JP6319566B2 - サーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサ - Google Patents

サーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサ Download PDF

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Description

本発明は、フィルム等に直接成膜可能なサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサに関する。
温度センサ等に使用されるサーミスタ材料は、高精度、高感度のために、高いB定数が求められている。従来、このようなサーミスタ材料には、Mn,Co,Fe等の遷移金属酸化物が一般的である(特許文献1〜3参照)。また、これらのサーミスタ材料では、安定なサーミスタ特性を得るために、550℃以上の焼成等の熱処理が必要である。
また、上記のような金属酸化物からなるサーミスタ材料の他に、例えば特許文献4では、一般式:M(但し、MはTa,Nb,Cr,Ti及びZrの少なくとも1種、AはAl,Si及びBの少なくとも1種を示す。0.1≦x≦0.8、0<y≦0.6、0.1≦z≦0.8、x+y+z=1)で示される窒化物からなるサーミスタ用材料が提案されている。また、この特許文献4では、Ta−Al−N系材料で、0.5≦x≦0.8、0.1≦y≦0.5、0.2≦z≦0.7、x+y+z=1としたものだけが実施例として記載されている。このTa−Al−N系材料では、上記元素を含む材料をターゲットとして用い、窒素ガス含有雰囲気中でスパッタリングを行って作製されている。また、必要に応じて、得られた薄膜を350〜600℃で熱処理を行っている。
また、特許文献5では、Ti,Zrのうち少なくとも1つの遷移金属と、窒素、炭素のうち少なくとも1つの元素と、組成が異なるケイ素の合金から成る抵抗膜、窒素、炭素、または窒素と炭素のいずれかのガス雰囲気中で夫々独立した蒸発源より遷移金属とケイ素を同時にかつ蒸発量を変えながら蒸発させ、基板上にTi,Zrのうち少なくとも1つの遷移金属と、窒素、炭素のうち少なくとも1つの元素と、組成が異なるケイ素の合金から成る抵抗膜を形成する方法が記載されている。この方法では、反応性蒸着法、活性化反応性蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法、スパッタリングが用いられ、形成された抵抗膜は、±100ppm/K以内の小さな抵抗温度係数を有している。
特開2000−068110号公報 特開2000−348903号公報 特開2006−324520号公報 特開2004−319737号公報 特開平6−158272号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
近年、樹脂フィルム上にサーミスタ材料を形成したフィルム型サーミスタセンサの開発が検討されており、フィルムに直接成膜できるサーミスタ材料の開発が望まれている。すなわち、フィルムを用いることで、フレキシブルなサーミスタセンサが得られることが期待される。さらに、0.1mm程度の厚さを持つ非常に薄いサーミスタセンサの開発が望まれているが、従来はアルミナ等のセラミックスを用いた基板材料がしばしば用いられ、例えば、厚さ0.1mmへと薄くすると非常に脆く壊れやすい等の問題があったが、フィルムを用いることで非常に薄いサーミスタセンサが得られることが期待される。
しかしながら、樹脂材料で構成されるフィルムは、一般的に耐熱温度が150℃以下と低く、比較的耐熱温度の高い材料として知られるポリイミドでも200℃程度の耐熱性しかないため、サーミスタ材料の形成工程において熱処理が加わる場合は、適用が困難であった。上記従来の酸化物サーミスタ材料では、所望のサーミスタ特性を実現するために550℃以上の焼成が必要であり、フィルムに直接成膜したフィルム型サーミスタセンサを実現できないという問題点があった。そのため、フィルム等に直接成膜できるサーミスタ材料の開発が望まれているが、上記特許文献4に記載のサーミスタ材料でも、所望のサーミスタ特性を得るために、必要に応じて、得られた薄膜を350〜600℃で熱処理する必要があった。また、このサーミスタ材料では、Ta−Al−N系材料の実施例だけが記載されており、Ta−Al−N系材料以外の実施例が無いため、他の材料系における実際の抵抗値やB定数については不明であった。特に、Si−N系の材料について、Ta−Al−N系材料と同様に反応性スパッタで成膜したとしても、窒化が不十分で緻密な膜が形成できないと考えられ、高いB定数を得ることが難しい。
また、上記特許文献5に記載の技術では、反応性蒸着法、活性化反応性蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法又はスパッタリングを用いてSi−N系の膜を形成しているが、いずれの膜も抵抗温度係数が非常に小さく、サーミスタとして用いることができない。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、フィルム等に直接成膜することができ、高抵抗でかつ高B定数を有したサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサを提供することを目的とする。
本発明者らは、窒化物材料の中でもSi−N系に着目し、鋭意、研究を進めたところ、絶縁体であるSiは、最適なサーミスタ特性(B定数:1000〜6000K程度)を得ることが難しいが、Siサイトを電気伝導を向上させる特定の金属元素で置換すると共に、特定の結晶性の組織とすることで、非焼成で良好なB定数が得られることを見出した。
したがって、本発明は、上記知見から得られたものであり、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
すなわち、第1の発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料は、サーミスタに用いられる金属窒化物材料であって、一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満であることを特徴とする。
このサーミスタ用金属窒化物材料では、サーミスタに用いられる金属窒化物材料であって、一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満であるので、高抵抗で良好な高B定数を有したサーミスタとして用いることができる。
このサーミスタ用金属窒化物材料は、X線光電子分光分析(XPS)においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察される。すなわち、XPSで短周期的な構造および原子間の結合状態を分析した場合に、Si結晶構造と同様の結晶構造、結合状態を有していると共にSiの結晶構造におけるSiサイトにTiが入ってスペクトルのピークが低いエネルギー側にシフトしていることが確認される。また、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されないことから、XRDで長周期的な構造を分析した場合には、特定の長周期の結晶構造を持たず、非晶質的な構造を有していることがわかる。このように、本発明のサーミスタ用金属窒化物材料では、窒化珪素の結晶中にTiが固溶した短周期的な結晶で構成され、組織全体としては長周期の結晶構造を構成せず、非晶質的な組織構造を有している。
なお、上記「x/(x+y)」(すなわち、Si/(Si+Ti))が0.70未満であると、B定数が小さくなりすぎ、サーミスタ材料として適用できない。
また、上記「x/(x+y)」(すなわち、Si/(Si+Ti))が0.98を超えると、抵抗値が高くなりすぎ、きわめて高い絶縁性を示すため、サーミスタ材料として適用できない。
また、上記「z」(すなわち、N)が0.45未満であると、窒化不足となり、抵抗値及びB定数が低くなりすぎ、サーミスタ材料として適用できない。
また、上記「z」(すなわち、N)が0.58を超えると、本発明の下記製法では作製することができない。これは、窒素サイトにおける欠陥がない場合のSiの理論値が4/7(=0.5714・・・)であり、理論値以上の窒素を導入することができないことに由来する。4/7を超えるz量については、格子間に軽元素(窒素)が導入されたことと、XPS分析における軽元素(窒素)の定量精度とに起因するものである。
第2の発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料は、第1の発明において、膜状に形成されていることを特徴とする。
第3の発明に係るフィルム型サーミスタセンサは、絶縁性フィルムと、該絶縁性フィルム上に第1または第2の発明のサーミスタ用金属窒化物材料で形成された薄膜サーミスタ部と、少なくとも前記薄膜サーミスタ部の上又は下に形成された一対のパターン電極とを備えていることを特徴とする。
すなわち、このフィルム型サーミスタセンサでは、絶縁性フィルム上に第1又は第2の発明のサーミスタ用金属窒化物材料で薄膜サーミスタ部が形成されているので、比較的低温で成膜可能であって高B定数の薄膜サーミスタ部により、樹脂フィルム等の耐熱性の低い絶縁性フィルムを用いることができると共に、良好なサーミスタ特性を有した薄型でフレキシブルなサーミスタセンサが得られる。
また、従来、アルミナ等のセラミックスを用いた基板材料がしばしば用いられ、例えば、厚さ0.1mmへと薄くすると非常に脆く壊れやすい等の問題があったが、本発明においてはフィルムを用いることができるので、例えば、厚さ0.1mmの非常に薄いフィルム型サーミスタセンサを得ることができる。
第4の発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法は、第1又は第2の発明のサーミスタ用金属窒化物材料を製造する方法であって、Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着法により成膜する成膜工程を有していることを特徴とする。
すなわち、このサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法では、Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着(RPD:Reactive Plasma Deposition)法により成膜する成膜工程を有しているので、十分に窒化され窒化珪素の結晶中にTiが固溶していると共に組織全体としては長周期の結晶構造を構成せず、非晶質的な組織構造を有している上記SiTiNからなる本発明のサーミスタ用金属窒化物材料を成膜することができる。特に、この製法では、室温程度の低温で成膜が可能になる。なお、上記特許文献5で記載されている製法では、小さな抵抗温度係数の膜しか作製できず、本発明のように高抵抗、高B定数が得られる上記組織構造を有したサーミスタ用金属窒化物材料を作製することが困難である。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料によれば、サーミスタに用いられる金属窒化物材料であって、一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満であるので、高抵抗で良好な高B定数を有したサーミスタとして用いることができる。
また、本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法によれば、Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着(RPD:Reactive Plasma Deposition)法により成膜する成膜工程を有しているので、上記SiTiNからなる本発明のサーミスタ用金属窒化物材料を成膜することができる。
さらに、本発明に係るフィルム型サーミスタセンサによれば、絶縁性フィルム上に本発明のサーミスタ用金属窒化物材料で薄膜サーミスタ部が形成されているので、樹脂フィルム等の耐熱性の低い絶縁性フィルムを用いて良好なサーミスタ特性を有した薄型でフレキシブルなサーミスタセンサが得られる。さらに、基板材料が、薄くすると非常に脆く壊れやすいセラミックスでなく、樹脂フィルムであることから、厚さ0.1mmの非常に薄いフィルム型サーミスタセンサが得られる。
本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサの一実施形態において、サーミスタ用金属窒化物材料の組成範囲を示すSi−Ti−N系3元系相図である。 本実施形態において、フィルム型サーミスタセンサを示す斜視図である。 本実施形態において、フィルム型サーミスタセンサの製造方法を工程順に示す斜視図である。 反応性プラズマ蒸着(RPD)装置の内部構成を示す簡易的な正面断面図である。 本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサの実施例において、サーミスタ用金属窒化物材料の膜評価用素子を示す正面図及び平面図である。 本発明に係る実施例において、X線光電子分光分析(XPS)におけるSiのスペクトルのプロファイルを示すグラフである。 本発明に係る実施例及び比較例において、25℃抵抗率とB定数との関係を示すグラフである。 本発明に係る実施例及び比較例において、Si/(Si+Ti)比とB定数との関係を示すグラフである。 本発明に係る実施例において、X線回折(XRD)の結果を示すグラフである。 本発明に係る実施例の断面SEM写真である。
以下、本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサにおける一実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部を認識可能又は認識容易な大きさとするために必要に応じて縮尺を適宜変更している。
本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料は、サーミスタに用いられる金属窒化物材料であって、一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、組織全体としては長周期の結晶構造を構成せず、非晶質的な組織構造を有しており、25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満である。
このサーミスタ用金属窒化物材料は、図1に示すように、Si−Ti−N系3元系相図における点A,B,C,Dで囲まれる領域内の組成を有している金属窒化物である。
なお、上記点A,B,C,Dの各組成比(x,y,z)(atm%)は、A(16.50,38.50,45.00),B(1.10,53.90,45.00),C(0.84,41.16,58.00),D(12.60,29.40,58.00)である。
本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料は、後述する製法によって膜状に形成されている。
次に、本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料を用いたフィルム型サーミスタセンサについて説明する。このフィルム型サーミスタセンサ1は、図2に示すように、絶縁性フィルム2と、該絶縁性フィルム2上に上記サーミスタ用金属窒化物材料で形成された薄膜サーミスタ部3と、少なくとも薄膜サーミスタ部3上に形成された一対のパターン電極4とを備えている。
上記絶縁性フィルム2は、例えばポリイミド樹脂シートで帯状に形成されている。なお、絶縁性フィルム2としては、他にPET:ポリエチレンテレフタレート,PEN:ポリエチレンナフタレート等でも構わない。また、絶縁性フィルム2としては、ポリイミド等の200℃以上の耐熱性を有するフィルムが好適である。
上記一対のパターン電極4は、例えばCr膜とAu膜との積層金属膜でパターン形成され、薄膜サーミスタ部3上で互いに対向状態に配した櫛形パターンの一対の櫛形電極部4aと、これら櫛形電極部4aに先端部が接続され基端部が絶縁性フィルム2の端部に配されて延在した一対の直線延在部4bとを有している。
また、一対の直線延在部4bの基端部上には、リード線の引き出し部としてAuめっき等のめっき部4cが形成されている。このめっき部4cには、リード線の一端が半田材等で接合される。さらに、めっき部4cを含む絶縁性フィルム2の端部を除いて該絶縁性フィルム2上にポリイミドカバーレイフィルム5が加圧接着されている。なお、ポリイミドカバーレイフィルム5の代わりに、ポリイミドやエポキシ系の樹脂材料層を印刷で絶縁性フィルム2上に形成しても構わない。
このサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法及びこれを用いたフィルム型サーミスタセンサ1の製造方法について、図3を参照して以下に説明する。
まず、本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法は、Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着(RPD)法により成膜する成膜工程を有している。この成膜工程のRPD法は、窒素ガスを反応ガスとして装置内に導入し、図4に示すように、プラズマガン11からSiの蒸発源12及びTiの蒸発源13へArプラズマ14を照射して溶解、昇華、イオン化させ、上部に設置された基板(絶縁性フィルム2)に窒化膜の薄膜を堆積させる物理蒸着法である。この成膜に用いているRPD装置10は、圧力勾配型Arプラズマガンを利用したイオンプレーティング装置であって、プラズマガン11を2台搭載し、SiとTiとを独立に制御して蒸着させることができる。
より具体的には、まず、例えば図3の(a)に示す厚さ50μmのポリイミドフィルムの絶縁性フィルム2上を、RPD装置10内の基板回転支持部15に装着する。この基板回転支持部15は、成膜中に軸線回りに回転駆動される。
なお、図4の符号において、16Aは金属Siを入れたるつぼ、16Bは金属Tiを入れたるつぼ、17は反応ガス導入口である。
さらに、装置内を排気して真空に保持しながら、
・炉内雰囲気温度:室温
・蒸発源12:金属Si
・蒸発源12に対するプラズマガン放電電力:10kW
・蒸発源13:金属Ti
・蒸発源13に対するプラズマガン放電電力:5〜11kW
・放電ガス流量:アルゴン(Ar)ガス 80sccm
・反応ガス流量:窒素(N)ガス 50〜100sccm
という条件のもと、絶縁性フィルム2の表面に、所定の組成および目標平均層厚の(Ti,Si)N層からなる複合窒化物層を蒸着形成することにより、サーミスタ用金属窒化物材料で形成された薄膜サーミスタ部3を成膜する。
また、メタルマスクを用いて所望のサイズにサーミスタ用金属窒化物材料を成膜して薄膜サーミスタ部3を形成する。
次に、スパッタ法にて、例えばCr膜を20nm形成し、さらにAu膜を200nm形成する。さらに、その上にレジスト液をバーコーターで塗布した後、110℃で1分30秒のプリベークを行い、露光装置で感光後、現像液で不要部分を除去し、150℃で5分のポストベークにてパターニングを行う。その後、不要な電極部分を市販のAuエッチャント及びCrエッチャントによりウェットエッチングを行い、図3の(c)に示すように、レジスト剥離にて所望の櫛形電極部4aを有したパターン電極4を形成する。なお、絶縁性フィルム2上に先にパターン電極4を形成しておき、その櫛形電極部4a上に薄膜サーミスタ部3を成膜しても構わない。この場合、薄膜サーミスタ部3の下にパターン電極4の櫛形電極部4aが形成されている。
次に、図3の(d)に示すように、例えば厚さ50μmの接着剤付きのポリイミドカバーレイフィルム5を絶縁性フィルム2上に載せ、プレス機にて150℃,2MPaで10分間加圧し接着させる。さらに、図3の(e)に示すように、直線延在部4bの端部を、例えばAuめっき液によりAu薄膜を2μm形成してめっき部4cを形成する。
なお、複数のフィルム型サーミスタセンサ1を同時に作製する場合、絶縁性フィルム2の大判シートに複数の薄膜サーミスタ部3及びパターン電極4を上述のように形成した後に、大判シートから各フィルム型サーミスタセンサ1に切断する。
このようにして、例えばサイズを25×3.6mmとし、厚さを0.1mmとした薄いフィルム型サーミスタセンサ1が得られる。
このように本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料では、一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、組織全体としては長周期の結晶構造を構成せず、非晶質的な組織構造を有しており、25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満であるので、高抵抗で良好な高B定数を有したサーミスタとして用いることができる。
また、本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法では、Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着法により成膜する成膜工程を有しているので、十分に窒化され窒化珪素の結晶中にTiが固溶していると共に組織全体としては長周期の結晶構造を構成せず、非晶質的な組織構造を有している上記SiTiNからなる本発明のサーミスタ用金属窒化物材料を成膜することができる。特に、この製法では、室温程度の低温で成膜が可能になる。
したがって、本実施形態のサーミスタ用金属窒化物材料を用いたフィルム型サーミスタセンサ1では、絶縁性フィルム2上に上記サーミスタ用金属窒化物材料で薄膜サーミスタ部3が形成されているので、比較的低温で成膜可能であって高B定数の薄膜サーミスタ部3により、樹脂フィルム等の耐熱性の低い絶縁性フィルム2を用いることができると共に、良好なサーミスタ特性を有した薄型でフレキシブルなサーミスタセンサが得られる。
また、従来、アルミナ等のセラミックスを用いた基板材料がしばしば用いられ、例えば、厚さ0.1mmへと薄くすると非常に脆く壊れやすい等の問題があったが、本実施形態においてはフィルムを用いることができるので、例えば、厚さ0.1mmの非常に薄いフィルム型サーミスタセンサを得ることができる。
次に、本発明に係るサーミスタ用金属窒化物材料及びその製造方法並びにフィルム型サーミスタセンサについて、上記実施形態に基づいて作製した実施例により評価した結果を、図5から図10を参照して具体的に説明する。
<膜評価用素子の作製>
本発明の実施例及び比較例として、図5に示す膜評価用素子121を次のように作製した。なお、以下の本発明の各実施例では、SiTiであるサーミスタ用金属窒化物を用いたものを作製した。
まず、上述したRPD法にて、様々な組成比でSi基板Sとなる熱酸化膜付きSiウエハ上に、厚さ500nmの表1に示す様々な組成比で形成されたサーミスタ用金属窒化物材料の薄膜サーミスタ部3を形成した。
次に、上記薄膜サーミスタ部3の上に、スパッタ法でCr膜を20nm形成し、さらにAu膜を200nm形成した。さらに、その上にレジスト液をスピンコーターで塗布した後、110℃で1分30秒のプリベークを行い、露光装置で感光後、現像液で不要部分を除去し、150℃で5分のポストベークにてパターニングを行った。その後、不要な電極部分を市販のAuエッチャント及びCrエッチャントによりウェットエッチングを行い、レジスト剥離にて所望の櫛形電極部124aを有するパターン電極124を形成した。そして、これをチップ状にダイシングして、B定数評価用の膜評価用素子121とした。
なお、比較としてSiTiの組成比が本発明の範囲外であって結晶系が異なる比較例についても同様に作製して評価を行った。
<膜の評価>
(1)組成分析
上記RPD法にて成膜した薄膜サーミスタ部3について、X線光電子分光法(XPS)にて元素分析を行った。このXPSでは、Arスパッタにより、最表面から深さ20nmのスパッタ面において、定量分析を実施した。その結果を表1に示す。なお、以下の表中の組成比は「原子%」で示している。一部のサンプルに対して、最表面から深さ100nmのスパッタ面における定量分析を実施し、深さ20nmのスパッタ面と定量精度の範囲内で同じ組成であることを確認している。
なお、上記X線光電子分光法(XPS)は、X線源をMgKα(350W)とし、パスエネルギー:58.5eV、測定間隔:0.125eV、試料面に対する光電子取り出し角:45deg、分析エリアを約800μmφの条件下で定量分析を実施した。なお、定量精度について、N/(Si+Ti+N)の定量精度は±2%、Si/(Si+Ti)の定量精度は±1%である。
(2)XPSによるSiの結合エネルギー評価
本発明の実施例について、XPSによりSi2pのスペクトルを取得し、ピーク位置よりSiの結合エネルギーを測定した結果を表1に示す。なお、一例として本発明の実施例3におけるXPSによるスペクトルのプロファイルを、図6に示す。また、本実施例の他に比較のため、バルク体のSi,Si,SiOそれぞれのXPSによるスペクトルも図6に破線で図示している。
これらのX線光電子分光分析の結果では、本発明のいずれの実施例も、SiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されている。すなわち、XPSで短周期的な構造および原子間の結合状態を分析すると、Si結晶構造と同様の結晶構造、結合状態が短周期的に構成されていると共にSiの結晶構造におけるSiサイトにTiが入ってスペクトルのピークが低いエネルギー側にシフトしている。したがって、窒化珪素の結晶中にTiが固溶していることがわかる。
また、Ti2pのピークにおいても、Tiよりも高いエネルギー側にシフトしていることも確認しており、Tiは単独元素で存在することなく、窒化珪素の結晶中にTiが固溶していることがわかる。
(3)比抵抗測定
上記RPD法にて成膜した薄膜サーミスタ部3について、4端子法にて25℃での比抵抗を測定した。その結果を表1に示す。
(4)B定数測定
膜評価用素子121の25℃及び50℃の抵抗値を恒温槽内で測定し、25℃と50℃との抵抗値よりB定数を算出した。その結果を表1に示す。また、25℃と50℃との抵抗値より負の温度特性をもつサーミスタであることを確認している。
なお、本発明におけるB定数算出方法は、上述したように25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から以下の式によって求めている。
B定数(K)=ln(R25/R50)/(1/T25−1/T50)
R25(Ω):25℃における抵抗値
R50(Ω):50℃における抵抗値
T25(K):298.15K 25℃を絶対温度表示
T50(K):323.15K 50℃を絶対温度表示
これらの結果からわかるように、SiTiの組成比が図1に示す3元系の三角図において、点A,B,C,Dで囲まれる領域内、すなわち、「0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1」となる領域内の実施例全てで、抵抗率:100Ωcm以上、B定数:1700K以上のサーミスタ特性が達成されている。
上記結果から25℃での抵抗率とB定数との関係を示したグラフを、図7に示す。また、Si/(Si+Ti)比とB定数との関係を示したグラフを、図8に示す。これらのグラフから、Si/(Si+Ti)=0.7〜0.98の領域であって、XPS分析でSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルであるものは、25℃における比抵抗値が100Ωcm以上、B定数が1700K以上の高抵抗かつ高B定数の領域が実現できている。なお、図8のデータにおいて、同じSi/(Si+Ti)比に対して、B定数がばらついているのは、結晶中の窒素量が異なる、もしくは窒素欠陥等の格子欠陥量が異なるためである。
表1に示す比較例1は、N/(Si+Ti+N)が45%に満たない領域であり、金属が窒化不足の結晶状態になっている。この比較例では、B定数及び抵抗値が共に非常に小さく、金属的振舞いに近いことがわかった。また、表1に示す比較例2,3は、Si/(Si+Ti)<0.70の領域であり、25℃における比抵抗値が100Ωcm未満、B定数が1000K未満であり、低抵抗かつ低B定数の領域であった。
(5)薄膜X線回折(結晶相の同定)
上記RPD法にて成膜した薄膜サーミスタ部3について、結晶相の同定を行うため、視斜角入射X線回折(Grazing Incidence X-ray Diffraction)による分析を実施した。
なお、この薄膜X線回折は、微小角X線回折実験であり、管球をCuとし、入射角を1度とすると共に2θ=20〜130度の範囲で測定した。
この分析の結果、図9にXRDプロファイルの一例を示すように、基板に由来するピーク(図9中(*)のピーク)以外に特定の結晶相を示すピークが得られなかった。すなわち、XRDで長周期的に分析すると、本発明の実施例は、非晶質的な組織構造を有していることがわかる。このように、本発明のサーミスタ用金属窒化物材料は、XPSによる短周期的な分析では窒化珪素の結晶中にTiが固溶した構造であるが、XRDによる長周期的な分析では非晶質的な組織構造を有している。
(6)結晶形態の評価
次に、薄膜サーミスタ部3の断面における結晶形態を示す一例として、熱酸化膜付きSi基板S上に140nm程度成膜された実施例3の薄膜サーミスタ部3における断面SEM写真を、図10に示す。
この実施例のサンプルは、Si基板Sをへき開破断したものを用いている。また、45°の角度で傾斜観察した写真である。
この写真からわかるように、本発明の実施例は緻密な組織であるが、柱状結晶等の形成は観測されていない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1…フィルム型サーミスタセンサ、2…絶縁性フィルム、3…薄膜サーミスタ部、4,124…パターン電極

Claims (4)

  1. サーミスタに用いられる金属窒化物材料であって、
    一般式:SiTi(0.70≦x/(x+y)≦0.98、0.45≦z≦0.58、x+y+z=1)で示される金属窒化物からなり、
    X線光電子分光分析においてSiのピークがSiよりも低いエネルギー側にピークを有したスペクトルが観察されると共に、X線回折において結晶相を同定可能な回折ピークが観察されず、
    25℃と50℃とのそれぞれの抵抗値から求めたB定数が1700K以上6300K未満であることを特徴とするサーミスタ用金属窒化物材料。
  2. 請求項1に記載のサーミスタ用金属窒化物材料において、
    膜状に形成されていることを特徴とするサーミスタ用金属窒化物材料。
  3. 絶縁性フィルムと、
    該絶縁性フィルム上に請求項1または2に記載のサーミスタ用金属窒化物材料で形成された薄膜サーミスタ部と、
    少なくとも前記薄膜サーミスタ部の上又は下に形成された一対のパターン電極とを備えていることを特徴とするフィルム型サーミスタセンサ。
  4. 請求項1または2に記載のサーミスタ用金属窒化物材料を製造する方法であって、
    Siの蒸発源と、Tiの蒸発源とを用いて窒素含有雰囲気中で反応性プラズマ蒸着法により成膜する成膜工程を有していることを特徴とするサーミスタ用金属窒化物材料の製造方法。
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