JP6319494B1 - ゲーム支援装置およびゲーム装置 - Google Patents

ゲーム支援装置およびゲーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6319494B1
JP6319494B1 JP2017066777A JP2017066777A JP6319494B1 JP 6319494 B1 JP6319494 B1 JP 6319494B1 JP 2017066777 A JP2017066777 A JP 2017066777A JP 2017066777 A JP2017066777 A JP 2017066777A JP 6319494 B1 JP6319494 B1 JP 6319494B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
player
payment
payment means
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017066777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018169804A (ja
Inventor
哲 本池
哲 本池
石川 伸
伸 石川
英夫 郡司
英夫 郡司
芳弘 岡林
芳弘 岡林
佳樹 松下
佳樹 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Corp
Original Assignee
Sega Corp
Sega Games Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Corp, Sega Games Co Ltd filed Critical Sega Corp
Priority to JP2017066777A priority Critical patent/JP6319494B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6319494B1 publication Critical patent/JP6319494B1/ja
Publication of JP2018169804A publication Critical patent/JP2018169804A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ゲーム機のプレイ料金徴収において、電子マネー決済の利便性を高める。【解決手段】ゲーム支援装置は、ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続される。ゲーム支援装置は、プレイヤに対応づけられる複数のクレジットカードのリスト情報を生成し、支払手段選択画面186としてゲーム装置に画面表示させる。リスト情報において選択されたクレジットカードにより、ゲーム装置の利用料金の決済が実行される。支払手段選択画面186においては、クレジットカードを利用することにともなう特典も含まれる。また、ゲーム支援装置は特典を評価し、その評価に基づいてクレジットカードの表示順位を決める。【選択図】図7

Description

本発明は、コンピュータゲームの料金徴収技術、に関する。
ワンプレイごとに料金を徴収するアーケードゲーム機(業務用ゲーム装置)は、40年以上の歴史を誇る。近年のアーケードゲーム機においては、電子マネーによる料金徴収方法が普及している(特許文献1参照)。プレイヤは、まとまった現金を支払うことでIC(Integrated Circuit)カードに電子マネーをチャージし(プリチャージ)、ICカードをゲーム機にかざす。ゲーム機は、ICカードから利用料金分の電子マネーを減算する。プレイヤは、チャージした金額内であればプレイを継続できる。現金に限らず、クレジットカードからICカードにチャージをすることも考えられる。
特許第4631705号公報
複数枚のクレジットカードを有するプレイヤも多い。今後、アーケードゲーム機にクレジットカード決済が本格的に普及すると、複数のクレジットカードのうちどのクレジットカードを使うべきか判断すべき場面が増えてくると予想される。
本発明は、上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ゲーム機のプレイ料金徴収において、電子マネー決済の利便性を高めること、にある。
本発明のある態様におけるゲーム支援装置は、ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続される。
この装置は、ゲーム装置のプレイヤから、プレイヤIDを受信するID受信部と、プレイヤIDに対応づけられ、現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を生成し、リスト情報を画面表示させる支払手段報知部と、リスト情報において選択された支払手段による決済要求を受信する決済要求受信部と、選択された支払手段に対応する決済装置に決済を要求することにより、ゲーム装置の利用料金の決済を実行する決済処理部と、を備える。
本発明のある態様におけるゲーム装置は、ゲーム支援装置と通信ネットワークを介して接続される。
この装置は、プレイヤIDの入力を検出するID検出部と、ゲーム支援装置にプレイヤIDを送信するID送信部と、ゲーム支援装置から、プレイヤIDに対応づけられる現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を受信し、リスト情報を画面表示させる支払手段表示部と、プレイヤから、リスト情報からの支払手段の選択を受け付ける支払手段入力部と、選択された支払手段によるゲーム装置の利用料金の決済をゲーム支援装置に要求する決済要求部と、を備える。
本発明によれば、ゲーム機の利用料金を電子マネーにより徴収する際の利便性を高めやすくなる。
ゲームシステムのハードウェア構成図である。 ゲームシステムの機能ブロック図である。 支払手段情報のデータ構造図である。 特典情報のデータ構造図である。 達成度情報のデータ構造図である。 料金テーブルのデータ構造図である。 支払手段選択画面の画面図である。 支払手段選択画面の表示過程を示すフローチャートである。
図1は、ゲームシステム100のハードウェア構成図である。
ゲームシステム100においては、ゲーム支援装置102(サーバ)に対して、複数の店舗108a、108b・・・108n(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「店舗108」と総称する)と、複数の携帯端末104a、104b、・・・104n(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「携帯端末104」と総称する)がインターネット106を介して接続される。また、ゲーム支援装置102は複数の決済装置114a・・・114m(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「決済装置114」と総称する)とも専用回線にて接続される。決済装置114は、クレジットカード会社が運営するサーバである。
本実施形態における携帯端末104は、スマートフォンを想定している。携帯端末104は、タブレット端末やラップトップPCであってもよい。携帯端末104とインターネット106は無線接続されるが、有線接続されてもよい。
店舗108は、遊園地やゲームセンターなどが想定される。店舗108においては、複数のゲーム装置110a〜110f(以下、まとめて言うときや特に区別しないときには「ゲーム装置110」と総称する)と中継装置112が専用回線により接続される。ゲーム装置110は「サテライト」とよばれる業務用ゲーム装置、いわゆる、アーケードゲーム機である。中継装置112は「ターミナル」とよばれ、1以上のゲーム装置110のゲームプレイの支援・補助を行う装置である。中継装置112とインターネット106は有線接続されるが、無線接続されてもよい。
中継装置112は、ゲーム装置110におけるゲームプレイ結果をリプレイ(動画再生)する、複数のゲームプレイの結果からランキングを作成する、ゲームにおいて使用可能なカード(アイテム)を提供する、などの既知の支援機能を有する。一般的には、中継装置112は、ゲームの演出や分析などゲーム装置110におけるゲームプレイの興趣をいっそう高めるための処理として支援処理を実行する。
プレイヤには、プレイヤID(以下、「PID」ともよぶ)が割り当てられる。プレイヤIDはゲームカードに記録される。プレイヤIDは、プレイヤの保有する携帯端末104に記録されてもよい。プレイヤIDはプレイヤを一意に識別可能な情報であればよい。
ゲーム支援装置102(ゲーム支援システム)は、決済装置114との間でゲーム装置110の利用料金の決済を行う。ゲームシステム100の利用にあたっては、プレイヤは事前に決済装置114(クレジットカード会社)に対してクレジットカードを契約し、ゲーム支援装置102にプレイヤIDとカード番号を登録しておく必要がある。ゲーム支援装置102は、プレイヤごとにプレイヤIDとカード番号を対応づけてリスト化しておく。また、プレイヤは、ゲーム支援装置102にプレイヤIDおよび生体情報を登録しておく。生体情報は、顔画像(顔特徴情報)、指紋、虹彩、静脈、声紋、筆跡、掌形、DNA(遺伝子情報)など、人間の身体的・行動的特徴を表す情報であればよい。本実施形態においては、顔画像を対象として説明する。
より具体的には、ゲーム支援装置102にプレイヤ登録をするとき、プレイヤは携帯端末104またはゲーム装置110を介してカード番号をゲーム支援装置102に登録する。ゲーム支援装置102はプレイヤIDを登録されたゲームカードの発行を中継装置112に指示する。あるいは、プレイヤの携帯端末104にプレイヤIDを登録してもよい。
プレイヤは、プレイヤIDを取得後、携帯端末104等により顔画像を撮影し、顔画像をゲーム支援装置102に送信する。以上の登録処理により、ゲーム支援装置102においては、プレイヤID、カード番号、顔画像等が対応づけられる。
プレイヤは、ゲームをプレイするときには、ゲームカードをゲーム装置110にかざす。このとき、NFC規格(Near Field Communication)などの既知の近距離通信技術にて、ゲーム装置110はゲームカードからプレイヤIDを読み取る。ゲーム装置110はカメラを備えており、プレイヤの顔画像を撮像する。ゲーム装置110は、中継装置112を介してゲーム支援装置102にゲームを識別するためのIDであるゲームID(以下、「GID」ともよぶ)とともに、プレイヤIDおよび顔画像を送信する。ゲーム支援装置102は、受信した顔画像と登録済みの顔画像を照合して顔認証を実行する。
中継装置112またはゲーム支援装置102は、ゲームサーバとして機能してもよい。本実施形態においては、ゲーム支援装置102がプレイヤごとのゲームデータを管理するものとして説明する。
図2は、ゲームシステム100の機能ブロック図である。
ゲームシステム100に含まれるゲーム装置110およびゲーム支援装置102の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
(ゲーム装置110)
ゲーム装置110は、ユーザインタフェース処理部116、通信部118、データ処理部120およびデータ格納部122を含む。
ユーザインタフェース処理部116は、ボタンや操縦桿等の入力デバイスを介してプレイヤからの操作を受け付けるほか、画像表示や音声出力など、ユーザインタフェースに関する処理を担当する。通信部118は、インターネット106を介して中継装置112およびゲーム支援装置102との通信処理を担当する。データ格納部122は各種データを格納する。データ処理部120は、通信部118により取得されたデータおよびデータ格納部122に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部120は、通信部118およびデータ格納部122のインタフェースとしても機能する。データ格納部122は、ゲームID、プレイヤID、顔画像情報等の各種情報を格納する(詳細後述)。
ユーザインタフェース処理部116は、画面に対するタッチ入力を検出し、プレイヤからの入力を受け付ける入力部124と、プレイヤに対して画像や音声等の各種情報を出力する出力部126を含む。
入力部124は、ID検出部128、生体情報取得部130および支払手段入力部132を含む。
ID検出部128は、ゲームカードからプレイヤIDを検出する。生体情報取得部130は、ゲーム装置110に内蔵されるカメラによりプレイヤの顔画像(生体情報)を取得する。支払手段入力部132は、後述の方法により、プレイヤによる支払手段の選択を受け付ける。本実施形態における「支払手段」とは、クレジットカードのことであるが、このほかにも現金、プリペイドカードなど他の支払手段が含められてもよい。
出力部126は、支払手段表示部134を含む。支払手段表示部134は、プレイヤに対して複数の支払手段を画面表示させる。支払手段の表示は、図7に関連して後述する。
データ処理部120は、ゲーム実行部144を含む。ゲーム実行部144は、ゲームプログラムにしたがってゲームを実行する。上述したように、中継装置112またはゲーム支援装置102、あるいは、他の装置がゲームサーバとして機能するときには、ゲーム実行部144はゲームサーバのゲームプログラムと連携して動作する。
通信部118は、プレイ情報送信部136、ID送信部138、決済要求部140および生体情報送信部142を含む。
プレイ情報送信部136は、プレイヤIDとともにプレイ情報をゲーム支援装置102に送信する。ここでいうプレイ情報とはゲームプレイの進捗状態または履歴を示す情報であればよい。具体的には、プレイヤが保有するキャラクタ、装備、アイテムなどの所有物のほか、プレイヤが達成したレベル、クリアしたステージ、倒した敵の数および種類などである。また、マルチプレイ型のゲームであれば、プレイヤ間のマッチング履歴をプレイ情報に含めてもよい。
ID送信部138は、ID検出部128が検出したプレイヤIDをゲーム支援装置102に送信する。決済要求部140は、プレイヤに選択された支払手段による決済をゲーム支援装置102に要求する。生体情報送信部142は、生体情報取得部130が読み取った顔情報(生体情報)をゲーム支援装置102に送信する。
(ゲーム支援装置102)
ゲーム支援装置102は、通信部146、データ処理部148およびデータ格納部150を含む。
通信部146は、インターネット106を介して中継装置112、ゲーム装置110および携帯端末104との通信処理を担当する。また、通信部146は、専用回線またはインターネット106を介した決済装置114との通信処理も担当する。データ格納部150は各種データを格納する。データ処理部148は、通信部146により取得されたデータおよびデータ格納部150に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部148は、通信部146およびデータ格納部150のインタフェースとしても機能する。データ格納部150は、プレイヤID、顔画像情報、プレイ情報等の各種情報を格納する(詳細後述)。
データ処理部148は、支払手段報知部166、決済処理部168、認証部170および特典処理部172を含む。
支払手段報知部166は、プレイヤが保有する複数のクレジットカード(支払手段)のリスト情報を生成し、これを画面表示させる。本実施形態においては、支払手段報知部166はゲーム装置110または決済装置114にリスト情報に基づく支払手段選択画面を表示させるが、詳細は後述する。決済処理部168は、決済装置114と連携して決済処理を実行する。認証部170は、顔認証を実行する。特典処理部172は、支払手段の選択にともなってプレイヤに付与すべき特典を管理する。特典処理部172は、特典評価部174および特典設定部176を含む。特典評価部174は、支払手段に対応づけられる特典を後述の方法により評価する。特典設定部176は、特典をプレイヤに提供する。
通信部146は、プレイ情報受信部152、ID受信部154、リスト送信部156、決済要求部158、決済受信部184、プレイ許可部162および生体情報受信部164を含む。
プレイ情報受信部152は、ゲーム装置110のプレイ情報送信部136からプレイ情報を受信する。プレイ情報はプレイヤIDと対応づけられてデータ格納部150に保存される。ID受信部154は、プレイヤIDを受信する。リスト送信部156は、支払手段報知部166が生成するリスト情報をゲーム装置110に送信する。決済要求部158は、決済装置114に対して利用料金の決済を要求する。決済受信部184は、決済装置114から決済可否通知を受信する。プレイ許可部162は、指定された支払手段による決済が完了したとき、ゲーム装置110におけるゲームプレイを許可する。プレイ許可部162は、顔認証に失敗したとき、または、決済に失敗したときにはゲームプレイを許可しない。生体情報受信部164は、ゲームプレイ開始時に、ゲーム装置110が撮影したプレイヤの顔画像を受信する。
データ格納部150においては、プレイヤID(PID)および顔画像(生体情報)が対応づけられる。認証部170は、プレイヤ登録時において、プレイヤIDおよび顔画像を対応づけて登録しておく。ゲームプレイを開始するとき、ゲーム装置110は、プレイヤIDが登録されたゲームカードを読み取り、カメラでプレイヤを撮影する。認証部170は、プレイヤIDに対応づけて登録されている顔画像と撮影された顔画像を既知の画像認証技術により比較し、顔認証を実行する。上述したように、顔認証に失敗したときには、プレイ許可部162はプレイを許可しない。
図3は、支払手段情報178のデータ構造図である。
支払手段情報178は、ゲーム支援装置102のデータ格納部150に格納される。支払手段情報178は、プレイヤが有する支払手段(クレジットカード)とそのカード番号を対応づけたデータテーブルである。図3によれば、プレイヤID=P01のプレイヤ(以下、「プレイヤ(P01)」のように表記する)は、Rカード、VカードおよびYカードの3枚のクレジットカードを利用可能である。プレイヤは、プレイヤ登録時等において、クレジットカードの種類とカード番号を、携帯端末104等を介してゲーム支援装置102に登録する。
図4は、特典情報180のデータ構造図である。
特典情報180は、ゲーム支援装置102のデータ格納部150に格納される。特典情報180は、クレジットカードと、クレジットカードに付属する特典およびその特典を取得するための条件(以下、「特典条件」とよぶ)を対応づける。特典は、特典ID(以下、「QID」とも表記する)により識別される。
Rカードには、特典(Q01)〜特典(Q05)の5種類の特典が対応づけられている。たとえば、Rカードを使って1ヶ月に5,000円以上の決済をすると(特典条件(Q01))、プレイヤには500ポイントが付与される(特典(Q01))。ここでいうポイントは、Rカードにおける決済の割引サービスであってもよいし、キャラクタの行動コスト(例:体力やゲーム内の通貨)などゲームで使用可能な資産であってもよい。
ゲーム装置110において、Rカードでゲームを対象とした決済総額が3,000円以上となると(特典条件(Q03))、特典設定部176はゲームXを無料でプレイする権利を3回分提供する(特典(Q03))。特典条件(Q03)を設定されたプレイヤがゲームXをプレイする場合、ゲーム装置110からゲーム支援装置102に決済要求が送信されても、決済処理が実行されることなく、プレイ許可部162はゲーム装置110に対してゲームの実行を3回まで許可する。
ゲームXにおけるプレイヤのレベルが20以上となったときにRカードを使ってプレイしていれば(特典条件(Q04))、特典設定部176はプレイヤに対してゲームXで使用可能なアイテムAを提供する(特典(Q04))。ゲームYにおいてプレイヤがボスキャラクタB1を倒したときにRカードを使ってプレイしていれば(特典条件(Q05))、特典設定部176はプレイヤに対してゲームYで利用可能なアイテムBを提供する(特典(Q05))。このように、クレジットカードの利用額に基づいて成立する特典条件だけではなく、ゲームのプレイ結果に応じて成立する特典条件も設定できる。
同様にして、Vカードを使って1ヶ月に3,000円以上の決済をすると(特典条件(Q06))、プレイヤには200ポイントが付与される(特典(Q06))。また、Vカードによる決済額が年間500,000円以上となると、プレイヤはVカードのゴールド会員と認定される。ゴールド会員のメリットはVカードのクレジットカード会社が任意に設定すればよい。たとえば、ゴールド会員になるとVカードの契約先のゲームセンターを格安で利用できるとしてもよい。
図5は、達成度情報182のデータ構造図である。
達成度情報182は、ゲーム支援装置102のデータ格納部150に格納される。達成度情報182は、プレイヤごとの各特典の達成状況を示す。図4に関連して説明したようにプレイヤ(P01)は、Rカードを保有している。図5によると、プレイヤ(P01)はRカードの特典(Q01)の特典条件を既に達成しており、特典(Q01)を取得済みである。
特典(Q03)の特典条件は、Rカードによるゲームの決済総額が3,000円以上となることである(図4参照)。プレイヤ(P01)はRカードによるゲームの決済総額が2,700円となっているため、特典(Q03)の特典条件は90%(=2700/3000)達成されている。特典(Q04)の特典条件は、ゲームXにおけるプレイヤのレベルが20以上となることである(図4参照)。プレイヤ(P01)のレベルは15であるため、特典(Q04)の特典条件は75%(=15/20)達成されている。
特典評価部174は、各特典の特典条件の達成度を決済履歴およびプレイ情報に基づいて算出する。達成度の算出方法は、上述の方法に限らず任意に設定可能である。たとえば、ボスキャラクタB1を倒すことが特典条件となっている特典(Q05)について、ボスキャラクタB1と対戦する推奨レベルが30であるとする。このときには、プレイヤのレベルの推奨レベルに対する割合を特典(Q05)の達成度としてもよい。
図6は、料金テーブル160のデータ構造図である。
料金テーブル160は、ゲーム支援装置102のデータ格納部150に格納される。料金テーブル160は、ゲームのワンプレイあたりの利用料金を登録する。料金テーブル160は、ゲーム装置110の新規導入時において、ゲーム支援装置102の運営者により設定される。料金テーブル160においては、ゲームIDと利用料金が1対1にて対応づけられる。ゲームプレイの開始時においては、ゲーム装置110はプレイヤID、顔情報とともにゲームIDもゲーム支援装置102に送信する。認証部170が顔認証に成功すると、決済処理部168は料金テーブル160を参照して利用料金を特定する。
一般的には、ゲーム装置110の利用料金は店舗108のオペレータにより決められる。このため、同じゲームであっても、店舗108によって利用料金がばらつくことが多い。利用料金のばらつきはプレイヤの不公平感につながりやすい。本実施形態においては、料金テーブル160においてゲームごとの利用料金を統一管理している。このため、いわば「一物一価」が維持されることになり、どの店舗108でプレイしても同じ利用料金にてゲームを楽しむことができる。
また、店舗108によっては、集客のために利用料金を戦略的に抑制することがある。大規模の店舗108が利用料金を下げると、近隣の店舗108においても利用料金を下げざるを得なくなり、特に小規模の店舗108は経営が圧迫されてしまう。本実施形態においては、ゲーム支援装置102が統一価格を設定するため、小規模の店舗108の疲弊を防ぎやすくなる。
図7は、支払手段選択画面186の画面図である。
支払手段選択画面186は、支払手段表示部134によりゲーム装置110に表示される。図7は、プレイヤ(P01)がゲーム装置110でゲームをプレイするときに表示される支払手段選択画面186を示す。プレイヤ(P01)は、支払手段としてRカード、VカードおよびYカードを保有する(図3参照)。支払手段報知部166は、プレイヤ(P01)の顔認証が完了したあと、この3枚のクレジットカードを含むリスト情報を生成する。このリスト情報には、各クレジットカードに対応づけられる特典に関する情報も含まれる。
特典評価部174は、各クレジットカードに対応づけられる特典を評価する。本実施形態においては、達成度の高い特典、いいかえれば、取得しやすい特典を高く評価する。評価の高い特典を有するクレジットカード(以下、「評価の高いクレジットカード」とよぶ)ほど、リスト情報の上位に設定される。たとえば、プレイヤ(P01)は、Rカードの未達成の特典のうち、特典(Q03)の達成度が90%である。いいかえれば、Rカードの特典の最高達成度は90%である。このとき、Rカードの評価値は「90」となる。Vカードの特典の最高達成度は55%、Yカードの特典の最高達成度は70%であるとする。Vカードの評価値は「55」、Yカードの評価値は「70」となる。この場合には、支払手段報知部166は、図7に示すようにRカード、Yカード、Vカードの順に並ぶリスト情報を生成する。
リスト送信部156は、支払手段報知部166が生成したリスト情報をゲーム装置110に送信し、支払手段表示部134は支払手段選択画面186を表示させる。支払手段選択画面186においては最も評価の高いRカードが最上位に表示される。支払手段選択画面186においては、Rカードの最高達成度の特典(Q03)について、あと300円分のゲームプレイをすれば(図5参照)、ゲームXを無料で3回プレイできる権利が付与されることが示されている(図6参照)。2番目のYカード、3番目のVカードについても同様である。プレイヤは、ゲームプレイの開始時に表示される支払手段選択画面186において、3枚のクレジットカードを利用可能であることと、クレジットカードを利用することによってどのような特典が得られるか(得られる可能性があるか)を確認できる。
特典評価部174がプレイヤにとって有利なクレジットカードを自動的に推奨してくれるため、プレイヤは複数のクレジットカードを効率的に使い分けることができる。図7においては、特典を取得しやすいクレジットカードほど上位に表示されている。
プレイヤが、支払手段選択画面186においていずれかのクレジットカード(支払手段)を選択すると、選択されたクレジットカードにより利用料金の決済が実行される。
支払手段報知部166は、特典評価結果に応じてリスト情報に含まれる各クレジットカードの表示態様を変化させる。図7に示したように各クレジットカードの表示位置(順位)を変化させてもよいし、色彩や大きさ、書体などを変化させてもよい。支払手段報知部166は、クレジットカードごとに特典評価結果に応じた説明を付与してもよい。いずれにしても、特典評価部174の判定に基づいてプレイヤにとってどのクレジットカードが有利であるかを視認可能な態様にて示せればよい。
本実施形態においては、特典評価部174は、特典条件の達成度が高いほど、特典の評価が高くなり、ひいてはクレジットカードの評価も高くなるとして説明した。このほかにも、特典評価部174は、特典の内容に応じて特典評価をしてもよい。たとえば、200ポイントを得られる特典(Q06)よりも500ポイントを得られる特典(Q01)を高く評価してもよい。ゲーム支援装置102の運営者が特典IDごとに有利度を設定してもよい。特典評価部174は、有利度の高い特典ほど高く評価してもよい。
更に、特典評価部174は、達成度と有利度の双方に基づいて総合的に特典を評価してもよい。たとえば、達成度と有利度という2つの変数を加重平均することにより、各特典の評価値を算出してもよい。
支払手段選択画面186は、ゲーム装置110ではなく、携帯端末104に表示されてもよい。ゲーム装置110の入力部124は、支払手段選択画面186の表示先をゲーム装置110および携帯端末104のいずれにするかをプレイヤに選択させる「支払表示選択部(図示せず)」を備えてもよい。支払表示選択部は、プレイヤから携帯端末104のアドレス入力を受け付けてもよい。あるいは、プレイや登録時に携帯端末104のアドレスをゲーム支援装置102に登録してもよい。リスト送信部156は、指定された装置にリスト情報を送信する。
支払手段選択画面186を携帯端末104に表示させれば、プレイヤがどのようなクレジットカードを保有しているかを他者から覗き見されにくくなるというメリットがある。一方、ゲーム装置110は携帯端末104よりも大画面であるので、支払手段選択画面186において特典に関連する詳細な情報を提供しやすいというメリットがある。
図8は、支払手段選択画面186の表示過程を示すフローチャートである。
プレイヤは、ゲームの開始にあたっては、ゲームカードによりプレイヤIDをゲーム装置110に読み取らせた上でカメラにて顔画像を撮影させる。ID検出部128はプレイヤIDをゲーム支援装置102に送信し、生体情報取得部130は顔画像をゲーム支援装置102に送信する。認証部170は顔認証を実行する。プレイ許可部162は、顔認証に失敗した場合にはゲーム装置110のゲーム実行を許可しない。図8に示す処理は顔認証が成功したあとに実行される。なお、ゲームの開始に際しては、ワンプレイごとにクレジットカード決済を実行するものとして説明する。
最初に、支払手段報知部166は支払手段情報178を参照し、プレイヤが利用可能なクレジットカードを特定する(S10)。次に、特典評価部174は各クレジットカードを評価する(S12)。上述したように、本実施形態においては、特典条件の達成度の高い特典ほど高く評価し、評価の高い特典に対応づけられるクレジットカードほど高く評価する。支払手段報知部166は、評価結果に基づいてリスト情報を作成する(S14)。具体的には、評価の高い特典ほど上位となるようにリスト情報が生成される。リスト情報は画像データであってもよいし、画像の生成条件を記述したスクリプトデータであってもよい。図7に関連して説明したように、リスト情報にはクレジットカードの種類、カード番号の一部、達成間近の特典など各種情報が含まれる。また、ゲームによって評価対象となる特典条件は異なる。たとえば、Rカードの特典条件(Q4)はゲームXの達成度に関するものであるから、ゲームYのプレイ時にはRカードの特典条件(Q4)は判定対象外である。Rカードの特典条件(Q5)はゲームYの達成度に関するものであるから、ゲームXのプレイ時にはRカードの特典条件(Q5)は判定対象外である。
リスト送信部156は、送信先を選択する(S16)。プレイヤがあらかじめ携帯端末104を送信先に指定しているときには、リスト情報は携帯端末104に送信され、そうでないときにはゲーム装置110に送信される。リスト送信部156は、選択した送信先にリスト情報を送信する(S18)。
このあと、プレイヤは支払手段選択画面186においていずれかのクレジットカードを選択する。支払手段入力部132は、プレイヤの選択を検出する。決済要求部140は、選択されたクレジットカードとゲームID、プレイヤIDをゲーム支援装置102に送信する。決済処理部168は、料金テーブル160を参照してゲームの利用料金を特定する。決済要求部158は選択されたクレジットカードに対応する決済装置114に決済を要求する。決済受信部184は、決済装置114から決済の結果を示す決済可否通知を受信する。
プレイ許可部162は決済に成功したときにはゲーム装置110のゲーム実行を許可し、決済に失敗したときには許可しない。また、ゲーム実行にともなって特典条件が成立したときには、特典設定部176はプレイヤに対して特典を設定する。あるいは、特典設定部176は決済装置114に特典条件成立を通知することにより、決済装置114が特典を設定してもよい。このように、特典はゲーム会社が運営するゲーム支援装置102により提供される場合もあれば、クレジットカード会社が運営する決済装置114により提供される場合もある。
なお、決済方法は、上記に限らずICカードにチャージする方式でもよい。たとえば、プレイヤはゲーム装置110または中継装置112においてICカードを設定し、クレジットカードから所定額、たとえば、5,000円をチャージしてもよい。この場合にも、ゲーム装置110、携帯端末104または中継装置112に支払手段選択画面186を表示させ、プレイヤは複数のクレジットカードのいずれかを選択してもよい。チャージ残高がなくなるまでにゲームについて設定された特典条件が成立したときには、プレイヤには特典が付与される。
決済処理部168はあらかじめ与信枠を設定し、未決済利用額が与信枠を超えるときにまとめて決済を実行してもよい。たとえば、3,000円の与信枠が設定されたとき、プレイヤは3,000円までは無料でゲームをプレイできる。そして、未決済利用額が3,000円を超えるときに支払手段選択画面186を表示させてもよい。このとき、プレイヤは支払手段選択画面186から未決済利用額(累計額)を支払うクレジットカードを選択してもよい。与信枠を超えるまでにゲームについて設定された特典条件が成立したときには、プレイヤには特典が付与される。
以上、実施形態に基づいてゲームシステム100を説明した。
本実施形態によれば、プレイヤは支払手段選択画面186において保有する複数のクレジットカードをまとめて確認できる。多数枚のクレジットカードを利用しているプレイヤであっても、自分がどのクレジットカードを使えるのかを支払手段選択画面186にてまとめて確認できる。
ゲームセンターにおいてクレジットカードによる電子決済が普及していくにつれて、クレジットカード会社はさまざまな特典を提案するかもしれない。しかし、プレイヤは多くのクレジットカードを保有するほど、どのクレジットカードを使うのが自分に有利なのかがわかりにくくなると考えられる。ゲームシステム100によれば、保有するクレジットカードを一覧表示するだけでなく、プレイヤに有利なクレジットカードが示されるため、プレイヤは複数のクレジットカードを上手に使いこなすことができる。また、クレジットカード会社も、支払手段選択画面186において上位に表示されれば、自社のクレジットカードを選んでもらいやすくなる。
また、利用金額に基づいて特典を付与するだけでなく、ゲームのプレイ履歴に基づくサービスも提供可能である。これは、クレジットカード会社とゲーム会社の協業という新しいビジネスを生み出す可能性がある。たとえば、クレジットカード会社がゲーム会社の運営費や開発費の一部を負担し、ゲーム会社はこれを原資としてアイテムや特別なステージなどのデジタルコンテンツを開発し、プレイヤに提供してもよい。クレジットカードでゲームをプレイする方がゲームを有利に進めることができれば、ゲーム業界におけるクレジットカードの普及にも寄与する。ゲームシステム100により、プレイヤだけではなく、ゲーム会社やクレジットカード会社にも恩恵が施されると考えられる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
携帯端末104とゲーム支援装置102、中継装置112およびゲーム装置110によりゲームシステム100が構成されるとして説明したが、ゲーム支援装置102の機能の一部はゲーム装置110や中継装置112により実現されてもよいし、ゲーム装置110や中継装置112の機能の一部がゲーム支援装置102に割り当てられてもよい。また、ゲーム支援装置102やゲーム装置110、中継装置112以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。
図2において説明したゲーム装置110、中継装置112およびゲーム支援装置102の各機能の集合体は大局的には1つの「情報処理装置」として把握することも可能である。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力やゲームシステム100に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
支払手段選択画面186は、ゲーム装置110や携帯端末104のほか、表示機能を備える専用端末、たとえば、ディスプレイを有するカード媒体に表示されてもよい。また、中継装置112(ターミナル)がゲーム支援装置102の機能を備えてもよいし、ゲーム支援装置102が支払手段選択画面186を表示させてもよい。
本実施形態においては、プレイヤは支払手段選択画面186の推奨情報を参照しつつクレジットカードを自ら選択するとして説明した。変形例として、決済処理部168はクレジットカードの評価結果にしたがって支払手段を自動的に選択してもよい。また、支払手段報知部166は、支払手段選択画面186においてプレイヤが保有していないクレジットカードの広告情報を表示してもよい。たとえば、未契約のクレジットカードによって得られる特典を広告表示してもよい。
特典は、モノではなく情報であってもよい。たとえば、ゲームXのボスキャラクタの弱点など攻略のヒントが特典として提供されてもよい。
支払手段選択画面186においては、特典以外にもさまざまな情報が表示されてもよい。たとえば、キャンペーンなどのお知らせなど広告情報が表示されてもよい。
特典として付与されるポイントの量はゲームによって、あるいは、店舗によって換算率が異なってもよい。たとえば、RカードでゲームXをプレイするときには、1,000円分のプレイで500ポイントが付与され、ゲームYをプレイするときには、800円分のプレイで500ポイントが付与されるとしてもよい。この場合には、ゲームXをプレイするときよりも、ゲームYをプレイするときの方がRカードの評価は高くなる。一方、VカードでゲームXをプレイするときには800円分のプレイで500ポイントが付与され、ゲームYをプレイするときには1,000円分のプレイで500ポイントが付与されるとする。この場合には、ゲームXをプレイするときにはVカードが高評価となり、ゲームYをプレイするときにはRカードが高評価となる。特典評価部174は、ゲームごとに各クレジットカードが設定する特典条件に基づいて、クレジットカードを評価してもよい。
与信枠には、ゲーム枠が設定されてもよい。たとえば、10,000円の与信枠に対して9,500円のゲーム枠を設定したときには、9,500円までゲームで使用可能とし、ゲームだけで10,000円分の与信枠を使い切らないようにできる。ゲーム装置110のユーザインタフェース処理部116は、与信枠およびゲーム枠の双方または一方を設定する「与信枠設定部」を備えてもよい。与信枠設定部からの入力にしたがって、決済処理部168は与信枠およびゲーム枠の双方または一方を設定してもよい。このような制御方法によれば、ゲームに夢中になってしまって食事代や電車賃などの必要経費まで使ってしまうのを事前に防止できる。上記の例でいえば、500円分の残金を確保できる。ゲーム装置110からに限らず、携帯端末104からゲーム支援装置102の決済処理部168に対して与信枠またはゲーム枠の設定を指示してもよい。
与信枠とゲーム枠は、ゲームごとに設定できてもよい。たとえば、ゲームXについてはゲーム枠として3,000円を設定し、ゲームYについてはゲーム枠として2,000円を設定してもよい。この場合には、ゲームXに所持金を投入しすぎて、ゲームYをプレイできなくなる、ということがなくなるため、所持金を計画的に使うことができる。同様にして、与信枠およびゲーム枠を店舗やゲームメーカーを対象として設定してもよい。
特典評価部174は、使用中のクレジットカードにおいていずれかの特典条件が満たされたとき、複数のクレジットカードの再評価を行ってもよい。そして、リスト送信部156はあらためてリスト情報を送信し、プレイヤにクレジットカードを再選択する機会を与えてもよい。
プレイヤが1種類しかクレジットカードを保有していないときには、支払手段報知部166は支払手段選択画面186を画面表示させることなく、決済処理部168は唯一のカードを対象として決済処理を実行してもよい。
本実施形態においては、ゲーム支援装置102が利用料金の決済を代行している。ゲーム支援装置102が徴収した利用料金は各店舗108の売上として配賦される。変形例として、ゲーム支援装置102が徴収した利用料金の一部をゲーム支援装置102の運営費に充ててもよい。たとえば、ゲーム装置110のメーカーがゲーム支援装置102を運営する場合には、利用料金の一部を自らの収益とする代わりにゲーム装置110の筐体価格を抑制してもよい。このような料金徴収方法によれば、店舗108はゲーム装置110を導入するときの固定費を抑制できる。ゲーム装置110が人気ゲームとなれば運営費を支払いが多くなり、不人気であれば運営費の支払いが少なくなる。ゲーム装置110の売上は、ゲームがヒットするか否かによって大きく変化する。この売上のリスクをゲーム支援装置102の運営者が引き受けることにより、店舗108は新型のゲーム装置110を導入しやすくなる。
ゲーム装置110が入力情報をゲーム支援装置102に送信するとき、中継装置112は店舗IDを送信してもよい。また、料金テーブル160においては、ゲームごとに限らず、店舗108ごとに利用料金を設定してもよい。たとえば、同一のゲームであっても、最新のゲーム装置110を導入したばかりの店舗108においては利用料金を高めに設定し、古いゲーム装置110に対しては利用料金を抑制して設定してもよい。あるいは、天候不順時の集客力を高めるため、天候不順地域に位置する店舗108の利用料金を一括して抑制することも可能である。
本実施形態においては、アーケードゲームを対象として説明した。しかし、ゲームシステム100は、家庭用ゲーム機やスマートフォン、パーソナルコンピュータなどを対象として実現されてもよい。
本発明は、ゲーム以外への応用も可能である。ゲーム支援装置102は、ゲーム支援に限らず、決済支援装置として構成されることも可能である。たとえば、コンビニエンスストアなどの小売店における決済のほか博物館や雀荘、美術館、映画館などの施設利用費、競馬、競輪、カジノ、パチンコなどの公営賭博における賭け金などにおいても、決済支援装置は、複数のクレジットカードを支払手段選択画面186にて一覧表示させてもよい。また、このときにはクレジットカードごとの特典を示してもよい。
100 ゲームシステム、102 ゲーム支援装置、104 携帯端末、106 インターネット、108 店舗、110 ゲーム装置、112 中継装置、114 決済装置、116 ユーザインタフェース処理部、118 通信部、120 データ処理部、122 データ格納部、124 入力部、126 出力部、128 ID検出部、130 生体情報取得部、132 支払手段入力部、134 支払手段表示部、136 プレイ情報送信部、138 ID送信部、140 決済要求部、142 生体情報送信部、144 ゲーム実行部、146 通信部、148 データ処理部、150 データ格納部、152 プレイ情報受信部、154 ID受信部、156 リスト送信部、158 決済要求部、160 料金テーブル、162 プレイ許可部、164 生体情報受信部、166 支払手段報知部、168 決済処理部、170 認証部、172 特典処理部、174 特典評価部、176 特典設定部、178 支払手段情報、180 特典情報、182 達成度情報、184 決済受信部、186 支払手段選択画面

Claims (8)

  1. ゲーム装置と通信ネットワークを介して接続され、
    前記ゲーム装置のプレイヤから、プレイヤIDを受信するID受信部と、
    前記プレイヤIDに対応づけられ、現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を生成し、前記リスト情報を画面表示させる支払手段報知部と、
    前記リスト情報において選択された支払手段による決済要求を受信する決済要求受信部と、
    前記選択された支払手段に対応する決済装置に決済を要求することにより、前記ゲーム装置の利用料金の決済を実行する決済処理部と、
    前記ゲーム装置から、前記プレイヤのプレイ結果を受信するプレイ情報受信部と、
    前記プレイ結果に応じて前記プレイヤに付与すべき特典を設定する特典設定部と、を備えることを特徴とするゲーム支援装置。
  2. 前記支払手段報知部は、前記プレイヤの携帯端末に前記リスト情報を画面表示させ、
    前記決済処理部は、前記携帯端末において選択された支払手段により利用料金の決済を実行することを特徴とする請求項1に記載のゲーム支援装置。
  3. 前記支払手段報知部は、支払手段に付随する特典を前記リスト情報に含めて画面表示させ、
    前記特典設定部は、前記選択された支払手段に付随する特典のうち付与対象となる特典を前記プレイ結果に応じて変化させることを特徴とする請求項1または2に記載のゲーム支援装置。
  4. 複数の支払手段それぞれに対応づけられる特典と、当該特典に対応付けられる特典条件との少なくともいずれか一方をあらかじめ定められた評価基準に基づいて評価する特典評価部、を更に備え、
    前記支払手段報知部は、前記評価に応じて支払手段の表示態様を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゲーム支援装置。
  5. 前記支払手段報知部は、前記プレイヤIDに対応づけられる支払手段が一つしかないときには、前記リスト情報を画面表示させず、
    前記決済処理部は、前記支払手段による決済を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゲーム支援装置。
  6. 第1のゲームを実行する第1のゲーム装置および第2のゲームを実行する第2のゲーム装置と通信ネットワークを介して接続され、
    前記第1および第2のゲーム装置のいずれかのプレイヤから、プレイヤIDを受信するID受信部と、
    前記プレイヤIDに対応づけられ、現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を生成し、前記リスト情報を画面表示させる支払手段報知部と、
    前記リスト情報において選択された支払手段による決済要求を受信する決済要求受信部と、
    前記選択された支払手段に対応する決済装置に決済を要求することにより、前記ゲーム装置の利用料金の決済を実行する決済処理部と、を備え、
    前記支払手段報知部は、第1および第2のゲーム装置のいずれのプレイヤを対象とするかに応じて、前記リスト情報に示される支払手段の表示態様を変更することを特徴とするゲーム支援装置。
  7. ゲーム装置のプレイヤから、プレイヤIDを受信する機能と、
    前記プレイヤIDに対応づけられる現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を生成し、前記リスト情報を画面表示させる機能と、
    前記プレイヤから、前記リスト情報からの支払手段の選択を受け付ける機能と、
    前記選択された支払手段に対応する決済装置に決済を要求することにより、前記ゲーム装置の利用料金の決済を実行する機能と、
    前記ゲーム装置から、前記プレイヤのプレイ結果を受信する機能と、
    前記プレイ結果に応じて前記プレイヤに付与すべき特典を設定する機能と、をコンピュータに発揮させることを特徴とするゲーム支援プログラム。
  8. 第1のゲームを実行する第1のゲーム装置および第2のゲームを実行する第2のゲーム装置のいずれかのプレイヤから、プレイヤIDを受信する機能と、
    前記プレイヤIDに対応づけられ、現金での支払とは異なる複数の支払手段のリスト情報を生成し、前記リスト情報を画面表示させる機能と、
    前記リスト情報において選択された支払手段による決済要求を受信する機能と、
    前記選択された支払手段に対応する決済装置に決済を要求することにより、前記ゲーム装置の利用料金の決済を実行する機能と、
    第1および第2のゲーム装置のいずれのプレイヤを対象とするかに応じて、前記リスト情報に示される支払手段の表示態様を変更する機能と、をコンピュータに発揮させることを特徴とするゲーム支援プログラム。
JP2017066777A 2017-03-30 2017-03-30 ゲーム支援装置およびゲーム装置 Active JP6319494B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017066777A JP6319494B1 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 ゲーム支援装置およびゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017066777A JP6319494B1 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 ゲーム支援装置およびゲーム装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018058010A Division JP2018171440A (ja) 2018-03-26 2018-03-26 ゲーム支援装置およびゲーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6319494B1 true JP6319494B1 (ja) 2018-05-09
JP2018169804A JP2018169804A (ja) 2018-11-01

Family

ID=62106153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017066777A Active JP6319494B1 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 ゲーム支援装置およびゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6319494B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7391483B2 (ja) * 2021-07-30 2023-12-05 Gmoメディア株式会社 特典付与装置、特典付与システム、特典付与方法および特典付与プログラム
JP7319562B2 (ja) 2021-10-28 2023-08-02 株式会社カプコン 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム
JP7368755B2 (ja) 2021-11-09 2023-10-25 株式会社カプコン 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078690A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Konami Digital Entertainment Co Ltd ゲームシステム及びそのコンピュータプログラム
JP2011165074A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Tokuji Kawai ゲーム用ポイント管理システム
JP2015075947A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社野村総合研究所 情報処理システム、売買支援サーバ、販売者端末および購入者端末
JP2015127885A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社Showcase Gig 店舗運営支援方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078690A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Konami Digital Entertainment Co Ltd ゲームシステム及びそのコンピュータプログラム
JP2011165074A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Tokuji Kawai ゲーム用ポイント管理システム
JP2015075947A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社野村総合研究所 情報処理システム、売買支援サーバ、販売者端末および購入者端末
JP2015127885A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社Showcase Gig 店舗運営支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018169804A (ja) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150058144A1 (en) Social Networking Data Augmented Gaming Kiosk
JP6327376B1 (ja) ゲーム支援装置
JP6876092B2 (ja) コンピュータシステム、ゲームシステム及びゲーム装置
JP7183546B2 (ja) ゲーム支援装置
KR20030032891A (ko) 비디오 게임 시스템, 비디오 게임 장치 및 비디오 게임실행 제어 방법
JP7047241B2 (ja) プログラム、情報処理装置およびシステム
JP6705101B1 (ja) プログラム及び情報処理装置
US20180181976A1 (en) Computer system for performing display control for advertisement
JP6319494B1 (ja) ゲーム支援装置およびゲーム装置
JP6206882B2 (ja) ゲームシステム、及びそれに用いられるコンピュータプログラム
TW201922326A (zh) 遊戲裝置及程式
US10593155B2 (en) Information-processing system, information-processing device, storage medium, and electronic money charging method
JP7323303B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム
JP2018171440A (ja) ゲーム支援装置およびゲーム装置
JP6509289B2 (ja) ゲームプログラム、方法、及び情報処理装置
JP2020075156A (ja) ゲームシステム、及びそれに用いられるコンピュータプログラム
JP2019017674A (ja) ゲームプログラム、方法、および情報処理装置
JP7381907B2 (ja) コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置
JP7054864B2 (ja) ゲームプログラムおよびゲームシステム
JP7082298B2 (ja) コンピュータプログラム、およびサーバ装置
JP6746658B2 (ja) コンピュータプログラム、およびサーバ装置
JP2018171437A (ja) ゲーム支援装置
JP6715540B1 (ja) ゲームシステム、ゲームシステムの制御方法、及びコンピュータプログラム
JP4845260B2 (ja) ゲーム景品支払いシステム及びゲーム景品支払い方法
JP2019130416A (ja) ゲームプログラム、方法、および情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6319494

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250