JP6323641B2 - 電力貯蔵装置におけるシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、超電導体を使用した磁気支持装置によって回転体を支持し、電力を回転体の運動エネルギーとして蓄積する電力貯蔵装置におけるシール構造に関するものである。
従来より、余剰電力をフライホイールの運動エネルギーに変換して貯蔵するとともに、フライホイールに貯蔵されている運動エネルギーを必要時に電気エネルギーに変換して取り出す電力貯蔵装置が知られている。
この電力貯蔵装置は、特許文献1に示されるように、フライホイールと、該フライホイールに固定される回転軸と、該回転軸に連結される非接触トルク伝達部品とで構成される回転体を、周りに輻射シールド槽及び真空容器を周囲に備えた内槽に配置したものであって、前記回転体の回転軸は、超電導体を有する磁気支持装置により非接触状態で支持されている。
そして、上記電力貯蔵装置は、真空容器内で回転体を回転自在に支持するために、磁気支持装置の超電導体を極低温に冷却しかつその状態を維持する必要がある。
このため、特許文献2に示される電力貯蔵用フライホイールでは、フライホイールの回転軸に取り付けられた回転側伝熱板と、該回転側伝熱板と間隔をおいて対向する固定側伝熱板とからなる非接触部冷却装置を有し、該非接触部冷却装置の伝熱板によって輻射による伝熱面積を増加させるようにしている。
また、引用文献3に示される非接触部の冷却装置では、輻射による伝熱が支配的である圧力の領域から気体分子伝導による伝熱が支配的となる圧力の近傍に圧力を設定し、非接触部の冷却を行うようにしている。
特開2010−239796号公報 特開2011−176905号公報 特開2009−264495号公報
ところで、上記のように構成された電力貯蔵装置では、極低温の真空空間内にフライホイールを回転自在に設置し、磁気支持装置の超電導体に対して、外部から冷媒を連続的に導入してもよいが、冷媒が蒸発した気体が散逸すると真空断熱が損なわれ、該内槽の内部と外部との間の熱的遮断が不十分となって、冷却効率が低下するおそれがある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、フライホイールの回転軸を、内槽となる真空容器に軸支する箇所において確実にガスを遮断し、冷却に関するエネルギーロスを抑えることができる電力貯蔵装置におけるシール構造を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、超電導磁気軸受を介して、極低温及び高真空下にあるフライホイールを回転動作させることにより、電気エネルギーを運動エネルギーとして貯蔵する電力貯蔵装置において、前記フライホイールを収容する真空容器と前記フライホイールの回転軸との間に、該回転軸を軸支する回転軸受を設け、この回転軸受は、前記フライホイールとともに回転する回転部材と、前記真空容器に固定されかつ前記回転部材との間に間隙を有するように設置された固定部材と、これら回転部材及び固定部材の間隙に収容された磁性流体と、前記間隙内に磁性流体を保持する磁性体と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、フライホイールを収容する真空容器と該フライホイールの回転軸との間に回転軸受を設け、この回転軸受の回転部材と固定部材との間隙に磁性流体を設ける構成としたので、該磁性流体により、フライホイールの回転軸を、内槽である真空容器に軸支する箇所において確実なガス遮断を行ない、冷却に関するエネルギーロスを抑えることができる。
また、磁性体により、回転部材と固定部材との間隙に収容された磁性流体を保持する構成としたので、フライホイールの回転により磁性流体が流出してしまうことがなく、回転軸受において安定した外部とのガス遮断が可能となる。
また、本発明では、真空容器内にフライホイールの回転軸を支持する内部軸受をさらに設け、該内部軸受における回転ブロックと固定ブロックとの間隙内の対向面に、回転時にガス分子を高圧側に排気する螺旋溝を形成することにより、真空容器内を効率良く真空状態にすることができる。
また、フライホイールの回転軸の中心部に、該回転軸と同軸でかつ真空容器に固定された冷媒供給管からの冷媒が流れる冷媒流路を形成し、該冷媒流路を、超電導磁気軸受付近に冷媒が至るように配置することにより、該超電導磁気軸受を効率良く極低温に冷却することができる。
本発明に係る電力貯蔵装置1の全体図である。 本発明の実施形態1に係る電力貯蔵装置1を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る電力貯蔵装置1を示す断面図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1及び図2を参照して説明する。
図1は本発明が適用される電力貯蔵装置1であって、電気エネルギーを回転体の運動エネルギーとして貯蔵する機能を有する。
電力貯蔵装置1は、充電時には余剰電力をフライホイール5の運動エネルギーに変換して貯蔵するとともに、放電時にはこのフライホイール5に蓄積されている運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。電力貯蔵装置1は、例えば、超電導体を使用した磁気支持装置によって回転体を支持し、電力を回転体の運動エネルギーとして蓄積する超電導フライホイール蓄電装置である。
電力貯蔵装置1は、架台2と、上回転軸3と、下回転軸4と、フライホイール5と、超電導磁気軸受6、7と、内槽となる真空容器8と、冷却装置9と、真空排気装置10、11とを有し、さらに本発明に係るガス封止機構20及びガス封止ネジ機構30を有している。
上回転軸3及び下回転軸4は、フライホイール5と一体となって回転する部材である。フライホイール5は、電気エネルギーを運動エネルギーとして保存するための部材である。フライホイール5は、このフライホイール5の中心が上回転軸3及び下回転軸4の中心軸Oと一致するように、これら回転軸3、4に固定されている。フライホイール5は、回転軸3とともに真空容器8内に浮揚状態で収容されており、電力貯蔵用の超電導フライホイールとして機能する。
超電導磁気軸受6、7は、上回転軸3及び下回転軸4を回転自在に支持する装置である。超電導磁気軸受6は、フライホイール5の上方に配置されており、上回転軸3の上端部側を非接触で支持している。超電導磁気軸受7は、フライホイール5の下方に配置されており、下回転軸4の下端部側を非接触で支持している。
また、超電導磁気軸受6、7は、超電導物質のマイスナー効果または完全反磁場性による磁気浮上を利用して上回転軸3、フライホイール5および下回転軸を回転自在に支持するスラスト軸受として機能する。さらに、超電導磁気軸受6、7は、超電導バルク体(回転子)6a、7aと超電導コイル(固定子)6b、7bなどを備えており、回転体側の超電導バルク体6a、7aと固定体側の超電導コイル6b、7bとの間に磁場を発生させる。超電導磁気軸受6、7は、超電導バルク体6a、7aと超電導コイル6b、7bとを対向させてこれらの間に磁気反発力を発生させて、超電導バルク体6a、7aと超電導コイル6b、7bとの間に所定の間隔が保持させるように上下回転軸3、4をガイドする。超電導磁気軸受6、7は、上下回転軸3,4及びフライホイール5を浮揚状態で支持することによって、エネルギー損失の大部分を占める軸受部分の摩擦抵抗を低減している。
超電導バルク体6a、7aは、単結晶と同等の超電導特性を有する高温超電導材料の固まりである。超電導バルク体6a、7aは、例えば、Y系超電導材料などを溶解させてから結晶成長させた溶融成長体であり、冷却することによって超電導特性を発揮する。
真空容器8は、内部が極低温/高真空下の容器であって、超電導磁気軸受6、7の超電導コイル6b、7bを支持した状態でこの超電導磁気軸受6、7を収容する。また、この真空容器8は、超電導磁気軸受6、7の超電導コイル6b、7bを臨界温度以下にするために内部が極低温下に維持されているとともに、フライホイール5の風損を低減するために内部が高真空下に維持されている。
冷却装置9は、内槽1上の内部を冷却する装置である。冷却装置9は、例えば、真空容器8内の超電導磁気軸受6、7の超電導コイル6b、7bを液体窒素によって臨界温度以下に冷却する極低温用冷凍機のような熱伝導型冷却装置である。この冷却装置9は、ヘリウムガスの圧縮と膨張とを繰り返して冷却するGM(Gifford-McMahon)冷凍機のような冷凍機9aと、この冷凍機9aに冷媒ガスを供給する圧縮機9bと、冷凍機9a及び圧縮機9bを経た冷媒ガスを供給する冷媒供給菅9cなどを備えている。
真空排気装置10は、真空容器8の内部を容器上部から真空状態にする装置であって、超電導バルク体6a、7aへの伝熱(超電導コイル6b、7bからの冷熱で超電導バルク体6a、7aを冷却)のために、真空容器8の内部を数〜100Pa程度の真空状態に調整する。また、この真空排気装置10は、真空容器8の内部を真空排気する真空ポンプ10aと、この真空ポンプ10aと真空容器8とを接続する管路10bなどを備えている。
真空排気装置11は、真空容器8の内部を容器下部から真空状態にする装置であって、同様に真空ポンプ11a、管路11bを備えている。
次に、図1及び図2を参照して、ガス封止機構20及びガス封止ネジ機構30について詳細に説明する。
このガス封止機構20は、図2に示されるように、フライホイール5とともに回転するリング状の回転磁性体21、真空容器8に固定されかつ回転磁性体21との間に間隙23を有するように設置された突起があるリング状の固定部材22と、これら回転磁性体21及び固定部材22の間隙23に収容されたシール材となる磁性流体24と、間隙23内に磁性流体24を保持する磁性体21、25と、を具備している。
この回転軸受20は、回転磁性体21、固定部材22及びこれらの間の間隙23が、フライホイール5と上下回転軸3,4に対して直交する位置関係に配置されたガス封止機構である。
間隙23内に磁性流体24を保持する磁性体25は、該間隙23の反対側に位置する固定部材22の裏面に配置されるものであって、磁性体25は真空容器8側に設置されている。
なお、回転磁性体21はフライホイール5側に設置された回転部材27によって、下回転軸4に固定保持されている。
そして、このようなガス封止機構20にて、回転磁性体21及び固定部材22の間隙23に収容された磁性流体24によって、回転磁性体21及び固定部材22がシールされることにより、ガス封止機構20内部を通る冷媒ガスを真空容器8内に流出しないよう確実なガス遮断を行ない、冷却に関するエネルギーロスを抑えることができる。
また、回転磁性体21,磁性体25により、回転磁性体21と固定部材22との間隙23に収容された磁性流体24を保持する構成としたので、フライホイール5の回転により磁性流体24の流出が防止されて、ガス遮断効果を維持することができる。
次に、図2を参照して、真空容器8内にさらに設けられて、フライホイール5の下回転軸4付近をシールするガス封止ネジ機構30について説明する。
このガス封止ネジ機構30は、フライホイール5とともに回転する下回転軸4と、真空容器8に固定されかつ下回転軸との間に間隙32を有するように設置されたリング状の固定ブロック31と、これら下回転軸4と固定ブロック31の間隙32内に形成された真空シール33と、を具備する構成である。
また、下回転軸4と固定ブロック31との間隙32内の対向面には、回転時にガス分子を高圧側に排気する螺旋溝34が形成されており、この螺旋溝34によって、真空容器8内のガス分子が矢印A方向に排出される。
また、螺旋溝34によってガス分子を排出する矢印A側には、真空ポンプ11aの管路11bの吸引口35(図1参照)が配置されており、該管路11bを通じて真空容器8内のガス分子が内部から排出される。
また、冷凍機9aの冷媒供給管9cは、図1及び図2に示されるように真空容器8の下部に設置されており、該冷媒供給管9cを通じて供給された冷媒は、該真空容器8内に立設された冷媒供給管37を通じて、冷媒流路40に図中下方側から供給される。
この冷媒流路40は、フライホイール5の回転軸4の中心部に形成された内部空間の管路であって、真空容器8に固定された冷媒供給管37と同軸(中心軸Oを中心として同軸)となるように設置される。
冷媒流路40は、上回転軸3の内部にある超電導磁気軸受6の回転側のバルク体6aの間まで通るよう設置されており、冷媒が冷媒流路40を通りバルク体6aを局部冷却する。
その後、冷媒は上回転軸3、フライホイール5、下回転軸4の内部空間を下方向に通り、下回転軸4内部にある超電導磁気軸受7の回転側のバルク体7aを局部冷却する。
下回転軸4の内部空間を通ってきた冷媒は、冷媒排気管38を通じて冷却装置9に再供給される。
以上詳細に説明したように本実施形態に示される電力貯蔵装置1のシール構造によれば、フライホイール5を収容する真空容器8と該フライホイール5の下回転軸4との間にガス封止機構20を設け、該ガス封止機構20における回転部材21と固定部材22との間隙23に磁性流体24を設ける構成としたので、該磁性流体24により、フライホイール5の回転軸4を、内槽である真空容器8に軸支する箇所において確実なガス遮断を行ない、冷却に関するエネルギーロスを抑えることができる。
また、本実施形態に示される電力貯蔵装置1のシール構造では、磁性体21,25により、固定部材22との間隙23に収容された磁性流体24を保持する構成としたので、フライホイール5の回転により磁性流体24が流出してしまうことがなく、ガス封止機構20内部を通る冷媒ガスを安定して遮断することができる。
また、本実施形態に示される電力貯蔵装置1のシール構造では、真空容器8内にフライホイール5の下回転軸4付近をシールするガス封止ネジ機構30をさらに設け、該ガス封止ネジ機構30における下回転軸4と固定ブロック31との間隙33内の対向面に、回転時にガス分子を高圧側に排気する螺旋溝34を形成することにより、真空容器8内上部を効率良く真空状態にすることができる。
また、フライホイール5の下回転軸4の中心部に、該下回転軸4と同軸でかつ真空容器8に固定された冷媒供給管9cからの冷媒が流れる冷媒流路40を形成し、超電導磁気軸受6,7のバルク材6a、7aに冷媒が至るように配置することにより、局部的に効率良く極低温に冷却することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図3を参照して説明する。この実施形態2が実施形態1と構成を異にする点は、ガス封止機構の構成である。
すなわち、実施形態2に示されるガス封止機構50は、図3に示されるように、フライホイール5とともに回転する円筒状の回転部材51と、真空容器8に固定されかつ回転部材51との間に間隙53を有するように設置されたリング状の固定部材52と、これら回転部材51及び固定部材52の間隙53に収容されたシール材となる磁性流体54と、固定部材52内に設けられて間隙53内に磁性流体54を保持する磁性体55と、を具備している。
このガス封止機構50は、回転部材51、固定部材52及びこれらの間の間隙53が、フライホイール5の下回転軸4における中心軸Oの周囲に配置されたラジアル方向でシールする機構である。
以上詳細に説明したように本実施形態2に示される電力貯蔵装置1によれば、フライホイール5を収容する真空容器8と該フライホイール5の下回転軸4との間にガス封止機構50を設け、該ガス封止機構50における回転部材51と固定部材52との間隙53に磁性流体54を設ける構成としたので、該磁性流体54により、フライホイール5の下回転軸4を、内槽である真空容器8に軸支する箇所において確実なガス遮断を行ない、冷却に関するエネルギーロスを抑えることができる。
また、本実施形態2に示される電力貯蔵装置1では、磁性体55により、回転部材51と固定部材52との間隙53に収容された磁性流体54を保持する構成としたので、フライホイール5の回転により磁性流体54が流出してしまうことがなく、回転軸受20内部を通る冷媒ガスを安定して遮断することができる。
なお、上記実施形態では、冷媒流路40を超電導磁気軸受6a、7aに設置したが、その箇所は冷媒の循環程度に応じて適宜、変更しても良い。
また、間隙部23、53内の磁性流体24、54は、回転磁性体21、回転部材51及び固定部材22、52の対向面に連続的に形成された凹部内に収容しても良く、この場合、この凹部の形状は図2及び図3に示されるように三角形であっても良いし、球面状であっても良く、その形状は限定されるものではない。また、この凹部は、回転磁性体21、回転部材51の側であっても、固定部材22、52の側であっても良く、又は双方の側にあっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、超電導体を使用した磁気支持装置によって回転体を支持し、電力を回転体の運動エネルギーとして蓄積する電力貯蔵装置におけるシール構造に関するものである。
1 電力貯蔵装置
3 上回転軸
4 下回転軸
5 フライホイール
6 超電導磁気軸受
7 超電導磁気軸受
8 真空容器
9 冷却装置
10 真空排気装置
11 真空排気装置
20 ガス封止機構
21 回転磁性体
22 固定部材
23 間隙
24 磁性流体
25 磁性体
30 ガス封止ネジ機構
31 固定ブロック
32 間隙
33 真空シール
34 螺旋溝
35 吸引口
37 冷媒供給管
38 冷媒排気管
40 冷媒流路
50 ガス封止機構
51 回転部材
52 固定部材
53 間隙
54 磁性流体
55 磁性体

Claims (6)

  1. 超電導磁気軸受を介して、極低温及び高真空下にあるフライホイールを回転動作させることにより、電気エネルギーを運動エネルギーとして貯蔵する電力貯蔵装置において、
    前記フライホイールを収容する真空容器と前記フライホイールの回転軸との間に、該回転軸を軸支する回転軸受を設け、
    この回転軸受は、前記フライホイールとともに回転する回転部材と、前記真空容器に固定されかつ前記回転部材との間に間隙を有するように設置された固定部材と、これら回転部材及び固定部材の間隙に収容された磁性流体と、前記間隙内に磁性流体を保持する磁性体と、を具備し、
    前記フライホイールの回転軸の中心部には、該回転軸と同軸に配置されかつ前記真空容器に固定された冷媒供給管からの冷媒が流れる冷媒流路が形成され、
    該冷媒流路は、前記超電導磁気軸受付近に冷媒が至るように配置され、
    前記回転部材と固定部材との間を封止するガス封止機構は、
    それぞれリング状に形成され、前記回転軸とともに回転する内側、外側の回転磁性体と、
    これら内側、外側の回転磁性体との間の軸方向の間隙に、それぞれ磁力により磁性流体を保持する固定部材と、
    を有し、
    前記回転軸の中心軸線上で開口する冷媒供給管から冷媒が供給され、
    前記内側、外側の回転磁性体に対応する前記固定部材の間の位置に設けられた冷媒排気管から冷媒が排出される、
    電力貯蔵装置におけるシール構造。
  2. 超電導磁気軸受を介して、極低温及び高真空下にあるフライホイールを回転動作させることにより、電気エネルギーを運動エネルギーとして貯蔵する電力貯蔵装置において、
    前記フライホイールを収容する真空容器と前記フライホイールの回転軸との間に、該回転軸を軸支する回転軸受を設け、
    この回転軸受は、前記フライホイールとともに回転する回転部材と、前記真空容器に固定されかつ前記回転部材との間に間隙を有するように設置された固定部材と、これら回転部材及び固定部材の間隙に収容された磁性流体と、前記間隙内に磁性流体を保持する磁性体と、を具備し、
    前記フライホイールの回転軸の中心部には、該回転軸と同軸に配置されかつ前記真空容器に固定された冷媒供給管からの冷媒が流れる冷媒流路が形成され、
    該冷媒流路は、前記超電導磁気軸受付近に冷媒が至るように配置され、
    前記回転部材と固定部材との間を封止するガス封止機構は、
    前記回転軸とともに回転する円筒状の回転部材と、この回転部材との間の半径方向の間隙に、磁力により磁性流体を保持し、それぞれリング状に形成され軸線方向に互いに間隔をおいて配置された上側および下側の固定部材と、
    を有し、
    前記回転軸の中心軸線上で開口する冷媒供給管から冷媒が供給され、
    前記軸線方向において、前記上側および下側の固定部材の間の位置に設けられた冷媒排気管から冷媒が排出される
    電力貯蔵装置におけるシール構造。
  3. 前記回転軸受は、前記回転部材、前記固定部材及びこれらの間の間隙が、前記フライホイールの回転軸に対して直交する位置関係に配置されたスラスト軸受であることを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵装置におけるシール構造。
  4. 前記回転軸受は、前記回転部材、前記固定部材及びこれらの間の間隙が、前記フライホイールにおける回転軸の中心軸線周囲に配置されたラジアル軸受であることを特徴とする請求項2に記載の電力貯蔵装置におけるシール構造。
  5. 前記真空容器内には、前記フライホイールの回転軸を支持する内部軸受がさらに設けられ、
    該内部軸受は、前記フライホイールとともに回転する回転ブロックと、前記真空容器に固定されかつ前記回転ブロックとの間に間隙を有するように設置された固定ブロックと、を具備し、
    前記回転ブロックと固定ブロックとの間隙内の対向面には、回転時にガス分子を高圧側に排気する螺旋溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力貯蔵装置におけるシール構造。
  6. 前記螺旋溝によってガス分子を排出する側には、真空ポンプの吸引口が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電力貯蔵装置におけるシール構造。
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