JP6322426B2 - 木質部材の接合構造 - Google Patents
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Description
請求項5に記載の発明では、前記被係合部は、前記木質梁の端面における上部と下部とに形成された段差部であり、前記係合部は、前記金物部材の固定側端面における上部と下部とに形成された係合凸部である、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の接合構造。
本発明の第一実施形態の木質部材の接合構造が適用された木造建築物のラーメン架構における柱梁接合構造について説明する。なお、本実施形態の後述する柱梁部材10を構成する柱12及び梁ブラケット20と梁30は、木質の耐火集成材で構成されている。また、鉛直方向をZ方向とし、Z方向と直交すう水平面における直交する二方向をX方向及びY方向とする。なお、後述する梁ブラケット20及び梁30は、X方向とY方向とに沿って配置されている。
まず、木造建築物のラーメン架構における柱梁接合構造の構成について説明する。なお、以下の説明では、柱梁接合構造の施工方法も併せて説明する。
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
つぎに、本発明の第一実施形態の変形例について説明する。
図5に示すように、金物部材101の固定側端面102における上部と下部とには、それぞれ係合凸部113が形成されている。また、金物部材101の上面101U及び下面101Lには、金物部材101が連結された状態において、平面視H形状の凹部262が形成されている(図5(C)を参照)。
図6に示すように、金物部材103の一方の上面103Uには段差部362が形成され、他方の上面103Uには突起部360が形成されている。また、金物部材103の一方の下面103Lには突起部360が形成され、他方の下面103Lには段差部362が形成されている。
図7に示すように、金物部材105の上面105U及び下面105Lに、それぞれ平板金物460を重ね合わせ留ボルト464で締結することで、金物部材105同士が連結され、金物部材105間で曲げモーメントが伝達される構造となっている。
図8に示すように、金物部材107の上面107U及び下面107Lには、それぞれ矩形凹部561が形成されている。金物部材107の矩形凹部561に対応する上部及び下部には、梁幅方向に貫通する貫通孔562が形成されている。また、後述する矩形金物560には、梁幅方向に貫通する貫通孔563が形成されている。
つぎに、本発明の第二実施形態の柱梁接合構造について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
図9に示す第二実施形態の金物部材600、601の連結側の端部には、板状の連結部620が設けられている。連結部620は、側面視で略三角形状とされ頂点部分には、貫通孔622が形成されている。
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
木質部材を構造部材に用いた中規模又は大規模な木造架構において、接合部の強度を確保するため、挿入鋼板と共にボルトやドリフトピンを多本数使用すると、接合効率や現場施工性が損なわれる。しかし、本発明を適用することで、上述したように、木質部材を構造部材に用いた中規模以上の木造架構であっても、現場での施工性に優れ、しかも、高い接合強度で接合することができる。
12 柱(木質柱の一例)
20 梁ブラケット
22 ブラケット側段差部(被係合部の一例)
30 梁(木質梁の一例)
38 梁側段差部(披係合部の一例)
70 接合ボルト(ボルトの一例)
72 接合ボルト(ボルトの一例)
112 係合凸部(係合部の一例)
113 係合凸部(係合部の一例)
100 金物部材
101 金物部材
103 金物部材
105 金物部材
107 金物部材
114 凹部(せん断力伝達手段の一例)
150 金属ダボ(ダボ部材の一例、せん断力伝達手段の一例)
160 環状金物(連結手段及び接合手段の一例)
260 接合金物(連結手段及び接合手段の一例)
360 突起部(連結手段及び接合手段の一例)
460 平板金物(連結手段及び接合手段の一例)
560 矩形金物(連結手段及び接合手段の一例)
600 金物部材
601 金物部材
620 連結部(連結手段及びせん断力伝達手段の一例)
624 連結ピン(連結手段及びせん断力伝達手段の一例)
Claims (5)
- 木質梁の端面にボルトで固定されると共に、前記端面に形成された被係合部に係合して鉛直方向のせん断力を伝達する係合部を有する金物部材と、
二つの前記木質梁の前記端面に固定された前記金物部材同士を連結する連結手段と、
連結された前記金物部材間でせん断力を伝達するせん断力伝達手段と、
を備える木質部材の接合構造。 - 連結される一方の前記木質梁は、柱梁部材を構成する木質柱の側面に剛結合された梁ブラケットである、
請求項1に記載の木質部材の接合構造。 - 前記せん断力伝達手段は、
前記金物部材の端面に形成された凹部と、
突き合わされた前記凹部に跨るように設けられたダボ部材と、
を有する、
請求項1又は請求項2に記載の木質部材の接合構造。 - 前記連結手段は、前記金物部材の上部同士及び下部同士を接合し、前記金物部材間で曲げモーメントを伝達する接合手段を有する
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の木質部材の接合構造。 - 前記被係合部は、前記木質梁の端面における上部と下部とに形成された段差部であり、
前記係合部は、前記金物部材の固定側端面における上部と下部とに形成された係合凸部である、
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の接合構造。
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