JP2017155464A - 柱梁接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄骨梁が負担する力を鉄筋コンクリート造の柱に伝達させて、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度の向上を図る。【解決手段】柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート造の柱10と、フランジ22を有し、端面が柱10の側面13に突き当てられた鉄骨梁20と、フランジ22に面接触して接合された当て板41と、軸線方向が当て板と平行となるように当て板41と一体化された筒状のカプラー42と、を有した連結具40と、柱10のコンクリート11に一部埋設され、柱10の側面13から一部突出した鉄筋45と、を備え、鉄筋45がカプラー42に挿入された状態でカプラー42に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合構造に関する。
特許文献1には、鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合構造に関する技術が開示されている。以下に、特許文献1で用いられた符号を括弧書きで表記し、特許文献1に記載の技術について説明する。特許文献1の記載によると、エンドプレート(16)が鉄骨梁(10)の端面に固着されており、2本の鉄骨梁(10)のエンドプレート(16)が柱(12)を挟み込んで、複数の鉄筋(20)が一方のエンドプレート(16)、柱(12)及び他方のエンドプレート(16)を貫通し、鉄筋(20)の両端部にはナット(N)が締結されている。これらナット(N)によりエンドプレート(16)が柱(12)に締め付けられているので、鉄骨梁(10)が柱(12)の接合されている。また、鉄筋(20)は、柱(12)に形成された貫通孔に通されただけであり、柱(12)のコンクリートに付着していない。
特開2014−152590号公報
ところが、特許文献1に記載の技術では、エンドプレート(16)が柱(12)に対して平行であり、鉄骨梁(10)に対して垂直であるため、鉄骨梁(10)の曲げモーメントによる引張力又は圧縮力がエンドプレート(16)に作用すると、その引張力又は圧縮力はエンドプレート(16)の曲げとして働く。エンドプレート(16)は板材であるがために、曲げ剛性が低くて曲げ変形しやすい。そのため、鉄骨梁(10)の曲げモーメントに対して、鉄骨梁(10)の引張力又は圧縮力が柱(12)あるいは鉄筋(20)に適切に伝達せず、鉄骨梁(10)と柱(12)との接合構造における回転量が大きくなる虞があり、その接合構造の性能・強度が低いものとなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、鉄骨梁が負担する力を鉄筋コンクリート造の柱に伝達させて、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度の向上を図ることである。
以上の課題を解決するための本発明の柱梁接合構造は、鉄筋コンクリート造の柱と、水平板部を有し、端面が前記柱の側面に突き当てられた鉄骨梁と、前記水平板部に対して平行な状態で前記水平板部に接合された当て板と、軸線方向が前記当て板と平行となるように且つ梁長手方向になるように前記当て板と一体化された筒状のカプラーと、を有した連結具と、前記柱に一部埋設され、前記柱の側面から梁長手方向に一部突出した鉄筋と、を備え、前記鉄筋が前記カプラーに挿入された状態で前記カプラーに固定されている。
以上の発明によれば、当て板が鉄骨梁の水平板部に対して平行な状態で水平板部に接合されており、カプラーの軸線方向が当て板と水平であり、柱のコンクリートに一部埋設された鉄筋がカプラーに挿入されてカプラーに固定されているので、鉄骨梁の曲げモーメントによる水平板部の引張力又は圧縮力が当て板及びカプラーを介して鉄筋に伝達し、その鉄筋の力は柱に伝達する。それゆえ、鉄骨梁が柱に安定して支持され、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度が高い。特に、鉄骨梁の曲げモーメントによって当て板には梁長手方向の応力が作用するが、鉄骨梁と柱の接合構造の性能・強度は当て板の梁長手方向の剛性に依存してその当て板の梁長手方向の剛性が高いので、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度が高い。
また、鉄骨梁の端面が柱の側面に突き当てられた状態であるため、鉄骨梁が柱の配筋に影響を及ばさない。
好ましくは、前記連結具及び前記鉄骨梁が前記柱の両側にあり、前記鉄筋が前記柱を貫通するとともに前記柱の両側面から梁長手方向に突出している。
以上の構成によれば、一方の鉄骨梁の曲げモーメントによる水平板部の引張力又は圧縮力が鉄筋に伝達し、鉄筋に伝達した力は柱のコンクリートとの付着によりあるいは反対側の当て板及び鉄骨梁の抵抗により柱に伝達する。よって、柱の両側の鉄骨梁が柱に安定して支持され、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度が高い。
本発明によれば、鉄骨梁の曲げモーメントによる水平板部の引張力又は圧縮力が鉄筋コンクリート造の柱に伝達するので、鉄骨梁と柱との接合構造の性能・強度が向上する。
図1は、柱梁接合構造の正面図である。 図2は、柱梁接合構造の側面図である。 図3は、図2に示すIII−IIIに沿った面の断面図である。 図4は、鉄筋の軸線を通る鉛直面に沿った鉄筋端部の断面図である。 図5は、変形例に係る柱梁接合構造の正面図である。 図6は、変形例に係る柱梁接合構造の正面図である。 図7は、変形例に係る柱梁接合構造の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 柱、梁及びそれらの接合構造
図1は柱梁接合構造の正面図であり、図2は柱梁接合構造の側面図である。図1及び図2に示すように、柱10の互いに対向する側面13に2本の鉄骨梁20がそれぞれ接合されることにより、柱梁接合構造が構築されている。
柱10は、その水平断面が矩形状を呈した鉄筋コンクリート造の柱であり、コンクリート11と鉄筋が一体化されることにより構築されたものである。つまり、複数本の主筋12が上下方向に延び、複数のせん断補強筋(帯筋)がこれら主筋12を囲むと共に上下方向に所定間隔で配列され、これら主筋12及びせん断補強筋がコンクリート11に埋設されている。せん断補強筋以外の補強筋がコンクリート11に埋設されてもよい。なお、柱10のうち仕口部は現場打ち鉄筋コンクリート造であってもよいし、プレキャスト鉄筋コンクリート造であってもよい。
鉄骨梁20は、梁長手方向に帯板状に延びた鉛直なウエブ(鉛直板部)21と、梁長手方向に帯板状に延びた上下一対の水平なフランジ(水平板部)22,23とを有した所謂H形鋼である。ウエブ21とフランジ22,23は一体成形された状態にあり、フランジ22,23はそれぞれウエブ21の上端・下端から梁幅方向に延出している。
鉄骨梁20は、その端面が柱10の側面13に突き当てられた状態で連結具40,50,60,70、鉄筋45,55,65,75及びガセットプレート80によって柱10に接合されている。以下、連結具40,50,60,70、鉄筋45,55,65,75及びガセットプレート80について詳細に説明する。
2. 鉄筋
鉄筋45,55,65,75は、鉄骨梁20の長手方向に対して平行となるように延在している。鉄筋45,55,65,75は、その中央部が柱10のコンクリート11に水平に埋設されていて、その両端部が柱10のコンクリート11の側面13から水平に突出している。そして、これら鉄筋45,55,65,75が上下に並列されている。
鉄筋45は、一方の鉄骨梁20のフランジ22の上側から柱10のコンクリート11を貫通して、他方の鉄骨梁20のフランジ22の上側にまで跨ぐように延設されている。鉄筋55は、一方の鉄骨梁20のフランジ22の下側から柱10のコンクリート11を貫通して、他方の鉄骨梁20のフランジ22の下側にまで跨ぐように延設されている。鉄筋65は、鉄骨梁20のフランジ23の下側から柱10のコンクリート11を貫通して、他方の鉄骨梁20のフランジ23の下側にまで跨ぐように延設されている。鉄筋75は、一方の鉄骨梁20のフランジ23の上側から柱10のコンクリート11を貫通して、他方の鉄骨梁20のフランジ23の上側にまで跨ぐように延設されている。なお、鉄筋45,55,65,75は異形鉄筋であるが、特に高強度鉄筋又は超高強度鉄筋であることが好ましい。
図3(a)及び図3(b)は、柱10のコンクリート11と鉄筋45との固着状態の形態例を示した鉛直断面図である。図3(a)に示すように、柱10のコンクリート11が鉄筋45に直接付着することにより鉄筋45がコンクリート11に固着されているか、又は、図3(b)に示すように、鉄筋45が管材(例えば、シース管、スリーブ管)46及びクラウド46aを介してコンクリート11に固着されている。図3(b)に示すような場合、管材46がコンクリート11の側面13から反対側の側面13にかけてコンクリート11に埋設されており、そのコンクリート11が管材46の外周面に付着し、管材46の内側のクラウド46aが管材46及び鉄筋45に付着している。管材46を用いると、管材46が鉄筋45よりも大径であって且つ表面積が大きいので、コンクリート11と管材46の付着力が高く、鉄筋45とコンクリート11の固着力の向上を図れる。なお、管材46とコンクリート11の付着性を向上すべく、管材46は蛇腹状としている。
鉄筋55,65,75についても鉄筋45と同様に柱10のコンクリート11に固着されている。
なお、鉄筋45,55,65,75は、柱10のコンクリート11のうち仕口部が打設される前に配筋されてもよいし、その仕口部の打設・硬化後に仕口部に貫通孔を削孔してその貫通孔に挿入されたものでもよい。
3. 連結具
図1又は図2に示すように、連結具40,50,60,70は、鋼製の当て板41,51,61,71と、当て板41,51,61,72と一体化された状態の筒状の鋼製のカプラー42,52,62,72とを有する。カプラー42,52,62,72は、その軸線方向が当て板41,51,61,71と平行となるように当て板41,51,61,71の一方の面に設けられている。カプラー42,52,62,72は、当て板41,51,61,71に溶接された状態にあるか、当て板41,51,61,71と一体成形された状態にある。
連結具40の当て板41は、上側のフランジ22に対して平行な状態且つそのフランジ22の上面に面接触した状態でフランジ22に接合されており、連結具50の当て板51は、上側のフランジ22に対して平行な状態且つそのフランジ22の下面に面接触した状態でフランジ22に接合されている。すなわち、当て板41,51は、これらの間にフランジ22を挟み込んだ状態で、高張力ボルト44により締結された状態にある。連結具40,50の当て板41,51がフランジ22に接合されるのと同様にして、連結具60の当て板61と連結具70の当て板71がそれぞれ下側のフランジ23の下面と上面に高張力ボルト64により締結されている。
なお、当て板41,51が溶接によりフランジ22に接合されてもよい。当て板61,71とフランジ23についても同様である。
鉄筋45のうち柱10のコンクリート11の側面13から突出した部位は、図4(a)、図4(b)又は図4(c)に示すように、カプラー42に挿入された状態でカプラー42に固定されている。ここで、図4(a)〜(c)は鉄筋45とカプラー42の固定状態の例を示した鉛直断面図であり、図4(a)〜(c)を参照して鉄筋45とカプラー42の固定について詳細に説明する。
図4(a)に示すように、鉄筋45はその外周面に雄螺子45aの節が形成された螺子節鉄筋であり、カプラー42はその内周面に雌螺子42aが形成されたものである。そして、鉄筋45がカプラー42にねじ込まれることによって鉄筋45がカプラー42に固定されている。なお、カプラー42と鉄筋45との間に微小なすき間が形成されている場合には、そのすき間にクラウドが充填されていてもよい。
図4(b)に示すように、鉄筋45はその外周面に雄螺子45aの節が形成された螺子節鉄筋であり、カプラー42はスリーブ管である。そして、所謂定着プレートあるいは定着ナットと呼ばれる締結具47によって鉄筋45がカプラー42に固定されている。締結具47は、鉄筋45に螺合して、カプラー42の端面に圧接して係止している。なお、カプラー42の内周面と鉄筋45の外周面との間にクラウドが充填されていてもよい。
図4(c)に示すように、カプラー42がスリーブ管であり、鉄筋45がカプラー42に挿入されている。カプラー42の内周面と鉄筋45の外周面との間にクラウド48が充填されることによって、鉄筋45がカプラー42に固定されている。
鉄筋45がカプラー42に固定されるのと同様にして、鉄筋55,65,75がカプラー52,62,72にそれぞれ固定されている。
4. ガセットプレート
柱10の側面13には一対のガセットプレート80が固定されており、鉄骨梁20のウエブ21がこれらガセットプレート80に挟まれた状態で高張力ボルト81によってガセットプレート80に締結されている。ガセットプレート80の一部が柱10のコンクリート11に埋設されているか、ガセットプレート80に取り付けられたアンカーボルト又はインサート部材等の固定具がコンクリート11に定着されることによって、ガセットプレート80が柱10の側面13に固定されている。
なお、ウエブ21が一対のガセットプレート80に挟まれるように締結されているのではなく、単一のガセットプレート80に締結されていてもよい。
5. 効果
以上の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 柱10を貫通して柱10に定着された鉄筋45,55,65,76の端部が連結具40,50,60,70のカプラー42,52,62,72に固定され、連結具40,50,60,70の水平な当て板41,51,61,71が鉄骨梁20の水平なフランジ22,23に接合されているので、鉄骨梁20が負担している力が柱10に確実に伝達する。例えば、鉄骨梁20の曲げモーメントによるフランジ22,23の圧縮力又は引張力は当て板41,51,61,71及びカプラー42,52,62,72を介して鉄筋45,55,65,75に伝達し、鉄筋45,55,65,75に伝達した力は鉄筋45,55,65,75とコンクリート11の付着・定着により、また反対側の当て板41,51,61,71及び鉄骨梁20の抵抗により柱10に伝達する。それゆえ、鉄骨梁20が柱10に安定して支持され、鉄骨梁20と柱10との接合構造の性能・強度が高い。
(2) 鉄骨梁20の曲げモーメントによるフランジ22,23の圧縮力又は引張力は当て板41,51,61,71に伝達するので、当て板41,51,61,71には梁長手方向の応力が作用する。そのため、鉄骨梁20と柱10の接合構造の性能・強度は、当て板41,51,61,71の梁長手方向の剛性・強度に依存する。当て板41,51,61,71の梁長手方向の剛性・強度が高いので、鉄骨梁20と柱10との接合構造の性能・強度が高い。それに対して、特許文献1に記載の技術では、鉄骨梁(10)の曲げモーメントによるフランジ(1004)の圧縮力又は引張力がエンドプレート(16)に伝達すると、エンドプレート(16)には面外の曲げモーメントが作用するが、エンドプレート(16)と当て板41,51,61,71の材質・サイズ・形状が同じであれば、エンドプレート(16)の曲げ剛性は当て板41,51,61,71の梁長手方向の剛性よりも低い。よって、特許文献1に記載の鉄骨梁(10)と柱(12)との接合構造の性能・強度は鉄骨梁20と柱10の接合構造よりも低い。
(3) 当て板41,51,61.71がフランジ22,23に対して上下に重なっているので、鉄骨梁20のスパン長の精度が高くなくても、鉄骨梁20が負担する力が柱10に適切に伝達するような接合構造を構築することができる。それに対して、特許文献1に記載の技術では、エンドプレート(16)が鉄骨梁(10)の端面に固着されているから、鉄骨梁(10)のスパン長の精度が高くないと、エンドプレート(16)が柱(12)の側面に面接触せず、鉄骨梁(10)が負担する力が柱(12)に適切に伝達しない。
(4) 当て板41,51がフランジ22を挟み込んだ状態でフランジ22に固定されているので、フランジ22の引張力又は圧縮力が鉄筋45.55に、強いては柱10に伝達しやすい。
(5) 鉄骨梁20の端面が柱10の側面13に突き当てられた状態であるため、鉄骨梁20が柱10の配筋に影響を及ばさない。例えば、鉄骨梁20に邪魔されずに多くの主筋12を配筋することができ、柱10を太くせずとも柱10の耐力を高くすることができる。
(6) 柱10と鉄骨梁20の接合構造の構築に際して、柱10の両側の鉄骨梁20同士を溶接する必要がない。よって、柱10と鉄骨梁20の接合構造の構築に要するコスト・時間の低減を図れる。
(7) 鉄骨梁20の端部が柱10内部に埋め込まれた構成ではないので、仕口部のコンクリート11の打設前でも、打設・硬化の後でも、鉄骨梁20と柱10の接合構造を構築することができる。同様に、柱10の仕口部をプレキャスト鉄筋コンクリート造部材としても、鉄骨梁20と柱10の接合構造を構築することができる。
6. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。以上の実施形態からの変更点について以下に説明する。以下に説明する変更点は、可能な限り組み合わせて適用してもよい。
(1) 図5に示すように、コンクリート95が柱10の仕口部の側面13から梁長手方向に突出するように打設されて、柱10のコンクリート11と一体化された状態にある。この場合、鉄骨梁20の端部、連結具40,50,60,70、ガセットプレート80及び高張力ボルト44,64,82はコンクリート95に埋設された状態にある。柱10と梁の交差部がコンクリート95によって拘束されて、柱梁接合構造の耐力が向上する。
(2) 図6に示すように、柱10が構造物(例えば建物)の外壁側等に立設されている場合、柱10の片側の側面13には鉄骨梁20が接合されているが、反対側の側面13には鉄骨梁20の代わりにH形鋼90が接合されている。このH形鋼90は、鉄骨梁20のスパンよりも非常に短い片持ち梁(第二鉄骨梁)として機能したものである。H形鋼90と柱10の接合構造は柱10の鉄骨梁20の接合構造と同様に設けられている。つまり、連結具40,50の当て板41,51がH形鋼90の上側フランジ92に面接触した状態で高張力ボルト44によって接合されており、連結具60,70の当て板61,71がH形鋼90の下側フランジ93に面接触した状態で高張力ボルト64によって接合され、一対のガセットプレート80がH形鋼90のウエブ91を挟み込んだ状態で高張力ボルト81によってウエブ91に接合されている。
(3) 図7に示すように、柱10が構造物(例えば建物)の外壁側等に立設されている場合、柱10の片側の側面13には鉄骨梁20が接合されているが、反対側の側面13には鉄骨梁が接合されていない。ここて、鉄筋45,55,65,75の一端部は上述のように片側の側面13から突出してカプラー42、52,62,72に固定されているが、他端部は反対側の側面13から突出せずにコンクリート11に埋設されている。ここで、鉄筋45,55,65,75の端部に定着プレート49,59,69,79が固定され、その定着プレート49,59,69,79がコンクリート11に埋設されている。これにより、鉄筋45,55,65,75がコンクリート11に定着されて、コンクリート11からの鉄筋45,55,65,75の抜けが防止される。
(4) 上記実施形態では、当て板41と当て板51がフランジ22を挟み込んだ状態で高張力ボルト44によってフランジ22に接合されていた。それに対して、連結具50及び鉄筋55を省略し、当て板51無しに当て板41が高張力ボルト44によってフランジ22の上面に接合されていてもよい。同様に、連結具70及び鉄筋75を省略し、当て板71無しに当て板61が高張力ボルト64によってフランジ23の下面に接合されていてもよい。
(5) 鉄骨梁20はH形鋼であったが、梁長手方向に帯状に延びた水平な板部を有する形鋼(例えば山形鋼、溝形鋼、リップ溝形鋼、Z形鋼、T形鋼、角形鋼管)であってもよい。
10…柱, 11…コンクリート, 13…柱の側面, 20…鉄骨梁, 21…フランジ, 22,23…フランジ(水平板部), 40,50,60,70…連結具, 41,51,61,71…当て板, 42,52,62,72…カプラー, 45,55,65,75…鉄筋, 49,59,69,79…定着プレート(定着部), 90…H形鋼(第二鉄骨梁、形鋼), 95…コンクリート(第二コンクリート)

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート造の柱と、
    水平板部を有し、端面が前記柱の側面に突き当てられた鉄骨梁と、
    前記水平板部に対して平行な状態で前記水平板部に接合された当て板と、軸線方向が前記当て板と平行となるように且つ梁長手方向になるように前記当て板と一体化された筒状のカプラーと、を有した連結具と、
    前記柱に一部埋設され、前記柱の側面から梁長手方向に一部突出した鉄筋と、を備え、
    前記鉄筋が前記カプラーに挿入された状態で前記カプラーに固定されていることを特徴とする柱梁接合構造。
  2. 前記連結具及び前記鉄骨梁が前記柱の両側にあり、
    前記鉄筋が前記柱を貫通するとともに前記柱の両側面から梁長手方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の柱梁接合構造。
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