JP6318809B2 - トランス及び電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、トランス及び電源回路に関する。
磁路を形成する1つの中脚と、その中脚から少なくとも2つに分岐した側脚とからなるコアと、コアの中脚に設けた一次巻線と、側脚の少なくとも一方に設けた二次巻線とを有するトランスが知られている(特許文献1参照)。
特開2008−166624号公報
二次巻線を側脚に設けると、二次巻線を中脚に設ける場合に比べて、二次巻線を通過する磁束が少なくなり、二次巻線に発生する電圧を低くすることができる。しかし、二次巻線に発生する電圧をさらに低くしたいとの要望がある。
本発明の目的は、二次巻線に低電圧を発生させることができるトランス及び電源回路を提供することである。
トランスは、磁路を形成する第1の脚部と前記第1の脚部の磁路から分岐される第2の脚部及び第3の脚部とを有するコアと、前記コアの第1の脚部に設けられる一次巻線と、前記コアの第1の脚部に設けられる第1の二次巻線と、前記コアの第2の脚部を通過する磁束のうちの一部の磁束が通過するように、前記コアの第2の脚部に設けられる第2の二次巻線とを有し、前記コアの第2の脚部の一部は、空間を介して磁路を形成し、前記第2の二次巻線は、前記空間を通っている
第2の二次巻線には第2の脚部を通過する磁束のうちの一部の磁束が通過するので、第2の二次巻線に低電圧を発生させることができる。
図1は、本実施形態による交流(AC)−直流(DC)電源回路の構成例を示す図である。 図2は、トランジスタのスイッチング周波数及び一次巻線のインダクタンスの関係を示すグラフである。 図3(A)及び(B)は、トランスの構成例を示す図である。 図4(A)は図3(A)の側面図であり、図4(B)は図4(A)のB−B線に沿った断面図である。 図5は、交流(AC)−直流(DC)電源回路の構成例を示す図である。 図6は、トランスの構成例を示す図である。 図7は、コアに設ける第1の貫通孔の位置を示す図である。 図8(A)及び(B)は、第1の貫通孔の製造方法を説明するための図である。 図9は、本実施形態によるトランスの他の構成例を示す図である。 図10は、本実施形態によるトランスの他の構成例を示す図である。
図1は、本実施形態による交流(AC)−直流(DC)電源回路120の構成例を示す図である。電源回路120は、電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)フィルタ102、整流回路103、トランス104、nチャネル電界効果トランジスタ(第1のスイッチ)109、制御回路110、抵抗111、第2のスイッチ112、ダイオード113,115、容量114,116、及び降圧回路117を有する。トランス104は、一次巻線105、第1の二次巻線106、第2の二次巻線107、及びコア108を有する。電界効果トランジスタ109は、窒化ガリウム(GaN)の高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)が好ましいが、MOS電界効果トランジスタでもよい。HEMTは、高耐圧及び高速スイッチングの利点がある。電源回路120は、交流電源101から入力した交流電圧を直流電圧V1に変換し、変換した直流電圧V1をコンピュータ121に電源電圧として供給する。コンピュータ121は、パーソナルコンピュータ又はサーバ等である。なお、電源回路120は、コンピュータ121以外の電子機器に直流電圧V1を供給してもよい。
交流電源101は、家庭用コンセント等の商用電源であり、例えば100〜240Vの交流電圧を電源回路120の入力端子IN1及びIN2間に供給する。EMIフィルタ102は、交流電源101及び整流回路103間に接続され、入力端子IN1及びIN2間の交流電圧に対してローパスフィルタリングすることにより、スイッチングノイズ等のノイズを除去するローパスフィルタである。整流回路103は、EMIフィルタ102により出力される交流電圧を全波整流し、全波整流した電圧を出力ノードN1及びグランド電位ノード間に出力する。
一次巻線105は、ノードN1及びトランジスタ109のドレイン間に接続される。トランジスタ109は、ゲートが制御回路110に接続され、ソースがグランド電位ノードに接続される。第1の二次巻線106は、ダイオード113のアノード及び出力端子OUT2間に接続される。ダイオード113のカソードは、出力端子OUT1に接続される。容量114は、出力端子OUT1及びOUT2間に接続される。第2の二次巻線107は、ダイオード115のアノード及びグランド電位ノード間に接続される。ダイオード115のカソードは、ノードN2に接続される。容量116は、ノードN2及びグランド電位ノード間に接続される。
トランス104は、整流回路103により出力される一次巻線105の電圧を変圧し、変圧した電圧を第1の二次巻線106及び第2の二次巻線107に出力する。具体的には、一次巻線105に電圧が印加されると、第1の二次巻線106及び第2の二次巻線107には一次巻線105の電圧より低い電圧が発生する。また、第2の二次巻線107に発生する電圧は、第1の二次巻線106に発生する電圧より低い電圧である。その理由は、後に、図3(A)、(B)及び図4(A)、(B)を参照しながら説明する。
ダイオード113及び容量114は、第1の平滑化回路であり、トランス104の第1の二次巻線106の電圧を平滑化し、平滑化した電圧を出力端子OUT1及びOUT2間に出力する。出力端子OUT1及びOUT2間の電圧V1は、例えば19Vの直流電圧であり、コンピュータ121に電源電圧として供給される。
ダイオード115及び容量116は、第2の平滑化回路であり、トランス104の第2の二次巻線107の電圧を平滑化し、平滑化した電圧をノードN2に出力する。ノードN2の電圧V2は、例えば5Vである。
降圧回路117は、ノードN2の電圧V2のリップルを低減し、ノードN3を介して、制御回路110に電源電圧V3を供給する。電源電圧V3は、例えば5Vである。降圧回路117は、リップルを低減するものであるため、消費電力は小さい。なお、ノードN2の電圧V2のリップルが小さい場合には、降圧回路117を削除し、ノードN2をノードN3に接続してもよい。
トランジスタ109のゲートには、高周波数パルスのゲート電圧V4が入力される。制御回路110は、電源電圧V3の供給を受け、出力端子OUT1の電圧V1に応じて、トランジスタ(第1のスイッチ)109のゲート電圧(制御信号)V4のパルス幅を制御する。具体的には、制御回路110は、電圧V1が目標値(例えば19V)より低ければゲート電圧V4のパルス幅を広くし、電圧V1が目標値(例えば19V)より高ければゲート電圧V4のパルス幅を狭くする。これにより、出力端子OUT1の電圧V1を目標値(例えば19V)の一定電圧に維持することができる。
なお、電源回路120を交流電源101に接続した直後は、ノードN2に電圧が発生していないので、制御回路110は、降圧回路117から電源電圧V3の供給を受けることができない。そこで、電源回路120を交流電源101に接続後の一定期間は、第2のスイッチ112をオンさせ、制御回路110は、抵抗111を介してノードN1から電源電圧V3の供給を受ける。上記の一定期間後、ノードN2に電圧が発生しているので、第2のスイッチ112をオフさせ、制御回路110は、上記のように、降圧回路117から電源電圧V3の供給を受ける。
上記のように、制御回路110は、5Vの電源電圧V3の供給を受けて動作する。出力端子OUT1の電圧V1は、19Vであるため、制御回路110が出力端子OUT1から電源電圧の供給を受けるには、19Vから5Vへ降圧するための降圧回路が別途、必要になり、その降圧回路での消費電力が大きくなってしまう課題が存在する。また、第2の二次巻線107の巻数が1回であっても、ノードN2に19Vの電圧V2が発生する場合がある。その場合も、19Vから5Vへ降圧するための降圧回路が別途、必要になり、その降圧回路での消費電力が大きくなってしまう課題が存在する。そこで、本実施形態では、第2の二次巻線107により発生する電圧V2が第1の二次巻線106により発生する電圧V1より低くするためのトランス104を設ける。
図2は、図1のトランジスタ109のスイッチング周波数及び一次巻線105のインダクタンスの関係を示すグラフである。トランジスタ109は、ゲート電圧V4がハイレベルの時にはオンし、ゲート電圧V4がローレベルの時にはオフする。一次巻線105に流れる電流ΔIpは、次式で表される。ここで、Viは整流回路103の入力電圧、Tはトランジスタ109のスイッチング周期、Dはゲート電圧V4のディーティ比、L1は一次巻線105のインダクタンス、fはトランジスタ109のスイッチング周波数、Nは(一次巻線105の巻数)/(二次巻線106の巻数)の巻数比である。
ΔIp=Vi×T×D/L1=Vi×D/(L1×f)
L1=Vi×D/(ΔIp×f)=AL×N2
N=√(L1/AL)
図2は、出力端子OUT1に流れる電流が10A、二次巻線106に流れる電流ΔIsが1A、巻数比Nが5、一次巻線105の電流ΔIp=ΔIs/N=0.2Aの場合のグラフを示す。例えば、一次巻線105の巻数は5であり、二次巻線106及び107の巻数はそれぞれ1である。上式及びグラフに示すように、トランジスタ109のスイッチング周波数fを高くするほど、一次巻線105のインダクタンスL1を小さくすることができる。また、上式のように、一次巻線105のインダクタンスL1が小さくなるほど、巻数比Nが小さくなり、一次巻線105の巻数を少なくすることができる。その結果、トランス104を小型化及び低コスト化することができる。
図3(A)は、本実施形態によるトランス104の構成例を示す図である。トランス104は、一次巻線105、第1の二次巻線106、第2の二次巻線107及びコア108を有する。コア108には、第1の貫通孔301が設けられる。コア108は、フェライト等の磁性材料であり、第1のコア部108d及び第2のコア部108eを接合することにより形成される。
図4(A)は図3(A)の側面図であり、図4(B)は図4(A)のB−B線に沿った断面図である。コア108は、磁束φの磁路を形成する第1の脚部108aと第1の脚部108aの磁路から分岐される第2の脚部108b及び第3の脚部108cとを有する。第2の脚部108bには磁束φ/2の磁路が形成され、第3の脚部108cにも磁束φ/2の磁路が形成される。一次巻線105は、コア108の第1の脚部108aに巻かれる。第1の二次巻線106も、コア108の第1の脚部108aに巻かれる。第2の二次巻線107は、第2の脚部108bの第1の貫通孔301を通り、第2の脚部108bの一部に巻かれる。
第2の脚部108bの長さは、Lである。第2の二次巻線107が巻かれる第2の脚部108bの領域の長さは、Laである。第2の脚部108bの幅は、Wである。第2の脚部108bの全体の断面積Ssは、Ss=L×Wである。第2の二次巻線107が巻かれる第2の脚部108bの領域の断面積Saは、Sa=La×Wである。したがって、断面積Sa及びSsは、次式の関係を有する。
Sa=Ss×La/L
第1の脚部108aを通過する磁束はφである。第2の脚部108bの断面積Ssを通過する磁束φsはφ/2である。これに対し、第2の脚部108bの断面積Saを通過する磁束φaは、次式で表され、磁束φsより少ない。
φa=φs×La/L=(φ/2)×(La/L)
一次巻線105の電圧E1及び第2の二次巻線107の電圧E2は、ファラデーの法則より、次式で表される。ここで、N1は一次巻線105の巻数、N2は第2の二次巻線107の巻数である。
E1=−N1×dφ/dt
E2=−N2×dφa/dt
=(N2/N1)×(La/L)×(E1/2)
以上のように、第2の二次巻線107は、コア108の第2の脚部108bを通過する磁束φsのうちの一部の磁束φaが通過するように、コア108の第2の脚部108bに設けられる。長さLaを調整することにより、第2の二次巻線107の電圧E2を変えることができる。
図1において、仮に、二次巻線106及び107を第1の脚部108aにそれぞれ巻数を1回にして巻いた場合、出力端子OUT1及びノードN2にそれぞれ19Vの電圧が生じる。その場合、図5に示すように、5Vの電源電圧V3を生成するために、19Vの電圧V2を5Vの電源電圧V3に降圧するための降圧回路501が必要になる。降圧回路501は、消費電力が大きく、5V/19V=0.26=26%の低効率になってしまう。
図3(B)は、第2の二次巻線107を第2の脚部108bの全体に巻いた場合のトランス104を示す図である。この場合、La=Lとなり、第2の二次巻線107の電圧E2は、次式で表される。
E2=(N2/N1)×(E1/2)
この場合、二次巻線106及び107の巻数が同じであれば、ノードN2の電圧V2は、次式で表される。
V2=V1/2
=19V/2
=9.5V
この場合も、5Vの電源電圧V3を生成するために、9.5Vの電圧V2を5Vの電源電圧V3に降圧するための降圧回路501が必要になる。降圧回路501は、消費電力が大きく、5V/9.5V=0.53=53%の低効率になってしまう。
本実施形態(図3(A))のトランス104を用いれば、長さLaを調整することにより、ノードN2の電圧V2を5Vにすることができる。ノードN2の電圧V2は、電源電圧V3と同じ5Vであるので、降圧回路501が不要になり、低消費電力化及び低コスト化することができる。
図6は、トランス104の構成例を示す図である。コア108は、第1のコア部108d及び108eを有する。多層プリント基板601は、複数層のプリント基板が重ね合わせられている。各層のプリント基板上には、インダクタンスパターン602が配線されている。各層のプリント基板は、ビアホール603を有する。各層のプリント基板は、ビアホール603を介して、複数層のプリント基板上のインダクタンスパターン602を相互に電気的に接続することができる。多層プリント基板602のインダクタンスパターン601は、一次巻線105及び第1の二次巻線106に対応する。なお、第2の二次巻線107は、導電線(銅線)で形成される。第1のコア部108d及び第2のコア部108eの第1の脚部108aは、多層プリント基板601の孔を介して、接合される。
なお、一次巻線105及び第1の二次巻線106は、多層プリント基板601を用いず、導電線(銅線)として、コア108の第1の脚部108aに巻いてもよい。ただし、図6のように、多層プリント基板601を用いることにより、以下の利点を有する。第1に、多層プリント基板601は薄いので、トランス104の高さを低くすることができる。第2に、プリント基板の工程を利用し、容易に製作することができる。第3に、体積に対する表面積の比が大きく、放熱上有利になる。第4に、プリント基板の層間キャパシタを予測することができるので、設計が容易である。
図7は、コア108に設ける第1の貫通孔301の位置を示す図である。第1の貫通孔301は、第1の脚部108aを除き、磁束φ/2の磁路である脚部108b又は108cの上面、側面又は下面に設けることができる。
図8(A)及び(B)は、第1の貫通孔301の製造方法を説明するための図である。図8(A)に示すように、第2のコア部108eの第2の脚部108bには、第2の凹部301aが設けられる。同様に、第1のコア部108dの第2の脚部108bには、第1の凹部301aが設けられる。図8(B)に示すように、コア108は、第1のコア部108d及び第2のコア部108eを接合することにより形成される。第1のコア部108d及び第2のコア部108eの接合部において、第1のコア部108dの第1の凹部301a及び第2のコア部108eの第2の凹部301aにより第1の貫通孔301が形成される。コア部108d及び108eに凹部301aを設けることにより、第1の貫通孔301を簡単に形成することができ、第1の貫通孔301のための孔あけ工程が不要になる。
図9は、本実施形態によるトランス104の他の構成例を示す図である。図9は、図8(A)に対して、第2の脚部108bの凹部301aの他、第3の脚部108cの凹部301aが設けられている点が異なる。第2のコア部108eでは、第2の脚部108bに第3の凹部301aが設けられ、第3の脚部108cに第4の凹部301aが設けられる。同様に、第1のコア部108dでは、第2の脚部108bに第1の凹部301aが設けられ、第3の脚部108cに第2の凹部301aが設けられる。コア108は、第1のコア部108d及び第2のコア部108eを接合することにより形成される。すなわち、第1のコア部108dは、第2のコア部108eに対して、上下対称に配置される。
第1のコア部108d及び第2のコア部108eの接合部において、第1のコア部108dの第2の脚部108bの第1の凹部301a及び第2のコア部108eの第2の脚部108bの第3の凹部301aにより、第2の脚部108bに第1の貫通孔301が形成される。また、第1のコア部108d及び第2のコア部108eの接合部において、第1のコア部108dの第3の脚部108cの第2の凹部301a及び第2のコア部108eの第3の脚部108cの第4の凹部301aにより、第3の脚部108cに第2の貫通孔301が形成される。
第2の脚部108bの第1の貫通孔301には第2の二次巻線107が通され、第3の脚部108cの第2の貫通孔301には第2の二次巻線107が通されない。第2の脚部108b及び第3の脚部108cの両方に貫通孔301を形成することにより、コア108の両側の脚部108b及び108cの磁路のバランスをとることができる。
図10は、本実施形態によるトランス104の他の構成例を示す図である。図10のトランス104は、図3(A)のトランス104に対して、第1の貫通孔301の代わりに、間隔1002の空間1001が設けられる。以下、図10が図3(A)と異なる点を説明する。空間1001は、コア108の磁束の飽和を防止するために設けられる。第1のコア部108dの第2の脚部108bと第2のコア部108eの第2の脚部108bの間には、間隔1002の空間1001が設けられる。また、第1のコア部108dの第3の脚部108cと第2のコア部108eの第3の脚部108cの間にも、間隔1002の空間1001が設けられる。コア108の第2の脚部108bの一部は、空間1001を介して磁路を形成する。同様に、コア108の第3の脚部108cの一部も、空間1001を介して磁路を形成する。第2の二次巻線107は、空間1001を通り、図3(A)と同様に、長さLaの位置に配置される。第2の二次巻線107が空間1001を通るようにすることにより、図3(A)の貫通孔301の形成工程が不要になる。
図3(A)及び図10に示すように、第2の二次巻線107は、コア108の第2の脚部108bを通過する磁束φsのうちの一部の磁束φaが通過するように、コア108の第2の脚部108bに設けられる。第2の二次巻線107には第2の脚部108bを通過する磁束φsのうちの一部の磁束φaが通過するので、第2の二次巻線107に低電圧を発生させることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 交流電源
102 EMIフィルタ
103 整流回路
104 トランス
105 一次巻線
106 第1の二次巻線
107 第2の二次巻線
108 コア
108a 第1の脚部
108b 第2の脚部
108c 第3の脚部
108d 第1のコア部
108e 第2のコア部
109 nチャネル電界効果トランジスタ(第1のスイッチ)
110 制御回路
111 抵抗
112 第2のスイッチ
113,115 ダイオード
114,116 容量
117 降圧回路
120 電源回路
121 コンピュータ
301 貫通孔

Claims (5)

  1. 磁路を形成する第1の脚部と前記第1の脚部の磁路から分岐される第2の脚部及び第3の脚部とを有するコアと、
    前記コアの第1の脚部に設けられる一次巻線と、
    前記コアの第1の脚部に設けられる第1の二次巻線と、
    前記コアの第2の脚部を通過する磁束のうちの一部の磁束が通過するように、前記コアの第2の脚部に設けられる第2の二次巻線とを有し、
    前記コアの第2の脚部の一部は、空間を介して磁路を形成し、
    前記第2の二次巻線は、前記空間を通っていることを特徴とするトランス。
  2. 前記一次巻線及び前記第1の二次巻線は、それぞれ、プリント基板上に配線されたインダクタンスパターンを有することを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 交流電圧を整流する整流回路と、
    一次巻線、第1の二次巻線及び第2の二次巻線を含み、前記整流回路の出力電圧を変圧するトランスと、
    前記トランスの第1の二次巻線の電圧を平滑化する第1の平滑化回路と、
    前記トランスの第2の二次巻線の電圧を平滑化する第2の平滑化回路と、
    前記トランスの一次巻線及び前記整流回路間に接続される第1のスイッチと、
    前記第2の平滑化回路から電源電圧の供給を受け、前記第1の平滑回路の出力電圧に応じて、前記第1のスイッチの制御信号のパルス幅を制御する制御回路とを有し、
    前記トランスは、磁路を形成する第1の脚部と前記第1の脚部の磁路から分岐される第2の脚部及び第3の脚部とを有するコアを有し、
    前記一次巻線は、前記コアの第1の脚部に設けられ、
    前記第1の二次巻線は、前記コアの第1の脚部に設けられ、
    前記第2の二次巻線は、前記コアの第2の脚部に設けられ、前記コアの第2の脚部を通過する磁束のうちの一部の磁束が通過するように設けられ
    前記コアの第2の脚部の一部は、空間を介して磁路を形成し、
    前記第2の二次巻線は、前記空間を通っていることを特徴とする電源回路。
  4. さらに、前記整流回路の出力ノード及び前記制御回路間に直列に接続される抵抗及び第2のスイッチを有することを特徴とする請求項記載の電源回路。
  5. さらに、前記第2の平滑化回路の出力電圧のリップルを低減して、前記制御回路の前記電源電圧を供給する降圧回路を有することを特徴とする請求項又は記載の電源回路。
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