JP6319048B2 - 車両用固定窓 - Google Patents
車両用固定窓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6319048B2 JP6319048B2 JP2014222792A JP2014222792A JP6319048B2 JP 6319048 B2 JP6319048 B2 JP 6319048B2 JP 2014222792 A JP2014222792 A JP 2014222792A JP 2014222792 A JP2014222792 A JP 2014222792A JP 6319048 B2 JP6319048 B2 JP 6319048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- window panel
- panel
- adhesive
- opaque member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
この場合、従来よりも簡単な構造でありながら、樹脂ウインドウへの衝撃発生時に衝撃エネルギーを吸収することができるほか、樹脂ウインドウパネルへの衝撃発生時に、接着部側帯状部がウインドウ側帯状部に対して変位することにより、不透明部材の変形を実現することができる。また、樹脂ウインドウパネルへの衝撃発生時には接続部が破断することにより、衝撃エネルギーの一部が吸収される。従って、接続部の破断により不透明部材の変形と相まって衝撃エネルギーをより吸収することができる。
この場合、従来よりも簡単な構造でありながら、樹脂ウインドウへの衝撃発生時に衝撃エネルギーを吸収することができるほか、樹脂ウインドウパネルへの衝撃発生時に、接着部側帯状部がウインドウ側帯状部に対して変位することにより、不透明部材の変形を実現することができる。また、樹脂ウインドウパネルへの衝撃発生時に、接着部側帯状部が樹脂ウインドウパネル本体から離れるようにウインドウ側帯状部に対して変位することにより、不透明部材の変形を実現することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る車両用固定窓について図面を参照して説明する。 本実施形態は、本発明の車両用固定窓を自動車のクォータウインドウに適用した例である。図1に示すように、車両10の後部には、車両用固定窓としての開閉不能なクォータウインドウ20が設けられている。本実施形態のクォータウインドウ20には、車両10のボディ11に設けられるパネルとしてのアウタパネル12が備えられ、アウタパネル12には開口部13が形成されている。アウタパネル12には、開口部13を覆う透明な樹脂ウインドウパネル21が接着剤により固定されている。
(1)樹脂ウインドウパネル21に車室側から衝撃が加えられると、樹脂ウインドウパネル21のウインドウパネル本体22が弾性変形するとともに、不透明部材30が変形する。ウインドウパネル本体22の変形に加えて不透明部材30が変形することにより、衝撃エネルギーはウインドウパネル本体22および不透明部材30に吸収される。従って、従来よりも簡単な構造でありながら、樹脂ウインドウパネル21への衝撃発生時に衝撃エネルギーを吸収することができる。また、不透明部材30および接着部29が衝撃エネルギーの一部を吸収することにより、ウインドウパネル本体22が負担する衝撃エネルギーを軽減することができる。
次に、第2の実施形態に係るクォータウインドウについて説明する。本実施形態のクォータウインドウは、不透明部材の構成が異なる点で第1の実施形態と異なる。従って、本実施形態では、不透明部材以外の構成については第1の実施形態と同一であるため、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
次に、第3の実施形態に係るクォータウインドウについて説明する。本実施形態のクォータウインドウは、不透明部材の構成が異なる点で第1の実施形態と異なる。従って、本実施形態では、不透明部材以外の構成については第1の実施形態と同一であるため、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
さらに言うと、不透明部材70は、第1、第2の実施形態のように、ウインドウ側帯状部71と接着部側帯状部74とはウインドウパネル本体22の厚さ方向において重畳されないので、不透明部材70の厚さを小さくすることができる。また、不透明部材70の形状が簡単なので、樹脂ウインドウパネル21の射出成形時に用いる射出成形型は、第1、第2の実施形態の場合と比較すると、構造が簡単となり、製作コストを抑制することができる。
○ 上記の実施形態では、略矩形の樹脂ウインドウパネルを用いたが、樹脂ウインドウパネルの形状は特に限定されない。基本的にどのような形状の樹脂ウインドウに対しても適用可能である。
○ 上記の実施形態では、接着剤としてウレタン樹脂系接着剤を用いたが、接着剤は樹脂ウインドウパネルとパネルとの接着に適した接着剤であれば、特に限定されない。接着剤としては、例えば、ブチルゴム系粘着剤やエポキシ樹脂系接着剤を用いてもよい。特に、樹脂ウインドウへの衝撃発生時に変形可能な接着剤が好ましい。
○ 上記の実施形態では、ウインドウパネル本体の全周にわたって、本発明に係るウインドウ側帯状部および接着側帯状部を備える不透明部材を形成するようにしたがこの限りではない。例えば、ウインドウパネル本体の全周ではなく、一部にのみについて本発明に係るウインドウ側帯状部および接着側帯状部を備える不透明部材を形成し、残りの部位については公知の不透明部材を形成するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、樹脂ウインドウパネルへの衝撃発生時に、接着剤は変形のみするとしたが、この限りではない。例えば、樹脂ウインドウパネルが脱落しない程度の部分的な破断は許容される。接着剤の部分的な破断は、衝撃エネルギーの一部を吸収することができる。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、不透明部材に接続部を設けるようにしたが、接続部は必須の構成ではなく、接続部材が形成されない不透明部材を用いてもよい。
13 開口部
20 クォータウインドウ
21 樹脂ウインドウ
22 ウインドウパネル本体
29 接着部
30、50、70 不透明部材
35、51、71 ウインドウ側帯状部
40、56、74 接着部側帯状部
45、61 接続部
74 面(接着側面としての)
75 面(当接面としての)
Claims (3)
- 車両のドア又はボディに設けられ、開口部を備えるパネルと、
前記開口部を覆って前記パネルに固定される樹脂ウインドウパネルと、を備え、
前記樹脂ウインドウパネルは、透明なウインドウパネル本体と、前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成された不透明部材と、を備え、
前記不透明部材と前記パネルとの間に介在され、接着剤により形成される接着部を備える車両用固定窓において、
前記不透明部材は、
前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成されるウインドウ側帯状部と、
前記ウインドウ側帯状部から前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿うように延在し、前記接着部に接着される帯状の接着部側帯状部と、を備え、
前記接着部側帯状部は、前記樹脂ウインドウパネルの厚さ方向において前記ウインドウ側帯状部と重畳する位置に設けられ、前記ウインドウ側帯状部に対して前記樹脂ウインドウパネルの厚さ方向に変位可能であることを特徴とする車両用固定窓。 - 車両のドア又はボディに設けられ、開口部を備えるパネルと、
前記開口部を覆って前記パネルに固定される樹脂ウインドウパネルと、を備え、
前記樹脂ウインドウパネルは、透明なウインドウパネル本体と、前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成された不透明部材と、を備え、
前記不透明部材と前記パネルとの間に介在され、接着剤により形成される接着部を備える車両用固定窓において、
前記不透明部材は、
前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成されるウインドウ側帯状部と、
前記ウインドウ側帯状部から前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿うように延在し、前記接着部に接着される帯状の接着部側帯状部と、前記樹脂ウインドウパネルの厚さ方向において、前記ウインドウ側帯状部と前記接着部側帯状部との間を接続する接続部と、を備え、
前記接着部側帯状部は、前記ウインドウ側帯状部に対して前記樹脂ウインドウパネルの厚さ方向に変位可能であり、
前記接続部は、前記不透明部材の変形により破断することを特徴とする車両用固定窓。 - 車両のドア又はボディに設けられ、開口部を備えるパネルと、
前記開口部を覆って前記パネルに固定される樹脂ウインドウパネルと、を備え、
前記樹脂ウインドウパネルは、透明なウインドウパネル本体と、前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成された不透明部材と、を備え、
前記不透明部材と前記パネルとの間に介在され、接着剤により形成される接着部を備える車両用固定窓において、
前記不透明部材は、
前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿って一体形成されるウインドウ側帯状部と、
前記ウインドウ側帯状部から前記ウインドウパネル本体の外周縁に沿うように延在し、前記接着部に接着される帯状の接着部側帯状部と、を備え、
前記接着部側帯状部は、前記接着部に固定される接着部側面と、
前記接着部側面の反対側の面であって、前記ウインドウパネル本体と接離可能な当接面と、を有し、
前記ウインドウ側帯状部および前記接着部側帯状部は、前記樹脂ウインドウパネルの厚さ方向において互いに重畳しないように、前記ウインドウパネル本体に沿って形成されていることを特徴とする車両用固定窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014222792A JP6319048B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 車両用固定窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014222792A JP6319048B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 車両用固定窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016088194A JP2016088194A (ja) | 2016-05-23 |
JP6319048B2 true JP6319048B2 (ja) | 2018-05-09 |
Family
ID=56018171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014222792A Active JP6319048B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 車両用固定窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6319048B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2215296A1 (de) * | 1972-03-29 | 1973-10-11 | Martin Schatta | Fahrzeugfrontscheibe als schutz- und auffangvorrichtung |
JPS5346650Y2 (ja) * | 1974-11-02 | 1978-11-08 | ||
JP3511452B2 (ja) * | 1997-09-26 | 2004-03-29 | 旭硝子株式会社 | 樹脂製ウインドウ構造 |
JP2012171392A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Kojima Press Industry Co Ltd | 自動車用樹脂ガラス |
-
2014
- 2014-10-31 JP JP2014222792A patent/JP6319048B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016088194A (ja) | 2016-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4720449B2 (ja) | 自動車のフロントピラー周辺の内装材の取付け構造 | |
US8424905B2 (en) | Interior trim assembly for a motor vehicle and motor vehicle | |
US9278617B2 (en) | Solar battery mounting structure for vehicle | |
JP2017114410A (ja) | 車両用ピラー構造 | |
US20160068115A1 (en) | Front pillar garnish | |
US8807637B2 (en) | Angled front hood sealing assembly | |
WO2013035591A1 (ja) | ピラートリム取付用クリップ | |
KR100986476B1 (ko) | 차량용 내부 트림 | |
JP4609174B2 (ja) | 自動車のドア構造 | |
JP2012111268A (ja) | カウルトップカバー | |
JP6319048B2 (ja) | 車両用固定窓 | |
JP5375657B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
KR101637675B1 (ko) | 보행자용 에어백 구조 | |
JP2004009965A (ja) | 車両のウインドシールド取付構造 | |
JP2012153196A (ja) | 自動車のピラーガーニッシュ構造 | |
JP6252440B2 (ja) | 車両用固定窓 | |
JP4291722B2 (ja) | カウルトップカバー | |
TWI534030B (zh) | 車輛的罩頂結構 | |
US20130140798A1 (en) | Ageing-resistant mounting for inflatable airbag module | |
JP5691835B2 (ja) | ピラーガーニッシュの取付構造 | |
JP3173271B2 (ja) | 自動車の車室における乗員の保護構造 | |
JP6701996B2 (ja) | カウルトップガーニッシュ固定構造 | |
US7905309B2 (en) | Support for an airbag housing of a motor vehicle | |
RU2710507C2 (ru) | Активная дверца перчаточного ящика (варианты) и внутренняя система хранения транспортного средства | |
JP5284995B2 (ja) | 車両用ヘッドライニング、およびそれを含む内装構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170919 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180319 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6319048 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |