JP6323936B2 - 防水靴の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防水安全靴等の防水靴の製造方法に関する。
各種事業所、工場等においては、安全靴、作業靴等の靴が着用されている。このような防水性を高めた防水靴として、表胛の内側に防水インナーを配置して組み込んだ二重構造の防水靴が従来一般に知られている(例えば特許文献1、2、3、4など参照)。
すなわち、特許文献1には、胛皮の下縁と中底の周縁とを縫い合わせて袋状胛皮を形成すると共に、前記胛皮の下縁外側に裾テープの端を縫い付け、前記中底の下面に中板を接着し、前記裾テープを内側へ折り返して前記中板の下に吊り込んだ後、前記中板の下面に本底を貼り付けるカリフォルニア式製法で製造された靴であって、前記袋状胛皮の内側に、透湿防水性シートからなる袋状インナーが装着されている靴が開示されている。
しかしながら、防水性シートからなる袋状インナーは薄くて強度も低いため、つり込み工程で胛皮を曲げたりぶつけたりすると、容易に穴があいて防水性を保てなくなるという問題がある。
また、特許文献2には、上述した防水性シートの問題を解決し、表胛とその内部に位置する防水インナーとからなる二重構造を有する防水靴であり、防水インナーは、繊維材と防水フィルムとを少なくとも有し、両層を直接積層して構成されるものであり、防水インナーが、その繊維材面で表胛の内面に、複数部位で部分粘接着している防水靴が開示されている。
しかしながら、特許文献2の製造方法も吊り込み式であるため特許文献1と同様な問題があり、また、吊り込む際に防水インナーにシワが寄るために張り直し作業が必要となるなど、製造工程が煩雑であるという問題もある。
一方、特許文献3には、表甲被と、止水性の袋甲被と、中底布と、靴底とからなる防水靴であって、袋甲被は、表甲被の内側に装着されて、それぞれの履き口辺りで縫合してあり、中底布は、爪先側領域には存在せず踵側領域において表甲被下周縁に縫合してあり、靴底は、少なくとも爪先側領域においては射出成形法により形成されて袋甲被と接合一体化してある構成である防水靴が開示されている。
しかしながら、この場合、中底布の縫製箇所は防水テープで目止めしなければならず、また、爪先側領域を射出成形法により形成されて袋甲被と接合一体化する際に、靴底成形材料や靴底成形金型の熱によって目止めが剥がれてしまい、防水性が保てないという問題がある。
さらに、特許文献4には、靴本体内部に防水透湿性シート材料を接合して形成した袋状内装体を備えてなり、靴本体及び該袋状内装体の少なくとも一方に、該袋状内装体を該靴本体に対して取り外し可能に固定する手段を設けたことを特徴とする防水透湿性を有する靴が開示されている。
しかしながら、この場合、防水透湿性シート材料からなる袋状内装体はマジックテープ(登録商標)により取り外し可能に固定されており、取り付け作業が繁雑であることに加えて、履き心地の面で良好とはいえないという問題がある。
特開2006−314448号公報 特開2003−265202号公報 特開2005−312486号公報 特開平7−59604号公報
本発明はこのような事情に鑑み、耐水性を確実に確保して履き心地を良好に維持でき且つ製造作業が簡便な防水靴の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、靴底とアッパーとからなる靴本体を製造する工程と、前記靴本体の形状に合わせて形成された防水インナーを被せた押さえ型を用意し、前記防水インナーの外側及び前記靴本体の内側の少なくとも一方に接着剤を塗布した後、前記防水インナーを被せた押さえ型を前記靴本体に挿入して前記防水インナーを被せた押さえ型に前記靴本体を被せ、前記靴本体と前記防水インナーとを接合する工程と、前記靴本体と前記防水インナーとを接合した後、前記押さえ型を除去して防水靴とする工程とを具備し、前記靴本体を製造する工程が、靴底を成形するボトムモールドと靴のアッパーが装着されたラストモールドで靴底とアッパーとを加硫接合して靴本体とすることを特徴とする防水靴の製造方法にある。
かかる第1の態様では、靴本体の形状に合わせて形成された防水インナーを被せた押さえ型に、靴本体を被せ、靴本体と防水インナーとを接合するようにしたので、靴本体と防水インナーとを簡便且つ良好に接合でき、履き心地を良好に確保したまま防水性を確実に保持することができる。また、履き心地を維持したまま、耐久性に優れた靴を簡便に製造することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記靴本体と前記防水インナーとを接合する工程を室温で行うことを特徴とする防水靴の製造方法にある。
かかる第2の態様では、防水インナーに傷などを付けることなく、靴本体と確実に接合することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記靴本体と前記防水インナーとを接合し、前記押さえ型を除去した後、前記靴本体の足挿入口で当該靴本体と前記防水インナーとを縫製する工程をさらに具備することを特徴とする防水靴の製造方法にある。
かかる第3の態様では、防水性能を低下させることなく、靴本体と防水シートの足挿入口の接合強度をより確実にすることができる。
本発明の第の態様は、第1〜の何れか一つの態様において、前記靴底が、前記アッパーの底面に接合されるミッドソールと、該ミッドソールの底面に接合されたアウトソールとの2層構造であることを特徴とする防水靴の製造方法にある。
かかる第の態様では、履き心地が良く、耐久性に優れた靴底を具備する防水靴を形成
することができる。
以上説明したように、本発明では、靴本体の形状に合わせて形成された防水インナーを被せた押さえ型に、靴本体を被せ、靴本体と防水インナーとを接合するようにしたので、靴本体と防水インナーとを簡便且つ良好に接合でき、履き心地を良好に確保したまま防水性を確実に保持することができる。
本発明の一実施形態に係る製造方法で製造した防水靴の断面図である。 本発明の一実施形態に係る防水靴成型用金型の平面図である。 本発明の一実施形態に係る防水靴の製造工程を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る防水靴の製造工程を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る防水靴の製造工程を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る防水靴の製造工程を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る防水靴の製造工程で製造した防水靴の断面図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態は、靴本体をダイレクトソーリング式で製造する方法を例としたが、靴本体の製造方法は、これに限定されず、吊り込み方式など他の製造方法を採用してもよいことはいうまでもない。
図1は、一実施形態に係る靴の断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る靴底10は、靴1の底面に接合されたミッドソール20と、このミッドソール20の底面に接合されて底面に凹凸パターン30aを有するアウトソール30との2層で形成されている。靴底10を構成するミッドソール20及びアウトソール30の各層は、例えば、ニトリルゴム(NBR)等のゴム材料で形成され、且つミッドソール20はゴムを発泡させた発泡ゴムからなる。このようなゴム材料からなる靴底10は、ポリウレタン等で形成される靴底と同等の履き心地を維持し且つ優れた耐久性を有する。
また、このような靴底10が設けられる靴1は、底面にミッドソール20の上面が接合されて足全体を覆うアッパー2と、このアッパー2の先端部、すなわち、足のつま先に対応する領域に嵌合してつま先を保護する先芯3とを有する。さらに、アッパー2の底面には、足のアーチ部を支えて歩行し易くするスチール製等のシャンク5が接合されている。
さらに、アッパー2及び靴底10の内側には、防水インナー6が接合されている。ここで、防水インナー6は、従来から公知のものを用いることができるが、例えば、防水性を保持できる材料、例えば、ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、EVAなどからなる樹脂シートで形成されたものである。このような樹脂シートとしては、0.5mm以下の薄膜シートを用いるのが履き心地の点で好ましい。また、防水インナー6をゴアテックスフィルムなどの防水透湿性シートで形成してもよいが、履き心地の面からは樹脂シートの方が好ましい。防水インナー6は、このような樹脂シートや防水透湿性シートをホットメルトで接合して所定の形状とし、必要に応じて防水テープでシリングを施したものである。
なお、このような防水インナー6の詳細については、上述した特許文献1〜4の他、特許第3642553号公報、特開2012−29756号公報などに開示されており、これらに開示されたものを防水インナー6として用いることができる。
以下、このような靴底の製造工程について説明する。図2は、本実施形態に係る靴底成型用金型の平面図であり、図3及び図4は、靴底の製造工程を示す断面図である。
本発明に係る靴底の製造方法は、いわゆるダイレクトソーリング式と呼ばれる製造方法である。靴底10の成形に使用する金型は、図2〜図4に示すように、その底部を構成するボトムモールド41と、側面部を構成する一対のサイドモールド42A,42Bと、上部側を構成するダミーモールド43及びラストモールド44とからなる。
ボトムモールド41は、その表面にアウトソール30を成形するための凹部45を有し、この凹部45の底面部分にアウトソール30の表面に凹凸パターン30aを形成するための複数の凸部46が設けられている。また、ダミーモールド43は、アウトソール30の上面を形成するための型であり、ラストモールド44は、その表面にアッパー2が装着されて用いられ、ミッドソール20の上面を形成すると共にミッドソール20とアッパー2とを接着させるためのものである。
一対のサイドモールド42A,42Bは、ミッドソール20及びアウトソール30の側面を画成する側壁47をそれぞれ有し、一対のサイドモールド42A,42Bで形成される一方の開口にはボトムモールド41が嵌合し、他方の開口にはダミーモールド43又はラストモールド44が嵌合するようになっている。すなわち、ボトムモールド41と、ダミーモールド43又はラストモールド44とが、サイドモールド42で挟み込まれることでアウトソール30又はミッドソール20を成形するための空間が画成されるようになっている。
そして、靴底の製造工程としては、まず、図3(a)(b)に示すように、ボトムモールド41をサイドモールド42によって挟み込んだ状態で、例えば、インジェクター50によってボトムモールド41上に所定温度に加熱された未加硫のアウトソール用ゴム60をリボン状に押し出す。このとき、インジェクター50を所定スピードで移動させることで、ボトムモールド41上に所定量のアウトソール用ゴム60が載るようにする。
次いで、サイドモールド42を一旦開き、ダミーモールド43を所定位置まで下降させ、サイドモールド42を再び閉じてボトムモールド41とダミーモールド43とを挟み込む。この状態で、ボトムモールド41をダミーモールド43側に移動させることにより、ボトムモールド41でアウトソール用ゴム60を所定圧力で加圧成形する。また、これらボトムモールド41、サイドモールド42及びダミーモールド43は、例えば、外部に設けられたヒータ等によって所定温度に加熱されているため、アウトソール用ゴム60は、ボトムモールド41で加圧されることで加硫されながら加圧成形される。
そして、この状態を所定時間保持し、アウトソール用ゴム60が半加硫の状態、すなわち、半加硫アウトソール61が形成された時点で、ボトムモールド41を下降させて半加硫アウトソール61からダミーモールド43を脱離させた後、サイドモールド42を開くと共にダミーモールド43を上昇させて、半加硫アウトソール61の表面を露出させる。
ここで、本発明では、半加硫アウトソール61が形成されてボトムモールド41を下降させる直前に、半加硫アウトソール61にダミーモールド43を押し付けた状態で、ダミーモールド43の半加硫アウトソール61との界面の一部に所定量の気体を導入するようにしている。例えば、本実施形態では、ダミーモールド43に、半加硫アウトソール61との接触面側に連通するエアバルブ48を設け、ボトムモールド41を下降させる直前に、このエアバルブ48を介して、所定量の気体、例えば、空気をダミーモールド43の半加硫アウトソール61との界面に導入している。なお、実際には、界面に導入されている必要はなく、界面に連通する流路に圧縮された気体が存在するようにすればよい。また、導入する気体の量は、ごく微少量でよく、例えば、本実施形態では、約1、2秒の間、空気を導入するようにしている。
このようにダミーモールド43の半加硫アウトソール61との界面に気体を導入し、その直後にボトムモールド41を下降させることにより、半加硫アウトソール61からダミーモールド43を容易に脱離させることができる。したがって、半加硫アウトソール61の破壊を防止でき、また半加硫アウトソール61をボトムモールド41上に確実に残すことができる。
また、このようにアウトソール30を成形するためのダミーモールド43は、ボトムモールド41の凹部45の開口縁部45aに対応する角部43aがR形状となっていることが好ましい(図3(b)参照)。これにより、半加硫アウトソール61からダミーモールド43をさらに確実に離脱させることができる。なお、この角部43aが、例えば、直角に形成されていると、この部分のアウトソール用ゴムが良好に加硫されず、ダミーモールド43から剥がれにくくなってしまう。
また、導入する気体は、所定温度、例えば、ダミーモールド43等の金型40と略同一の温度に加熱されていることが好ましい。このため、本実施形態では、エアバルブ48に空気を供給する供給管49の少なくともダミーモールド43側の一部を比較的熱伝導率の高い材料、例えば、銅(Cu)で形成するようにした。これにより、ダミーモールド43の熱が供給管49に伝わって供給管49内の空気は、金型40と略同一の温度に加熱される。そして、ダミーモールド43と半加硫アウトソール61との境界に導入する気体の量は、ごく微少量であるため、この供給管49内で加熱された空気のみが導入されることになる。
このように加熱した気体を導入することで、導入した気体によって半加硫アウトソール61が冷却されることがないため、半加硫アウトソール61の温度変化による変形等を防止することができる。また、金型40が冷却されることがないため、製造効率の低下も防止できる。
次に、図4(a)に示すように、未加硫・未発泡のゴムであるミッドソール用ゴム62を、アウトソール用ゴム60の場合と同様にインジェクター50によって、半加硫アウトソール61上に、リボン状に押し出す。そして、一旦サイドモールド42を開き、アッパー2が装着されたラストモールド44を降下させてサイドモールド42を再び閉じる。
次いで、図4(b)に示すように、ボトムモールド41と共にラストモールド44がサイドモールド42で挟み込まれた状態でボトムモールド41を上昇させて、ミッドソール用ゴム62を加圧する。この状態を所定時間保持し、ミッドソール用ゴム62を加硫しながら加圧成形すると共にゴムを発泡させて発泡ゴムからなるミッドソール20を成形する。このとき、半加硫アウトソール61も加硫されてアウトソール30が形成され、同時に、ミッドソール20とアウトソール30及びアッパー2とが加硫接着されて一体化される。
なお、その後、成形された靴底10からボトムモールド41等を脱離させるが、その際、半加硫アウトソール61からダミーモールド43を脱離させる場合と同様に、ボトムモールド41のアウトソール30との界面の一部に所定量の気体を導入することが好ましい。これにより、ボトムモールド41をアウトソール30から容易且つ確実に脱離させることができる。また、この場合にも、導入する気体の温度は、ボトムモールド41等の金型40と略同一の温度に加熱されていることが好ましい。そして、ラストモールド44を脱型し、靴本体1Aとする。
次に、図5に示すように、別途ポリウレタン等で成形した防水インナー6を靴本体1Aの形状に合わせて形成され、靴本体1A内に挿入することができる押さえ型である木型7に被せる。一方、靴本体1Aの内側には、図示は省略する接着剤を塗布する。この接着剤は、溶剤を含有する常温硬化型の接着剤であり、防水インナー6の外側に塗布してもよいし、両方に塗布してもよい。なお、接着剤の塗布は必ずしも全面に行う必要はなく、履き心地を確保できるものであれば、部分部分に塗布してもよい。
そして、図6に示すように、防水インナー6を被せた木型7に靴本体1Aを被せ、木型7で防水インナー6を靴本体1Aの内面に押し付けた状態で、接着剤を硬化させる。この接着剤の硬化は室温で行えばよいが、防水インナー6に用いられているホットメルト剤の融点、例えば、70℃より低い温度での加温で接合時間の短縮を図るようにしてもよい。
また、木型7は、靴本体1Aを被せた後、外側に拡開して防水インナー6を靴本体1Aの内面に密着させるような構造、例えば、革靴を保形したり、形状を拡げるための木型のような構造を具備するものとしてもよい。なお、押さえ型として木型7を使用したが、樹脂製、金属製などの押さえ型を使用してもよいことはいうまでもない。
そして、木型7を脱型することにより、防水靴1を製造することができる。
以上説明した本実施形態では、製造された靴本体1Aに防水インナー6を挿入し接合するようにしたので、加硫接着などの温度により防水インナー6のホットメルト接合が破壊されて防水性が保持できなくなることが防止され、また、押さえ型である木型7に被せた状態で防水インナー6を靴本体1Aに挿入するようにしたので、防水インナー6の破れ、破壊などが防止でき、且つ防水インナー6をシワのない状態で靴本体1Aの内面に密着ささせることができ且つ確実に接合することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、アウトソール及びミッドソールの材料としてゴムを例示したが、これに限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑性の樹脂を用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、靴本体1Aと防水インナー6との接合を接着剤のみで行ったが、例えば、接着剤での接合後、部分的に縫製してもよい。
図7には、他の実施形態に係る製造方法による防水靴を示す。この場合、靴本体1Aと防水インナー6とを接着剤で接合した後、靴本体1Aの足挿入口の部分のみで、靴本体1Aと防水インナー6とを縫製により縫い目8を形成したものである。これによると、防水性を確保した上で、足を挿入する部分の防水インナー6の接合強度を向上し、剥がれなどの不具合を防止することができる。
1 靴
1A 靴本体
2 アッパー
3 先芯
6 防水インナー
7 木型
10 靴底
20 ミッドソール
30 アウトソール
41 ボトムモールド
42 サイドモールド
43 ダミーモールド
44 ラストモールド
50 インジェクター

Claims (4)

  1. 靴底とアッパーとからなる靴本体を製造する工程と、
    前記靴本体の形状に合わせて形成された防水インナーを被せた押さえ型を用意し、前記防水インナーの外側及び前記靴本体の内側の少なくとも一方に接着剤を塗布した後、前記防水インナーを被せた押さえ型を前記靴本体に挿入して前記防水インナーを被せた押さえ型に前記靴本体を被せ、前記靴本体と前記防水インナーとを接合する工程と、
    前記靴本体と前記防水インナーとを接合した後、前記押さえ型を除去して防水靴とする工程とを具備し、
    前記靴本体を製造する工程が、靴底を成形するボトムモールドと靴のアッパーが装着されたラストモールドで靴底とアッパーとを加硫接合して靴本体とすることを特徴とする防水靴の製造方法。
  2. 請求項1において、前記靴本体と前記防水インナーとを接合する工程を室温で行うことを特徴とする防水靴の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、前記靴本体と前記防水インナーとを接合し、前記押さえ型を除去した後、前記靴本体の足挿入口で当該靴本体と前記防水インナーとを縫製する工程をさらに具備することを特徴とする防水靴の製造方法。
  4. 請求項1〜の何れか一項において、前記靴底が、前記アッパーの底面に接合されるミッドソールと、該ミッドソールの底面に接合されたアウトソールとの2層構造であることを特徴とする防水靴の製造方法。
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