検出する磁気センサであってもよい。
前記固定部材には、前記位置検出手段を前記レール溝に付勢する位置検出手段押付け部が形成されていてもよい。
本発明の第2の観点に係るアクチュエータは、
進退移動する移動体を有するアクチュエータ本体と、
本発明の第1の観点に係るセンサユニットと、
を有することを特徴とする。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体の少なくとも一部を覆うカバーを有し、
前記レール部材は、前記カバーに取り付けられていてもよい。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体を進退移動可能に支持するベースを有し、
前記レール部材は、前記ベースに取り付けられていてもよい。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体の少なくとも一部を覆うカバーを有し、
前記レール部材は、前記カバーの一部として構成されていてもよい。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体を進退移動可能に支持するベースを有し、
前記レール部材は、前記ベースの一部として構成されていてもよい。
前記アクチュエータ本体は、
回転軸を備えたモータと、
前記回転軸の回転運動とともに回転運動するボールねじ軸と、前記ボールねじ軸の回転運動に伴って直線運動するボールねじナットと、を有するボールねじと、
を有し、
前記移動体は、前記ボールねじナットに固定され、前記ボールねじナットとともに直線運動してもよい。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体にスライダテーブルが取り付けられたスライダタイプのアクチュエータであってもよい。
前記アクチュエータ本体は、前記移動体にロッドが取り付けられたロッドタイプのアクチュエータであってもよい。
本発明では、位置検出手段はレール溝内に収容されている。これにより、位置検出手段はレール部材に覆われるため、位置検出手段が損傷しにくくなるとともに、位置検出手段の位置ずれが生じにくくなる。
本発明に係るアクチュエータの斜視図である。 アクチュエータの正面図である。 アクチュエータの分解斜視図である。 センサユニットの斜視図である。 レール部材及び位置センサの形状等を説明するための図である。 (A)は、固定金具の斜視図である。(B)は、固定金具の平面図である。(C)は、固定金具の正面図である。 センサユニットのXY断面図である。 図7のA−A断面図である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その1)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その2)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その3)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その4)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その5)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その6)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その7)である。 センサユニットの組立て方法を説明するための斜視図(その8)である。 アクチュエータの動作を説明するための平面図(その1)である。 アクチュエータの動作を説明するための平面図(その2)である。 アクチュエータの動作を説明するための平面図(その3)である。 アクチュエータの動作を説明するための平面図(その4)である。 アクチュエータの動作を説明するための平面図(その5)である。 第1の変形例に係るアクチュエータの正面図である。 第2の変形例に係るアクチュエータの斜視図である。 第3の変形例に係るアクチュエータの斜視図である。 図21AのB−B断面図である。 第4の変形例に係るアクチュエータの斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るアクチュエータ10について、図1〜図18を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
アクチュエータ10は、図1に示すように、スライダテーブルTが+Y方向及び−Y方向の双方向に移動するスライダタイプのアクチュエータである。アクチュエータ10は、図1及び図2に示すように、アクチュエータ本体11と、アクチュエータ本体11の側面(+X側の側面)に設けられたセンサユニット100とを有する。
アクチュエータ本体11は、図3に示すように、上述したスライダテーブルTに加えて、モータユニット20と、筐体30と、ボールねじ40と、スライダ50(移動体)と、フロントブラケット12と、リアブラケット13とを有する。
フロントブラケット12は、筐体30の−Y側の端面に、複数のボルトによって固定されている。フロントブラケット12の内部には、ベアリングが嵌め込まれている。ベアリングは、ボールねじ40の先端(−Y側の端部)を回転可能に支持している。
リアブラケット13は、筐体30の+Y側の端面に、複数のボルトによって固定されている。リアブラケット13の内部には、ベアリングが嵌め込まれている。ベアリングは、ボールねじ40の後端(+Y側の端部)を回転可能に支持している。
モータユニット20は、リアブラケット13の+Y側に取り付けられている。モータユニット20は、モータ本体、モータを収納するモータケース21、アクチュエータケーブル22等を有する。また、モータ本体は、出力軸、ロータ、ステータ、エンコーダ等を有している。モータ本体には、アクチュエータケーブル22を介して電源から電力が供給される。モータ本体に電力が供給されることによって、モータ本体のロータが回転する。ロータの回転運動は、出力軸に出力される。出力軸の先端はボールねじ40に連結されており、出力軸が回転すると、ボールねじ40は出力軸とともに回転する。
筐体30は、ボールねじ40及びスライダ50等を覆うことで保護するために用いられる。筐体30は、ベース31と、サイドカバー32R、32Lと、ステンレスシート33とを有している。
ベース31は、鋼球を介してスライダ50を、+Y方向及び−Y方向の双方向に進退移動可能に支持する部材である。ベース31は、例えば、アルミニウムを押出成形することによって形成される。ベース31は、XZ断面が略凹形状となるように形成されている。ベース31の内面には、一対のレールが設けられている。レールの表面は、鋼球の形状に対応した面に形成されている。
サイドカバー32R、32Lは、ボールねじ40の側方等を覆う部材である。サイドカバー32R、32Lは、XZ断面が略L字形状になるように形成されている。サイドカバー32Rとサイドカバー32Lとの間には開口部30aが形成されている。
ステンレスシート33は、サイドカバー32R、32Lの間の開口部30aを塞ぐ部材である。ステンレスシート33は、サイドカバー32R、32Lとともに、アクチュエータ本体11の内部の各部材を、埃や塵、水滴等から保護する。
ボールねじ40は、ボールねじ軸とボールねじナットとを有する。ボールねじ軸は、軸心がY軸方向に平行になるように配置されている。ボールねじ軸は、外周面が螺旋状の雄ねじ面として構成されている。ボールねじナットの内周面には、ボールねじ軸の雄ねじに噛み合う雌ねじ部が形成されている。ボールねじナットは、ボールねじ軸に高剛性の球体を介して嵌め込まれる。これにより、ボールねじ軸の回転運動が、ボールねじナットの直線運動に円滑に変換される。
スライダ50(移動体)は、ベース31に−Y方向及び+Y方向の双方向に移動可能に支持されている。スライダ50には、ボールねじナットを嵌め込むための孔が形成されている。ボールねじナットは、この孔に嵌め込まれて、ボルトでスライダ50に固定されている。これにより、スライダ50は、ボールねじ軸の軸方向に沿って、ボールねじナットとともに直線運動する。スライダ50の+X側の側面には、磁性体取付け穴が形成されている。この磁性体取付け穴には、磁性体51が嵌め込まれている。本実施形態においては、磁性体51は、円柱形状に形成された磁石である。ただし、これに限らず、磁性体51は、磁化されたものであれば、磁石以外のものであってもよい。また、スライダ50の上部には、スライダテーブルTが複数のねじによって取り付けられている。
センサユニット100は、スライダ50の原点位置を検出するために用いられる。センサユニット100は、位置センサ110と、アクチュエータ本体11に設けられ、レール溝120aが形成されたレール部材120と、固定金具130と、固定金具130をレール溝120aに固定するための止めねじ140及びナット150と、を有する。なお、スライダ50の原点位置は任意であり、アクチュエータ10を用いるユーザが用途に応じて適宜設定することができる。
位置センサ110(位置検出手段)は、磁束を検出する磁気センサである。位置センサ110は、スライダ50に取り付けられた磁性体51の磁束を検出することで、スライダ50の移動開始前の初期位置(以下、原点位置とする)を検出する。そして、原点位置等の情報を出力する。位置センサ110の形状は、本実施形態においては、Y軸方向を長手方向とする略直方体である。位置センサ110には、スライダ50の原点位置を検出した場合に点灯するLED111が設けられている。また、位置センサ110からは、ケーブル112が引き出されている。引き出されたケーブル112の端部にはコネクタ113が設けられている。コネクタ113は、モータケース21の後端側に形成されたコネクタに着脱可能に接続される(図1参照)。なお、ケーブル112の一部は、レール溝120aに配線される。
レール部材120は、図4に示すように、レール溝120aに位置センサ110を収納して保護する部材である。レール溝120aは、レール溝120aの長手方向(Y軸方向)に沿って形成されている。レール部材120は、例えば、アルミニウムを押出し成形することにより形成される。レール部材120は、図3に示すように、アクチュエータ本体11の筐体30のサイドカバー32Rに、3本のねじ90によって着脱可能に取り付けられる。レール部材120は、図5に示すように、YZ平面に平行な側壁部121と、側壁部121の上端及び下端から外側方向(+X方向)に突出する天板部122及び底面部123と、を有している。天板部122及び底面部123の端部からは、内向きに突出する縁部124a、124bが形成されている。側壁部121、天板部122、底面部123、縁部124a、124bに囲われることにより、レール溝120aは、ZX断面が略T字形状(T字スロット)となるように形成される。
レール部材120の縁部124aと縁部124bとの間には、スリット125が形成されている。スリット125は、その幅L1(Z軸方向の長さ)が位置センサ110の幅L2(Z軸方向の長さ)よりも小さくなるように形成されている。これにより、位置センサ110は、スリット125から脱落しないようにレール溝120aに配置される。
固定金具130(固定手段)は、位置センサ110をレール溝120aに固定するために用いられる。固定金具130は、図6に示すように、ステンレスの板材を、3箇所の屈曲部130a、130b、130cを基点に直角に折り曲げられることにより形成される。
固定金具130の一方の端部には、−Y方向に突出したねじ受け部131が形成されている。ねじ受け部131は、YZ平面に平行な平板形状に形成されている。ねじ受け部131には、図7に示すように、固定金具130を止めねじ140及びナット150でレール溝120aに取り付けた場合に、ナット150に螺合した止めねじ140の先端が当接する。これにより、固定金具130は、位置センサ110とともにレール溝120aに固定される。
図6に戻り、固定金具130の他方の端部には、ケーブル脱落防止部132が形成されている。ケーブル脱落防止部132は、中央に湾曲部132aが形成された略Y字形状に形成されている。ケーブル脱落防止部132は、図8を参照するとわかるように、位置センサ110がレール溝120aに取り付けられている場合に、配線されたケーブル112がレール溝120aから脱落することを防止するために用いられる。
ケーブル脱落防止部132は、その幅(Z軸方向の長さ)が、レール部材120のスリット125の幅(Z軸方向の長さ)よりも大きく形成されている。また、ケーブル脱落防止部132の根元部分は、レール部材120のスリット125に嵌り込む形状に形成された括れ部132bが形成されている(後述の図12参照)。これにより、ケーブル脱落防止部132は、レール部材120の縁部124a、124bに掛止可能に形成される。
図6に戻り、固定金具130の屈曲部130aと屈曲部130bとの間の部分には、位置センサ110をレール溝120aに付勢する位置センサ押付け部133(位置検出手段押付け部)が形成されている。位置センサ押付け部133には、窓部134と、一対の爪部135a、135bと、が形成されている。図7を参照するとわかるように、爪部135a、135bが位置センサ110の表面を付勢することで、位置センサ110はレール溝120aに安定して固定される。
ナット150は、図3に示すように、四角ナットである。ナット150は、レール部材120のスリット125から抜けない形状及び寸法のものが用いられる。本実施形態では、止めねじ140及びナット150が、本発明に係る止め具に相当する。
上述のように構成されたセンサユニット100の組立て方法を、図9〜16、図7を用いて説明する。
先ず、センサユニット100を組み立てるアクチュエータ10のユーザは、図9に示すように、レール部材120のレール溝120aの+Y側の端部開口から、ナット150を挿入する。そして、ナット150をレール溝120a内でスライドさせつつ、任意の位置まで移動させる。
続いて、図10に示すように、レール溝120aの+Y側の端部開口から、位置センサ110を挿入する。そして、図11に示すように、位置センサ110をレール溝120a内でスライドさせつつ、ナット150近傍まで移動させる。
続いて、図12に示すように、レール溝120aの端部開口から、固定金具130のケーブル脱落防止部132を挿入する。次に、図13に示すように、ケーブル脱落防止部132をレール溝120a内でスライドさせつつ、固定金具130を位置センサ110近傍まで移動させる。次に、固定金具130を、ケーブル脱落防止部132近傍を基点に、図14に示すように、回転方向R1回りに回動させる。これにより、位置センサ110は固定金具130に覆われつつ、レール部材120に固定される。また、位置センサ110のLED111が窓部134から露出する。
続いて、図15に示すように、ユーザは、ナット150を位置センサ110側にスライドさせ、ねじ受け部131と重なる位置まで移動させる(図7参照)。次に、図16に示すように、止めねじ140をナット150に螺合させる。すると、図7に示すように、止めねじ140の先端がねじ受け部131に当接する。これにより、位置センサ押付け部133の爪部135a、135bが、位置センサ110の表面を付勢する。結果として、位置センサ110が、レール部材120のレール溝120aに固定される。
以上により、センサユニット100の組立てが完了する。
上述のように構成されたアクチュエータ10の動作について、図17、図18、及び図3を用いて説明する。本実施形態においては、図17Aに示すように、スライダ50が最も後端側(+Y側)に移動しているY軸方向における位置を、スライダ50の原点位置P1とする。また、アクチュエータ10には、図示しないコントローラが接続される。コントローラは、ティーチングペンダント等からの入力に基づいて、アクチュエータ10を制御するための装置である。コントローラは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、記憶部、表示部、入力部、及び上記各部を相互に接続するシステムバスを含んで構成される。
図17Aを参照するとわかるように、先ず、モータユニット20のモータ本体に電源が供給されることによって、モータ本体の出力軸とともにボールねじ軸も所定方向に回転(正転)する。すると、ボールねじが、ボールねじ軸の回転運動を、ボールねじナットの直線運動に変換し、この結果、図17Bに示すように、スライダ50が−Y方向に直線運動を開始する。このとき、図3を参照するとわかるように、スライダ50は、鋼球を介して筐体30のベース31に支持されているため、この鋼球が転動する効果によって円滑に移動する。スライダテーブルTは図17Cに示すように、やがて最も先端の先端位置P2に移動する。
次に、出力軸が、所定方向とは逆に回転(逆転)すると、図18Aに示すように、スライダ50が+Y方向に直線運動を開始する。そして、図18Bに示すように、やがて、スライダ50は原点位置P1に移動する。すると、位置センサ110は、スライダ50に取り付けられた磁性体の磁束を検出することで、原点位置P1を検出し、原点位置P1等の情報を出力する。位置センサ110から出力された信号は、ケーブル112を介して、アクチュエータ10に接続されたコントローラのCPUに入力される。また、スライダ50が原点位置P1に移動すると、位置センサ110のLED111が点灯する。
以上、説明したように、本実施形態では、位置センサ110はレール溝120a内に収容されている。これにより、位置センサ110はレール部材120に覆われるため、アクチュエータ10のユーザがメンテナンス等に誤って触れてしまうことを防止できる。結果として、位置センサ110が損傷しにくくなるとともに、位置センサ110の位置ずれが生じにくくなる。
また、位置センサ110はレール部材120に覆われるため、アクチュエータ10の設置場所の自由度や、他のアクチュエータの組合せの自由度を向上させることができる。
位置センサ110がレール部材120の外部に露出しないため、アクチュエータ10の小型化(コンパクト化)を実現することができる。
また、位置センサ110は、固定金具130等によりレール部材120に取り付けられているため、ユーザは位置センサ110をY軸方向の任意の位置に取り付けることができる。
また、本実施形態では、位置センサ110から引き出されたケーブル112の一部は、レール溝120aに配線されている。このため、ケーブル112の断線等の損傷を抑制することができる。結果として、位置センサ110全体が損傷にくくなる。また、ユーザがアクチュエータ10を設置する場合、ケーブル112の配線が容易になる。
また、本実施形態では、固定金具130には、ケーブル112がレール溝120aから脱落することを防止するケーブル脱落防止部132が形成されている。このため、ケーブル112がレール溝120aから脱落しにくくなり、ケーブル112の損傷を抑制することができる。結果として、位置センサ110が損傷にくくなる。
また、本実施形態では、固定金具130には、位置センサ110をレール溝120aに付勢する位置センサ押付け部133が形成されている。この位置センサ押付け部133の爪部135a、135bにより、位置センサ110をレール溝120aに安定して固定することができる。特に、スライダ50を高速運動させることにより、アクチュエータ本体11に大きな振動が生じた場合でも、位置センサ110をレール溝120aに安定して固定することができる。
また、本実施形態では、センサユニット100は、サイドカバー32Rに取り付けられている。このため、ベース31からサイドカバー32Rを取り外すことにより、センサユニット100のメンテナンス作業や部品の交換作業を行うことができる。これにより、ユーザの作業効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、位置センサ110は、磁気センサから構成されている。しかしながら、これに限らず、位置センサ110は、磁気センサ以外のセンサから構成されていてもよい。例えば、光学式センサであってもよい。
上記実施形態においては、ナット150は、四角ナットである。しかしながら、これに限らず、ナット150は四角ナット以外のナットから構成されていてもよい。例えば、六角ナットであってもよい。しかしながら、レール溝120aに安定して収納される観点から、四角ナットの方が望ましい。
上記実施形態においては、図1及び図3に示すように、レール部材120は、筐体30の正面右側のサイドカバー32Rに取り付けられている。しかしながら、これに限らない。レール部材120の取付け位置は任意である。レール部材120は、筐体30のベース31に取り付けられてもよいし、筐体30の正面左側のサイドカバー32Lに取り付けられていてもよい。または、図19に示すアクチュエータ10Aのように、筐体30の正面両側のサイドカバー32R、32Lいずれにも取り付けられていてもよい。
また、本実施形態では、図1及び図3に示すように、レール部材120は、サイドカバー32Rに取り付けられている。すなわち、レール部材120は、サイドカバー32Rとは別体として構成されている。しかしながら、これに限らない。レール部材120は、図20に示すアクチュエータ10Bのように、筐体30のサイドカバー32Rの一部として構成されていてもよい。具体的には、サイドカバー32Rに溝を形成し、その溝に位置センサ110を取り付けるようにしてもよい。この場合、部品点数を削減することができ、アクチュエータ10Bの製造コストを低廉化させることができる。しかしながら、センサユニット100を有さない従来のアクチュエータを流用できる点からは、本実施形態に係るアクチュエータ10の方が望ましい。
または、レール部材120は、図21A及び図21Bに示すアクチュエータ10Cのように、筐体30のベース31の一部として構成されていてもよい。具体的には、ベース31に溝31aを形成し、その溝31aに位置センサ110を取り付けるようにしてもよい。この場合でも、部品点数を削減することができ、アクチュエータ10Cの製造コストを低廉化させることができる。しかしながら、センサユニット100を有さない従来のアクチュエータを流用できる点からは、本実施形態に係るアクチュエータ10の方が望ましい。
上記実施形態においては、図1に示すように、センサユニット100は、一つの位置センサ110を有している。しかしながら、これに限らず、図22に示すアクチュエータ10Dのように、二つ以上の位置センサ110を有していてもよい。これにより、例えば、スライダテーブルT(詳しくは、スライダ50)の原点位置P1だけでなく、原点位置P1以外の任意の位置(例えば、先端位置P2等)も検知することが可能になる。
上記実施形態においては、アクチュエータ本体11は、スライダ50にスライダテーブルTが取り付けられたスライダタイプのアクチュエータである。しかしながら、これに限らず、アクチュエータ本体11は、スライダ50にロッドが取り付けられたロッドタイプのアクチュエータであってもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10、10A、10B、10C、10D アクチュエータ
11 アクチュエータ本体
12 フロントブラケット
13 リアブラケット
20 モータユニット(モータ)
21 モータケース
22 アクチュエータケーブル
30 筐体
30a 開口部
31 ベース
31a 溝(レール溝)
32R、32L サイドカバー
33 ステンレスシート
40 ボールねじ
50 スライダ
51 磁性体
90 ねじ
100 センサユニット
110 位置センサ(位置検出手段)
111 LED
112 ケーブル
113 コネクタ
120 レール部材
120a レール溝
121 側壁部
122 天板部
123 底面部
124a、124b 縁部
125 スリット
130 固定金具(固定部材)
130a、130b、130c 屈曲部
131 ねじ受け部
132 ケーブル脱落防止部
132a 湾曲部
132b 括れ部
133 位置センサ押付け部(位置検出手段押付け部)
134 窓部
135a、135b 爪部
140 止めねじ(ねじ部材)
150 ナット(ナット部材)
T スライダテーブル
P1 原点位置
P2 先端位置

Claims (13)

  1. アクチュエータ本体の移動体の位置の検出のために用いられるセンサユニットであって、
    前記移動体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段をレール溝に収容するレール部材と、
    前記位置検出手段を前記レール溝に固定するための固定部材と、
    ねじ部材と、前記ねじ部材が螺合するナット部材と、を有し、前記固定部材を前記レール部材に固定する止め具と、を備え
    前記固定部材には、前記ねじ部材の先端が当接するねじ受け部が形成されていることを特徴とするセンサユニット。
  2. 前記位置検出手段からケーブルが引き出されており、
    前記ケーブルは、前記レール溝に配線されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 前記固定部材には、前記ケーブルが前記レール溝から脱落することを防止するケーブル脱落防止部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサユニット。
  4. 前記移動体には磁性体が取り付けられ、
    前記位置検出手段は、前記磁性体の磁束を検出する磁気センサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  5. 前記固定部材には、前記位置検出手段を前記レール溝に付勢する位置検出手段押付け部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  6. 進退移動する移動体を有するアクチュエータ本体と、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のセンサユニットと、
    を有することを特徴とするアクチュエータ。
  7. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体の少なくとも一部を覆うカバーを有し、
    前記レール部材は、前記カバーに取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体を進退移動可能に支持するベースを有し、
    前記レール部材は、前記ベースに取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体の少なくとも一部を覆うカバーを有し、
    前記レール部材は、前記カバーの一部として構成されていることを特徴とする請求項に記載のアクチュエータ。
  10. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体を進退移動可能に支持するベースを有し、
    前記レール部材は、前記ベースの一部として構成されていることを特徴とする請求項に記載のアクチュエータ。
  11. 前記アクチュエータ本体は、
    回転軸を備えたモータと、
    前記回転軸の回転運動とともに回転運動するボールねじ軸と、前記ボールねじ軸の回転運動に伴って直線運動するボールねじナットと、を有するボールねじと、
    を有し、
    前記移動体は、前記ボールねじナットに固定され、前記ボールねじナットとともに直線運動することを特徴とする請求項乃至10のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  12. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体にスライダテーブルが取り付けられたスライダタイプのアクチュエータであることを特徴とする請求項乃至11のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  13. 前記アクチュエータ本体は、前記移動体にロッドが取り付けられたロッドタイプのアクチュエータであることを特徴とする請求項乃至11のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
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