JP6322009B2 - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーハンドル車両用ブレーキ装置に関し、詳しくは、第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して液圧式ブレーキを単独で作動させ、ブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、機械式ブレーキを作動させると共に、連動機構を介して液圧式ブレーキを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置に関する。
従来、第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキを単独で作動させ、ブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキとを連動して作動させるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。また、この連動機構として、マスタシリンダとレバー機構とを組み合わせたものがあり、連動機構をブレーキペダルに取り付けたものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−111030号公報 特開2010−235033号公報
しかし、上述の特許文献1及び2のものでは、ブレーキペダルの近傍やブレーキペダルに連動機構が設けられているが、ブレーキペダルは通常、車体のフレームに回動可能に取り付けられていると共に、ブレーキペダルの周囲にはブレーキやトランスミッション等が配置されていることから、連動機構を配置するスペースを確保することが難しかった。
そこで本発明は、連動機構を配置するスペースを確保することができるバーハンドル車両用ブレーキ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置は、第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、前記ブレーキペダルは、中央部が前記固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、後端部に回動軸を介してイコライザレバーが回動可能に取り付けられ、該イコライザレバーに、前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、該第2連繋手段は、アウタチューブにワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、前記イコライザレバーに前記ワイヤ本体と前記アウタチューブのいずれか一方を、前記ブレーキペダルに前記ワイヤ本体と前記アウタチューブのいずれか他方をそれぞれ連結し、前記ブレーキペダルを作動することにより、前記他方のブレーキが制動されると共に、前記アウタチューブと前記ワイヤ本体とが、前記ブレーキペダルと前記連動機構との間で撓み、前記他方のブレーキからの反力が生じた際に、前記ワイヤ本体が初期状態に復帰しようとすることから、前記イコライザレバーと前記ブレーキペダルとの間に位置のずれが生じ、前記ワイヤ本体が牽引されて前記第2作動手段を作動させることを特徴としている。
また、第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、前記ブレーキペダルは、回動軸を介してイコライザレバーが回動可能に取り付けられ、該イコライザレバーに、前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、前記ブレーキペダルが作動する初期状態で、前記イコライザレバーの作動方向と反対向きの回動を規制し、前記イコライザレバーの初期位置を設定するストッパ機構が設けられていることを特徴としている。
さらに、前記ストッパ機構は、前記イコライザレバーの回動側の端部に当接するストッパ用突部で形成されていると好適である。さらに、前記ストッパ用突部は、スイングアームに形成されていると良い。
また、第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、前記ブレーキペダルは、中央部が固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、基端部の反連動機構側に、前記基端部に対して当接・離間可能に配置された連結部材を備え、該連結部材に前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、該第2連繋手段は、アウタチューブの内部にワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、前記アウタチューブは、前記ブレーキペダルの基端部の連動機構側に、前記ワイヤ本体は、前記連結部材のブレーキペダル側にそれぞれ連結され、前記ブレーキペダルを作動することにより、該ブレーキペダルと前記連結部材とが当接状態を保持しながら、一体に回動して第1連繋手段を牽引し、前記他方のブレーキを制動すると共に、他方のブレーキからの反力が生じた際に、前記連結部材と前記ブレーキペダルとが離間し、前記ワイヤ本体が牽引されて前記第2作動手段を作動させることを特徴としている。
さらに、前記ブレーキペダルが作動する初期状態で、前記連結部材が前記ブレーキペダルから離間することを規制し、連結部材の初期位置を設定するストッパ機構が設けられていると好ましい。さらに、前記ストッパ機構は、前記連結部材の反ブレーキペダル側に当接するストッパ用突部で形成されていると好適である。また、前記ストッパ用突部は、スイングアームに形成されていると好ましい。
さらに、前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキのいずれか一方を、前記第1ブレーキ操作子の操作によって作動する液圧式ブレーキとし、いずれか他方を、前記第2ブレーキ操作子の操作によって作動する機械式ブレーキとし、前記連動機構は、液圧マスタシリンダとレバー機構とを組み合わせて形成され、前記連動機構を介して前記液圧式ブレーキを連動して作動させるとよい。また、前記連動機構をバーハンドル車両のステアリング軸部の近傍や、ヘッドライトの後方,燃料タンクの下部,エアクリーナの下部又はシートの下部に配置すると好ましい。
本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置によれば、ブレーキペダルにはイコライザレバーが取り付けられるのみで、連動機構は車体の任意の位置に配置することができることから、連動機構を配置するスペースを容易に確保することができる。また、連動機構には、イコライザレバーを設けなくて良いことから、連動機構を小型化させることができ、連動機構の車体への搭載性を向上させることができる。
さらに、ブレーキペダルは、中央部が前記固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、後端部に前記イコライザレバーが取り付けられ、第2連繋手段は、アウタチューブの内部にワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、イコライザレバーにワイヤ本体とアウタチューブのいずれか一方を、ブレーキペダルにワイヤ本体とアウタチューブのいずれか他方をそれぞれ連結し、ブレーキペダルを作動することにより、他方のブレーキが制動されると共に、アウタチューブとワイヤ本体とが、ブレーキペダルと連動機構との間で撓み、他方のブレーキからの反力が生じた際に、ワイヤ本体が初期状態に復帰しようとすることから、イコライザレバーとブレーキペダルとの間に位置のずれが生じ、ワイヤ本体が牽引されて第2作動手段を作動させることにより、簡単な構造で、イコライザレバーを介して連動機構の第2作動手段を作動させることができる。
また、ブレーキペダルが作動する初期状態で、イコライザレバーの作動方向と反対向きの回動を規制し、イコライザレバーの初期位置を設定するストッパ機構を設けたことにより、第2連繋手段側を調整しても、ストッパ機構によりイコライザレバーの初期位置が保たれることにより、操作フィーリングが損なわれる虞がなく、また、メンテナンス性の向上を図ることができる。さらに、ストッパ機構は、イコライザレバーの回動側の端部に当接するストッパ用突部で形成されていることにより、イコライザレバーの回動を良好に規制することができる。さらに、ストッパ用突部をスイングアームに形成したことにより、ストッパ用突部を容易に形成することができる。
また、ブレーキペダルは、中央部が固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、基端部の反連動機構側に、他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、基端部に対して当接・離間可能に配置された連結部材を備え、第2連繋手段は、アウタチューブの内部にワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、アウタチューブは、ブレーキペダルの基端部の連動機構側に、ワイヤ本体は、連結部材のブレーキペダル側にそれぞれ連結され、ブレーキペダルを作動することにより、ブレーキペダルと連結部材とが当接状態を保持し、一体に回動して第1連繋手段を牽引し、他方のブレーキを制動すると共に、アウタチューブとワイヤ本体とが、ブレーキペダルと連動機構との間で撓み、他方のブレーキからの反力が生じると、ワイヤ本体が初期状態に復帰しようとする力により、連結部材とブレーキペダルとが離間し、ワイヤ本体が牽引されて第2作動手段を作動させることにより、ブレーキペダルの基端部に連結部材を配置するだけで、連動機構は車体の任意の位置に配置することができることから、連動機構を配置するスペースを容易に確保することができる。また、部品点数を極力抑えることができコストの削減化を図ることができる。
さらに、ブレーキペダルが作動する初期状態で、連結部材が前記ブレーキペダルから離間することを規制し、連結部材の初期位置を設定するストッパ機構が設けられていることにより、第2連繋手段側を調整しても、ストッパ機構により連結部材の初期位置が保たれることにより、操作フィーリングが損なわれる虞がなく、また、メンテナンス性の向上を図ることができる。また、ストッパ機構は、前記連結部材の反ブレーキペダル側に当接するストッパ用突部で形成されていることにより、連結部材を良好に作動させることができる。さらに、ストッパ用突部を、スイングアームに形成したことにより、ストッパ用突部を容易に形成することができる。
また、前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方を液圧式ブレーキ、他方を機械式ブレーキとし、連動機構は、液圧マスタシリンダとレバー機構とを組み合わせて形成され、第1ブレーキ操作子によって、液圧式ブレーキを単独で作動させ、ブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、機械式ブレーキを作動させると共に、連動機構を介して液圧式ブレーキを連動して作動させることにより、液圧式ブレーキと機械式ブレーキとをバランス良く作動させることができる。
さらに、第1連動機構をバーハンドル車両のステアリング軸部の近傍に配置したことにより、各連繋手段の配索を良好に行うことができる。さらに、第1連動機構をバーハンドル車両のヘッドライトの後方に配置したことにより、第1連動機構が外部からいたずらされる虞がない。また、第1連動機構をバーハンドル車両の燃料タンクの下部に配置したことにより、第1連動機構を車体の重心の近くに配置することができ、車両の操作フィーリングを良好に保つことができる。さらに、第1連動機構をバーハンドル車両のエアクリーナの下部に配置したことにより、エンジンからの熱の影響の少ない場所に第1連動機構を配置することができる。また、第1連動機構をバーハンドル車両のシートの下部に配置したことにより、シートの下に形成される空間部を利用して第1連動機構を配置することができると共に、車体に重心に比較的近い場所に第1連動機構を配置でき、車両の操作フィーリングを良好に保つことができる。
本発明の第1形態例を示すバーハンドル車両用ブレーキ装置の説明図である。 同じく操作レバーを操作した状態の連動機構の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作した状態のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作し前輪ブレーキと後輪ブレーキとが連動状態となった際のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作し前輪ブレーキと後輪ブレーキとが連動状態となった際の連動機構の説明図である。 同じく操作レバーとブレーキペダルとを操作した状態のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じく操作レバーとブレーキペダルとを操作した状態の連動機構の説明図である。 同じく連動機構を車体に配置した状態の説明図である。 本発明の第2形態例を示すブレーキペダルの要部正面図である。 本発明の第3形態例を示すブレーキペダルの要部正面図である。 本発明の第4形態例を示すバーハンドル車両用ブレーキ装置の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作した状態のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作し前輪ブレーキと後輪ブレーキとが連動状態となった際のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じく操作レバーとブレーキペダルとを操作した状態のブレーキペダルと連動機構の説明図である。 同じく連動機構を車体に配置した状態の説明図である。
図1乃至図8は本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置の第1形態例を示す図である。本形態例の車両用ブレーキ装置1は、前輪ブレーキ2及び後輪ブレーキ3と、前輪ブレーキ用操作子4と、後輪ブレーキ用操作子5とを備え、前輪ブレーキ2と前輪ブレーキ用操作子4と後輪ブレーキ3と後輪ブレーキ用操作子5との間には、連動機構6が介装されている。
前輪ブレーキ2は、前輪と一体に回転するディスクロータ2aに、ピストンを備えたキャリパボディ2bを組み合わせた液圧式のディスクブレーキが用いられている。後輪ブレーキ3は、バックプレート3aに一対のブレーキシュー3b,3bを拡開可能に対向配置し、両ブレーキシュー3b,3bをアンカーピン3cを支点に拡開させる機械式のドラムブレーキが用いられている。
前輪ブレーキ用操作子4は、ハンドルバー7に取り付けられた操作レバー4aを操作することにより、第1ブレーキワイヤ8が牽引され、連動機構6の液圧マスタシリンダ6aを作動させて、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給して、該前輪ブレーキ2を単独で作動させる。
後輪ブレーキ用操作子5は、車体に固定軸5aを介して回動可能に設けられたブレーキペダル5bを操作することにより、イコライザレバー10を介して後輪ブレーキ3に連結される後輪ブレーキ用ロッド11(本発明の第1連繋手段)を牽引して後輪ブレーキ3を作動させると共に、イコライザレバー10を介して第2ブレーキワイヤ12(本発明の第2連繋手段)が牽引され、連動機構6の液圧マスタシリンダ6aを作動させて、液圧配管9を介して前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を連動して作動させる。
ブレーキペダル5bは、中央部が固定軸5aにより車体に軸支され、先端部に足踏み部5cが設けられると共に、後端部に前記イコライザレバー10が取り付けられる。イコライザレバー10は、板状に形成され、固定軸5aの近くに配置される第1連結部10aが回動軸13aによってブレーキペダル5bに回動可能に取り付けられ、固定軸5aから離れた位置に配置される第2連結部10bに、第2ブレーキワイヤ12のワイヤ本体12aが支軸13bにて連結され、第1連結部10aと第2連結部10bの中間部に設けられる第3連結部10cに、後輪ブレーキ用ロッド11を浮動軸13cにて連結しており、第2連結部10bは、第1連結部10aや第3連結部10cよりも反足踏み部側に突出するように設けられている。また、第2ブレーキワイヤ12は、アウタチューブ12bの内部に前記ワイヤ本体12aが移動可能に内挿され、ワイヤ本体12aが前記第2連結部10bに連結されると共に、アウタチューブ12bがブレーキペダル5bの後端部の足踏み部側面に連結される。
連動機構6は、前輪ブレーキ2に液圧を供給する前記液圧マスタシリンダ6aと、第1回動レバー6bと、第2回動レバー6cと、ノッカー6dとを備え、前輪ブレーキ用操作子4の操作により、前輪ブレーキ2を単独で作動させる第1作動手段6eと、後輪ブレーキ用操作子5の操作によって、前輪ブレーキ2を後輪ブレーキ3と共に連動して作動させる第2作動手段6fとを備えていて、第1作動手段6eとなる第1回動レバー6bに前記第1ブレーキワイヤ8が、第2作動手段6fとなる第2回動レバー6cに第2ブレーキワイヤ12がそれぞれ連結されている。また、第2回動レバー6cと液圧マスタシリンダ6aのシリンダボディとの間には、第2作動手段6fが作動するタイミングを調整するディレイスプリング6gが設けられると共に、第2回動レバー6cの回動を規制するストッパボルト6hが設けられている。
上述のように形成された車両用ブレーキ装置1は、前輪ブレーキ用操作子4の操作レバー4aが操作されると、図2に示されるように、第1ブレーキワイヤ8が第1回動レバー6bを牽引する。これにより、第1回動レバー6bが第1回動基部6iを中心に回動し、ノッカー6dを押動し、該ノッカー6dが液圧マスタシリンダ6aのピストン6jを押動する。これにより、昇圧した作動液が、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を単独で作動させる。
また、後輪ブレーキ用操作子5のブレーキペダル5bが操作されると、まず、図3に示されるように、ブレーキペダル5bとイコライザレバー10とが共に矢印A方向に回動し、イコライザレバー10が後輪ブレーキ用ロッド11を牽引し、後輪ブレーキ3を作動させる。このとき、アウタチューブ12bとワイヤ本体12aとは、ブレーキペダル5bと連動機構6との間で徐々に撓んだ状態となる。
さらに、ブレーキペダル5bが操作されると、図4及び図5に示されるように、ブレーキペダル5bは矢印A方向に回動し、イコライザレバー10の第1連結部10aがブレーキペダル5bと共に移動して後輪ブレーキ3を作動させる。さらにブレーキペダル5bを操作し、後輪ブレーキ3からの反力およびディレイスプリング6gの弾発力により、浮動軸13cの位置が固定され、ワイヤ本体12aに、初期状態に復帰しようとする力が発生すると、ワイヤ本体12aが反足踏み部側に突出し、イコライザレバー10を第1連結部10aを中心にブレーキペダル5bに対して相対的に矢印B方向に回動させる(イコライザレバー10は、絶対的には矢印A方向に移動し続ける。)。これにより、イコライザレバー10とブレーキペダル5bとの間に位置のずれが生じ、第2連結部10bに連結されている第2ブレーキワイヤ12が牽引される。第2ブレーキワイヤ12が牽引されることにより、連動機構6の第2回動レバー6cが第2回動基部6kを中心に回動し、ノッカー6dを押動し、該ノッカー6dが液圧マスタシリンダ6aのピストン6jを押動する。これにより、昇圧した作動液が、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を後輪ブレーキ3に連動して作動させる。さらに、ブレーキペダル5bが操作されると、第2回動レバー6cがストッパボルト6hに当接して回動が規制され、前輪ブレーキ2への液圧の供給が停止し、後輪ブレーキ3のみを強く作動させる。
また、図6及び図7に示されるように、ブレーキペダル5bと操作レバー4aとを同時に強く操作すると、第1回動レバー6bは第1ブレーキワイヤ8に牽引されることにより単独で回動して、ピストン6jを押動し、前輪ブレーキ2を強く作動させると共に、イコライザレバー10により、第2回動レバー6cは、上述のように、第2回動レバー6cがストッパボルト6hに当接して回動が規制された後、後輪ブレーキ3を作動させる。
このように形成された連動機構6は、図8に示されるように、従来のようにブレーキペダル5b近傍のスイングアーム14に取り付けることも可能であるが、ステアリング軸部の近傍B1や、ヘッドライトの後方B2や、燃料タンクの下部B3や、エアクリーナの下部B4や、シートの下部B5等に配置することができる。
上述の形態例では、ブレーキペダル5bにはイコライザレバー10が取り付けられるのみで、連動機構6は、車体の任意の位置に配置することができることから、連動機構6を配置するスペースを容易に確保することができる。また、連動機構6には、イコライザレバーを設けなくて良いことから、連動機構6を小型化させることができ、連動機構6の車体への搭載性を向上させることができる。さらに、簡単な構造で、ブレーキペダル5bに取り付けられたイコライザレバー10を介して連動機構6の第2作動手段6fを作動させることができる。
また、連動機構6をステアリング軸部の近傍B1に配置することにより、液圧配管9,第1ブレーキワイヤ8,第2ブレーキワイヤ12,後輪ブレーキ用ロッド11の配索を良好に行うことができる。さらに、連動機構6をヘッドライトの後方B2に配置することにより、連動機構6が外部からいたずらされる虞がない。また、連動機構6を燃料タンクの下部B3に配置することにより、連動機構6を車体の重心の近くに配置することができ、車両の操作フィーリングを良好に保つことができる。さらに、連動機構6をエアクリーナの下部B4に配置することにより、エンジンからの熱の影響の少ない場所に連動機構6を配置することができる。また、連動機構6をシートの下部B5に配置することにより、シートの下に形成される空間部を利用して連動機構6を配置することができると共に、車体に重心に比較的近い場所に連動機構6を配置でき、車両の操作フィーリングを良好に保つことができる。
さらに、連動機構6の第1回動レバー6bや第2回動レバー6cの長さ、イコライザレバー10の長さ、回動軸13aや浮動軸13cの位置、各連結部10a,10b,10cの位置を適宜変更することで、搭載する車種に合わせて前後輪の制動力配分を最適化させることができる。
図9は本発明の第2形態例、図10は本発明の第3形態例、図11乃至図15は本発明の第4形態例をそれぞれ示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
図9に示される本発明の第2形態例のイコライザレバー15は、固定軸5aから離れたブレーキペダル5bの後端部に、回動軸16aによって第1連結部15aが連結され、固定軸5aの近くに配置される第2連結部15bに、第2ブレーキワイヤ12のワイヤ本体12aが支軸16bにて連結され、第1連結部15aと第2連結部15bの中間部に設けられる第3連結部15cに、後輪ブレーキ用ロッド11が浮動軸16cにて連結されており、第2連結部15bは、第1連結部15aや第3連結部15cよりも反足踏み部側に突出するように設けられている。さらに、第2ブレーキワイヤ12は、ワイヤ本体12aが第2連結部15bに連結されると共に、アウタチューブ12bがブレーキペダル5bの第2連結部15b近傍の足踏み部側面に連結されている。
さらに、例えば、スイングアーム14には、ブレーキペダル5bの初期状態で、イコライザレバー15の第2連結部15b(本発明の回動側の端部)に当接し、イコライザレバー15の作動方向と反対向きの回動を規制し、イコライザレバー15の初期位置を設定するストッパ用突部17が設けられている。
本形態例では、ブレーキペダル5bが操作されると、イコライザレバー15がブレーキペダル5bと共に移動して後輪ブレーキ3を作動させる。後輪ブレーキ3からの反力およびディレイスプリング6gの弾発力により、浮動軸16cの位置が固定され、さらに、ワイヤ本体12aが初期状態に復帰しようとする力により反足踏み部側に突出し、イコライザレバー15が第1連結部15aを中心にブレーキペダル5bに対して相対的に矢印B方向に回動する。これにより、連動機構6の第2回動レバー6cが第2回動基部6kを中心に回動し、ノッカー6dを押動し、該ノッカー6dが液圧マスタシリンダ6aのピストン6jを押動し、昇圧した作動液が、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を後輪ブレーキ3に連動して作動させる。
本形態例では、ストッパ用突部17が設けられていることにより、第2ブレーキワイヤ12側を調整しても、イコライザレバー15の初期位置が保たれることにより、操作フィーリングが損なわれる虞がなく、また、メンテナンス性の向上を図ることができる。さらに、回動軸16aと離れた位置にストッパ用突部17を配置したことにより、イコライザレバー15の回動を良好に規制することができる。また、ストッパ用突部17をスイングアーム14に形成したことにより、ストッパ用突部17を容易に形成することができる。
図10に示される本発明の第3形態例のイコライザレバー18は、略L字状に屈曲して形成され、ブレーキペダル5bの後端部の延長線方向に延出する第1腕部18aと、ブレーキペダル5bの先端側に延出する第2腕部18bとを備えている。イコライザレバー18は、第1腕部18aと第2腕部18bとが交差する屈曲部が第1連結部18cとなり、ブレーキペダル5bの後端部に回動軸19aによって回動可能に取り付けられる。さらに、第2腕部18bの先端部に設けられる第2連結部18dに第2ブレーキワイヤ12のアウタチューブ12bが連結されると共に、ブレーキペダル5bの固定軸5aよりも先端部側に、第2ブレーキワイヤ12のワイヤ本体12aが連結され、第1腕部18aの中間部に設けられる第3連結部18eに後輪ブレーキ用ロッド11が浮動軸19bにて連結される。また、第2腕部18bには、ブレーキペダル5bを作動させる初期状態において、ブレーキペダル5bに当接して、イコライザレバー18が回動することを規制する回動規制片18fが形成されている。
さらに、例えば、スイングアーム14には、ブレーキペダルの初期状態で、イコライザレバー18の第1腕部18aの先端部(本発明の回動側の端部)に当接し、イコライザレバー18の初期位置を設定するストッパ用突部17が設けられている。
本形態例では、ブレーキペダル5bが操作されると、イコライザレバー18がブレーキペダル5bと共に移動して後輪ブレーキ3を作動させる。後輪ブレーキ3からの反力およびディレイスプリング6gの弾発力により、浮動軸19bの位置が固定された状態で、ブレーキペダル5bがさらに操作されると、ブレーキペダル5bに連結されているワイヤ本体12aが牽引されることにより、連動機構6の第2回動レバー6cが第2回動基部6kを中心に回動し、ノッカー6dを押動し、該ノッカー6dが液圧マスタシリンダ6aのピストン6jを押動する。これにより、昇圧した作動液が、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を後輪ブレーキ3に連動して作動させる。
本形態例では、ストッパ用突部17と回動規制片18fとが設けられていることにより、第2ブレーキワイヤ12側を調整しても、イコライザレバー18の初期位置が保たれることにより、操作フィーリングが損なわれる虞がなく、また、メンテナンス性の向上を図ることができる。なお、回動規制片は、ブレーキペダル側に形成することもできる。
図11乃至図15に示される本発明の第4形態例の後輪ブレーキ用操作子20は、車体に固定軸20aを介して回動可能に設けられたブレーキペダル20bと、連結部材21とを備えている。ブレーキペダル20bは、中央部が前記固定軸20aで軸支され、先端部に足踏み部20cが設けられると共に、基端部20dの反連動機構側に、前記連結部材21がブレーキペダル20bの基端部20dに対して当接・離間可能に配置されている。基端部20dの連動機構側には、アウタチューブ12bが連結され、基端部20dに形成された挿通孔20eを介して基端部20dの反連動機構側にワイヤ本体12aが突出し、ワイヤ本体12aの突出端が前記連結部材21に連結されている。連結部材21は、一端側に前記ワイヤ本体12aが連結され、他端側に後輪ブレーキ用ロッド11が連結されている。さらに、車体には、ブレーキペダルの初期状態で、連結部材21に当接し、連結部材21の作動方向と反対向きの回動を規制し、連結部材21の初期位置を設定するストッパ用突部17が設けられている。
本形態例では、後輪ブレーキ用操作子20のブレーキペダル20bが操作されると、まず、図12に示されるように、ブレーキペダル20bと連結部材21とが共に矢印A方向に回動し、連結部材21が後輪ブレーキ用ロッド11を牽引し、後輪ブレーキ3を作動させる。このとき、アウタチューブ12bとワイヤ本体12aとは、ブレーキペダル20bと連動機構6との間で徐々に撓んだ状態となる。
ブレーキペダル20bが操作されると、図13に示されるように、ブレーキペダル20bは矢印A方向に回動し、連結部材21がブレーキペダル20bと当接した状態を保持しながら、一体に回動して後輪ブレーキ3を作動させる。さらにブレーキペダル20bを操作し、後輪ブレーキ3からの反力およびディレイスプリング6gの弾発力が働くと、ワイヤ本体12aに、初期状態に復帰しようとする力が発生し、ワイヤ本体12aが基端部20dの他端側となる矢印B方向に突出することにより、連結部材21が基端部20dから離間して第2ブレーキワイヤ12が牽引される。
第2ブレーキワイヤ12が牽引されることにより、連動機構6の第2回動レバー6cが第2回動基部6kを中心に回動し、ノッカー6dを押動し、該ノッカー6dが液圧マスタシリンダ6aのピストン6jを押動する。これにより、昇圧した作動液が、液圧配管9を介して、前輪ブレーキ2に液圧を供給し、前輪ブレーキ2を後輪ブレーキ3に連動して作動させる。さらに、ブレーキペダル20bが操作されると、第2回動レバー6cがストッパボルト6hに当接して回動が規制され、前輪ブレーキ2への液圧の供給が停止し、後輪ブレーキ3のみを強く作動させる。
また、図14に示されるように、ブレーキペダル20bと操作レバー4aとを同時に強く操作すると、第1回動レバー6bは第1ブレーキワイヤ8に牽引されることにより単独で回動して、ピストン6jを押動し、前輪ブレーキ2を強く作動させると共に、連結部材21により、第2回動レバー6cは、上述のように、第2回動レバー6cがストッパボルト6hに当接して回動が規制された後、後輪ブレーキ3を作動させる。さらに、本形態例の連動機構6も、図15に示されるようにステアリング軸部の近傍B1や、ヘッドライトの後方B2や、燃料タンクの下部B3や、エアクリーナの下部B4や、シートの下部B5等に配置することができる。
本形態例では、ブレーキペダル20bの基端部側に連結部材21を配置するだけで、連動機構6は車体の任意の位置に配置することができることから、連動機構6を配置するスペースを容易に確保することができる。また、部品点数を極力抑えることができ、コストの削減化を図ることができる。さらに、ブレーキペダル20bが作動する初期状態で、連結部材21がブレーキペダル20bから離間することを規制し、連結部材21の初期位置を設定するストッパ用突部17が設けられていることにより、第2ブレーキワイヤ12側を調整しても、連結部材21の初期位置が保たれることにより、操作フィーリングが損なわれる虞がなく、また、メンテナンス性の向上を図ることができる。
なお、本発明は上述の各形態例に限らず、連動機構の第1回動レバーや第2回動レバー及びノッカーの構造は任意である。また、後輪ブレーキ用ロッドは、ワイヤであっても良い。さらに、ストッパ用突部は、スイングアーム以外の場所に設けても良い。
1…車両用ブレーキ装置、2…前輪ブレーキ、2a…ディスクロータ、2b…キャリパボディ、3…後輪ブレーキ、3a…バックプレート、3b…ブレーキシュー、3c…アンカーピン、4…前輪ブレーキ用操作子、4a…操作レバー、5…後輪ブレーキ用操作子、5a…固定軸、5b…ブレーキペダル、5c…足踏み部、6…連動機構、6a…液圧マスタシリンダ、6b…第1回動レバー、6c…第2回動レバー、6d…ノッカー、6e…第1作動手段、6f…第2作動手段、6g…ディレイスプリング、6h…ストッパボルト、6i…第1回動基部、6j…ピストン、6k…第2回動基部、7…ハンドルバー、8…第1ブレーキワイヤ、9…液圧配管、10…イコライザレバー、10a…第1連結部、10b…第2連結部、10c…第3連結部、11…後輪ブレーキ用ロッド、12…第2ブレーキワイヤ、12a…ワイヤ本体、12b…アウタチューブ、13a…回動軸、13b…支軸、13c…浮動軸、14…スイングアーム、15…イコライザレバー、15a…第1連結部、15b…第2連結部、15c…第3連結部、16a…回動軸、16b…支軸、16c…浮動軸、17…ストッパ用突部、18…イコライザレバー、18a…第1腕部、18b…第2腕部、18c…第1連結部、18d…第2連結部、18e…第3連結部、18f…回動規制片、19a…回動軸、19b…浮動軸、20…後輪ブレーキ操作子、20a…固定軸、20b…ブレーキペダル、20c…足踏み部、20d…基端部、20e…挿通孔、21…連結部材

Claims (13)

  1. 第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、
    前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、
    前記ブレーキペダルは、中央部が前記固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、後端部に回動軸を介してイコライザレバーが回動可能に取り付けられ、
    該イコライザレバーに、前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し
    該第2連繋手段は、アウタチューブにワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、
    前記イコライザレバーに前記ワイヤ本体と前記アウタチューブのいずれか一方を、前記ブレーキペダルに前記ワイヤ本体と前記アウタチューブのいずれか他方をそれぞれ連結し、前記ブレーキペダルを作動することにより、前記他方のブレーキが制動されると共に、前記アウタチューブと前記ワイヤ本体とが、前記ブレーキペダルと前記連動機構との間で撓み、前記他方のブレーキからの反力が生じた際に、前記ワイヤ本体が初期状態に復帰しようとすることから、前記イコライザレバーと前記ブレーキペダルとの間に位置のずれが生じ、前記ワイヤ本体が牽引されて前記第2作動手段を作動させる
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  2. 第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、
    前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、
    前記ブレーキペダルは、回動軸を介してイコライザレバーが回動可能に取り付けられ、 該イコライザレバーに、前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、
    前記ブレーキペダルが作動する初期状態で、前記イコライザレバーの作動方向と反対向きの回動を規制し、前記イコライザレバーの初期位置を設定するストッパ機構が設けられている
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  3. 前記ストッパ機構は、前記イコライザレバーの回動側の端部に当接するストッパ用突部で形成されていることを特徴とする請求項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  4. 第1ブレーキ操作子の操作によって、連動機構を介して前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方のブレーキを単独で作動させ、固定軸を中心に回動するブレーキペダルで形成される第2ブレーキ操作子の操作によって、前記連動機構を介して前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキとを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、
    前記連動機構は、前記第1ブレーキ操作子の操作によって、前記一方のブレーキを単独で作動させる第1作動手段と、前記ブレーキペダルの操作によって、前記一方のブレーキを、他方のブレーキと共に連動して作動させる第2作動手段とを備え、
    前記ブレーキペダルは、中央部が固定軸に軸支され、先端部に足踏み部が設けられると共に、基端部の反連動機構側に、前記基端部に対して当接・離間可能に配置された連結部材を備え、
    該連結部材に前記他方のブレーキを作動させる第1連繋手段と、前記第2作動手段を作動させる第2連繋手段とをそれぞれ連結し、
    該第2連繋手段は、アウタチューブの内部にワイヤ本体が移動可能に内挿されたブレーキワイヤで形成され、
    前記アウタチューブは、前記ブレーキペダルの基端部の連動機構側に、前記ワイヤ本体は、前記連結部材のブレーキペダル側にそれぞれ連結され、
    前記ブレーキペダルを作動することにより、該ブレーキペダルと前記連結部材とが当接状態を保持しながら、一体に回動して第1連繋手段を牽引し、前記他方のブレーキを制動すると共に、他方のブレーキからの反力が生じた際に、前記連結部材と前記ブレーキペダルとが離間し、前記ワイヤ本体が牽引されて前記第2作動手段を作動させる
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  5. 前記ブレーキペダルが作動する初期状態で、前記連結部材が前記ブレーキペダルから離間することを規制し、連結部材の初期位置を設定するストッパ機構が設けられていることを特徴とする請求項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  6. 前記ストッパ機構は、前記連結部材の反ブレーキペダル側に当接するストッパ用突部で形成されていることを特徴とする請求項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  7. 前記ストッパ用突部は、スイングアームに形成されていることを特徴とする請求項又は記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  8. 前記前輪ブレーキと前記後輪ブレーキのいずれか一方を、前記第1ブレーキ操作子の操作によって作動する液圧式ブレーキとし、いずれか他方を、前記第2ブレーキ操作子の操作によって作動する機械式ブレーキとし、前記連動機構は、液圧マスタシリンダとレバー機構とを組み合わせて形成され、前記連動機構を介して前記液圧式ブレーキを連動して作動させることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  9. 前記連動機構をバーハンドル車両のステアリング軸部の近傍に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  10. 前記連動機構をバーハンドル車両のヘッドライトの後方に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  11. 前記連動機構をバーハンドル車両の燃料タンクの下部に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  12. 前記連動機構をバーハンドル車両のエアクリーナの下部に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  13. 前記連動機構をバーハンドル車両のシートの下部に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
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