JP6322604B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
また、非特許文献1の方法では、エアカーテンの周囲の空気がエアカーテン内部に巻き込まれる可能性があった。また、術者190と患者140の温熱環境としては、上記したように異なるものが求められるが、非特許文献1の方法はこれらを両立させるものではなかった。
第2の発明は、手術室に用いられる空調システムであって、手術室における患者領域の上方の患者の身体全体に対応する範囲に中央吹出部を、前記患者領域の周囲に隣接する術者領域の上方に周囲吹出部をそれぞれ有し、前記中央吹出部から患者領域に向かって前記範囲内で均一な温度で空気が吹き出されるとともに、前記周囲吹出部から術者領域に向かって空気が吹き出され、前記中央吹出部から吹き出される空気の速度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の速度より大きく、前記中央吹出部から吹き出される空気の温度が前記手術室の室温であり、前記周囲吹出部から吹き出される空気の温度より高いことを特徴とする空調システムである。
第3の発明は、手術室に用いられる空調システムであって、手術室における患者領域の上方の患者の身体全体に対応する範囲に中央吹出部を、前記患者領域の周囲に隣接する術者領域の上方に周囲吹出部をそれぞれ有し、前記中央吹出部から患者領域に向かって前記範囲内で均一な温度で空気が吹き出されるとともに、前記周囲吹出部から術者領域に向かって空気が吹き出され、前記中央吹出部から吹き出される空気の速度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の速度より大きく、前記中央吹出部から吹き出される空気の温度が24℃であり、前記周囲吹出部から吹き出される空気の温度より高いことを特徴とする空調システムである。
ここで、患者領域とは、手術台など、手術時の患者が位置する領域を指すものとし、術者領域は、患者領域の周囲に隣接する、手術時の術者が位置する領域を指すものとする。
また、従来型の全面均一吹出では吹出温度が室温より低く、吹出から下方での風速が増加するため、吹出気流が中央に集まる流れになり、術者から患者方向への流れが発生して、術者からの粉塵などが患者に到達しやすくなっていた。一方、本発明では、中央吹出部の風量を多くするとともに、吹出温度を高く設定するので、術者から患者方向への流れがなくなり術者から発生する粉塵などが更に到達しにくくなる。
さらに、中央吹出部からの空気の温度を、周囲吹出部からの空気の温度よりも高くするので、術者および患者のそれぞれにとって適切な温熱環境を維持することが可能になる。
まず、図1を参照して、本実施形態の空調システム10について説明する。図1(a)は、空調システム10が設けられる手術室1の平面を表す図、図1(b)は手術室1の天井部に設けられる吹出ユニット11、13等により構成される空調システム10について示す図である。
なお、手術室1には、その他、照明6や、室内空気を吸い込む吸込口7などが設けられる。
さらに、単に中央吹出空気21のみでは、周囲との風速差により中央吹出空気21の外側境界部で渦が発生し、空気の混合が生じ周囲の汚染空気を患者領域に巻き込む可能性があるところ、本実施形態では患者領域の周囲の術者領域において、中央吹出空気21よりも遅い風速で周囲吹出空気23を吹き出しているので、周囲吹出空気23の外側境界部、ならびに中央吹出空気21の外側境界部での風速差が低減され、渦が生じにくくなり周囲空間や術者領域から汚染空気の巻き込みが抑制され、患者領域での空気清浄化に寄与する。
なお、ここで、吹出ユニットから吹き出される中央吹出空気21または周囲吹出空気23の速度は、吹き出された時点での速度であり、例えば、吹出口近辺高さの速度または吹出ユニットにおける吹出設定速度とすることができる。同様に、後述する中央吹出空気21または周囲吹出空気23の温度は、吹き出された時点での温度であり、例えば、吹出口近辺高さの温度または吹出ユニットにおける吹出設定温度とすることができる。
さらに、従来のように中央吹出空気21を低温とした場合には、周囲と比較して空気密度が大きくなるので、下方にゆくにつれ風速が増加し、外側境界部における周囲吹出空気23との風速差が大きくなり上記の通り渦が発生しやすくなる。また、吹出口から下方に行くほど風速が増加し上方の風量と下方の風量の差が大きくなるので、当該風量差を周囲から補おうとする周囲空気の誘因効果が大きくなり汚染空気の混合が生じやすい。しかし、本実施形態では、中央吹出空気21を室温と同等程度とし周囲吹出空気23よりも高くするので、上記のような風速の増加が抑えられ、外側境界部における周囲吹出空気23との風速差を抑えることができ渦の発生が抑制されるとともに、周囲空気の誘因も抑えることができる。これらも、患者領域での空気清浄化に寄与する。
なお、本実施形態では患者領域と術者領域の平面内でほぼ均一な風速および温度で空気を吹き出しているが、平面内で多少のばらつきはあってもよく、例えば、上記の風速の大小は、患者領域および術者領域での平均値(例えば吹出口近辺高さでの吹出空気全量÷吹出面積)を指標として調整されていれば上記の効果が達せられる。あるいは、患者領域の各平面位置の中央吹出空気21の風速が、術者領域のいずれの平面位置における周囲吹出空気23の風速よりも大きくなるよう調整しても、同様に上記の効果が達せられる。温度についても同様である。
例えば、周囲吹出空気23の風速を、内側(患者領域側)から外側(周囲空間側)に向かって階段状に、あるいは連続的に徐々に低下するようにし、術者領域の内側境界部で中央吹出空気21の風速に近づけ、外側境界部で0に近づける。
このように風速を徐々に変化させることにより、周囲吹出空気23の内外の境界部での風速差をさらに低減することができる。これにより、前述のような渦がさらに生じにくくなり、患者領域への、術者領域あるいはその周囲空間からの汚染空気巻き込みがより抑制され、患者領域での空気清浄効果が大きくなる。
この場合でも、当然ながら、前述のように平均値を指標とした場合でも、各平面位置の風速を比較した場合でも、中央吹出空気21の風速は周囲吹出空気23の風速より大きくなる。
3、130………手術台
4、140………患者
9、190………術者
11………中央吹出ユニット
13………周囲吹出ユニット
14、15………ダクト
18、19………空調機
21………中央吹出空気
23………周囲吹出空気
110………吹出ユニット
210………吹出空気
Claims (3)
- 手術室に用いられる空調システムであって、
手術室における患者領域の上方の患者の身体全体に対応する範囲に中央吹出部を、前記患者領域の周囲に隣接する術者領域の上方に周囲吹出部をそれぞれ有し、
前記中央吹出部から患者領域に向かって前記範囲内で均一な温度で空気が吹き出されるとともに、前記周囲吹出部から術者領域に向かって空気が吹き出され、
前記中央吹出部から吹き出される空気の速度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の速度より大きく、
前記中央吹出部から吹き出される空気の温度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の温度より高く、且つ患者近傍に24℃以上25℃以下の空気が存在するようになるものであることを特徴とする空調システム。 - 手術室に用いられる空調システムであって、
手術室における患者領域の上方の患者の身体全体に対応する範囲に中央吹出部を、前記患者領域の周囲に隣接する術者領域の上方に周囲吹出部をそれぞれ有し、
前記中央吹出部から患者領域に向かって前記範囲内で均一な温度で空気が吹き出されるとともに、前記周囲吹出部から術者領域に向かって空気が吹き出され、
前記中央吹出部から吹き出される空気の速度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の速度より大きく、
前記中央吹出部から吹き出される空気の温度が前記手術室の室温であり、前記周囲吹出部から吹き出される空気の温度より高いことを特徴とする空調システム。 - 手術室に用いられる空調システムであって、
手術室における患者領域の上方の患者の身体全体に対応する範囲に中央吹出部を、前記患者領域の周囲に隣接する術者領域の上方に周囲吹出部をそれぞれ有し、
前記中央吹出部から患者領域に向かって前記範囲内で均一な温度で空気が吹き出されるとともに、前記周囲吹出部から術者領域に向かって空気が吹き出され、
前記中央吹出部から吹き出される空気の速度が、前記周囲吹出部から吹き出される空気の速度より大きく、
前記中央吹出部から吹き出される空気の温度が24℃であり、前記周囲吹出部から吹き出される空気の温度より高いことを特徴とする空調システム。
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