JP6320526B2 - 可動家具部のダンパ - Google Patents

可動家具部のダンパ Download PDF

Info

Publication number
JP6320526B2
JP6320526B2 JP2016526372A JP2016526372A JP6320526B2 JP 6320526 B2 JP6320526 B2 JP 6320526B2 JP 2016526372 A JP2016526372 A JP 2016526372A JP 2016526372 A JP2016526372 A JP 2016526372A JP 6320526 B2 JP6320526 B2 JP 6320526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
sealing element
drive
furniture
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016526372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016530414A (ja
Inventor
クラマー,ベルンハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Julius Blum GmbH
Original Assignee
Julius Blum GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Julius Blum GmbH filed Critical Julius Blum GmbH
Publication of JP2016530414A publication Critical patent/JP2016530414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320526B2 publication Critical patent/JP6320526B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
    • E05F5/006Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers for hinges having a cup-shaped fixing part, e.g. for attachment to cabinets or furniture
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
    • E05F5/02Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers specially for preventing the slamming of swinging wings during final closing movement, e.g. jamb stops
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/20Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
    • E05Y2201/21Brakes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/20Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
    • E05Y2201/252Type of friction
    • E05Y2201/254Fluid or viscous friction
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/60Suspension or transmission members; Accessories therefor
    • E05Y2201/622Suspension or transmission members elements
    • E05Y2201/624Arms
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2800/00Details, accessories and auxiliary operations not otherwise provided for
    • E05Y2800/10Additional functions
    • E05Y2800/12Sealing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Hinges (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ダンパハウジング(制動器収容体)と、ダンパハウジング内の流体チャンバと、ダンパハウジング内に可動状態に取り付けられ、特に回転可能状態に取り付けられ、軸方向に延びる長形駆動部と、ダンパハウジングと駆動部との間に配置された封止要素とを含んだ可動家具部のためのダンパに関する。本発明は、家具取り付け部品または可動家具部の動作を制動(緩衝)するそのようなダンパを有した家具の取り付け部品にも関する。
長期にわたり多種多様な種類のダンパが家具取り付け部品に使用されてきた。この点に関して、これらダンパには、損傷と騒音を可能な限り防止するように、一般的にはヒンジ(丁番)カップの領域に配置され、可動家具部の閉動作を制動するヒンジ用ダンパが存在した。
特許文献1はそのようなダンパを開示しており、これには、特に流体チャンバの領域の変形可能な補償体が関与する。
先行文献の公開には当たらない出願番号GM8065/2013のオーストリア実用新案願(DE202013009699U1に対応)も、特に流体チャンバ内に突き入る駆動部が関与する可動家具部のためのダンパを開示する。
オーストリア特許第511847号明細書
しかしながら、従来技術において問題が発生するのは、まさにその駆動部の領域である。その駆動部は、可動家具部から制動ピストンへの動きの伝達のために流体チャンバ内に突き入るので、その内部において駆動部がダンパハウジング内で支持される領域は封止要素によって封止されなければならない。そのため、ダンパの流体は流体チャンバから逃がれられない。この場合には、通常の状況では、封止要素はダンパハウジング上に固定された状態で配置され、封止延出部が回転する駆動部に当接する。しかし、制動媒質内の駆動部の動きは流体チャンバ内でポンプ作用を発揮する。その結果、しばしば封止要素は駆動部に沿って軸方向で外側に、すなわち、ダンパハウジングに対して移動する。この場合、封止要素は、封止要素が駆動部の肩部または突出部に当接するまで軸方向に移動し、封止要素は、ダンパハウジング内に固定的に配置される代わりに駆動部と共に回転を開始する。その結果、流体チャンバには漏液現象が発生する。
よって、本発明の目的は、従来のものに勝るダンパを提供することである。とりわけ、本発明は、従来技術では発生する問題を回避させることを目的とする。特に、本発明は、ダンパの流体チャンバを可能な限り封止状態にすることを目的とする。
その目的は請求項1の特徴を備えたダンパによって達成される。よって、本発明によれば、軸方向の封止要素の動きを制限し、軸方向(軸方向とは長形駆動部の長手方向)での封止要素と駆動部とが直接接触することを防止するスペーサ要素が提供される。従って、封止要素は、駆動部と横方向に当接しなくなり、その結果、駆動部と共には回転できず、流体チャンバの漏液現象を回避する。すなわち、本発明のスペーサ要素は、封止要素の動作半径を制限し、封止要素と駆動部との横接触を許容しないという2つの機能を果たす。その他の好適な実施態様は従属請求項に記載されている。
好適な実施態様の一つによれば、駆動部は外側に放射状に方向付けられた突出部を有する。従って、さらに特定すれば、封止要素と、駆動部上のその突出部との直接の接触はスペーサ要素によって防止される。特に好適には、その突出部は封止要素の側部に提供されており、流体チャンバとは反対側に向いている。よって、スペーサ要素は突出部と封止要素との間に配置される。
封止要素の断面を円形または楕円形とすることができる。しかし、好適には、封止要素は流体チャンバを封止する封止延出部によって駆動部に当接できる。封止要素の正確な形態に関して、特に好適には、封止要素はダンパハウジングに封止要素を接続するための、好適には摩擦固定関係で接続するための保持領域と、保持領域と封止延出部との間の側面部とを有し、その側面部はダンパハウジングまたはスペーサ要素でのみ接触できるが、駆動部では接触できない。ダンパハウジング内で封止要素のために確実な保持と確実な装着を提供するため、好適には、保持領域内の封止要素は柔軟で圧縮可能な少なくとも1つの保持突出部を有し、好適には2つの保持突出部を有する。
封止要素が駆動部上の一部領域に対してのみ封止的に当接する可能性は排除されるべきではない。しかし、好適には、封止要素は環状であり、封止要素は駆動部を放射状に囲む。封止要素の環状形態と調和した形態であり、好適には、駆動部は少なくとも領域的には筒体形状であり、封止延出部が当接する駆動シャフトの形状である。その駆動シャフトの回転軸は軸方向に対応する。
スペーサ要素には2つの基本的な変形例が存在する。第1の変形例によれば、スペーサ要素はダンパハウジングに対して可動である。この点に関して、好適にはスペーサ要素は環状の平坦ワッシャの形状である。第2の変形例によれば、スペーサ要素はダンパハウジングに固定的に接続できる。
好適な実施態様の一つによれば、ダンパは流体チャンバ内で可動に取り付けられ、特には滑動的に取り付けられる制動ピストンを有することができる。さらに、レバーアームが駆動部に接続されており、レバーアームは制動ピストンに支受され、可動家具部の動きはレバーアームを介して駆動部によって制動ピストンに伝達できる。
特許保護は、家具取り付け部品の動きを制動するために、本発明によるダンパを有した家具取り付け部品にも請求される。この点に関して、家具取り付け部品は家具ヒンジの形状であり、家具ヒンジは少なくとも1つの継ぎ手レバーを介してヒンジアームに接続されたヒンジカップを有しており、ダンパはヒンジカップ内に、または、ヒンジカップに取り付けられる。好適な実施態様の一つによれば、その場合にはさらに、ヒンジカップに対して可動に取り付けられた作動要素が継ぎ手レバーによって作用を受けることができ、作動要素は制動ピストンに対して作用するため、ダンパの駆動部に動的に結合されている。
本発明のさらなる詳細と利点とは、以下の図面に図示された実施態様による実施例に関する特定の説明によってさらに詳細に解説されている。
図1は、旋回可能に取り付けられた扉を備えたキャビネット形態の家具の斜視図を示す。 図2aは、ヒンジカップに取り付けられたダンパを備えた家具ヒンジの2つの異なる斜視図を示す。 図2bは、ヒンジカップに取り付けられたダンパを備えた家具ヒンジの2つの異なる斜視図を示す。 図3aは、ダンパの断面図を示す。 図3bは、ダンパの断面図を示す。 図3cは、ダンパの断面図を示す。 図4は、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図4aは、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図4bは、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図4cは、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図4dは、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図4eは、第1実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5は、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5aは、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5bは、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5cは、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5dは、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図5eは、第2実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6は、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6aは、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6bは、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6cは、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6dは、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。 図6eは、第3実施例のスペーサ要素を備えたダンパの図である。
図1は家具筐体(枠体)2を有した家具の斜視図であり、扉またはフラップの形状の可動家具部は、家具ヒンジ4の形状の家具取り付け部品によって家具筐体2に対して旋回動作できるように取り付けられている。家具ヒンジ4は家具筐体2に固定されるヒンジアーム5と、そこに旋回可能に接続されたヒンジカップ6とを有している。ヒンジカップ6にはそれぞれダンパ10(ここでは非図示)(図2参照)が取り付けられており、ヒンジカップ6は可動家具部3の筒状腔部内にダンパ10と共に配置できる。家具ヒンジ4の閉動作及び/又は開動作、並びに、可動家具部3の閉動作及び/又は開動作は少なくとも1つのダンパ10によって制動できる。
図2aと図2bは、家具ヒンジ4の2つの異なる斜視図を示す。固定フランジ7はヒンジカップ6を可動家具部4に固定するために提供されている。ヒンジカップ6は少なくとも1つの継ぎ手レバー8を介して丁番式にヒンジアーム5に接続されている。作動要素31がヒンジカップ6に回転軸周囲で旋回可能に取り付けられており、家具ヒンジ4の閉動作の終端に向かってレバー8はヒンジカップ6内に進入し、そうすることで、作動要素31に回転運動を付与する。作動要素31のその回転動作は、ダンパ10の制動ピストン15(図3a)の直線動作に変換される。図示の実施例においては、ダンパハウジング11を有したダンパ10が、ヒンジカップ6の外壁に、固定フランジ7の下方で配置されている。ヒンジカップ6の反対側に存在する外壁には戻り機構35が取り付けられており、それによって回転可能に取り付けられた作動要素31が、制動ストロークの実行後に始動位置に再び戻ることができる。ヒンジカップ6は、そこに取り付けられたダンパ10および戻り機構5と共に、筒状の標準的家具腔部内に挿入することができる。取り付け位置でヒンジカップ6はダンパ10および戻り機構35の構造装置と共に筒状の標準的家具腔部の概念上の腔径内に配置される。戻り機構35は、例えば、作動要素31を回転させて始動位置に再び戻すねじりバネを有することができる。作動要素31は手動のスイッチ36(図2a)によって戻り動作を防止でき、望まれるなら、ダンパ10の制動機能が停止できる。制動するための力を増加させるため、戻り機構35の構造ユニットは、ダンパハウジング11を有した追加のダンパ10により交換でき、この場合には、作動要素31の戻り動作は、ダンパハウジング11に配置された戻りバネ19(図3a)によって与えられる。
図3aはダンパ10の斜視図を示しており、制動ピストン15は制動ストロークのための始動位置に存在する。ダンパハウジング11内には、内部に制動ピストンを直線的に滑動させるように取り付けている少なくとも1つの流体チャンバ14が提供されている。流体チャンバ14は、好適には液体である流体によって満たされている。説明している実施例では、制動ピストン15は2部構成形態であり、内側ピストン16と、その内側ピストン16上に配置されているスリーブ17とを含む。制動ピストン15に対して作用するように、レバーアーム13を有した可動に取り付けられた駆動部12が存在し、レバーアーム13は制動ピストン15の端部18と協調する。駆動部12は、図2aに示す作動要素31に可動に結合されており、作動要素31の回転によって駆動部12もそれと共に回転する。従って、制動ストローク時には、駆動部12は回転軸9の周囲で旋回され、その場合には、駆動部12のレバーアーム13が制動ピストン15を流体チャンバ14内に押し込む。制動ストロークの終了後、制動ピストン15は戻りバネ19の力によって次の制動ストロークのための準備位置に戻ることができる。駆動部12は部分的に流体チャンバ14内に突出し、流体チャンバ14内の制動流体、好適には制動液、によってそこで囲まれる。駆動部12が回転したとき、追加的な液体の移動は発生せず、そのため、流体チャンバ14内に移動する制動ピストン15による容量の変化を相殺(補償)するための容量補償の必要はない。駆動部12の回転軸は、好適には作動要素31(図2a)の回転軸9と同軸的に設置される。駆動部は断面全体にわたって中実(非空洞)形態である。言い換えると、駆動部は中空ではなく、外側に方向付けられた上方面間または周囲面間のスペース全体が充填されている。
図3bはダンパ10の側面図であり、制動ピストン15の位置は図3aで示す位置に対応する。駆動部12は制動ピストン15に対して可動状態に取り付けられている。説明している実施例では、駆動部12は回転軸9の周囲で回転可能に取り付けられており、駆動部12の回転軸9は、制動ピストン15の直線的な制動ストロークの方向に対して直角方向に延びている。内側ピストン16とスリーブ17との間には空間が残されており、そこには過負荷防御手段22の形態の機能装置が配置されている。内側ピストン16の少なくとも1つの過負荷開口部が、制動ピストン15に作用する押圧力の閾値を超える過負荷防御手段22によって開くことができ、過負荷発生時には、圧力の急減を発生させる可能性が存在する。
図3cは作動位置に存在する駆動部12を図示しており、制動ピストン15は押し込み終端位置(すなわち制動ストロークの終端位置)に存在する。制動ピストン15は駆動部12の回転によって反時計回り方向に回転軸9の周囲で押し込まれる。駆動部12は流体チャンバ14内に存在し、流体制動媒体によって囲まれており、レバーアーム13と制動ピストン15の端部18の磨耗は減少できる。流体チャンバ14は充填通路23によって制動流体で満たすことができ、流体チャンバ14の封止保全は閉鎖腔部20によって実行される。説明されている実施例は、回転可能に取り付けられた駆動部12が外側の戻り機構35(図2b)によって戻ることができ、制動ピストン15の戻り動作はそれとは無関係に可能であり、すなわち戻りバネ19によって可能であることを示す。従って、作動要素31(図2a)は、直ちに戻り機構35の力によって駆動部12と共に戻され、制動ピストン35の戻り動作はダンパハウジング11の戻りバネ19の力によって引っ張られる形で実行される。戻り機構35(図2b)の配置は無視でき、その場合には、制動ピストン15、駆動部12および作動要素31の戻り動作は、ダンパハウジング11に配置された戻りバネ19のみによって実行できる。
図4はダンパ10の分解図であり、特には駆動部12の周囲の領域を図示する。原理的には、この点に関して、ダンパ10は、第1ハウジング部11aと第2ハウジング部11bを含んだ2部構成のダンパハウジング11を有していることが示されている。封止部41は2つのハウジング部11aと11bの間に配置されている。さらに、図4は閉鎖腔部20、制動ピストン15および戻りバネ19を示しており、その機能は先行する図面の説明において解説されている。駆動部12はハウジング部11bの開口部44内に回転可能に取り付けられている。レバーアーム13は駆動部12の1端にポジティブ(積極)固定関係に取り付けられており、レバーアーム13は制動ピストン15の端部18に支受される。流体チャンバ14の封止のための封止要素30は開口部44の領域でダンパハウジング11と駆動部12との間に配置されている。さらに、封止要素30と駆動部12との間には、この実施例では環状平坦ワッシャの形態であるスペーサ要素40が軸方向xに配置されている。このスペーサ要素40はダンパハウジング11に固定的には接続されていない。一方、カバー42はハウジング部11bに固定的に接続が可能であり、駆動部12は軸方向に保持される。
図4aでは、図4の構成部材が組み立てられた状態の断面図が示されている。その点に関して、特に、図4bの詳細図は、封止要素30が封止延出部32を介して放射方向で駆動部12に支受されていることを示す。封止延出部32に加えて、封止要素は2つの側面部34と保持領域33も含む。保持領域33には、摩擦固定関係にてハウジング部11bに封止要素30を保持させるように作用する弾性保持突出部37が提供されている。封止要素30またはその側面部34と、駆動部12の肩部または突出部43との間で軸方向xにスペーサ要素40が配置されている。スペーサ要素40は軸方向xでの封止要素30の動作を制限し、封止延出部32を介する場合以外、封止要素30と駆動部12との直接の接触を防止する。図4cはダンパ10の断面斜視図を図示する。図4eはダンパ10の別な断面図を示しており、封止要素30はハウジング部分11b内の所望される通常位置で保持領域33の上方に示されている。流体チャンバ14内の駆動部12の回転で発生するポンプ効果のおかげで、封止要素30は軸方向x(図4d参照)にて外側に移動する。スペーサ要素40は駆動部12の突出部43に対する直接の接触を防止し、駆動部12との封止要素30の不都合な回転は防止される。
図5はダンパ10の別実施例を示しており、スペーサ要素40はハウジング部11bに固定的に接続されている。図5a、図5bおよび図5cに図示するように、スペーサ要素40は、摩擦固定式または固定取り付け式にハウジング部11bに取り付けられている。カバー42はスペーサ要素40および駆動部12が滑り出すのを防止する。この実施例ではスペーサ要素40は、封止要素30と駆動部12との間での軸方向xの直接の接触を防止するようにも作用する。この点に関して、図5dと図5eは封止要素30の通常位置と、封止要素30の“移動後”位置を示す。
本発明の第3実施例が図6から図6cで図示されている。この点に関して、第2実施例と同様にスペーサ要素40はダンパハウジング11に固定的に接続されるか、固定的に接続可能である。しかしながら、第2実施例とは異なり、スペーサ要素40はカバー42と一体的である。この場合には、カバー42は、“移動後”位置の封止要素30が、軸方向xでスペーサ要素40に支受され、駆動部12には支受されないようにスペーサ要素40を形成する一種の“突出部”を有する。図6bと図6cは、少々変更を加えたスペーサ要素40またはカバー42の実施例を示しており、これは、駆動部12の少々異なる外側立体形状に合わせて設計されている。
2 家具筐体
3 可動家具部(または可動家具部品)
4 家具ヒンジ
5 ヒンジアーム
6 ヒンジカップ
8 継ぎ手レバー
9 回転軸
10 ダンパ
11 ダンパハウジング
11a ハウジング部
11b ハウジング部
12 駆動部
13 レバーアーム
14 流体チャンバ
15 制動ピストン
16 内側ピストン
17 スリーブ
18 制動ピストンの端部
19 戻りバネ
20 閉鎖腔部
22 過負荷防御手段
23 充填通路
30 封止要素
31 作動要素
32 封止延出部
33 保持領域
34 封止要素の側面部
35 戻り機構
36 手動のスイッチ
37 弾性保持突出部
40 スペーサ要素
41 封止部
42 カバー
43 駆動部の突出部
44 ハウジング部の開口部
x 封止要素の軸方向

Claims (14)

  1. 可動家具部(3)のためのダンパ(10)であって、
    ダンパハウジング(11)と、
    前記ダンパハウジング(11)内の流体チャンバ(14)と、
    前記流体チャンバ(14)内に移動可能に取り付けられている制動ピストン(15)と、
    前記ダンパハウジング(11)内に移動可能に取り付けられると共に、軸方向(x)に延びる長形の駆動部(12)であり、第1の端部及び第2の端部を有してなる長形の駆動部(12)と、
    前記流体チャンバ(14)を封止するために、前記ダンパハウジング(11)と前記駆動部(12)との間に配置された封止要素(30)であり、前記駆動部(12)に当接する封止要素(30)と、
    前記駆動部(12)に接続され、且つ、前記制動ピストン(15)に対して当接するレバーアーム(13)であって、可動家具部材(3)の動きが該レバーアーム(13)を介して前記制動ピストン(15)に伝達可能であるレバーアーム(13)と、
    前記封止要素(30)の軸方向(x)の移動を制限し、軸方向(x)での該封止要素(30)と前記駆動部(12)との直接の接触を防止するスペーサ要素(40)と、
    を含んでなるダンパにおいて、
    前記レバーアーム(13)は、前記駆動部(12)の第1の端部の近傍に設けられており、
    前記駆動部(12)は、半径方向に延出する突出部(43)を有しており、この突出部(43)は、前記レバーアーム(13)と接触しないように当該駆動部(12)の第2の端部の近傍に設けられており、
    前記封止要素(30)及び前記スペーサ要素(40)が、前記レバーアーム(13)と前記駆動部の突出部(43)との間に位置決めされており、
    更に、前記スペーサ要素(40)が、前記封止要素(30)と前記駆動部の突出部(43)との間に配置されている、ことを特徴とするダンパ。
  2. 前記封止要素(30)は、前記流体チャンバ(14)を封止する封止延出部(32)を介して前記駆動部(12)と当接することを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記封止要素(30)は、該封止要素(30)を前記ダンパハウジング(11)に接続するための保持領域(33)と、該保持領域(33)と前記封止延出部(32)との間の側面部(34)とを有しており、該側面部(34)は前記ダンパハウジング(11)または前記スペーサ要素(40)とのみ接触でき、前記駆動部(12)には接触できないことを特徴とする請求項2に記載のダンパ。
  4. 前記封止要素(30)は前記保持領域(33)に少なくとも1つの保持突出部(37)を有していることを特徴とする請求項3に記載のダンパ。
  5. 前記封止要素(30)は環状形態であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のダンパ。
  6. 前記スペーサ要素(40)は前記ダンパハウジング(11)に対して移動可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のダンパ。
  7. 前記スペーサ要素(40)は環状平坦ワッシャの形態であることを特徴とする請求項6記載のダンパ。
  8. 前記スペーサ要素(40)は前記ダンパハウジング(11)に固定的に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のダンパ。
  9. 前記駆動部(12)は、少なくとも領域的に筒体の形状であり、前記封止延出部(32)が当接する駆動シャフトの形態であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のダンパ。
  10. 前記制動ピストン(15)が前記流体チャンバ(14)内に滑動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のダンパ。
  11. 前記駆動部(12)は前記ダンパハウジング(11)内で回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のダンパ。
  12. 前記可動家具部(3)の動きを制動するために、請求項1〜11のいずれか一項に記載のダンパ(10)を有している、家具取り付け部品。
  13. 家具ヒンジ(4)の形態である本家具取り付け部品は、少なくとも1つの継ぎ手レバー(8)を介してヒンジアーム(5)に接続されているヒンジカップ(6)を有しており、前記ダンパ(10)は該ヒンジカップ(6)内、またはその上に取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の家具取り付け部品。
  14. 前記ヒンジカップ(6)に移動可能に取り付けられている作動要素(31)は前記継ぎ手レバー(8)によって作動され、該作動要素(31)は前記制動ピストン(15)に作用するために前記ダンパ(10)の前記駆動部(12)に動作可能に結合されていることを特徴とする請求項13に記載の家具取り付け部品。
JP2016526372A 2013-07-18 2014-06-18 可動家具部のダンパ Active JP6320526B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ATA582/2013 2013-07-18
ATA582/2013A AT514663B1 (de) 2013-07-18 2013-07-18 Dämpfer für bewegbare Möbelteile
PCT/AT2014/000127 WO2015006789A1 (de) 2013-07-18 2014-06-18 Dämpfer für bewegbare möbelteile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016530414A JP2016530414A (ja) 2016-09-29
JP6320526B2 true JP6320526B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=51220355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016526372A Active JP6320526B2 (ja) 2013-07-18 2014-06-18 可動家具部のダンパ

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP3022375B1 (ja)
JP (1) JP6320526B2 (ja)
KR (1) KR101849860B1 (ja)
CN (1) CN105392952B (ja)
AT (1) AT514663B1 (ja)
SI (1) SI3022375T1 (ja)
TR (1) TR201810970T4 (ja)
WO (1) WO2015006789A1 (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2854614B2 (ja) * 1989-07-21 1999-02-03 リョービ株式会社 ドアクローザ
SE509769C2 (sv) * 1993-09-03 1999-03-08 Itw Ateco Gmbh Rotationsdämpare
JPH07317821A (ja) * 1994-05-20 1995-12-08 Kayaba Ind Co Ltd 回転ダンパ
JP4510608B2 (ja) * 2004-12-16 2010-07-28 株式会社中西エンジニアリング 扉の制動装置
DE202006003197U1 (de) * 2006-03-01 2007-07-12 Hettich-Oni Gmbh & Co. Kg Dämpfer für Möbel
ITTO20060242A1 (it) * 2006-03-31 2007-10-01 Itw Ind Components S R L Co N Dispositivo rallentatore di fine corsa per un organo mobile in particolare una porta o cassetto di un mobile applicabile in corrispondenza di una superficie di battuta per l'organo mobile
AT504873B1 (de) * 2007-02-23 2008-09-15 Blum Gmbh Julius Möbelkorpus mit einer dichtlippe und einem ausstosser
CN201087644Y (zh) * 2007-09-04 2008-07-16 唐善培 家具门铰链阻尼器
WO2009044910A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. ヒンジ装置
EP2235310B2 (en) * 2008-01-22 2022-10-12 Grass America, Inc. Damping mechanism for cabinet hinge assembly
AT507280B1 (de) * 2008-08-27 2011-04-15 Blum Gmbh Julius Möbelbeschlag mit einem dämpfer
AT15239U1 (de) 2009-03-25 2017-04-15 Blum Gmbh Julius Möbelscharnier
DE102010013072A1 (de) * 2010-03-26 2011-09-29 Dorma Gmbh + Co. Kg Vorrichtung zum Öffnen und/oder Schließen einer Tür
AT510375B1 (de) 2010-08-27 2018-06-15 Blum Gmbh Julius Möbeldämpfer
DE202010017021U1 (de) * 2010-12-28 2011-03-03 HUA FENG MACHINERY CO., LTD., Xinzhuang City Dämpfer
AT511847B1 (de) * 2011-08-31 2013-03-15 Blum Gmbh Julius Dämpfvorrichtung für bewegbare möbelteile
AT14855U1 (de) 2012-11-05 2016-07-15 Blum Gmbh Julius Dämpfer für bewegbare Möbelteile

Also Published As

Publication number Publication date
AT514663B1 (de) 2015-05-15
WO2015006789A1 (de) 2015-01-22
KR101849860B1 (ko) 2018-04-17
SI3022375T1 (en) 2018-08-31
CN105392952B (zh) 2018-01-23
AT514663A1 (de) 2015-02-15
EP3022375A1 (de) 2016-05-25
EP3022375B1 (de) 2018-05-09
JP2016530414A (ja) 2016-09-29
KR20160018776A (ko) 2016-02-17
CN105392952A (zh) 2016-03-09
TR201810970T4 (tr) 2018-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101361926B1 (ko) 제동 장치를 가지는 가구 경첩
JP5860963B2 (ja) 可動家具部分の制動装置
US6840355B2 (en) Rotary damper device
JP4740147B2 (ja) 流体式ダンパー
CA2636847C (en) Checker-equipped door hinge device for vehicle
JP5934391B2 (ja) 家具ヒンジ
JP6709790B2 (ja) 家具用減速ヒンジ
JP6914364B2 (ja) 家具駆動システム
CA2723986C (en) Damping device for furniture components or furniture fitting components
JP6184795B2 (ja) ドアハンドルユニット
JP2017529826A (ja) 駆動構成およびハッチ制御
JP7307752B2 (ja) 家具用減速ヒンジ
JP6320526B2 (ja) 可動家具部のダンパ
JP6002070B2 (ja) ドアクローザ
EP1681490B1 (en) Damping system for dampening the rotary movement of a rotatable body and hinge comprising such a system
WO2017217432A1 (ja) ダンパ
JP6325387B2 (ja) 扉操作補助装置
KR101576248B1 (ko) 마찰 로터리 댐퍼 및 이를 장착한 힌지
KR101563598B1 (ko) 로터리 댐퍼 및 이를 장착한 힌지
JP4418952B2 (ja) 開閉装置におけるヒンジダンパー
JP3189994U (ja) 非油圧式オートマチックドアクローザー
KR20220109919A (ko) 레버부가 개선된 도어 힌지
JP7407448B2 (ja) ロータリーダンパ及び自動車用ブレーキペダル
WO2020179367A1 (ja) 開閉装置
JP4589841B2 (ja) 流体摩擦抵抗型制動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320526

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250